JPH08192438A - 半導体集積回路装置の製造方法およびそれに用いるモールド装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法およびそれに用いるモールド装置

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JPH08192438A
JPH08192438A JP22424595A JP22424595A JPH08192438A JP H08192438 A JPH08192438 A JP H08192438A JP 22424595 A JP22424595 A JP 22424595A JP 22424595 A JP22424595 A JP 22424595A JP H08192438 A JPH08192438 A JP H08192438A
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JP
Japan
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mold
resin
integrated circuit
circuit device
chip
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Application number
JP22424595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shimizu
猛 清水
Masaki Nakanishi
正樹 中西
Katsuhiro Tabata
克弘 田畑
Masahiro Matsunaga
昌広 松永
Kenji Takatsu
健司 高津
Katsushige Namiki
勝重 並木
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド成形時における気泡、ヒケおよびレ
ジンのバリの発生を防止して高品質の半導体集積回路装
置を製造し得るようにする。 【構成】 複数の半導体チップをリードフレームに装着
することによりチップリード複合体が形成され、このチ
ップリード複合体はモールド装置における上金型と下金
型との間に載置される。このモールド装置における金型
は、これにより形成されるモールドキャビティの少なく
とも一部が、モールドレジンの浸入を阻止するとともに
ガス成分を通過させてボイドの発生を防止する多孔質材
料からなっている。チップリード複合体が載置された状
態で型閉めが行われた後に、モールドキャビティ内にレ
ジンが注入され、このときには、モールドキャビティ内
は多孔質材料部分を介して大気に開放されるかまたはモ
ールドレジンの注入圧よりも十分に低い圧力に設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チップをモールド
レジンにより封止するモールド工程を有する半導体集積
回路装置の製造方法およびモールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】QFP(Quad Flat Package) タイプの半
導体集積回路装置のように熱硬化性モールドレジンによ
り半導体チップつまり半導体ペレットを封止するように
したレジン封止形の半導体集積回路装置を組み立てる組
立プロセスには、樹脂成形装置つまりモールド装置とし
て、たとえば、特開昭52-95765号公報に記載されるよう
なトランスファーモールド装置が用いられる。
【0003】トランスファーモールド装置は、ローダと
アンローダとの間に設けられたリードフレーム搬送経路
に配置されており、半導体チップがボンディングされた
リードフレームはローダによりトランスファーモールド
装置に搬入され、搬入されたリードフレームにはこのモ
ールド装置においてパッケージが形成され、レジンつま
り樹脂により半導体チップの封止が行われる。パッケー
ジが成形されたリードフレームはモールド装置から取り
出されてアンローダに収容される。
【0004】モールド装置は上型と下型とを有し、これ
らの金型により形成されるモールドキャビティつまりキ
ャビティ内に、複数の半導体チップが固定されたリード
フレームを配置した状態のもとで、モールドキャビティ
内に溶融状態となった樹脂つまりモールドレジンが充填
される。キャビティ内へのレジンの充填は、金型に設け
られたポットからランナー、レジンゲートを介して行わ
れる。
【0005】モールド装置には、モールドレジンつまり
レジンの充填を完全に行うために、レジンゲート以外の
各キャビティ部の各コーナーにレジンの充填時のエアの
巻き込みと、レジンの充填不足とを防止するために、エ
アベント部が設けられており、このエアベント部からキ
ャビティ内の気体が外部に放出される。キャビティ内に
注入されたレジンが硬化して成形部が成形された後に
は、これを金型から取り出すために、金型にはエジェク
ターピンが設けられており、このエジェクターピンがキ
ャビティ内に突き出されることにより、カル、ランナー
およびレジンゲートに対応する成形部を有するリードフ
レームが離型される。
【0006】特開昭62-135330 号公報はキャビティに連
続して形成された孔にポーラス状の金属体が挿入された
金型を用い、離型時に金属体を介して外部からガスを供
給するようにしたモールド成形方法を開示している。特
開平5-74827 号公報は多孔質金属で形成されたエジェク
ターピンを有するモールド金型を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】リードフレームに半導
体チップの封止のためのパッケージを成形する際に、キ
ャビティ内に注入されたレジンの流入の進度が、リード
フレーム上面側空間と下面側空間とで差があったり、リ
ードフレームの上面側空間部分と半導体チップの上面側
空間部分、またはリードフレームの下側空間部分と半導
体チップの下側空間部分とで差があったりすると、キャ
ビティ内へのレジン注入の進行に伴い、キャビティ内で
のレジンの流れの進度バランスがくずれてしまうことが
ある。
【0008】このような場合には、早い流れのレジンが
エアベント部まで達してしまい、このエアベント部を塞
いでしまうことになり、キャビティ内の気体が金型外へ
の逃げ場を失い、キャビティ内に閉じ込められる。この
ままで注入圧が加わると、閉じ込められた気体の体積は
小さくなるが、型外に排出されることなく、パッケージ
に気泡やヒケを発生させ、パッケージの信頼性や品質を
低下させる一因となる。
【0009】また、エアベント部から注入圧によりレジ
ンが漏出すると、この漏出した薄いレジン製のバリがリ
ードフレームやエアベント部に付着する。リードフレー
ムに付着したバリは、その後の工程であるリードフレー
ムの切断、曲げなどの際に脱落してパッケージに打痕や
傷などの不良を発生させたり、アウターリード部を変形
させてしまうことがある。
【0010】エアベント部にレジンのバリが付着する
と、エアベント部が目詰まりを起こし、パッケージの成
形時に、レジンの充填不良を発生させる原因となる。
【0011】一方、金型には成形後の製品を金型から離
型つまり取り出すために、複数のエジェクターピンが内
蔵されているので、金型が複雑となり、その設計および
製造に多大な時間がかかるだけでなく、製造に多額な費
用がかかっている。また、薄型構造の製品を成形する金
型にあっては、成形後のカル、ランナー、レジンゲート
を含む成形品を金型からエジェクターピンを用いて離型
する際に、成形品の表面に凹部が発生するために、チッ
プクラック、パッケージ割れなどの不良原因となる。
【0012】本発明の目的は、気泡やヒケなどのない高
品質のレジン封止部を有する半導体集積回路装置を製造
し得るようにすることにある。
【0013】本発明の他の目的は、レジンのバリの発生
を防止して高品質のレジン封止部を有する半導体集積回
路装置を製造し得るようにすることにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、レジン封止部
を成形した後のリードフレームをエジェクターピンを用
いることなく、離型し得るようにすることにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0017】すなわち、本発明の半導体集積回路装置の
製造方法は、複数の半導体チップとこれらの半導体チッ
プの第1の主面に設けられた電極に間接または直接に電
気的に接続された複数のインナーリード部を含むリード
フレームまたは薄膜配線シートとからなるチップリード
複合体を準備する工程、第1金型とこの金型とにより前
記複数の半導体チップを封止するための複数のモールド
キャビティを形成する第2金型とを有し、前記第1金型
と第2金型との少なくとも一方の前記モールドキャビテ
ィ内面の少なくとも一部が、所定の深さにわたって前記
モールドレジンの浸入を阻止するとともに少なくとも一
部のガス成分を通過させてボイドの発生を防止する多孔
質材料からなるモールド装置における前記第1金型およ
び第2金型の間に前記チップリード複合体を載置する工
程、前記第1および第2金型の間に前記チップリード複
合体を載置した状態で両金型を閉じる工程、閉じられた
前記両金型により形成されるモールドキャビティを前記
多孔質材料部分を介して大気に開放するかまたは前記モ
ールドレジンの注入圧より十分に低い圧力にした状態で
前記モールドレジンを前記モールドキャビティ内に注入
して、前記チップリード複合体の所定の部分を前記モー
ルドレジンにより封止する工程、および前記両金型を開
くことによって、封止が完了した前記チップリード複合
体を前記第1金型および第2金型の少なくともいずれか
一方から離型する工程を含むことを特徴とする。
