JPH08195531A - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JPH08195531A
JPH08195531A JP651995A JP651995A JPH08195531A JP H08195531 A JPH08195531 A JP H08195531A JP 651995 A JP651995 A JP 651995A JP 651995 A JP651995 A JP 651995A JP H08195531 A JPH08195531 A JP H08195531A
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JP651995A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Ikeda
輝幸 池田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網点のような連続する白の中の少なくとも1
つの黒ドットが明瞭に解像でき、また連続する黒の中の
白抜けがつぶれることのない駆動回路の提供。 【構成】 黒ドットを表す黒ドットレベル部及び白ドッ
トを表す白ドットレベル部を有するビデオ信号VIDE
Oに応答して、レーザダイオード101を駆動する駆動
電流を発生する駆動回路において、ビデオ信号の黒ドッ
トレベル部に応答してメイン光量レベルを持つメイン電
流Im を発生するトランジスタTR1と、ビデオ信号の
黒ドットレベル部の始端に応答して、少なくとも1つの
黒ドット分の期間、メイン光量レベルより小さくかつメ
イン光量レベルに対して所定の比率のサブ光量レベルを
持つサブ電流Isを発生するトランジスタTR2とを、有
し、トランジスタTR1の出力電流にトランジスタTR
2の出力電流を加算し、加算した電流を駆動電流として
レーザダイオード101に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ビーム発生源から光ビ
ームを出射して感光体に画像を記録する電子写真式の記
録装置に用いられる前記光ビーム発生源の駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子式の記録装置、例え
ばレーザビームプリンタ等に採用される光ビーム発生源
にはレーザビームを出射する半導体レーザダイオードが
使用されるものが実用化されている。このようなレーザ
ビームプリンタは、解像度が300dpiから400d
pi以上の高解像度へ移行されてきており、600dp
iでSET(sharp Edge Technolo
gy)処理機能(斜め線でのエッジ補正を行いギザギザ
を見えなくする処理)を持つことで1200dpi相当
の高解像度性能が得られるプリンタが実現してきてい
る。また、印字する画像面で見ると文字だけの状態から
高度な図形や写真等の絵が出力対象となってきている。
【0003】このようなことから、印字性能としては、
単に黒及び白の部分だけでなく、農淡を表示できること
が電子写真方式のプリンタ装置の性能として要求されて
きている。
【0004】上記写真等の画像を形成するには、図4の
(a)、(b)、及び(c)に示すようなドットの集ま
り状態をパターン化し、このパターンを選択することで
濃淡を表す網点による手法と、主走査方向にレーザダイ
オードの光量を直接変化させて濃淡を現す手法がある
が、本発明は、前者のドットパターンを利用した網点に
よる方法での画像形成に関する。
【0005】光ビーム発生源としての半導体レーザダイ
オードは、駆動電流と光量(発光パワー)の関係が温度
によって大きく影響を受けるため、光量を一定に保つた
めのAPC(オートマチックパワーコントロール)回路
を付加して、ビデオ信号で変調(ON/OFF)できる
レーザ電流駆動方法としている。
【0006】図5は、レーザビームプリンタの従来の駆
動回路を示したもので、エンジン制御部CPU501
は、レーザダイオード502を印字範囲外で点灯させる
ための強制点灯信号LDONを発生し、レーザダイオー
ド502に直列に挿入されたスイッチング回路503を
ONさせる。この時、エンジン制御CPU501はレー
ザダイオード502に付加されたモニター用のフォトダ
イオード504による光量モニタ信号LDPOWをA/
D変換回路505でA/D変換し、A/D変換結果が規
定値(設定された光量値に相当する電圧値)となるよう
にD/A変換回路506によりレーザ電流コントロール
信号LDCONTを出す。LDCONT信号を得た定電
流回路507はLDCONT信号レベルに応じた電流と
なるように設定され、これがスイッチング回路503を
