JPH08194814A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH08194814A
JPH08194814A JP7006348A JP634895A JPH08194814A JP H08194814 A JPH08194814 A JP H08194814A JP 7006348 A JP7006348 A JP 7006348A JP 634895 A JP634895 A JP 634895A JP H08194814 A JPH08194814 A JP H08194814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dots
image data
change
dot
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7006348A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Tagawa
昌俊 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7006348A priority Critical patent/JPH08194814A/ja
Publication of JPH08194814A publication Critical patent/JPH08194814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 特別なハードウエアを用いず、コストアップ
することなく、かつ、高速に回転させる。 【構成】 画像データの変化を検出する変化点検出手
段、及び所定角度回転された画像データを記憶するバッ
ファメモリを備え、検出された変化を該変化の方向に所
定の単位分だけバッファメモリに書込む。画像データを
主走査方向にスキャンしながら、1ライン毎に、副走査
方向に隣接するドットの状態に変化があるかを判別し、
変化がある場合にのみ、そのドットの状態で、それ以降
のバッファメモリにおけるドットを所定の単位分だけ塗
りつぶしていく。この結果、所定の角度で回転されたイ
メージデータが格納されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的に読み取った
画像に種々の編集処理を施して出力する画像処理装置に
係り、特に、ビットマップに展開されたイメージデー
タ、または圧縮してコード化されたデータを回転させた
イメージデータを作成する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば複写機やFAXなどの
画像処理装置では、イメージデータを出力する場合に、
出力する用紙の向きが上記イメージデータの向きと異な
る場合、イメージデータを90度または270度回転し
て出力するものが知られている。例えば、特別なハード
ウエアを持たずに、イメージデータを90度または27
0度回転する方法として、以下の方法が用いられてい
る。
【0003】(1)第1の回転方法は、まず、イメージ
データを初期化(「0」)しておき、次に、元データか
ら黒部分(「1」)のみの位置を調べ、該黒部分の回転
後の位置におけるイメージデータのドットを黒
(「1」)とする。この回転処理は、元データの黒部分
の全ドットに対して、1ドットずつ行われる。 (2)第2の回転方法は、まず、イメージデータを横二
等分、縦二等分の計四等分に分割し、次に、該四分割し
たイメージデータの第1象限のデータを第2象限へ移動
させ、第2象限のデータを第3象限へ、第3象限のデー
タを第4象限へ、さらに、第4象限のデータを第1象限
へ移動させる。さらに、分割移動された各々の象限にお
けるイメージデータを四分割して同様の移動処理を行
う。この移動処理は、ビット単位での移動に至るまで繰
り返し行われる。 (3)第3の回転方法は、例えば、特開平5−1204
19号公報に記載されているように、基本的に、上述し
た第2の回転方法を用いている。しかしながら、ビット
単位での移動まで繰り返さず、特定単位(ブロック)に
達したところで、一括して変換を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像処理装置における第1の回転方法では、イ
メージデータに黒部分が少ない場合には、高速に回転処
理できるが、黒部分が多くなるほど、回転処理に要する
時間が長くなり、最終的な回転後のイメージデータを得
るまでの時間が遅くなるという問題があった。また、上
述した第2の回転方法では、イメージデータによって回
転処理に要する時間の差はないものの、1ビットずつ処
