JPH08192287A - 露光用光源装置及びレーザ露光装置 - Google Patents

露光用光源装置及びレーザ露光装置

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JPH08192287A
JPH08192287A JP7005138A JP513895A JPH08192287A JP H08192287 A JPH08192287 A JP H08192287A JP 7005138 A JP7005138 A JP 7005138A JP 513895 A JP513895 A JP 513895A JP H08192287 A JPH08192287 A JP H08192287A
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light
laser
exposure
lamp
light source
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JP7005138A
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Tatsuo Enami
龍雄 榎波
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、露光面上の照明強度の均一性を高め
ること。 【構成】Hg−Xeアークランプ11から放射されたラ
ンプ光Qaとパルスレーザ発振器12から出力されたレ
ーザ光Qeとをビーム合成光学系21により同一光路上
に合成して露光光Qpとして出力し、この露光光Qp
を、マスク2を通過させ投影光学系によりウエハ6上に
結像し、マスク2に形成されたマスクパターンをウエハ
6に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いた露光
用光源装置、及びレーザ光を用いた露光光をマスクを通
過して投影光学系により被処理体上に結像し、このマス
クに形成されたマスクパターンを被処理体に転写するレ
ーザ露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は反射屈折系の露光装置の基本構成
図である。露光光は、スリット1により円弧状に切り出
されてマスク2に照射される。この露光光としては、ラ
ンプ光源から放射されるUV光又はディープUV光が用
いられている。例えば、可視光線のg線(波長436n
m)、i線(波長365nm)、近紫外線のうち波長2
40〜255nmを放射するHg−Xeランプが用いら
れている。
【0003】露光光が照射されたとき、マスク2は、矢
印(イ)方向に直線走査されているので、円弧状の露光
光は、マスク2に対して走査照射される。このマスク2
を通過した露光光は、台形ミラー3の一面で反射し、凹
面鏡4及び凸面鏡5を介して台形ミラー3の他面で反射
して被処理体としての半導体ウエハ(以下、ウエハと省
略する)6上に結像される。
【0004】このウエハ6は、マスク2と同期して矢印
(ロ)方向に移動しているので、マスク2に形成されて
いるマスクパターンがウエハ6上に転写される。なお、
マスク2とウエハ6とは、凹面鏡4及び凸面鏡5の光軸
に対して対称な位置に配置され、円弧状のスリット1に
よる露光光7のもとで、マスク2とウエハ6とは、倍率
を確保する速度で走査してウエハ6上に2次元パターン
を形成するものとなっている。
【0005】しかしながら、上記装置では、露光光の一
部をスリット1を用いて円弧状に切り出すので、露光に
用いられる露光光の強度が低下し、これに伴って露光処
理のスループットも低下する。
【0006】この露光光強度の低下を解決するために、
ランプ光源よりも強度の高いエキシマレーザ装置を用い
ることが行われている。ところが、エキシマレーザ装置
を上記露光装置の露光光源に適用し、順次走査しながら
露光を行うためには、露光面内での露光光の強度を均一
に確保する必要があるが、エキシマレーザ装置は、パル
ス発振してエキシマレーザ光を出力するものである為、
各パルス毎のエキシマレーザ光のエネルギーのばらつき
を±1%台まで抑える必要がある。
