JPH08194585A - ストレージシステムおよびビデオ・オン・デマンドシステムのサーバ側システム - Google Patents

ストレージシステムおよびビデオ・オン・デマンドシステムのサーバ側システム

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JPH08194585A
JPH08194585A JP7007691A JP769195A JPH08194585A JP H08194585 A JPH08194585 A JP H08194585A JP 7007691 A JP7007691 A JP 7007691A JP 769195 A JP769195 A JP 769195A JP H08194585 A JPH08194585 A JP H08194585A
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JP
Japan
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disk device
data
video data
video
magnetic disk
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JP7007691A
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English (en)
Inventor
Shinji Furuya
晋二 古屋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセス効率が良く低コストで信頼性の高い
ストレージシステムおよびビデオ・オン・デマンドシス
テムのサーバ側システムを提供する。 【構成】 磁気ディスク装置1〜4は、MPEG2に従
って圧縮符号化され、256KB毎にストライピングさ
れた映像データを格納し、磁気ディスク装置5は、前記
映像データの元になる映像データをMPEG1に従って
圧縮符号化したバックアップデータを64KB毎に格納
する。磁気ディスク装置5には、磁気ディスク装置1〜
4に格納されている映像データに対応してバックアップ
データが格納される。プロセッサ6は、通常時には、要
求された映像データを磁気ディスク装置1〜4から読み
出すとともに、磁気ディスク装置1〜4の故障を検出
し、故障した磁気ディスク装置内の映像データを読み出
す代わりに、対応するバックアップデータを磁気ディス
ク装置5から読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】複数のディスク装置から構成され
る映像データのストレージシステムに関するもので、特
に、ディスク装置の故障時におけるシステムの信頼性を
補償するバップアップシステムおよびビデオ・オン・デ
マンドシステムのサーバ側システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭の要求に応じて、映像デ
ータを提供するビデオ・オン・デマンドシステムが注目
されつつある。このビデオ・オン・デマンドにおいて
は、提供する映像データを大規模に蓄積し、かつ、蓄積
した映像データを高速に読み出すことができる信頼性の
高いストレージシステムが要求される。
【0003】複数の磁気ディスク装置からなるストレー
ジシステムでは、システムの信頼性を高める方法とし
て、ディスク装置を二重化する方法が知られている。図
19は、従来のストレージシステムにおけるディスク装
置の二重化を示す説明図である。図19に示すように、
従来のストレージシステムは、ディスク装置191〜1
96を備える。ディスク装置192、194、196に
は、それぞれ、ディスク装置191、193、195と
同一のデータが、バックアップデータとして格納され
る。通常のデータの読み出しは、ディスク装置191、
ディスク装置193、ディスク装置195にアクセスす
ることによって行われる。ディスク装置191が故障し
た場合にはディスク装置192から、ディスク装置19
3が故障した場合にはディスク装置194から、ディス
ク装置195が故障した場合にはディスク装置196か
らデータが読み出され、処理が続行される。
【0004】図20は、従来のディスクアレイへのRA
ID3およびRAID4によるデータ格納方法を示す説
明図である。ここで、RAID(Redundant
Arrays of Independent Dis
ks)とは、ディスクアクセスを複数のディスク装置を
用いることにより高速化するために考えられた技術であ
る(カリフォルニア大学のデビッド・A・パターソン教
授等が1987年に発表した論文「A Case fo
r Redundant Arrays ofInex
pensive Disks(RAID)」(大学内部
での発表論文、論文番号UCB/CSD87/39
1))。RAIDにはRAID1からRAID5までの
クラスがあり、それぞれのクラスについてそれらの効果
が分析評価されている。また、RAIDは、この論文中
において発表されたディスクアレイへのデータ格納方
法、あるいは、このようなデータ格納方法によりデータ
を格納するディスクアレイを指すこともある。図19に
示したストレージシステムは、上記論文中に記載された
RAID技術では、RAID1として分類されている。
【0005】また、図20に示すように、RAID3で
は、ビットまたはバイト単位でストライピングされた各
データがディスク装置201〜203に格納され、ディ
スク装置201〜203に格納されたデータのパリティ
がディスク装置204に格納される。例えば、a1、a
2、a3、b1、b2、b3、c1、c2、c3のよう
にビットまたはバイト単位でストライピングされたデー
タのうち、a1、b1、c1がディスク装置201に格
納され、a2、b2、c2がディスク装置202に格納
され、a3、b3、c3がディスク装置203に格納さ
れる。また、ディスク装置204には、それぞれディス
ク装置201〜203に分散して格納されているa1、
a2、a3に対してパリティpaが、同様に、b1、b
2、b3に対してパリティpbが、c1、c2、c3に
対してパリティpcが格納されている。これにより、デ
ィスク装置201〜203のどれか一つが故障しても、
ディスク装置204に格納したパリティデータを用いて
パリティチェックを行うことによって、もとのデータを
復元して読み出すことができる。
【0006】また、RAID4では、各データをセクタ
単位でストライピングして、複数のディスク装置201
〜203に格納し、データのパリティをディスク装置2
04に格納する。例えば、a1〜a3、b1〜b3、c
1〜c3のようにセクタ単位でストライピングされたデ
ータのうち、a1〜a3がディスク装置201に格納さ
れ、b1〜b3がディスク装置202に格納され、c1
〜c3がディスク装置203に格納される。また、ディ
スク装置204には、ディスク装置201〜203にセ
クタ単位にストライピングされて格納されているデータ
のうち、ビットまたはバイト単位で対応するデータごと
にパリティが格納される。例えば、それぞれディスク装
置201〜203に分散して格納されているa1、b
1、c1に対してパリティp1が、同様に、a2、b
2、c2に対してパリティp2が、a3、b3、c3に
対してパリティp3が格納される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RAI
D1として分類されているようなディスクを二重化する
方法では、ディスクの総容量に対して50パーセントし
かデータを記憶できず、コストの面で効率が悪いという
問題がある。一方、RAID3では、ビットまたはバイ
ト単位でストライピングされたデータを各ディスク装置
に格納するので、通常時においても、一回のリードにつ
きディスク装置201〜203の全てについて同時にア
クセスしなければならず、複数のリードを同時に実行す
ることができないという問題点がある。この場合、複数
のリードは、逐次的に行われる。
【0008】また、この方式では、一回のリードにつき
ディスク装置201〜203の全てについて同時にアク
セスするので、オーバーヘッドを低減するためには、各
ディスク装置201〜203の回転の同期をとる必要が
あり、同期をとるための機構を必要とするためにコスト
面での効率が悪くなるという問題点がある。また、RA
ID3によるディスクアレイをビデオ・オン・デマンド
のストレージとして用いる場合には、1ユーザへの映像
データを複数のディスク装置に細かく分割して格納する
ため、ディスク装置のアクセス効率を上げることができ
ず、サーバ側が映像データをサービスできるユーザの数
が制限されるという問題点がある。
【0009】RAID4では、セクタの倍数の大きさで
ストライピングされたデータを各ディスク装置201〜
203に格納しておくことによって、各ディスク装置2
01〜203は独立に動作していることから、通常時
は、複数のリードを同時に実行することができる。しか
し、ディスク装置201〜203のうちのいずれかが故
障した場合には、故障したディスク装置上のデータへの
リードに対して、ディスク装置201〜203に同時に
アクセスするとともに、ディスク装置204からパリテ
ィを読み出して、データを復元しなければならない。例
えば、ディスク装置201が故障した場合、データa1
〜a3に対するリードにおいて、それぞれディスク装置
202〜203に分散して格納されているb1、c1を
読み出すとともに、ディスク装置204からパリティp
1を読み出してa1を復元し、同様にして順次、a2、
a3を復元しなければならない。従って、故障したディ
スク装置上のデータのリードの間、他のリードに対する
他のディスク装置へのアクセスを同時に実行することが
できないという問題点がある。RAID5においても、
故障したディスク装置上のデータへのリードに対して、
