JPH08193455A - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

Info

Publication number
JPH08193455A
JPH08193455A JP7006507A JP650795A JPH08193455A JP H08193455 A JPH08193455 A JP H08193455A JP 7006507 A JP7006507 A JP 7006507A JP 650795 A JP650795 A JP 650795A JP H08193455 A JPH08193455 A JP H08193455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
arm
door
distance
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7006507A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Nezu
津 冨士郎 祢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchida Yoko Co Ltd
Original Assignee
Uchida Yoko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uchida Yoko Co Ltd filed Critical Uchida Yoko Co Ltd
Priority to JP7006507A priority Critical patent/JPH08193455A/ja
Publication of JPH08193455A publication Critical patent/JPH08193455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉の厚さ以上に持ち出し量が得られ、しかも
完全に180°の開閉ができるヒンジを目的とする。 【構成】 収納部本体1側には、直線状でかつ平行な第
1リンク3および第2リンク4の基端を所定間隔おいて
枢着され、扉2側にはL型状の第1アーム5および第2
アーム6の基端を所定間隔おいて枢着され、第1リンク
3の先端と第2アーム6の先端とは、第1リンクのピン
間距離と同じ長さとした第2リンク4の中間点にピン7
を介してピン8により枢着し、第2リンク4の先端と第
1アーム5の先端はピン9により枢着して、第2アーム
6の基端および第2リンク4の中間点のピン7との距離
Aが第1アーム5の基端および先端間の距離A′と、第
1アーム5および第2アーム6の各基端間距離Bが第1
アーム5の先端および第2リンク4の中間点のピン7間
の距離B′とそれぞれ等しくしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は収納部本体と扉との間に
設けられるヒンジに係り、特に開閉角度を大きくしたヒ
ンジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に事務室等においては書類を保管す
るためにキャビネットが多く用いられているが、このキ
ャビネットには通常扉があって、書類の出し入れの際は
扉を開閉して行うようになっている。この場合、キャビ
ネット等の収納部本体と扉との間の連結にはヒンジが設
けられていてこれにより開閉がスムーズに行えるように
してある。これらヒンジを用いて扉の取付けを行う際
に、扉の板厚が大きいときは、扉が外側に可なり持ち出
されるように回動可能なヒンジ機構を持っていないと、
扉が十分に開かないうちにキャビネット等の側板に当た
ってしまい、広角度の開閉ができないことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような不具合を解
決する先行技術として、例えば実公平2−29170号
公報や、特開昭61−257584号公報に記載のもの
がある。
【0004】前者はこれまで以上に扉の開放角度を大き
くしようとするものであり、後者も扉を大きく持ち出し
てより大きな開閉角度を得ようとするものである。
【0005】しかしながら前者・後者ともある程度の角
度までは大きく開閉したいという目的は達せられるが、
扉の厚さの分を外側に持ち出して、さらに180°まで
完全に開閉できるまでに至っておらず、特に前者の場合
は記載はないものの、例え180°の開閉ができるとし
ても、キャビネットが並列して配置されている場合は隣
りのキャビネットが邪魔で180°まての開閉は困難で
あるばかりでなく、開放時にキャビネットのそばを通る
人の通路の妨げになるという不具合は避けられない。
【0006】本発明はこれに鑑み、扉の厚さ以上の持ち
出し量が得られ、しかも完全に180°の開閉ができ、
並列した隣のキャビネットとの干渉も避けられるように
したヒンジを提供して従来技術の持つ欠点の解消を図る
ことを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、キャビネット等の収納部本体に扉を連結して
開閉自在としたヒンジにおいて、収納部本体側に、直線
状でかつ平行な第1リンクおよび第2リンクの基端を所
定間隔おいて枢着し、扉側にはL型状の第1アームおよ
び第2アームの基端を所定間隔おいて枢着して、前記第
1リンクの先端と第2アームの先端とは、第1リンクの
ピン間距離と同じとした第2リンクの中間点を介して枢
着し、前記第2リンクの先端と第1アームの先端を枢着
するとともに、前記第2アーム基端および第2リンクの
中間点間の距離が前記第1アームの基端および先端間の