理を行うため、回転処理に要する時間が長くなり、最終
的な回転後のイメージデータを得るまでの時間が遅くな
るという問題があった。
【0005】また、上述した第3の回転方法では、第2
の回転方法よりは速いものの、メモリへの分割移動を繰
り返すため、メモリアクセス回数が多くなり、結局、最
終的な回転後のイメージデータを得るまでの時間が遅く
なるという問題があった。また、一般には、回転処理の
ために、専用のハードウエアを用いる画像処理装置もあ
るが、コストアップにつながるという問題があった。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、特別なハードウエアを用いることなく、どのよ
うなイメージデータでも高速に回転させることができる
画像処理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、画像データの変化
を検出する変化点検出手段と、所定の角度だけ回転され
た前記画像データが記憶される記憶手段と、前記変化点
検出手段によって検出された変化を、該変化の方向に所
定の単位分だけ前記記憶手段に書き込む書込手段とを具
備することを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明では、画像デー
タの所定の領域に含まれる変化数を計数する計数手段
と、前記計数手段によって計数された変化数に基づいて
前記書込手段による前記記憶手段への書き込みを実行す
るか否かを判断する判断手段とを具備することを特徴と
する。
【0009】
【作用】この発明によれば、画像データの変化が変化点
検出手段によって検出された場合にのみ、その変化が書
込手段によって該変化の方向に所定の単位分だけ記憶手
段に書き込まれる。これにより、特別なハードウエアを
用いることなく、どのようなイメージデータに対して
も、高速に回転させることが可能となる。
【0010】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。 A.実施例の構成 図1は本発明の実施例による画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。図において、1は、例えば、ネット
ワーク上のコンピュータ等のホスト装置であり、所定の
フォーマットで印字データをホストインターフェース2
へ供給する。印字データは、実際に印字処理を行うため
の文字コードや、図形、イメージ等のデータ、印字位
置、大きさ等を指定する印字データと、印字機構部に対
する制御データとからなる。制御データとは、例えば給
紙モードの切り換え制御を指定するようなデータであ
る。ホストインターフェース2は、シリアル、セントロ
ニクス、ネット等の各種インターフェースを介して供給
される上記印字データを受信し、マイクロプロセッサ3
へ供給する。マイクロプロセッサ3は、所定のプログラ
ムを実行し、各部を制御するとともに、特に、本実施例
では、ビットマップ展開されたイメージデータの回転を
行う。プログラムROM4には、上記プログラムが記憶
されている。メモリ5は、上記マイクロプロセッサ3の
ワーキングエリアとして用いられる。
【0011】次に、DMA(Direct Memory Access)コ
ントローラ6は、マイクロプロセッサ5を介さずに、メ
モリ間でイメージデータを高速転送する。ページメモリ
7には、上記ホストインターフェース2によって受信さ
れ、ビットマップ展開されたイメージデータ(文字、図
形、イメージ等)が1ページ分格納される。バッファメ
モリ8には、ページメモリ7に展開されたビットマップ
データの回転後のデータが格納される。ビットアドレス
指定部9は、バッファメモリ8に格納されている回転後
のビットマップデータを、順次、シリアルデータとして
出力するために、ビットマップデータの読み出しアドレ
スを生成し、パラレルシリアル変換器10へ供給する。
パラレルシリアル変換器10は、上記読み出しアドレス
に従って、バッファメモリ8から回転後のビットマップ
データを読み出して、シリアルデータに変換し、印字部
11へ出力する。印字部11は、レーザ出力部や、感光
体、レーザ光によりビットマップデータに対応した潜像
を感光体上に形成する光学系、用紙トレイから用紙を搬
送する搬送部、光学系により形成された潜像に塗布され
たトナーを上記用紙に転写する転写部等からなる。
【0012】B.実施例の動作 次に、上述した実施例の動作について説明する。ここ
で、図2および図3は本実施例の動作を説明するための
フローチャートであり、図4は本実施例によるビットマ
ップデータの回転処理を説明するための模式図である。