故障していないすべてのディスク装置202〜204に
同時アクセスしなければならないことは、同様である。
【0010】この問題点は、ビデオ・オン・デマンドに
おいては、あるユーザに対して読み出すべき映像データ
が、故障したディスク装置上にある場合には、その映像
データを読み出す間、故障していない他のディスク装置
上に記憶されている他のユーザのための映像データに対
する読み出しを行えなくなるという問題点となって現れ
る。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、従来のストレージシステムおよびビデオ・
オン・デマンドシステムのサーバ側システムに比べて低
コストで実現することができ、ストレージシステムへの
アクセス効率を落すことなく、ストレージシステム内の
ディスク装置の故障時においても映像データの転送を行
うことができる信頼性の高いストレージシステムおよび
ビデオ・オン・デマンドシステムのサーバ側システムを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点に鑑みて、本
発明の請求項1記載のストレージシステムは、所定のデ
ータ量毎にストライピングされたデータを分散して格納
する複数の第1のディスク装置と、各第1のディスク装
置に格納されているデータと同一の内容を表すデータで
あって、第1のディスク装置に格納されているデータよ
りデータ量の少ないバックアップデータを格納する第2
のディスク装置と、第1のディスク装置の故障を検出す
る故障検出手段と、要求されたデータを第1のディスク
装置から読み出し、前記故障検出手段により第1のディ
スク装置の故障が検出された場合には、当該第1のディ
スク装置内の要求されたデータに対応したバックアップ
データを、前記第2のディスク装置から読み出す読み出
し手段とを備える。
【0013】請求項2記載のストレージシステムは、請
求項1記載のストレージシステムにおいて、映像データ
を再生する映像データ再生装置と、再生された映像デー
タを第1の圧縮率で圧縮符号化する第1の符号化手段
と、再生された映像データを第1の圧縮率よりも高い第
2の圧縮率で圧縮符号化する第2の符号化手段と、第1
の圧縮率で圧縮符号化された映像データを前記各第1の
ディスク装置に分散させて格納し、第2の圧縮率で圧縮
符号化された映像データを前記バックアップデータとし
て前記第2のディスク装置に格納する格納手段と、前記
各第1のディスク装置に格納されている各映像データに
対応させて、バックアップデータの前記第2のディスク
装置における格納位置を対応表に記憶する対応表記憶手
段とを備え、前記読み出し手段は、前記故障検出手段に
より第1のディスク装置の故障が検出された場合には、
当該第1のディスク装置内の要求された映像データに対
応したバックアップデータを、前記対応表を参照して、
前記第2のディスク装置から読み出す。
【0014】請求項3記載のストレージシステムは、請
求項1または2記載のストレージシステムにおいて、前
記第2のディスク装置は、前記各第1のディスク装置に
格納されている映像データに対応して第2の圧縮率で圧
縮符号化された前記バックアップデータを格納する複数
のディスクと、セットされているディスクに対して、デ
ータの読み出しおよび書き込みを行うディスクドライブ
と、ディスクドライブにセットされるディスクを、格納
されている複数のディスクのうちから選択して交換する
ディスク交換手段とを備え、前記読み出し手段は、前記
故障検出手段により故障が検出された場合には、前記対
応表を参照し、故障した第1のディスク装置内の要求さ
れた映像データに対応するバックアップデータが格納さ
れているディスクをディスク交換手段に選択させ、当該
バックアップデータをディスクドライブから読み出す。
【0015】請求項4記載のストレージシステムは、請
求項1から3のいずれかに記載のストレージシステムに
おいて、前記各ディスクは、磁気ディスクまたは光ディ
スクである。請求項5記載のビデオ・オン・デマンドシ
ステムのサーバ側システムは、請求項1から4のいずれ
かに記載のストレージシステムを備え、前記各第1のデ
ィスク装置は、ユーザ側システムにおいて再生したとき
の所定時間分の映像を表す映像データを前記所定時間の
周期毎に供給するスロットをN個備え、前記第2のディ
スク装置は、ユーザ側システムにおいて再生したときの
前記1周期分の映像を表すバックアップデータを前記周
期毎に供給するスロットをN個備え、前記ビデオ・オン
・デマンドシステムのサーバ側システムは、複数のユー
ザから伝送路を介して要求を受信する受信手段と、それ
ぞれの第1のディスク装置の各スロットに要求元ユーザ
名および要求された映像データの格納位置を対応させて
記憶するスロットテーブル記憶手段と、受信手段により
受信された要求に基づいて、各第1のディスク装置の各
スロットに対して要求元ユーザ名を割り当て、スロット
テーブルを前記周期毎にストライピングに従って更新す
るスロットテーブル更新手段とを備え、前記読み出し手
段は、前記スロットテーブルを前記周期毎に参照し、ユ
ーザ名が割当てられたそれぞれの第1のディスク装置の
各スロットから要求された映像データを読み出し、前記
故障検出手段により故障が検出された場合には、第2の
ディスク装置の各スロットから、故障した第1のディス
ク装置のスロットに対応するバックアップデータを読み
出す。
【0016】
【作用】本発明の請求項1記載のストレージシステムに
おいて、複数の第1のディスク装置は、所定のデータ量
毎にストライピングされたデータを分散して格納する。
第2のディスク装置は、各第1のディスク装置に格納さ
れているデータと同一の内容を表すデータであって、第
1のディスク装置に格納されているデータよりデータ量
の少ないバックアップデータを格納する。故障検出手段
は、第1のディスク装置の故障を検出する。読み出し手
段は、要求されたデータを第1のディスク装置から読み
出し、前記故障検出手段により第1のディスク装置の故
障が検出された場合には、当該第1のディスク装置内の
要求されたデータに対応したバックアップデータを、前
記第2のディスク装置から読み出す。
【0017】従って、第1のディスク装置に格納されて
いるデータの量に対して第2のディスク装置のメモリ容
量を効率良く利用し、信頼性の高い低コストなストレー
ジシステムを提供することができる。さらに、第2のデ
ィスク装置には、パリティデータではなくバックアップ
データが格納されているので、第1のディスク装置が故
障した場合でも、各第1のディスク装置および第2のデ
ィスク装置からのデータおよびバックアップデータの読
み出しを相互に独立して行うことができる。すなわち、
故障した第1のディスク装置に格納されているデータに
対応したバックアップデータを第2のディスク装置から
読み出している間においても、同時に、故障していない
すべての第1のディスク装置から、要求されたデータを
読み出すことができる。従って、ストレージシステムへ
のアクセス効率を低減することなく、ストレージシステ
ムの信頼性を保つことができる。
【0018】請求項2記載のストレージシステムでは、
請求項1記載のストレージシステムにおいて、映像デー
タ再生装置は、映像データを再生する。第1の符号化手
段は、再生された映像データを第1の圧縮率で圧縮符号
化する。第2の符号化手段は、再生された映像データを
第1の圧縮率よりも高い第2の圧縮率で圧縮符号化す
る。格納手段は、第1の圧縮率で圧縮符号化された映像
データを前記各第1のディスク装置に分散させて格納
し、第2の圧縮率で圧縮符号化された映像データを前記
バックアップデータとして前記第2のディスク装置に格
納する。対応表記憶手段は、前記各第1のディスク装置
に格納されている各映像データに対応させて、バックア
ップデータの前記第2のディスク装置における格納位置
を対応表に記憶する。前記読み出し手段は、前記故障検
出手段により第1のディスク装置の故障が検出された場
合には、当該第1のディスク装置内の要求された映像デ
ータに対応したバックアップデータを、前記対応表を参
照して、前記第2のディスク装置から読み出す。
【0019】従って、請求項2記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、第1のディスク装置に格納されてい
る映像データおよびそれに対応して第2のディスク装置
に格納されるバックアップデータは、それぞれストライ
ピングされ、分散されて格納されている。従って、各第
1のディスク装置に格納されているストライピングされ
た映像データを順次、読み出すことにより、連続した映
像データを読み出すことができる。このように分散され
て格納されている映像データのうち、故障した第1のデ
ィスク装置が格納する映像データは、このように連続し
た映像データのうち、一定周期毎に現れる比較的短い時
間分の映像データにすぎない。故障した第1のディスク
装置が格納している映像データに対応して、比較的高い
圧縮率で圧縮符号化されたバックアップデータが、第2
のディスク装置から読み出される。ここで、圧縮符号化
の圧縮率が高いほど、符号化された映像データを復号再
生して得られる映像の画質は劣化するが、このように、
連続した映像データのうちで一定周期毎に現れる比較的
短い時間分の映像の画質が劣化したとしても、これを見
る人間の視覚の残像効果などの特性により、これを見る
人間にとっては、大きな画質の劣化としては知覚されな
い。従って、高い圧縮率で圧縮符号化されたバックアッ
プデータであっても、映像データである限り、第1のデ
ィスク装置に格納されている映像データと同一の映像内
容を表す映像データとして支障なく用いることができ
る。
【0020】請求項3記載のストレージシステムでは、
請求項1または2記載のストレージシステムにおいて、
前記第2のディスク装置は、複数のディスクに、前記各
第1のディスク装置に格納されている映像データに対応
して第2の圧縮率で圧縮符号化された前記バックアップ
