JPH08189898A - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

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JPH08189898A
JPH08189898A JP7000721A JP72195A JPH08189898A JP H08189898 A JPH08189898 A JP H08189898A JP 7000721 A JP7000721 A JP 7000721A JP 72195 A JP72195 A JP 72195A JP H08189898 A JPH08189898 A JP H08189898A
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    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
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    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10012Stereo images
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    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30141Printed circuit board [PCB]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査基板が1つしかない場合でも比較法に
よる欠陥検査が行え、さらに被検査基板が複数ある場合
には基準パターン画像に対して比較法による欠陥検査に
基づいた修正を行えるような欠陥検査装置を提供するこ
と。 【構成】 同一の単位パターンP11〜P33が多面付けさ
れたプリント基板PBにおいて、1行分の単位パターン
P11〜P13をマスターエリアMAとし、同一のプリント
基板の他の単位パターンをオブジェクトエリアOA1,
OA2とする。マスターエリアMAを、オブジェクトエ
リアOA1,OA2のそれぞれと比較し、それによって欠
陥検査を行う。また複数の被検査基板がある場合、その
結果を利用してパターン画像を修正し、それをマスター
基板画像として他の被検査基板の比較法による欠陥検査
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプリント基板等の被検
査物について、その上に形成されたパターンの欠陥を検
査するためのパターン欠陥検査装置に関するもので、特
に、着目する被検査物の画像と比較すべき基準画像が準
備されていなような場合でも比較検査を可能とすること
により、比較検査法の適用範囲を拡張する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント基板やマスクパターン等の欠陥
検査方法として、従来から、比較法(パターンマッチン
グ法)と特徴抽出法(デザインルール法)の2つが主に
用いられている。前者は基準となる画像パターン(基準
パターン画像)と欠陥検査の対象となる画像パターン
(被検査パターン画像)とを重ね合わせ、両者の食い違
いの部分から欠陥を判定する方法である。この欠陥検査
方法は特公昭59−2069号公報、特開昭60−61
604号公報等に開示されている。後者は基準パターン
画像に含まれる各種の特徴(例えば、線幅、角度、特定
パターン等)をあらかじめ記憶しておき、それらの特徴
に含まれないパターンが被検査パターン画像内に見つか
れば、その部分を欠陥と判定する方法である。この欠陥
検査方法は特開昭57−149905号公報等に開示さ
れている。
【0003】これらの内、前者の比較法では欠陥検査に
際してあらかじめ基準パターン画像を何らかの方法で得
る必要がある。その方法としてCADデータ等の被検査
物以外から基準パターン画像を得る方法もあるが、その
作成に手間や時間がかかるため、一般には複数ある被検
査物から比較的欠陥が少ないと判断されるものを1つ選
択し、それに基づいて基準パターン画像を作成したり、
