JPH08194053A - 故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器 - Google Patents

故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器

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JPH08194053A
JPH08194053A JP7006599A JP659995A JPH08194053A JP H08194053 A JPH08194053 A JP H08194053A JP 7006599 A JP7006599 A JP 7006599A JP 659995 A JP659995 A JP 659995A JP H08194053 A JPH08194053 A JP H08194053A
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JP
Japan
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microwave
signal
bypass
circuit
receiving unit
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JP7006599A
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Hayae Kayano
早衛 萱野
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Wadeco Co Ltd
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Wadeco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置が故障した場合に、装置自身が故障を検
知する自己診断機能を備えるマイクロ波式物体検出器を
提供する。 【構成】 送信部2と受信部3とはバイパス4により連
結され、バイパス4を経由するマイクロ波は、パルス信
号S2により変調されて受信部2のマイクロ波結合器1
2に入力される。受信部2には、アンテナ15で捕集さ
れたマイクロ波D1も入力される。マイクロ波検波器1
7から出力される信号D2は、信号波形分離回路19で
分離された信号D3が第1出力回路20から物体検出信
号D4として出力される。また、信号D2は遅延回路2
1を経て第2出力回路22から故障診断用信号として出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波を検出媒体
として物体の有無や位置を検出する装置に関し、特に装
置を構成するマイクロ波送信部や受信部の故障を自己検
知することが可能なマイクロ波式物体検出器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場生産現場や作業現場にお
いて、加工品等の移動する物体の存在やその位置を検出
するために、レーザ光や赤外線等を用いた物体検出装置
が使用されている。しかし、このような光を用いた方式
では、例えば高温多湿で水蒸気ミストやオイルミスト等
の存在する使用環境では、感度が著しく低下して検出が
困難になるという欠点があった。
【0003】そこで、従来の光方式に代わり、物体検出
装置の検出媒体としてマイクロ波を使用することがなさ
れている。物体の有無やその位置の検出は、マイクロ波
送信部とマイクロ波受信部とを対向配置して、その間を
物体が移動することによりマイクロ波が遮断され、その
遮断信号を検出する構成や、マイクロ波送信部とマイク
ロ波受信部とを物体の移動経路(例えば、コンベヤ)に
向けて配置し、物体が検出範囲に到来してマイクロ波送
信部から発射されたマイクロ波が反射された時に、その
反射波をマイクロ波受信部が検出する構成とすることに
より行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のマイクロ波式物体検出装置においては、例えばマイ
クロ波送信部が故障してマイクロ波が発射されない場合
には、遮断信号を検出する方式では遮断信号が連続する
こととなり、物体による遮断であるのか判別できない。
一方、同様の場合において、反射波を検出する方式で
は、物体が検出範囲に到来した場合でも反射波が発生せ
ず、物体が長時間到来しないものと判断されてしまう。
また、マイクロ波受信部が故障している場合には、マイ
クロ波送信部が正常であっても検出信号が得られず、同
様の結果となる。このように、検出信号が長時間出力さ
れない場合、それが物体が存在しないことによるもの
か、あるいは装置の故障によるものであるのか判別でき
ないという問題がある。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、マイクロ波式物体検出装置において、装置が故