データを格納する。ディスクドライブは、セットされて
いるディスクに対して、データの読み出しおよび書き込
みを行う。ディスク交換手段は、ディスクドライブにセ
ットされるディスクを、格納されている複数のディスク
のうちから選択して交換する。前記読み出し手段は、前
記故障検出手段により故障が検出された場合には、前記
対応表を参照し、故障した第1のディスク装置内の要求
された映像データに対応するバックアップデータが格納
されているディスクをディスク交換手段に選択させ、当
該バックアップデータをディスクドライブから読み出
す。
【0021】従って、請求項3記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、第2のディスク装置はディスク交換
手段を備えるので、バックアップデータを複数のディス
クにわけてもつことができ、大容量のストレージシステ
ムにおいても、1つの第2のディスク装置で対応するこ
とができる。また、請求項3記載の発明において、故障
した第1のディスク装置内の映像データに対応するバッ
クアップデータが格納されているディスクが、ディスク
ドライブにセットされるまで、バックアップデータの読
み出しを行えない場合を生じる。しかし、この場合にお
いても、連続した映像データのうちで一定周期毎に現れ
る比較的短い時間分の映像が欠落したとしても、これを
見る人間の視覚の残像効果などの特性によって欠落した
映像が補間され、これを見る人間にとっては、映像の欠
落として顕著に知覚されない。従って、前記第2のディ
スク装置にバックアップデータを格納した場合において
も、第1のディスク装置のいずれかが故障した際のバッ
クアップデータの読み出しにおいて、大きな支障をきた
すことがない。従って、より低コストで信頼性の高いス
トレージシステムを提供することができる。
【0022】請求項4記載のストレージシステムでは、
請求項1から3のいずれかに記載のストレージシステム
において、前記各ディスクは、磁気ディスクまたは光デ
ィスクである。従って、請求項4記載の本発明によれ
ば、各映像データに対応するバックアップデータのデー
タ量を低減することにより、アクセス時間のうちデータ
転送時間をおさえることができ、アクセスに比較的長い
時間を要する光ディスク装置を第2のディスク装置とし
て用いる場合であっても、1周期の間に磁気ディスク装
置と同量のバックアップデータの読み出しを行うことが
できる。従って、比較的大きいデータ量でストライピン
グされた映像データを高速に読み出すことが必要な第1
のディスク装置として、コストは低くないがアクセス時
間が比較的短かく、メモリ容量が比較的大きい磁気ディ
スクを用い、第1のディスク装置の故障時にのみ使用さ
れ、データ量を低減された各映像データに対応したバッ
クアップデータを格納する第2のディスク装置として、
磁気ディスクに比較してアクセス時間が長く、各ディス
クのメモリ容量は少ないが各ディスクのコストが低い光
ディスク装置を用いることにより、上記効果に加えて、
より低コストで、アクセス効率が良く、信頼性の高いス
トレージシステムを提供することができる。
【0023】請求項5記載のビデオ・オン・デマンドシ
ステムのサーバ側システムでは、請求項1から4のいず
れかに記載のストレージシステムにおいて、前記各第1
のディスク装置のN個のスロットは、ユーザ側システム
において再生したときの所定時間分の映像を表す映像デ
ータを前記所定時間の周期毎に供給する。前記第2のデ
ィスク装置のN個のスロットは、ユーザ側システムにお
いて再生したときの前記1周期分の映像を表すバックア
ップデータを前記周期毎に供給する。また、受信手段
は、複数のユーザから伝送路を介して要求を受信する。
スロットテーブル記憶手段は、それぞれの第1のディス
ク装置の各スロットに要求元ユーザ名および要求された
映像データの格納位置を対応させて記憶する。スロット
テーブル更新手段は、受信手段により受信された要求に
基づいて、各第1のディスク装置の各スロットに対して
要求元ユーザ名を割り当て、スロットテーブルを前記周
期毎にストライピングに従って更新する。前記読み出し
手段は、前記スロットテーブルを前記周期毎に参照し、
ユーザ名が割当てられたそれぞれの第1のディスク装置
の各スロットから要求された映像データを読み出し、前
記故障検出手段により故障が検出された場合には、第2
のディスク装置の各スロットから、故障した第1のディ
スク装置のスロットに対応するバックアップデータを読
み出す。
【0024】従って、請求項5記載の本発明によれば、
すべてのスロットにユーザが割当てられている第1のデ
ィスク装置が故障した場合においても、当該各ユーザに
対して、1周期の間に第2のディスク装置から対応する
バックアップデータを読み出すことができるとともに、
同時に複数の第1のディスク装置が故障した場合におい
ても、第2のディスク装置が磁気ディスク装置のときに
は、1周期の間に3つまでの映像データに対応するバッ
クアップデータの読み出しを行うことができる。また、
この場合、第2のディスク装置が光ディスク装置のとき
には、同一のディスク上に対応するバックアップデータ
が格納されている場合には、1周期の間に3つまでの映
像データに対応するバックアップデータの読み出しを行
うことができる。これにより、低コストで、信頼性の高
いビデオ・オン・デマンドシステムのサーバ側システム
を提供することができる。
【0025】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例であるビデオサ
ーバストレージシステム10の構成について、図1〜図
9を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施
例であるビデオ・オン・デマンドシステムの概略構成を
示すブロック図である。図1(a)は、ビデオ・オン・
デマンドシステムにおけるユーザ(視聴者)側システム
の構成を示し、図1(b)は、ビデオ・オン・デマンド
システムにおけるユーザ側システムの構成を示す。ビデ
オ・オン・デマンドシステムにおいて、ユーザ側システ
ムには、伝送路を介して、複数のユーザ側システムが接
続される。
【0026】図1(a)に示すように、各ユーザ側シス
テムは、それぞれ、STB(セットトップボックス)2
1およびTV(テレビジョン)22を備える。STB2
1は、圧縮符号化された映像データを受信し、受信した
映像データを伸長して信号変換した後、TV22に送信
する。具体的には、蓄積用動画像符号化標準MPEG
(Motion Picture Image Cod
ingExperts Group:以下、単に、「M
PEG」という。)1またはMPEG2に従って符号化
された映像データのうち、いずれでも伸長復号すること
ができる図示しないMPEG1/2デコーダを備え、送
信されてきた映像データのヘッダを読んで符号化の方式
がMPEG1かMPEG2かを識別するとともに、その
符号化方式に応じて送信されてきた映像データを復号す
る。また、STB21は、映像タイトル名およびユーザ
名などの情報からなるユーザが入力したリクエストを、
伝送路を介してサーバ側に送信する。
【0027】TV22は、STB21から送信されてく
る映像信号を再生し、映像を表示画面に表示する。図1
(b)に示すように、サーバ側システムは、ビデオサー
バストレージシステム10、リクエスト受信部11およ
び交換器12を備える。さらに、ビデオサーバストレー
ジシステム10は、磁気ディスク装置1、磁気ディスク
装置2、磁気ディスク装置3、磁気ディスク装置4、磁
気ディスク装置5、プロセッサ6、ストレージデータ生
成部7、メモリ8およびスロットテーブル管理部9を備
える。磁気ディスク装置1〜5は、それぞれ2ギガバイ
トのメモリ容量を有しており、バスを介して並列に接続
されている。
【0028】図2は、それぞれの磁気ディスク装置1〜
4に格納される映像データの格納形式を示すテーブルで
ある。磁気ディスク装置1〜4には、それぞれ、図2の
テーブルに示す映像データが格納される。例えば、磁気
ディスク装置1〜4には、MPEG2に従って圧縮符号
化された映像A、B、Cの映像データが、それぞれ、2
56キロバイトごとに分割されて格納されている。それ
ぞれ、256キロバイトごとに分割された前記各映像デ
ータは、ユーザ側システムにおいて復号され、表示され
たときの0、5秒間の映像に相当する。
【0029】図3は、ストライピングされた映像データ
の磁気ディスク装置1〜4への格納形式を示す説明図で
ある。図2のテーブルに示した映像データは、それぞ
れ、磁気ディスク装置1に格納される映像データ分割デ
ータ1を先頭として、磁気ディスク装置1、2、3、4
に格納されている順に、連続した映像データである。例
えば、その1つである映像Aの分割データ1は、磁気デ
ィスク装置1に格納されている映像Aの分割データ1、
磁気ディスク装置2に格納されている映像Aの分割デー
タ1、磁気ディスク装置3に格納されている映像Aの分
割データ1および磁気ディスク装置4に格納されている
映像Aの分割データ1の順で連続する映像データであ
る。また、磁気ディスク装置1に格納されている各映像
の分割データ1には、それぞれその映像データのタイト
ルが付されている。このように分割された映像Aの分割
データ1は、それぞれ、各磁気ディスク装置1〜4の同
一格納位置「A001」に格納されている。これらの分
割データは、例えば、2キロバイト毎に分割された複数
のセクタにまたがって格納されることになるが、各磁気
ディスク装置1〜4に格納される同一名の分割データで
あって、セクタ毎に相互に対応する映像データは、それ
ぞれ、各磁気ディスク装置1〜4の同一セクタ上に位置
するよう格納されている。例えば、それぞれ、磁気ディ
スク装置1〜4に格納されている映像Aの分割データ1
の先頭から4キロバイト目の映像データは、それぞれ磁
気ディスク装置1〜4の格納位置「A001」から第3