あるいはそれ自身を基準パターン画像とするなどの方法
が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な比較法による欠陥検査において被検査物が1つしかな
い場合には基準パターン画像が得られないため、このま
までは欠陥検査を行えないことになる。
【0005】また被検査物が複数ある場合でも、基準パ
ターン画像を被検査物から選択しているため、その基準
パターン画像自身に全く欠陥がないという保証はない。
したがって、基準パターン画像自身についても欠陥の検
査とその修正とが必要になってくるが、基準パターン画
像自身については比較の基準となるものがない。このた
め、基準パターン画像自身については前述の特徴抽出法
によって検査し、その結果から欠陥部分を修正して、実
際に使用する基準パターン画像を得ている。
【0006】しかしながら、特徴抽出法ではパターンが
大きく欠損しているなど、検査すべきパターンの一部が
完全に失われているような場合には、欠陥としては検出
されないという問題があり、この方法に基づいた基準パ
ターン画像の修正のみでは不十分である。
【0007】すなわち、これらの2種類の問題は、着目
する被検査物と比較すべき基準画像がないという事情に
起因しているという点で共通しており、この事情に応じ
て欠陥検査の精度が低くなるという結果を招いている。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上述の問題の克服を意図し
ており、着目する被検査物と比較すべき基準画像がない
場合でも、その被検査物について比較法による欠陥検査
を行うことが可能な欠陥検査装置を提供することを第1
の目的とする。
【0009】また、第2の目的は、特に、被検査物が複
数ある場合において、基準とすべき被検査物として選択
された被検査物の画像自身に対して比較法による欠陥検
査に基づいた修正を行い、それによって、他の同種の被
検査物における欠陥検査の精度を向上させることであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明では、所定の単
位パターンが複数配列されてなる被検査物(いわゆる
「多面付け」された被検査物)については、そのうちの
一部の単位パターンと残りの単位パターンとを比較する
ような検査が可能であることに着目する。すなわち、こ
のような被検査物においてはその全体と比較可能な他の
基準画像がなくても、当該被検査物自身の内部の情報か
ら比較検査を行うことが可能である。
【0011】このような観点から、上記の第1の目的を
達成する請求項1の欠陥検査装置は、所定の単位パター
ンが複数配列されてなる被検査物についてのパターン欠
陥検査を行う装置であって、前記被検査物の画像を読取
る読取手段と、前記複数の単位パターン中の一部の単位
パターンの画像を基準パターン画像として指定するため
の情報を入力する指定入力手段と、前記複数の単位パタ
ーンのそれぞれの画像のうち前記基準パターン画像以外
の画像を被検査パターン画像としてその被検査パターン
画像を前記基準パターン画像と比較することにより、前
記被検査パターンの欠陥検査を行うパターン比較検査手
段と、を備えることを特徴としている。
【0012】また請求項2の欠陥検査装置は、請求項1
の装置において、前記被検査物上のパターンは、前記単
位パターンをマトリクス状に配列してなるパターンとな
っており、前記基準パターンは、前記単位パターンのう
ち前記マトリクス状配列の1行分のパターンとして選択
され、前記被検査パターン画像は、前記マトリクス状配
列の他の行とされていることを特徴としている。
【0013】さらに、上記の第2の目的を達成する請求
項3の欠陥検査装置は、請求項1または2の装置におい
て、前記パターン比較検査手段によって検出されたパタ
ーン欠陥について前記被検査物の画像を修正するための
修正情報を入力する修正情報入力手段と、前記修正情報
に基づいて前記被検査物の画像を修正し、それによって
前記被検査物全体の基準パターンを生成する修正手段
と、前記被検査物全体の基準パターンと、同種の他の被
検査物の画像とを比較することにより、前記他の被検査
物におけるパターン欠陥検査を行う基板比較検査手段
と、をさらに備えることを特徴としている。