【0013】B−1.メインルーチン まず、図2に示すステップS1において、ホストインタ
ーフェース2を介して受信し、ページメモリ7に展開さ
れた画像データがイメージデータ(文字、図形、イメー
ジ等)か、圧縮符号化コードであるかを、そのコードを
解読して判断する。そして、イメージデータである場合
には、ステップS1からステップS2へ進む。ステップ
S2では、ページメモリ7を1ライン分走査してランレ
ングス化する。ランレングス化とは、イメージデータの
ような大量のデータに対して、主走査方向(横方向)に
おける白ドットあるいは黒ドットの連続度に応じて冗長
な部分を短縮する圧縮する方法である。一方、圧縮符号
化コードである場合には、ステップS1からステップS
3へ進む。ステップS3では各符号に基づいてランレン
グスに展開する。
【0014】上述したステップS2またはステップS3
におけるランレングス化が終了すると、ステップS4へ
進む。ステップS4では、必要に応じて、他のイメージ
補正処理を行う。次に、ステップS4では、上記1ライ
ン分の回転処理を行う。この回転処理については後述す
る。1ライン分の回転処理が終了すると、ステップS6
において、1ページ分の回転処理が終了したか否かを判
断する。そして、1ページ分の回転処理が終了していな
い場合には、ステップS6における判断結果は「NO」
となり、ステップS1へ戻る。以下、イメージデータを
主走査方向に1ラインずつランレングス化、あるいは圧
縮符号化コードを主走査方向に1ラインずつランレング
ス展開しながら回転処理を行う。そして、1ページ分の
回転処理が終了すると、ステップS6における判断結果
が「YES」となり、当該画像処理を終了する。
【0015】B−2.回転処理 次に、上述した回転処理について述べる。なお、ここで
は、図4(a)に示す16×8ドットのイメージデータ
(斜線部)を270度回転する場合について説明する。
なお、図4(a)においては、縦ドット列にA〜H、横
ドット行に1〜16の符号を付け、図4(b)〜(e)
においては、縦ドット列に1〜16、横ドット行にa〜
hの符号を付けている。また、本実施例では、塗りつぶ
し単位を「8」としている。この塗りつぶし単位とは、
元となるイメージデータにおける主走査方向の1ライン
を回転させる際、回転後のイメージデータを得るために
塗りつぶし作業を行うドット数を表している。すなわ
ち、塗りつぶし単位が「8」ということは、主走査方向
の1ラインのドット状態(「黒」、「白」)に応じて、
回転後のイメージデータが格納されるバッファメモリ1
8を8ドット単位で塗りつぶすことにより、回転処理を
行うことを意味する。塗りつぶし単位としては、「8」
ドット以外にも、1度にメモリをアクセスできるビット
幅、例えば、「16」、「32」、「64」等でもよ
い。なお、図3に示すステップS10〜S14の処理
は、1ラインの各ドット毎に行われるものである。
【0016】まず、ステップS10において、上述した
図2に示すステップS2で得た1ラインがイメージデー
タの先頭行であるか否かを判断する。正確には、まず、
ドットA1が先頭行のドットであるか否かを判断する。
図4(a)に示すビットマップデータの場合、ドットA
1〜A16の16ドットが先頭行であるか判断する。こ
の場合、ドットA1は、先頭行のドットであるので、ス
テップS10における判断結果は「YES」となり、ス
テップS11へ進む。ステップS11では、対象となる
ドット列のドットイメージ(「黒」、「白」)で、バッ
ファメモリ8の主走査方向に1単位分(8ドット分)を
塗りつぶす。このとき、バッファメモリ8では、図4
(b)に示すように、下から順に、1,2,3,……,
15,16とアクセスされる。したがって、図4(a)
に示すビットマップデータの場合には、まず、ドットA
1が「白」であるので、バッファメモリ8のドット1a
〜1hの8ドットが「白」に塗りつぶされる。
【0017】次に、ステップS14へ進み、1ライン分
に対する処理(塗りつぶし)が終了したか否かを判断す
る。そして、まだ、1ライン分に対する処理が終了して
いな場合には、ステップS14における判断結果は「N
O」となり、ステップS10へ戻る。以下、ステップS
10〜S14を繰り返し実行し、1ライン分の各ドット
の状態、すなわち「黒」であるか「白」であるかに応じ
て、バッファメモリ8の主走査方向に、8ドット単位で
塗りつぶしを行う。したがって、図4(a)に示すイメ
ージデータの場合には、ドットA2〜A16のうち、ド
ットA9を除いて「白」であるので、ドット1a〜1
h、ドット2a〜2h、……、8a〜8h、10a〜1
0h、11a〜11h、……、16a〜16hは「白」
に塗りつぶされ、ドット9a〜9hが「黒」に塗りつぶ