番目のセクタ上に格納される。なお、このようにデータ
を分割することをストライピングといい、このようにス
トライピングして格納された映像データは、プロセッサ
6によって磁気ディスク装置1、2、3、4、1の順に
巡回しながら読み出される。
【0030】データの読み出しについては、各磁気ディ
スク装置1〜4には、それぞれ3つのスロットが割当て
られており、各磁気ディスク装置1〜4は、0.5秒を
周期とする1周期の間に、各スロットから3人のユーザ
に対する映像データの読み出しを行うことができる。各
磁気ディスク装置1〜4に割当てられるスロットの数
は、各磁気ディスク装置1〜4に1周期の間にアクセス
することができる回数によって定められる。ここでは、
各磁気ディスク装置1〜4は、0.5秒間の1周期の間
に3回アクセスすることができるので、各磁気ディスク
装置1〜4に、それぞれ3つのスロットが割当てられて
いる。
【0031】図4は、磁気ディスク装置5に格納される
バックアップデータの格納形式を示すテーブルである。
磁気ディスク装置5は、各磁気ディスク装置1〜4に対
応して、500メガバイト毎に区分された領域1〜4ま
での各記憶領域を有する。領域1には磁気ディスク装置
1に格納されている映像データに対応したバックアップ
データが格納され、同様に領域2、3、4にはそれぞれ
磁気ディスク装置2、3、4に格納されている映像デー
タに対応したバックアップデータが格納される。各領域
1〜4に格納されるバックアップデータは、それぞれ6
4キロバイト毎に分割されており、64キロバイト毎に
分割された各バックアップデータには、磁気ディスク装
置1〜4に格納されている各映像データに対応するデー
タ名が付されている。また、64キロバイト毎に分割さ
れた各バックアップデータは、ユーザ側システムにおい
て復号され、表示されたときの0、5秒間の映像に相当
する。
【0032】図5は、磁気ディスク装置1〜4に格納さ
れる映像データと磁気ディスク装置5に格納されるバッ
クアップデータとの相違を示すテーブルである。磁気デ
ィスク装置1〜4に格納されている映像データが、元に
なる映像データをMPEG2に従って圧縮符号化された
ものであるのに対し、前記バックアップデータは、元に
なる映像データをMPEG1に従って圧縮符号化された
ものである。従って、図5のビットレートの項目に示す
ように、ユーザ側で1秒間に表示される同一内容の映像
に対して、磁気ディスク装置1〜4には4メガビットの
映像データが格納され、磁気ディスク装置5には1メガ
ビットのバックアップデータが格納される。
【0033】なお、データの読み出しについては、磁気
ディスク装置5に対しても、磁気ディスク装置1〜4と
同様に、3つのスロットが割当てられる。プロセッサ6
は、マイクロプロセッサなどによって実現される読み出
し専用のプロセッサであって、メモリ8に格納されてい
るプログラムを実行することにより、以下の処理を行
う。プロセッサ6は、スロットテーブル管理部9に管理
されているスロットテーブルに従って、磁気ディスク装
置1〜4から映像データを読み出す。
【0034】図6は、プロセッサ6が磁気ディスク装置
1〜4から映像データを読み出す際に用いるスロットテ
ーブルを示す。プロセッサ6は、ユーザ側からリクエス
トによって指定された映像データを、通常、磁気ディス
ク装置1〜4から読み出す。磁気ディスク装置1〜4の
3つのスロットには、それぞれ1ユーザが割り当てられ
る。すなわち、1つの磁気ディスク装置は、各周期に最
大3人のユーザに対して分割映像データを転送すること
ができる。スロットテーブルには、各スロットにエント
リされているユーザ名とそのユーザに対して読み出すべ
き映像データの格納位置とが書き込まれている。ここ
で、例えば、図6(a)に示すスロットテーブルにおい
て、磁気ディスク装置1のスロット1の項目に示されて
いる「U01−A109」の「U01」は、ユーザ名を
示し、磁気ディスク装置1のスロット1にはユーザ名
「U01」のユーザが割り当てられていることを表して
いる。また、「A109」は、映像Aの109番目の分
割データの格納位置を示し、磁気ディスク装置1のスロ
ット1に対して磁気ディスク装置1上の「A109」で
表される格納位置から分割映像データを読み出すことを
表している。なお、テーブルの空白部分は、現在空きス
ロットであることを示す。
【0035】また、図6(b)に示すように、次の周期
では、ユーザおよびそのユーザに対する読み出しの割り
当てが、次の磁気ディスク装置の同一スロットへスライ
ドする。これによって、磁気ディスク装置1〜4の各磁
気ディスク装置にストライピングして格納された映像デ
ータは、プロセッサ6によって磁気ディスク装置1、
2、3、4、1の順に巡回しながら読み出されることに
なる。
【0036】さらに、プロセッサ6は、磁気ディスク装
置1〜4のいずれかの故障を検出したとき、故障した磁
気ディスク装置に格納されている映像データに対応した
バックアップデータを、磁気ディスク装置5から読み出
す。具体的には、プロセッサ6は、例えば、磁気ディス
ク装置1〜4に対してデータ要求コマンドを出す毎に、
磁気ディスク装置1〜4から読み出された映像データの
末尾に付されているコンプリートメッセージを検出して
いる。プロセッサ6は、ディスク装置1〜4のいずれか
に送信したデータ要求コマンドに対して、所定の制限時
間内に、例えば、データ要求コマンドを送信してから1
80msec以内に、コンプリートメッセージを検出で
きないときには、当該磁気ディスク装置1〜4が故障し
たものと判断する。
【0037】図7は、磁気ディスク装置1〜4に格納さ
れている映像データの格納位置と磁気ディスク装置5に
格納されているバックアップデータの格納位置との対応
を示す対応表である。プロセッサ6は、磁気ディスク装
置1〜4のいずれかの故障を検出したときには、故障し
たディスク装置から映像データを読み出す代わりに、磁
気ディスク装置5から対応するバックアップデータを、
メモリ8に格納されている対応表に従って読み出す。例
えば、図7に示すように、磁気ディスク装置2が故障
し、磁気ディスク装置2上の格納位置「A002」に格
納されている映像Aの分割データ2を読み出す必要があ
るときは、プロセッサ6は、磁気ディスク装置5におい
て領域2の格納位置「A002」に格納されているバッ
クアップデータを読み出す。
【0038】さらに、プロセッサ6は、このようにして
磁気ディスク装置1〜5から読み出した映像データおよ
びバックアップデータを一旦、メモリ8に格納するとと
もに、メモリ8上でユーザ側に対して送信すべき送信用
映像データを生成し、各送信用映像データに、送信先の
ユーザアドレスを付して交換器12に送信する。このと
き、送信用映像データは、MPEG2に従って圧縮符号
化されている映像データについては256キロバイトを
送信単位として生成され、また、MPEG1に従って圧
縮符号化されているバックアップデータについては64
キロバイトを送信単位として生成される。
【0039】図8は、ビデオサーバストレージシステム
10における映像データ生成部7およびメモリ8の構成
を示すブロック図である。図8(a)は映像データ生成
部7の構成を示し、図8(b)はメモリ8の記憶領域区
分を示す。前記ストレージデータ生成部7は、さらに、
VTR(ビデオテープレコーダ)71、MPEG1/2
エンコーダ72、コントローラ73およびバッファメモ
リ74を備える。
【0040】VTR71は、映像と音声とをビデオテー
プに記録し、再生する。ここでは、VTR71は、数1
0秒間の映像に相当する映像データを1つの映像データ
ブロックとして、映像データのみを分離して再生する。
音声データは、本発明において映像データをビデオサー
バストレージシステム10に格納する方法と同様にして
格納することができるが、ここでは、異なる方法で格納
する。なお、音声データの格納方法については、本発明
の主眼ではないので、説明を省略する。
【0041】MPEG1/2エンコーダ72は、コント
ローラ73の指示に従って、VTR71によって再生さ
れた映像データブロックを、MPEG1またはMPEG
2に基づいて圧縮符号化する。コントローラ73は、マ
イクロプセッサなどによって実現され、プログラムメモ
リ75内に格納されている映像データ生成プログラムを
実行することにより、映像データ生成部7内の各部を制
御し、映像データおよびバックアップデータの生成およ
び格納処理を行う。以下に示す映像データおよびバック
アップデータの生成および格納処理は、主として、ビデ
オ・オン・デマンドシステムにおいてユーザへの映像デ
ータの供給を開始する以前に行われる。
【0042】コントローラ73は、磁気ディスク装置1
〜4に格納される映像データを生成する場合には、VT
R71を起動して映像データをブロック単位で再生さ
せ、VTR71からの映像データブロックをMPEG2
に従って、MPEG1/2エンコーダ72に圧縮符号化
させる。次いで、MPEG1/2エンコーダ72によっ
て符号化された映像データブロックを、バッファメモリ
74内に蓄積させる。さらに、蓄積された映像データを
256キロバイト毎に分割するとともに、分割された各
映像データに、格納先のディスク装置1〜4の装置アド
レスおよび当該ディスク装置における格納位置を示すア
ドレスを付してバスに送出する。
【0043】また、コントローラ73は、磁気ディスク
装置5に格納されるバックアップデータを生成する場合
には、VTR71を起動して映像データをブロック単位
で再生させ、VTR71からの映像データブロックをM
PEG1に従って、MPEG1/2エンコーダ72に圧
縮符号化させる。次いで、MPEG1/2エンコーダ7
2によって符号化された映像データブロック、すなわ
ち、バックアップデータとなるブロックを、バッファメ
モリ74内に蓄積させる。さらに、蓄積されたバックア
ップデータを64キロバイト毎に分割するとともに、分
割された各バックアップデータに、磁気ディスク装置5
の装置アドレス、磁気ディスク装置5内の領域1〜4を
