JPH08194032A - Icテスタ用水平搬送型ハンドラ - Google Patents
Icテスタ用水平搬送型ハンドラInfo
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- JPH08194032A JPH08194032A JP7023506A JP2350695A JPH08194032A JP H08194032 A JPH08194032 A JP H08194032A JP 7023506 A JP7023506 A JP 7023506A JP 2350695 A JP2350695 A JP 2350695A JP H08194032 A JPH08194032 A JP H08194032A
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- tray
- test
- arm
- dut
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 専用のテストトレイ17がDUT10を載置
してローダ部22から恒温槽35に搬送されて高/低温
でDUTがテストされアンローダ部23へと循環するI
Cテスタ用水平搬送型ハンドラにおいて、テストトレイ
17の熱膨張にもかかわらず、テストトレイ17とカス
トマトレイ16との間のX−Yアーム28によるDUT
10のハンドリングを正確に行う。 【構成】 恒温槽39内部に制御用の温度計39を設
け、テストトレイ17が恒温槽35から排出された時点
からの時間を計時するカウンタ13を設け、その計時数
からテストトレイ17の熱膨張による拡大縮小量を求め
てX−Yアーム28の修正移動量を決め、X−Yアーム
28の移動を制御部12が制御する。
してローダ部22から恒温槽35に搬送されて高/低温
でDUTがテストされアンローダ部23へと循環するI
Cテスタ用水平搬送型ハンドラにおいて、テストトレイ
17の熱膨張にもかかわらず、テストトレイ17とカス
トマトレイ16との間のX−Yアーム28によるDUT
10のハンドリングを正確に行う。 【構成】 恒温槽39内部に制御用の温度計39を設
け、テストトレイ17が恒温槽35から排出された時点
からの時間を計時するカウンタ13を設け、その計時数
からテストトレイ17の熱膨張による拡大縮小量を求め
てX−Yアーム28の修正移動量を決め、X−Yアーム
28の移動を制御部12が制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は恒温槽及びローダ部か
ら恒温槽内部のテスト領域とアンローダ部とを循環する
テストトレイを用いて半導体ICをテストするICテス
タ用水平搬送型ハンドラに関する。特にテストトレイが
恒温槽内で高温印加により熱膨張してこのテストトレイ
に載置している被測定IC(以下「DUT」という)の
位置が常温時に比べて若干移動するので、テストトレイ
とカスタマトレイ間でDUTを吸引搬送するX−Yアー
ムの可動体の移動距離も同じように移動しなければなら
ない。この移動距離の補正に関するものである。
ら恒温槽内部のテスト領域とアンローダ部とを循環する
テストトレイを用いて半導体ICをテストするICテス
タ用水平搬送型ハンドラに関する。特にテストトレイが
恒温槽内で高温印加により熱膨張してこのテストトレイ
に載置している被測定IC(以下「DUT」という)の
位置が常温時に比べて若干移動するので、テストトレイ
とカスタマトレイ間でDUTを吸引搬送するX−Yアー
ムの可動体の移動距離も同じように移動しなければなら
ない。この移動距離の補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DUTのテストにおいて、ICテスタと
一体になって恒温槽を有する水平搬送型ハンドラが用い
られることがある。この水平搬送型ハンドラはDUTを
X−Yアームを用いてハンドリングしてDUTを載置し
たカストマトレイからテストトレイにローディングし、
テストトレイは自動的に恒温槽に搬送されてDUTを高
温/低温時でテスティングし、最後にテスト結果の試験
データに基づくカテゴリ毎に分類(ソート)し、テスト
トレイからカスタマトレイにX−Yアームを用いてアン
ローディングしている。
一体になって恒温槽を有する水平搬送型ハンドラが用い