障した場合に、装置自身が故障を検知する自己診断機能
を備えるマイクロ波式物体検出器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の、 マイクロ波発振器から発せられたマイクロ波を伝播路
に案内させてアンテナから発射する送信部と、前記送信
部の発するマイクロ波をアンテナで捕集するとともに、
被検出物体によるマイクロ波の反射または遮断により該
マイクロ波の伝播変化をマイクロ波検波器で検波するこ
とにより、前記該被検出物体の存在または位置を検出す
る受信部とを備えるマイクロ波式物体検出器であって、
前記送信部と前記受信部とは、それぞれの伝播路途中に
おいて前記マイクロ波発振器から発せられたマイクロ波
を前記受信部に直接案内するバイパスにより連結され、
かつ前記バイパスを経由するマイクロ波は変調されて継
続して故障診断用マイクロ波として前記受信部に入力さ
れるとともに、前記受信部は、前記バイパスを経由する
マイクロ波と前記アンテナで捕集されたマイクロ波とを
前記マイクロ波検波器で検波するとともに、前記検波信
号から前記バイパスを経由するマイクロ波成分を除去し
た信号を物体検知信号として出力し、かつ前記検波信号
から前記バイパスを経由するマイクロ波成分を抽出した
信号を故障診断用信号として出力することを特徴とする
故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器、 前記受信部は、前記物体検知信号において、前記バイ
パスを経由して入力されたマイクロ波と前記アンテナで
捕集されたマイクロ波とが干渉した部分を補償して出力
することを特徴とする前項に記載の故障自己診断機能
付きマイクロ波式物体検出器、 前記バイパスを経由するマイクロ波を、パルス変調し
て前記受信部に入力することを特徴とする前項または
に記載の故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出
器、 前記伝播路および前記バイパスが、導波管により一体
に形成されることを特徴とする前項乃至の何れかに
記載の故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器、 前記伝播路が導波管であり、かつ前記バイパスが同軸
線または電線で構成されるとともに、前記同軸線または
電線はその両端を前記導波管に設けた開口部を閉塞する
ように連結されることを特徴とする前項乃至の何れ
かに記載の故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出
器、 により達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例を基により明確にす
る。但し、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ないことは勿論である。図1は、本発明に係る故障自己
診断機能付きマイクロ波式物体検出器の一実施例を示す
ブロック構成図である。図示されるように、故障自己診
断機能付きマイクロ波式物体検出器1は、マイクロ波を
発信する送信部2と、送信部2の発するマイクロ波が検
出範囲に到来した被検出物体OBにより反射された伝播
波を検出する受信部3とを主たる構成部品とし、更に送
信部2と受信部3とをバイパス4で連結して構成され
る。
【0008】送信部2では、先ず安定化電圧回路5から
の電源供給を受けてマイクロ波発振器6がマイクロ波M
1を発振する。次いで、このマイクロ波M1は低周波発
振回路7から発せられる低周波信号S1により振幅変調
され、マイクロ波M2としてマイクロ波変調器8から発
せられる。マイクロ波M2は、マイクロ波結合器9によ
り分岐され、一方は導波管10を伝播して物体検知用の
マイクロ波M3としてアンテナ11から被検出物体OB
の搬送経路に向けて発射されるとともに、他方はバイパ
ス4を経由して受信部3に直接入力される。
【0009】受信部3では、送信部2からバイパス4を
経由して、故障診断用マイクロ波M4が所定間隔をもっ
て継続してマイクロ波結合器12に入力される。この故
障診断用マイクロ波M4は、送信部2のマイクロ波結合
器9で分岐されたマイクロ波M2がパルス波発振回路1
3により開閉されるマイクロ波スイッチ14により変調
されたパルス状のマイクロ波である。このマイクロ波ス
イッチ14は、例えばPINダイオードで構成され、バ
イパス4上の任意の箇所に設けられる。また、マイクロ
波スイッチ14による変調は、パルス波発振回路13の
発するパルス信号S2の周期と幅により任意に制御され
る。また、受信部3には、被検出物体OBが検出範囲内
に到来した時に、前記送信部2のアンテナ11から発射
され、かつ被検出物体OBにより反射された伝播波(M
3)がアンテナ15で捕集され、受信マイクロ波D1と
して導波管16に案内されてマイクロ波結合器12に入
力される。
【0010】従って、マイクロ波結合器12から出力さ
れる信号D2は、検出範囲内に被検出物体OBが到来す
