JPH08190743A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH08190743A
JPH08190743A JP1857595A JP1857595A JPH08190743A JP H08190743 A JPH08190743 A JP H08190743A JP 1857595 A JP1857595 A JP 1857595A JP 1857595 A JP1857595 A JP 1857595A JP H08190743 A JPH08190743 A JP H08190743A
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light
thin film
magnetic
magnetic thin
magneto
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JP1857595A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takaso
高祖  洋
Tatsuhiko Inagaki
辰彦 稲垣
Makoto Kuwamoto
誠 桑本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10532Heads
    • G11B11/10541Heads for reproducing
    • G11B11/10543Heads for reproducing using optical beam of radiation
    • G11B11/10547Heads for reproducing using optical beam of radiation interacting with the magnetisation of an intermediate transfer element, e.g. magnetic film, included in the head

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的に磁気情報を再生する磁気ヘッドにお
いて、高感度で再生信号を検出できるようにすること。 【構成】 レーザ光源6−1より出射した光を偏光子6
−5によって直線偏光として光学的透明多面体5−1に
入射させる。そして位相遅延器6−10によって入射す
る光の直線偏光の方向を変化させることによって、出射
光の楕円偏光化を小さくする。こうすれば高感度で磁気
記録媒体からの信号を再生できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体に磁気記録された
情報を光学的に再生する磁気ヘッド及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信・映像音響の各分野で、
高密度(小型・大容量)の情報記録再生装置が盛んに開
発されている。
【0003】その中でも磁気記録の進歩はめざましく、
高記録密度化、小型化、転送速度の高速化が進み、記録
密度は10年で約10倍の向上が図られている。
【0004】現在、磁気ディスク装置に広く応用されて
いる長手磁化方式の高密度化において、最短のビット間
隔bを短くし、線記録密度を向上させるためには、記録
レベルをできるだけ低くして、媒体の表面層だけを浅く
磁化するか、媒体の磁性層厚δをb/2(4分の1波
長)以下に薄くして、できるだけ高密度まで円弧状磁化
モードを保つことが課題である。
【0005】又トラックピッチを小さくし、トラック記
録密度を向上させるためには、ヘッドを任意のトラック
へ高速高精度に位置決めすることと、ビット長と合わせ
て、1ビット記録面積が小さくなることから、ヘッドが
媒体からの周波数の高い小さな磁界を高感度に検出する
ことが課題である。
【0006】即ち、長手磁化方式による磁気記録の高密
度記録再生の課題としては、 (1)再生ヘッドの高感度化 (2)記録再生ヘッド位置決めの高速高精度化 (3)磁気記録媒体の高保持力化と記録ヘッドの高出力
化 が上げられる。しかし、媒体の高保持力化は記録ヘッド
の書込み能力で制限されるだけでなく、読出し時の諸損
失のため高密度ほど再生信号である再生電圧は急激に減
衰し、実用できる記録密度は理論値に比べかなり下回っ
ているのが現状である。即ち、磁気記録の高密度化には
記録ヘッドの書込み能力を向上させると共に、再生ヘッ
ドの再生感度を向上させることが必須である。
【0007】そこで、長手磁化(面内磁化)方式の磁化
信号再生方法として、強磁性体薄膜に媒体磁化信号を転
写し、その強磁性体薄膜の磁気光学効果を応用した方式
が提案されている。(特公昭56-33781号、特公平3-558
94号、特表平4−504922号等)
【0008】従来例の原理図を図17に示す。本図にお
いて201は磁気テープ、210は入射光束、213は
出射光束、214、215は偏光板、216は透明ブロ
ック反射部、217は反射板、218は透明ブロック、
219は強磁性薄膜、222は強磁性体コアである。
【0009】透明ブロック218は1つの面がテープと
接するように構成され、テープに接する面に連続する側
面にパーマロイ等の強磁性薄膜が蒸着されている。テー
プ201上に信号磁化が存在すると、これより発生する
信号磁束は破線212のように流れる。強磁性薄膜の透
磁率が十分大きい場合、信号磁束は強磁性薄膜219の
内部をかなり上側まで上がり強磁性薄膜は磁化される。
このような状態において、入射光束210は偏光板21
4で一定の方向のみの偏光光束となり、透明ブロック反
射部216で反射して方向を変え、強磁性薄膜219の
下部に入射する。入射光束210は強磁性薄膜219と
反射板217によって全て反射され、偏光板215を経
由して、図示しない光検出器により検出される。この場
合、強磁性薄膜219の幅は検出感度と直接無関係であ
り、検出感度は記録波長と強磁性薄膜219への入射光
束の位置に関係する。
【0010】又他の従来例の原理図を図18に示す。本
図において、301は記録媒体、304は光源、305
は偏光子、307はレンズ、308は検光子、309は
光検出器、310は半透明鏡、311はガラス等による
透明基板、312は放物線を形成する側面、313、3
15は強磁性薄膜、314はアルミニウム等の非磁性金
属薄膜、316は保護膜、317は放物線の焦点、31
8は直線偏光光、319は平行光束である。
【0011】この場合、記録媒体301から発生した磁
界は、厚さ200nm 〜300nm の強磁性薄膜315(例え
ば、パーマロイ)及び厚さ10〜30nmの強磁性薄膜313
(例えば、鉄)をその面内方向に磁化する。
【0012】光源304からの平行光は偏光子305に
よって直線偏光となり、半透明鏡310を通過した後、
透明基板311に入射する。入射光束は側面312で反
射され、強磁性薄膜313を通過した後、側面312の
放物線の焦点317に集束する。この焦点317の位置
には、反射率が高い5〜20nmの金属薄膜314が配置さ
れ、ここに集束した光束の一部は金属薄膜314で、又
残りの光束は強磁性薄膜315で再び反射され、更に側
面312で反射されて平行光束319となる。平行光束
319は半透明鏡310で反射され、レンズ307,検
光子308を通過した後、光検出器309で電気信号に
変換される。
【0013】又、更に他の従来例の原理図を図19に示
す。401は記録媒体、402はレーザ光源、403は
コリメータ、404は偏光子、405は磁気光学変調
部、406は円筒レンズ、407はレンズ、408は検
光子、409は光検出器であり、456は透明基板LiNb
O3、432は第1の磁性層センダスト、434はギャッ
プに相当する非磁性の窒化シリコンと金、430は第2
の磁性層センダスト、484はアルミナである。
【0014】この場合、記録媒体401から発生した磁
界は、膜厚30nmの強磁性薄膜432及び膜厚500nm の強
磁性薄膜430をその面内方向に磁化する。
【0015】光源402からのレーザ光はレンズ403
によって平行光とされ、偏光子404によって直線偏光
となり、磁性層に平行な面442より磁気光学変調部4
05に入射する。入射光束は第1の磁性層432に集束
し、偏光回転しながら面440で反射する。反射光は透
明基板456を通過して、検光子408を通過した後、
光検出器409で電気信号に変換される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の再生ヘッドは磁気テープにおける面内磁化信号の再
生、即ち固定ヘッド,接触式ヘッドを想定している。デ
ィスク媒体の磁化信号を再生する場合、任意のトラック
へ再生ヘッドを高速高精度に位置決めする必要がある。
又ディスク媒体の面振れ等の外乱振動や組立精度,光学
部品精度に対して、偏光面が磁性薄膜に水平あるいは垂
直である直線偏光を磁性薄膜へ入射すると共に、検光子
への反射光偏光面の回転を高感度に検出するため、入射
光及び反射光の光路中での楕円偏光化を小さくする必要
がある。
【0017】そのため、図17に示した従来例の強磁性
体転写磁気光学効果応用再生磁気ヘッド(以下、磁気光
学再生ヘッドという。)を磁気ディスク装置のディスク
媒体に対するヘッドとして用いる場合、高密度記録再生
装置を実現するためには、前記した外乱振動や組立誤差
に対して、直線偏光の磁気光学効果による偏光面の回転
を検出して出力信号を大きくすることが必要である。こ
のため磁性薄膜への入射光が直線偏光であり、且つ入射
光の電気ベクトルが磁性薄膜、光学的透明多面体での反
射面、更には光検出器までの光路中での反射面に対して
