JP3285604B2 - 画像形成装置における画質改善装置 - Google Patents

画像形成装置における画質改善装置

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JP3285604B2
JP3285604B2 JP03639292A JP3639292A JP3285604B2 JP 3285604 B2 JP3285604 B2 JP 3285604B2 JP 03639292 A JP03639292 A JP 03639292A JP 3639292 A JP3639292 A JP 3639292A JP 3285604 B2 JP3285604 B2 JP 3285604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビットマップ画像デー
タを用いて画像形成を行う画像形成装置に係わり、特に
形成画像の画質を改善する画質改善装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置の1つであ
るページプリンタは、他の各種プリンタに比べ、高速で
しかも高解像度(高品質)の印刷ができ、しかもインパ
クト型のプリンタに比べ静かで騒音がほとんど無いとい
う利点がある。このページプリンタは、以前は高価格
で、装置自体も大きかったことから、主に汎用コンピュ
ータやCAD/CAM用の印字出力装置に使用されてい
たが、現在では、小型で低価格の卓上型の光プリンタも
製品化されてきており、オフィスコンピュータやパーソ
ナルコンピュータ用の印字出力装置として急速に普及し
つつある。また高印字品質なので、企業内印刷等のデス
クトップ・パブリッシング(DTP:Desk-Top Publish
ing )用の印刷装置としても、その需要が高まってい
る。
【0003】ところで、このような1ページ単位で印字
する方式のページプリンタ(レーザプリンタ、発光ダイ
オードプリンタ、液晶プリンタ等)は、現在、解像度が
240dpi(dot per inch),300dpi のものが主流であ
る。
【0004】しかしながら、240dpi や300dpi の
解像度では、図11(a)に示すように斜線等にジャギ
ー(ギザギザ)が目立ち、本来の意味での高印字品質が
得られないという欠点がある。
【0005】この欠点は、画素密度を増加させることに
より解消されるが、画素密度を増加させると、レーザプ
リンタ本体に内蔵されるぺージバッファ(ぺージメモ
リ)の容量増加とプリンタ・エンジンの高精度化(副走
査方向(紙送り方向)の位置制御をより高精度に行うた
めの感光ドラムの回転制御機構の高精度化やポリゴンミ
ラー(回転多面鏡)のより高精度な回転制御等)に伴う
コスト増に加え、下記の、のような互換性の問題が
生じる。
【0006】 現在、主流となっている300dpi 用
のビットマップフォントが使用できなくなる。 既に、広く普及している300dpi 対応の画像入力
機器(イメージ・スキャナ等)が使用できなくなる。
【0007】ところで、レーザプリンタでは、副走査方
向の画像密度を上げる、すなわち紙送り方向(感光ドラ
ムの回転方向)の画像ピッチを小さくすることは技術的
に難しく、仮に実現できたとしても、高コストになる。
一方、主走査方向の画像密度を上げることは、レーザ光
の発光を制御するタイミングパルスの周波数を高くする
ことにより可能であるため、比較的容易かつ低コストで
実現できる。
【0008】このようなレーザプリンタの特性を利用し
て、主走査方向の画素の位置決め精度を3倍(主走査方
向の順方向または逆方向に画素の位置を1/3画素分移
動させる処理を含む)にし、かつ、画素の大きさを12
段階に変えることにより、画質の向上を図る方法が提案
されている(USP4,847,641)。
【0009】この方法は、入力される画像を、印刷対象
の画素を中心位置とする予め定められた大きさ・形状の
マスクで切り出し、そのマスクを予めROM(リード・
オンリ・メモリ)に書き込まれている複数のパターン
(テンプレート)と比較し、一致するパターンがあった
場合に上記印刷対象の画素の大きさと印刷位置を修正す
る処理を、上記入力画像の全ての画素について行う方法
である。
【0010】図12に、上記方法の一例を示す。この例
では入力画像90から切り出されたサンプルウィンドウ
(SAMPLING WI-NDOW) 111が、図の右方示されたテン
プレート(TEMPLATES)110と一致することを検出する
と、サンプルウィンドウ111内の印刷対象である中央
画素111aを、テンプレート110内の対応する画素
110aのように、小さくすると共に右方向(主走査方
向の順方向側)に移動して印刷する。この結果、交差部
でのドット(画素)の潰れが軽減されている。
【0011】また、このUSP4,847,641 の方法では、
横線に近い角度の小さい斜線で発生するジャギーを低減
させるために、図11(b)に示すように、従来は所定
径の1ドットで記録したものを、上下に(副走査方向)
に2ドットに分割して印刷するようにしている。すなわ
ち、上、下の2ドットの大きさ(面積)を、本来(従
来)の1ドットの大きさよりも小さくすると共に、上、
下の各ドットの大きさを変え、かつそれら2つのドット
の重心位置が本来記録すべき斜線の中心に位置するよう
に制御して斜線を印刷出力するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記U