距離に、第1アームおよび第2アームの各基端間距離が
第1アームの先端および第2リンクの中間点間の距離に
それぞれ等しくなるようにして、扉の180°開時、第
1リンクの基端と第2リンクの中間点間の距離が隣に併
設した収納部本体の扉の厚さよりも大きくなるようにし
たことを特徴とし、また扉の180°開時に収納部本体
内の側部に位置する書類の出し入れに支障をきたすこと
のないヒンジとしたことにある。
【0008】
【作用】上記構成によれば、隣の収納部本体の扉に干渉
することなく扉を180°状態に開くことができるの
で、扉の近くを通る人の通行を妨げることがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。
【0010】本発明にかかるヒンジは、キャビネット等
の収納部本体1に扉2を連結して開閉自在としたヒンジ
において、収納部本体1側には、直線状でかつ平行な第
1リンク3および第2リンク4の基端を所定間隔おいて
枢着され、扉2側にはL型状の第1アーム5および第2
アーム6の基端を所定間隔おいて枢着されている。前記
第1リンク3の先端と第2アーム6の先端とは、第1リ
ンクのピン間距離と同じとした第2リンク4の中間点に
ピン7を介してピン8により枢着され、前記第2リンク
4の先端と第1アーム5の先端はピン9により枢着され
ている。そして、前記第2アーム6の基端および第2リ
ンク4の中間点のピン7との距離Aが前記第1アーム5
の基端および先端間の距離A′に、第1アーム5および
第2アーム6の各基端間距離Bが第1アーム5の先端お
よび第2リンク4の中間点のピン7間の距離B′にそれ
ぞれ等しくなるようにして、扉の180°開時、第1リ
ンク3の基端と第2リンク4の中間点のピン7間の距離
Eが隣に併設した収納部本体の扉Cの厚さよりも大きく
なるようにしたものである。
【0011】図2に示すように収納部本体1側には軸受
体10が固着されており、この軸受体10に第1リンク
3、および第1リンク3より長さの長い第2リンク4の
基端がそれぞれピン11,12により連結されて第1リ
ンク3および第2リンク4を回動自在に軸支している。
また、扉2側には軸受体13が固着されていて、この軸
受体13にL型状の第1アーム5および第2アーム6の
基端がそれぞれピン14、15により連結されて第1ア
ーム5および第2アーム6を回動自在に軸支している。
【0012】ここで扉2の厚さを乗り越えて、扉2を1
80°開閉させるための条件としては図1および図3に
示すようにA=A′,B=B′,C<Eとなるように設
定すればよい。なお、E=C+αでαは余裕分である。
【0013】そして第1リンク3のピン11,8間と第
2リンク4のピン12,7間は距離を等しくしてあるた
めに軸受体10,第1リンク3,第2リンク4および第
2アーム6とで四節リンクが構成され、第1アーム5お
よび第2アーム6はこれに追従して動くことになってい
る。
【0014】つぎに作用を説明する。
【0015】図1は扉2を閉じた状態を示し、2点鎖線
(図の下側)は隣りに併設した収納部本体および扉であ
る。図1の位置から扉2を開ける場合は、扉2は軸受体
13に軸支されているピン15を中心に回動する。その
ときピン14はピン15を中心として1点鎖線Pで示す
円運動し第1アーム5を強制的に引っ張る。この動きに
伴い第1リンク3および第2リンク4はそれぞれピン1
1,12を中心として回動して、扉2が約30°開くと
図2のような状態となる。この動きの中で扉2を開ける
初期段階でピン14の動きは図4に示すようにハッチン
グ部分で干渉を起こすので第1アーム5のピン14を支
持する軸穴は長穴となっている。
【0016】図2の状態からさらに扉2を開くと、ピン
14がさらに回動するので、第1アーム5は外側に引張
り出されるように移動して第1リンク3,第2リンク4
を外側へ傾斜させ、開き角度が180°の時点では図3
に示す状態となる。したがって扉2は隣りの扉に対して
外側に位置するので干渉することはない。またこの状態
時には、第1,第2リンク3,4、第1,第2アーム
5,6は共に収納部本体1の内側面1aの延長面と略同
一面内に位置され、その内側面1aの際の書類の出し入
れに支障のない姿勢におかれる。
【0017】扉2を閉めるときは扉2はピン15を中心
に回動し、同時にピン14は図3に示した1点鎖線のP
円周上を動きながら第1アーム5を押す形となり、第1
リンク3,第2リンク4を動かして扉2を閉の状態にす
る。このとき最終段階で、第1アーム5の軸穴が前述の
ように長穴となっているため、完全な閉の状態とはなら
ない。これを防止するには最後に第1アーム5のX面に
扉2側の軸受面13のY面を押付けて完全な閉の状態と
なるようにすればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、キャビネ
ット等の収納部本体に扉を連結して開閉自在としたヒン
ジにおいて、収納部本体側に、直線状でかつ平行な第1
リンクおよび第2リンクの基端を所定間隔おいて枢着
し、扉側にL型状の第1アームおよび第2アームの基端
を所定間隔おいて枢着して、前記第1リンクの先端と第
2アームの先端とは、第1リンクのピン間距離と同じと
した第2リンクの中間点を介して枢着し、前記第2リン
クの先端と第1アームの先端を枢着するとともに、前記
第2アーム基端および第2リンクの中間点間の距離が前
記第1アームの基端および先端間の距離に、第1アーム
および第2アームの各基端間距離が第1アームの先端お
よび第2リンクの中間点間の距離にそれぞれ等しくなる
ようにして、扉の180°開時、第1リンクの基端と第
2リンクの中間点間の距離が隣に併設した収納部本体の
扉の厚さよりも大きくなるようにしたから、扉の厚さ以
上に持ち出し量が得られ、これにより隣の収納部本体の