示すアドレスおよび当該領域内におけるバックアップデ
ータの格納位置を示すアドレスを付してバスに送出す
る。このとき、コントローラ73は、図7に示した対応
表を、対応表記憶領域82内に作成する。
【0044】バッファメモリ74は、MPEG1/2エ
ンコーダ72によって圧縮符号化された映像データブロ
ックおよびバックアップデータのブロックを蓄積し、コ
ントローラ73が映像データおよびバックアップデータ
を生成するための作業領域を提供する。また、図8
(b)に示すように、前記メモリ8は、読み出しプログ
ラム記憶領域81、対応表記憶領域82および送信用バ
ッファ83としての記憶領域を有する。
【0045】読み出しプログラム記憶領域81は、前記
読み出しプログラムを記憶する。対応表記憶領域82
は、図7に示した前記対応表を記憶する。送信用バッフ
ァ83は、プロセッサ6によって磁気ディスク装置1〜
5から読み出された映像データおよびバックアップデー
タを一時格納し、プロセッサ6が送信用映像データを生
成するための作業領域を提供する。
【0046】図9は、ビデオサーバストレージシステム
10におけるスロットテーブル管理部9の構成を示すブ
ロック図である。前記スロットテーブル管理部9は、ス
ロットテーブル更新部91およびスロットテーブル記憶
部92から構成される。スロットテーブル更新部91
は、スロットテーブル記憶部92内に記憶されているス
ロットテーブルの内容を、1周期毎に更新するととも
に、リクエスト受信部11がユーザからの新規リクエス
トを受信したときには、当該ユーザ名およびそのユーザ
に対して読み出すべき映像データの格納位置をスロット
テーブルにエントリする。
【0047】ここで、1周期毎に行われるスロットテー
ブルの更新は、図6(b)に示したように、各スロット
毎に書き込まれているユーザ名およびそのユーザに対し
て読み出すべき映像データの格納位置が、次に読み出さ
れるべき磁気ディスク装置1〜4の同一スロットにスラ
イドされることによって行われる。また、磁気ディスク
装置4の各スロットの項目は、磁気ディスク装置1の同
一スロットの項目にスライドされて書き込まれるととも
に、読み出すべき映像データの格納位置が磁気ディスク
装置1の次の格納位置を示すように「1」だけインクリ
メントされる。
【0048】また、リクエスト受信部11によって受信
された新規リクエストに対するスロットテーブルへのユ
ーザのエントリは、リクエストされた映像のタイトルが
格納されている磁気ディスク装置1の空きスロットに割
当てられる。すなわち、スロットテーブルの磁気ディス
ク装置1の空きスロットの項目に、当該ユーザ名とその
ユーザに対して読み出すべき映像データの格納位置とが
書き込まれる。
【0049】スロットテーブル記憶部92は、図6に示
した前記スロットテーブルを記憶する。リクエスト受信
部11は、ユーザ側からのリクエストを受信して、リク
エストされた映像タイトルおよびユーザ名をスロットテ
ーブル管理部9に通知する。交換器12は、伝送路を介
して複数のユーザ側システムに接続されており、磁気デ
ィスク装置1〜5から読み出された映像データに付加さ
れているユーザアドレスに応じて出力先を切り換え、映
像データを伝送路に送出するとともに、ユーザからのリ
クエストをリクエスト受信部11に転送する。
【0050】図10は、映像データ生成部7における映
像データ生成手順を示すフローチャートである。VTR
71によって最初の映像データブロックが再生される
(ステップS101)。再生された映像データブロック
は、MPEG1/2エンコーダ72によって、MPEG
2に従って圧縮符号化され、圧縮符号化された映像デー
タブロックは、バッファメモリ74に蓄積される(ステ
ップS102)。
【0051】圧縮符号化され、バッファメモリ74に蓄
積された映像データブロックは、256キロバイト毎
に、格納先の磁気ディスク装置1〜4の装置アドレスお
よび当該磁気ディスク装置内における格納位置を示すア
ドレスを付され、バスに送出される(ステップS10
3)。VTR71が再生すべき映像データブロックがあ
れば、次の映像データブロックが再生され(ステップS
104、ステップS105)、再生すべき映像データブ
ロックがなくなるまでステップS102からステップS
103の処理が繰り返される。再生すべき映像データブ
ロックがなければ(ステップS104)、転送されずに
バッファメモリ74に蓄積されている残りの映像データ
ブロックは、格納先の磁気ディスク装置1〜4の装置ア
ドレスおよび当該磁気ディスク装置内における格納位置
を示すアドレスを付され、バスに送出される。
【0052】以上のような手順に従って、映像データが
生成されるが、バックアップデータも、同様の手順に従
って生成される。バックアップデータの生成において
は、図10に示すステップS102において、VTR7
1によって再生された映像データブロックは、MPEG
1/2エンコーダ72によって、MPEG1に従って圧
縮符号化される。また、図10に示すステップS103
において、圧縮符号化され、バッファメモリ74に蓄積
された映像データブロックは、64キロバイト毎に、磁
気ディスク装置5の装置アドレスおよび領域1〜4の領
域を示すアドレスおよび当該領域内における格納位置を
示すアドレスを付され、バスに送出される。図10に示
すステップS104において、再生すべき映像データブ
ロックがなくなったとき、転送されずにバッファメモリ
74に蓄積されている残りの映像データブロックについ
ても同様にして、バスに送出される。
【0053】図11は、ビデオサーバストレージシステ
ム10からの映像データまたはバックアップデータの読
み出しの手順を示すフローチャートである。ビデオ・オ
ン・デマンドシステムにおいて、サーバ側システムが始
動されると、プロセッサ6は、スロットテーブル内に映
像データを送信すべきユーザがエントリされている否か
を判断し、エントリされているユーザがあれば、そのユ
ーザに対して、磁気ディスク装置1〜4から映像データ
の読み出しを行う(ステップS111、ステップS11
4)。エントリされているユーザがなければ、リクエス
ト受信部11においてユーザ側からのリクエストが受信
されるまで待機する(ステップS111、ステップS1
12)。
【0054】プロセッサ6は、リクエスト受信部11か
らのリクエスト受信の通知があれば、スロットテーブル
更新部91にそのリクエストをスロットテーブルにエン
トリさせ(ステップS113)、スロットテーブルに基
づいて、磁気ディスク装置1〜4から各ユーザに対して
映像データの読み出しを行う(ステップS114)。プ
ロセッサ6は、各磁気ディスク装置1〜4に出したすべ
てのデータ要求コマンドに対して「コンプリート」を確
認し(ステップS115)、所定の制限時間内に「コン
プリート」を確認できなかった磁気ディスク装置に対し
ては、故障を検出したものとして、対応表記憶領域82
に記憶されている対応表を参照しながら磁気ディスク装
置5から対応するバックアップデータを読み出す(ステ
ップS116)。
【0055】プロセッサ6は、読み出した映像データま
たはバックアップデータを、送信用バッファ83に蓄積
し、ユーザ側に対して送信すべき送信単位毎に、送信用
映像データとして送信先のユーザアドレスを付し、交換
器12に転送する(ステップS117)。スロットテー
ブル更新部91は、スロットテーブルのユーザ割当を次
に読み出すべき磁気ディスク装置1〜4の同一スロット
にスライドさせるとともに、ステップS111の処理に
戻る(ステップS118)。
【0056】以上のように、本実施例によれば、4つの
磁気ディスク装置1〜4に格納されるそれぞれの映像デ
ータについて、同一の映像内容に対してデータ量が相対
的に1/4に低減されたバックアップデータを磁気ディ
スク装置5に格納することにより、磁気ディスク装置1
〜4に格納されるすべての映像データのバックアップデ
ータを、1つの磁気ディスク装置5に格納することがで
きる。従って、バックアップすべき映像データの量に対
して磁気ディスク装置5のメモリ容量を効率良く利用
し、従来のストレージシステムであるRAID1〜RA
ID5と比較して、より低コストでビデオサーバストレ
ージシステム10の信頼性を保つことができる。
【0057】また、本実施例によれば、磁気ディスク装
置5に対しても、磁気ディスク装置1〜4と同様に、3
つのスロットが割当てられているので、すべてのスロッ
トにユーザが割当てられている磁気ディスク装置が故障
した場合においても、当該各ユーザに対して、1周期の
間に磁気ディスク装置5の各スロットから対応するバッ
クアップデータを読み出すことができるとともに、同時
に複数の磁気ディスク装置が故障した場合においても、
1周期の間に3つまでの映像データに対応するバックア
ップデータの読み出しを行うことができる。
【0058】さらに、磁気ディスク装置5にはパリティ
データではなくバックアップデータが格納されているの
で、磁気ディスク装置1〜5からの映像データおよびバ
ックアップデータの読み出しを相互に独立して行うこと
ができる。従って、故障した磁気ディスク装置の映像デ
ータに対応するバックアップデータを磁気ディスク装置
5から読み出している間においても、故障していないす
べての磁気ディスク装置1〜4から、同時に各磁気ディ
スク装置1〜4に割当てられた各ユーザに対して映像デ
ータを読み出すことができる。従って、ビデオサーバス
トレージシステム10へのアクセス効率を低減すること
なく、ビデオサーバストレージシステム10の信頼性を
保つことができる。 (実施例2)図12は、本発明の第2実施例であるビデ
オ・オン・デマンドシステムにおけるサーバ側システム
の構成を示すブロック図である。サーバ側システムは、
ビデオサーバストレージシステム120、リクエスト受
信部11および交換器12を備える。ビデオサーバスト
レージシステム120は、さらに、磁気ディスク装置1
21〜132、光ディスク133〜136、光ディスク