SP4,847,641 の方法では、水平・垂直に近い角度の直
線、曲線の場合、すなわちジャギーの発生間隔がサンプ
ルウィンドウ111のサイズよりも大きい場合、改善効
果が小さくなってしまうという問題があった。
【0013】図13に、サンプルウィンドウ111のサ
イズを変えた場合の、垂直方向に対して0度から45度
までの角度θを有する直線でのジャギーに対する主観評
価値を示す。
【0014】ここで、縦軸で示された「1」〜「5」の
主観的評価値は、それぞれ、5:ジャギー無し、4:ジ
ャギーが気にならない、3:ジャギーが気になる、2:
ジャギーが邪魔になる、1:ジャギーが非常に邪魔にな
る、ということを意味している。また、横軸は、直線の
垂直方向に対する傾斜角度である。
【0015】また、白丸で結ばれた折れ線121は原画
像の直線、黒丸で結ばれた折れ線122は5×5ドット
のサイズのサンプルウィンドウ111により補正された
直線、黒で塗りつぶした矩形で結ばれた折れ線123は
7×7ドットのサイズのサンプルウィンドウ111によ
り補正された直線、及び黒で塗りつぶした三角形で結ば
れた折れ線124は17×17ドットのサイズのサンプ
ルウィンドウ111で補正された直線を示している。
【0016】同図に示すように、サンプルウィンドウ1
11のサイズを大きくするほど、広い角度にわたって直
線のジャギーが改善されることが分かる。したがって、
水平・垂直に近い角度の直線においてもジャギーを改善
するためには、サンプルウィンドウ111のサイズを十
分に大きくする必要がある。
【0017】ここで、上記USP4,847,641 の方法を適
用してウィンドウを大きくした場合の画質改善装置の回
路ブロックの例を図14に示す。同図において、画像切
り出し部140は、特に図示していないビットマップメ
モリ(ページメモリ)から、印刷走査順に印刷対象ドッ
トが中心に位置する15×15ドットの画像ブロックを
順次切り出し、パターン一致検出部150に出力する。
【0018】パターン一致検出部150は、入力される
画像ブロックのドットパターンを検出し、その検出した
ドットパターンに対応する一致信号di (i=1,2,
・・・n)を対応する改善信号発生部160−i(i=
1,2,・・・n)に出力する。
【0019】各改善信号発生部160−1,160−
2,・・・160−nは、上記15×15ドット構成の
画像ブロックが取りうる複数の各ドットパターンに対応
して設けられており、上記画像ブロックの中心に位置す
る印刷対象の中央ドットの改善信号D1 ,D2 ,・・・
n を合成部170に出力する。
【0020】これらの改善信号Di (i=1,2,・・
・n)の形式を図16に示す。同図に示すように、改善
信号Di (i=1,2,・・・n)は、12種類のドッ
トサイズを指定する4ビットのサイズ情報と3種類のド
ット印刷位置(左方向へシフト、中央(シフトせず)、
右方向へシフト)を指定する2ビットのシフト情報の合
計6ビットから成っている。
【0021】パターン一致検出部150から一致信号d
i (i=1,2,・・・n)が加わった改善信号発生部
160−i(i=1,2,・・・n)は上記6ビットの
改善信号Di を出力し、その改善信号Di (i=1,
2,・・・n)はオア回路から成る合成部170を介し
露光用の光学系ヘッドに出力される。
【0022】次に図15に、上記パターン一致検出部1
50の詳細な回路構成を示す。同図において、ドライバ
250は、図14に示す画像切り出し部140から出力
される225(=15×15)ドットの各1ドットが入
力される225個のインバータ251−1〜251−2
25から成る。
【0023】各インバータ251−j(j=1,2,・
・・225)への入力Bj 及び各インバータ251−j
(j=1,2,・・・225)の反転出力 外1 (以
下、
【0024】
【外1】
【0025】*Bj と表記する)は、それぞれ配線 外
2 (以下、*Lj と表記する),配
【0026】
【外2】
【0027】線Lj (j=1,2,・・・225)に出
力される。また、前記画像ブロックのドットパターン検
出用の前記テンプレート110の数「k」に等しい個数
の多入力アンド回路252−1,252−2,252−
3,・・・252−kが設けられており、それらのアン
ド回路252−1,252−2,・・・252−kの複
数の入力信号線は、前記450本の配線 外3 (
【0028】
【外3】
【0029】以下、*L1 と表記する),L1 , 外4
(以下、*L2 と表記する),L2
【0030】
【外4】
【0031】,・・・ 外5 (以下、*L225 と表記
する),L225 の内の複数(最大22
【0032】
【外5】
【0033】5本)の配線に結線されている。この結線
は、各アンド回路252−m(m=1,2,3,・・・
k)が検出すべきドットパターンすなわちテンプレート
110に応じてなされる。
【0034】ところで、前記ビットマップメモリにおい
ては、黒ドットが「1」,白ドットが「0」のビット値
として記憶されている。したがって黒ドットを検出する
場合は、非反転出力の信号線Lj (j=1,2,・・・
225)に、白ドットを検出する場合は反転出力の信号
線*Lj (j=1,2,・・・225)に結線される。
【0035】したがって、例えば、このパターン一致検
出回路150を、PLA(Programa-ble Logic Array)ま
たはゲートアレイ(Gate Array)等のセミカスタムIC
(ASIC)で製作しようとした場合、100種類のテ