るまでは、バイパス4を経由する故障診断用マイクロ波
M4のみであるが、被検出物体OBが検出範囲内に到来
した時には、故障診断用マイクロ波M4と受信マイクロ
波D1との混合信号となる。そこで、この混合信号をマ
イクロ波検波器17で検波し、増幅回路18で増幅した
後、信号波形分離回路19で故障診断用マイクロ波M4
を除去して、受信マイクロ波D1のみの信号D3として
第1出力回路20に出力する。この信号波形分離回路1
9は、例えばフィルタ回路により構成される。第1出力
回路から出力される信号D4は物体検知を示す信号であ
り、図示は省略される製造ライン上の加工装置の制御
や、作業者への報知に利用される。
【0011】同時に、マイクロ波結合器12から出力さ
れる信号D2は、増幅回路18で増幅されて遅延回路2
1に送られる。この遅延回路21は、故障診断用マイク
ロ波M4をパルス波発振回路13から発振されるパルス
信号S2の1周期以上に相当する時間だけ入力信号を保
持し、信号D5として第2出力回路22に出力する。第
2出力回路22から出力される信号D5は、送信部2や
受信部3を構成する各部品が正常に作動しているか否か
を示す診断信号であり、故障が発生した場合に図示は省
略される報知手段と連動して、製造ラインの停止、作業
者や管理者への報知を行う。
【0012】バイパス4は、前記送信部2および受信部
3の各導波管10、16を、それぞれのマイクロ波結合
器9、12の配設位置から分岐させ、マイクロ波スイッ
チ14を介して互いに連結することで、バイパス4と導
波管10、16とを一体の管構造体として形成すること
ができる。あるいは、バイパス4を一般の電線や同軸線
を用いて構成することもできる。その場合、各導波管1
0、16のマイクロ波結合器9、12の配設位置に適当
な開口部を設け、その開口部を前記電線や同軸線の端部
で閉塞するように連結することで、バイパス4を構成す
ることも可能である。
【0013】以上の構成において、送信部2におけるマ
イクロ波M1〜M4、並びに受信部3における受信信号
D1〜D5の時系列変化を図2に示すとともに、被検出
物体OBの検出並びに故障の自己診断機能に関して説明
する。
【0014】送信部2では、マイクロ波発振器6から連
続して発振されるマイクロ波M1は、マイクロ波変調器
8により正弦波形を有するマイクロ波M2(拡大部参
照)に変調され、アンテナ11からマイクロ波M3とし
て発射される。同時に、マイクロ波M2は、マイクロ波
結合器9により分岐されてバイパス4にも案内される。
バイパス4を経由するマイクロ波M2は、マイクロ波ス
イッチ14においてパルス波発振回路13から発振され
るパルス信号S2により変調される。このパルス信号S
2は、所定のパルス幅Wをもって所定の周期Pで継続し
て発振される。マイクロ波スイッチ14は、パルス信号
S2の周期Pに同期してそのパルス幅Wに相当する時間
だけマイクロ波M2を受信部3に入力させる。その結
果、故障診断用マイクロ波M4は、パルス信号S2に同
期したパルス状のマイクロ波m1〜mnとなって受信部
3のマイクロ波結合器12に入力される。
【0015】一方、受信部3では、マイクロ波結合器1
2にバイパス4を経由して故障診断用マイクロ波M4が
継続して入力され、その出力信号D2は故障診断用マイ
クロ波M4(m1〜mn)に同期したパルス状の信号d
1〜dnとなる。そして、この出力信号D2は、遅延回
路21に送られ、パルス信号S2の1周期以上に相当す
る時間だけ保持されて第2出力回路22から出力され
る。この保持は、例えば入力信号d1〜dnのレベルを
時系列的に検出し、レベル低下があった時に低下直前の
状態にレベルを上昇させ、かつその状態をパスル信号S
2の1周期以上に相当する時間だけ継続することが行わ
れる。その結果、遅延回路21の出力信号D5は連続信
号として第2出力回路22に送られる。従って、故障診
断用マイクロ波M4が受信部3に入力されている間、信
号D5は出力され続ける。
【0016】ところが、送信部2に故障が生じ、例えば
マイクロ波発振器3が故障して時間t3以降のマイクロ
波M1の発振が途絶えると、マイクロ波スイッチ14お
よびパルス波発振回路13が正常に機能し、パスル信号
S2が継続して発生していたとしても、故障診断用マイ
クロ波M4は時間t4以降途絶えてしまう。その結果、
マイクロ波結合器12の出力信号D2も信号dn以降途
絶える。それに伴い、遅延回路21の出力信号D5は、
時間t4からパルス信号S2の1周期以上に相当する時
間保持された後、即ちパルス信号S2の1周期以上遅延
されて、時間t5においてその出力が途絶える。従っ
て、信号D5の停止をもって、装置の故障を自己検知す
ることができる。
【0017】また、送信部2が正常に機能し、マイクロ
波M1の発振が連続している場合において、マイクロ波
スイッチ14やパルス波発振回路13が故障して故障診
断用マイクロ波M4が受信部3に入力されなくなった時
には、入力停止後パルス信号S2の1周期経過した後に
信号D5が途絶え、故障が検知される。同様に、送信部
