JPH08192280A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH08192280A
JPH08192280A JP7005140A JP514095A JPH08192280A JP H08192280 A JPH08192280 A JP H08192280A JP 7005140 A JP7005140 A JP 7005140A JP 514095 A JP514095 A JP 514095A JP H08192280 A JPH08192280 A JP H08192280A
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resin
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rays
epoxy resin
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JP7005140A
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Kaoru Taki
薫 滝
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、下地である金属箔までダメージを与
えずに樹脂及び繊維に対してレーザ加工する。 【構成】ガラス・エポキシ基板1に対してX線を照射し
てその蛍光X線を検出し、この蛍光X線の強度からガラ
ス・エポキシ基板1におけるエポキシ樹脂2及びガラス
繊維3の存在位置を認識し、この位置認識データに従っ
てレーザ光を出力変調してガラス・エポキシ基板1に照
射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばガラス繊維がエ
ポキシ樹脂に対して格子状に形成されたガラス繊維強化
エポキシ樹脂基板(以下、ガラス・エポキシ基板と省略
する)に溝加工等を施すレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複合材料により形成された基板には各種
あり、図2にはその1つであるガラス・エポキシ基板の
平面図が示されている。このガラス・エポキシ基板1
は、エポキシ樹脂2に対してガラス繊維3を格子状に形
成して基板を強化し、かつこれらエポキシ樹脂2及びガ
ラス繊維3に対して下地としての銅箔4を密着した構成
となっている。
【0003】このようなガラス・エポキシ基板1に対し
ては、レーザ光を照射して例えば溝加工することが行わ
れている。このレーザ加工は、ガラス・エポキシ基板1
をXYテーブル上に載置し、このXYテーブルを駆動し
てガラス・エポキシ基板1をXY方向に移動し、この状
態にレーザ発振器から出力したレーザ光をガラス・エポ
キシ基板1に照射する。
【0004】これにより、レーザ光は、例えば図2に示
すようにレーザ光照射開始位置Qからエポキシ樹脂2及
びガラス繊維3上を移動する。このようにレーザ光が照
射されて移動することにより、エポキシ樹脂2及びガラ
ス繊維3は蒸発・溶解し、ガラス・エポキシ基板1上に
溝が形成される。
【0005】しかしながら、エポキシ樹脂2の沸点(3
50℃〜500℃)とガラス繊維3の沸点(2300
℃)とを比較すると、ガラス繊維3の沸点の方が高いた
め、レーザ発振器のレーザ出力をエポキシ樹脂2の蒸発
・溶解に必要な出力値に設定すると、ガラス繊維3の殆
どは蒸発・溶解せずに図3の切断面に示すように未切断
の部分が残存してしまう。
【0006】これに対して、レーザ発振器のレーザ出力
をガラス繊維3の蒸発・溶解に十分に必要な出力値に設
定すると、下地としての銅箔4までダメージを与えてし
まう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにエポキシ
樹脂2とガラス繊維3との各沸点が異なるために、レー
ザ光を照射しても未切断の部分が残存してしまい、たと
えエポキシ樹脂2及びガラス繊維3の両方を蒸発・溶解
できたとしても、銅箔4までダメージを与えてしまう。
そこで本発明は、下地である金属箔までダメージを与え
ずに樹脂及び繊維に対してレーザ加工できるレーザ加工
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、金属
箔を下地として樹脂及び繊維から形成される基板に対し
てレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工装置におい
て、基板に対して放射線を照射し、このとき基板に発生