ンプレートを用意しようとすると、上記450本の配線
*L1 ,L1 ,*L2 ,L2 ,・・・*L225 ,L225
と100個のアンド回路252−1,252−2,25
2−3,・・・252−100の入力信号線との間で4
5000(450×100)個の結線が可能なPLAま
たはゲートアレイが必要となる。信号線*L1 ,L1
*L2 ,L2 ,・・・の本数は、図14に示す前記画像
切り出し部140によって切り出されるブロックのサイ
ズに比例して大きくなるため、上記従来のパターン一致
検出部150を用いて水平・垂直に近い直線のジャギー
を改善しようとした場合、その回路規模は大きなものと
なり、結線数も増加する。
【0036】このように、従来のパターン一致検出部に
は、ジャギーの改善効果を高めるために切り出すブロッ
クのサイズを大きくしようとすると、装置の小型化が困
難になり、また製造コストも高くなってしまうという欠
点があった。また、回路規模の大型化に伴い配線長も、
長くなるため、配線抵抗及び配線の寄生容量が増大し、
処理速度が低下してしまうという欠点もあった。
【0037】本発明の課題は、従来よりも小規模かつ簡
略な回路で画質の改善が得られる画質改善装置を実現す
ることである。
【0038】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は、本発明
の原理ブロック図である。本発明は、ビットマップ画像
データを用いて画像形成を行う画像形成装置における形
成画像の画質を改善する画像改善装置を前提とする。
【0039】まず、図1において、画像切り出し手段1
は、前記ビットマップ画像データから画像形成対象ドッ
トが中央に位置する複数の形状のウィンドウでもって
数の形状の画像データを切り出し出力する。
【0040】ジャギー発生検出手段2−1,2−2,・
・・2−Nは、該画像切り出し手段1によって切り出さ
れる前記複数の形状の各画像データに1対1に対応して
設けられ、該画像切りだし手段(1)から入力される画
像データについて、前記画像形成装置による画像形成時
にジャギ−が発生する複数のドットパターンを検出し、
検出した各ドットパターン毎に個別のジャギ−発生検出
信号を出力する。
【0041】画像切り出し手段1及びジャギー発生検出
手段2−1,2−2,・・・2−Nは、例えば、PLA
(Programable Logic Array )またはゲートアイレ等
のASIC(Application Specific IC )によって製
造される。
【0042】改善データ出力手段3は、複数のジャギー
発生検出手段2−1,2−2,・・・2−Nから出力さ
れる複数のジャギ−発生検出信号に対応する前記画像形
成対象ドットの大きさ及び形成位置を指定する前記画像
形成対象ドット用の改善データ(改善信号)を出力す
る。
【0043】この改善データ出力手段3は、例えば請求
項2記載のように、前記各ジャギー発生検出手段2−
1,2−2,・・・2−Nから出力される複数の検出信
号に1対1に対応して設けられた複数の改善データ発生
手段3−1,3−2,・・・3−Mから成り、該複数の
改善データ発生手段3−1,3−2・・・3−Mは、前
記検出信号の入力を受けて前記改善データを出力する。
(図2参照)。
【0044】画像形成制御手段4は、改善データ出力手
段3から出力される前記改善データに基づき、前記画像
形成対象ドットが、前記改善データにより指定されるサ
イズで前記改善データにより指定される位置に形成され
るように制御する。そして、前記画像形成対象ドットの
サイズまたは形成位置を前記ビットマップ画像データと
は異なるように変化させて、前記画像形成装置が形成す
る画像におけるジャギ−の発生を低減することにより該
画像の画質を改善させる
【0045】尚、上記画像形成の制御は、例えば画像形
成装置が電子写真方式により画像形成を行う装置であっ
た場合、露光工程において静電潜像を形成する際のレー
ザ光源のレーザ光の発光時間及び発光タイミングを制御
することにより行う。
【0046】また、画像形成制御手段4は、例えば請求
項3記載のように、入力されるビットマップ画像データ
を主走査方向に整数倍に高解像化して得られるビットマ
ップ画像データを用いて、前記画像形成対象ドットのサ
イズ及び形成位置を制御する。
【0047】
【作用】本発明では、まず、画像切り出し手段1が、従
来のパターン検出用のテンプレートよりも少ないドット
数から成る複数の形状のウィンドウで複数の形状の画像
データを切り出し、それらの各画像データを、1つずつ
対応するジャギー発生検出手段2−1,2−2,・・・
2−Nに出力する。
【0048】各ジャギー発生検出手段2−1,2−2,
・・・2─Nは、入力される画像データを予め用意して
ある複数のテンプレートと比較し、いずれか1つのテン
プレートとの一致により、入力される画像データのドッ
トパターンがジャギーが発生するパターンとなっている
ことを検出すると、その検出信号(ジャギ−発生検出信
号)を改善データ出力手段3に出力する。
【0049】改善データ出力手段3は、いずれかのジャ
ギー発生検出手段(2−i,i=1,2・・・N)から
ジャギ−発生検出信号を入力すると、そのジャギ−発生
検出信号に対応する上記ウィンドウの中央ドット(画像
形成対象ドット)のサイズ及び形成位置を指定する前記
画像形成対象ドット用の改善データを画像形成制御手段
4に出力する。
【0050】画像形成制御手段4は、上記中央ドットが
入力される改善データにより指定されているサイズで同