られることがある。この水平搬送型ハンドラはDUTを
X−Yアームを用いてハンドリングしてDUTを載置し
たカストマトレイからテストトレイにローディングし、
テストトレイは自動的に恒温槽に搬送されてDUTを高
温/低温時でテスティングし、最後にテスト結果の試験
データに基づくカテゴリ毎に分類(ソート)し、テスト
トレイからカスタマトレイにX−Yアームを用いてアン
ローディングしている。
【0003】図4を用いて、この恒温槽35を有する一
例のハンドラ21でのカストマトレイ16、テストトレ
イ17及びDUT10の搬送経路及びテスト方法の概要
を説明する。ハンドラ21内部のローダ部22において
カストマトレイ16に載置されているDUT10を恒温
槽35内の高/低温に耐える別のテストトレイ17に転
送載置し直す。このDUT10が転送載置されたテスト
トレイ17は、一定の経路を搬送循環されて恒温槽内部
のテスト領域37でDUT10がテストされる。つま
り、恒温槽35に送り込まれ、ソークチェンバ36で加
熱あるいは冷却され、一定温度に達するとテスト領域3
7で一定温度のもとでDUT10の電気的特性が測定さ
れ、その後EXITチェンバ38に送られる。
例のハンドラ21でのカストマトレイ16、テストトレ
イ17及びDUT10の搬送経路及びテスト方法の概要
を説明する。ハンドラ21内部のローダ部22において
カストマトレイ16に載置されているDUT10を恒温
槽35内の高/低温に耐える別のテストトレイ17に転
送載置し直す。このDUT10が転送載置されたテスト
トレイ17は、一定の経路を搬送循環されて恒温槽内部
のテスト領域37でDUT10がテストされる。つま
り、恒温槽35に送り込まれ、ソークチェンバ36で加
熱あるいは冷却され、一定温度に達するとテスト領域3
7で一定温度のもとでDUT10の電気的特性が測定さ
れ、その後EXITチェンバ38に送られる。
【0004】高/低温時でのテストが実施され、EXI
Tチェンバ38を通過した当該DUT10は、テストト
レイ17に載置されたままアンローダ部A23及びアン
ローダ部B24に送られ、ここでテストトレイ17から
カストマトレイ16に、テスト結果のカテゴリ毎にソー
ト(分類)されて転送載置される。カストマトレイ16
とテストトレイ17との間のDUT10の転送にはX−
Yアーム28の可動体271 、272 及び273 (以下
一般的には「27」という)の下方に、真空ポンプを使
用した吸引搬送手段が用いられ、DUT10を1〜数個
吸引吸着して他方のカストマトレイ16あるいはテスト
トレイ17に転送し、ここにおいて解放することにより
一方から他方への転送を終了する。
Tチェンバ38を通過した当該DUT10は、テストト
レイ17に載置されたままアンローダ部A23及びアン
ローダ部B24に送られ、ここでテストトレイ17から
カストマトレイ16に、テスト結果のカテゴリ毎にソー
ト(分類)されて転送載置される。カストマトレイ16
とテストトレイ17との間のDUT10の転送にはX−
Yアーム28の可動体271 、272 及び273 (以下
一般的には「27」という)の下方に、真空ポンプを使
用した吸引搬送手段が用いられ、DUT10を1〜数個
吸引吸着して他方のカストマトレイ16あるいはテスト
トレイ17に転送し、ここにおいて解放することにより
一方から他方への転送を終了する。
【0005】図4に於いて、ローダ部22ではYレール
251 と252 、Xレール261 及び可動体271 でも
ってX−Yアーム281 が構成され、Xレール261 は
Y方向に移動自在であり、可動体271 はXレール26
1 に取り付けられてX方向に移動自在である。従って可
動体271 はローダ部22の平面上全ての点に移動で
き、可動体271 にはDUT10の吸着部が有り、DU
T10をカストマトレイ16からテストトレイ17に転
送載置する。アンローダ部A23には、Yレール253
と254 、Xレール262 及び可動体272 から構成さ
れるX−Yアーム282 でもってテスト済みDUT10
をテストトレイ17からカストマトレイ16に転送載置
する。アンローダ部B24においても同様にX−Yアー
ム283 の可動体273 がテスト済みDUT10をテス
トトレイ17からカストマトレイ16に転送載置する。
この一例の構成で、アンローダ部がA23とB24との