通じてレーザダイオード502に流れることで、一定の
光量が得られるものである。
【0007】このように一定の光量に保たれた状態で、
強制点灯信号LDONとのORをとるORゲート508
のもう一方の入力に、印字範囲内のタイミングでビデオ
信号VIDEOを与えればスイッチング回路503がビ
デオ信号で動作し、設定された光量での発光がスイッチ
ングされ、感光体ドラム面(図示せず)に出射され、光
の画像として形成されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図5の従
来の駆動回路では、レーザ光量の設定が1レベルに設定
されてから主走査方向にスキャンされるため、主走査方
向に光量を変化させることはできない。このため網点を
形成する図4に示したドットパターンのうち図4(a)
のような連続する白の中の1ドット黒の光量も、図4
(d)のような連続する黒の中の1ドット白抜けとなる
黒の部分の光量も同じにしかできない。
【0009】このようなことから、1ドットが忠実に出
るように光量を設定する(1ドットのため光量を強めに
しておかないとならない)と、連続する黒の部分では光
量が強すぎてしまい、1ドットの白抜けがつぶれてしま
う(1ドットの白抜け部分が黒に侵食されてしまう)。
この結果、網点をきれいに出そうとすると黒ベタの中の
白抜けが出せないことになり、反対に黒ベタの中の白抜
けを出そうとすると網点が薄くなりすぎてしまうことに
なる。このことから、網点に重点を置くか、白抜け部分
に重点を置くかのどちらかにしかならないのが従来の問
題点があった。
【0010】特開平4−127770号公報には、レー
ザダイオードの駆動電流を2つの値に制御する駆動回路
が開示されている。しかしながら、この駆動回路は、2
つの設定されたレベルで別の2つのビデオ信号により記
録可能にしたものであり、ドットの連続性を自己判断し
てレーザ電流を変化させることはできない。したがっ
て、この駆動回路では、連続する白の中の1ドット黒の
光量(レーザ電流レベル)と、連続する黒の中の白が存
在する場合の黒部分の光量(レーザ電流レベル)とを異
ならせるには、2つのビデオ信号を格納するメモリーが
必要になり、コスト高となる。
【0011】本発明の課題は、網点のような連続する白
の中の少なくとも1つの黒ドットがはっきりと解像で
き、また連続する黒の中の白抜けがつぶれることのな
い、高品位な濃淡記録を簡単な構成で行うことができる
駆動回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光ビー
ム発生源を有する電子写真式記録装置に用いられ、黒ド
ットを表す黒ドットレベル部及び白ドットを表す白ドッ
トレベル部を有するビデオ信号に応答して駆動電流を発
生し、この駆動電流を前記光ビーム発生源に供給し、こ
の光ビーム発生源に光ビームを発生させる駆動回路にお
いて、前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル部に応答し
てメイン光量レベルを持つメイン電流を発生するメイン
電流発生手段と、前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル
部の始端に応答して、少なくとも1つの黒ドット分の期
間、サブ光量レベルを持つサブ電流を発生するサブ電流
発生手段と、前記メイン電流発生手段及び前記サブ電流
発生手段に接続され、前記メイン電流発生手段の出力電
流に前記サブ電流発生手段の出力電流を加算し、加算し
た電流を前記駆動電流として前記光ビーム発生源に送出
する加算手段とを、有することを特徴とする駆動回路が
得られる。
【0013】更に本発明によれば、光ビーム発生源を有
する電子写真式記録装置に用いられ、黒ドットを表す黒
ドットレベル部及び白ドットを表す白ドットレベル部を
有するビデオ信号に応答して駆動電流を発生し、この駆
動電流を前記光ビーム発生源に供給し、この光ビーム発
生源に光ビームを発生させる駆動回路において、前記ビ
デオ信号の前記黒ドットレベル部に応答してメイン光量
レベルを持つメイン電流を発生するメイン電流発生手段
と、前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル部のうち、当
該黒ドットレベル部の始端から、少なくとも1つの黒ド
ット分の期間を除いた残りの期間に、前記メイン光量レ
ベルより小さくかつ前記メイン光量レベルに対して所定
の比率のサブ光量レベルを持つサブ電流を発生するサブ
電流発生手段と、前記メイン電流発生手段及び前記サブ
電流発生手段に接続され、前記メイン電流発生手段の出