【0018】前記チップリード複合体の離型は、前記モ
ールドキャビティの前記多孔質材料部分を介して前記モ
ールドキャビティ内にガスを注入しながら行われる。
【0019】前記モールドキャビティ内にモールドレジ
ンを注入する際に、モールドキャビティ内のガスを外部
に吸引排気するようにしても良い。
【0020】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、第1金型と第2金型とを接触させた状態のもとでこ
れらの金型により形成されるモールドキャビティ内に溶
融状態のモールドレジンを注入する際に、両金型の少な
くともいずれか一方を構成する多孔質材料からなる通気
部を介して前記モールドキャビティ内のガスを外部に排
出する工程を有している。
【0021】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、第1金型とこの金型とにより複数の半導体チップを
封止するための複数のモールドキャビティを形成する第
2金型とを有し、前記複数のモールドキャビティの各々
の内面のほぼ全部が、所定の深さにわたって前記モール
ドレジンの浸入を阻止するとともに少なくとも一部のガ
ス成分を通過させてボイドの発生を防止する多孔質材料
からなるモールド装置における前記第1金型および第2
金型の間に前記チップリード複合体を載置する工程を有
している。
【0022】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、第1金型とこの金型とにより複数の半導体チップを
封止するための複数のモールドキャビティを形成する第
2金型とを有し、前記複数のモールドキャビティの各々
の内面の少なくともゲートに対して反対側の部分が、所
定の深さにわたって前記モールドレジンの浸入を阻止す
るとともに少なくとも一部のガス成分を通過させてボイ
ドの発生を防止する多孔質材料からなるモールド装置に
おける前記第1金型および第2金型の間に前記チップリ
ード複合体を載置する工程を有している。
【0023】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、第1金型とこの金型とにより複数の半導体チップを
封止するための複数のモールドキャビティ、レジンタブ
レットを収容するための1つまたはそれ以上のポット
部、それらを連結する1つまたはそれ以上のランナー部
を形成する第2金型とを有し、前記ポット部、前記ラン
ナー部および前記ポット部内に摺動自在に設けられたプ
ランジャの内面の少なくとも一部が、所定の深さにわた
って前記モールドレジンの浸入を阻止するとともに少な
くとも一部のガス成分を通過させてボイドの発生を防止
する多孔質材料により形成されたモールド装置における
前記第1金型および前記第2金型の間に前記チップリー
ド複合体を載置する工程を有している。
【0024】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、上金型とこの金型とにより複数の半導体チップを封
止するための複数のモールドキャビティ、所定数のモー
ルドキャビティに対応して設けられそれぞれレジンタブ
レットを収容するための複数のポット部、およびそれら
を連結する複数のランナー部を形成する下金型とを有
し、前記モールドキャビティ、前記ポット部および前記
ランナー部の内面の少なくとも一部が、所定の深さにわ
たって前記モールドレジンの浸入を阻止するとともに少
なくとも一部のガス成分を通過させてボイドの発生を防
止する多孔質材料からなるモールド装置における前記上
金型および下金型の間から前記下金型に設けられたレジ
ンタブレット挿入部にレジンタブレットを挿入する工程
を有する。
【0025】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、モールドキャビティ内にモールドレジンを注入した
後に、多孔質材料部分を介して前記モールドキャビティ
内にガスを注入しながら前記第1および第2金型を開く
ことによって、封止が完了した前記チップリード複合体
を前記第1および第2金型の少なくともいずれか一方か
ら離型する工程を有し、封止部をモールド装置のエジェ
クターピンによって離型する場合に封止部の物理的変形
により特性が劣化する薄型レジン封止タイプの半導体集
積回路装置が製造される。
【0026】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、それぞれ通気孔を有し多孔質材料からなる通気部を
有する金型本体と、この金型本体の表面に形成され前記
通気孔に連通しこれよりも内径が小さくモールドレジン
分子の前記通気孔への流入を阻止しガスの流入のみを許
容する連通孔が形成されたフィルタ層とを有する第1金
型と第2金型とを型閉めした状態のもとで、これらの金
型により形成されるモールドキャビティ内に溶融状態の
モールドレジンを注入する工程と、前記モールドキャビ
ティ内のガスのみを前記連通孔を介して外部に排気する
工程とを有する。
【0027】本発明のモールド装置は、第1金型とこれ
に対して相対的に接近離反移動自在となり前記第1金型
とによりパッケージに対応した形状のモールドキャビテ
ィを形成する第2金型とを有し、第1金型と第2金型と
の少なくともいずれか一方は通気孔を有し多孔質材料か
らなる通気部を有する金型本体を備え、通気部の表面に
は、通気孔に連通しこの中へのモールドレジンの流入を
阻止しガスのみの流入を許容する連通孔が形成されたフ
ィルタ層が形成されている。
【0028】本発明のモールド装置は、第1金型とこれ
に対して相対的に接近離反移動自在となり前記第1金型
とによりパッケージに対応した形状のモールドキャビテ
ィを形成する第2金型とを有し、第1金型と第2金型と
の少なくともいずれか一方は、多孔質材料からなり通気
孔を有する通気部を備えた金型本体と、前記通気孔内に
モールドキャビティの内面から所定の深さにわたって埋
め込まれ、前記通気孔よりも内径が小さくモールドレジ
ンの浸入を防止するとともに少なくとも一部のガス成分
の通過を許容する連通孔が形成された微細多孔体とによ
り形成されている。微細多孔体の表面にコーティング層
を形成するようにしても良い。
【0029】
【作用】本発明にあっては、閉じられた両金型により形
成されるモールドキャビティを多孔質部分を介して大気
に開放するかまたはモールドレジンの注入圧より十分に
低い圧力にした状態で、モールドレジンがモールドキャ
ビティ内に注入されるので、モールドキャビティ内の空
気などのガスが外部に排出され、気泡やヒケのない高品
質のレジン封止部を有する半導体集積回路装置を製造す
ることができる。モールドキャビティ内のガスの排出
は、モールドキャビティを形成する一部分からでも良
く、全体からでも良い。
【0030】ポット、ランナーおよびプランジャの少な
くともいずれか一部を多孔質材料により形成することに
より、モールドレジンがポットからモールドキャビティ
に至るまでの間で、ポットやランナー内の空気などのガ
スを外部に排出することができる。
【0031】封止が完了した後のチップリード複合体を
金型から離型する際に、外部からキャビティ内にガスを
注入するようにしたので、エジェクターピンを用いるこ
となく、チップリード複合体を外部に取り出すことがで
きる。これにより、薄型のレジン封止部を有する半導体
集積回路装置であっても、封止部に物理的変形を与える
ことなく、高品質のものを製造することができる。
【0032】多孔質材料からなる金型本体の表面に多孔
質材料により形成される通気孔よりも小径となり、通気
孔に連通した連通孔を有するフィルタ層が設けられてい
るので、通気孔へのモールドレジンの流入を確実に防止
することができる。
【0033】また、通気孔内には所定の深さで微細多孔
体が埋め込まれているので、通気孔内へのモールドレジ
ンの流入を確実に防止することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0035】(実施例1)図1は本発明の半導体集積回
路装置の製造方法に用いられるトランスファーモールド
装置の全体を示す外観斜視図であり、この装置は、半導
体ペレットつまり半導体チップがボンディングされたリ
ードフレームに半導体チップを樹脂つまりレジンで封止
するために使用されている。
【0036】この装置にあっては、半導体チップがボン
ディングされたリードフレームは、図1に示すローダ7
からトランスファーモールド装置8に搬入され、このモ
ールド装置8で半導体チップが封止される。レジン製の
パッケージが成形されたリードフレームはアンローダ9
に搬出されてここに収容される。
【0037】トランスファーモールド装置8の詳細構造
を示すと、図2の通りであり、基台10に下端部が固定
された複数本の支柱11の上端部には固定プラテン12
が取り付けられており、支柱11にはこれに案内されて
上下動自在に可動プラテン13が装着されている。可動
プラテン13には駆動ブロック14が固定され、基台1
0に設けられて油圧あるいは空気圧により作動するシリ
ンダ15のロッド16が駆動ブロック14に連結されて
いる。これにより、シリンダ15の作動によって駆動ブ
ロック14を介して可動プラテン13が上下方向に移動
する。
【0038】固定プラテン12には上型ユニット21つ
まり上側の成形用金型のユニットが固定されており、こ
れの型合わせ面21aは下側を向いている。一方、下型
ユニット22つまり下側の成形用金型のユニットが可動
プラテン13に固定されており、この下型ユニット22
の型合わせ面22aは上側を向いている。
【0039】上型ユニット21と下型ユニット22の詳
細を示すと、図3および図4の通りであり、上型ユニッ
ト21は鋼材などの金属からなり下部が開放された箱形
の保護枠体23を有し、この保護枠体23には第1金型
としての金型本体24が取り付けられている。金型本体