2ケ所を有するのは、テスト結果のDUT10を4種類
以上にソーティング(分類)するためで、図示していな
いが、カストマトレイ16がハンドラ21の内部で交換
されて、8分類までのソーティングが可能のように構成
されている。
251 と252 、Xレール261 及び可動体271 でも
ってX−Yアーム281 が構成され、Xレール261 は
Y方向に移動自在であり、可動体271 はXレール26
1 に取り付けられてX方向に移動自在である。従って可
動体271 はローダ部22の平面上全ての点に移動で
き、可動体271 にはDUT10の吸着部が有り、DU
T10をカストマトレイ16からテストトレイ17に転
送載置する。アンローダ部A23には、Yレール253
と254 、Xレール262 及び可動体272 から構成さ
れるX−Yアーム282 でもってテスト済みDUT10
をテストトレイ17からカストマトレイ16に転送載置
する。アンローダ部B24においても同様にX−Yアー
ム283 の可動体273 がテスト済みDUT10をテス
トトレイ17からカストマトレイ16に転送載置する。
この一例の構成で、アンローダ部がA23とB24との
2ケ所を有するのは、テスト結果のDUT10を4種類
以上にソーティング(分類)するためで、図示していな
いが、カストマトレイ16がハンドラ21の内部で交換
されて、8分類までのソーティングが可能のように構成
されている。
【0006】図5にテストトレイ17の外観図を示す。
テストトレイ17は例えばアルミ(Al)製の枠とその
枠に一定間隔毎に設けられた支柱29とその支柱29間
に配列された複数のトレイインサート30とにより構成
されている。トレイインサート30の中央部は凹部であ
り、この凹部にDUT10が載置固定されており、図示
していないが、恒温槽35内のテスト領域37ではこの
ままの状態でDUT10のリードピンがICテスタのテ
ストヘッドと接触できる構造となっている。トレイイン
サート30の両端の中央部にはX−Yアーム28の可動
体27用の誘導孔31が有り、この誘導孔31によって
可動体27の凸部と合体して位置決めをしDUT10の
吸着や解放を行う。
テストトレイ17は例えばアルミ(Al)製の枠とその
枠に一定間隔毎に設けられた支柱29とその支柱29間
に配列された複数のトレイインサート30とにより構成
されている。トレイインサート30の中央部は凹部であ
り、この凹部にDUT10が載置固定されており、図示
していないが、恒温槽35内のテスト領域37ではこの
ままの状態でDUT10のリードピンがICテスタのテ
ストヘッドと接触できる構造となっている。トレイイン
サート30の両端の中央部にはX−Yアーム28の可動
体27用の誘導孔31が有り、この誘導孔31によって
可動体27の凸部と合体して位置決めをしDUT10の
吸着や解放を行う。
【0007】テストトレイ17に設置されている複数の
トレイインサート30内に固定されている複数のDUT
10は、テスト領域37で複数のDUT10が同時にテ
ストヘッドの測定ピンと接触してテストされる。つまり
全てのDUT10が同時測定(同測)される。同時測定
数は初めは2個同測、4個同測と数が少なかった。従っ
てテストトレイ17の枠の大きさ、つまり面積が小さい
ので全体的に熱膨張は小さく、問題は生じなかった。そ
の後、16個同測と同測数は増えてきたが、テストトレ
イ17の固定位置を恒温層35の温度によってメカ的に
修正し、熱膨張によるDUT10位置の補正を行ってき
た。
トレイインサート30内に固定されている複数のDUT
10は、テスト領域37で複数のDUT10が同時にテ
ストヘッドの測定ピンと接触してテストされる。つまり
全てのDUT10が同時測定(同測)される。同時測定
数は初めは2個同測、4個同測と数が少なかった。従っ
てテストトレイ17の枠の大きさ、つまり面積が小さい
ので全体的に熱膨張は小さく、問題は生じなかった。そ
の後、16個同測と同測数は増えてきたが、テストトレ
イ17の固定位置を恒温層35の温度によってメカ的に
修正し、熱膨張によるDUT10位置の補正を行ってき
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】技術の進歩により、同
測数も16個同測から32個同測と、そして64個同測
のハンドラを含むICテストシステムも誕生してきた。