する放射線を検出する検出系と、この検出系により検出
される放射線の強度から基板における樹脂及び繊維の位
置を認識する位置認識手段と、この位置認識手段により
認識された樹脂及び繊維の位置に従ってレーザ光の出力
変調する変調手段と、を備えて上記目的を達成しようと
するレーザ加工装置である。
【0009】請求項2によれば、基板は、エポキシ樹脂
に対してガラス繊維が格子状に形成されている。請求項
3によれば、検出系は、基板に対してX線を照射するX
線管と、基板に発生する蛍光X線を検出する検出器と、
を有する。
【0010】請求項4によれば、変調手段は、基板上の
樹脂及び繊維の位置認識データに従い、樹脂の位置に対
してレーザ光の出力をこの樹脂の沸点を越える値に制御
し、繊維の位置に対してレーザ光の出力を樹脂の沸点よ
りも高い繊維の沸点を越える値に制御機能を有する。
【0011】請求項5によれば、金属箔の密着したエポ
キシ樹脂に対してガラス繊維が格子状に形成された基板
に対してレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工装置
において、レーザ光を出力するレーザ発振器と、このレ
ーザ発振器と基板とを相互に移動して基板に対するレー
ザ光の照射位置を移動させる移動手段と、基板に対して
X線を照射するX線管と、基板に発生する蛍光X線を検
出する検出器と、この検出器により検出される蛍光X線
の強度とこの強度を検出した基板上の位置と対応して記
憶し、かつ蛍光X線の強度から基板におけるエポキシ樹
脂及びガラス繊維の位置を認識する位置認識手段と、こ
の位置認識手段に記憶されているエポキシ樹脂及びガラ
ス繊維の位置認識データに従い、エポキシ樹脂の位置に
対してレーザ光の出力をこのエポキシ樹脂の沸点を越え
る値に制御し、かつガラス繊維の位置に対してレーザ光
の出力をエポキシ樹脂の沸点よりも高いガラス繊維の沸
点を越える値に制御する変調手段と、を備えて上記目的
を達成しようとするレーザ加工装置である。
【0012】
【作用】請求項1によれば、基板に対して放射線を照射
してその発生する放射線を検出系により検出し、この放
射線の強度から基板における樹脂及び繊維の位置を位置
認識手段により認識し、この認識された樹脂及び繊維の
位置に従ってレーザ光を出力変調して基板に照射する。
これにより、樹脂及び繊維の応じたレーザ出力に制御さ
れ、下地である銅箔までダメージを与えずに樹脂及び繊
維に対するレーザ加工ができる。
【0013】請求項2によれば、基板は、エポキシ樹脂
に対してガラス繊維が格子状に形成されているので、こ
れらエポキシ樹脂とガラス繊維とに応じたレーザ出力に
制御される。
【0014】請求項3によれば、X線管から放射された
X線を基板に照射し、このとき基板に発生する蛍光X線
を検出器により検出するので、この蛍光X線の強度によ
りエポキシ樹脂とガラス繊維との位置が認識される。
【0015】請求項4によれば、レーザ光を基板上に照
射して移動する際、樹脂の位置に移動すると、レーザ光
の出力を樹脂の沸点を越える値に制御し、レーザ光が繊
維の位置に移動すると、レーザ光の出力をこの繊維の沸
点を越える値に制御する。
【0016】請求項5によれば、X線管から放射された
X線を基板に対して照射してこのとき生じる蛍光X線を
検出器により検出し、この蛍光X線の強度を基板上の位
置と対応して記憶し、かつ蛍光X線の強度から基板にお
けるエポキシ樹脂及びガラス繊維の位置を位置認識手段
により認識し、この認識の後、レーザ光を基板上に照射
して移動する際、エポキシ樹脂及びガラス繊維の位置認
識データに従い、樹脂の位置に移動すると、レーザ光の
出力を樹脂の沸点を越える値に制御し、レーザ光が繊維
の位置に移動すると、レーザ光の出力を樹脂の沸点より
も高い繊維の沸点を越える値に制御する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1はレーザ加工装置の構成図である。
XYテーブル10は、XY平面に対して移動自在に構成
されたもので、このXYテーブル10上には、ガラス・
エポキシ基板1が載置され固定されている。
【0018】なお、このガラス・エポキシ基板1は、上
記の如くエポキシ樹脂2に対してガラス繊維3を格子状
に形成して基板を強化し、かつこれらエポキシ樹脂2及
びガラス繊維3に対して下地としての銅箔4を密着した
構成となっている。
【0019】一方、XYテーブル10の斜め上方には、
検出系としてのX線管11が配置され、このX線管11
から放射されたX線が細く絞られてガラス・エポキシ基
板1に対して所定の入射角で照射されるようになってい
る。