力電流から前記サブ電流発生手段の出力電流を減算し、
減算した電流を前記駆動電流として前記光ビーム発生源
に送出する減算手段とを、有することを特徴とする駆動
回路が得られる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例による駆動回
路を示している。この駆動回路においては、レーザダイ
オード101は、メインのスイッチングトランジスタT
R1と電流増加用のスイッチングトランジスタTR2と
の並列接続回路と、シリーズ抵抗R1とを、介して、電
源Vccに接続されている。また、レーザダイオード10
1から出射される光量をモニタするフォトダイオード1
02には、この感度を調整するための抵抗R2及びVR
1を通して電源Vccが接続される。さらに、この光量モ
ニタ出力PDは、ノイズフィルタとしての抵抗R3及び
コンデンサC1を通してマイクロコンピュータ103内
のA/Dコンバータ104にVpdとして接続される。
【0016】レーザダイオード101に流す電流を制御
するメインのスイッチングトランジスタTR1には、D
/Aコンバータ105からの光量制御電圧Vm が抵抗R
4を介して与えられると共に、強制点灯信号LDONと
ビデオ信号VIDEOのORをとるORゲート106の
出力でスイッチングトランジスタTR1のベース電圧を
クランプするトランジスタTR3が接続されている。
【0017】一方、電流増加用のスイッチングトランジ
スタTR2には、D/Aコンバータ105の出力Vm を
抵抗R5と抵抗R6で分圧した出力が抵抗R7を通して
与えられ、この電圧をクランプするためのトランジスタ
TR4が接続されている。さらに、このトランジスタT
R4には、ORゲート106からのビデオ信号の立ち下
がりエッジに同期して所定のパルス幅を出力するモノス
テーブルマルチバイブレータ107が接続され、コンデ
ンサC2と抵抗R8によって設定された時間だけトラン
ジスタTR4がOFFするように構成されている。
【0018】このような構成をとることによって、強制
点灯信号LDONが有効となった期間のマイクロコンピ
ュータ103が光量モニタ値VpdをA/Dコンバータ1
04で読みとり、この光量値に応じて出力したD/Aコ
ンバータ105からの制御電圧Vm によってメインのス
イッチングトランジスタTR1のコレクタ−エミッタ間
に電流が流れ、これがレーザダイオードのメイン電流と
なって流れることで、光量が制御されることになる。
【0019】図2は、図1に示した回路の動作を説明す
るタイムチャートである。以下、図1の動作を図2も参
照して説明する。ビデオ信号VIDEOは、Lレベルと
なる時が黒(印字のドットが形成されるところ)であ
り、Hレベルとなる時が白となるようにしている。即
ち、ビデオ信号VIDEOは、黒ドットを表す黒ドット
レベル部(Lレベル部)及び白ドットを表す白ドットレ
ベル部(Hレベル部)を有する。ここで、この駆動回路
は、すでに、従来の駆動回路と同様にして、強制点灯期
間中に強制点灯信号LDONによって光量が所定レベル
に設定完了している状態であるとする。なお、この強制
点灯信号LDONは、黒ドットレベル部(Lレベル部)
に対応するレベルを連続的に有している。
【0020】まず、ビデオ信号VIDEOがLレベルと
なるとトランジスタTR3はOFFとなり、メインのス
イッチングトランジスタTR1のベース入力がクランプ
状態が解除され、ベースには強制点灯期間に制御した光
量の制御電圧Vm がそのまま加わるため、メインのスイ
ッチングトランジスタTR1を通してメイン光量レベル
を持つメインの電流Im が流れる。
【0021】またビデオ信号VIDEOがLレベルとな
る立ち下がりエッジ(即ち、これは黒ドットレベル部
(Lレベル部)の始端であって、例えば、図中のa点で
ある。)では、モノステーブルマルチバイブレータ10
7がトリガされ、モノステーブルマルチバイブレータ1
07の出力からC2とR8で設定した時間のパルスが発
生する。このモノステーブルマルチバイブレータ107
の出力はトランジスタTR4をOFFするので、電流増
加用のスイッチングトランジスタTR2のベースのクラ
ンプは解除され、分圧抵抗R5とR6で設定された電圧
が加わる。このため、電流増加用のスイッチングトラン
ジスタTR2を通してサブの電流Is が流れる。サブの
電流Is は、前記メイン光量レベルより小さくかつ前記
メイン光量レベルに対して所定の比率のサブ光量レベル
を持つ。
【0022】モノステーブルマルチバイブレータ107
のパルス幅設定のC2とR8をビデオ信号VIDEOの
1ドット分としておけば、図2のbの部分ではビデオ信
号VIDEOがLレベルであるが、モノステーブルマル