【0014】なお、請求項2の発明において「マトリク
ス」配列における「行」と「列」とは相対的なものであ
るから、いずれを「行」として採用するかは任意であ
る。
【0015】さらに、請求項3の発明における被検査物
の画像の修正は、パターン比較検査手段によって検出さ
れたパターン欠陥の修正を含んでいればよく、特徴抽出
法など比較検査以外の方法で検出された欠陥についての
画像修正をあわせて行ってもよい。
【0016】
【作用】請求項1の欠陥検査装置では所定の単位パター
ンが複数配列されてなる被検査物についてその単位パタ
ーン中の一部の単位パターンの画像を基準パターン画像
として指定し、それ以外の単位パターンの画像に対して
比較法による欠陥検査を行うため、比較可能な他の基準
画像がなくても、比較法による欠陥検査を行うことがで
きる。
【0017】また請求項2の欠陥検査装置は、1次元画
像読取り装置と被検査物との相対移動とによって単位パ
ターンのm×nマトリクス配列における行ごとに被検査
物の画像を得るような場合に特に有効である(m,nは
それぞれ2以上の整数)。
【0018】すなわち、このような場合にひとつの単位
パターンのみを基準とすると、1行分(m個)の単位パ
ターン群からひとつの基準単位パターンの画像とそれ以
外の(m−1)個の単位パターンの画像とを分離し、後
者を他の行のm×(n−1)個の単位パターンとあわせ
て被検査パターン群とすることが必要となる。したがっ
て、その分離のための手段が必要となるほか、画像信号
をメモリに記憶させて比較するような場合には、読取っ
たm×n個の単位パターンの画像を再構成するためのメ
モリが必要となる。
【0019】これに対して請求項2のように1行分(m
個)の単位パターンの全体を基準パターンとすれば、そ
の行から個々の単位パターンを分離する必要もなく、ま
たそれを分類記憶するための画像データ記憶の再構築も
不要となるため、検査処理が効率化される。
【0020】さらに請求項3の欠陥検査装置では、複数
の被検査物がある場合に、基準パターン画像として使用
する被検査物画像自身についても比較法による検査が可
能となり、それに基づいてその被検査物画像を修正する
ことによって、高品質の基準パターン画像が生成できる
とともに、その結果として他の被検査物の検査が正確と
なる。
【0021】
【実施例】
【0022】
【1.実施例の概要と装置配列】この発明の実施例の装
置ではプリント基板の欠陥検査において、そのプリント
基板上の導電パターンが同一の単位パターンを多面付け
したものである場合に、検査対象のプリント基板内の一
部の単位パターンを基準パターン画像として、比較法に
よる欠陥検査(以下「比較検査」という)を実行可能に
した装置である。
【0023】そのために、図1に例示したようにプリン
ト基板PB内に配列された複数の単位パターンP11〜P
33の内の一行分の単位パターンP11,P12,P13からな
る集合をマスターパターン(基準パターン)とし、同一
のプリント基板PBの他の単位パターンの行(P21,P
22,P23),(P31,P32,P33)をオブジェクトパタ
ーン(被検査パターン画像)として、それらを互いに比
較することによって欠陥検査を行う。
【0024】この図1は1行に3面の単位パターンが並
び、それが3行並んで合計9面付けされたプリント基板
PBを表している。この図1の最も上の行の3面をマス
ターパターンとしており、この行をマスターエリアMA
とする。また他の行に含まれるパターンをオブジェクト
パターンとし、2番目の行を第1のオブジェクトエリア
OA1、3番目の行を第2のオブジェクトエリアOA2と
する。そして、この例では、マスターエリアMAと第1
のオブジェクトエリアOA1とを比較するとともに、マ
スターエリアMAと第2のオブジェクトエリアOA2と
を比較して欠陥検査を行う。こうすることによって、欠
陥検査を行いたいプリント基板が1枚しかない場合でも
比較検査が行えるようになる。
【0025】なお図1におけるX,Yは後述する走査読
取りにおける走査方向に関係しており、X方向は主走査
方向、Yは副走査方向に相当する。
【0026】またこの実施例ではX方向のパターンの並
びを「行」と呼び、Y方向のパターンの並びを「列」と
呼んでいるが、本来「行」と「列」とは相対的なもので
あり、実際、この図1の例でもプリント基板を90度回
