JPH08192161A - 銀イオン水生成器 - Google Patents

銀イオン水生成器

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JPH08192161A
JPH08192161A JP613195A JP613195A JPH08192161A JP H08192161 A JPH08192161 A JP H08192161A JP 613195 A JP613195 A JP 613195A JP 613195 A JP613195 A JP 613195A JP H08192161 A JPH08192161 A JP H08192161A
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JP
Japan
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silver
silver ion
water
ion water
anode
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JP613195A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yamamoto
泰雄 山本
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SEIWA ELECTRON KK
Original Assignee
SEIWA ELECTRON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水道蛇口に容易に取付けることができ、且つ
容易に電極の交換が可能な銀イオン水生成器を提供する
ことである。 【構成】 生成器本体1と、水道蛇口20に着脱可能に
取付けるための蛇口着脱具2を設けた蛇口取付口3と、
生成された銀イオン水を排出する銀イオン水排出口4
と、蛇口取付口3と銀イオン水排出口4を連通する流路
の上流側に配置されたカソード側銀電極5及び流路の下
流側に配置されたアノード側銀電極6と、カソード側及
びアノード側の銀電極5,6間に電流を流す制御部7と
を備える。 【作用】 両銀電極5,6間に通電すると、アノード側
銀電極6の銀が溶解してAg+ が析出し、水道水から銀
イオン水が生成されて銀イオン水排出口4から出る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道水を銀イオン水に
変える水道蛇口取付型の銀イオン水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気溶解による銀イオン水は、飲料水の
消毒・保存等に古くからソ連邦、ヨーロッパ諸国等で利
用されており、低い濃度での高い殺菌性、広域な抗菌作
用を有すると共に、次亜塩素塩、オゾン、紫外線よりも
優れた保存性を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのような優れた効果
を有する銀イオン水であるが、広く普及している浄水器
とは異なり、簡易に水道蛇口に取付けることのできる小
型の銀イオン水生成器は実現されていないのが現状であ
る。従って、本発明は、そのような実状に着目してなさ
れたもので、水道蛇口に容易に取付けることができ、且
つ容易に電極の交換が可能な銀イオン水生成器を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の銀イオン水生成器は、水道蛇口に着脱可能
に取付けるための蛇口着脱具を設けた蛇口取付口と、水
道水から生成された銀イオン水を排出する銀イオン水排
出口と、蛇口取付口と銀イオン水排出口を連通する流路
に配置されたカソード側銀電極及びアノード側銀電極
と、カソード側及びアノード側の銀電極間に電流を流す
制御部とを備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】この銀イオン水生成器は、蛇口着脱具により蛇
口取付口を水道蛇口に取付けることで、水道蛇口にセッ
トすることができる。そして、生成器の電源をオンにし
てカソード側及びアノード側の銀電極間に通電した状態
で水道水を流すと、水道水は例えばカソード側銀電極か
らアノード側銀電極に流れる。この時、水道水は、周知
の水の電気分解(H2 O→H+ +OH- )により、アノ
ード側銀電極は陰イオンから電子を奪われて酸化し、カ
ソード側銀電極は陽イオンの電子を受け取って、両銀電
極間に電流が流れ、アノード側銀電極の銀が溶解し、A
+ が析出し、銀イオン水が生成されて銀イオン水排出
口から出る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の銀イオン水生成器を実施例に
基づいて説明する。その一実施例に係る生成器の外観斜
視図を図1に、一部破断側面図を図2に示す。この生成
器は、生成器本体1と、水道蛇口20に着脱可能に取付
けるための蛇口着脱具2を設けた蛇口取付口3と、水道
水から生成された銀イオン水を排出する銀イオン水排出
口4と、蛇口取付口3と銀イオン水排出口4を連通する
流路(特に図示せず)の上流側に配置されたカソード側
銀電極(セル)5及び流路の下流側に配置されたアノー
ド側銀電極(セル)6と、カソード側及びアノード側の
銀電極5,6間に電流を流す制御部7とを備える。
【0007】この実施例では、蛇口着脱具2は、水道蛇
口20側に設けられた連結部材21に取付けられてお
り、蛇口着脱具2と連結部材21でワッタッチカップリ
ング機構が構成されている。このワンタッチカップリン
グ機構としては、例えば通常の浄水器等で広く用いられ
ているもの(嵌着式や螺着式)を使用すればよい。一
方、銀イオン水排出口4にも、同様のワンタッチカップ
リング8が設けられている。制御部7とカソード側及び
アノード側の銀電極5,6とは、それぞれ適当なリード
線9,10で接続されている。制御部7にはACアダプ
タ11が接続され、このACアダプタ11を家庭用コン
セント(商用電源)に差し込むことで電源としている。
又、制御部7は表示ランプ7aを有し、動作中、即ち両
銀電極5,6間に通電中は、表示ランプ7aが点灯する
ようになっている。
【0008】このように構成した銀イオン水生成器は、
水道蛇口20に連結部材21を取付けると共に、蛇口取
付口3の蛇口着脱具2を連結部材21に取付けること
で、生成器本体1を水道蛇口20にセットできる。ここ
で、電源をオンにすると、両銀電極5,6間に通電さ
