JPH0819439B2 - 高嵩密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物

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JPH0819439B2
JPH0819439B2 JP25818088A JP25818088A JPH0819439B2 JP H0819439 B2 JPH0819439 B2 JP H0819439B2 JP 25818088 A JP25818088 A JP 25818088A JP 25818088 A JP25818088 A JP 25818088A JP H0819439 B2 JPH0819439 B2 JP H0819439B2
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義和 吉村
清孝 徳山
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、溶解性に優れた高嵩密度の粒状洗剤組成物
に関する。
従来の技術 従来の衣料用洗剤は、組成物中に洗浄性能にはほとん
ど寄与しない増量剤(通常は芒硝が用いられる)を添加
し、かつこれを噴霧乾燥等により嵩密度0.3g/cc程度の
ビーズ状中空粒子として製造していた。
しかし、このような洗剤は比重が軽く活性剤濃度も低
いため、輸送コストがかさむ上、保管・陳列にもかなり
のスペースが必要であり、さらに一般家庭においても置
き場所に困ったり、計量しにくかった。そこで最近で
は、少ない洗剤使用量で洗浄が可能な高嵩密度粒状洗剤
の製造方法が提案されており(特開昭60−96698号公
報)、また、上市されている。
一方、脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩
は、洗浄力、特に耐硬水性に優れた界面活性剤であり、
これを配合した高嵩密度洗剤組成物が報告されている
(特開昭62−597号公報)。
しかし、脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩
を配合した高嵩密度洗剤は、水に対する溶解性が十分で
ないという問題があった。
発明が解決しようとする課題 本発明は、溶解性に優れた高嵩密度粒状洗剤組成物を
提供するものである。
発明の構成 本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物は、以下の(a),
(b),(c)および(d)成分を含有し、かつ、水分
が4〜12重量%の範囲にあることを特徴とする。
(a)脂肪酸残基の炭素数8〜22の脂肪酸低級アルキル
エステルのスルホン酸塩:2〜30重量%。
(b)炭素数12〜22のアルキル基またはアルケニル基を
有するα−オレフィンスルホン酸カリウム:2〜30重量
%。
(c)炭素数1〜3の低級アルキル硫酸塩:0.5〜5重量
%。
(d)アルミノ珪酸塩:5〜40重量%。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩は、典型
的に下記一般式(I)で表わされ、これはα−スルホ脂
肪酸エステル塩とも呼ばれている。
(R1:アルキル基 R2:C1〜3程度の低級アルキル基 M:対イオン) 対イオンとしては水溶性塩が用いられるが、アルカリ
金属塩、とりわけナトリウム塩が好ましい。
飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩は、
エステル交換または脂肪酸のエステル化により所定炭素
数の脂肪酸低級アルキルエステルを得たのち、通常のス
ルホン化装置を用いて無水硫酸等のスルホン化剤と反応
させ、必要に応じて熟成、漂白を行なったのち、中和す
ることにより得られる。また、脂肪酸のスルホン化物を
低級アルキルエステル化することによっても得られる。
また、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩も用いられ、所定炭素数の不飽和脂肪酸等を出発原
料として、上記と同様に製造される。
原料脂肪酸としては、牛脂、ヤシ油、パーム油などか
ら誘導される動植物起源の所定炭素数の脂肪酸や、合成
脂肪酸が用いられる。
脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の脂肪酸残
基の炭素数は8〜22であり、好ましくは10〜18である。
(a)成分は、洗剤組成物中に5〜30重量%、好まし
くは8〜25重量%配合される。配合量が5重量%未満で
は十分な洗浄力が得られず、一方、30重量%を超えると
製造が困難となる。
(b)成分のα−オレフィンスルホン酸カリウムとし
ては炭素数12〜22、好ましくは14〜20のアルキル基また
はアルケニル基を有するものが用いられ、洗浄剤組成物
中に2〜30重量%、好ましくは4〜25重量%配合され
る。(b)成分が上記範囲を逸脱すると、溶解性が十分
に改善されない。
(c)成分の低級アルキル硫酸塩としては、炭素数が
1〜3のもの、具体的にはメチルサルフェート、エチル
サルフェートまたは(イソ)プロピルサルフェートが用
いられる。塩としては、ナトリウム、カリウム等の水溶
性塩が用いられる。(c)成分は組成物中に0.5〜5重
量%、好ましくは0.7〜4.5重量%配合される。配合量が
多すぎても少なすぎても、溶解性の改善効果が十分でな
い。
(c)成分のアルミノ珪酸塩としては下記の一般式
(II)で表される結晶性または無定形アルミノ珪酸塩、
あるいはこれらの混合物が好適である。
x(M2OまたはM′O)・Al2O3・y(SiO2)・w(H2
O) …(II) (式中のMはアルカリ金属原子、M′はカルシウムと交
換可能なアルカリ土類金属原子、x,yおよびwは各成分
のそれぞれのモル数を表わし、一般的にはxは0.7〜1.