チバイブレータ107の出力がHレベルへ戻るためトラ
ンジスタTR4はONして電流増加用のスイッチングト
ランジスタTR2のベース入力をクランプすることにな
り、電流増加用のスイッチングトランジスタTR2を通
した電流Is は流れなくなる。
【0023】次に、ビデオ信号VIDEOがHレベルと
なるとトランジスタTR3がONしメインのスイッチン
グトランジスタTR1のベース入力がクランプされてし
まうため、メインのスイッチングトランジスタTR1か
らの電流Im は流れなくなる。またモノステーブルマル
チバイブレータ107もLレベルからHレベルに変化す
る点(図2のc点)ではパルスを発生しないため電流増
加用のスイッチングトランジスタからの電流Is も流れ
ない。
【0024】このような動作により、ビデオ信号VID
EOが1ドット分だけの場合と、連続するLレベルの最
初の1ドット分だけの期間では、レーザダイオードの電
流IL としては、IL =Im +Is の電流が流れ、連続
するLレベルの最初の1ドット分を除いた期間では、レ
ーザダイオードの電流IL は、IL =Im の電流とな
る。
【0025】この結果、網点を形成するような連続する
白の中の1ドット黒のレーザダイオード電流は所定の光
量レベル(強制点灯時に制御された電流)より増加した
電流となり、1ドットの黒は強調される。一方、連続す
る黒の中の1ドット白抜け部分では、白抜けとなる直前
の電流が所定の光量レベルに低下しているため、白抜け
の次にくる1ドットの強調電流があっても、この白抜け
部分がつぶれてしまうことはなく、網点も白抜けも両立
でき、高品位の濃淡記録が可能となる。
【0026】なお、本実施例では、電流増加信号の発生
にモノステーブルマルチバイブレータ107を用いてい
るが、ビデオ信号に同期をとれる回路としては、ビデオ
クロックとフリップフロップを用いて温度変化に影響さ
れない回路とすることは、公知の技術によって容易にで
きる。また電流増加用のパルス幅を1ドットとしたが、
電子写真の心臓部であるOPCの特性を考慮して、1ド
ット以上として設定することも可能である。また、反対
に斜め線の処理機能である上述のSET(1ドット以下
のパルス幅をビデオ信号として出力する)を有効にする
ためには、モノステーブルマルチバイブレータ107の
出力とトランジスタTR4との間にロジック回路を挿入
し、電流増加のための信号がビデオ信号のパルス幅より
広くならないようにすることは容易にできる。この場合
にも、SET処理によって細くなったドットの部分では
増加電流となるため、レーザ光量は強調され、小さなド
ットもはっきりとドット形成されることになる。
【0027】図3は、本発明の第2の実施例による駆動
回路を示しており、メインのスイッチングトランジスタ
TR5と電流減少用のスイッチングトランジスタTR6
で構成したものである。レーザダイオード301は、メ
インのスイッチングトランジスタTR5と電流減少用の
スイッチングトランジスタTR6との接続点に接続して
おり、メインのスイッチングトランジスタTR5からの
メイン光量レベルを持つメインの電流Im から電流減少
用のスイッチングトランジスタTR6によるサブ光量レ
ベルを持つサブの電流Is を差し引くことでレーザダイ
オードの電流IL が通常の電流となるようにしている。
なお、サブの電流Is は、メインの電流Im のメイン光
量レベルより小さくかつメイン光量レベルに対して所定
の比率のサブ光量レベルを持つ。
【0028】この場合にも光量制御方法は同じで、強制
点灯期間中(LDONが有効)に光量をモニタするフォ
トダイオード302の出力PD値をA/Dコンバータ3
03で変換し、この変換結果に応じてD/Aコンバータ
304から電流を制御するレベルVm を発生させるが、
この実施例の場合には、メイン光量レベルを所定の光量
レベルより増加した光量となるように設定しておく。
【0029】このような構成をとることによって、ビデ
オ信号VIDEOにより、トランジスタTR7がOFF
し、設定されたVm による電流がメインのスイッチング
トランジスタTR5を通じて流れる。また、ビデオ信号
VIDEOの立ち下がりエッジによってモノステーブル
マルチバイブレータ305からC1とR1で設定された
期間だけパルスが発生し、このパルスは、電流減少用の
スイッチングトランジスタTR6をOFFする方向に発
生するので、電流Is が流れなくなり、レーザダイオー
ドの電流IL は、IL =Im となる。しかし、C1とR
1で設定された期間外では、電流減少用のスイッチング
トランジスタTR6がONしているため、レーザダイオ
ードの電流IL は、IL =Im −Is となる。したがっ
て、この時の電流Im −Is の光量が所定の光量となる