今後は益々同測数も増え100個以上同測の要求も生じ
て来よう。従ってテストトレイの大きさも益々大きくな
り、熱膨張によるDUTの位置の変動も大きくなり、そ
の影響は無視できなくなってきた。
測数も16個同測から32個同測と、そして64個同測
のハンドラを含むICテストシステムも誕生してきた。
今後は益々同測数も増え100個以上同測の要求も生じ
て来よう。従ってテストトレイの大きさも益々大きくな
り、熱膨張によるDUTの位置の変動も大きくなり、そ
の影響は無視できなくなってきた。
【0009】例えば、現在の最大のテストトレイは、材
料がアルミで、トレイインサートの数が32ケから64
ケを内蔵する物の大きさは約400mm×250mm程
度であり、125°Cでの熱膨張は0.5mm以上にも
なる。X−Yアームの移動距離の制御を0.1mmステ
ップとすると、5ステップ以上の変動となる。これでは
X−Yアームとトレイインサートとの位置合わせは不可
能となる。従来のメカ的な固定位置の修正方法でも難し
くなってきた。位置合わせの凹凸に余分の余裕を持たせ
ると、今度は吸着ミスやセットミスが生じてくる。
料がアルミで、トレイインサートの数が32ケから64
ケを内蔵する物の大きさは約400mm×250mm程
度であり、125°Cでの熱膨張は0.5mm以上にも
なる。X−Yアームの移動距離の制御を0.1mmステ
ップとすると、5ステップ以上の変動となる。これでは
X−Yアームとトレイインサートとの位置合わせは不可
能となる。従来のメカ的な固定位置の修正方法でも難し
くなってきた。位置合わせの凹凸に余分の余裕を持たせ
ると、今度は吸着ミスやセットミスが生じてくる。
【0010】この発明は、このテストトレイの熱膨張に
よるDUTの変動位置を予め求めていたり、計算したり
して予測し、X−Yアームの移動距離を自動的に補正
し、位置合わせや吸着ミスやセットミスを無くそうとす
るものである。
よるDUTの変動位置を予め求めていたり、計算したり
して予測し、X−Yアームの移動距離を自動的に補正
し、位置合わせや吸着ミスやセットミスを無くそうとす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は恒温槽の設定温度毎に常温時と比べてど
の程度熱膨張するか、また恒温槽から排出されたテスト
トレイが秒単位でどの程度縮小していくのか、等を実測
あるいは計算により算出し、テーブル化して準備した
り、簡単な計算式を準備したりする。基礎計算は理論的
に行うので基準にはなるが、テスト条件や個々のハンド
ラでの保温度や排熱度により若干変わるので、最終的に
は実測して決めるのがよい。
に、この発明は恒温槽の設定温度毎に常温時と比べてど
の程度熱膨張するか、また恒温槽から排出されたテスト
トレイが秒単位でどの程度縮小していくのか、等を実測
あるいは計算により算出し、テーブル化して準備した
り、簡単な計算式を準備したりする。基礎計算は理論的
に行うので基準にはなるが、テスト条件や個々のハンド
ラでの保温度や排熱度により若干変わるので、最終的に
は実測して決めるのがよい。
【0012】恒温槽で高温、例えば125°Cでテスト
したテストトレイは熱膨張して縦横共に拡張している。
このテストトレイが恒温槽のテスト領域でDUTはテス
トされ、EXITチェンバに移動して温度は下げられる
が、EXITチェンバ内でも未だ高温であり、しかも次
のテスト済みテストトレイも送られてくるので温度が充
分に下げられずにアンローダ部に送り出される。アンロ
ーダ部はほぼ常温である。従ってテストトレイの温度は
下げられていき、熱膨張していたテストトレイは縮小し
ていく。この縮小度合は時間の関数となる。
したテストトレイは熱膨張して縦横共に拡張している。
このテストトレイが恒温槽のテスト領域でDUTはテス
トされ、EXITチェンバに移動して温度は下げられる
が、EXITチェンバ内でも未だ高温であり、しかも次
のテスト済みテストトレイも送られてくるので温度が充
分に下げられずにアンローダ部に送り出される。アンロ
ーダ部はほぼ常温である。従ってテストトレイの温度は
下げられていき、熱膨張していたテストトレイは縮小し
ていく。この縮小度合は時間の関数となる。
【0013】そこで、各テストトレイ毎に恒温槽から排
出された時点を基準とした特定時点からの時間を例えば