水平、もしくは垂直であることが必要となる。
【0018】しかしながら外乱振動や光学部品精度,組
立精度上,磁性薄膜への入射光を完全な直線偏光とし、
且つ入射光の電気ベクトルが磁性薄膜、光学的透明多面
体での反射面、更には光検出器までの光路中での反射面
に対して水平、もしくは垂直に保つことは困難である。
そのため光路中での反射面では入射光のp成分とs成分
とがある位相差を有することとなる。従って楕円偏光に
変換され、検光子と光検出器で反射光の磁気光学効果に
よる偏光面の回転を光強度として検出する場合、出力信
号が小さくなり、再生感度が低下するという課題を有し
ていた。
【0019】図17の従来例では、透明ブロック反射部
216において、透明ブロックの屈折率が1.515 であれ
ば、39.5deg の位相差を生じることになる。
【0020】又、図18に示した第2の従来例の磁気光
学再生ヘッドを磁気ディスク装置のディスク媒体に対す
るヘッドとして用いる場合、高密度記録再生装置を実現
するためには、図17の従来例と同様に、直線偏光の磁
気光学効果による偏光面の回転を検出することが必要で
ある。又磁性薄膜への入射光が直線偏光であり、且つ入
射光の電気ベクトルが磁性薄膜、光学的透明多面体での
反射面、更には光検出器までの光路中での反射面に対し
て水平、もしくは垂直であることが必要となる。
【0021】しかしながら外乱振動や、光学部品精度,
組立精度上,磁性薄膜への入射光を完全な直線偏光と
し、且つ入射光の電気ベクトルが磁性薄膜、光学的透明
多面体での反射面、更には光検出器までの光路中での反
射面に対して水平、もしくは垂直に保つことは困難であ
る。そのため光路中での反射面では入射光のp成分とs
成分とがある位相差を有することとなり、楕円偏光に変
換され、検光子と光検出器で反射光の磁気光学効果によ
る偏光面の回転を光強度として検出する場合、出力信号
が小さくなり、再生感度が低下するという課題を有して
いた。
【0022】更に図18に示す第3の従来例では、強磁
性薄膜への入射角度が20deg と仮定すると、直線偏光で
ある入射光は、透明基板311において45deg の位相差
を生じることになる。
【0023】更に図18の従来例も同様に、直線偏光の
磁気光学効果による偏光面の回転を検出することが必要
であり、磁性薄膜への入射光が直線偏光であり、且つ入
射光の電気ベクトルが磁性薄膜、光学的透明多面体での
反射面、更には光検出器までの光路中での反射面に対し
て水平、もしくは垂直であることが必要となる。
【0024】図19の従来例では、透明基板456の屈
折率を1.96と仮定すると、入射光は72deg の位相差を生
じる。位相差を生じることによる楕円偏光化によって、
再生出力が小さくなるという課題を有していた。
【0025】即ち、前記した外乱振動,組立精度に対し
て、磁気光再生ヘッドにおける入射直線偏光、及び反射
光の位相変化による楕円偏光化を小さくし、いかに感度
良く再生信号を検出するかが課題であった。
【0026】本発明は前記課題に鑑み、従来の方法に比
べ記録密度を格段に向上できる磁気ヘッドを提供するも
のである。本発明は、外乱振動,組立精度,光学部品精
度に基づく磁気光再生ヘッドにおける入射直線偏光、及
び検出光の反射面での位相変化、即ち楕円偏光化に対し
て、光路中に位相遅延器を配置することによって、入射
直線偏光、及び反射検出光の楕円偏光化を小さくし、再
生信号を高感度に検出する高密度な情報記録再生が可能
な磁気ヘッドを実現することである。
【0027】即ち位相差をあらかじめ与える位相遅延器
を光路中に配置し、入射直線偏光の偏光面を磁性薄膜が
蒸着されている面、及び光路中での反射面に平行もしく
は垂直に配置する。あるいは磁性薄膜面からの反射光の
偏光面を検光子、光検出器までの光路中での反射面に平
行もしくは垂直に配置することによって、入射直線偏
光、及び反射検出光の楕円偏光光を小さくして、再生信
号を高感度に検出する高密度な情報記録再生が可能な磁
気ヘッドを実現することである。
【0028】又本願の第2の発明の目的は、これに加え
て、磁性薄膜へ入射される光を、電気ベクトルが入射面
に垂直な偏光(s偏光)とし、且つ臨界角以下の角度で
入射し、且つ光強度反射率が極大値をとる角度で入射す
ることによって、再生信号を高感度に検出する高密度な
情報記録再生が可能な磁気ヘッドを実現することであ
る。
【0029】又第3の発明は、前述した磁気光再生ヘッ
ドにおける磁性薄膜の酸化の影響による再生出力低下を
改善し、再生信号を高感度に検出する高密度な情報記録
再生が可能な磁気ヘッドの製造方法を実現するものであ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、磁気光学効果によってデータの読出しを行う磁気光
学変調部と、磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共
に反射光を検出するヘッド光学系と、を有し、磁気光学
変調部は、光学的透明多面体と、磁気記録媒体と対向す
る光学的透明多面体の第1の面に連続する第2の面に磁
性薄膜部、非磁性薄膜部を有し、光学的透明多面体は、
第1の面に垂直な方向からの光を第2の面に、臨界角あ
るいは臨界角に対して90パーセントから110 パーセント
の角度で入射させる第3の面である入射光方向変換面
と、第2の面で反射した光を、第1の面に垂直な方向へ
光を出射させる第4の面である出射光方向変換面とを有
し、ヘッド光学系は、磁気光学変調部への入射光を絞る
と共に反射光を集光するレンズと、光源からレンズまで
の光路中に位置する入射光の偏光成分を規定する偏光子
と、磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
号を電気信号として検出する光検出器と、磁性薄膜から
光検出器までの光路中に位置する反射光の検出偏光成分
を規定する検光子と、偏光子から磁性薄膜までの光路
中、及び磁性薄膜から光検出器までの光路中の少なくと
も一方に配置され、光学的透明多面体より出射される光
を直線偏光となるように位相を遅延させる位相遅延器
と、を有していることを特徴とするものである。
【0031】本願の請求項2の発明は、磁気光学効果に
よってデータの読出しを行う磁気光学変調部と、磁気光
学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光を検出する
ヘッド光学系と、を有し、磁気光学変調部は、光学的透
明多面体と、磁気記録媒体と対向する光学的透明多面体
の第1の面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有するもので
あり、光学的透明多面体は、第1の面に垂直な方向から
の光を第1の面に、臨界角あるいは臨界角に対して90パ
ーセントから110 パーセントの角度で入射させるように
配置される第2の面である入射光方向変換面と、第2の
面で反射した光を、第1の面に垂直な方向へ光を出射さ
せるような角度に配置される第3の面である出射光方向
変換面と、を有し、ヘッド光学系は、磁気光学変調部へ
の入射光を絞ると共に反射光を集光するレンズと、光源
からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成分を
規定する偏光子と、磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒
体からの磁気信号を電気信号として検出する光検出器
と、磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
光の検出偏光成分を規定する検光子と、偏光子から磁性
薄膜までの光路中、及び磁性薄膜から光検出器までの光
路中の少なくとも一方に配置され、光学的透明多面体よ
り出射される光を直線偏光となるように位相を遅延させ
る位相遅延器と、を有していることを特徴とするもので
ある。
【0032】本願の請求項3の発明は、磁気光学効果に
よってデータの読出しを行う磁気光学変調部と、磁気光
学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光を検出する
ヘッド光学系と、を有し、磁気光学変調部は、光学的透
明多面体と、磁気記録媒体と対向する光学的透明多面体
の第1の面に連続する第2の面に磁性薄膜部、非磁性薄
膜部を有し、光学的透明多面体は、第2の面が、第1の
面に垂直な方向からの光が臨界角あるいは臨界角に対し
て90パーセントから110 パーセントの角度で入射する角
度に配置され、第2の面で反射した光を、第1の面に垂
直な方向へ光を出射させるような角度に配置される第4
の面である出射光方向変換面、を有し、ヘッド光学系
は、磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集
光するレンズと、光源からレンズまでの光路中に位置す
る入射光の偏光成分を規定する偏光子と、磁性薄膜での
反射光をもとに磁気媒体からの磁気信号を電気信号とし
て検出する光検出器と、磁性薄膜から光検出器までの光
路中に位置する反射光の検出偏光成分を規定する検光子
と、偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び磁性薄膜か
ら光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置され、
光学的透明多面体より出射される光を直線偏光となるよ
うに位相を遅延させる位相遅延器と、を有していること
を特徴とするものである。
【0033】本願の請求項9の発明は、磁気光学効果に
よってデータの読出しを行う磁気光学変調部と、磁気光