【0007】しかしながら、現在あるエキシマレーザ装
置の各パルス毎のエキシマレーザ光のエネルギーのばら
つきは、±3%程度であり、到底露光装置の光源として
適用することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにランプ光
源からの露光光を円弧状に切り出すものでは露光光の強
度が低下し、これを解決するためにエキシマレーザ装置
を用いたものでは、ウエハ6面上の露光光の強度を均一
に確保する必要があるが、現在あるエキシマレーザ装置
の各パルス毎のエネルギーのばらつきは、±3%程度で
あり、ばらつき±1%台とする露光装置の光源として適
用することは到底困難である。
【0009】そこで本発明は、露光面上の照明強度の均
一性を高めることができる露光用光源装置を提供するこ
とを目的とする。又、本発明は、露光面上の照明強度の
均一性を高めることができるレーザ露光装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、少な
くとも1つのランプ光源と、レーザ光を出力する少なく
とも1つのレーザ発振器と、ランプ光源から放射された
ランプ光とレーザ発振器から出力されたレーザ光とを同
一光路上に合成するビーム合成光学系と、を備えて上記
目的を達成しようとする露光用光源装置である。
【0011】請求項2によれば、ランプ光源及びレーザ
発振器は、互いにほぼ同一波長のランプ光及びレーザ光
を出力する。請求項3によれば、ビーム合成光学系は、
ランプ光源から放射されたランプ光を2方向に分岐する
とともにレーザ発振器から出力されたレーザ光と各分岐
方向の各光路と同一光路上に分岐する第1のビームスプ
リッタと、この第1のビームスプリッタの2つの分岐方
向にそれぞれ配置された各ミラーと、これらミラーで反
射するランプ光及びレーザ光を入射して同一光路上に合
成出力する第2のビームスプリッタと、から構成されて
いる。
【0012】請求項4によれば、マスクを通過した露光
光を投影光学系により被処理体上に結像し、マスクに形
成されたマスクパターンを被処理体に転写する露光装置
において、少なくとも1つのランプ光源と、このランプ
光源の波長とほぼ同一波長のレーザ光を出力する少なく
とも1つのレーザ発振器と、ランプ光源から放射された
ランプ光とレーザ発振器から出力されたレーザ光とを同
一光路上に合成して露光光とするビーム合成光学系と、
を備えて上記目的を達成しようとするレーザ露光装置で
ある。
【0013】請求項5によれば、ランプ光源及びレーザ
発振器は、互いにほぼ同一波長のランプ光及びレーザ光
を出力する。請求項6によれば、ビーム合成光学系は、
ランプ光源から放射されたランプ光を2方向に分岐する
とともにレーザ発振器から出力されたレーザ光と各分岐
方向の各光路と同一光路上に分岐する第1のビームスプ
リッタと、この第1のビームスプリッタの2つの分岐方
向にそれぞれ配置された各ミラーと、これらミラーで反
射するランプ光及びレーザ光を入射して同一光路上に合
成して露光光として出力する第2のビームスプリッタ
と、から構成されている。
【0014】
【作用】請求項1によれば、少なくとも1つのランプ光
源から放射されたランプ光と少なくとも1つのレーザ発
振器から出力されたレーザ光とを、ビーム合成光学系に
より同一光路上に合成し、露光光として出力する。
【0015】請求項2によれば、ランプ光源から放射さ
れるランプ光とレーザ発振器から出力されるレーザ光と
の各波長は、同一波長であり、これらランプ光及びレー
ザ光が同一光路上に合成されて露光光として出力され
る。
【0016】請求項3によれば、ランプ光を第1のビー
ムスプリッタにより2方向に分岐し、これと共にレーザ
光を同ビームスプリッタによりランプ光の各分岐方向と
同一方向に分岐し、これら2つに分岐した各ランプ光及
び各レーザ光をそれぞれ各ミラーにより反射して第2の
ビームスプリッタに導き、このビームスプリッタにより
各ランプ光及び各レーザ光を同一光路上に合成して露光
光として出力する。
【0017】請求項4によれば、少なくとも1つのラン
プ光源から放射されたランプ光と少なくとも1つのレー
ザ発振器から出力されたレーザ光とをビーム合成光学系