オートチェンジャ137、メモリ140、スロットテー
ブル管理部141、プロセッサ138および映像データ
生成部139を備える。図12において、図1に示した
構成と同一の構成要素については、すでに説明している
ので、同一の参照符号を付し説明を省略する。また、ユ
ーザ側システムについても、図1に示した構成と同一で
あるので、図示ともに説明を省略する。
【0059】磁気ディスク装置121〜132は、それ
ぞれ2ギガバイトのメモリ容量を有し、MPEG2に基
づいて圧縮符号化された映像データが、第1実施例と同
様に、0、5秒間の映像に相当する256キロバイトご
とに分割されて格納される。また、磁気ディスク装置1
21〜132には、0.5秒を周期として1周期につ
き、それぞれ3つの読み出し用スロットが割当てられ
る。また、磁気ディスク装置121〜132は、それぞ
れ、第1実施例と同様にして、連続した映像データを格
納する。
【0060】光ディスク133〜136は、磁気ディス
ク装置121〜132に格納されている映像データにつ
いて、そのバックアップデータを格納する。バックアッ
プデータは、第1実施例と同様、磁気ディスク装置12
1〜132に格納されている映像データの元になる映像
データを、MPEG1に従って圧縮符号化したデータで
ある。
【0061】図13は、光ディスク133〜136に格
納されるバックアップデータの格納形式を示すテーブル
である。図13で示すように、光ディスク133〜13
6には、MPEG1に基づいて圧縮符号化されたバック
アップデータが、0、5秒間の映像に相当する64キロ
バイトごとに分割されて格納される。例えば、光ディス
ク133は、各磁気ディスク装置121〜123に対応
して、500メガバイト毎に区分された領域1〜3まで
の各記憶領域を有し、磁気ディスク装置121〜123
に格納された合計6ギガバイトの映像データに対して容
量合計1、5メガバイトのバックアップデータが格納さ
れる。前記領域1には、磁気ディスク装置121の映像
データに対応するバックアップデータが、領域2には、
磁気ディスク装置122の映像データに対応するバック
アップデータが、領域3には、磁気ディスク装置123
の映像データに対応するバックアップデータが格納され
る。同様に、光ディスク134、135、136にはそ
れぞれ磁気ディスク装置124〜126、127〜12
9、130〜132に格納された映像データに対応する
バックアップデータが格納される。図5に示したよう
に、磁気ディスク装置121〜132に格納される映像
データと光ディスク133〜136に格納されるバック
アップデータとの相違は、第1実施例と同様である。
【0062】光ディスクオートチェンジャ137は、プ
ロセッサ138の指示に基づいて、光ディスク133〜
136の中から指定された光ディスクを選択するととも
に、選択された光ディスクにデータを書き込み、当該光
ディスクに書き込まれたデータを読み出す。プロセッサ
138は、磁気ディスク装置121〜132と光ディス
クオートチェンジャ137からのデータの読み出しを行
なう。プロセッサ138は、通常、磁気ディスク装置1
21〜132から所定の映像データを読み出す。
【0063】図14は、プロセッサ138が磁気ディス
ク装置121〜132から映像データを読み出す際に用
いるスロットテーブルを示す。図14に示すように、磁
気ディスク装置121〜132には、0.5秒を1周期
とする読み出しにおいて、それぞれ3つのスロットが割
当てられており、第1実施例と同様に、スロットテーブ
ルの各スロットの項目には、ユーザ名とそのユーザに対
して読み出すべき映像データの格納位置が書き込まれて
いる。図14(a)に示すスロットテーブルに基づいて
読み出しが行われた次の周期では、図14(b)に示す
スロットテーブルに基づいて読み出しが行われる。図1
4(b)に示すように、次の周期では、ユーザおよびそ
のユーザに対する読み出しの割り当てが、次の磁気ディ
スク装置の同一スロットへスライドする。これによっ
て、磁気ディスク装置121〜132の各磁気ディスク
装置にストライピングして格納された映像データは、図
3に示したように第1実施例と同様、プロセッサ138
によって、磁気ディスク装置121、122、123、
…、132、121の順に巡回しながら読み出されるこ
とになる。
【0064】プロセッサ138は、第1実施例と同様に
して、「コンプリート」を検出することによって、磁気
ディスク装置121〜132の故障を検出する。プロセ
ッサ138は、磁気ディスク装置121〜132のいず
れかの故障を検出すると、光ディスク133〜136に
格納されているバックアップデータの中から、故障した
磁気ディスク装置に対応するバックアップデータを読み
出す。
【0065】図15は、磁気ディスク装置121〜12
3に格納されている映像データの格納位置と光ディスク
133に格納されているバックアップデータの格納位置
との対応を示す対応表である。例えば、磁気ディスク装
置122が故障し、磁気ディスク装置122上の格納位
置「A002」に格納された分割映像データを読み出す
必要があるときは、光ディスク133をドライブにセッ
トするように光ディスクオートチェンジャ137を制御
し、第1の実施例と同様にして、領域2に格納されてい
るバックアップデータの中から磁気ディスク装置122
上の格納位置「A002」に格納された映像データ(2
56キロバイト)に対応するバックアップデータ(64
キロバイト)を読み出す。
【0066】図16は、0.5秒を1周期とする光ディ
スクオートチェンジャ137のデータ読み出しのタイミ
ングを示す。光ディスクオートチェンジャ137におい
て、光ディスク133〜136に格納されている1つの
バックアップデータの読み出しに、回転待ち時間を含め
たシーク時間として最大120msec、データ転送時
間として40msec、合計160msecを必要とす
る。このように、光ディスクオートチェンジャ137で
は、磁気ディスク装置121〜132に比べて、ヘッド
の位置決めや回転待ちに時間がかかるが、転送データが
64キロバイトと少ないのでデータ転送時間が短く、1
周期に最大3ユーザに対してバックアップデータを転送
することができる。
【0067】ただし、光ディスクオートチェンジャ13
7において、故障した磁気ディスク装置に対応するバッ
クアップデータを格納している光ディスクを光ディスク
133〜136のうちから選択し、ドライブにセットす
るまでに約10秒を必要とする。従って、磁気ディスク
装置121〜132の故障検出からバックアップデータ
の読み出しまでに約10秒かかることになり、その間
は、ユーザに対して故障した磁気ディスク装置に格納さ
れている映像データおよびそれに対応するバックアップ
データの供給を行うことができない。しかしながら、こ
の間にも故障していないすべての磁気ディスク装置12
1〜132から映像データがユーザに供給されている。
従って、磁気ディスク装置121〜132の中の故障し
た1台の磁気ディスク装置に格納されている映像データ
およびこれに対応するバックアップデータが供給されな
い場合というのは、ユーザから見て、故障していないす
べての磁気ディスク装置121〜132によって供給さ
れる0、5×11=5、5秒間の連続した映像毎に1回
の0、5秒間の映像の欠落として現れる。従って、ユー
ザの視覚の残像効果によって、約10秒の間、磁気ディ
スク装置121〜132の中の故障した1台の磁気ディ
スク装置に格納されている映像データおよびこれに対応
するバックアップデータが供給されない場合を生じたと
しても、大きな支障をきたさないと考えても良い。
【0068】プロセッサ138は、第1実施例と同様
に、図11のフローチャートにしたがって映像データお
よびバックアップデータの読み出しを行うが、本実施例
では、図11のステップS116において、故障した磁
気ディスク装置に対応するバックアップデータを格納し
ている光ディスクからバックアップデータの読み出しが
可能となるまで待機した後、バックアップデータの読み
出しを行う点が異なる。
【0069】図17は、ビデオサーバストレージシステ
ム120における映像データ生成部139およびメモリ
140の構成を示すブロック図である。図17(a)
は、映像データ生成部139の構成を示し、図17
(b)は、メモリ140の構成を示す。映像データ生成
部139は、VTR171、MPEG1/2エンコーダ
172、コントローラ173、バッファメモリ174お
よびプログラムメモリ175を備える。
【0070】VTR171は、VTR71と同様、数1
0秒間の映像に相当する映像データを1つの映像データ
ブロックとして、映像データのみを分離して再生する。
MPEG1/2エンコーダ172は、コントローラ13
8の指示に従って、VTR171によって再生された映
像データブロックを、MPEG1またはMPEG2に基
づいて圧縮符号化する。
【0071】コントローラ173は、マイクロプセッサ
などによって実現され、プログラムメモリ175内に格
納されている映像データ生成プログラムを実行すること
により、映像データ生成部139内の各部を制御し、映
像データおよびバックアップデータの生成および格納処
理を行う。映像データおよびバックアップデータの生成
および格納処理は、主として、ビデオ・オン・デマンド
システムにおいてユーザへの映像データの供給を開始す
る以前に行われる。
【0072】コントローラ173は、第1実施例と同様
にして、磁気ディスク装置121〜132に格納される
映像データおよび光ディスク133〜136に格納され
るバックアップデータを生成する。このとき、コントロ
ーラ173は、図15に示した対応表を、磁気ディスク
装置121〜123と光ディスク133、磁気ディスク
装置124〜126と光ディスク134、磁気ディスク
装置127〜129と光ディスク135および磁気ディ
スク装置130〜132と光ディスク136について、
それぞれ作成し、対応表記憶領域177内に格納する。