24の内側には保護プレート25が固定されており、こ
の保護プレート25と金型本体24とを貫通して複数本
のエジェクターピン26が金型本体24および保護プレ
ート25に対して軸方向に摺動自在に装着されている。
それぞれのエジェクターピン26の基端部は、第1のエ
ジェクタープレート27aとこれに固定された第2のエ
ジェクタープレート27bとの間に挟み込まれている。
【0040】エジェクタープレート27bと保護プレー
ト25との間には、隙間28が形成されており、この隙
間28の範囲でエジェクタープレート27a,27bは
金型本体24に対して上下方向に移動自在となってお
り、これの上下動によってそれぞれのエジェクターピン
26は上下方向に駆動されることになる。
【0041】下型ユニット22は上型ユニット21と同
様に鋼材などの金属からなり上部が開放された箱形の保
護枠体33を有し、この保護枠体33には第2金型とし
ての金型本体34が取り付けられている。金型本体34
の内側には保護プレート35が固定されており、この保
護プレート35と金型本体34とを貫通して複数本のエ
ジェクターピン36が金型本体34および保護プレート
35に対して軸方向に摺動自在に装着されている。それ
ぞれのエジェクターピン36の基端部は、第1のエジェ
クタープレート37aとこれに固定された第2のエジェ
クタープレート37bとの間に挟み込まれている。
【0042】エジェクタープレート37bと保護プレー
ト35との間には、隙間38が形成されており、この隙
間38の範囲でエジェクタープレート37a,37bは
金型本体34に対して上下方向に移動自在となってお
り、これの上下動によってそれぞれのエジェクターピン
36は上下方向に駆動されることになる。それぞれのエ
ジェクタープレート27a,27b,37a,37bは
駆動手段により上下方向に駆動される。
【0043】それぞれの金型本体24,34の表面には
レジンにより成形される部分に対応して凹部が形成され
ている。これらの凹部のうち、図3に示すように、半導
体チップ41がボンディングされたリードフレーム42
の部分に対応する部分つまりレジンにより封止される部
分がキャビティ43となっている。
【0044】下型ユニット22には中空円筒形状のポッ
ト44が取り付けられており、このポット44内には軸
方向に摺動自在にプランジャ45が装着されている。プ
ランジャ45は図2に示すように、駆動ブロック14に
取り付けられたシリンダ17により駆動される。このプ
ランジャ45の先端面の上には、レジンからなるタブレ
ット46が載置されるようになっており、このタブレッ
ト46は金型本体24,34および保護プレート25,
35に設けられたヒータによって加熱されるようになっ
ている。タブレット46は予めプレヒータによって加熱
されてレジンの粘度が低下された状態でポット44内に
投入される。
【0045】それぞれの金型本体24,34を型合わせ
した状態では、これらの金型本体24,34によって、
溶融状態となったレジン材料をポット44の部分からキ
ャビティ43に案内するためのランナー47とゲート4
8とが形成される。
【0046】なお、上型ユニット21および下型ユニッ
ト22をそれぞれ複数のキャビティ43に対応する凹部
が形成された複数のチェイスブロックと、ポット44を
有するセンターブロックとにより形成するようにしても
良く、複数のポット44を有するマルチポット方式とし
ても良い。
【0047】それぞれの金型本体24,34は多孔質材
料により形成されており、金型本体24,34によって
形成されるキャビティ43などのスペース内の気体を外
部に案内するように通気性を有している。多孔質材料と
しては金属粉やセラミックス粉などのような焼結材料が
使用され、金型本体24,34には全体に数μm程度の
細孔が形成される。
【0048】次に、半導体集積回路装置を製造する手順
について説明すると、まず、予めダイボンディンク工程
において、図3に示す複数の半導体チップ41がリード
フレーム42に固定され、このリードフレーム42に設
けられたインナーリード部と半導体チップ41の第1の
主面に設けられた電極とがワイヤを介して電気的に接続
されて、チップリード複合体40が形成される。
【0049】次いで、プランジャ45の上にプレヒータ
により加熱された固体状のレジンのタブレット46を載
置し、リードフレーム42を両金型本体24,34の間
に介在させる。なお、図2〜図4には、ポット44から
のレジンが充填されるキャビティ43は2つのみが示さ
れているが、図面に垂直な方向に複数のキャビティがそ
れぞれの金型本体24,34に形成されている。
【0050】この状態で、図2に示すシリンダ15を駆
動して下型ユニット22を上型ユニット21に向けて接
近移動させることにより、両金型本体24,34の表面
にキャビティ43を含めた空間が形成される。溶融状態
となったタブレット46をシリンダ17により駆動され
るプランジャ45によって押圧すると、レジン材料はラ
ンナー47およびゲート48を通ってキャビティ43内
に流入する。
【0051】このとき、ランナー47およびキャビティ
43内の気体は、金型本体24,34が全体的に通気部
となっているので、これを通過して外部に排出される。
それぞれの金型本体24,34内に流入した気体を外部
に排出するために、保護枠体23には排気孔49が形成
されている。なお、排気孔49には金型本体24,34
内に流入した気体を外部に排気するための吸引手段を接
続するようにしても良い。
【0052】キャビティ43内に充填されたレジンが加
熱固化された後に、図2に示すシリンダ15を駆動する
ことにより、下型ユニット22を下降移動すると型開き
がなされる。次いで、上型ユニット21のエジェクター
プレート27a,27bを下降移動させるとともに、下
型ユニット22のエジェクタープレート37a,37b
を上昇移動させる。これにより、エジェクターピン2
6,36が突出して図4に示すように、型開きが完了し
て、半導体チップ41を封止するパッケージ43aが成
形されたチップリード複合体40の取り出しがなされ
る。
【0053】図4に示すように、封止後のチップリード
複合体40は、キャビティ43に対応するパッケージ4
3aと、ランナー47に対応する部分47aおよびラン
ナー47に充填されなかったカル部44aとを有してい
る。
【0054】(実施例2)図5は本発明の他の実施例で
あるトランスファーモールド装置を示す図であり、前記
実施例における部位と共通する部位には同一の符号が付
されている。図5に示すトランスファーモールド装置
は、エジェクターピンとエジェクタープレートとを有し
ておらず、保護枠体23と金型本体24とにより上型ユ
ニット21が形成され、保護枠体33と金型本体34と
により下型ユニット22が形成されている。上型ユニッ
ト21は図2に示される固定プラテン12に取り付けら
れるようになっており、下型ユニット22は可動プラテ
ン13に取り付けられて上下動自在となっている。
【0055】上型ユニット21の保護枠体23には複数
本の通気パイプ51が取り付けられ、下型ユニット22
の保護枠体33にも複数本の通気パイプ52が取り付け
られている。それぞれの通気パイプ51,52には切換
弁53,54を有する配管55,56が接続されてお
り、それぞれの配管55,56には、真空ポンプ57,
58とコンプレッサ61,62が接続されている。
【0056】図5に示すモールド装置にあっては、ポッ
ト44からランナー47、ゲート48を通ってキャビテ
ィ43内にレジンを充填する際には、真空ポンプ57,
58が駆動されて、キャビティ43内の気体が外部に金
型本体24,34を通って排気されるようになってい
る。また、成形終了後に、型開きを行ってリードフレー
ム42を型から取り出す際には、コンプレッサ61,6
2から圧縮気体を供給する。これにより、通気性の金型
本体24,34を通って型合わせ面に空気が噴出するこ
とになり、前記実施例におけるエジェクターピンを用い
ることなく、パッケージ43aにより半導体チップ41
が封止された後のチップリード複合体40は金型から取
り出される。このときに、外部から金型本体24,34
の表面に噴出される気体により金型本体24,34およ
びその表面のクリーニングが達成される。
【0057】図示実施例にあっては、金型本体24,3
4の全体を多孔質材料からなる通気性としているが、キ
ャビティ43に対応する部分のみ、あるいはその一部の
みを多孔質材料からなる通気部としても良い。そして、
図示する場合には、両方の金型本体24,34を多孔質
材料により形成しているが、一方の金型本体のみを多孔
質材料により形成するようにしても良い。
【0058】(実施例3)図6は他の実施例であるトラ
ンスファーモールド装置を示す正面図であり、図7はそ
の要部を示す一部切り欠き拡大正面図である。
【0059】図6に示すように、このモールド装置は装
置架台65に固定された複数本の支柱66を有し、この
支柱66の上端部には固定プラテン67が取り付けられ
ている。固定プラテン67には上型ユニット68が固定
され、油圧により作動するシリンダ69のロッド70に
取り付けられて上下動する可動プラテン71には、下型
ユニット72が固定されている。固定プラテン67に
は、プランジャ45を駆動するためのシリンダ73が取
り付けられており、それぞれのシリンダ69,73は、
装置架台65に取り付けられた制御部74によって作動
が制御される。
【0060】図7は上型ユニット68と下型ユニット7
2の詳細を示す図であり、上型ユニット68は上型ベー
ス部材75を有し、これに第1金型としての上金型76
が取り付けられている。下型ユニット72は下型ベース
部材77を有し、これに第2金型としての下金型78が
取り付けられており、下金型78は図6に示すシリンダ
69により可動プラテン71を上下動させることによっ