【0020】又、XYテーブル10の斜め上方には、同
検出系としての検出器12が配置されている。この検出
器12は、X線の照射によりガラス・エポキシ基板1上
に発生する蛍光X線を投影波形として検出し、この蛍光
X線の投影波形に応じた検出信号を出力する機能を有し
ている。
【0021】この検出器12の出力端子には、検出器1
2から出力された検出信号を処理に適切な信号に変換す
る検出回路13が接続されている。この検出回路14の
出力端子には、A/D変換器14を介して像復元処理回
路15が接続されている。
【0022】この像復元処理回路15は、コンピュータ
により構成されるもので、ディジタル変換された蛍光X
線の投影波形データに対して像復元処理を行い、エポキ
シ樹脂2とガラス繊維3との各存在する部分からの各蛍
光X線の強度の異なることから、これら蛍光X線の強度
に応じてエポキシ樹脂2とガラス繊維3との各蛍光X線
強度に分離し、かつこれら蛍光X線の強度をガラス・エ
ポキシ基板1上の位置と対応させた位置認識データとし
てメモリ16に記憶し、ガラス・エポキシ基板1上にお
けるエポキシ樹脂2とガラス繊維3との位置を認識する
位置認識手段の機能を有している。
【0023】コントローラ17は、XYテーブル10を
移動制御し、かつこのXYテーブル10を移動制御する
際、メモリ16に記憶されているエポキシ樹脂2及びガ
ラス繊維3の位置認識データに従い、エポキシ樹脂2又
はガラス繊維3の位置に応じてレーザ発振器18のレー
ザ出力値を変調する変調手段としての機能を有してい
る。
【0024】すなわち、コントローラ17には、レーザ
電源19が接続され、このレーザ電源19からレーザ発
振器18に対して電気エネルギーが供給されている。従
って、コントローラ17は、レーザ電源19に対し、エ
ポキシ樹脂2の存在位置に対してレーザ光の出力をエポ
キシ樹脂2の沸点(350℃〜500℃)を越える値と
なる電気エネルギーに制御し、かつガラス繊維3の存在
位置に対してレーザ光の出力をこのガラス繊維3の沸点
(2300℃)を越える値となる電気エネルギーに制御
する機能を有している。
【0025】レーザ発振器18は、連続出力のガスレー
ザ発振器であり、例えば炭酸ガスレーザが用いられてい
る。このレーザ発振器18は、XYテーブル10の上方
に配置され、レーザ光がガラス・エポキシ基板1に対し
てほぼ垂直方向に照射されるように配置されている。
【0026】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。先ず、ガラス・エポキシ基板1における
エポキシ樹脂2及びガラス繊維3に対する存在位置の認
識が行われる。すなわち、コントローラ17は、ガラス
・エポキシ基板1に対してレーザ光を照射して溝加工を
施す場合と同様にXYテーブル10を移動制御する。
【0027】このXYテーブル10に対する移動制御に
より、XYテーブル10上に載置されたガラス・エポキ
シ基板1は、溝加工の場合と同一の移動パターンで、か
つ同一速度で移動する。
【0028】この状態に、X線管11から細く絞られた
X線が連続に放射されると、このX線は、ガラス・エポ
キシ基板1上におけるレーザ光の照射位置と同一位置に
照射される。
【0029】例えば、X線は、図2に示すようにレーザ
光の照射開始位置Qから照射開始され、その照射位置が
移動してエポキシ樹脂2及びガラス繊維3上に照射され
る。このX線の照射によりガラス・エポキシ基板1上に
は、蛍光X線が発生する。この蛍光X線の強度は、エポ
キシ樹脂2の存在する部分とガラス繊維3の存在する部
分とに対してそれぞれ異なる値を示す。
【0030】検出器12は、ガラス・エポキシ基板1上
に発生する蛍光X線を投影波形として検出し、この蛍光
X線の投影波形に応じた検出信号を出力する。この検出
器12から出力された検出信号は、検出回路13により
後段において処理しやすい適切な信号に変換され、A/
D変換器14によりディジタル値に変換されて像復元処
理回路15に転送される。
【0031】この像復元処理回路15は、ディジタル変
換された蛍光X線の投影波形データに対して像復元処理
を行い、蛍光X線の強度に応じてエポキシ樹脂2とガラ
ス繊維3との各蛍光X線の強度にそれぞれ分離し、かつ
これら蛍光X線の強度をガラス・エポキシ基板1上の位
置と対応させた位置認識データとしてメモリ16に記憶
する。
【0032】すなわち、像復元処理回路15は、メモリ
16に各蛍光X線の強度をガラス・エポキシ基板1上の
位置と対応させた記憶することにより、ガラス・エポキ
シ基板1上におけるエポキシ樹脂2とガラス繊維3との
存在位置を認識する。