学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光を検出する
ヘッド光学系とを有し、磁気光学変調部は、光学的透明
多面体と、磁気記録媒体と対向する光学的透明多面体の
第1の面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有し、光学的透
明多面体は、第1の面に垂直な方向からの光を第1の面
に、臨界角以下の角度で、且つ光強度反射率が極大値を
とる角度で入射させるように配置される第2の面である
入射光方向変換面と、第2の面で反射した光を、第1の
面に垂直な方向へ光を出射させるような角度に配置され
る第3の面である出射光方向変換面と、を有し、ヘッド
光学系は、磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射
光を集光するレンズと、光源からレンズまでの光路中に
位置する入射光の偏光成分を規定する偏光子と、磁性薄
膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信号を電気信
号として検出する光検出器と、磁性薄膜から光検出器ま
での光路中に位置する反射光の検出偏光成分を規定する
検光子と、偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び磁性
薄膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置
され、光学的透明多面体より出射される光を直線偏光と
なるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有してい
ることを特徴とするものである。
【0034】本願の請求項10の発明は、磁気光学効果
によってデータの読出しを行う磁気光学変調部と、磁気
光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光を検出す
るヘッド光学系と、を有し、磁気光学変調部の光学的透
明多面体は、磁気記録媒体と対向する光学的透明多面体
の1つの第1の面に連続する第2の面に磁性薄膜を有す
ると共に、磁性薄膜の上に非磁性薄膜を有し、第1の面
に垂直な方向からの光を第2の面に、臨界角以下の角度
で、且つ光強度反射率が極大値をとる角度で入射させる
第3の面である入射光方向変換面と、第2の面で反射し
た光を、第1の面に垂直な方向へ光を出射させる第4の
面である出射光方向変換面を有し、第3の面は、第1の
面に垂直な方向からの光を第1の面に対して開口角の2
分の1以上の角度で、第2の面へ光を入射させる角度に
配置されているものであり、ヘッド光学系は、磁気光学
変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光するレンズ
と、光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏
光成分を規定する偏光子と、磁性薄膜での反射光をもと
に磁気媒体からの磁気信号を電気信号として検出する光
検出器と、磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置す
る反射光の検出偏光成分を規定する検光子と、偏光子か
ら磁性薄膜までの光路中、及び磁性薄膜から光検出器ま
での光路中の少なくとも一方に配置され、光学的透明多
面体より出射される光を直線偏光となるように位相を遅
延させる位相遅延器と、を有していることを特徴とする
ものである。
【0035】本願の請求項11の発明は、磁気光学効果
によってデータの読出しを行う磁気光学変調部と、磁気
光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光を検出す
るヘッド光学系と、を有し、磁気光学変調部は、光学的
透明多面体と、磁気記録媒体と対向する光学的透明多面
体の第1の面に連続する第2の面に磁性薄膜部、非磁性
薄膜部を有し、光学的透明多面体は、第2の面が、第1
の面に垂直な方向からの光が臨界角以下の角度で、且つ
光強度反射率が極大値をとる角度で入射する角度に配置
され、第2の面で反射した光を、第1の面に垂直な方向
へ光を出射させるような角度に配置される第4の面であ
る出射光方向変換面を有するものであり、ヘッド光学系
は、磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集
光するレンズと、光源からレンズまでの光路中に位置す
る入射光の偏光成分を規定する偏光子と、磁性薄膜での
反射光をもとに磁気媒体からの磁気信号を電気信号とし
て検出する光検出器と、磁性薄膜から光検出器までの光
路中に位置する反射光の検出偏光成分を規定する検光子
と、偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び磁性薄膜か
ら光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置され、
光学的透明多面体より出射される光を直線偏光となるよ
うに位相を遅延させる位相遅延器と、を有していること
を特徴とするものである。
【0036】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1〜3の
発明によれば、ヘッド光学系の光源より出射した偏光子
を介して直線偏光として磁気光学変調部に入射する。磁
気光学変調部に入射した光は第3の面で反射されて第2
の面に光が入射され、入射光の偏光方向が記録媒体の記
録状態に応じて変化する。このため反射光の偏光成分を
検出することによって、記録媒体の記録状態を検出する
ことができる。そして位相遅延器によって光学的透明多
面体より出射される光の楕円偏光光を小さくし、直線偏
光になるように位相を遅延させることによって、高いレ
ベルで出力が得られることとなる。又本願の請求項9〜
11の発明では、光学的透明多面体を第1の面に臨界角
以下の角度で光強度反射率が極大値となる角度で入射さ
せてその反射光を検出している。こうすれば検光子への
反射光の楕円偏光化を小さくすることができる。従って
再生信号を高感度に検出できるため、高密度記録再生が
可能な磁気ヘッドが実現できることとなる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける磁気ヘッドの全体構成を示す構成図である。図1
において、3は磁気光学効果によって磁気ディスクのデ
ータの読出しを行う磁気光再生ヘッドであり、磁気光学
変調部5及びヘッド光学系6を含んで構成されている。
磁気光学変調部5において、5−1は光学的透明多面
体、5−2は強磁性薄膜、5−3は保護膜である。ヘッ
ド光学系6において、6−1はレーザ光源、6−2−1
はコリメータレンズ、6−2−2は対物レンズ、6−2
−3は検出レンズ、6−3は光検出器であり、6−3−
1と6−3−2はディテクタ、6−3−3は直交する偏
光成分に分離された反射光の光量差を検出する差動光検
出器、6−4はビームスプリッタ、6−5は入射光の偏
光成分を規定する偏光子、6−6は検光子である。又6
−6−1は2分の1波長板、6−6−2は反射光を直交
する2つの偏光成分に分離する偏光ビームスプリッタ、
6−10は位相遅延器である。
【0038】以上のように構成された磁気ヘッドにおい
て、以下図1〜図7を用いて更にその構成を説明する。
図1,図2に示す光学的透明多面体5−1は、ディスク
媒体と接する接触面である第1の面5−1−1、強磁性
薄膜5−2,保護膜5−3が蒸着され磁気光学変調が行
われる薄膜面である第2の面5−1−2、第1の面に垂
直な方向からのレーザ光100を第2の面5−1−2に
臨界角あるいは臨界角に対して90パーセントから110 パ
ーセントの角度で入射させる第3の面である入射光方向
変換面5−1−3、面5−1−3での反射光を第1の面
に垂直な方向へ出射させる第4の面である出射光方向変
換面5−1−4、レーザ光100の磁気光学変調部5へ
の入射面となる第5の面5−1−5を有している。
【0039】レーザ光源6−1から出力されたレーザ光
100はコリメータレンズ6−2−1によって平行光束
とされ、偏光子6−5で直線偏光とされ、対物レンズ6
−2−2へ導かれて磁気光学変調部5へ入射される。
【0040】ここで図1において、磁気光学変調部5は
サスペンションによるヘッド荷重が加えられ、回転する
磁気ディスクとの間に高剛性な空気軸受けを構成するこ
とによって、ディスク面振れ等の外振動に追従して、磁
気ディスクの上を0.1 μm程度の高さで安定に浮上す
る。即ち磁気光学変調部5は、磁気ディスクの上を0.1
μm程度の高さで安定に支持されることになる。
【0041】ここで図2は、磁気光学変調部5の詳細図
である。図2において、レーザ光100は対物レンズ6
−2−2によって光学的透明多面体5−1に入射され
る。光学的透明多面体5−1の材料としては、例えば屈
折率1.86の光学ガラス(LaSF−08)を使用する。又第2
の面5−1−2に強磁性薄膜5−2として膜厚10nmの鉄
45%-コバルト20%−ニッケル35%合金膜(以下、FeCoNi
膜と称する。)を電子ビーム蒸着する。保護膜5−3と
しては、屈折率1.48である膜厚1μmの二酸化ケイ素
(SiO2)をスパッタで配置する。ここで、対物レンズ6
−2−2の開口数は0.3 である。
【0042】又、光学的透明多面体5の形状は以下のよ
うにする。まず強磁性薄膜5−2への入射角度を臨界角
52.0deg の±10%以内という条件より54deg とし、対物
レンズ6−2−2の開口数と光学的透明多面体5−1の
光学ガラスの屈折率より光学的透明多面体5−1内での