て上金型76に向けて接近離反移動するようになってい
る。両方の金型76,78を型合わせすることにより、
パーティング面ないし成形分割平面とも言われる型合わ
せ面には、レジン製のパッケージ43aを成形するため
のキャビティ43が形成される。
【0061】それぞれのベース部材75,77には、ヒ
ータ79が内蔵されており、これらのヒータ79によっ
て上下の両金型76,78がそれぞれ加熱されるように
なっている。上金型76には上型ベース部材75を貫通
して円筒形状のポット44が取り付けられており、この
ポット44内には軸方向に摺動自在にプランジャ45が
装着されている。このプランジャ45は図6に示すよう
にシリンダ73により駆動される。ポット44内にはレ
ジン製のタブレット46が配置されるようになってお
り、このタブレット46は上下両金型76,78の型合
わせ面に形成されるキャビティ43内に加圧移送され
る。
【0062】溶融状態となったレジンをキャビティ43
内に案内するために、ポット44とキャビティ43とを
連通させるランナー47が型合わせ面に形成され、この
ランナー47のキャビティ43への入口部がゲート48
となっている。
【0063】図8は下金型78の平面を示す図であり、
この場合にはそれぞれパッケージ43aを形成するため
の複数のキャビティ43が形成された8つのチェイスブ
ロック80とそれぞれのキャビティ43に連通するラン
ナー47が形成されたセンターブロック81とにより下
金型78が構成されている。下金型78には上金型76
に取り付けられたポット44に対応させて、ランナー4
7まで移送されなかったレジンつまりカルが残留するカ
ル用スペース82が形成されている。
【0064】なお、図示実施例では図8に示すように、
下金型78は8つのチェイスブロック80を有する構造
となっているが、必要に応じて4つあるいは6つなど任
意の数のチェイスブロックを選択することができる。ま
た、図示する場合は単一のポット44を有するシングル
ポット方式となっているが、複数のポットを備えたいわ
ゆるマルチポット方式としても良い。
【0065】図9は、上下両金型76,78の一部を示
す拡大断面図であり、上金型76は上型ベース部材75
に取り付けられる保護ブロック部83と、この中に配置
されてパッケージ43a成形用のキャビティ43を形成
するためのキャビティブロックつまり金型本体84とを
有している。この金型本体84は多孔質材料により形成
されており、図10に示すように、通気孔85を有し、
ポーラスつまり多孔質な構造となっている。
【0066】下金型78は下型ベース部材77に取り付
けられる保護ブロック86と、この中に配置されてパッ
ケージ43a成形用のキャビティ43を形成するための
金型本体87つまり図示する場合にはキャビティブロッ
クとを有しており、この金型本体87は金型本体84と
同様に多孔質材料により形成されており、金型本体84
と同様の通気孔を有し、多孔質な構造となっている。
【0067】それぞれの金型本体84,87の表面には
フィルタ層88,89が形成されている。それぞれのフ
ィルタ層88,89は、両金型相互間に形成されるキャ
ビティ43などのスペース内の気体のみを金型本体8
4,87内の通気孔に通過させて、溶融状態のレジンは
通気孔85に通過させないで、気体を分離排気する連通
孔90を有している。このように、それぞれのフィルタ
層88,89は一種の半透膜となっている。
【0068】図10は上金型76の金型本体84とこの
表面に形成されたフィルタ層88を示す部分拡大断面図
であり、金型本体84は前述したように多孔質材料によ
り形成されており、通気孔85を有しその平均の開口寸
法はDとなっている。また、フィルタ層88に形成され
て気体を分離排気する連通孔90の開口寸法はdとなっ
ている。両金型76,78を型合わせすることにより形
成されるキャビティ43などの空間内における空気など
のガスを構成する気体の分子91の最大寸法をSgと
し、溶融状態のレジンの分子92の分子寸法をSrとす
ると、D>Sr>d>Sgとなるように通気孔85の開
口寸法Dと、フィルタ層88の連通孔90の開口寸法d
とが設定されている。
【0069】前記した寸法関係とすることが理想である
が、実験によれば、前記した関係のみでなく、D>(S
r≦d)>Sgの寸法関係に設定しても、d寸法の範囲
を成形レジンの流動の性質に合わせた適切な寸法範囲に
設定することにより、レジンがフィルタ層88に形成さ
れた連通孔90の開口部内に侵入することが抑えられ、
所望の効果を得ることができる。なお、下金型78の金
型本体87およびフィルタ層89についても同様となっ
ている。
【0070】それぞれの金型本体84,87には、図9
に示すように、保護ブロック部83,86に臨ませて排
気スペース93,94が形成されており、それぞれの排
気スペース93,94は排気路93a,94aを介して
外部に連通されている。排気を促進するために、それぞ
れの排気路93a,94aに真空ポンプを接続して、吸
引排気するようにしても良い。
【0071】図9に示されるように、それぞれの金型本
体84,87には金型76,78の外側部に位置させ
て、排気用凹部95が形成されており、この排気用凹部
95の表面にもフィルタ層88,89が形成されてい
る。この排気用凹部95は、下金型78に形成された排
気用連通溝95aにより外部に連通されている。したが
って、キャビティ43内の気体はフィルタ層88,89
を通過して多孔質材料からなる通気孔85を通った後
に、排気用凹部95内に流入し、さらに排気用連通溝9
5aから外部に排出される。ただし、排気性能を考慮し
てこの排気用凹部95を設けないようにしても良く、さ
らに、排気用連通溝95aを上金型76のみ、あるいは
上金型76と下金型78の両方に形成するようにしても
良い。
【0072】このように、フィルタ層88,89を有す
る金型を製造するには、たとえば、焼結金属を用いて通
気孔85を有する金型本体84,87を形成する。次い
で、それぞれの金型本体84,87のうちレジン材料が
接触する面の加工が終了した時点で、成形されるモール
ドレジンよりも流動性の良い材料を通気孔85の開口部
を一部埋め込むために開口部に注入する。または、製品
成形材料と同一のレジン材料を用いて通常の成形圧より
も高い圧力で成形作業を行うことにより、一定サイズ以
上の通気孔85の開口部の一部を塞ぎ、さらに通気孔8
5の孔径を小さくする。これにより、金型本体の表面自
体にフィルタ層88,89を形成することができる。埋
め込み材料の流動性、材質そして製品成形材料の圧力、
温度、および時間などの条件を選択することにより、塞
ぐべき開口のサイズの下限をコントロールすることがで
きる。
【0073】さらに、埋め込み材料の欠落や型使用中に
成形材料との付着を防止するためおよび金型表面の離型
性、耐久性を向上させ、さらに塞がっていない開口部の
サイズをコントロールするために、埋め込み材料および
金型の成形材料との接触面全体に、たとえばCrメッキ
やTiNなどの各種の表面コーティング法を用いてコー
ティングを行うようにしても良い。その厚みやコーティ
ング方法をコントロールすることにより、適性な開口部
のサイズdを有する連通孔90を得ることができる。
【0074】このように、金型本体つまり下地の素材の
通気孔85の内径よりも、さらに小さな連通孔90を多
数存在させた薄膜の多孔性のミクロフィルター領域を、
金型本体のレジン材料との接触表面に形成させて、モー
ルド成形時に金型内に存在する空気や、成形時に金型内
に発生するガスなどの気体と、レジン材料とを分離させ
る分離膜の機能をフィルタ層88,89に持たせてい
る。
【0075】次に、モールド装置を用いて半導体集積回
路装置を製造する手順について説明する。
【0076】リードフレーム42には予め半導体チップ
41が搭載され、リードフレーム42の複数のインナー
リード部と半導体チップ41の第1の主面に設けられた
電極とがワイヤを介して電気的に接続され、チップリー
ド複合体40が形成されている。
【0077】まず、上下の両金型76,78が相互に離
反した状態のもとで、チップリード複合体40を金型7
6,78の間に配置し、次いで可動プラテン71をシリ
ンダ69の作動で上昇させることにより、下金型78を
上金型76に向けて接近移動させる。これにより、両方
の金型の表面にモールドキャビティを含めた空間が形成
され、その中にチップリード複合体40が固定される。
その後、予めプレヒータによって粘度が下げられた固体
状のタブレット46をポット44内に投入し、ヒータ7
9により溶融状態となったタブレット46をプランジャ
45により押圧することによって、レジン材料はランナ
ー47およびゲート48を通ってキャビティ43内に流
入される。
【0078】キャビティ43内に加圧移送された溶融状
態のモールドレジンは、キャビティ43内に存在する空
気などのガスをフィルタ層88,89の連通孔90を通
じて金型本体84,87の通気孔85内に流入させなが
ら、キャビティ43内を流動する。
【0079】図9はチップリード複合体40を境とし
て、下金型78側のレジンが早く流動して、ゲート48
から下流のキャビティ43の端面に当たり、チップリー
ド複合体40の隙間を通って上金型76側までレジンが
流動した状態を示している。上金型76側の溶融レジン
がまだ流入していない空洞96の部分には、空気などの
気体が残存しているが、レジンの注入の進行にともな
い、空洞96の周囲のフィルタ層88の連通孔90(図
10)を通って、図9に示すように、排気スペース93
および排気路93aを介して上金型76の外部に排出さ
れる。これにより、キャビティ43内にはレジンが加圧
充満され、レジンが加熱硬化された後に、図6に示す制
御部74からの制御信号によって可動プラテン71を下
降移動させることにより、上金型76と下金型78とが
開かれると、図11に示すようにレジンによってパッケ