【0033】このようにして溝加工するパターンに対す
るエポキシ樹脂2とガラス繊維3との存在位置の認識が
行われる。次に、レーザ光照射による溝加工が行われ
る。
【0034】コントローラ17は、ガラス・エポキシ基
板1に対してレーザ光を照射して溝加工を施すための位
置パータンでXYテーブル10を移動制御する。このX
Yテーブル10に対する移動制御によりガラス・エポキ
シ基板1は、溝加工の移動パターンに従って所定の速度
で移動する。
【0035】この状態に、コントローラ17は、レーザ
電源19を動作させ、このレーザ電源19からレーザ発
振器18に対して電気エネルギーを供給する。これによ
り、レーザ発振器18からは、連続的にレーザ光が出力
される。
【0036】又、コントローラ17は、XYテーブル1
0を移動制御すると共に、メモリ16に記憶されている
位置認識データを読み出し、この位置認識データに従っ
てエポキシ樹脂2又はガラス繊維3の位置に応じてレー
ザ発振器18に供給する電気エネルギーを制御する。
【0037】すなわち、コントローラ17は、レーザ電
源19に対し、エポキシ樹脂2の存在位置に対してレー
ザ光の出力をエポキシ樹脂2の沸点を越える値となる電
気エネルギーに制御し、かつガラス繊維3の存在位置に
対してレーザ光の出力をこのガラス繊維3の沸点を越え
る値となる電気エネルギーに制御する。
【0038】この結果、レーザ光の照射位置がエポキシ
樹脂2の部分にあるときは、このエポキシ樹脂2を切断
するに必要な出力のレーザ光が照射される。又、レーザ
光の照射位置がガラス繊維3の部分にあるときは、この
ガラス繊維3を切断するに必要な出力のレーザ光が照射
される。
【0039】このようにレーザ光の出力が、エポキシ樹
脂2及びガラス繊維3の沸点に応じた値に制御されて、
ガラス・エポキシ基板1に対して連続的に切断が行わ
れ、ガラス・エポキシ基板1上に溝が形成される。
【0040】このとき、レーザ光の出力は、エポキシ樹
脂2及びガラス繊維3の沸点に応じた値に制御されるこ
とから、下地である銅箔4に対してレーザ光によるダメ
ージを与えることはない。
【0041】このように上記一実施例においては、ガラ
ス・エポキシ基板1に対してX線を照射してその蛍光X
線を検出し、この蛍光X線の強度からガラス・エポキシ
基板1におけるエポキシ樹脂2及びガラス繊維3の存在
位置を認識し、この位置認識データに従ってレーザ光を
出力変調してガラス・エポキシ基板1に照射するように
したので、エポキシ樹脂2及びガラス繊維3の応じてレ
ーザ出力を制御でき、下地である銅箔4までダメージを
与えずにエポキシ樹脂2及びガラス繊維3を残存するこ
となく溝加工ができる。
【0042】この場合、エポキシ樹脂2に対してガラス
繊維3が格子状に形成されていても、これらエポキシ樹
脂2とガラス繊維3との各存在部分に応じてレーザ出力
を制御して精度高い溝加工ができる。
【0043】又、エポキシ樹脂2及びガラス繊維3の存
在位置を認識する際、X線をガラス・エポキシ基板1に
照射し、この基板1に発生する蛍光X線の強度により位
置認識するので、正確にエポキシ樹脂2とガラス繊維3
との位置を認識できる。
【0044】さらに、レーザ光の出力を、エポキシ樹脂
2の存在位置に対してエポキシ樹脂2の沸点に制御し、
ガラス繊維3の存在位置に対してガラス繊維3の沸点に
制御するので、確実にエポキシ樹脂2及びガラス繊維3
のみを蒸発・溶解し、銅箔4にダメージを与えずに精度
高い溝加工ができる。
【0045】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなく次の通り変形してもよい。例えば、ガラス
繊維強化エポキシ樹脂基板に限らず、繊維としてはアラ
ミド繊維やカーボン繊維を用いたもの、樹脂としてはポ
リエステル樹脂等を用いたもの、さらには下地として銅
箔に限らず他の金属箔を用いた基板のレーザ加工にも適
用できる。又、樹脂及び繊維の存在位置の認識には、X
線の照射に限らず、放射線源からのβ線、γ線を照射し
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、下
地である金属箔までダメージを与えずに樹脂及び繊維に
対してレーザ加工できるレーザ加工装置を提供できる。
又、本発明によれば、エポキシ樹脂に対してガラス繊維
を格子状に形成したガラス繊維強化エポキシ樹脂基板に
対し、これらエポキシ樹脂及びガラス繊維の存在位置に
従ってレーザ光を出力変調することにより、確実にエポ
キシ樹脂及びガラス繊維のみを蒸発・溶解して残存させ
ることなく、かつ銅箔にダメージを与えずに精度高い溝