開口角は20deg となり、面5−1−1に垂直な方向から
の入射光を、面5−1−2へ面5−1−1に対して対物
レンズ側に10deg 以上の角度で入射するように面5−1
−3を配置し、面5−1−1と面5−1−3がなす角度
を130degとする。
【0043】更に面5−1−2は面5−1−3からの入
射光が54deg で入射するように配置し、面5−1−1と
面5−1−2がなす角度を154degとする。即ち面5−1
−2と面5−1−3のなす角度を104degとする。
【0044】面5−1−2と面5−1−4がなす角度
は、面5−1−2での反射光が面5−1−4より面5−
1−1と垂直な方向へ出射するように79.4deg とし、レ
ーザの入射面である面5−1−5は、面5−1−1と平
行で、入射光と垂直の関係になるように配置する。
【0045】いま、レーザ光100は面5−1−1から
垂直に入射し、面5−1−3で入射角度50deg で反射
し、強磁性薄膜5−2が蒸着されている面5−1−2へ
入射角度54deg で入射される。このとき、レーザ光10
0は、面5−1−1で光束が遮断されることなく面5−
1−2に集光される。
【0046】強磁性薄膜であるFeCoNi膜5−2には磁気
ディスクの磁気信号が転写されており、レーザ光100
は磁気光学効果によって偏光面の回転と楕円率の変化を
生じる。磁気光学効果を受けたレーザ光100は、面5
−1−4より入射光と平行に出射され、対物レンズ6−
2−2,ビームスプリッタ6−4を通り検光子6−6へ
導かれる。検光子6−6には検光子6−6への入射直線
偏光に対して45deg の方向に2分の1波長板6−6−1
が配置され、偏光ビームスプリッタ6−6−2によって
直交する偏光成分に分離される。分離されたレーザ光1
00−1と100−2は、検出器6−3−1,6−3−
2に集光され、差動光検出器6−3−3によって光検出
器6−3−1と6−3−2の信号を差動検出し、磁気デ
ィスクからの磁気信号を検出する。
【0047】図3は、磁気光学効果を受けたレーザ光1
00の偏光面の回転、楕円率の変化を示す。角度αは検
光子6−6の検光角度(45deg )を示す。(a)は(偏
光ビームスプリッタ6−6−2)への入射光、(b)と
(c)は、FeCoNi膜5−2に転写された磁化の方向が夫
々反対の場合の出射光を示す。
【0048】ここでP(a),P(b),P(c)を夫
々入射光,2つの出射光のP偏光成分、S(a),S
(b),S(c)を夫々入射光,2つの出射光のS偏光
成分とすると、次式(1)〜(3)が成り立つ。 P(a)−S(a)=0 ・・・(1) P(c)−S(c)=ΔR ・・・(2) P(b)−S(b)=−ΔR ・・・(3) 従って差動光検出器6−3−3を設けることによって、
反射率の変化をΔRから、2×ΔRと2倍にすることが
できると共に、オフセットが除去されるため、変調率を
大きくすることが可能であり、再生信号を高感度に検出
することができる。
【0049】ここで、より大きな出力信号を検出するた
めには、光スポットを強磁性薄膜5−2のディスク媒体
と接しているエッジに集光させることが必要である。本
実施例では面5−1−3に入射されたレーザ光100は
全反射の条件で面5−1−2へ集光され、面5−1−2
へ直接入射されたレーザ光100は臨界角以下で入射さ
れるため、ほとんどの光が透過される。従って反射光を
検出することによって、面5−1−3から面5−1−2
のエッジに光スポットを集光することが可能となる。
【0050】しかしながらレーザ光100は面5−1−
3へ入射角度50deg で全反射して、面5−1−2へ集光
されることから、レーザ光100のp偏光成分とs偏光
成分とが位相差δを有することになる。位相差δは次式
(4)で求められる。但しn 1 は光学的透明多面体5の
屈折率、n2 は空気の屈折率、θ1 はレーザ光の反射面
への入射角である。
【数1】
【0051】式(4)より図2の面5−1−3での位相
差δは、62deg となる。ここで、図4(a)は入射直線
偏光が強磁性薄膜5−2、面5−1−3に対して垂直で
ある場合、図4(b)は傾きβを有する場合の位相差δ
の影響の違いを示す。傾きβを有する場合、入射直線偏
光は楕円偏光化の影響を受けるため、図5(b)に示す
ように、式(2),(3)より、再生出力が小さくな
る。
【0052】そこで図1のように位相遅延器6−10で
ある2分の1波長板を配置し、入射直線偏光が磁性薄膜
5−2,面5−1−3に対して垂直となるように回転さ
せて調整する。こうすれば傾きβが0となり、図4
(a)の状態を保ち、図5(a),式(2),(3)の
ように再生出力を大きくすることが可能となる。この調
整は光学的透明多面体5より出射される光を直線偏光と
なるようにするものである。
【0053】又、図1のビームスプリッタ6−4に金属
膜のビームスプリッタを使用した場合も位相差δを生じ
る。この場合にも、位相遅延器を設けることによって同
様の効果が得られる。
【0054】図6(a)に本実施例の磁気光再生ヘッド
を用いた場合の、入射角度と検光子への光強度、(b)
に入射角度と差動光検出器での光強度変化である再生出
力の実験値を示す。いずれも、強磁性薄膜への入射光量
1mWの場合であり、横軸が入射角度(deg )、縦軸が
光量(mW)である。入射角度52deg では、入射光量1m
Wの場合、10μWの再生出力が得られる。
【0055】又図7(a)に示すように、磁気誘導によ
って磁気ディスクにデータの書込みを行う磁気記録ヘッ
ド2と、ここで説明した磁気光再生ヘッド3とを一体型
とすることで、記録再生可能な磁気ヘッドを実現でき
る。
【0056】更に強磁性薄膜5−2の幅を小さくし、光
スポットを強磁性薄膜5−2へ集光することによって、
トラック幅の小さい高トラック密度の磁気信号が検出可
能な磁気ヘッドを実現することができる。
【0057】尚本実施例では、光学的透明多面体が磁気
記録媒体と対向する面を有しているが、磁気記録媒体と
対向する面と連続する両側の2つの面でエッジを構成
し、磁気記録媒体と対向する面を省略してもよい。
【0058】又本実施例では磁気光学効果を検出するた
めに、差動検出検出を用いたが、磁気光学効果を検出す
ることができるのであれば、クロスニコル検出等他の検
出方法でも同様の効果が得られる。
【0059】以上のよう本実施例によれば、高密度情報
再生、又は記録再生可能な転写型磁気ヘッドを実現する
ことができる。
【0060】次に本発明の第2の実施例の磁気ヘッドに
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0061】図8は第2の実施例における磁気ヘッドの
全体構成を示す構成図である。図8において、3Aは磁
気光学効果によって磁気ディスクのデータの読出しを行
う磁気光再生ヘッド、6はヘッド光学系、6−1はレー
ザ光源、6−2−1はコリメータレンズ、6−2−2は
対物レンズ、6−2−3は検出レンズ、6−3は光検出
器であり、6−3−1と6−3−2はディテクタ、6−
3−3は分離された反射光の光量差を検出する差動光検
出器、6−4はビームスプリッタ、6−5は入射光の偏
光成分を規定する偏光子、6−6は検光子であり、6−
6−1は2分の1波長板、6−6−2は反射光を直交す
る2つの偏光成分に分離する偏光ビームスプリッタ、6
−10は位相遅延器である。7は磁気光学変調部、7−
1は光学的透明多面体、7−2は強磁性薄膜、7−3は
保護膜である。
【0062】図1と異なるのは、磁気光学変調部7と入
射角度微調整部6−11についてである。磁気光学変調
部7は図8,図9において、強磁性薄膜7−2,保護膜
5−3が蒸着され、磁気光学変調が行われる面をディス
ク媒体と接する第1の面7−1−1と、第1の面に垂直
な方向からのレーザ光100を反射し、第1の面7−1
−1に臨界角以下の角度で入射させる第2の面である入
射光方向変換面7−1−2と、面7−1−1での反射光
を第1の面7−1−1に垂直な方向へ出射させる第3の
面である出射光方向変換面7−1−3と、第4の面であ
るレーザ光100の磁気光学変調部7への入射面7−1
−4で構成する。そして強磁性薄膜7−2をリング型の
磁極とし、強磁性薄膜7−2へ入射されるレーザ光10
0を、電気ベクトルが入射面に垂直な偏光(s偏光)と
し、光強度反射率(反射光量/強磁性薄膜への入射光
量)が極大値をとる角度で入射するよう第3の面7−1
−3を配置している。又入射角度微調整部6−11は図
8において磁気光学変調部7を除く各部を保持し、入射
角を微調整できるようにしたものである。
【0063】以上のように構成された磁気ヘッドについ
て、以下図3と図7〜図12を用いて更に詳細に説明す
る。レーザ光源6−1から出力されたレーザ光100は
コリメータレンズ6−2−1によって平行光束とされ、
偏光子6−5で直線偏光とされたレーザ光100は、対
物レンズ6−2−2へ導かれ、磁気光学変調部7へ入射
される。
【0064】ここで図8において、磁気光学変調部7は
サスペンションによるヘッド荷重が加えられ、回転する
磁気ディスクとの間に高剛性な空気軸受けを構成するこ
とによって、ディスク面振れ等の外振動に追従して、磁
気ディスクの上を0.1 μm度の高さで安定に浮上する。
即ち磁気光学変調部7は、磁気ディスクの上を0.1 μm
程度の高さで安定に支持されることになる。
【0065】図9は、磁気光学変調部7の詳細図であ
る。図9において、レーザ光100は対物レンズ6−2
−2によって光学的透明多面体7−1に入射される。光
学的透明多面体7−1の材料としては、屈折率3.42のリ
ン化ガリウム(GaP)を使用する。又第1の面7−1
−1に磁気回路7−20を配置する。図9(b)は磁気
回路7−20の正面図、(c)は平面図である。