1秒単位でカウンタで計時し、アンローダ部の定位置ま
での計時数によってテストトレイの拡大縮小量を定め
る。この拡大縮小量、つまり修正移動量は計算により求
めてもよいが、予め実測あるいは計算により求め設定し
ていたテーブルから読み出し、X−Yアームの修正移動
量を決めるとよい。つまり、テストトレイの固定位置
を、例えば左下端を一定位置に固定し、そこからのX−
Y軸の熱膨張縮小の変動量を求めてX−Yアームの修正
移動量を決める。X−Yアームの移動量が決まると制御
部の制御により、テスト済みDUTのテストトレイから
カストマトレイへのアンローディングを開始する。
出された時点を基準とした特定時点からの時間を例えば
1秒単位でカウンタで計時し、アンローダ部の定位置ま
での計時数によってテストトレイの拡大縮小量を定め
る。この拡大縮小量、つまり修正移動量は計算により求
めてもよいが、予め実測あるいは計算により求め設定し
ていたテーブルから読み出し、X−Yアームの修正移動
量を決めるとよい。つまり、テストトレイの固定位置
を、例えば左下端を一定位置に固定し、そこからのX−
Y軸の熱膨張縮小の変動量を求めてX−Yアームの修正
移動量を決める。X−Yアームの移動量が決まると制御
部の制御により、テスト済みDUTのテストトレイから
カストマトレイへのアンローディングを開始する。
【0014】アンローディングの途中でX−Yアームの
位置決めが定まらなくなってきたときには、再びカウン
タの計時数よりテーブルから修正移動量を求めてアンロ
ーディングを再開する。この場合でもX−Yアームの位
置決めがミスするときには、制御部のポジション設定表
を画面に読み出して手動で修正移動量を設定することも
できる。
位置決めが定まらなくなってきたときには、再びカウン
タの計時数よりテーブルから修正移動量を求めてアンロ
ーディングを再開する。この場合でもX−Yアームの位
置決めがミスするときには、制御部のポジション設定表
を画面に読み出して手動で修正移動量を設定することも
できる。
【0015】DUTのアンローディングが終了すると、
テストトレイはローダ部に送られ、未テストDUTをカ
ストマトレイより上記テストトレイへのローディングす
る。この場合でもテストトレイが常温まで下がらずに熱
膨張していることが多いのでこのときもカウンタの計時
数から修正移動量を求めてX−Yアームを制御する。
テストトレイはローダ部に送られ、未テストDUTをカ
ストマトレイより上記テストトレイへのローディングす
る。この場合でもテストトレイが常温まで下がらずに熱
膨張していることが多いのでこのときもカウンタの計時
数から修正移動量を求めてX−Yアームを制御する。
【0016】テストトレイの材質は一般的にアルミ(A
l)を用いるが、アルミで無くとも高/低温に耐える金
属製の材質であれば何でもよい。但し、使用する材質の
熱膨張縮小の修正量を常に求めなければならない。X−
Yアームの駆動は、通常、パルスモータ等のステッピン
グモータによることが多い。この場合には1パルスで、
0.1mm移動させるように構成すると設計が容易にな
る。しかしながら、この発明はパルスモータに限るもの
ではなく、X−Yアームの移動を0.1mm以下で制御
できるものであれば何でもよい。以下、実施例について
説明する。
l)を用いるが、アルミで無くとも高/低温に耐える金
属製の材質であれば何でもよい。但し、使用する材質の
熱膨張縮小の修正量を常に求めなければならない。X−
Yアームの駆動は、通常、パルスモータ等のステッピン
グモータによることが多い。この場合には1パルスで、
0.1mm移動させるように構成すると設計が容易にな
る。しかしながら、この発明はパルスモータに限るもの
ではなく、X−Yアームの移動を0.1mm以下で制御
できるものであれば何でもよい。以下、実施例について
説明する。
【0017】
【実施例】図1にこの発明の一実施例の構成図を、図2
に図1の動作の流れ図を、図3にはCRT上に表示させ
る修正移動量の一例を、かつ手動補正できる表示画面の
一例を示す。図4、図5と対応する部分には同一符号を
付す。図1について説明する。図1の構成は従来の構成
図である図4に、X−Yアーム28の修正移動量を定め
るために必要な温度計39と、恒温槽35から排出され
たテストトレイ17の経過時間を計時するカウンタ13
と、修正移動量を求めX−Yアーム28を制御する制御