じく改善データにより指定されている位置に画像形成さ
れるように、例えば、レーザ、LED(発光ダイオー
ド)、または液晶シャッタ等の露光時間、露光タイミン
グを制御する。
【0051】このように、従来用いられていたウィンド
ウよりも少ないドット数の複数の形状のウィンドウを用
いて、各ウィンドウ単位で入力ビットマップ画像データ
を切り出し、各ウィンドウ毎に個別にジャギーの発生を
検出する。そして、ジャギ−の発生を検出すると、前記
画像形成対象ドットのサイズまたは形成位置を前記入力
ビットマップ画像データとは異なるように変化させて、
前記画像形成装置が形成する画像におけるジャギ−の発
生を低減させる。これにより、画像形成装置の形成する
画像の画質が向上する。
【0052】このため、画像切り出し手段1と複数のジ
ャギー発生検出手段2−1,2−2,・・・2−Nとを
PLAやゲートアレイ等で製作する場合、結線数を従来
よりも少なくしても従来と同等の画質改善効果を得るこ
とができる。また、回路の小型化・簡略化が可能にな
る。
【0053】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図3は、本発明の一実施例の画質改善装置の
回路ブロック図である。
【0054】同図において、画像切り出し部300は、
前述した図140に示す画像切り出し部140と同様
に、ビットマップメモリ(ページメモリ)から画像形成
走査順に画像形成対象ドットを中心ドットとする15×
15ドット構成の矩形領域を順次切り出し、さらにその
矩形領域から図(A),(B),(C),(D)に示
す形状のウィンドウWA,WB,WC,WDでもって画
像データを切り出し、それらのウィンドウWA,WB,
WC,WDで切り出された画像データをそれぞれパター
ン検出部A310,B320,C330,D340に出
力する。
【0055】この画像切り出し部300は、上記ビット
マップメモリからビットマップ画像データを読み出すメ
モリ読み出し制御回路と上記各ウィンドウWA,WB,
WC,WDに対応するビットマップ画像データを格納す
るシリアル入力パラレル出力の4個のシフトレジスタ等
から成っている。
【0056】ウィンドウWAは上記15×15ドットの
矩形領域における画像形成対象ドット(図中で、太い黒
枠で示されたドット、以下同様)を中心とする15ドッ
ト(縦方向)×3ドット(横方向)の領域である(図5
(A)参照)。
【0057】またウィンドウWBは、同じく15×15
ドットの矩形領域における画像形成対象ドットを中心と
する3ドット(縦方向)×15ドット(横方向)の領域
である(同図(B)参照) さらに、ウィンドウWCは、15×15ドットの矩形領
域における水平方向に対し右上がりに45°方向にある
15ドット(長さ)×3ドット(幅)の領域である(同
図(C)参照) また、ウィンドウWDは、15×15ドットの矩形領域
における水平方向に対し左上りに45°方向にある15
ドット(長さ)×3ドット(幅)の領域である(同図
(d)参照)。
【0058】ここで、各パターン一致検出部A310,
B320,C330,D340の回路構成を図4に示
す。すべてほぼ同一の構成であるため、A310で説明
する。ドライバ3000は、画像切り出し部300から
出力される45ドット(15ドット×3ドットまたは3
ドット×15ドット)の各1ドットが入力される45個
のインバータ3000−1〜3000−45から成る。
【0059】各インバータ3000−K(K=1,2,
・・・45)への入力Bk (k=1,2,・・・45)
及びそれらの各インバータ3000−K(K=1,2,
・・・45)が出力する上記入力B k =1,2,・
・・45)の反転出力 外6
【0060】
【外6】
【0061】(k=1,2,・・・45)は、それぞれ
信号線Lk , 外7 に出力される
【0062】
【外7】
【0063】。したがって、ドライバ3000から出力
される信号線の全体数は90(=45×2)本である。
また、25個のアンド回路3001−1,3001−
2,3001−3,・・・3001−25は、入力され
る画像データから25種類のパターンを検出するための
ものであり、各アンド回路3001−K(K=1,2,
3,・・・25)は、入力画像データを互いに異なる2
5種類のテンプレートと比較し、いずれか1つのテンプ
レートと一致した場合には、当該一致信号d1 〜d25
対応する改善信号発生部A1 410−1〜A25 410−
25に出力する。
【0064】各アンド回路3001−K(K1,2,
3,・・・25)の入力信号線は、検出すべきパターン
(テンプレート)に応じて、上記ドライバ3000の9
0本の出力信号線L1 ,*L1 ,L2 ,*L2 ,・・
・,L45, 外8 (以下、*L
【0065】
【外8】
【0066】45と表記する)の内、最大45本と接続さ
れる。より具体的には、テンプレートにおける黒ドット
に対応する入力信号線は、L1 〜L45の内のいずれか対
応する信号線と、白ドットに対応する入力信号線は*L
1 〜*L45のいずれかの内の対応する信号線と結線され
る。また、黒ドット、白ドットのいずれでも良いドット
については結線はなされない。
【0067】上記パターン一致検出部A310,B32
0,C330,及びD340は、それぞれ、上記画像形
成対象ドットが、縦方向の直線、横方向の直線、右上り
45°方向の直線、及び左上がり45°方向のそれぞれ
の方向を中心とした範囲にあるジャギーが発生する25