転すれば「行」と「列」とは入れ替わる。したがってど
ちらの並びを「行」とするかは、任意である。
【0027】図2はこの実施例の装置の構成を示すブロ
ック図である。この欠陥検査装置1は、プリント基板P
Bの画像を読み取る画像読み取り装置11と、その読取
りによって得られたアナログ画像信号をデジタル化し2
値化するためのA/D変換・二値化回路12とを備えて
いる。また、ここで2値化された信号(以下「2値デー
タ」という。)等が保持されるメモリ回路13、2値デ
ータのうちオブジェクト画像(被検査パターン画像)を
比較法によって欠陥検査する比較検査回路14、2値デ
ータを特徴抽出法による欠陥検査(以下「DRC検査」
という)を行うデザインルール検査回路15、および各
種データの授受の制御を行うI/F回路16や各種のデ
ータ処理を行う演算処理部としてのCPU17が設けら
れている。これらは、検査画像制御装置10を構成して
いる。なお、後述するフローチャートで実行される処理
のうち、特にその処理主体を指摘していない処理につい
ては、このCPU17がソフト的に実行する。
【0028】さらに、パターン画像の表示やオペレータ
からの各種の入力を受けるグラフィック端末18、およ
び欠陥の見つかったマスター画像(基準パターン画像)
の修正を行うベリファイステーション19が設けられて
いる。
【0029】
【2.実施例の処理手順】つぎにこの実施例の欠陥検査
装置の処理手順を図3の動作フローチャートにしたがっ
て説明していく。なおこの例では被検査基板としての同
種のプリント基板が複数あり、そのうちのひとつが基準
基板として選択された際にその基準基板についての検査
を行う場合を想定しているが、プリント基板が1枚しか
ない場合でもそのプリント基板をこのフローチャートに
従って検査可能である。
【0030】まず最初のステップS1では、基準となる
基板として選択されたプリント基板PB(以下「マスタ
ー基板」という。)のプリスキャンを図2の画像読み取
り装置11によって行う。
【0031】図4は画像入力装置11の概観を表してい
る。この画像入力装置11は並列配置された8台のカメ
ラCH0〜CH7で同時に基板PB上のパターンを読み取
っていく。図4には示されていないが、カメラCH0〜
CH7のそれぞれには反射用光源が付随しており、検査
テーブル110の内部には透過用光源がある。また、検
査テーブル110の上面には基板載置用透光板111が
ある。この上面にプリント基板PBを載置した状態で検
査テーブル110はY方向に移動可能である。また、カ
メラCH0〜CH7はそれらの相対間隔を保ったままX方
向に所定幅の範囲内で移動可能である。そしてカメラC
H0〜CH7のそれぞれは光学的にX方向と等価な方向に
伸びる1次元イメージセンサを内蔵しており、検査テー
ブル110をY方向に移動させつつこれらのカメラCH
0〜CH7で画像走査読取りを行うことによって、基板載
置用透光板111上のプリント基板PBをスキャンして
いく。なお、図4においてプリント基板PB上に示され
た点線は、後述する往復走査での個々の読取り幅に対応
しており、実際の基板にこのような線パターンが形成さ
れているのではない。この画像入力装置11における読
取りは往復走査によって実行されるが、その際のカメラ
CH0〜CH7によるプリント基板PBの有効読取り画像
範囲PB0とその走査順序を表したのが図5である。こ
の図5で右上がりのハッチングが付いている部分がフォ
ワード走査でカメラCH0〜CH7が読み取って行く領域
であり、また、右下がりのハッチングが付いている部分
がリバース走査でカメラCH0〜CH7が読み取って行く
領域である。カメラCH0〜CH7は互いにそれぞれの読
み取り幅と同じ幅の間隔を隔てて駆動装置に固定されて
いる。
【0032】この読取り走査においては、まずカメラC
H0〜CH7のそれぞれが図のフォワード側検査領域の端
部YC1からYの正方向に走査を開始し、Yの負方向に向
けてフォワード側検査領域のパターン画像を読み取って
いく。
【0033】そしてカメラCH0〜CH7が他方の端部Y
C2の位置にきたときにフォワード走査は完了し、それと
同時にカメラCH0〜CH7はXの正方向に読み取り幅分
だけ移動する。次にカメラCH0〜CH7がYの負方向に
走査を開始し、読取りを行い、再び端部YC1に戻ると、
