JPH0818B2 - 電動リールのモータの電流制限方法 - Google Patents

電動リールのモータの電流制限方法

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JPH0818B2
JPH0818B2 JP3059789A JP3059789A JPH0818B2 JP H0818 B2 JPH0818 B2 JP H0818B2 JP 3059789 A JP3059789 A JP 3059789A JP 3059789 A JP3059789 A JP 3059789A JP H0818 B2 JPH0818 B2 JP H0818B2
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健宏 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電動リールのモータの電流制限方法に関す
る。
(従来の技術) 釣用の電動リールにおいては、根掛かり等、モータの
過負荷もしくはモータロックの状態が生じた際にはモー
タに大きな電流が流れることになり、大きなモータ電流
が流れ続けるとモータは発熱、焼損してしまうため、種
々の電流制限方法が採用されている。この電流制御方法
の一例として実公昭55−43744号公報に開示される技術
がある。この電動リールについて第6図(ブロックダイ
アグラム)および第7図(フローチャート)を参照して
説明する。
実公昭55−43744号公報に開示される電動リールで
は、まずスイッチ300がONになると(ステップ300)、各
回路のリセットが行われる(ステップ302)。電動リー
ルが作動すると、制御部208は電流検出回路202を介して
モータ電流の大きさを検出する(ステップ304)。モー
タ電流が予め定められた電流値を越えた(過電流の)場
合(ステップ306)、カウンタから成る計時回路206を作
動させ、計時を開始する(ステップ308)。計時回路206
が予め定められた時間(例えば4秒間)の経過を検出し
たら(ステップ310)、制御部208は、モータ200への通
電をON/OFF制御するトランジスタを含む駆動回路204を
介してモータ200への通電を停止する。一旦モータ200が
停止したら、1回の電流制御シーケンスを終了し、ステ
ップ300へ戻り、次回の制御が行われる。上記制御によ
りモータ200への通電が停止されるのでモータ200の発
熱、焼損を防止可能となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来の電流制限方法には次のよ
うな課題が有る。
一旦モータが停止されても、再度使用者がスイッチ操
作を行うとモータには再び通電される。もしモータの過
負荷もしくはロック状態が続いていれば過電流がモータ
に流れるので4秒後にモータは再び停止される。電動リ
ールの場合、モータロックが根掛かりによるものか、大
きな魚が掛かったかを確認するため使用者はモータが停
止しても何回かスイッチ操作を行ってモータに電流を流
すため、その都度過電流が4秒間ずつモータへ流れるた
めこれが繰り返されるとモータは過熱する。モータが過
熱するとモータのコイルの抵抗値が上がるためモータ電
流は小さくなり過電流を検出しなくなりモータへの通電
が停止されなくなる。その結果、過負荷もしくはロック
状態のモータへ通電が続けられるのでモータを焼損して
しまうという課題が有る。
従って、本発明はモータの発熱、焼損を防止し得る電
動リールのモータの電流制限方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本発明は次の機構を備える。
すなわち、モータ電流の値を検出し、該モータ電流の
値が所定の値を越えた場合、予め設定されている所定時
間の計時を開始し、前記モータ電流が該所定時間に亘り
連続して所定の値を越えた場合、モータへの通電を停止
する電動リールのモータの電流制限方法において、一旦
前記モータへの通電を停止したら、予め設定されている
設定時間の計時を開始し、該設定時間内において、前記
モータへの通電が再開された場合、前記所定時間を前回
の所定時間より短時間に設定し、さらに前記設定時間内
において、前記モータへの通電が停止された後、モータ
への通電が再開された場合、前記所定時間を前回の所定
時間より順次短時間に設定することを特徴とする。
(作用) 作用について説明する。
一旦モータが過負荷もしくはロックと判断して停止し
たら、設定時間内に何回かモータへ通電しても順次、所
定時間が短くなるためモータへの過電流の通電時間は順
次短時間となるので累積通電時間は長くならずモータの
発熱、焼損を防止することができる。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に
詳述する。
第1図には実施例の電動リールの外観を示す。
電動リール10は、回動自在に設けられたスプール14を
DCモータ20で回転させ、スプール14の外周へ釣糸12を巻
回するようになっている。
モータ20の回転量や、釣糸12の繰出量、巻上量等のコ
ントロールはマイコン(不図示)を含む制御部16で行わ
れる。モータ20への通電のON/OFFは操作部16に設けられ
た使用者が操作するスイッチ18で行われる。
次に第4図(ブロックダイアグラム)を参照して電動
リール10の電気回路構成について説明する。