される。上述したドットA1〜A16の1ライン分が終
了した段階では、バッファメモリ8は16回アクセスさ
れることになる。この16回のアクセスは、先頭行に対
して常に行われる。先頭行の1ライン分に対する回転処
理が終了すると、図4(b)に示すように、バッファメ
モリ8のドット9a〜9hのみが「黒」となり、他のド
ットは「白」となる。そして、ステップS14における
判断結果が「YES」となり、前述した図2に示すメイ
ンルーチンへ戻る。
【0018】メインルーチンでは、前述したように、ペ
ージメモリ7の次の1ライン分が走査されてランレング
ス化され、再度、図3に示す回転処理が実行される。し
たがって、図4に示す例では、ドットB1〜B16が回
転処理の対象となる。なお、以下の説明では、1ライン
分に対する処理としてまとめて説明する。ドットB1〜
B16のドット列は、先頭行ではないので、ステップS
10における判断結果は「NO」となり、ステップS1
2へ進む。ステップS12では、現ラインのドットと前
ラインのドットの間で変化があるか否かを判断する。す
なわち、前ラインで「黒」であったドットが「白」とな
っていないか、あるいは前ラインで「白」であったドッ
トが「黒」となっていないかを判断する。そして、現ラ
インのドットと前ラインのドットの間で変化がなけれ
ば、ステップS12における判断結果は「NO」とな
り、ステップS10へ戻る。したがって、この場合、バ
ッファメモリ8に対するアクセスは行われない。
【0019】一方、現ラインのドットと前ラインのドッ
トの間で変化があれば、ステップS12における判断結
果は「YES」となり、ステップS13へ進む。図4に
示す例では、前ラインのドットA8で「白」であったも
のが現ラインのドットB8で「黒」となっており、ま
た、前ラインのドットA10で「白」であったものが現
ラインB10で「黒」となっている。したがって、ドッ
トB8およびドットB10に対して、ステップS12に
おける判断結果は「YES」となり、ステップS13へ
進む。ステップS13では、バッファメモリ8におい
て、変化のあったドット以降のドットを塗りつぶし単位
分、そのドットで塗りつぶす。すなわち、図4(a)に
示す例では、ドットB8およびドットB10が変化して
いるので、図4(c)に示すように、ドット8b〜8
h、およびドット10a〜10hが「黒」で塗りつぶさ
れる。したがって、この場合、バッファメモリ8は、2
回、アクセスされることになる。1ライン分に対する処
理(塗りつぶし処理)が終了すると、ステップS14に
おける判断結果は「YES」となり、メインルーチンへ
戻る。
【0020】以下、同様にして、図4(a)に示すドッ
トC1〜C16(以下、C列),D1〜D16(D
列),……,G1〜G16(G列),H1〜H16(H
列)に対して順次処理される。例えば、図4(a)に示
すドットC列においては、前ラインのドットB列に対し
て変化していないので、バッファメモリ8はアクセスさ
れない。次に、ドットD列においては、ドットD3〜D
7、およびドットD11〜D15が前ラインのドットC
列に対して、「白」から「黒」に変化している。したが
って、この場合、バッファメモリ8では、図4(d)に
示すように、ドット3d〜3h,4d〜4h,5d〜5
h,6d〜6h,7d〜7h、および11d〜11h,
12d〜12h,13d〜13h,14d〜14h,1
5d〜15hが新たに「黒」で塗りつぶされる。バッフ
ァメモリ8は、10回アクセスされることになる。
【0021】次に、図4(a)に示すドットE列,F列
においては、前ラインに対して変化していないので、バ
ッファメモリ8はアクセスされない。そして、ドットG
列は、再び、前ラインであるドットF列に対して、
「黒」から「白」に変化しているので、ステップS13
において、塗りつぶしが行われる。この場合、ドットG
列に対しては、図4(e)に示すように、ドット3g〜
3h,4g〜4h,5g〜5h,6g〜6h,7g〜7
h、および11g〜11h,12g〜12h,13g〜
13h,14g〜14h,15g〜15hが「白」で塗
りつぶされる。したがって、バッファメモリ8は、10
回アクセスされることになる。この結果、最終的に、図
4(a)に示すビットマップデータは、図4(e)に示
すような、270度回転されたビットマップデータとな
る。
【0022】バッファメモリ8に格納された、回転後の
イメージデータは、ビットアドレス指定部9から供給さ
れるアドレスに従ってパラレル−シリアル変換するパラ
レルシリアル変換器10によって読み出され、印字部1
1へ供給されて印字される。上述した実施例では、27
0度回転した場合についてのみ述べたが、図5に示すよ
うに、バッファメモリ8への書き込み(塗りつぶし)の