種類の直線に含まれるドットであるか否かを検出する。
【0068】この場合、各パターン一致検出部A31
0,B320,C330,及びD340におけるジャギ
ー検出用のテンプレート、すなわち各アンド回路300
1−1〜3001−25の入力信号線とドライバ300
0から出力される90本の信号線L1 ,*L1 ,L2
*L2 ,・・・,L45,*L45との結線を適切に行うこ
とにより、あらゆる方向の直線のジャギーの検出が可能
である。
【0069】例えば、パターン一致検出部A310は、
図5(a)に示す縦方向(垂直方向)のウィンドウWA
を用いて、垂直方向に対して角度26.6°(横1ドットに
対し縦方向に2ドット上がる直線の角度)から角度3.8
°(横1ドットに対し縦方向に15ドット上がる直線の
角度)までの角度の直線におけるジャギーが検出可能で
ある。
【0070】同様に、パターン一致検出部B320は、
横方向(水平方向)のウィンドウWBにより、水平方向
に対し3.8 °〜26.6°までの角度の直線におけるジャギ
ーが検出可能である。
【0071】さらに、パターン一致検出部C330,D
340はそれぞれ右上り45°方向のウィンドウWC,
左上り45°方向のウィンドウWDにより、垂直に対し
て28°(横15ドットに対し縦方向に8ドット上がる
直線)から43°までと、水平に対して28°〜43°
までの角度の直線におけるジャギーの検出が可能であ
る。
【0072】このように、図4に示す結線により、パタ
ーン一致検出部A310,B320,C330,及びD
340は、共にジャギー検出用の25種類のテンプレー
トを持つことになるので、各パターン一致検出部A31
0,B320,C330,及びD340は、それぞれ2
5種類の一致検出信号を出力する。
【0073】改善信号発生部A1 410−1〜A2541
0−25は、上記パターン一致検出部A310から出力
される25種類の各一致検出信号に1対1に対応して設
けられ、一致検出信号がアクティブとなって加わること
により、ウィンドウWA内の画像データの中央ドット
(画像形成対象ドット)のサイズ及び画像形成位置を指
定する改善信号(改善データ)を改善信号合成部500
に出力する。
【0074】図6は、パターン一致検出部A310及び
改善信号発生部A1 410−1〜A 25410−25の動
作を説明する図である。尚、同図において、黒丸は黒ド
ット、白丸は白ドット、網かけが施された丸は、黒,白
いずれのドットでもよいことを示している。
【0075】パターン一致検出部A310は、同図
(a)に示すようなパターンの画像データWAが入力さ
れた場合、一致検出信号を、例えば改善信号発生部A1
410−1に出力する。その入力を受けて、改善信号発
生部A1 410−1は、上記ウィンドウWAの中央にあ
る画像形成対象ドット(黒ドット)が通常のドット(標
準ドット)の3分の1のサイズで、かつその中心位置が
標準ドットの中心位置よりも右方向(主走査方向)に3
分の1ドット分移動されて画像形成されるように指示す
る改善信号を、改善信号合成部500に出力する。ま
た、パターン一致検出部310は、同図(b)に示すよ
うなパターンの画像データが入力された場合には、一致
検出信号を例えば改善信号発生部A2 410−2に出力
し、改善信号発生部A410−2は、その入力を受け
て、上記と同様な改善信号を改善信号合成部500に出
力する。
【0076】さらに、パターン一致検出部A310は、
同図(c)に示すようなパターンの画像データが入力さ
れた場合には、一致検出信号を例えば改善信号発生部A
24410−24に出力する。そして改善信号発生部A24
410−24は、その入力を受けて上記ウィンドウWA
の中央にある画像形成対象ドット(白ドット)が、通常
の黒ドット(標準ドット)の3分の1のサイズで、今度
はその中心位置が標準ドットの画像形成中心位置よりも
左方向(主走査方向とは逆の方向)に3分の1ドット分
移動されて画像形成されるように指示する改善信号を改
善信号合成部500に出力する。
【0077】また、パターン一致検出部A310は、同
図(d)に示すようなパターンの画像データが入力され
た場合には、例えば、改善信号発生部A25410−25
に対し一致検出信号を出力する。改善信号発生部A25
10−25は、これを受けて上記と同様な改善信号を改
善信号合成部500に出力する。
【0078】上述のような、パターン一致検出部A31
0及び改善信号発生部A1 410−1,A2 410−
2,A24410−24,A25410−25の動作によ
り、図3に示すレーザ制御回路600及びレーザ光学系
700を介し、同図(e)に示すような通常の画像形成
ではジャギーの目立つ縦方向の直線が、同図(f)に示
すようなジャギーの目立たない縦方向の直線に改善され
て画像形成される。
【0079】続いて、図7は、パターン一致検出部B3
20及び改善信号発生部B1 420−1〜改善信号発生
部B25420−25の動作を説明する図である。パター
ン一致検出部B320は、同図(a)に示すパターンの
画像データが入力されると、例えば改善信号発生部B1
420−1に対し一致検出信号を出力する。
【0080】改善信号発生部B1 420−1は、その信
号の入力を受けて、ウィンドウWBの中央ドット(画像
形成対象ドット)が標準ドットの2分の1のサイズで、
中心位置が標準ドットと等しくなるように画像形成され
るように指示する改善信号を改善信号合成部500に出
力する。
【0081】また、パターン一致検出部B320は、同