ようにしておけば、連続した白の中の1ドット黒の光量
は、増加した光量となり、連続した黒の部分では通常の
低い光量となる。
【0030】この結果、本実施例の場合にも網点を形成
するような連続する白の中の1ドット黒のレーザダイオ
ード電流は所定の光量レベル(強制点灯時に制御された
電流)より増加した電流となり、1ドットの黒は強調さ
れる。一方、連続する黒の中の1ドット白抜け部分で
は、白抜けとなる直前の電流が所定の光量レベルに低下
しているため、白抜けの次にくる1ドットの強調電流が
あっても、この白抜け部分がつぶれてしまうことはな
く、網点も白抜けも両立でき、高品位の濃淡記録が可能
となる。
【0031】なお、本実施例の場合も、電流増加信号の
発生に用いたモノステーブルマルチバイブレータ305
は、ビデオ信号に同期をとれる回路として制限されるも
のでなく、ビデオクロックとフリップフロップを用いて
温度変化に影響されない回路とすることは、公知の技術
によって容易にできる。また電流増加用のパルス幅も1
ドットで制限されるものでなく、電子写真の心臓部であ
るOPCの特性に合わせて、1ドット以上としても良
く、また、反対に斜め線の処理機能であるSETを有効
にするためのロジック回路を挿入し、電流増加期間がビ
デオ信号のパルス幅より広くならないようにすることは
容易にできる。
【0032】また、図1の場合も図3の場合もレーザダ
イオードをカソードコモンタイプで示したが、アノード
コモンタイプでもトランジスタをNPNからPNPに変
更することが可能となり、回路構成としては容易な変換
で実現でき、この場合にも前記同様の効果が得られるこ
とは明らかである。さらに、マイクロコンピュータ内の
A/D,D/Aコンバータを用いているが、それぞれ外
部のA/D,D/Aコンバータでも何等問題ないことは
容易に理解できる。また、この時の電流を設定している
D/AコンバータもD/Aのみに限定されることはな
く、パルスのデューティー比を制御することで、制御電
圧を作るようなPWM/DCコンバータとしても得られ
る効果は同じである。さらに、これらのトランジスタは
FETとしても制約を受けるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
駆動回路では、網点のような連続する白の中の1ドット
及び1ドット以下の小さなドット形成には、光ビーム発
生源への供給電流は強調される大きな電流となり、網点
がはっきりと解像でき、また連続する黒の中の白抜け
は、黒の部分の電流が小さくなるので、白抜けがつぶれ
てしまうようなことはない。このように本発明によれ
ば、簡単な構成で高品位な濃淡記録を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による駆動回路のブロッ
ク図。
【図2】図1の回路の動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【図3】本発明の第2の実施例による駆動回路のブロッ
ク図。
【図4】図形や写真を出力するための濃淡を形成するド
ットパターン例を示した図。
【図5】従来の駆動回路のブロック図。
【符号の説明】
101 レーザダイオード 102 フォトダイオード 103 マイクロコンピュータ 104 A/Dコンバータ 105 D/Aコンバータ 106 ORゲート 107 モノステーブルマルチバイブレータ TR1 トランジスタ TR2 トランジスタ TR3 トランジスタ TR4 トランジスタ 301 レーザダイオード 302 フォトダイオード 303 A/Dコンバータ 304 D/Aコンバータ 305 モノステーブルマルチバイブレータ TR5 トランジスタ TR6 トランジスタ TR7 トランジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビーム発生源を有する電子写真式記録
    装置に用いられ、黒ドットを表す黒ドットレベル部及び
    白ドットを表す白ドットレベル部を有するビデオ信号に
    応答して駆動電流を発生し、この駆動電流を前記光ビー
    ム発生源に供給し、この光ビーム発生源に光ビームを発
    生させる駆動回路において、 前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル部に応答してメイ
    ン光量レベルを持つメイン電流を発生するメイン電流発
    生手段と、 前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル部の始端に応答し
    て、少なくとも1つの黒ドット分の期間、サブ光量レベ