方向、すなわち書き込みアドレスを変えれば、90度、
180度と任意の回転が行える。
【0023】前述した(2),(3)で述べた従来の画
像処理装置のように、ビット操作で行う場合には、例え
ば、図4(a)に示す16×8ドットのビットマップデ
ータに対するメモリアクセス回数は、ドット数と同じで
あるので、128回となる。また、前述した(1)で述
べた黒のドットだけを塗りつぶす従来の画像処理装置で
は、メモリクリア+黒のドット数になるので、67回と
なる(「白」に対しては、128−67=61回)。こ
れに対して、本実施例では、先頭行に基づく塗りつぶし
(16回)+変化点(22回)の塗りつぶしとなるの
で、合計38回で済むことになる。したがって、メモリ
のアクセス回数が少ない分だけ、本実施例の画像処理装
置によれば、ビットマップデータを高速に回転させるこ
とができる。
【0024】ところで、一般に、特殊なイメージデータ
を除いて、イメージ長に対する変化点数は少ない。これ
は、CCITT勧告T.6のMMR(Modified MR)圧
縮方式が、前行との変化点をコード化することにより圧
縮しているのをみても明かである。また、圧縮符号化し
たコードを回転する場合には、図2のステップS3に示
すように、元となるイメージデータを作成することな
く、直接、回転したイメージデータを作成しているの
で、バッファメモリ8は1ページ分の容量で済み、か
つ、展開動作と共通にできるので、特に、高速に処理で
きる。また、図2に示すステップS5の回転処理におい
て、単に展開すれば回転せず、逆から展開すれば180
度回転させることが容易に実現できる。
【0025】また、MMR(Modified MR)方式や、M
R(Modified Read)方式のように、前ラインとの変化
点による圧縮方式を用いたものを展開+回転する場合に
は、上述した本実施例による回転処理の実行速度がどち
らも変化点の数に比例するため、圧縮率から容易に実行
速度が予測できる。本実施例による画像処理装置では、
変化点の多いイメージデータの場合には、塗りつぶさな
ければならないドット数が増えるので、やや不向きであ
る。しかしながら、一般に、変化点が多いといっても、
画像全体に変化点があるのではなく、写真等が埋め込ま
れた特定の領域のみに限られる。そこで、所定の領域
(例えば、8×16ドット)毎に、数ラインの変化点数
および白黒のドット数を調べ、1領域当たりの変化点数
を予測し、変化点が予め設定されたしきい値より多けれ
ば他の手法、例えば従来の画像装置で行われた手法を用
いて回転を行うようにする。
【0026】この結果、同一ページ内に変化点の多い領
域があったとしても、高速に回転させることができる。
上記しきい値は、システムにより異なるが、回転処理速
度は、変化点数の増加に比例して遅くなるので、その回
転処理速度と変化点数との関係、回転処理速度と変化し
ないときだけ書き込む処理(変化点数に反比例)との関
係、回転処理速度と白ドットおよび黒ドットの埋め込み
処理(各ドット数に比例)との関係、回転処理速度とそ
の他、画像に依存しない回転速度との関係を調べてお
き、本実施例および従来の手法をも含む最も高速で回転
処理できる手法を領域毎に適用することにより、全体と
して高速に回転させることができる。しかも、1ライン
毎にランレングスを求めているので、上記情報(関係)
は容易に得ることができ、最適な回転処理を選択する際
にも大きな負担とならない。
【0027】このように、本実施例では、副走査方向に
隣接するドットの状態に変化がある場合にのみ、そのド
ットの状態で、それ以降のドットを塗りつぶし単位分だ
け塗りつぶすようにしたので、特別なハードウエアを用
いることなく、どのようなイメージデータでも、安価
に、かつ、高速に回転させることができる。また、上記
手法に適さないイメージデータであっても、所定の領域
毎に最適な手法を用いて回転させることにより、どのよ
うなイメージデータでも、特別なハードウエアを用いる
ことなく、安価に、かつ、高速に回転させることができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、特別なハードウエアを用いることによるコストアッ
プが防止でき、かつ、高速に回転させることができると
いう利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 本実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】 本実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】 本実施例によるビットマップデータの回転処