【0066】磁気回路7−20は、磁気光学効果を有す
る強磁性薄膜である鉄−コバルト−ニッケル合金薄膜7
−20−1と、パーマロイ膜である磁気コア7−20−
2、7−20−3と、磁気ギャップ7−20−4と、強
磁性薄膜7−20−1と、磁気コア7−20−2、7−
20−3と、磁気ギャップ7−20−4に囲まれる保護
膜7−20−5で構成される。
【0067】ここで、強磁性薄膜7−20−1は鉄45
%、コバルト20%、ニッケル35%の合金薄膜であり、膜
厚10nm、膜長さ6.5 μm、膜幅2.5 μmである。
【0068】磁気ギャップ7−20−4は硫化亜鉛(Z
nS)で構成され、ギャップ長さ0.2 μm、ギャップ深
さ0.2 μmであり、幅は強磁性薄膜7−20−1同様2
μmである。
【0069】磁気コア7−20−2と7−20−3は、
ニッケル81%、鉄19%のパーマロイ膜であり、膜厚1.8
μm(磁気ギャップ部のみ0.2 μm)、膜長さ2μm
(磁気ギャップ部のみ3.15μm)、膜幅2.5 μmであ
る。
【0070】保護膜7−20−5は屈折率2.24である硫
化亜鉛(ZnS)で構成され、膜厚1.6 μm、膜長さ2.
5 μm、膜幅2.5 μmである。
【0071】ここで、対物レンズ6−2−2の開口数は
0.3 、焦点距離は25mmである。臨界角θtは光学的透明
多面体7−1の屈折率3.42と、保護膜7−20−5の屈
折率2.40より、臨界角は44.6deg となる。又、レーザ光
源6−1として波長633nm のHe−Neレーザあるいは
半導体レーザを使用する。
【0072】レーザ光100は、コリメータレンズ6−
2−1によって直径10mmの平行光束とされ、対物レンズ
6−2−2によって、保護膜7−20−5に接している
強磁性薄膜7−20−1上に直径25μmで集光する。
【0073】又、形状は強磁性薄膜7−2への入射角度
は臨界角以下で、電気ベクトルが入射面に垂直な偏光の
光強度反射率が極大値をとる角度という条件より44deg
とし、レンズ6−2−2の開口数と光学的透明多面体7
−1の屈折率より光学的透明多面体7−1内での開口角
は20deg となり、面7−1−1に垂直な方向からの入射
光を、面7−1−1へ44deg の角度で入射するように面
7−1−2を配置し、面7−1−1と面7−1−2がな
す角度を112degとする。
【0074】面7−1−1と面7−1−3がなす角度
は、面7−1−1での反射光が面7−1−3より面7−
1−1と垂直な方向へ出射するように112degとし、レー
ザ100の入射面である面7−1−4は、面7−1−1
と平行で、入射光と垂直の関係になるように配置する。
【0075】いま、レーザ光100は、面7−1−2で
入射角度68deg で反射し、強磁性薄膜7−2が蒸着され
ている面7−1−1へ入射角度44deg で入射される。
【0076】このとき、レーザ光100は、面7−1−
1で光束が遮断されることなく面7−1−2に集光され
る。
【0077】強磁性薄膜であるFeCoNi膜7−2には、磁
気ディスクの磁気信号が転写されており、レーザ光10
0は磁気光学効果によって、偏光面の回転と楕円率の変
化を生じる。磁気光学効果を受けたレーザ光100は、
面7−1−3より、入射光と平行に出射され、対物レン
ズ6−2−2、ビームスプリッタ6−4を通り、レーザ
光100は、検光子6−6へ導かれる。検光子6−6の
検光角度は、検光子6−6への入射直線偏光に対して45
deg の方向に2分の1波長板6−6−1によって配置さ
れ、偏光ビームスプリッタ6−6−2によって直交する
偏光成分に分離される。分離されたレーザ光100−1
と100−2は、検出器6−3−1、6−3−2に集光
し、差動光検出器6−3−3によって、光検出器6−3
−1と6−3−2の信号を差動検出し、磁気ディスクか
らの磁気信号を検出する。
【0078】図3に、磁気光学効果を受けたレーザ光1
00の偏光面の回転、楕円率の変化を示す。角度αは検
光子6−6の検光角度(45deg )を示す。(a)は入射
光、(b)と(c)は、FeCoNi膜7−2に転写された磁
化の方向が反対の場合である。
【0079】ここで、差動光検出器を設けることによっ
て、前述の式(1)〜(3)が成り立つ。従って反射率
の変化をΔRから、2×ΔRと2倍にすることができる
と共に、オフセットを除去することによって変調率を大
きくすることが可能であり、再生信号を高感度に検出す
ることができる。
【0080】この場合、第1の実施例のように光学的透
明多面体7−1の形状によってディスクと接する面でレ
ーザ光100の光束が遮断されることはない。
【0081】又、第1の実施例では強磁性薄膜トラック
5−2のディスク媒体と接しているエッジ部にレーザ光
のスポットを集光させる必要があったが、本実施例では
第1の面7−1−1における強磁性薄膜トラック7−2
上であれば、光スポットをどの部分に集光させても同様
の結果が得られるため、強磁性薄膜トラック7−2への
光スポットの集光が容易となる。
【0082】又、強磁性薄膜7−2への入射角度は臨界
角以下で、電気ベクトルが入射面に垂直な偏光(s偏
光)の光強度反射率(反射光量/強磁性薄膜への入射光
量)が極大値をとる角度という条件より44deg とした。
図10(a)に、本実施例における光学的透明多面体
(GaP)と保護膜(ZnS)を用いた場合の、強磁性
薄膜7−2への入射角度と、電気ベクトルが入射面に垂
直な偏光(s偏光成分)、及び電気ベクトルが入射面に
水平な偏光(p偏光成分)の光強度の関係を表す実験値
を示す。又図10(b)に同条件での、強磁性薄膜7−
2への入射角度と、差動光検出器による光強度変化であ
る再生出力の関係を表す実験値を示す。いずれも強磁性
薄膜への入射光量1mWの場合であり、横軸が入射角度
(deg )、縦軸が光量(mW)である。図10(a)よ
り、入射角度44deg がs偏光の光強度反射率で極大値を
有するポイントであることがわかる。又、図10(b)
より、s偏光で入射角度44deg とすることが、光強度変
化である再生出力においても極大値を有するポイントで
あることがわかる。入射角度44.1deg では、入射光量1
mWの場合、47μWの再生出力が得られる。
【0083】しかしながら、レーザ光100は面7−1
−2への入射角度68deg のときに全反射して、面7−1
−1へ集光されることから、レーザ光100のp偏光成
分とs偏光成分とが位相差δを有することになる。
【0084】位相差δは式(4)で求められる。図9の
面7−1−2、面7−1−3での位相差δは、式(4)
より、夫々42deg で、2回の反射で84deg の位相差が生
じる。ここで、図11(a)は入射直線偏光が磁性薄膜
7−2、面7−1−2に対して垂直である場合、図11
(b)は傾きβを有する場合の位相差δの影響の違いを
示す。傾きβを有する場合、入射直線偏光は、楕円偏光
化の影響を受けるため、図12に示すように再生出力が
小さくなる。
【0085】そこで、図8のように位相遅延器6−10
である2分の1波長板を配置し、入射直線偏光が磁性薄
膜7−2、面7−1−2に対して垂直となるように回転
させて調整する。こうすれば傾きβが0となり、図11
(a)の状態を保ち、図12(a)のように再生出力を
大きくすることが可能となる。この調整は光学的透明多
面体7より出射される光を直線偏光となるようにするも
のである。
【0086】更に、図10より光強度反射率変化の極大
値は急峻なポイントであるため、入射角度のズレの影響
が大きい。そのため、入射角度微調整部6−11を設
け、入射角度を光強度反射率変化の極大値は急峻なポイ
ントに固定することにより、高密度な情報記録再生可能
な転写型磁気ヘッドを実現することができる。
【0087】又図7(b)に示すように、磁気誘導によ
って磁気ディスクにデータの書込みを行う磁気記録ヘッ
ド2と、ここで説明した磁気光再生ヘッド3Aとを一体
型とすることで、記録再生可能な磁気ヘッドを実現でき
る。
【0088】尚前述した第1,第2実施例では夫々図
2,図9に示す光学的透明多面体を用いたが、第1実施
例に図9に示す光学的多面体を用いてもよい。又第2実
施例に図2に示す光学的透明多面体を用いて構成するこ
とも可能である。更に図13に示すように第1,第2実
施例の光学的透明多面体として図13の光学的透明多面
体を用いることもできる。図13の光学的透明多面体8
−1は、ディスク媒体と接する接触面である第1の面8
−1−1、強磁性薄膜8−2,保護膜8−3が蒸着され
磁気光学変調が行われる薄膜面である第2の面8−1−
2を有している。この第2の面は入射されるレーザ光の
臨界角又は臨界角に対して90パーセントから110 パーセ
ントの角度で入射されるように配置されているものとす
る。そして第2の面8−1−2での反射光を第1の面に
垂直な方向に反射させる2つの出射方向変換面8−1−
4a,8−1−4bを有している。8−1−5は入射面
である。この磁気光学変調部8を第1,第2実施例にお
いて夫々磁気光学変調部5,7に代えて用いても、同様
の効果が得られる。又この磁気光学変調部に図14に示
すように磁気記録ヘッド2を一体に取付けてもよい。こ
の場合には記録再生可能な磁気ヘッドが実現できること
となる。
【0089】以下本発明の第3の実施例の磁気ヘッドの
製造方法について、図面を参照しながら説明する。図1
5は本発明の第3の実施例における磁気光再生ヘッドに
おける磁気光学変調部の製造工程を示すブロック図であ
る。
【0090】第1のステップS1では、光学用透明ガラ
ス(LaSF−08)基板より、切削及び研磨で図2のような
光学的透明多面体を作る。
【0091】第2のステップでは、トラック幅に相当す
る幅10μm、長さ50μm、膜厚40nmの磁性薄膜を機械的