2に加えてマイクロ波スイッチ14およびパルス波発振
回路13が正常に機能している場合において、マイクロ
波検波器17が故障した時も、故障発生後パルス信号S
2の1周期以上経過した後に信号D5が途絶えるため
に、故障が検知される。
【0018】更に、周辺回路である安定化電圧回路5や
低周波発振回路7、増幅回路18等が故障した場合に
も、上記と同様に信号D5が途絶えるために、故障の自
己検知が可能である。その他の構成部品であるマイクロ
波結合器9(12)や導波管10(16)、アンテナ1
1(15)は構造部材であり、その動作に関わる故障は
発生することは無いが、衝撃その他で破損した場合に
は、上記と同様に信号D5が途絶えるために、故障(破
損)を検知することができる。以上のように、故障を自
己検知できる。
【0019】このような状態において、例えば時間(t
1)において、被検出物体OBが検出範囲内に到来する
と、送信部2から発射されたマイクロ波M3が被検出物
体OBにより反射され、その伝播波がアンテナ15に捕
集され、導波管13を伝播してマイクロ波結合器12に
入力される。被検出物体OBはある大きさを有するため
に、受信マイクロ波D1はそれに対応した時間、例えば
時間(t2)に至るまで継続してマイクロ波結合器12
に入力される。この受信マイクロ波D1に対応する信号
を符号obで示す。従って、マイクロ波結合器12から
の出力信号D2は、被検出物体OBが検出範囲内に到来
した時には、故障診断用マイクロ波M4に対応する信号
d1〜dnと物体検出を示す信号obとが合成された混
合信号となる。そこで、前記信号D2を信号波形分離回
路19に送り、故障診断用マイクロ波M4に対応する信
号d1〜dnを除去し、受信マイクロ波D1に対応する
信号obのみを信号D3として第1出力回路20に入力
し、次いで物体検出信号D4として出力する。以上のよ
うに、被検出物体OBの検出を行うことができる。
【0020】ところで、被検出物体OBが検出範囲内に
到来した際にも、故障診断用マイクロ波M4が継続的に
マイクロ波結合器12に入力される。その結果、図2の
タイムチャートに示されるように、受信マイクロ波D1
と故障診断用マイクロ波M4とが干渉を起こし、マイク
ロ波結合器12からの出力信号D2において、前記干渉
部分に相当する箇所でレベル低下が起こる。図の例で
は、故障診断用マイクロ波M4のm3およびm4に対応
する箇所において干渉が発生し、信号D2において符号
x1およびx2で示す箇所でレベル低下が起こってい
る。その結果、物体検知信号となる信号D3、D4も同
様の信号波形となり、被検出物体OBの誤検出を起こす
虞がある。故障診断用マイクロ波M4において、パルス
状マイクロ波m1〜mnの幅はパルス信号S2のパルス
幅Wに相当するため、パルス幅Wを極力小さくすること
で前記の干渉を無視できる程度にまで抑えることができ
るが、パルス幅Wを小さくすることにより、信号D5に
おける保持に精度が要求されることになる。
【0021】そこで、図3に示すように、信号波形分離
回路19と第1出力回路20との間に補償回路23を挿
入し、前記干渉による信号D2のレベル低下箇所x1お
よびx2を補償することができる。この補償回路23
は、例えば論理和回路により構成することができる。即
ち、図4に示すように、信号D3と、前記信号D3をパ
ルス信号S2のパルス幅Wに相当する時間遅延させた信
号D3aとの論理和をとることで、信号D4は干渉箇所
x1およびx2でレベル低下のない、連続した信号とし
て第1出力回路20に送られる。但し、この場合、信号
D4は、本来の検出完了時間t2にパルス信号S2のパ
スル幅Wだけ遅延された時間t6をもって検出完了とな
る信号波形を示す。
【0022】また、補償回路23は、保持回路により構
成することもできる。その場合、図示は省略するが、信
号D3においてレベルの低下が検出されると、低下直前
のレベルにまでレベルを上昇させ、かつパルス信号S2
のパルス幅Wに相当する時間保持することで、干渉箇所
x1およびx2のない連続信号D4が得られる。この場
合も、論理和回路による構成と同様に、信号D4は、本
来の検出完了時間t2にパルス信号S2のパスル幅Wだ
け遅延された時間t6をもって検出完了となる信号波形
を示す。
【0023】尚、上記において、送信部から発射された
マイクロ波が被検出物体により反射され、その反射波を
受信する、所謂反射方式のマイクロ波式物体検知器を基
に説明したが、本発明に係る故障自己診断機能付きマイ
クロ波式物体検出器は、対向配置された送信部2と受信
部3との間に被検出物体が到来してマイクロ波を遮断す
る、所謂遮断方式のマイクロ波式物体検知器にも適用で
きる。その場合、図1の構成において、受信部3のアン
テナ15で捕集された受信マイクロ波D1の波形を反転
させてマイクロ波結合器12に送ることにより、上記反
射方式と同様の信号処理が行われる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る故障自
己診断機能付きマイクロ波式物体検出器は、送信部と受