プリスキャンは終了する。以上がステップS1の処理で
ある。
【0034】つぎに図3のステップS2ではプリスキャ
ンによって得られた画像に基づいてマスターエリアMA
の範囲指定を行う。図6はグラフィック端末18の画面
上でこのマスターエリアMAの範囲指定を行う状況を表
している。プリスキャンによって得られたプリント基板
PBのパターン画像は、画像の間引きを行うことによっ
て8×8画素を1×1画素に圧縮した2値画像(以下
「縮小2値画像」という)が表示される。そして、オペ
レータはこの画像を目視しつつ、マウスなどの座標指定
手段によって、マスターパターンMAとしたい領域を囲
む長方形RCを指定する。この指定されたマスターエリ
アMAのデータはCPU17内のメモリに保存される。
【0035】図3のステップS3ではマスターエリアM
AとオブジェクトエリアOA1,OA2との位置関係を決
定する。これはプリント基板PBが必ずしも検査テーブ
ル110のX軸およびY軸に平行に置かれているとは限
らないので、比較検査を行うにあたり各エリアの正確な
位置関係を知るために行うものである。
【0036】図7はオブジェクトエリアOA1,OA2の
位置決めの動作フローチャートである。またこのときの
各画像の関係を表したのが図8である。まず図7のステ
ップS31ではマスターエリアMA内の特徴的なパター
ン部分(以下「参照パターン部分」という)を選び出
す。この処理に入る前にはグラフィック端末18の画面
には図8のような縮小2値画像G0が表示されている。
そこでステップS31ではオペレータはマスターエリア
MA内の間引き前の2値画像(以下「原2値画像」とい
う)の表示に切替える。そして、その表示範囲をマウス
を用いて移動させ、参照パターン部分を選びその付近を
表示する。図8ではパターン部分G1がこの参照パター
ン部分として表されている。
【0037】つぎに図7のステップS32では参照パタ
ーン部分G1内の基準点(以下「マスター基準点」とい
う)の指定を行う。具体的には図8に示したように、オ
ペレータはマウスによって十字型のカーソルを動かし、
所望の位置でクリックすることによりこのマスター基準
点を決定する。そしてこのマスター基準点の座標(X
m,Ym)およびこのとき表示していた原2値画像のデー
タはCPU17内のメモリに記憶される。
【0038】つぎにステップS33ではマスター基準点
に対応するオブジェクトエリア内の基準点(以下「オブ
ジェクト基準点」)の指定を行う。まずオペレータは表
示画像を縮小2値画像に戻し、マスターエリアMAから
最も離れた第2のオブジェクトエリアOA2に表示位置
を移動し、参照パターン部分G1に対応するパターン部
分を見つけて、その付近の原2値画像に切替える。そし
てパターン部分G2(図8)の画像に重ねて、CPU1
7内のメモリに保存されていた参照パターン部分G1付
近の原2値画像を表示色を変えて表示する。そしてこの
参照パターン部分G1付近の原2値画像を動かして両者
のパターンが最も良く重なる位置を決める。これにより
オブジェクトエリア内のマスター基準点に対応する点が
オブジェクト基準点の座標(Xo,Yo)として検出さ
れ、この座標(Xo,Yo)がCPU17内のメモリに保
存される。
【0039】つぎのステップS34ではマスターエリア
MAと各オブジェクトエリアOA1,OA2との位置関係
をそれぞれについて求める。すなわちステップS33で
CPU17内のメモリに記憶されているマスター基準点
座標(Xm,Ym)およびオブジェクト基準点座標(X
o,Yo)を読み出し、これらを用いてマスターエリアM
Aと各オブジェクトエリアOA1,OA2との位置関係を
線形補間法で計算する。具体的には両基準点間の座標値
差(Xm−Xo,Ym−Yo)をオブジェクトエリアの数N
(この例ではN=2)で割ることにより、マスターエリ
アMAとそれに最も近い第1のオブジェクトエリアOA
1との相対的な位置(DX,DY)を求める。図9はこ
のときのDX,DYと両基準点との関係を示す図であ
る。この図から明らかなように実際の計算は、 DX=(Xo−Xm)/N ,DY=(Yo−Ym)/N ・・・ (1) となる。この相対座標(DX,DY)はマスターエリア
MAとそれに最も近い第1のオブジェクトエリアOA1
との相対的位置を表しているが、この相対座標が分かれ