なマスクを使用して図2における光学的透明多面体の面
5−1−2に電子ビーム蒸着する。真空度は3μTorrと
する。
【0092】第3のステップS3、逆スパッタで電子ビ
ーム蒸着した40nm膜厚の強磁性薄膜の表面酸化層数nmを
含む30nmを除去し、膜厚10nmとする。逆スパッタ後、チ
ャンバーを開くことなく、連続して、膜厚10nmの磁性薄
膜であるFeCoNi合金膜上に500nm の二酸化ケイ素膜をス
パッタ蒸着する。真空度は0.5 μTorr、スパッタ時30mT
orr である。第2の工程で、磁性薄膜の膜厚を直接10nm
とし、その上に二酸化ケイ素をスパッタ蒸着した場合、
磁性薄膜であるFeCoNi合金膜と保護膜である二酸化ケイ
素膜との界面にFeCoNi合金膜の酸化層が入ってしまう。
【0093】図16(a)に、図1における磁気光再生
ヘッドにおける磁気光学変調部5において、磁性薄膜5
−2に酸化層が含まれる場合(破線)と、逆スパッタで
酸化層を除去した場合(実線)の、入射角度と検光子へ
の光強度の関係(磁性薄膜への入射光量1mWの場合)
を示す。又図16(b)に、図1における磁気光再生ヘ
ッドにおける磁気光学変調部5において、磁性薄膜5−
2に酸化層が含まれる場合(破線)と、逆スパッタで酸
化層を除去した場合(実線)の、入射角度と差動光検出
器からの光強度変化である再生出力の関係(磁性薄膜へ
の入射光量1mWの場合)を表すシミュレーション値を
示す。図16より、酸化層を除去した場合の方が、酸化
層を含む場合と比較して、再生出力が約30パーセント大
きくなることがわかる。
【0094】以上のように本実施例によれば、磁気光学
変調部の製造方法において、光学的透明多面体を切削及
び研磨する工程と、磁気記録媒体と対向する前記光学的
透明多面体の1つの第1の面に連続する第2の面に磁性
薄膜を蒸着する工程と、前記磁性薄膜の表面酸化層を除
去する逆スパッタ工程と、前記磁性薄膜上に非磁性薄膜
部を蒸着する工程を有していることによって、高密度な
情報記録再生可能な転写型磁気ヘッドを実現することが
できる。
【0095】なお、本実施例では強磁性薄膜を10nmの鉄
45%−コバルト20%−ニッケル35%合金薄膜としたが、
磁気光学効果を有する他の強磁性薄膜でも、又他の膜厚
でも同様の効果が得られる。
【0096】又本実施例では入射レーザ光の波長を633
nmとしたが、633 nm以上の680 nm,780 nm, 830 nm等の
半導体レーザや633 nm以下のレーザを用いても同様の効
果が得られる。
【0097】又本実施例では強磁性薄膜への入射角度を
54deg あるいは44deg としたが、同様の磁気光学効果を
得られれば何度であっても同様の効果が得られる。
【0098】又本実施例では、光学的透明多面体の材料
を屈折率1.86の光学ガラス、及び屈折率3.42のリン化ガ
リウムを用いたが、保護膜よりも屈折率の大きな材料で
あれば、同様の効果が得られる。
【0099】又本実施例では保護膜を0.5 μm〜1μm
の二酸化ケイ素、硫化亜鉛としたが、他の誘電体薄膜で
も、又他の膜厚でも同様の効果が得られる。
【0100】又本実施例では差動検出において検光角度
を45deg としたが、一定に固定されていれば、何度であ
っても同様の磁気光学効果を得られれば同様の効果が得
られる。
【0101】又本実施例では磁気光学変調部を6面体あ
るいは8面体としたが、磁気光学効果が生じる構成であ
れば他の構成、他の形状でも同様の効果が得られる。
【0102】又本実施例では複数の光学部品で光学系を
構成しているが、一体型であっても同様の効果が得られ
る。
【0103】又本実施例では光検出器はフォトダイオー
ドとしたが、フォトトランジスタ等の他の検出器でも同
様の効果が得られる。
【0104】又第1,第2実施例では位相遅延器6−1
0を磁性薄膜への入射側に配置したが、図1,図8に夫
々に破線で示すように偏光ビームスプリッタ6−4の出
射側に配置してもよく、又双方に配置してもよい。出射
側の位相遅延器6−10は楕円偏光を直線偏光とするた
め、λ/2波長板に代えて1/4波長板や全反射プリズ
ム,ミラー,ソレイユ・バビネ位相板等を用いて構成す
るものとする。又出射光の偏光が直線偏光となるときに
光検出器6−3の出力が最大となるため、この出力が最
大となるように位相遅延器6−10を回転駆動する位相
遅延制御器を設けてもよい。こうすれば調整作業を自動
化することができる。
【0105】又第3の実施例では、光学的透明多面体加
工後に、強磁性薄膜と非磁性薄膜の蒸着を行ったが、蒸
着後機械加工等で光学的透明多面体を作っても同様の効
果が得られる。
【0106】又第3の実施例では、逆スパッタで強磁性
薄膜の酸化層を除去したが、第2の強磁性薄膜蒸着の工
程と第4の非磁性薄膜蒸着の工程を、チャンバーを開く
ことなく、真空度を保ったまま、連続して行うことで、
強磁性薄膜への酸化層付着を防止しても同様の効果が得
られる。
【0107】又第3の実施例では強磁性薄膜の膜幅を10
μmとし、機械的マスクで蒸着を行ったが、この効果は
膜幅には依存しない。又フォトリソグラフィ等を用いて
蒸着してもよい。
【0108】
【発明の効果】このような特徴を有する本発明によれ
ば、記録媒体への入射光や反射した検出光の楕円偏光化
を小さくすることができ、再生信号を高感度で検出する
ことができる。又請求項 の発明によれば、磁性薄膜の
酸化の影響を除去することができ、高密度で情報記録再
生が可能な転写型磁気ヘッドが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気光再生ヘッ
ドの構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における磁気光学変調部
の詳細図である。
【図3】本発明の第1と第2の実施例における磁気光学
変調部の磁気光学効果を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における位相変化による
楕円偏光化を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例における直線偏光の場合
と楕円偏光の場合での再生出力の差を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における磁気光学変調部
での入射角度と光検出器での再生出力の関係を示す図で
ある。
【図7】(a)は本発明の第1実施例における磁気光学
変調部の詳細図、(b)は本発明の第2実施例における
磁気光学変調部の詳細図である。
【図8】本発明の第1の実施例における磁気光再生ヘッ
ドの構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例における磁気光学変調部
の詳細図である。
【図10】本発明の第2の実施例における磁気光学変調
部での入射角度と光検出器での再生出力の関係を示す図
である。
【図11】本発明の第2の実施例における位相変化によ
る楕円偏光化を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例における直線偏光の場
合と楕円偏光の場合での再生出力の差を示す図である。
【図13】本発明の第1,第2実施例の磁気光学変調部
の他の例を示す図である。
【図14】本発明の第1,第2実施例による磁気光学変
調部に記録ヘッドを一体化した状態を示す詳細図であ
る。
【図15】本発明の第3の実施例における磁気光再生ヘ
ッドの磁気光学変調部の製造工程を示すブロック図であ
る。
【図16】本発明の第3の実施例における磁気光学変調
部の磁性薄膜についての、酸化膜を除去した場合と酸化
膜を含む場合での再生出力の差を示す図である。
【図17】従来の磁気光再生ヘッドの構成と再生原理を
示す図である。
【図18】従来の磁気光再生ヘッドの構成と再生原理を
示す図である。
【図19】従来の磁気光再生ヘッドの構成と再生原理を
示す図である。
【符号の説明】
3,3A 磁気光再生ヘッド 5,7,8 磁気光学変調部 5−1,7−1,8−1 光学的透明多面体 5−1−1 第1の面(接触面) 5−1−2 第2の面(薄膜面) 5−1−3 第3の面(入射方向変換面) 5−1−4 第4の面(出射方向変換面) 5−1−5 第5の面(入射面) 5−2,7−2 強磁性薄膜 5−3,7−3 保護膜 6 ヘッド光学系 6−1 レーザ光源 6−2 レンズ 6−3 光検出器 6−4 ビームスプリッタ 6−6 検光子 6−10 位相遅延器 6−11 入射角度微調整部 7−1−1 第1の面(薄膜面) 7−1−2 第2の面(入射方向変換面) 7−1−3 第3の面(出射方向変換面) 7−1−4 第4の面(入射面) 8−1−1 第1の面(接触面) 8−1−2 第2の面(薄膜面) 8−1−3 第3の面(入射方向変換面) 8−1−4a,8−1−4b 第4の面(出射方向変換
面) 8−1−5 第5の面(入射面)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気光学効果によってデータの読出しを
    行う磁気光学変調部と、 前記磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光
    を検出するヘッド光学系と、を有し、 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の第1の
    面に連続する第2の面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有
    し、 前記光学的透明多面体は、 前記第1の面に垂直な方向からの光を前記第2の面に、