【0073】バッファメモリ174は、バッファメモリ
74と同様、MPEG1/2エンコーダ72によって圧
縮符号化された映像データブロックおよびバックアップ
データのブロックを蓄積し、コントローラ173が映像
データおよびバックアップデータを生成するための作業
領域を提供する。図17(b)に示すように、メモリ1
40は、読み出しプログラム記憶領域176、対応表記
憶領域177および送信用バッファ178を備える。
【0074】読み出しプログラム記憶領域176は、前
記読み出しプログラムを記憶する。対応表記憶領域17
7は、図15に一部を示したように、コントローラ17
3によって作成された前記対応表を記憶する。送信用バ
ッファ178は、プロセッサ138によって磁気ディス
ク装置121〜132および光ディスク133〜136
から読み出された映像データおよびバックアップデータ
を一時格納し、プロセッサ138が送信用映像データを
生成するための作業領域を提供する。
【0075】図18は、ビデオサーバストレージシステ
ム120におけるスロットテーブル管理部141の構成
を示すブロック図である。前記スロットテーブル管理部
141は、さらに、スロットテーブル更新部181およ
びスロットテーブル記憶部182を備える。スロットテ
ーブル更新部181は、スロットテーブル記憶部182
内に記憶されている各スロットテーブルの内容を、1周
期毎に更新するとともに、リクエスト受信部11がユー
ザからの新規リクエストを受信したときには、当該ユー
ザ名およびそのユーザに対して読み出すべき映像データ
の格納位置をスロットテーブルにエントリする。
【0076】ここで、1周期毎に行われるスロットテー
ブルの更新およびリクエスト受信部11によって受信さ
れた新規リクエストに対するスロットテーブルへのユー
ザのエントリは、第1実施例と同様にして行われる。ス
ロットテーブル記憶部182は、図14に示した前記ス
ロットテーブルを記憶する。
【0077】以上のように、本実施例によれば、第1実
施例の効果に加えて、12台の磁気ディスク装置121
〜132に格納されるそれぞれの映像データについて、
同一の映像内容に対してデータ量が相対的に1/4に低
減されたバックアップデータを光ディスク133〜13
6に格納することにより、3台の磁気ディスク装置から
なる各グループに格納されるすべての映像データのバッ
クアップデータを、それぞれ1つの光ディスクに格納す
ることができる。また、光ディスクの自動交換機能をも
つ光ディスクオートチェンジャ137を用いることによ
り、バックアップデータを複数の光ディスク133〜1
36にわけてもつことができ、大容量のストレージシス
テムにおいても、1つの光ディスクオートチェンジャ1
37で対応することができる。従って、バックアップす
べき映像データの量に対して光ディスク133のメモリ
容量を効率良く利用し、第1実施例と比較して、より低
コストにビデオサーバストレージシステム120の信頼
性を保つことができる。
【0078】また、本実施例によれば、各映像データに
対応するバックアップデータのデータ量を低減したこと
により、バックアップデータのデータ転送時間をおさえ
ることができ、光ディスクオートチェンジャ137によ
って、第1実施例の磁気ディスク装置5の場合と同様、
1周期の間に3つまでの映像データに対応するバックア
ップデータの読み出しを行うことができる。従って、す
べてのスロットにユーザが割当てられている磁気ディス
ク装置が故障した場合においても、当該各ユーザに対し
て、1周期の間に光ディスク133〜136から対応す
るバックアップデータを読み出すことができるととも
に、同時に複数の磁気ディスク装置が故障した場合にお
いても、同一の光ディスク上に対応するバックアップデ
ータが格納されている場合には、1周期の間に3つまで
の映像データに対応するバックアップデータの読み出し
を行うことができる。
【0079】
【発明の効果】従って、請求項1記載の本発明によれ
ば、第1のディスク装置に格納されているデータの量に
対して第2のディスク装置のメモリ容量を効率良く利用
し、信頼性の高い低コストなストレージシステムを提供
することができる。さらに、第2のディスク装置には、
パリティデータではなくバックアップデータが格納され
ているので、第1のディスク装置が故障した場合でも、
各第1のディスク装置および第2のディスク装置からの
データおよびバックアップデータの読み出しを相互に独
立して行うことができる。すなわち、故障した第1のデ
ィスク装置に格納されているデータに対応したバックア
ップデータを第2のディスク装置から読み出している間
においても、同時に、故障していないすべての第1のデ
ィスク装置から、要求されたデータを読み出すことがで
きる。従って、ストレージシステムへのアクセス効率を
低減することなく、ストレージシステムの信頼性を保つ
ことができる。
【0080】従って、請求項2記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、第1のディスク装置に格納されてい
る映像データおよびそれに対応して第2のディスク装置
に格納されるバックアップデータは、それぞれストライ
ピングされ、分散されて格納されている。従って、各第
1のディスク装置に格納されているストライピングされ
た映像データを順次、読み出すことにより、連続した映
像データを読み出すことができる。このように分散され
て格納されている映像データのうち、故障した第1のデ
ィスク装置が格納する映像データは、このように連続し
た映像データのうち、一定周期毎に現れる比較的短い時
間分の映像データにすぎない。故障した第1のディスク
装置が格納している映像データに対応して、比較的高い
圧縮率で圧縮符号化されたバックアップデータが、第2
のディスク装置から読み出される。ここで、圧縮符号化
の圧縮率が高いほど、符号化された映像データを復号再
生して得られる映像の画質は劣化するが、このように、
連続した映像データのうちで一定周期毎に現れる比較的
短い時間分の映像の画質が劣化したとしても、これを見
る人間の視覚の残像効果などの特性により、これを見る
人間にとっては、大きな画質の劣化としては知覚されな
い。従って、高い圧縮率で圧縮符号化されたバックアッ
プデータであっても、映像データである限り、第2のデ
ィスク装置に格納されるバックアップデータは、第1の
ディスク装置に格納されている映像データと同一の映像
内容を表す映像データとして支障なく用いることができ
る。
【0081】従って、請求項3記載の本発明によれば、
上記効果に加えて、第2のディスク装置はディスク交換
手段を備えるので、バックアップデータを複数のディス
クにわけてもつことができ、大容量のストレージシステ
ムにおいても、1つの第2のディスク装置で対応するこ
とができる。また、請求項3記載の発明において、故障
した第1のディスク装置内の映像データに対応するバッ
クアップデータが格納されているディスクが、ディスク
ドライブにセットされるまで、バックアップデータの読
み出しを行えない場合を生じる。しかし、この場合にお
いても、連続した映像データのうちで一定周期毎に現れ
る比較的短い時間分の映像が欠落したとしても、これを
見る人間の視覚の残像効果などの特性によって欠落した
映像が補間され、これを見る人間にとっては、映像の欠
落として顕著に知覚されない。従って、前記第2のディ
スク装置にバックアップデータを格納した場合において
も、第1のディスク装置のいずれかが故障した際のバッ
クアップデータの読み出しにおいて、大きな支障をきた
すことがない。従って、より低コストで信頼性の高いス
トレージシステムを提供することができる。
【0082】従って、請求項4記載の本発明によれば、
各映像データに対応するバックアップデータのデータ量
を低減することにより、アクセス時間のうちデータ転送
時間をおさえることができ、アクセスに比較的長い時間
を要する光ディスク装置を第2のディスク装置として用
いる場合であっても、1周期の間に磁気ディスク装置と
同量のバックアップデータの読み出しを行うことができ
る。従って、比較的大きいデータ量でストライピングさ
れた映像データを高速に読み出すことが必要な第1のデ
ィスク装置として、コストは低くないがアクセス時間が
比較的短かく、メモリ容量が比較的大きい磁気ディスク
を用い、第1のディスク装置の故障時にのみ使用され、
データ量を低減された各映像データに対応したバックア
ップデータを格納する第2のディスク装置として、磁気
ディスクに比較してアクセス時間が長く、各ディスクの
メモリ容量は少ないが各ディスクのコストが低い光ディ
スク装置を用いることにより、上記効果に加えて、より
低コストで、アクセス効率が良く、信頼性の高いストレ
ージシステムを提供することができる。
【0083】従って、請求項5記載の本発明によれば、
すべてのスロットにユーザが割当てられている第1のデ
ィスク装置が故障した場合においても、当該各ユーザに
対して、1周期の間に第2のディスク装置から対応する
バックアップデータを読み出すことができるとともに、
同時に複数の第1のディスク装置が故障した場合におい
ても、第2のディスク装置が磁気ディスク装置のときに
は、1周期の間に3つまでの映像データに対応するバッ
クアップデータの読み出しを行うことができる。また、
この場合、第2のディスク装置が光ディスク装置のとき
には、同一のディスク上に対応するバックアップデータ
が格納されている場合には、1周期の間に3つまでの映
像データに対応するバックアップデータの読み出しを行
うことができる。これにより、低コストで、信頼性の高
いビデオ・オン・デマンドシステムのサーバ側システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるビデオ・オン・デマ
ンドシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】それぞれの磁気ディスク装置1〜4に格納され