により同一光路上に合成して露光光として出力し、この
露光光を、マスクを通過させ投影光学系により被処理体
上に結像し、マスクに形成されたマスクパターンを被処
理体に転写する。
【0018】請求項5によれば、ランプ光源及びレーザ
発振器からほぼ同一波長のランプ光及びレーザ光を出力
し、これらランプ光及びレーザ光をビーム合成光学系に
より同一光路上に合成して露光光として露光処理に用い
る。
【0019】請求項6によれば、ランプ光を第1のビー
ムスプリッタにより2方向に分岐し、これと共にレーザ
光を同ビームスプリッタによりランプ光の各分岐方向と
同一方向に分岐し、これら2つに分岐した各ランプ光及
び各レーザ光をそれぞれ各ミラーにより反射して第2の
ビームスプリッタに導き、このビームスプリッタにより
各ランプ光及び各レーザ光を同一光路上に合成して露光
光とし、この露光光を露光処理に用いる。
【0020】
【実施例】
(1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、図6と同一部分には同一符号を付し
てその詳しい説明は省略する。図1はレーザ露光装置の
構成図である。
【0021】このレーザ露光装置には、露光光を放射す
る露光用光源装置10が設けられている。この露光用光
源装置10は、ランプ光源としてのHg−Xeアークラ
ンプ11及びパルスレーザ発振器12が備えられてい
る。
【0022】このうちHg−Xeアークランプ11は、
波長0.24〜0.255μmの光を放射するものであ
り、このHg−Xeアークランプ11の背面側には凹面
鏡13が配置され、かつ放射光の光路上には光学レンズ
14が配置されている。
【0023】一方、パルスレーザ発振器12は、Hg−
Xeアークランプ11の波長とほぼ同一の波長0.24
8μmのKrFエキシマレーザである。このパルスレー
ザ発振器12は、図2に示すようにレーザ本体13内に
KrF等のガスレーザ媒質を封入した気密容器14が設
けられ、この気密容器14の両端部にそれぞれ高反射鏡
15、出力鏡16が設けられている。
【0024】このうち気密容器14内には、1対の主電
極(不図示)が配置されて放電部17が形成されてい
る。又、この放電部17の各主電極には、電源18が接
続され、この電源18から各主電極に対して電気エネル
ギーが供給されるようになっている。
【0025】ガス供給排気装置19は、気密容器14内
のKrF等のガスレーザ媒質を循環させる機能を有して
いる。制御装置20は、電源18を動作制御するととも
にガス供給配置装置19を動作制御する機能を有してい
る。
【0026】これらHg−Xeアークランプ11の放射
光Qa及びパルスレーザ発振器12から出力されたレー
ザ光Qeは、ビーム合成光学系21により同一光路上に
合成されて露光光として出力されるものとなっている。
【0027】このビーム合成光学系21は、Hg−Xe
アークランプ11の光路及びパルスレーザ発振器12の
光路のそれぞれ交わるところに第1のビームスプリッタ
22が配置されている。すなわち、第1のビームスプリ
ッタ22に対し、Hg−Xeアークランプ11及びパル
スレーザ発振器12は、それぞれ直角方向に配置されて
いる。
【0028】この第1のビームスプリッタ22は、Hg
−Xeアークランプ11から放射されたランプ光Qaを
2方向に分岐し、これと共にパルスレーザ発振器12か
ら出力されたレーザ光Qeをランプ光Qaの分岐方向と
同一方向にそれぞれ分岐する機能を有している。
【0029】この第1のビームスプリッタ22の各分岐
方向には、それぞれ全反射鏡23、24が配置され、さ
らにこれら全反射鏡23、24の反射方向の交わるとこ
ろに第2のビームスプリッタ25が配置されている。
【0030】この第2のビームスプリッタ25は、各全
反射鏡23、24でそれぞれ反射するランプ光Qa及び
レーザ光Qeを入射して同一光路上に合成して露光光Q
pとして出力する機能を有している。
【0031】なお、露光光Qpの光路上には、全反射鏡
26が配置され、露光光Qpをスリット1に導くものと
なっている。次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0032】Hg−Xeアークランプ11から放射され