部12を追加したものである。
に図1の動作の流れ図を、図3にはCRT上に表示させ
る修正移動量の一例を、かつ手動補正できる表示画面の
一例を示す。図4、図5と対応する部分には同一符号を
付す。図1について説明する。図1の構成は従来の構成
図である図4に、X−Yアーム28の修正移動量を定め
るために必要な温度計39と、恒温槽35から排出され
たテストトレイ17の経過時間を計時するカウンタ13
と、修正移動量を求めX−Yアーム28を制御する制御
部12を追加したものである。
【0018】X−Yアーム28の修正移動量を定めるた
めに必要な温度計39は少なくとも恒温槽35のテスト
領域37に必要であり、修正移動量の精度を高めるため
には更にEXITチェンバ38及びアンローダ部23に
も設けるとよい。するとこの3場所の温度勾配がわか
り、きめ細かく制御することができ、精度を高めること
ができる。
めに必要な温度計39は少なくとも恒温槽35のテスト
領域37に必要であり、修正移動量の精度を高めるため
には更にEXITチェンバ38及びアンローダ部23に
も設けるとよい。するとこの3場所の温度勾配がわか
り、きめ細かく制御することができ、精度を高めること
ができる。
【0019】カウンタ13は該当するテストトレイ17
が恒温槽35から排出された時点を基準とする特定時点
から計時を開始するが、この実施例では、その特定時点
をEXITチェンバ38からアンローダ部A23に排出
された時点とした。それ以外にも恒温槽35の温度の最
も高いテスト領域37からEXITチェンバ38に送出
された時点でもよい。要はテストトレイ17のアンロー
ダ部23、24での熱膨張の拡大縮小度を求める特定時
点とするものであるから、基準時点から一定時間離れた
他の特定時点でもよい。
が恒温槽35から排出された時点を基準とする特定時点
から計時を開始するが、この実施例では、その特定時点
をEXITチェンバ38からアンローダ部A23に排出
された時点とした。それ以外にも恒温槽35の温度の最
も高いテスト領域37からEXITチェンバ38に送出
された時点でもよい。要はテストトレイ17のアンロー
ダ部23、24での熱膨張の拡大縮小度を求める特定時
点とするものであるから、基準時点から一定時間離れた
他の特定時点でもよい。
【0020】制御部12は従来の制御部に加えて、X−
Yアーム28の修正移動量を求めその修正位置に可動体
27を移動させる制御部12である。修正移動量を求め
るには常に計算して求める方式もあるが、予め実測して
あるいは計算して求めテーブル化し、メモリに記憶し
て、カウンタ13の計時数から修正移動量を読み出すの
が時間的にも速く、便利である。そして可動体27がこ
の修正移動量を移動してトレイインサート30との位置
合わせが出来ないときには、手動修正をすることもでき
る。つまり制御部12のポジション設定表を画面に読み
出し、数値を修正して再びメモリに戻してやればよい。
Yアーム28の修正移動量を求めその修正位置に可動体
27を移動させる制御部12である。修正移動量を求め
るには常に計算して求める方式もあるが、予め実測して
あるいは計算して求めテーブル化し、メモリに記憶し
て、カウンタ13の計時数から修正移動量を読み出すの
が時間的にも速く、便利である。そして可動体27がこ
の修正移動量を移動してトレイインサート30との位置
合わせが出来ないときには、手動修正をすることもでき
る。つまり制御部12のポジション設定表を画面に読み
出し、数値を修正して再びメモリに戻してやればよい。
【0021】図3にその一例を示す。図3はローダ側の
ポジション設定表の一例である。テストトレイ17とカ
ストマトレイ16の双方でそれぞれ修正ができる。テス
トトレイ17側では恒温槽25の温度が40゜Cから1
25゜Cまでの区間を4分割してそれぞれの補正値を決
めるようにしている。この区分数は多いほど精度は良く
なるが読み出し速度等が遅くなる。よって実用上問題無
い範囲で少ない区分数がよい。またこの画面で手動修正
を行っても予め準備したテーブル表は保存されているよ
うにする。アンローダ側でも同様のポジション設定表を
有している。
ポジション設定表の一例である。テストトレイ17とカ
ストマトレイ16の双方でそれぞれ修正ができる。テス
トトレイ17側では恒温槽25の温度が40゜Cから1