    臨界角あるいは臨界角に対して90パーセントから110 パ
    ーセントの角度で入射させる第3の面である入射光方向
    変換面と、 前記第2の面で反射した光を、前記第1の面に垂直な方
    向へ光を出射させる第4の面である出射光方向変換面と
    を有し、 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光す
    るレンズと、 光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成
    分を規定する偏光子と、 前記磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
    号を電気信号として検出する光検出器と、 前記磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
    光の検出偏光成分を規定する検光子と、 前記偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び前記磁性薄
    膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置さ
    れ、前記光学的透明多面体より出射される光を直線偏光
    となるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有して
    いることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 磁気光学効果によってデータの読出しを
    行う磁気光学変調部と、 前記磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光
    を検出するヘッド光学系と、を有し、 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の第1の
    面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有するものであり、 前記光学的透明多面体は、 前記第1の面に垂直な方向からの光を前記第1の面に、
    臨界角あるいは臨界角に対して90パーセントから110 パ
    ーセントの角度で入射させるように配置される第2の面
    である入射光方向変換面と、 前記第2の面で反射した光を、前記第1の面に垂直な方
    向へ光を出射させるような角度に配置される第3の面で
    ある出射光方向変換面と、を有し、 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光す
    るレンズと、 光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成
    分を規定する偏光子と、 前記磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
    号を電気信号として検出する光検出器と、 前記磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
    光の検出偏光成分を規定する検光子と、 前記偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び前記磁性薄
    膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置さ
    れ、前記光学的透明多面体より出射される光を直線偏光
    となるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有して
    いることを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 磁気光学効果によってデータの読出しを
    行う磁気光学変調部と、 前記磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光
    を検出するヘッド光学系と、を有し、 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の第1の
    面に連続する第2の面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有
    し、 前記光学的透明多面体は、 前記第2の面が、前記第1の面に垂直な方向からの光が
    臨界角あるいは臨界角に対して90パーセントから110 パ
    ーセントの角度で入射する角度に配置され、 前記第2の面で反射した光を、前記第1の面に垂直な方
    向へ光を出射させるような角度に配置される第4の面で
    ある出射光方向変換面、を有し、 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光す
    るレンズと、 光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成
    分を規定する偏光子と、 前記磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
    号を電気信号として検出する光検出器と、 前記磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
    光の検出偏光成分を規定する検光子と、 前記偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び前記磁性薄
    膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置さ
    れ、前記光学的透明多面体より出射される光を直線偏光
    となるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有して
    いることを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体の第3の面は、第1の面に垂直な方向
    からの光を前記第1の面に対して開口角の2分の1以上
    の角度で、前記第2の面へ光を入射させる角度に配置さ
    れ、 前記第2の面は、前記第3の面からの光が臨界角あるい
    は臨界角に対して90パーセントから110 パーセントの角
    度で入射する角度に配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記位相遅延器は、2分の1波長板であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の
    磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記磁気光学変調部は、 2分の1波長板である位相遅延器と、 前記位相遅延器を制御する位相遅延制御器を有している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の磁
    気ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記位相遅延器は、4分の1波長板であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の
    磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記位相遅延器は、全反射プリズムであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の
    磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 磁気光学効果によってデータの読出しを
    行う磁気光学変調部と、 前記磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光
    を検出するヘッド光学系とを有し、 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の第1の
    面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有し、 前記光学的透明多面体は、 前記第1の面に垂直な方向からの光を前記第1の面に、
    臨界角以下の角度で、且つ光強度反射率が極大値をとる
    角度で入射させるように配置される第2の面である入射
    光方向変換面と、 前記第2の面で反射した光を、前記第1の面に垂直な方
    向へ光を出射させるような角度に配置される第3の面で
    ある出射光方向変換面と、を有し、 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光す
    るレンズと、 光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成
    分を規定する偏光子と、 前記磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
    号を電気信号として検出する光検出器と、 前記磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
    光の検出偏光成分を規定する検光子と、 前記偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び前記磁性薄
    膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置さ
    れ、前記光学的透明多面体より出射される光を直線偏光
    となるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有して
    いることを特徴とする磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 磁気光学効果によってデータの読出し
    を行う磁気光学変調部と、 前記磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光
    を検出するヘッド光学系と、を有し、 磁気光学変調部の光学的透明多面体は、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の1つの
    第1の面に連続する第2の面に磁性薄膜を有すると共
    に、前記磁性薄膜の上に非磁性薄膜を有し、 前記第1の面に垂直な方向からの光を前記第2の面に、
    臨界角以下の角度で、且つ光強度反射率が極大値をとる
    角度で入射させる第3の面である入射光方向変換面と、 前記第2の面で反射した光を、前記第1の面に垂直な方
    向へ光を出射させる第4の面である出射光方向変換面を
    有し、 前記第3の面は、第1の面に垂直な方向からの光を前記
    第1の面に対して開口角の2分の1以上の角度で、前記
    第2の面へ光を入射させる角度に配置されているもので
    あり、 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光す
    るレンズと、 光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成
    分を規定する偏光子と、 前記磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
    号を電気信号として検出する光検出器と、 前記磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
    光の検出偏光成分を規定する検光子と、 前記偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び前記磁性薄
    膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置さ
    れ、前記光学的透明多面体より出射される光を直線偏光
    となるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有して
    いることを特徴とする磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】 磁気光学効果によってデータの読出し
    を行う磁気光学変調部と、 前記磁気光学変調部へ光を絞って入射すると共に反射光
    を検出するヘッド光学系と、を有し、 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の第1の
    面に連続する第2の面に磁性薄膜部、非磁性薄膜部を有
    し、 前記光学的透明多面体は、前記第2の面が、前記第1の
    面に垂直な方向からの光が臨界角以下の角度で、且つ光
    強度反射率が極大値をとる角度で入射する角度に配置さ
    れ、 前記第2の面で反射した光を、前記第1の面に垂直な方
    向へ光を出射させるような角度に配置される第4の面で
    ある出射光方向変換面を有するものであり、 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部への入射光を絞ると共に反射光を集光す
    るレンズと、 光源からレンズまでの光路中に位置する入射光の偏光成
    分を規定する偏光子と、 前記磁性薄膜での反射光をもとに磁気媒体からの磁気信
    号を電気信号として検出する光検出器と、 前記磁性薄膜から光検出器までの光路中に位置する反射
    光の検出偏光成分を規定する検光子と、 前記偏光子から磁性薄膜までの光路中、及び前記磁性薄
    膜から光検出器までの光路中の少なくとも一方に配置さ
    れ、前記光学的透明多面体より出射される光を直線偏光
    となるように位相を遅延させる位相遅延器と、を有して
    いることを特徴とする磁気ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記ヘッド光学系は、 磁気光学変調部における磁性薄膜の蒸着されている面へ
    のレーザ光の入射角度を規定する入射角度微調整部を有
    していることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1
    項記載の磁気ヘッド。
  13. 【請求項13】 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体を切削及び研磨する第1の工程と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の1つの
    第1の面に連続する第2の面に磁性薄膜を蒸着する第2
    の工程と、 前記磁性薄膜の表面酸化層を逆スパッタにより除去する
    第3の工程と、 前記磁性薄膜上に非磁性薄膜部を蒸着する第4の工程と
    を有し、 第4の工程は、第3の工程後真空状態を保ち、連続して
    行われることを特徴とする請求項1,2,3,9,1
    0,11のいずれか1項記載の磁気ヘッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記磁気光学変調部は、 光学的透明多面体を切削及び研磨する第1の工程と、 磁気記録媒体と対向する前記光学的透明多面体の1つの
    第1の面に連続する第2の面に磁性薄膜を蒸着する第2
    の工程と、 前記磁性薄膜上に非磁性薄膜部を蒸着する第3の工程
    と、を有し、 第3の工程は、第2の工程後真空状態を保ち、連続して
    行われることを特徴とする請求項1,2,3,9,1
    0,11のいずれか1項記載の磁気ヘッドの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記磁気光学変調部は、 磁気媒体に磁気誘導によってデータの書込みを行う磁気
    記録ヘッドを有していることを特徴とする請求項1,
    2,3,9,10,11のいずれか1項記載の磁気ヘッ
    ド。
  16. 【請求項16】 前記光学的透明多面体と非磁性薄膜部
    の屈折率で決まる臨界角が45度以上であることを特徴と
    する請求項1,4,又は10のいずれか1項記載の磁気
    ヘッド。
  17. 【請求項17】 前記光学的透明多面体と非磁性薄膜部
    の屈折率で決まる臨界角が45度以下であることを特徴と
    する請求項3又は請求項11記載の磁気ヘッド。
  18. 【請求項18】 前記磁性薄膜部は、単層の磁性薄膜で
    あることを特徴とする請求項1,2,3,9,10,1
    1のいずれか1項記載の磁気ヘッド。
  19. 【請求項19】 前記磁性薄膜部は、磁性薄膜と非磁性
    薄膜の多層薄膜であることを特徴とする請求項1,2,
    3,9,10,11のいずれか1項記載の磁気ヘッド。
  20. 【請求項20】 前記磁性薄膜部は、磁性薄膜と非磁性
    薄膜を有し、 前記磁性薄膜はリング状の磁極であることを特徴とする
    請求項1,2,3,9,10,11のいずれか1項記載
    の磁気ヘッド。
  21. 【請求項21】 前記磁性薄膜部へ直接入射する光は、
    前記磁性薄膜部に対して臨界角以下の角度で入射するこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,9,10,11のい
    ずれか1項記載の磁気ヘッド。
  22. 【請求項22】 前記光学的透明多面体に蒸着される磁
    性薄膜部は、 膜厚が5nm〜40nmの間であることを特徴とする請求項
    1,2,3,9,10,11のいずれか1項記載の磁気
    ヘッド。
  23. 【請求項23】 保護膜である非磁性薄膜部は、膜厚が
    300nm 以上であることを特徴とする請求項1,2,3,
    9,10,11のいずれか1項記載の磁気ヘッド。
  24. 【請求項24】 前記磁性薄膜部の材料は、ニッケル−
    鉄、鉄−コバルトニッケル、鉄−アルミニウムシリコ
    ン、コバルト系アモルファスのいずれか1つであること
    を特徴とする請求項1,2,3,9,10,11のいず
    れか1項記載の磁気ヘッド。
  25. 【請求項25】 前記磁性薄膜部の非磁性金属薄膜の材
    料は、金、あるいは銀、あるいはアルミニウム、あるい
    はクロムのいずれか1つあるいは、多層膜であることを
    特徴とする請求項1,2,3,9,10,11のいずれ
    か1項記載の磁気ヘッド。
  26. 【請求項26】 前記保護膜である非磁性薄膜部の材料
    は、二酸化ケイ素、アルミナ、フッ化マグネシウム、硫
    化亜鉛、チッ化シリコンのいずれか1つであることを特
    徴とする請求項1,2,3,9,10,11のいずれか
    1項記載の磁気ヘッド。
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