れ、例えばカソード側銀電極5からアノード側銀電極6
に電流が流れ、水道水から銀イオン水が生成されるわけ
であるが、銀イオン水の発生メカニズムを図3に示す。
図3に各反応を記載してあるように、蛇口取付口3から
進入した水道水がカソード側銀電極5からアノード側銀
電極6に流れる過程で、周知の水の電気分解(H2 O→
+ +OH- )が発生する。この水の電気分解により、
アノード側銀電極6は陰イオンから電子を奪われて酸化
し、カソード側銀電極5は陽イオンの電子を受け取っ
て、両銀電極5,6間に電流が流れ、アノード側銀電極
6の銀が溶解し、Ag+ が析出し、銀イオン水が生成さ
れて銀イオン水排出口4から出る。
【0009】上記のような銀イオン水生成器において、
銀の生成量は次の通りである。基本的銀の電解による析
出量はファラデーの法則を基本とし、次式で表される。 電気溶解において、銀の電流効率を低下させるイオンと
して、Cl- ,SO-,S- ,NH4+,Al3+,F
2+,Fe3+があるが、一般の水道水であれば効率とし
て85〜90%もあれば十分である。なお、通電に伴い
陽極側銀電極6に付着物が生成して、銀の発生効率が低
下してくるので、両銀電極5,6間に通電する電流の方
向を制御部7により周期的に変えることが望ましい。
【0010】実際の使用では、両銀電極5,6間に流す
溶解電流は例えば20mAの定電流とし、毎分10lの
水中で析出銀の濃度は0.1mg/lとする。又、銀の
析出により銀電極の交換が必要となった場合にその交換
時期を表示ランプ7a(例えば点滅)により報知するも
のとする。勿論、銀電極の交換は、生成器本体1を開け
れば容易に行うことができる。因みに、銀電極の交換時
期は、処理水を10l/min、1日8時間の使用とし
て、下記の通りである。
【0011】 水の導電率(mS/cm) 寿命(月) 0.10 2 0.15 4 0.20 5 0.25 7 ここで、銀イオン水の抗菌作用について説明する。Ag
はプラスイオンのためマイナスである細菌に付着し、そ
の細胞内に浸透し、細胞の主要酵素系を分解し、細胞酵
素をブロックしてしまうことで、細胞が死滅する。この
抗菌性は、Ag濃度に依存し、濃度が0.05mg/l
から確認できる。抗菌性は、大腸菌、サルモレラ菌、赤
痢菌、コレラ菌等に効果がある。このような抗菌性を有
する銀イオン水は、航海中の船舶での飲料水、宇宙飛行
中の宇宙船での飛行士の飲料水、プールの水、薬等の保
存水等に使用される。なお、実使用上の銀濃度0.1〜
2mg/l程度を摂取したとしても、生体細胞の成長に
は毒性を与えず、人体には何ら影響はないことが分かっ
ている。
【0012】銀イオン水の抗菌効果は、前記したように
周知であるが、図4〜図7に一例を示す。図4は、銀イ
オン水の各濃度による大腸菌の死滅状態を表し、時間と
1ml中の細菌の数との関係を示すグラフであり、銀濃
度が最も低い0.05mg/lの場合でも、約100分
経過すれば細菌がほぼ死滅することが分かる。図5は、
航海中の水(通常の水と銀イオン水)中の細菌構成を表
し、経日と微生物数との関係を示すグラフであり、通常
の水の場合は約70日経つと微生物数が急激に増加する
のに対し、銀イオン水では160日以上経過しても微生
物数は当初から殆ど増加しない。
【0013】又、図6は、電流40mA、流量25l/
minで循環する条件での時間と一般細菌数との関係を
示すグラフであり、その条件で得られた銀イオン水には
時間が経過しても一般細菌が増えないことが分かる。更
に図7は、電流40mA、流量25l/minで循環す
る条件での時間と大腸菌数との関係を示すグラフであ
り、得られた銀イオン水では大腸菌が発生しないことが
理解される。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限定されない
のは勿論である。上記実施例では、カソード側銀電極を
流路の上流側に、アノード側銀電極を流路の下流側に配
置してあるが、流路の上流側にアノード側銀電極を、下
流側にカソード側銀電極を配置しても、即ち上記実施例
で水流を逆向きにしても全く同等の作用効果が得られ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の銀イオン
水生成器は、カソード側及びアノード側銀電極間に通電
して水から銀イオン水を生成する構造の生成器本体を水
道蛇口に着脱自在にしてあるため、従来より優れた抗菌
・殺菌・保存効果が知られている銀イオン水を水道水か
ら容易に得ることができるだけでなく、電極の交換も容
易に行うことができ、その用途は広範囲で、非常に有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る生成器の外観斜視図である。
【図2】同実施例の生成器の一部破断側面図である。
【図3】同実施例の生成器における銀イオン水の発生メ
カニズムを示す図である。
【図4】銀イオン水の各濃度による時間と大腸菌数との
関係を示すグラフである。
【図5】航海中の通常の水と銀イオン水における経日と
微生物数との関係を示すグラフである。
【図6】銀イオン水における時間と一般細菌数との関係
を示すグラフである。
【図7】銀イオン水における時間と大腸菌数との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 生成器本体 2 蛇口着脱具 3 蛇口取付口 4 銀イオン水排出口 5 カソード側銀電極 6 アノード側銀電極 7 制御部 20 水道蛇口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道蛇口に着脱可能に取付けるための蛇口
    着脱具を設けた蛇口取付口と、水道水から生成された銀
    イオン水を排出する銀イオン水排出口と、蛇口取付口と
    銀イオン水排出口を連通する流路に配置されたカソード
    側銀電極及びアノード側銀電極と、カソード側及びアノ
    ード側の銀電極間に電流を流す制御部とを備えることを
    特徴とする銀イオン水生成器。
  2. 【請求項2】前記制御部は、カソード側及びアノード側
    の銀電極間に流す電流の方向を周期的に変えるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の銀イオン水生成器。
JP613195A 1995-01-19 1995-01-19 銀イオン水生成器 Pending JPH08192161A (ja)

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