理を説明するための模式図である。
【図5】 本実施例によるビットマップデータの他の角
度での回転処理を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 ホスト装置 2 ホストインターフェース 3 マイクロプロセッサ(変化点検出手段、書込手段、
計数手段、判断手段) 4 プログラムROM 5 メモリ 6 DMAコントローラ 7 ページメモリ 8 バッファメモリ(記憶手段) 9 ビットアドレス指定部 10 パラレルシリアル変換器 11 印字部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの変化を検出する変化点検出
    手段と、 所定の角度だけ回転された前記画像データが記憶される
    記憶手段と、 前記変化点検出手段によって検出された変化を、該変化
    の方向に所定の単位分だけ前記記憶手段に書き込む書込
    手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像データの所定の領域に含まれる変化
    数を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数された変化数に基づいて前記
    書込手段による前記記憶手段への書き込みを実行するか
    否かを判断する判断手段とを具備することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
JP7006348A 1995-01-19 1995-01-19 画像処理装置 Pending JPH08194814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7006348A JPH08194814A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7006348A JPH08194814A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08194814A true JPH08194814A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11635875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7006348A Pending JPH08194814A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08194814A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0772156B1 (en) Method and apparatus for rotation of high addressability bitmap images
US5680521A (en) Printing method and apparatus
JPH0281184A (ja) 画像処理装置
JPH0352713B2 (ja)
EP0180258A1 (en) Decoder
EP0452131B1 (en) Output method and apparatus
US4475162A (en) Output device for providing information by scan
US5638463A (en) Image-data processing system
JPH08194814A (ja) 画像処理装置
JPH03112666A (ja) 出力装置及び出力方法
JP3285604B2 (ja) 画像形成装置における画質改善装置
JP2986182B2 (ja) 画像形成装置
JP4419524B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
JP3059618B2 (ja) 画像制御装置
JP3167147B2 (ja) 画像形成装置の制御回路
JPH08310057A (ja) 画像記録方法及び装置
JPH0729449B2 (ja) プリンタ制御装置
JPH02297215A (ja) 出力装置
JPH0467964A (ja) ページプリンタ印刷制御方式
JPH0584969A (ja) 画像処理方法及び装置
JPS6111844A (ja) 記録装置
JPS595343A (ja) 情報出力装置
JPS6163891A (ja) 書式回転方式
JPS6367682A (ja) 画像処理方法
JPH01237162A (ja) プリンタのインターフェイス装置