加工ができるレーザ加工装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレーザ加工装置の一実施例を示
す構成図。
【図2】ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板の平面から見
た構成図。
【図3】ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板をレーザ切断
した断面図。
【符号の説明】
1…ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板(ガラス・エポキ
シ基板)、2…エポキシ樹脂、3…ガラス繊維、4…銅
箔、10…XYテーブル、11…X線管、12…検出
器、13…検出回路、14…A/D変換器、15…像復
元処理回路、16…メモリ、17…コントローラ、18
…レーザ発振器、19…レーザ電源。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔を下地として樹脂及び繊維から形
    成される基板に対してレーザ光を照射して加工を行うレ
    ーザ加工装置において、 前記基板に対して放射線を照射し、このとき前記基板に
    発生する放射線を検出する検出系と、 この検出系により検出された前記放射線の強度から前記
    基板における前記樹脂及び前記繊維の位置を認識する位
    置認識手段と、 この位置認識手段により認識された前記樹脂及び前記繊
    維の位置に従って前記レーザ光の出力変調する変調手段
    と、を具備したことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 基板は、エポキシ樹脂に対してガラス繊
    維が格子状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 検出系は、基板に対してX線を照射する
    X線管と、 前記基板に発生する蛍光X線を検出する検出器と、を有
    することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 変調手段は、基板上の樹脂及び繊維の位
    置認識データに従い、前記樹脂の存在位置に対して前記
    レーザ光の出力を前記樹脂の沸点を越える値に制御し、
    かつ前記繊維の位置に対して前記レーザ光の出力を前記
    樹脂の沸点よりも高い前記繊維の沸点を越える値に制御
    する機能を有することを特徴とする請求項1記載のレー
    ザ加工装置。
  5. 【請求項5】 金属箔の密着したエポキシ樹脂に対して
    ガラス繊維が格子状に形成された基板に対してレーザ光
    を照射して加工を行うレーザ加工装置において、 前記レーザ光を出力するレーザ発振器と、 このレーザ発振器と前記基板とを相互に移動して前記基
    板に対する前記レーザ光の照射位置を移動させる移動手
    段と、 前記基板に対してX線を照射するX線管と、 前記基板に発生する蛍光X線を検出する検出器と、 この検出器により検出される前記蛍光X線の強度とこの
    強度を検出した前記基板上の位置と対応して記憶し、か
    つ前記蛍光X線の強度から前記基板における前記エポキ
    シ樹脂及び前記ガラス繊維の位置を認識する位置認識手
    段と、 この位置認識手段に記憶されている前記エポキシ樹脂及
    び前記ガラス繊維の位置認識データに従い、前記樹脂の
    存在位置に対して前記レーザ光の出力を前記樹脂の沸点
    を越える値に制御し、かつ前記繊維の位置に対して前記
    レーザ光の出力を前記樹脂の沸点よりも高い前記繊維の
    沸点を越える値に制御する変調手段と、を具備したこと
    を特徴とするレーザ加工装置。
JP7005140A 1995-01-17 1995-01-17 レーザ加工装置 Pending JPH08192280A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240666A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Hitachi High-Technologies Corp レーザ加工方法、レーザ加工装置及びソーラパネル製造方法
CN102530826A (zh) * 2010-09-29 2012-07-04 英飞凌科技股份有限公司 组件、用于制造组件的方法和用于激光烧蚀的装置

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