    ルを持つサブ電流を発生するサブ電流発生手段と、 前記メイン電流発生手段及び前記サブ電流発生手段に接
    続され、前記メイン電流発生手段の出力電流に前記サブ
    電流発生手段の出力電流を加算し、加算した電流を前記
    駆動電流として前記光ビーム発生源に送出する加算手段
    とを、有することを特徴とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記駆動回路は、 前記黒ドットレベル部に対応するレベルを連続的に有す
    る強制点灯信号を前記ビデオ信号の代りに前記メイン電
    流発生手段のみに供給し、前記加算手段に、前記メイン
    電流発生手段の出力電流のみを前記駆動電流として前記
    光ビーム発生源に送出させる供給手段と、 前記メイン電流発生手段の出力電流のみを前記駆動電流
    として受けた前記光ビーム発生源が発生した光ビームの
    光量を検知光量として検知する検知手段と、 この検知光量に基いて前記メイン電流の前記メイン光量
    レベルを決定するメイン光量レベル決定手段とを、更に
    有することを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記サブ電流発生手段は、前記ビデオ信
    号の前記黒ドットレベル部の始端に応答して、前記少な
    くとも1つの黒ドット分の期間、前記メイン光量レベル
    より小さくかつ前記メイン光量レベルに対して所定の比
    率の前記サブ光量レベルを持つ前記サブ電流を発生する
    ものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆
    動回路。
  4. 【請求項4】 前記サブ電流の前記サブ光量レベルが前
    記メイン電流の前記メイン光量レベルの分圧によって決
    定されることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記光ビーム発生源がレーザダイオード
    であることを特徴とする請求項1〜4のいづれかに記載
    の駆動回路。
  6. 【請求項6】 光ビーム発生源を有する電子写真式記録
    装置に用いられ、黒ドットを表す黒ドットレベル部及び
    白ドットを表す白ドットレベル部を有するビデオ信号に
    応答して駆動電流を発生し、この駆動電流を前記光ビー
    ム発生源に供給し、この光ビーム発生源に光ビームを発
    生させる駆動回路において、 前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル部に応答してメイ
    ン光量レベルを持つメイン電流を発生するメイン電流発
    生手段と、 前記ビデオ信号の前記黒ドットレベル部のうち、当該黒
    ドットレベル部の始端から、少なくとも1つの黒ドット
    分の期間を除いた残りの期間に、前記メイン光量レベル
    より小さくかつ前記メイン光量レベルに対して所定の比
    率のサブ光量レベルを持つサブ電流を発生するサブ電流
    発生手段と、 前記メイン電流発生手段及び前記サブ電流発生手段に接
    続され、前記メイン電流発生手段の出力電流から前記サ
    ブ電流発生手段の出力電流を減算し、減算した電流を前
    記駆動電流として前記光ビーム発生源に送出する減算手
    段とを、有することを特徴とする駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記駆動回路は、 前記黒ドットレベル部に対応するレベルを連続的に有す
    る強制点灯信号を前記ビデオ信号の代りに前記メイン電
    流発生手段のみに供給し、前記減算手段に、前記メイン
    電流発生手段の出力電流のみを前記駆動電流として前記
    光ビーム発生源に送出させる供給手段と、 前記メイン電流発生手段の出力電流のみを前記駆動電流
    として受けた前記光ビーム発生源が発生した光ビームの
    光量を検知光量として検知する検知手段と、 この検知光量に基いて前記メイン電流の前記メイン光量
    レベルを決定するメイン光量レベル決定手段とを、更に
    有することを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記光ビーム発生源がレーザダイオード
    であることを特徴とする請求項6又は7に記載の駆動回
    路。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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