17は駆動回路であり、モータ20への通電をON/OFF制御
する回路である。駆動回路17は、例えば実公昭55−4374
4号公報に開示されるようにモータ20への電流供給を接
・断するトランジスタから成る回路を採用することがで
きる。
19は制御部であり、演算・制御機能を有するマイコン
から成る。本発明に係る動作については後述するが、制
御部19はプログラムおよびスイッチ18からの入力に基づ
き駆動回路17等の各部の動作を制御する。
21は第1の計時回路であり、制御部19の指示により後
述する所定時間T1、T2、T3、T4、T5、T6、・・・・・を
計測する。第1の計時回路21は、例えば実公昭55−4374
4号公報に開示されるようにカウンタを採用することが
できる。
23は第2の計時回路であり、制御部19の指示により後
述する設定時間Tを計測する。第2の計時回路23も、例
えば実公昭55−43744号公報に開示されるカウンタを採
用すればよい。
25は電流検出回路であり、後述する方法によりモータ
電流の大きさを検出する。
27は記憶部であり、例えばROMが用いられる。記憶部2
7には制御部19のマイコンのオペレーティングシステム
および制御用のプログラムが記憶されている。予め定め
られている前述の時間T、T1、T2、T3、T4、T5、T6、・
・・・・、モータ電流が過電流であるか否かを判断する
際の電流値等の値はプログラム上で設定されている。
釣りの最中に例えば釣糸12の先端に設けられた釣針
(不図示)が根掛かりした場合にはモータ20は過負荷状
態もしくはモータロック状態となり、モータ電流は過電
流となる。そのまま過電流をモータ20へ流し続けるとモ
ータ20は焼損してしまうため制御部19に搭載されたマイ
コンがモータ20への通電をコントロールしてモータ20の
発熱、焼損を防止する。次に、本発明に係るモータの電
流制御方法について説明する。
制御部19はモータ電流を前記電流検出回路25を介して
常時検出している。この電流検出回路25における電流値
の検出は第3図に示すようにモータ20のプラス側端子22
とグランド側の点24間の電位差を測定してモータ電流IM
を演算して求めている。つまり、プラス側端子22と点24
間の電線抵抗を一定とすれば、当該電線抵抗による電圧
降下により生じる電圧Vはモータ電流IMに比例するか
ら、制御部19では電圧Vからマイコンが演算してモータ
電流IMを求めている。モータ電流IMの測定方法はこの方
式に限定されるのではなく、直接モータ電流値IMを測定
する等種々の方式を採用することができる。
次に、制御部19による本発明に係る電流制御方法につ
いて、第2図(タイミングチャート)および第5図(フ
ローチャート)を参照して説明する。
制御部19は、電動リール10のスイッチ18がONになると
(ステップ100)、第1の計時回路21、第2の計時回路2
3のカウンタをクリアする等のリセットを行う(ステッ
プ101)。また、制御部19は、電流検出回路25を介して
常時モータ電流IMを検出する(ステップ102)。電動リ
ール10を使用中、モータ20が、前述の根掛かり等で過負
荷もしくはモータロック状態になると、モータ電流がIM
が予め設定されている値を越えた過電流となる。
時刻t0において、制御部19が過電流を検出すると(ス
テップ104)、制御部19は第1の計時回路21へ計時開始
を指示する(ステップ106)。もし、過電流が所定時間T
1(例:4秒)の間連続して検出されると(ステップ10
8)、制御部19は駆動回路17を介してモータ20への通電
を時刻tに停止する(ステップ110)。
モータ20を時間T1経過後に停止させた制御部19は、第
2の計時回路23に予め設定されている時間T(例:3分)
の計時開始を指示する(ステップ112)。モータ20が停
止された場合、電動リール10の使用者はモータ停止が根
掛かりによるものかどうかを確認するためスイッチ18を
再びONにしてモータ20を駆動させることがある。制御部
19は、時刻t1から時間Tの経過を確認しつつ(ステップ
114)、モータ20を駆動するスイッチ18がONになったか
否かを検出する(ステップ116)。
時間T経過前、ステップ116においてスイッチ18のON
を検出すると共に、モータ電流IMが過電流であることを
検出したら、制御部19は第1の計時回路21をクリアして
時間T1より短い所定時間T2の計時開始を指示する(ステ
ップ118)。過電流が所定時間T2の間連続して検出され
ると(ステップ120)、制御部19は駆動回路17を介して
モータ20への通電を再び停止する(ステップ122)。
続いて制御部19は、再度時刻t1から時間Tの経過を確
認しつつ(ステップ124)、モータ20を駆動するスイッ
チ18がONになったか否かを検出する(ステップ126)。
時間T経過前、ステップ126において再度スイッチ18のO
Nを検出すると共に、モータ電流IMが過電流であること
を検出したら、制御部19は第1の計時回路21をクリアし
て時間T2より短い所定時間T3の計時開始を指示する(ス
テップ128)。
すなわち、時刻t1から設定時間T以内に3回目のモー
タ20駆動が行われて過電流が検出されれば所定時間T3は
前回のT2より短い時間になり、モータ20への過電流の通
電はさらに短時間となる。これが設定時間T以内に繰り
返さされば第2図に示すようにT3>T4>T5>T6>・・・
と順次所定時間は短くなる。本実施例においてはT1=4.