ージ43aが形成されたチップリード複合体40が取り
出される。この取り出しは、エジェクターピンによって
行われるが、排気路93a,94aから圧縮空気を供給
することにより、連通孔90から空気を噴出させて成形
後のチップリード複合体40の取り出しを行うようにし
ても良い。
【0080】このようにして、パッケージ43aが形成
されたチップリード複合体40は、パッケージ43aか
ら突出したアウターリード部42aを所定形状に切断お
よび成形することにより、図12に示す半導体集積回路
装置となる。図12において、符号97はタブを示して
おり、このタブ97の上には銀ペーストなどの接合材料
98を介して半導体チップ41が装着されている。半導
体チップ41の電極パッド41aとインナーリード部4
2bは、金(Au)、アルミニウム(Al)などからなる導電性
のワイヤ99により電気的に接続され、アウターリード
部42aを通じて外部から半導体チップ41に対して電
源電圧の印加および信号の入出力が可能となっている。
【0081】図12に示す半導体集積回路装置は、その
幅Aが約10mmで、その厚みBが約1mmであり、そ
の内部には厚み寸法Cが約0.4mmである半導体チップ
41が封止され、薄型のレジン封止タイプであり、この
ような薄型のものでも、物理的変形を発生させることな
く、歩留り良く製造することができる。
【0082】図13は前記した半導体集積回路装置の製
造手順を示す工程図であり、ダイボンディング工程にお
いてリードフレーム42のタブ97に対して半導体チッ
プ41が装着され、次いでワイヤボンディング工程にお
いて半導体チップ41の電極パッド41aとインナーリ
ード42bとがワイヤ99により電気的に接続される。
このようにして、チップリード複合体40の形成工程1
が完了し、チップリード複合体40が準備される。
【0083】このチップリード複合体40はトランスフ
ァーモールド装置に搬送されて、このモールド装置の金
型に工程2で載置される。次いで、工程3で金型の型閉
めがなされ、型閉めが終了した後にタブレット46が工
程4においてポット44内に挿入される。タブレット4
6が挿入されたならば、プランジャ45が作動してタブ
レット46は加圧され、レジンの注入が工程5で実行さ
れる。レジンの注入工程5が行われた後に、数分の間金
型を型閉め状態に保持して、レジンを硬化させる。な
お、工程4のタブレットの挿入をチップリード複合体4
0の金型への載置に先立って行うようにしても良い。
【0084】レジンが硬化したならば、離型工程6が実
行されて、パッケージ43aが形成されたチップリード
複合体40が金型から取り出される。
【0085】(実施例4)図14は本発明の他の実施例
であるトランスファーモールド装置の下金型78を示す
図であり、下金型78の図8に対応する部分が示されて
いる。図14にあっては図8に示された部材と共通する
部材には同一の符号が付されている。
【0086】このモールド装置はそれぞれ複数のポット
を有しており、下金型78はそれぞれポットに対応して
5つのカル用スペース82が形成されたチェイスブロッ
ク80を4つ備えている。それぞれのカル用スペース8
2はランナー47およびゲート48を介して2つのキャ
ビティ43用の凹部に連結している。任意の数のブロッ
ク80により下金型78を構成することが可能であり、
それぞれのブロック80に形成されるキャビティ43の
数も任意とすることができる。図14にあっては、下金
型78の上に載置されたチップリード複合体40は二点
鎖線で示されている。
【0087】このように複数のポット44を有するマル
チポットタイプのトランスファーモールド装置を用いて
半導体集積回路装置を製造する場合には、図13に示さ
れたタブレット46のポット44内への挿入工程4がチ
ップリード複合体40の金型への載置工程2に先立って
実行される。それ以外の工程は、前記した製造工程と同
様である。
【0088】(実施例5)図15は図3および図4に示
したトランスファーモールド装置の変形例を示す図であ
り、図15にあっては、図3および図4に示された部材
と共通する部材には同一の符号が付されている。
【0089】このモールド装置は、図3および図4に示
されたモールド装置における上金型の金型本体24と下
金型の金型本体34のうち、これらを型閉めすることに
より形成されるキャビティ43とランナー47の内面に
対応する部分が多孔質材料となっているのに対して、金
型本体24,34はそれぞれキャビティ43を形成する
ためのキャビティブロック24a,34aを有し、それ
ぞれのキャビティブロック24a,34aは、多孔質材
料により形成され通気部となっている。それぞれの金型
本体24,34のうちランナー47を形成する部分は、
金型用の鋼材によって形成されている。
【0090】(実施例6)図16は図15に示したトラ
ンスファーモールド装置の変形例であり、キャビティブ
ロック24a,34aがそれぞれ金型用の鋼材によって
形成され、通気性を有しておらず、ランナー47を形成
する部分が多孔質材料により形成されて通気性を有して
いる。そして、この場合には、ポット44およびプラン
ジャ45も多孔質材料により形成されている。したがっ
て、レジンのタブレット46をプランジャ45により加
圧しながら、ランナー47を介してキャビティ43内に
充填する際に、ポット44およびランナー47内などに
占位する空気やガスをレジンがキャビティ43に到達す
る前に通気性を有するポット44および金型本体24,
34を介して排気口49から外部に排出されるととも
に、プランジャ45の部分を通って外部に排出される。
【0091】(実施例7)図17は図16に示したトラ
ンスファーモールド装置の変形例であり、この場合に
は、キャビティ43およびランナー47を形成するため
の金型本体24,34、ポット44、プランジャ45の
全てが多孔質材料により形成されている。したがって、
ポット44およびランナー47内に占位する空気やガス
をレジンがキャビティ43に到達する前に排出すること
ができるとともに、キャビティ43内の空気なども外部
に排出することができる。なお、図16および図17に
示すプランジャ45にあっては、その先端の部分のみを
多孔質材料により形成し、通気性を持たせるようにして
も良い。
【0092】図17はキャビティ43、ランナー47、
ポット44およびプランジャ45の全てを多孔質材料に
よって形成するようにしているが、プランジャ45の
み、あるいはポット44のみを多孔質材料により形成す
るようにしても良い。
【0093】(実施例8)図18は他の実施例であるト
ランスファーモールド装置のうち図9に相当する部分を
示す図であり、この図にあっては図9に示された部材と
共通する部材には同一の符号が付されている。
【0094】この場合には、ゲート48が下金型78の
金型本体87に形成されていることから、このゲート4
8からキャビティ43内に注入されたレジンは、ゲート
48に対して反対側でありかつキャビティ43の上部に
相当する部分に最後に充填されることになる。そこで、
レジンが最後に充填される部分に対応させて、上金型7
6の金型本体84には、多孔質材料からなる通気部84
aが形成されており、この表面にはフィルタ層88が形
成されている。このモールド装置は、従来の金型を部分
的に改造することによって、図示する構造とすることが
できる。上金型76の金型本体84に凹部を形成するこ
とによってゲート48を形成するようにした場合には、
レジンが最後に充填される部分は、ゲート48に対して
反対側でありかつキャビティ43の下部に相当する部分
となるので、その部分に対応させて下金型78の金型本
体87に通気部84aを形成するようにしても良く、両
方に形成するようにしても良い。
【0095】(実施例9)図19は他の実施例であるト
ランスファーモールド装置の上金型76の金型本体84
における図10に相当する部分を示す図であり、この金
型本体84は、図10に示す場合と同様に、金属やセラ
ミックスなどの粉末からなる焼結金属などの多孔質材料
により形成されており、通気孔85を有し、多孔質な構
造となっている。
【0096】それぞれの通気孔85のうち金型本体84
の表面から所定の深さまで複数の微細粒子101が結合
剤102により結合されてなる微細多孔体100が埋め
込まれている。微細粒子101は金属やセラミックスな
どからなり、結合剤102としては、たとえば、200
〜500°C程度で溶融するロウ材が用いられる。この
微細多孔体100は通気孔85に連通し、これよりも小
径となった連通孔90を有している。これにより、金型
本体84内へのレジンの浸入を阻止するとともに、少な
くとも一部のガス成分を通過させて、パッケージ43a
の部分にボイドが発生するのを防止する。
【0097】通気孔85の平均内径は3μm以上程度で
あり、多数の通気孔85の中には開口部の内径が数10
μmあるいはそれ以上となるものがあっても、微細多孔
体100をそれぞれ開口部に所定の深さで埋め込むこと
により、金型本体84の表面には微細な連通孔90の開
口部が形成される。連通孔90の平均内径は約2.5μm
以下、あるいは0.5μm以下に設定されており、その平
均内径は使用されるレジンの種類に応じて選択される。
【0098】微細多孔体100を通気孔85の所定の深
さのみに埋め込むことにより、ガスが微細な連通孔90
を通る領域を短くすることができ、通気孔85は連通孔
90よりも内径が大きいので、金型本体84内を流れる
ガスの通気抵抗を高めることが防止される。
【0099】図19は上金型76の金型本体84を示す
が、下金型78の金型本体87も同様に形成されてい
る。
【0100】このように微細多孔体100を有する金型
76,78を製造するには、まず、たとえば、焼結金属
を用いて通気孔85を有する金型本体84,87を形成
する。次いで、それぞれの金型本体84,87のうちレ