25゜Cまでの区間を4分割してそれぞれの補正値を決
めるようにしている。この区分数は多いほど精度は良く
なるが読み出し速度等が遅くなる。よって実用上問題無
い範囲で少ない区分数がよい。またこの画面で手動修正
を行っても予め準備したテーブル表は保存されているよ
うにする。アンローダ側でも同様のポジション設定表を
有している。
【0022】図2はこの一実施例の動作の流れ図であ
る。テストトレイ17が恒温槽35から出てくるところ
から一巡する動作が示されている。内容は上述した内容
とほぼ同じであり、一例であるので特に限定した動作も
あるが詳細な説明は省略する。
る。テストトレイ17が恒温槽35から出てくるところ
から一巡する動作が示されている。内容は上述した内容
とほぼ同じであり、一例であるので特に限定した動作も
あるが詳細な説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明を
用いると、専用のテストトレイ17がDUT10を載置
してローダ部22から恒温槽35を通り、恒温槽35内
のテスト領域37で高温/低温でDUT10がテストさ
れ、アンローダ部23、24へとテストトレイ17が循
環するハンドラ21において、テストトレイ17とカス
トマトレイ16との間のDUT10のハンドリングが恒
温槽35の温度によらず正確にハンドリングできるよう
になった。つまりX−Yアーム28の吸着ミスやセット
ミスが無くなった。よって、今後テストトレイ17が大
きくなるに従って大きくなる熱膨張によるハンドリング
ミスを防ぐことができ、その効果は大である。
用いると、専用のテストトレイ17がDUT10を載置
してローダ部22から恒温槽35を通り、恒温槽35内
のテスト領域37で高温/低温でDUT10がテストさ
れ、アンローダ部23、24へとテストトレイ17が循
環するハンドラ21において、テストトレイ17とカス
トマトレイ16との間のDUT10のハンドリングが恒
温槽35の温度によらず正確にハンドリングできるよう
になった。つまりX−Yアーム28の吸着ミスやセット
ミスが無くなった。よって、今後テストトレイ17が大
きくなるに従って大きくなる熱膨張によるハンドリング
ミスを防ぐことができ、その効果は大である。
【図1】本発明の一実施例の概念図である。
【図2】図1の一実施例の動作の流れ図である。
【図3】図1の一実施例で操作部署でのディスプレイ画
面図である。
面図である。
【図4】従来技術の一例の構成図である。
【図5】図1及び図4で用いられるテストトレイの外観
図である。
図である。
10 DUT(被測定IC) 12 制御部 13 カウンタ 16 カストマトレイ 17 テストトレイ 21 ハンドラ 22 ローダ部 23 アンローダ部A 24 アンローダ部B 25、251 、252 、253 、254 、255 、25
6 Yレール 26、261 、262 、263 Xレール 27、271 、272 、273 可動体 28、281 、282 、283 X−Yアーム 29 支柱 30 トレイインサート 31 誘導孔 35 恒温槽 36 ソークチェンバ 37 テスト領域 38 EXITチェンバ 39 温度計
6 Yレール 26、261 、262 、263 Xレール 27、271 、272 、273 可動体 28、281 、282 、283 X−Yアーム 29 支柱 30 トレイインサート 31 誘導孔 35 恒温槽 36 ソークチェンバ 37 テスト領域 38 EXITチェンバ 39 温度計
Claims (2)
- 【請求項1】 恒温槽(35)とテストトレイ(17)
を有し、テストトレイ(17)がDUT(10)を載置
してローダ部(22)から恒温槽(35)、アンローダ
部(23、24)、ローダ部(22)と循環し、DUT
(10)を搬送するICテスタ用水平搬送型ハンドラ
(21)において、 ローダ部(22)でのカストマトレイ(16)からテス
トトレイ(17)へと、またアンローダ部(23、2
4)でのテストトレイ(17)からカストマトレイ(1
6)へとそれぞれDUT(10)をハンドリングするX
−Yアーム(28)と、 恒温槽(35)内部の温度を計測する温度計(39)
と、 テスト終了後のテストトレイ(17)が恒温槽(35)
から排出された時点を基準とする特定時点から時刻を計
時するカウンタ(13)と、 上記恒温槽(35)の内部温度と上記カウンタ(13)