図(b)に示すパターンの画像データが入力されると、
例えば改善信号発生部B2 420−2に対し一致検出信
号を出力する。改善信号発生部B1 420−2は、その
信号の入力を受けて、上記と同様の改善信号を改善信号
合成部500に出力する。
【0082】一方、パターン一致検出部B320は、同
図(c)に示すパターンの画像データが入力されると、
例えば改善信号発生部B25420−24に対し一致検出
信号を出力する。改善信号発生部はB24420−24
は、この信号の入力を受けてウィンドウWBの中央ドッ
トが標準ドットの4分の1のサイズで、標準ドットと中
心位置が等しくなるように画像形成されるように指示す
る改善信号を改善信号合成部500に出力する。
【0083】さらに、パターン一致検出部B320は、
同図(d)に示すようなパターンの画像データが入力さ
れると、例えば改善信号発生部B25420−25に一致
検出信号を出力する。改善信号発生部B25420−25
は、この信号の入力を受けて、ウィンドウWBの中央ド
ットが標準ドットの4分の3のサイズで標準ドットと中
心位置が等しくなるように画像形成されるように指示す
る改善信号を改善信号合成部500に出力する。
【0084】上述のようなパターン一致検出部B320
及び改善信号発生部B1 420−1,B2 420−2,
24420−24,及びB25420−25 の動作によ
り、同図(e)に示すジャギーの目立つ横方向の直線
が、レーザ制御回路600及びレーザ光学系700を介
して、同図(f)に示すようにジャギーの目立たない横
方向の直線に改善されて画像形成される。
【0085】このように、本実施例においては、4個の
各パターン一致検出部A310,B320,,C33
0,及びD340が分担して、ジャギーの発生しやすい
垂直・水平に近い角度の直線、及び水平方向に対し右上
がりもしくは左上がりに45°に近い角度の直線におい
てジャギー発生の原因となる改善すべきドットを、検出
するようにしている。
【0086】したがって、前述した図15に示す従来の
パターン一致検出部150と同様に100種類のテンプ
レートを用意しようとした場合、各パターン一致検出部
A310,B320,C330,及びD340は、それ
ぞれ25種類のテンプレートを用意すればよい。そし
て、この場合、各パターン一致検出部A310,B32
0,C330,及びD340におけるアンド回路300
0−1〜3000−25の入力信号線とドライバ300
0の90本の出力信号線L1 ,*L1 ,L2 ,*L2
・・・L45,*L45との結線は、最大で2250(=9
0×25)本となる(図4参照)。よって、4個のパタ
ーン一致検出回路A310,B320,C330,及び
D340の全体では、最大9000(=2250×4)
本の結線が必要である。
【0087】上述したように、従来のパターン一致検出
部150では、同等の機能を果たすためには45000
本もの結線が必要であった。このことを考慮すると、本
実施例により結線数は1/5に削減されることになる。
したがって、PLAまたはゲートアレイ等のASICに
よりパターン一致検出部を製作する場合、回路の小型化
・簡略化が図れる。
【0088】上述のようにして、パターン一致検出部A
310,B320,C330,またはD340によって
検出された15ドット×3ドットまたは3ドット×15
ドットのウィンドウの中央ドットに対応する改善信号
は、改善信号発生部A1 410−1〜A25410−2
5,改善信号発生部B1 420−1〜B25420−2
5,改善信号発生部C1 430−1〜C25430−2
5,及び改善信号発生部D1 440−1〜D25440−
25の内いずれか1つの改善信号発生部から改善信号合
成部500に出力される。なお、今回25種のテンプレ
ートを用いる場合について説明したが、回路規模や、改
善のレベルに応じてテンプレートの数を増やしたり、減
らすこともできる。
【0089】この改善信号は、例えば前記図16に示す
改善信号と同様な形式の6ビット信号であり、改善信号
合成部500を介してレーザ制御回路600に出力され
る。レーザ制御回路600は、上記各ウィンドウWA,
WB,WC,またはWD内の中央ドットが、改善信号合
成部500から入力される改善信号により指定される位
置に同じく上記改善信号により指定されるサイズで画像
形成されるように、レーザ光学系700のレーザ光源の
露光タイミング、露光時間を制御する。
【0090】このことにより、図6(e),図7(e)
に示すジャギーの目立つ縦方向、水平方向の直線が、そ
れぞれ図6(f),図7(f)に示すジャギーの目立た
ない縦方向、水平方向の直線に変換されて画像形成され
る。
【0091】ところで、上記改善信号に基づいて、ウィ
ンドウの中央ドットのサイズ及び形成位置を制御する処
理は、例えば、前記レーザ制御回路600に300dpi
(主走査方向)×300dpi (副走査方向)の入力画像
を2400dpi (主走査方向)×300dpi (副走査方
向)の高解像度の画像に変換して出力すると共に、レー
ザ制御回路600内に図に示すパルス幅補正回路61
0を設けることにより可能である。この方法は、従来例
で述べたように、主走査方向に高解像化することは容易
であるため、回路の大きな改造や高コストを招かないで
実現できる。
【0092】次に、図8に示すパルス幅制御回路610
の構成及び動作を説明する。同図において、ラッチ61
1は、前記改善信号合成部500から直接出力される6
ビットの改善信号を一時的に保持する。