ばマスターエリアMAと他のオブジェクトエリアとの相
対的位置も簡単に求められる(この計算は後述する)。
【0040】ただし、ここでは各エリアは均等に割り付
けられている例を取り上げたが、そうでない場合は各オ
ブジェクトエリア毎に基準点を求め、相互の相対座標を
求めなければならない。
【0041】以上の処理による情報に基づいて、図3の
ステップS4ではマスター基板PBの本スキャンと欠陥
検査とを行う。図10は本スキャンの様子を表してい
る。以下、この図を説明していくに際してj=0,1,
2とするが、j=0はマスターエリアMAを表し、他は
各オブジェクトエリアOA1,OA2を表している。この
図10でそれぞれ右上がりおよび右下がりのハッチング
をつけた部分DjF,DjRは、カメラCH0〜CH7でス
キャンしていく際のフォワード側およびリバース側のス
キャン領域を表す。また各エリアの範囲を表す座標値と
して、各エリアの左下の角を(Xjmin,Yjmin)と
し、右上の角を(Xjmax,Yjmax)としている。この
うちj=0としたマスターエリアの範囲を示す座標値は
図3のステップS2で行ったマスターエリアMAの指定
時にCPU17内のメモリに保存されていたものであ
り、j=1,2の場合は図3のステップS4で求めた相
対座標(DX,DY)を用いて次の式: Xjk=X0k+j・DX ,Yjk=Y0k+j・DY で求められる。ここで添字kはminおよびmaxを表
す。このようにプリスキャンと本スキャンが異なる点
は、プリスキャンでは基板PBの全体を平行にスキャン
していたのに対して、本スキャンではX方向の位置を階
段的にずらせつつ傾き補正をしてエリアごとに平行スキ
ャンしている点である。
【0042】つぎに図3のステップS4での本スキャン
と比較検査の処理手順の詳細を、図11,12のフロー
チャートに従って説明していく。これらの図のうち図1
1は図10の各エリアのフォワード側検査領域のスキャ
ン時の処理手順を表し、図12は図10の各エリアのリ
バース側検査領域のスキャン時の処理手順を表してい
る。図11,12で、XF,XRはそれぞれマスターエリ
アのフォワード側およびリバース側検査領域のカメラ位
置のX座標を表しており、DXは式(1)で求めたもの
である。また、Nは前述のようにオブジェクトエリアの
数(この例ではN=2)である。そして、その他の記号
は図10と同様である。
【0043】まずステップS41でj=0としているの
は、スキャンの方向がフォワード側検査領域の場合Yの
負方向にマスターエリアから行われることに対応してい
る。つぎにステップS42ではjの値に対応した各エリ
アのフォワード側検査領域のYの正側の端の位置に8台
のカメラそれぞれを移動する。つぎにステップS43で
スキャン対象のエリアがマスターエリアMAかオブジェ
クトエリアOA1,OA2かで処理を振り分けている。そ
して、マスターエリアMAの場合はステップS44でフ
ォワード側検査領域の本スキャンおよびDRC検査を行
う。逆にオブジェクトエリアOA1,OA2の場合はステ
ップS45でフォワード側検査領域の本スキャンを行
い、オブジェクト画像のマスター画像との比較検査およ
びオブジェクト画像のDRC検査を行う。つぎにステッ
プS47では全オブジェクトエリアOA1,OA2のフォ
ワード側検査領域の欠陥検査が終わっているかどうかで
処理を振り分け、終わっていなければ、ステップS46
でjをインクリメントして次のオブジェクトエリアの本
スキャンと欠陥検査を行い、終わっていれば図12のリ
バース側検査領域のスキャンおよび欠陥検査を行う。
【0044】図12の処理ではリバース側検査領域に対
して図11の処理と同様のことを行う。ここで異なって
いるのはフォワード側検査領域ではYの正側から負方向
に処理していったのに対して、リバース側検査領域では
逆にYの負側から正方向に処理していく点が異なる。具
体的にはjの値が処理ごとにNから1ずつ減少してい
く。以上のようにマスター基板の本スキャンおよび欠陥
検査が行われるが、ここで図13に基づき、オブジェク
ト画像とマスター画像との比較検査についてさらに詳し
く説明しておく。この図13はフォワード側検査領域D
jFの比較検査の処理手順を表すフローチャートであ
る。この一連の処理は図11のステップS45の領域D