の計時数とにより上記X−Yアーム(28)の移動距離
を修正し移動を制御する制御部(12)と、 を具備することを特徴とするICテスタ用水平搬送型ハ
ンドラ。 - 【請求項2】 上記制御部(12)は恒温槽(35)の
内部温度とカウンタ(13)の時計数とによる修正移動
量をテーブル化したメモリを有し、上記カウンタ(1
3)の計時数により修正移動量を読み出し、X−Yアー
ム(28)の移動を制御する制御部(12)であること
を特徴とする請求項1記載のICテスタ用水平搬送型ハ
ンドラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7023506A JPH08194032A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | Icテスタ用水平搬送型ハンドラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7023506A JPH08194032A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | Icテスタ用水平搬送型ハンドラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194032A true JPH08194032A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12112359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7023506A Withdrawn JPH08194032A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | Icテスタ用水平搬送型ハンドラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194032A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998007041A1 (fr) * | 1996-08-09 | 1998-02-19 | Advantest Corporation | Appareil d'essai de dispositifs a semi-conducteur |
US6163145A (en) * | 1997-02-20 | 2000-12-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Transporting apparatus for semiconductor device |
KR100575586B1 (ko) * | 1999-05-26 | 2006-05-03 | 삼성전자주식회사 | 듀얼 인라인 패키지 테스트 설비 |
WO2008139579A1 (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Advantest Corporation | 電子部品試験装置、電子部品試験システム及び電子部品の試験方法 |
TWI582029B (zh) * | 2016-09-22 | 2017-05-11 | 京元電子股份有限公司 | 指紋辨識電子元件測試裝置及其測試設備 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7023506A patent/JPH08194032A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2008139853A1 (ja) * | 2007-05-09 | 2010-07-29 | 株式会社アドバンテスト | 電子部品試験装置、電子部品試験システム及び電子部品の試験方法 |
TWI582029B (zh) * | 2016-09-22 | 2017-05-11 | 京元電子股份有限公司 | 指紋辨識電子元件測試裝置及其測試設備 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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