ジン材料が接触する部分の表面の加工が終了した時点
で、金型構成材料として適切な材質の微細粒子101
と、微細粒子相互を結合し、かつ微細粒子101を通気
孔85の内面に結合するための結合材102としてのロ
ウ材とを混合し、この混合物を金型本体の表面に塗布す
る。
【0101】さらに、塗布された混合物に圧力を加えて
通気孔85内に、その混合物を埋め込む。余分な混合物
を表面から除去した後に、加熱するなどの所定のプロセ
スにより、微細粒子101相互および微細粒子101と
通気孔85の内面とを結合させる。このようにして、微
細多孔体100が通気孔85内に形成されるが、金型本
体84,87の表面にも、同様に微細多孔体100を形
成するようにしても良い。
【0102】充填される微細粒子101の寸法、形状、
そして微細粒子101と結合材102との配分比率、通
気孔85表面または内部への充填方法等の条件を選択す
ることにより、微細多孔体100の連通孔90のサイズ
をコントロールすることができる。
【0103】微細多孔体100は、前記したように、結
合材102としての微細粒子状のロウ材と微細粒子10
1とを混合したものを使用するようにしても良く、予
め、微細粒子101の表面にロウ材をコーティングして
おくようにしても良い。
【0104】結合材102としては、ロウ材に代えてエ
ポキシ系ポリイミド系などのような耐熱性の接着剤を使
用するようにしても良い。その場合には、接着剤を予め
微細粒子101の表面にコーティングし、コーティング
された微細粒子101あるいは接着剤と微細粒子との混
合物を通気孔85内に埋め込むようにする。
【0105】結合材102を用いることなく、微細粒子
101のみを用いて微細多孔体100を形成するように
しても良い。その場合には、微細粒子101を通気孔8
5内に充填した後に、微細粒子101の融点近くまでこ
れを加熱し、微細粒子101相互と微細粒子と通気孔8
5の内面とを溶融結合させることにより、微細多孔体1
00が形成されることになる。
【0106】結合材102を用いないで微細多孔体10
0を形成する他の方法としては、微細粒子101として
金型本体84,87の母材よりも熱膨張係数の大きなも
のを使用する方法がある。この場合には、微細粒子10
1を低温状態として通気孔85内に充填した後に、これ
を常温状態に戻すことにより、微細粒子101が相互に
熱膨張係数の差による熱応力によって連結された微細多
孔体100が形成される。このタイプの微細多孔体10
0は、モールドレジンの熱により膨張して金型の使用時
には、微細粒子101相互はより結合力が強くなる。
【0107】他の微細多孔体100の形成方法として
は、所定の温度で昇華または気化する消失性を有する微
粒子状の消失材と、この消失材をこれの昇華または気化
の温度よりも低い温度ないしほぼ同一の温度で固体化ま
たは硬化し微細多孔体100を構成する埋め込み材との
混合物を用いる方法を使用することもできる。この場合
には、この混合物を通気孔85内に充填した後に、これ
を消失材の昇華まはた気化温度にまで加熱すると、消失
材が消失されると同時あるいはその前に埋め込み材が硬
化し、消失材の部分の容積に対応する空隙を有し、埋め
込み材からなる微細多孔体100が形成される。
【0108】消失性の微粒子に代えて、加熱することに
よって微小な気泡を発生させる発砲性の材料と結合材と
の混合物を用いて微細多孔体100を形成することも可
能である。この場合には、混合物を通気孔85内に充填
した後に、加熱することによって、発砲性の材料が多数
の気泡を発生させて、その部分に対応する連通孔を有
し、微細粒子状の結合材のみからなる微細多孔体100
が形成される。
【0109】さらに他の微細多孔体100としては、結
合材102としてゴムのような高弾性体を用いて形成す
ることもできる。その場合には、パッケージの成形時に
おけるレジンの圧力によって連通孔90が縮小するよう
に微細多孔体100が変形することになり、一定以上の
モールドレジンが通気孔85内に浸入することを自動的
に防止する機能が得られる。成形が所定の段階まで進行
したり、成形が完了すると、弾性力によって連通孔90
の内が元の状態に復帰して大きくなり、型開き時に外部
からガスを供給してチップリード複合体40の離型を行
う際におけるガスの流通抵抗を減少させることができ
る。
【0110】(実施例10)図20はモールド装置の変
形例であって図19に対応する部分を示す図であり、こ
の金型本体84の表面にはコーティング層103が形成
されている。このコーティング層103は、たとえば、
CrメッキやTiNなどの各種の表面コーティング法を
用いて、図19に示す金型本体84の表面に、メッキや
真空蒸着などの手段によってコーティングすることによ
り形成される。その厚みやコーティング方法をコントロ
ールすることにより、連通孔90の開口部のサイズdを
最適な値に設定することができる。また、このようにコ
ーティング層103を形成することによって、微細多孔
体100を強固に通気孔85内に固定することきができ
る。
【0111】さらに、コーティング層103を形成する
ことにより、微細多孔体100としてロウ材などの結合
剤102を用いることなく、微細粒子101のみで微細
多孔体100を形成し、微細粒子101相互を溶融結合
させなくても、微細多孔体100が通気孔85から落下
することを防止できる。
【0112】図3〜図5、図15〜図17に示すモール
ド装置における多孔質材料からなる部分の表面に図10
に示すフィルタ層88を形成するようにしても良く、ま
たは図19および図20に示すように、微細多孔体10
0を形成するようにしても良い。
【0113】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0114】たとえば、図示するリードフレーム42は
タブ97を有しているが、これを有しないリードフレー
ムを用いるようにしても良い。その場合には、半導体チ
ップ41をインナーリード42bに半導体チップ41の
非回路形成面つまり第2の主面を対向させて積層するよ
うにし、第1の主面に設けられた電極パッド41aとイ
ンナーリード42bとをワイヤ99を介して電気的に接
続する。これにより、COL(Chip On Lead)タイプの半
導体集積回路装置が得られる。これに対して、半導体チ
ップ41をその第1の主面つまり回路形成面をインナー
リード42bに対向させてこれに積層するようにしても
良い。インナーリード42bと半導体チップ41に設け
られた電極とインナーリード42bは、ハンダ電極によ
り直接電気的に接続されることになる。これにより、L
OC(Lead On Chip)タイプの半導体集積回路装置が得ら
れる。
【0115】図示するチップリード複合体40はリード
フレーム42を有しているが、リードフレーム42に代
えて薄膜配線シートを用いたチップリード複合体を用い
るようにしても良い。
【0116】図示するトランスファーモールド装置は、
下金型を上下動させることにより上金型に向けて下金型
を接近離反移動させるようにしているが、下金型を固定
式とし上金型を上下動させるようにしても良い。さら
に、両方の金型を相互に水平方向に接近離反移動させる
ようにしても良い。
【0117】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明を、その利用分野であるQFP形の半導
体集積回路装置の製造に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、DIP(Dual In-L
ine Package)形の半導体集積回路装置や、PLCC(Pla
stic Leaded Chip Carrier) 、SOJ(Small OutlineJ-
Leaded Package)などのように、レジンを用いて封止さ
れる全ての半導体集積回路装置の製造に適用することが
できる。
【0118】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0119】(1).気泡やヒケなどのない封止部を有する
高品質の半導体集積回路装置を製造することができる。
【0120】(2).半導体集積回路装置の製造に際して封
止部におけるレジンのバリの発生が防止され、リードフ
レームの切断やアウターリード部の曲げ工程におけるバ
リの落下に起因したリード部の変形発生が防止される。
【0121】(3).封止部を成形した後にエジェクターピ
ンを使用することなく、離型を行うことができるので、
離型時における封止部の変形が防止され、特に薄型の半
導体集積回路装置であっても歩留り良く製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置の製造方法におけ
る封止工程に用いるトランスファーモールド装置を示す
斜視図である。
【図2】図1におけるトランスファーモールド装置の要
部を示す一部切り欠き拡大正面図である。
【図3】図2に示された上型ユニットと下型ユニットの
型閉め状態を示す拡大断面図である。
【図4】図2に示された上型ユニットと下型ユニットの
型開き状態を示す拡大断面図である。
【図5】他の実施例であるトランスファーモールド装置
の上型ユニットと下型ユニットを示す拡大断面図であ
る。
【図6】本発明の半導体集積回路装置の製造方法におけ
る封止工程に用いる他のタイプのトランスファーモール
ド装置を示す正面図である。
【図7】図6に示されたトランスファーモールド装置の
要部を示す一部切り欠き拡大正面図である。
【図8】図7に示された下金型の平面図である。
【図9】図7に示された上金型と下金型の一部を示す拡
大断面図である。
【図10】図9に示された金型本体の一部を拡大して示
す断面図である。
【図11】モールド装置から取り出され、パッケージの
成形が完了したリードフレームの一部を示す拡大平面図
である。