たランプ光Qaは、光学レンズ14により平行光に成形
されて第1のビームスプリッタ21に入射する。これと
共にパルスレーザ発振器12から出力されたパルスのレ
ーザ光Qeも同じく第1のビームスプリッタ22に入射
する。
【0033】この第1のビームスプリッタ22は、ラン
プ光Qaを2方向に分岐し、これと共にレーザ光Qeを
ランプ光Qaの分岐方向と同一方向にそれぞれ分岐す
る。これに分岐された各ランプ光Qa及び各レーザ光Q
eは、それぞれ全反射鏡23、24で全反射して第2の
ビームスプリッタ25に入射する。
【0034】この第2のビームスプリッタ25は、各全
反射鏡23、24でそれぞれ反射した各ランプ光Qa及
び各レーザ光Qeを入射して同一光路上に合成して露光
光Qpとして出力する。
【0035】この露光光Qpは、スリット1により円弧
状に切り出されてマスク2に照射される。このときマス
ク2は、矢印(イ)方向に直線走査されているので、円
弧状の露光光は、マスク2に対して走査照射される。
【0036】このマスク2を通過した露光光Qpは、台
形ミラー3の一面で反射し、凹面鏡4及び凸面鏡5を介
して台形ミラー3の他面で反射してウエハ6上に結像さ
れる。
【0037】このウエハ6は、マスク2と同期して矢印
(ロ)方向に移動しているので、マスク2に形成されて
いるマスクパターンがウエハ6上に転写される。このよ
うにHg−Xeアークランプ11から放射されたランプ
光Qaとパルスレーザ発振器12から出力されたパルス
のレーザ光Qeとを混合してウエハ6に照射すると、ウ
エハ6面上におけるエネルギー密度のばらつきを均一に
できる。
【0038】ここで、ウエハ6面上におけるエネルギー
密度のばらつきについて従来の露光装置と比較して説明
する。図3はレーザ光を用いた従来の露光装置における
レーザ光のパルスエネルギー及びそのレーザパルス毎の
露光エリアを示している。
【0039】同図に示すようにレーザ光の平均エネルギ
ーEo (mJ)、最大エネルギーE1 (mJ)、最小エ
ネルギーE2 (mJ)とし、露光エリアの面積をB(cm
2 )とすると、レーザ光の1パルス当りの露光エリアに
おける平均エネルギー密度Ao は、 Ao =Eo /B(mJ/cm2 ) …(1) 最大エネルギー密度A1 は、 A1 =E1 /B(mJ/cm2 ) …(2) 最小エネルギー密度A2 は、 A2 =E2 /B(mJ/cm2 ) …(3) となる。
【0040】従って、ウエハ6上のレジストを感光する
のに必要なエネルギー密度をA(mJ/cm2 )としたと
き、各露光エリアでのエネルギー密度のばらつきは、 {(A1 −A2 )/Ao }×100(%) …(4) 但し、Ao 及びAはほぼ等しい により表される。
【0041】例えば、Eo =10mJ、B=0.5cm
2 、E1 =10.3mJ、E2 =9.7mJ、Ao =A
=20mJ/cm2 とすれば、 {(A1 −A2 )/Ao }×100=6%(±3%) となる。
【0042】これに対して図4は上記本発明のレーザ露
光装置における各露光エリア毎のランプ光Qa及びレー
ザ光Qeの各エネルギーを示している。すなわち、レー
ザ光Qeの平均エネルギーEo (mJ)、最大エネルギ
ーE1(mJ)、最小エネルギーE2 (mJ)とし、各
露光エリア毎におけるランプエネルギー密度A4 (mJ
/cm2 )である。
【0043】この場合、各露光エリアのエネルギー密度
のばらつきは、 {(A1 −A2 )/(Ao +A4 )}×100(%) …(5) により表される。但し、Ao 及びAはほぼ等しい。
【0044】例えば、ランプエネルギー密度A4 を10
mJ/cm2 、Ao を20mJ/cm2とすると、エネルギ
ー密度のばらつきは、 {(A1 −A2 )/(Ao +A4 )}×100(%)=4%(±2%) となる。 …(6) 但し、ランプエネルギー密度A4 と露光エリアにおける
平均エネルギー密度Ao との合計A4 +Ao は、Aにほ
ぼ等しくする必要があるので、この条件下でのエネルギ
ー密度のばらつきは、 {(A1 −A2 )/(Ao +A4 )}×(1/2)×(3/2) =3%(±1.5%) …(7) となる。
【0045】この式(7) において(1/2)は(A1