【0093】また、ROM612は、改善信号合成部5
00から今回入力される6ビットの改善信号と前記ラッ
チ611に保持されていた改善信号合成部500から前
回入力された6ビットの改善信号とから成る合計12ビ
ットをアドレスとして入力し、そのアドレスに格納され
ている8ビットの補正信号をシフトレジスタ613に出
力する。
【0094】シフトレジスタ613は、上記8ビットの
補正信号を並列入力し、その補正信号をパラレル/シリ
アル変換して発光パルス補正信号として、特に図示して
いないレーザ光学系のレーザ制御回路に出力する。
【0095】ここで、図9に、前記ROM612から出
力される8ビットの発光パルス補正信号とその発光パル
ス補正信号に対応するレーザ光源の発光パルスの一例を
示す。
【0096】同図(a)はサイズが8/8(=1)で形
成位置が中央、すなわち本来の入力位置に最大の大きさ
のドット(標準ドット)を形成する指定の改善信号に対
応する発光パルス補正信号であり、この場合の発光パル
ス補正信号は8ビットの全てが1となっている。レーザ
制御回路は、入力される発光パルス補正信号においてビ
ットが“1”のときのみレーザ光源を発光させるので、
この場合レーザ光源からは、上記8ビットの発光パルス
補正信号が入力されている間、露光用のレーザ光が発光
される。
【0097】また、同図(b)に示すようにサイズが2
/8(=1/4)、形成位置が中央を指定する改善信号
に対応する発光パルス補正信号は、中央の第4,5ビッ
トが“1”で他の全てのビットが“0”である。したが
ってこの場合、レーザ光源は前記レーザ制御回路の制御
により、上記第4,5ビットに対応する時間だけ露光用
のレーザ光を発光する。
【0098】さらに、同図(c)は、サイズが8/8
(=1)、形成位置が右シフトを指定する改善信号に対
応する発光パルス補正信号を示すものであり、その発光
パルス補正信号は第1〜第3ビットが“0”、第4〜第
8ビットが“1”となっている。これは現在のウィンド
ウの中央ドットに対する補正信号であり、上述したよう
にサイズが8/8(=1)の指定のときには同図(a)
に示したように8つのビットが全て“1”となるため
に、本来の残りの3ビット(第6〜第8ビット)に対す
る“1”は次のウィンドウの中央ドットに対する発光パ
ルス補正信号の出力時に出力されなければならない。ま
た、同図(d)に示すようにサイズ4/8(=1/2)
形成位置が右シフトを指定する改善信号に対する発光パ
ルス補正信号の場合には、右側にはみ出す本来の第8ビ
ットの“1”を、次のウィンドウの中央ドットに対する
発光パルス補正信号の出力時に出力しなければならな
い。
【0099】図10は、上述したような前回のウィンド
ウの中央ドットに対する発光パルス補正信号の残りビッ
ト(図9(c),(d)参照)と今回のウィンドウの中
央ドットに対する発光パルス補正信号とを合成して、実
際に使用する発光パルス補正信号を作成する一例を説明
する図である。
【0100】図8に示すように、ROM612のリード
アドレスは、ラッチ611に格納されている前回のウィ
ンドウの中央ドットに対する6ビットの改善信号と、改
善信号合成部500から直接入力される現在のウィンド
ウの中央ドットに対する6ビットの改善信号とから成る
12ビットとなっており、ROM612内には、この1
2ビットのアドレスに図9に示すようにして合成して出
力すべき発光パルス信号が格納されており、その8ビッ
トの発光パルス補正信号がシフトレジスタ613を介し
て8ビットのシリアル信号に変換されレーザ光学系のレ
ーザ制御回路600に出力される。
【0101】尚、上記実施例ではハードウエア・ロジッ
クによりパターン検出及び改善信号の出力を行っている
が、それらの機能をニューラルネットワークを用いて行
うようにしてもよい。
【0102】この場合、例えば画像切り出し部で得られ
たビットマップ画像(ウィンドウ)の情報をニューラル
ネットワークの入力層に加え、その出力層から改善信号
を出力させる。このため、ニューラルネットワークを予
め教育しておく。教育とはニューラルネットワーク内部
の各ニューロンの係数を決定することである。このため
いろいろな入力パターンを入力し、必要とする改善信号
の出力が得られるように係数を決定する。
【0103】ニューラルネットワークでは、所定数の入
力パターンと改善信号出力とを対応づけて学習させて、
各ニューロンの係数を決定しておくと、教育していない
入力パターンに対しても正しい改善信号を出力させるこ
とができる。このため多様なウィンドウの入力パターン
に対して、改善を行うことができる。
【0104】この場合、複数形状の各切り出しウィンド
ウ毎に個別のニューラルネットワークを用いるようにす
ると、各ニューラルネットワークの教育を比較的簡単か
つ短期間で行うことが可能となり、また各ニューラルネ
ットワークの規模も小さくすることができる。したがっ
てニューラルネットワークのLSI化が容易になり、ま
た、開発工数も少なくするこができ、開発期間を短くで
きる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の装置でジャギー発生検出用に用いられていたウィ
ンドウよりも少ないドット数の複数の形状のウィンドウ
を用いてジャギー発生の検出を行い、ジャギー発生を検
出した場合画像形成対象ドットのサイズ並びに、形成位
置を指定する改善データ(改善信号)を出力して画質の
改善を行うようにしたので、従来よりも小規模かつ簡略