【図12】アウターリードの折り曲げが完了した後の半
導体集積回路装置を示す断面図である。
【図13】半導体集積回路装置の製造手順を示す工程図
である。
【図14】他のタイプのトランスファーモールド装置に
おける図8に対応した下金型を示す平面図である。
【図15】図3および図4の変形例であるトランスファ
ーモールド装置を示す断面図である。
【図16】図15の変形例であるトランスファーモール
ド装置を示す断面図である。
【図17】図16の変形例であるトランスファーモール
ド装置を示す断面図である。
【図18】他のタイプのトランスファーモールド装置に
おける図9に相当する部分を示す断面図である。
【図19】他のタイプのトランスファーモールド装置に
おける図10に相当する部分を示す断面図である。
【図20】さらに他のタイプのトランスファーモールド
装置における図19に相当する部分を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
7 ローダ 8 トランスファーモールド装置 9 アンローダ 10 基台 11 支柱 12 固定プラテン 13 可動プラテン 14 駆動ブロック 15 シリンダ 16 ロッド 17 シリンダ 21 上型ユニット 22 下型ユニット 23 保護枠体 24 金型本体 25 保護プレート 26 エジェクターピン 27a,27b エジェクタープレート 28 隙間 33 保護枠体 34 金型本体 35 保護プレート 36 エジェクタープレート 37a,37b エジェクタープレート 38 隙間 40 チップリード複合体 41 半導体チップ 42 リードフレーム 43 キャビティ 43a パッケージ 44 ポット 44a カル部 45 プランジャ 46 タブレット 47 ランナー 48 ゲート 49 排気口 51,52 通気パイプ 53,54 切換弁 55,56 配管 57,58 真空ポンプ 61,62 コンプレッサ 65 装置架台 66 支柱 67 固定プラテン 68 上型ユニット 69 シリンダ 70 ロッド 71 可動プラテン 72 下型ユニット 73 シリンダ 74 制御部 75 上型ベース部材 76 上金型 77 下型ベース部材 78 下金型 79 ヒータ 80 チェイスブロック 81 センターブロック 82 カル用スペース 83,86 保護ブロック 84,87 金型本体 85 通気孔 88,89 フィルタ層 90 連通孔 91 気体の分子 92 レジンの分子 93 排気スペース 93a 排気路 94 排気スペース 94a 排気路 95 排気用凹部 95a 排気用連通溝 96 空洞 97 タブ 98 接合材料 99 ワイヤ 100 微細多孔体 101 微細粒子 102 結合材 103 コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:34 (72)発明者 田畑 克弘 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 松永 昌広 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 高津 健司 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 並木 勝重 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを熱硬化性モールドレジン
    により封止する工程を有する半導体集積回路装置の製造
    方法であって、(a) 複数の半導体チップとこれらの半導
    体チップの第1の主面に設けられた電極に間接または直
    接に電気的に接続された複数のインナーリード部を含む
    リードフレームまたは薄膜配線シートとからなるチップ
    リード複合体を準備する工程、(b) 第1金型とこの金型
    とにより前記複数の半導体チップを封止するための複数
    のモールドキャビティを形成する第2金型とを有し、前
    記第1金型と第2金型との少なくとも一方の前記モール
    ドキャビティ内面の少なくとも一部が、所定の深さにわ
    たって前記モールドレジンの浸入を阻止するとともに少
    なくとも一部のガス成分を通過させてボイドの発生を防
    止する多孔質材料からなるモールド装置における前記第
    1金型および第2金型の間に前記チップリード複合体を
    載置する工程、(c) 前記第1および第2金型の間に前記
    チップリード複合体を載置した状態で両金型を閉じる工
    程、(d) 閉じられた前記両金型により形成されるモール
    ドキャビティを前記多孔質材料部分を介して大気に開放
    するかまたは前記モールドレジンの注入圧より十分に低
    い圧力にした状態で前記モールドレジンを前記モールド
    キャビティ内に注入して、前記チップリード複合体の所
    定の部分を前記モールドレジンにより封止する工程、
    (e) 前記モールドキャビティの前記多孔質材料部分を介
    して前記モールドキャビティ内にガスを注入しながら前
    記両金型を開くことによって、封止が完了した前記チッ
    プリード複合体を前記第1金型および第2金型の少なく
    ともいずれか一方から離型する工程、を含むことを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記モールドキャビティ内に前記モー
    ルドレジンを注入する際に、前記モールドキャビティ内
    のガスを前記多孔質材料部分を介して排気手段により排
    出することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記モールド装置は、多孔質材料から
    なり前記モールドキャビティに連通する通気孔を有する
    通気部と、この通気部の表面に形成され前記通気孔に連
    通しこの中への前記モールドレジンの浸入を阻止すると
    ともに少なくとも一部のガス成分を通過させてボイドの
    発生を防止する連通孔が形成されたフィルタ層とを有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記モールド装置は、多孔質材料から
    なり前記モールドキャビティに連通する通気孔を有する
    通気部と、前記通気孔内に所定の深さにわたって埋め込
    まれ、前記通気孔に連通しこれよりも小径の連通孔を形
    成する微細多孔体とを有することを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体チップを熱硬化性モールドレジン
    により封止する工程を有する半導体集積回路装置の製造
    方法であって、(a) 複数の半導体チップとこれらの半導
    体チップの第1の主面に設けられた電極に間接または直
    接に電気的に接続された複数のインナーリード部を含む
    リードフレームまたは薄膜配線シートとからなるチップ
    リード複合体を準備する工程、(b) 第1金型とこの金型
    とにより前記複数の半導体チップを封止するための複数
    のモールドキャビティを形成する第2金型とを有し、前
    記複数のモールドキャビティの各々の内面のほぼ全部
    が、所定の深さにわたって前記モールドレジンの浸入を
    阻止するとともに少なくとも一部のガス成分を通過させ
    てボイドの発生を防止する多孔質材料からなるモールド
    装置における前記第1金型および第2金型の間に前記チ
    ップリード複合体を載置する工程、(c) 前記第1および
    第2金型の間に前記チップリード複合体を載置した状態
    で両金型を閉じる工程、(d) 閉じられた前記両金型によ
    り形成されるモールドキャビティを前記多孔質材料部分
    を介して大気に開放するかまたは前記モールドレジンの
    注入圧より十分に低い圧力にした状態で前記モールドレ
    ジンを前記モールドキャビティ内に注入して、前記チッ
    プリード複合体の所定の部分を前記モールドレジンによ
    り封止する工程、(e) 前記第1金型および第2金型を開
    くことによって、封止が完了した前記チップリード複合
    体を前記第1金型および第2金型の少なくともいずれか
    一方から離型する工程、を含むことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記第1金型および第2金型を開く際
    に、前記多孔質材料部分を介して外部から前記モールド
    キャビティ内にガスを注入するようにしたことを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記モールドキャビティ内に前記モー
    ルドレジンを注入する際に、前記モールドキャビティ内
    のガスを前記多孔質材料部分を介して排気手段により排
    出することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体チップを熱硬化性モールドレジン
    により封止する工程を有する半導体集積回路装置の製造
    方法であって、(a) 複数の半導体チップとこれらの半導
    体チップの第1の主面に設けられた電極に間接または直
    接に電気的に接続された複数のインナーリード部を含む
    リードフレームまたは薄膜配線シートとからなるチップ
    リード複合体を準備する工程、(b) 第1金型とこの金型
    とにより前記複数の半導体チップを封止するための複数
    のモールドキャビティを形成する第2金型とを有し、前
    記複数のモールドキャビティの各々の内面の少なくとも
    ゲートに対して反対側の部分が、所定の深さにわたって
    前記モールドレジンの浸入を阻止するとともに少なくと