0秒、T2=3.5秒、T3=3.0秒、T4=2.5秒、T5=2.0秒、T
6=1.5秒、・・・と設定されており、最小所定時間は0.
3秒である。従って、設定時間T以内の所定時間が0.3秒
に達したら以後の所定時間は0.3秒とする。このように
順次所定時間を短くすることによりモータ20への過電流
の通電時間をゼロに近づけることにより、モータ20への
通電を繰り返すことによる通電時間の累積に起因するモ
ータ20の発熱、焼損を防止することができる。
なお、時刻t1からの時間が時間Tを経過したら、再び
リセットが行われ(ステップ101)、上述のシーケンス
を再度繰り返す。
以上、本発明の好適な実施例について述べて来たが、
本発明は工作装置の駆動用モータに応用できるし、また
モータの他、各種の負荷に対する電流制限方法に応用す
ることもできる。本発明について発明の精神を逸脱する
ことなく多くの改変を施し得るのはもちろんである。
(発明の効果) 本発明に係る電動リールのモータの電流制限方法を用
いると、モータが過負荷状態もしくはモータロック状態
において、モータが一旦停止された後の再通電が予め設
定された設定時間内に何回行われても、過電流の通電時
間を順次短くできるので、過電流の通電時間の累積によ
るモータの発熱、焼損を防止することができるという著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るモータの電流制限方法を採用した
実施例の電動リールの平面図、第2図はモータ電流の過
電流を検出する所定時間の変化を示すタイミングチャー
ト、第3図はモータ電流の検出方法を示した回路図、第
4図は電気回路の構成を示したブロックダイアグラム、
第5図は電流制御方法を示したフローチャート、第6図
は従来の電動リールにおける電気回路の構成を示したブ
ロックダイアグラム、第7図は従来の電動リールにおけ
る電流制御方法を示したフローチャート。 10……電動リール、17……駆動回路、18……スイッチ、
19……制御部、20……モータ、21……第1の計時回路、
23……第2の計時回路、25……電流検出回路、27……記
憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植月 治雄 広島県府中市目崎町762番地 リョービ株 式会社内 (72)発明者 肥田 金治 長野県須坂市大字須坂字八幡裏1588番地 株式会社神林製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ電流の値を検出し、 該モータ電流の値が所定の値を越えた場合、予め設定さ
    れている所定時間の計時を開始し、 前記モータ電流が該所定時間に亘り連続して所定の値を
    越えた場合、モータへの通電を停止する電動リールのモ
    ータの電流制限方法において、 一旦前記モータへの通電を停止したら、予め設定されて
    いる設定時間の計時を開始し、 該設定時間内において、前記モータへの通電が再開され
    た場合、前記所定時間を前回の所定時間より短時間に設
    定し、 さらに前記設定時間内において、前記モータへの通電が
    停止された後、モータへの通電が再開された場合、前記
    所定時間を前回の所定時間より順次短時間に設定するこ
    とを特徴とする電動リールのモータの電流制限方法。
JP3059789A 1989-02-09 1989-02-09 電動リールのモータの電流制限方法 Expired - Lifetime JPH0818B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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