る映像データの格納形式を示すテーブルである。
【図3】ストライピングされた映像データの磁気ディス
ク装置1〜4への格納形式を示す説明図である。
【図4】磁気ディスク装置5に格納されるバックアップ
データの格納形式を示すテーブルである。
【図5】磁気ディスク装置1〜4に格納される映像デー
タと磁気ディスク装置5に格納されるバックアップデー
タとの相違を示すテーブルである。
【図6】プロセッサ6が磁気ディスク装置1〜4から映
像データを読み出す際に用いるスロットテーブルを示
す。
【図7】磁気ディスク装置1〜4に格納されている映像
データの格納位置と磁気ディスク装置5に格納されてい
るバックアップデータの格納位置との対応を示す対応表
である。
【図8】ビデオサーバストレージシステム10における
映像データ生成部7およびメモリ8の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】ビデオサーバストレージシステム10における
スロットテーブル管理部9の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】映像データ生成部7における映像データの生
成手順を示すフローチャートである。
【図11】ビデオサーバストレージシステム10からの
映像データまたはバックアップデータの読み出しの手順
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例であるビデオ・オン・デ
マンドシステムにおけるサーバ側システムの構成を示す
ブロック図である。
【図13】光ディスク133〜136に格納されるバッ
クアップデータの格納形式を示すテーブルである。
【図14】プロセッサ138が磁気ディスク装置121
〜132から映像データを読み出す際に用いるスロット
テーブルを示す。
【図15】磁気ディスク装置121〜123に格納され
ている映像データの格納位置と光ディスク133に格納
されているバックアップデータの格納位置との対応を示
す対応表である。
【図16】0.5秒を1周期とする光ディスクオートチ
ェンジャ137のデータ読み出しのタイミングを示す。
【図17】ビデオサーバストレージシステム120にお
ける映像データ生成部139およびメモリ140の構成
を示すブロック図である。
【図18】ビデオサーバストレージシステム120にお
けるスロットテーブル管理部141の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】従来のストレージシステムにおけるディスク
装置の二重化を示す説明図である。
【図20】従来のディスクアレイへのRAID3および
RAID4によるデータ格納方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜5 磁気ディスク装置 6 プロセッサ 7 映像データ生成部 8 メモリ 9 スロットテーブル管理部 10 ビデオサーバストレージシステム 11 リクエスト受信部 12 交換器 21 STB 22 TV 71 VTR 72 MPEG1/2エンコーダ 73 コントローラ 74 バッファメモリ 75 プログラムメモリ 81 読み出しプログラム記憶領域 82 対応表記憶領域 83 送信用バッファ 91 スロットテーブル更新部 92 スロットテーブル記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライピングされたデータを分散して
    格納するストレージシステムであって、 所定のデータ量毎にストライピングされたデータを分散
    して格納する複数の第1のディスク装置と、 各第1のディスク装置に格納されているデータと同一の
    内容を表すデータであって、第1のディスク装置に格納
    されているデータよりデータ量の少ないバックアップデ
    ータを格納する第2のディスク装置と、 第1のディスク装置の故障を検出する故障検出手段と、 要求されたデータを第1のディスク装置から読み出し、
    前記故障検出手段により第1のディスク装置の故障が検
    出された場合には、当該第1のディスク装置内の要求さ
    れたデータに対応したバックアップデータを、前記第2
    のディスク装置から読み出す読み出し手段とを備えるこ
    とを特徴とするストレージシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のストレージシステムにお
    いて、 映像データを再生する映像データ再生装置と、 再生された映像データを第1の圧縮率で圧縮符号化する
    第1の符号化手段と、 再生された映像データを第1の圧縮率よりも高い第2の
    圧縮率で圧縮符号化する第2の符号化手段と、 第1の圧縮率で圧縮符号化された映像データを前記各第
    1のディスク装置に分散させて格納し、第2の圧縮率で
    圧縮符号化された映像データを前記バックアップデータ
    として前記第2のディスク装置に格納する格納手段と、 前記各第1のディスク装置に格納されている各映像デー
    タに対応させて、バックアップデータの前記第2のディ
    スク装置における格納位置を対応表に記憶する対応表記
    憶手段とを備え、 前記読み出し手段は、前記故障検出手段により第1のデ
    ィスク装置の故障が検出された場合には、当該第1のデ
    ィスク装置内の要求された映像データに対応したバック
    アップデータを、前記対応表を参照して、前記第2のデ
    ィスク装置から読み出すことを特徴とするストレージシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のストレージシス
    テムであって、 前記第2のディスク装置は、 前記各第1のディスク装置に格納されている映像データ
    に対応して第2の圧縮率で圧縮符号化された前記バック
    アップデータを格納する複数のディスクと、 セットされているディスクに対して、データの読み出し
    および書き込みを行うディスクドライブと、 ディスクドライブにセットされるディスクを、格納され
    ている複数のディスクのうちから選択して交換するディ
    スク交換手段とを備え、 前記読み出し手段は、前記故障検出手段により故障が検
    出された場合には、前記対応表を参照し、故障した第1
    のディスク装置内の要求された映像データに対応するバ
    ックアップデータが格納されているディスクをディスク
    交換手段に選択させ、当該バックアップデータをディス
    クドライブから読み出すことを特徴とするストレージシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のスト
    レージシステムであって、 前記各ディスクは、磁気ディスクまたは光ディスクであ
    ることを特徴とするストレージシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のスト
    レージシステムを備え、ユーザ側システムからの要求に
    応じて映像データを供給するビデオ・オン・デマンドシ
    ステムのサーバ側システムであって、 前記各第1のディスク装置は、ユーザ側システムにおい
    て再生したときの所定時間分の映像を表す映像データを
    前記所定時間の周期毎に供給するスロットをN個備え、 前記第2のディスク装置は、ユーザ側システムにおいて
    再生したときの前記1周期分の映像を表すバックアップ
    データを前記周期毎に供給するスロットをN個備え、 前記ビデオ・オン・デマンドシステムのサーバ側システ
    ムは、 複数のユーザから伝送路を介して要求を受信する受信手
    段と、 それぞれの第1のディスク装置の各スロットに要求元ユ
    ーザ名および要求された映像データの格納位置を対応さ
    せて記憶するスロットテーブル記憶手段と、 受信手段により受信された要求に基づいて、各第1のデ
    ィスク装置の各スロットに対して要求元ユーザ名を割り
    当て、スロットテーブルを前記周期毎にストライピング
    に従って更新するスロットテーブル更新手段とを備え、 前記読み出し手段は、前記スロットテーブルを前記周期
    毎に参照し、ユーザ名が割当てられたそれぞれの第1の
    ディスク装置の各スロットから要求された映像データを
    読み出し、前記故障検出手段により故障が検出された場
    合には、第2のディスク装置の各スロットから、故障し
    た第1のディスク装置のスロットに対応するバックアッ
    プデータを読み出すことを特徴とするビデオ・オン・デ
    マンドシステムのサーバ側システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980081731A (ko) * 1997-04-25 1998-11-25 이데이노브유끼 다중채널 방송시스템
JP2004342200A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Funai Electric Co Ltd ディスク記録装置
KR100480020B1 (ko) * 1997-08-29 2005-07-07 엘지전자 주식회사 다중스트림서버제어방법
US7072576B2 (en) 2000-08-04 2006-07-04 Hitachi, Ltd. Information storage system with increased reliability for continuous operation, and a recording control method
KR101351237B1 (ko) * 2011-09-28 2014-01-13 권주현 네트워크의 파일 분산 처리 시스템

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