    も一部のガス成分を通過させてボイドの発生を防止する
    多孔質材料からなるモールド装置における前記第1金型
    および第2金型の間に前記チップリード複合体を載置す
    る工程、(c) 前記第1および第2金型の間に前記チップ
    リード複合体を載置した状態で両金型を閉じる工程、
    (d) 閉じられた前記両金型により形成されるモールドキ
    ャビティを前記多孔質材料部分を介して大気に開放する
    かまたは前記モールドレジンの注入圧より十分に低い圧
    力にした状態で前記モールドレジンを前記モールドキャ
    ビティ内に注入して、前記チップリード複合体の所定の
    部分を前記モールドレジンにより封止する工程、(e) 前
    記第1金型および第2金型を開くことによって、封止が
    完了した前記チップリード複合体を前記第1金型および
    第2金型の少なくともいずれか一方から離型する工程、
    を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記多孔質材料部分を前記第1金型と
    第2金型のいずれか一方に設けたことを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体チップを熱硬化性モールドレジ
    ンにより封止する工程を有する半導体集積回路装置の製
    造方法であって、(a) 複数の半導体チップとこれらの半
    導体チップの第1の主面に設けられた電極に間接または
    直接に電気的に接続された複数のインナーリード部を含
    むリードフレームまたは薄膜配線シートとからなるチッ
    プリード複合体を準備する工程、(b) 第1金型とこの金
    型とにより前記複数の半導体チップを封止するための複
    数のモールドキャビティ、レジンタブレットを収容する
    ための1つまたはそれ以上のポット部、それらを連結す
    る1つまたはそれ以上のランナー部を形成する第2金型
    とを有し、前記ポット部、前記ランナー部および前記ポ
    ット部内に設けられたプランジャの内面の少なくとも一
    部が、所定の深さにわたって前記モールドレジンの浸入
    を阻止するとともに少なくとも一部のガス成分を通過さ
    せてボイドの発生を防止する多孔質材料により形成され
    たモールド装置における前記第1金型および前記第2金
    型の間に前記チップリード複合体を載置する工程、(c)
    前記第1および第2金型の間に前記チップリード複合体
    を載置した状態で両金型を閉じる工程、(d) 前記ポット
    部から前記ランナー部を通じて前記モールドレジンを前
    記モールドキャビティ内に注入して、前記チップリード
    複合体の所定の部分を前記モールドレジンにより封止す
    る工程、(e) 前記第1金型および第2金型を開くことに
    よって、封止が完了した前記チップリード複合体を前記
    第1金型および前記第2金型の少なくともいずれか一方
    から離型する工程、を含むことを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記モールドキャビティおよびラ
    ンナー部の内面が、所定の深さにわたって前記モールド
    レジンの浸入を阻止するとともに少なくとも一部のガス
    成分を通過させてボイドの発生を防止する多孔質材料に
    よりなることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記モールドキャビティ、ランナ
    ー部およびポット部の内面が、所定の深さにわたって前
    記モールドレジンの浸入を阻止するとともに少なくとも
    一部のガス成分を通過させてボイドの発生を防止する多
    孔質材料によりなることを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記モールドキャビティ、ランナ
    ー部、ポット部およびこのポット部内に摺動自在に設け
    られ前記モールドレジンを加圧するプランジャの内面
    が、所定の深さにわたって前記モールドレジンの浸入を
    阻止するとともに少なくとも一部のガス成分を通過させ
    てボイドの発生を防止する多孔質材料によりなることを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体チップを熱硬化性モールドレジ
    ンにより封止する工程を有する半導体集積回路装置の製
    造方法であって、(a) 複数の半導体チップとこれらの半
    導体チップの第1の主面に設けられた電極に間接または
    直接に電気的に接続された複数のインナーリード部を含
    むリードフレームまたは薄膜配線シートとからなるチッ
    プリード複合体を準備する工程、(b) 上金型とこの金型
    とにより前記複数の半導体チップを封止するための複数
    のモールドキャビティ、所定数のモールドキャビティに
    対応して設けられそれぞれレジンタブレットを収容する
    ための複数のポット部、およびそれらを連結する複数の
    ランナー部を形成する下金型とを有し、前記モールドキ
    ャビティ、前記ポット部および前記ランナー部の内面の
    少なくとも一部が、所定の深さにわたって前記モールド
    レジンの浸入を阻止するとともに少なくとも一部のガス
    成分を通過させてボイドの発生を防止する多孔質材料か
    らなるモールド装置における前記上金型および下金型の
    間から前記下金型に設けられたレジンタブレット挿入部
    にレジンタブレットを挿入する工程、(c) 開かれた前記
    上下両金型の間に前記チップリード複合体を載置する工
    程、(d) 前記上下両金型の間に前記チップリード複合体
    を載置した状態で両金型を閉じる工程、(e) 前記ポット
    部から前記ランナー部を通じて前記モールドレジンを前
    記モールドキャビティ内に注入して、前記チップリード
    複合体の所定の部分を前記モールドレジンにより封止す
    る工程、(f) 前記上下両金型を開くことによって、封止
    が完了した前記チップリード複合体を前記上金型と下金
    型の少なくともいずれか一方から離型する工程、を含む
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 半導体チップを熱硬化性モールドレジ
    ンにより封止する工程を有し、封止部をモールド装置の
    エジェクターピンにより離型する場合に前記封止部の物
    理的変形により特性が劣化する薄型レジン封止半導体集
    積回路装置の製造方法であって、(a) 複数の半導体チッ
    プとこれらの半導体チップの第1の主面に設けられた電
    極に間接または直接に電気的に接続された複数のインナ
    ーリード部を含むリードフレームまたは薄膜配線シート
    とからなるチップリード複合体を準備する工程、(b) 第
    1金型とこの金型とにより前記複数の半導体チップを封
    止するための複数のモールドキャビティを形成する第2
    金型とを有し、前記第1金型と前記第2金型との少なく
    とも一方の前記モールドキャビティ内面の少なくとも一
    部が、所定の深さにわたって前記モールドレジンの浸入
    を阻止するとともに少なくとも一部のガス成分を通過さ
    せてボイドの発生を防止する多孔質材料からなるモール
    ド装置における前記第1金型および第2金型に前記チッ
    プリード複合体を載置する工程、(c) 前記第1および第
    2金型の間に前記チップリード複合体を載置した状態で
    両金型を閉じる工程、(d) 閉じられた前記両金型により
    形成されるモールドキャビティ内に前記モールドレジン
    を注入して、前記チップリード複合体の所定の部分を前
    記モールドレジンにより封止する工程、(e) 前記モール
    ドキャビティの前記多孔質材料部分から前記モールドキ
    ャビティ内にガスを注入しながら前記第1および第2金
    型を開くことによって、封止が完了した前記チップリー
    ド複合体を前記第1および第2金型の少なくともいずれ
    か一方から離型する工程、を含むことを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体チップをレジンのパッケージに
    より封止するモールド装置であって、 第1金型と、 前記第1金型に対して相対的に接近離反移動自在に設け
    られ、前記第1金型とにより前記パッケージに対応した
    形状のモールドキャビティを形成する第2金型とを有
    し、 前記第1金型と第2金型との少なくともいずれか一方
    を、多孔質材料からなり通気孔を有する通気部を備えた
    金型本体と、前記通気孔内にモールドキャビティの内面
    から所定の深さにわたって埋め込まれ、前記通気孔より
    も内径が小さくモールドレジンの浸入を阻止するととも
    に少なくとも一部のガス成分の通過を許容する連通孔が
    形成された微細多孔体とにより形成し、 前記モールドキャビティ内のガス成分を前記連通孔を介
    して外部に排出するようにしたことを特徴とするモール
    ド装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のモールド装置であっ
    て、前記モールドキャビティを形成する微細多孔体の表
    面にコーティング層を形成したことを特徴とするモール
    ド装置。
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