2 )が半分になることを表し、(3/2)は(Ao +
4 )が3/2になることを表している。このように第
1の実施例においては、Hg−Xeアークランプ11か
ら放射されたランプ光Qaとパルスレーザ発振器12か
ら出力されたレーザ光Qeとをビーム合成光学系21に
より同一光路上に合成して露光光Qpとして出力し、こ
の露光光Qpを、マスク2を通過させ投影光学系により
ウエハ6上に結像し、マスク2に形成されたマスクパタ
ーンをウエハ6に転写するようにしたので、マスク2と
ウエハ6とを順次走査しながら露光を行っても、レーザ
光Qeの各パルス毎のエネルギーにばらつきがあって
も、ウエハ6面上におけるエネルギー密度のばらつきを
±1.5%に抑えることができ、露光面内での露光光の
強度を均一に確保できる。
【0046】従って、ほぼ同一波長のHg−Xeアーク
ランプ11及びパルスレーザ発振器12を用い、これら
のランプ光Qa及びレーザ光Qeをビーム合成光学系2
1により合成出力することにより、マスク2とウエハ6
とを順次走査しながらマスク2を通過した露光光Qpを
投影光学系によりウエハ6上に結像し、マスク2に形成
されたマスクパターンをウエハ6に転写する露光装置に
適した露光光源として適用できる。 (2) 次に本発明の第2の実施例について説明する。
【0047】図5は、図6に示す露光装置に適用する露
光用光源装置の構成図である。複数のHg−Xeアーク
ランプ30−1〜30−nが設けられるとともに1つの
パルスレーザ発振器12が設けられている。
【0048】これらHg−Xeアークランプ30−1〜
30−n及びパルスレーザ発振器12は、ほぼ同一波長
のランプ光及びレーザ光を出力するものとなっている。
これらHg−Xeアークランプ30−1〜30−nの光
放射方向にはそれぞれ光学レンズ31−1〜31−nが
配置され、かつ各Hg−Xeアークランプ30−1〜3
0−nの光放射方向とパルスレーザ発振器12の光路と
の交わるところには、それぞれ光学レンズ31−1〜3
1−nを介して各第1のビームスプリッタ32−1〜3
2−nが配置されている。
【0049】又、これら第1のビームスプリッタ32−
1〜32−nのうちビームスプリッタ32−1の一方の
分岐方向に全反射鏡33が配置され、かつ残りの各ビー
ムスプリッタ32−2〜32−nの一方の分岐方向にそ
れぞれ第2のビームスプリッタ32−1〜32−mが配
置されている。
【0050】又、第1のビームスプリッタ32−nの他
方の分岐方向には全反射鏡35が配置され、この全反射
鏡35の反射方向でかつ第2のビームスプリッタ34−
mの出力方向には、第2のビームスプリッタ34−nが
配置されている。
【0051】このような構成であれば、各Hg−Xeア
ークランプ30−1〜30−nから放射された光は、そ
れぞれ各第1のビームスプリッタ32−1〜32−nに
より2方向に分岐され、かつ各全反射鏡33、35及び
各第2のビームスプリッタ34−1〜34−mを通って
第2のビームスプリッタ34−nに到達する。
【0052】一方、パルスレーザ発振器12から出力さ
れたレーザ光は、各第1のビームスプリッタ32−1〜
32−nにより2方向に分岐され、かつ各全反射鏡3
3、35及び各第2のビームスプリッタ34−1〜34
−mを通って第2のビームスプリッタ34−nに到達す
る。
【0053】これにより、第2のビームスプリッタ34
−nからは、各Hg−Xeアークランプ30−1〜30
−nから放射された光とレーザ光との合成光が、露光光
として出力される。
【0054】このような露光用光源装置であれば、高い
均一性を有しかつエネルギー密度の高い露光光を得るこ
とができる。従って、この露光用光源装置を用いて露光
処理すれば、例えばウエハ6における露光面内での露光
光の強度を均一に確保でき、スループットを高めること
ができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、露
光面上の照明強度の均一性を高めることができる露光用
光源装置を提供できる。又、本発明によれば、露光面上
の照明強度の均一性を高めることができるレーザ露光装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施例のレーザ露光装置