扉に干渉することなく扉を180°状態に開くことがで
き、扉の近くを通る人の通行を妨げるような不具合も生
じない。また扉を180°全開したとき収納部本体の内
側面の延長面内にリンク類が突出せず、略フラットな状
態になるので、収納部本体内の両側部分の書類の出し入
れに支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるヒンジの閉じた状態を示す平面
図。
【図2】図1から30°開いた状態を示す平面図。
【図3】図2からさらに180°に開いた状態を示す平
面図。
【図4】本発明のヒンジの機構を示す模式図。
【図5】上記ヒンジの具体的構成例の図3相当時の状態
を示す斜視図。
【符号の説明】
1 収納部本体 2 扉 3 第1リンク 4 第2リンク 5 第1アーム 6 第2アーム 7 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネット等の収納部本体に扉を連結し
    て開閉自在としたヒンジにおいて、収納部本体側に、直
    線状でかつ平行な第1リンクおよび第2リンクの基端を
    所定間隔おいて枢着し、扉側にはL型状の第1アームお
    よび第2アームの基端を所定間隔おいて枢着し、前記第
    1リンクの先端と第2アームの先端とは、第1リンクの
    ピン間距離と同じとした第2リンクの中間点を介して枢
    着し、前記第2リンクの先端と第1アームの先端を枢着
    するとともに、前記第2アーム基端および第2リンクの
    中間点間の距離が前記第1アームの基端および先端間の
    距離に、第1アームおよび第2アームの各基端間距離が
    第1アームの先端および第2リンクの中間点間の距離に
    それぞれ等しくなるようにして、扉の180°開時、第
    1リンクの基端と第2リンクの中間点間の距離が隣に併
    設した収納部本体の扉の厚さよりも大きくなるようにし
    たことを特徴とするヒンジ。
  2. 【請求項2】前記扉の180°開時に、前記第1,第2
    リンク、および第1,第2アームが収納部本体の内側面
    の延長面と略同一面内におかれるようにした請求項1記
    載のヒンジ。
JP7006507A 1995-01-19 1995-01-19 ヒンジ Pending JPH08193455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7006507A JPH08193455A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7006507A JPH08193455A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ヒンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08193455A true JPH08193455A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11640349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7006507A Pending JPH08193455A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ヒンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08193455A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08240058A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Kyoei Kogyo Kk 扉の蝶番構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08240058A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Kyoei Kogyo Kk 扉の蝶番構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08193455A (ja) ヒンジ
US5742980A (en) Continous hinge for doors
JP2980602B1 (ja) 扉の開閉機構
JP2564060Y2 (ja) 家具等における扉の隠し蝶番
JP3397261B2 (ja) 蝶 番
JP3687799B2 (ja) 扉の蝶番構造
JP3682886B2 (ja) 扉の蝶番構造
JP2565872Y2 (ja) 扉の蝶番構造
JPH06158950A (ja) 観音開き扉の召合せ装置
JP2000145275A (ja) 指詰め防止機構付きドア
JP2576297Y2 (ja) 家具等における扉の隠し蝶番
JPH0472029B2 (ja)
JPS60102483A (ja) ヒンジ装置
JPH0632663U (ja) 扉のヒンジ装置
JPH038785Y2 (ja)
JP2000248816A (ja) 開き扉の支持構造
JPH0667760U (ja) ヒンジ
JP2520285Y2 (ja) 車両用ドアヒンジ
KR20070025705A (ko) 상용 차량의 플랩도어 힌지장치
KR200275860Y1 (ko) 가구용 경첩
JPH0247171Y2 (ja)
JP2565873Y2 (ja) 家具等における扉の蝶番
JPH04158B2 (ja)
JP2020179747A (ja) 充電ポート用リッドの開閉構造
JPS5934702Y2 (ja) 扉取付装置