5、yは1〜3、wは任意の数である。) アルミノ珪酸塩の平均粒径は、洗浄力の面より5μm
以下、好ましくは1μm以下にすることが望ましい。
アルミノ珪酸塩は、洗剤組成物中に5〜40重量%、好
ましくは10〜30重量%配合される。
本発明では、さらに高嵩密度洗剤組成物中の水含量を
4〜12重量%、好ましくは5〜10重量%に調整すること
が必要であり、これにより上記各成分の配合と相まって
溶解性を改善することができる。
本発明の高嵩密度洗剤組成物は、上記の(a),
(b),(c),(d)の必須成分の他に、他の界面活
性剤やヒルダー等の任意成分を含有することができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば以下のものが例
示できる。
1)平均炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、 2)平均炭素数10〜20のアルキル硫酸塩、 3)平均炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基
もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルのエチ
レンオキサイドを付加したアルキルエーテル硫酸塩また
はアルケニルエーテル硫酸塩、 4)平均炭素数10〜22の飽和または不飽和脂肪酸塩。
5)以下の一般式で表されるα−スルホ脂肪酸塩。
(式中のZは対イオン、Rは炭素数10〜22のアルキル基
である。) これらのアニオン界面活性剤における対イオンとして
は、通常ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩が
適当である。
ノニオン界面活性剤としては、次のものが好適であ
る。
(1)炭素数8〜18の1級または2級アルコールにエチ
レンオキサイド(EO)を平均4〜25モル付加させたEO付
加型ノニオン界面活性剤。
(2)炭素数8〜18の1級または2級アルコールにエチ
レンオキサイド(EO)を平均4〜25モル、プロピレンオ
キサイド(PO)を平均3〜15モル付加させたEO−PO付加
型ノニオン界面活性剤。
さらに、トリポリリン酸ナトリウムやピロリン酸ナト
リウムのような無機ビルダー;クエン酸ナトリウム、エ
チレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸塩、
ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸ナトリウム−無
水マレイン酸ナトリウム共重合物、ポリアセタールカル
ボキシレート等のカルシウムイオン捕捉ビルダー;炭酸
塩、珪酸塩等のアルカリビルダー;カルボキシメチルセ
ルロース、ポリエチレングリコール等の再汚染防止剤;
石鹸等のすすぎ改良剤;パラトルエンスルフォン酸塩、
トリエンスルフォン酸塩、キシレンスルフォン酸塩、尿
素などの粘度調整剤;プロテアーゼ、リパーゼ、セルラ
ーゼ、アミラーゼ(特にアルカリ雰囲気において活性を
有するアルカリリパーゼ等)などの酵素;第4級アンモ
ニウム塩、ベントナイト等の柔軟付与剤;漂白剤、蛍光
剤、香料、色素などを使用することができる。
本発明の洗剤組成物は、上記各成分を造粒して嵩密度
0.5〜1.2g/ccの高嵩密度組成物とすることにより得られ
る。この造粒方法としては、前述の特開昭62−597号公
報に記載されたように、脂肪酸低級アルキルエステルス
ルホン酸塩等の洗剤原料をニーダで捍和、混合し、カッ
ターミルタイプ等の解砕機で解砕、造粒し、さらに水不
溶性微粉体を混合することにより得られる。また、洗剤
成分の一部または全部を予め噴霧乾燥し、この噴霧乾燥
品に残りの洗剤成分とを捏和、混合して高嵩密度粒状洗
剤組成物を製造することもできる。酵素等の成分につい
ては、粒状化した洗剤に物体ブレンドしてもよい。
発明の効果 本発明によれば、脂肪酸低級アルキルエステルスルホ
ン酸塩、α−オレフィンスルホン酸カリウム、低級アル
キル硫酸塩およびアルミノ珪酸塩を併用し、かつ水分量
を調整することにより、高嵩密度洗剤組成物を溶解性を
改善することができる。
実 施 例 以下の各実施例においては、各洗剤組成物について、
次の基準により溶解性を評価した。
溶解性試験 ビーカーに25℃の水を入れ、この中に電導度測定用セ
ルを挿入する。ついで、水中に別表に示した組成の各洗
剤組成物を1g添加し、定速スターラーを用い250rpmの速
度で攪拌し、添加した洗剤粒子の90%が溶解する時間を
測定して、T90(秒)とした。ここで、電導度計として
は、HORIBA CONDUCTIVE METER DS−8F型を用いた。
実施例1 下記の表−1に示した組成の高嵩密度粒状洗剤組成物
(嵩密度;0.78g/cc)を製造した。
下記表−1の各成分(酵素を除く)をニーダで捏和
し、得られた緊密な混合物ペレット(2cm角)とA型ゼ
オライトを解砕機(岡田精工製、スピードミルND−30
型)に定量フィードした。この時、この砕料と共に15℃
の冷風を15/砕料kgの比率で導入した。解砕機は、径
15cmの解砕刃をクロス4段で3000rpmで回転し、スクリ
ーンは2mmφ、開孔率20%のパンチングメタルを用い
た。
次に得られた解砕品と平均一次粒径3μmのA型ゼオ
ライトを転動ドラム(D=30cmφ,L=60cm)に97:3の比
率で定量フィードし、30rpm、滞留時間5分でコーティ
ング品を排出した。ここで、酵素を粉体ブレンドした。
得られた高嵩密度洗剤組成物の溶解性を評価し、表−1
に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)脂肪酸残基の炭素数8〜22の脂肪酸
    低級アルキルエステルのスルホン酸塩:2〜30重量%、 (b)炭素数12〜22のアルキル基またはアルケニル基を
    有するα−オレフィンスルホン酸カリウム:2〜30重量% (c)炭素数1〜3の低級アルキル硫酸塩:0.5〜5重量
    %、および (d)アルミノ珪酸塩:5〜40重量% を含有し、かつ水分が4〜12重量%の範囲にあることを
    特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物。
JP25818088A 1988-10-12 1988-10-12 高嵩密度粒状洗剤組成物 Expired - Lifetime JPH0819439B2 (ja)

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