を示す構成図。
【図2】パルスレーザ発振器の構成図。
【図3】従来装置のエネルギー密度を示す模式図。
【図4】本発明装置によるエネルギー密度を示す模式
図。
【図5】本発明に係わる第2の実施例の露光用光源装置
を示す構成図。
【図6】従来の露光装置の構成図。
【符号の説明】
1…スリット、2…マスク、3…台形ミラー、4…凹面
鏡、5…凸面鏡、6…半導体ウエハ(ウエハ)、10…
露光用光源装置、11,30−1〜30−n…Hg−X
eアークランプ、12…パルスレーザ発振器、21…ビ
ーム合成光学系、22…第1のビームスプリッタ、2
3,24…全反射鏡、25…第2のビームスプリッタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのランプ光源と、 レーザ光を出力する少なくとも1つのレーザ発振器と、 前記ランプ光源から放射されたランプ光と前記レーザ発
    振器から出力されたレーザ光とを同一光路上に合成する
    ビーム合成光学系と、を具備したことを特徴とする露光
    用光源装置。
  2. 【請求項2】 ランプ光源及びレーザ発振器は、互いに
    ほぼ同一波長のランプ光及びレーザ光を出力することを
    特徴とする請求項1記載の露光用光源装置。
  3. 【請求項3】 ビーム合成光学系は、ランプ光源から放
    射されたランプ光を2方向に分岐するとともにレーザ発
    振器から出力されたレーザ光と前記各分岐方向の各光路
    と同一光路上に分岐する第1のビームスプリッタと、 この第1のビームスプリッタの2つの分岐方向にそれぞ
    れ配置された各ミラーと、 これらミラーで反射する前記ランプ光及び前記レーザ光
    を入射して同一光路上に合成出力する第2のビームスプ
    リッタと、から構成されたことを特徴とする請求項1記
    載の露光用光源装置。
  4. 【請求項4】 マスクを通過した露光光を投影光学系に
    より被処理体上に結像し、前記マスクに形成されたマス
    クパターンを前記被処理体に転写する露光装置におい
    て、 少なくとも1つのランプ光源と、 このランプ光源の波長とほぼ同一波長のレーザ光を出力
    する少なくとも1つのレーザ発振器と、 前記ランプ光源から放射されたランプ光と前記レーザ発
    振器から出力されたレーザ光とを同一光路上に合成して
    前記露光光とするビーム合成光学系と、を具備したこと
    を特徴とするレーザ露光装置。
  5. 【請求項5】 ランプ光源及びレーザ発振器は、互いに
    ほぼ同一波長のランプ光及びレーザ光を出力することを
    特徴とする請求項4記載のレーザ露光装置。
  6. 【請求項6】 ビーム合成光学系は、ランプ光源から放
    射されたランプ光を2方向に分岐するとともにレーザ発
    振器から出力されたレーザ光と前記各分岐方向の各光路
    と同一光路上に分岐する第1のビームスプリッタと、 この第1のビームスプリッタの2つの分岐方向にそれぞ
    れ配置された各ミラーと、 これらミラーで反射する前記ランプ光及び前記レーザ光
    を入射して同一光路上に合成して露光光として出力する
    第2のビームスプリッタと、から構成されたことを特徴
    とする請求項4記載のレーザ露光装置。
JP7005138A 1995-01-17 1995-01-17 露光用光源装置及びレーザ露光装置 Pending JPH08192287A (ja)

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JP7005138A JPH08192287A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 露光用光源装置及びレーザ露光装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113759672A (zh) * 2021-09-07 2021-12-07 昆山龙腾光电股份有限公司 曝光系统及曝光方法

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