信部とを連結するバイパスを設け、更にバイパスを経由
するマイクロ波をパルス信号により変調して受信部に入
力させることで、簡単な構成により被検出物体の検出は
勿論のこと、送信部や受信部を構成する部品の故障を、
被検出物体の検出に何ら悪影響を与えることなく検知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る故障自己診断機能付きマイクロ波
式物体検出器の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示す故障自己診断機能付きマイクロ波式
物体検出器の動作原理を説明するためのタイムチャート
である。
【図3】本発明に係る故障自己診断機能付きマイクロ波
式物体検出器の他の実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図4】図3に示す故障自己診断機能付きマイクロ波式
物体検出器の動作原理を説明するためのタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器 2 送信部 3 受信部 4 バイパス 9,12 マイクロ波結合器 13 パルス波発振器 14 マイクロ波スイッチ 19 信号波形分離回路 20 第1出力回路 22 第2出力回路 23 補償回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波発振器から発せられたマイク
    ロ波を伝播路に案内させてアンテナから発射する送信部
    と、前記送信部の発するマイクロ波をアンテナで捕集す
    るとともに、被検出物体によるマイクロ波の反射または
    遮断により該マイクロ波の伝播変化をマイクロ波検波器
    で検波することにより、前記該被検出物体の存在または
    位置を検出する受信部とを備えるマイクロ波式物体検出
    器であって、 前記送信部と前記受信部とは、それぞれの伝播路途中に
    おいて前記マイクロ波発振器から発せられたマイクロ波
    を前記受信部に直接案内するバイパスにより連結され、
    かつ前記バイパスを経由するマイクロ波は変調されて継
    続して故障診断用マイクロ波として前記受信部に入力さ
    れるとともに、 前記受信部は、前記バイパスを経由するマイクロ波と前
    記アンテナで捕集されたマイクロ波とを前記マイクロ波
    検波器で検波するとともに、前記検波信号から前記バイ
    パスを経由するマイクロ波成分を除去した信号を物体検
    知信号として出力し、かつ前記検波信号から前記バイパ
    スを経由するマイクロ波成分を抽出した信号を故障診断
    用信号として出力することを特徴とする故障自己診断機
    能付きマイクロ波式物体検出器。
  2. 【請求項2】 前記受信部は、前記物体検知信号におい
    て、前記バイパスを経由して入力されたマイクロ波と前
    記アンテナで捕集されたマイクロ波とが干渉した部分を
    補償して出力することを特徴とする請求項1に記載の故
    障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器。
  3. 【請求項3】 前記バイパスを経由するマイクロ波を、
    パルス変調して前記受信部に入力することを特徴とする
    請求項1または2に記載の故障自己診断機能付きマイク
    ロ波式物体検出器。
  4. 【請求項4】 前記伝播路および前記バイパスが、導波
    管により一体に形成されることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の故障自己診断機能付きマイクロ波
    式物体検出器。
  5. 【請求項5】 前記伝播路が導波管であり、かつ前記バ
    イパスが同軸線または電線で構成されるとともに、前記
    同軸線または電線はその両端を前記導波管に設けた開口
    部を閉塞するように連結されることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の故障自己診断機能付きマイク
    ロ波式物体検出器。
JP7006599A 1995-01-19 1995-01-19 故障自己診断機能付きマイクロ波式物体検出器 Pending JPH08194053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267839A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーダシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267839A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーダシステム

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