な回路で従来と同等の画質の改善効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図(その1)である。
【図2】本発明の原理ブロック図(その2)である。
【図3】本発明の一実施例の画質改善装置の回路ブロッ
ク図である。
【図4】パターン一致検出部の回路構成を示す図であ
る。
【図5】本実施例で用いる4種類のウィンドウの形状を
示す図である。
【図6】パターン一致検出部A310及び改善信号発生
部A1 410−1〜A25410−25の動作を説明する
図である。
【図7】パターン一致検出部B320及び改善信号発生
部B1 420〜B25420−25の動作を説明する図で
ある。
【図8】パルス幅補正回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】改善信号によって指定される発光パルス補正信
号の例を示す図である。
【図10】前回のウィンドウの中央ドットの発光パルス
補正信号の残りビットと今回のウィンドウの中央ドット
の発光パルス補正信号との合成により生成される発光パ
ルス補正信号の一例を示す図である。
【図11】画質改善の一方法を説明する図である。
【図12】従来の画質向上の一方法を説明する図であ
る。
【図13】ウィンドウのサイズを変えた場合のジャギー
に対する主観的評価値を示す図である。
【図14】従来の画像改善装置の回路ブロック図であ
る。
【図15】従来のパターン一致検出部の詳細な回路図で
ある。
【図16】改善信号(改善データ)の形式を示す図であ
る。
【符号の説明】
画像切り出し手段 2−1,2−2,・・・2−N ジャギー発生検出手段 3 改善データ出力手段 3−1,3−2,・・・3−M 改善データ発生手段 4 画像形成制御手段
フロントページの続き (72)発明者 師尾 潤 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 三上 知久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−89776(JP,A) 特開 平2−112966(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/409 B41J 2/52 G06T 3/00 - 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップ画像データを用いて画像形
    成を行う画像形成装置における形成画像の画質を改善す
    る画質改善装置において、 前記ビットマップ画像データから、画像形成対象ドット
    が中央に位置する複数の形状のウィンドウによって、複
    数の形状の画像データを切り出し出力する画像切り出し
    手段(1)と、 該画像切り出し手段(1)によって切り出される前記複
    数の形状の各画像データに1対1に対応して設けられ、
    該画像切りだし手段(1)から入力される画像データに
    ついて、前記画像形成装置による画像形成時にジャギー
    が発生する複数のドットパターンを検出し、検出した各
    ドットパターン毎に個別のジャギ−発生検出信号を出力
    する複数のジャギー発生検出手段(2−1),(2−
    2),・・・(2−N)と、 該複数のジャギー発生検出手段(2−1),(2−
    2),・・・(2−N)から出力される複数のジャギ−
    発生検出信号に対応する前記画像形成対象ドットの大き
    さ及び形成位置を指定する前記画像形成対象ドット用の
    改善データを出力する改善データ出力手段(3)と、 該改善データ出力手段(3)から出力される前記改善デ
    ータに基づき、前記画像形成対象ドットが、前記改善デ
    ータにより指定されるサイズで前記改善データにより指
    定される位置に形成されるように制御する画像形成制御
    手段(4)とを備え、 前記画像形成対象ドットのサイズまたは形成位置を前記
    ビットマップ画像データとは異なるように変化させて、
    前記画像形成装置が形成する画像におけるジャギ−の発
    生を低減することにより該画像の画質を改善させること
    を特徴とする画像形成装置における画質改善装置。
  2. 【請求項2】 前記改善データ出力手段(3)は、前記
    各ジャギー発生検出手段(2−1),(2−2),・・
    ・(2−N)から出力される複数の検出信号に1対1に
    対応して設けられた複数の改善データ発生手段(3−
    1),(3−2),・・・(3−M)から成り、、 該複数の改善データ発生手段(3−1),(3−2),
    ・・・(3−M)は、前記検出信号の入力を受けて前記
    改善データを出力することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置における画質改善装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成制御手段(4)は、入力さ
    れるビットマップ画像データを主走査方向に整数倍に高
    解像化して得られるビットマップ画像データを用いて、
    前記画像形成対象ドットのサイズ及び形成位置を制御す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装
    置における画質改善装置。
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