jF(j=1,2)の本スキャンおよびオブジェクト画
像とマスター画像との比較検査の処理手順を表してい
る。
【0045】まずステップS51では領域DjFの画像
読み取り装置11により本スキャンを行う。フォワード
側検査領域であるからスキャンはYの負方向に向かって
行われる。つぎにステップS52で、読み取った領域D
jFの画像信号はA/D変換・二値化回路12に送ら
れ、ここでA/D変換および2値化の処理が行われてオ
ブジェクト画像データとなり、比較検査回路14に送ら
れる。ステップS53では、これと同期して、メモリ回
路13からマスター画像データが図10のY0maxの位
置に対応するアドレスから読み出されていく。そしてス
テップS54では比較検査回路14はマスター画像デー
タとオブジェクト画像データとの排他的論理和(以下
「差分データ」という)を採る。そしてステップS55
ではこの差分データに所定サイズの画素オペレータを作
用させ、それより大きな差分データが検出されればそれ
らの画素を欠陥と判断し、その位置情報がI/F回路1
6を介してCPU17に送られる。これらの処理とオブ
ジェクト画像のDRC検査とを領域DjF全体について
行うとステップS45の処理は終了する。なお、図13
では領域DjFについて説明したが、この処理は領域D
jRの処理図12のステップS48についてもほぼ同様
である。異なるのは、スキャンの方向がYの正方向であ
る点と、マスター画像データの読み出しがY0minの位
置に対応するアドレスから行われるという点である。
【0046】再び図3の説明に戻り、ステップS5では
検査対象となるプリント基板が1枚か複数枚あるかどう
かで処理を振り分ける。これは、複数枚のプリント基板
を欠陥検査する場合には、マスター基板に基づいて同種
の他の被検査基板の比較検査を行うため、次のステップ
S6でマスター基板画像の修正を行うプロセスである
が、検査対象のプリント基板が1枚しかないとき、すな
わちマスター基板のみの場合には、それにおける欠陥の
有無を確認すれば足りるのであり、もはやこのマスター
基板の画像自身を修正する必要がないためである。
【0047】他の被検査基板があるときにはステップS
6でマスター基板画像を修正する。この修正作業は図2
のベリファイステーション19によりオペレータが行
う。すなわち、マスター基板の欠陥検査が終わるとベリ
ファイステーション19のモニターM1の画面にはマス
ター基板のマスターエリアMAのDRC検査の結果と各
オブジェクトエリアOA1,OA2のDRC検査および比
較検査の結果が表示される。この検査結果の画像の所望
の欠陥部分をオペレータがマウスによって指定すると、
この欠陥部分の原2値画像がモニターM1の画面に表示
される。
【0048】この様子を示したのが図14(a)図であ
る。この図のハッチングを付けた部分が導電パターン部
分を表している。この図の例では短絡欠陥D1や、細り
欠陥D2がある。このような欠陥部分をモニターM1の
画面上でオペレータがマウスによって修正していく。そ
の修正の結果が図14(b)である。
【0049】なお、マスターエリアMA内の画像とオブ
ジェクトエリアOA1,OA2との比較において不一致部
分があるとき、その原因となるパターン欠陥がオブジェ
クトエリアOA1,OA2ではなくマスターエリアMAに
ある場合も考えられる。しかしながら、各欠陥の最終的
確認と修正とはモニターM1の画面を目視しつつオペレ
ータが行うのであるから、「不一致」とされたオブジェ
クトエリアOA1(OA2)の画像を目視したときにそこ
では欠陥が見いだせないようなときには、対応するマス
ターエリアMA内の画像部分をモニターM1に表示さ
せ、欠陥がマスターエリアMAにあるかどうかを確認す
ればよい。そしてマスターエリアMAに欠陥がある場合
には、マスターエリアMAについての画像修正を行えば
よい。なおモニターM2は、欠陥部分の実画像を表示す
るためのものである。
【0050】このようにして得られたマスター基板全体
の修正済画像を基にして図3のステップS7では、マス
ター基板と同じ導電パターンが形成された他の被検査基
板についての比較検査を行う。このステップS7での他
の被検査基板のスキャンおよび欠陥検査(比較検査およ
びDRC検査)は、図3のステップS4で行ったマスタ
ー基板の本スキャンおよび欠陥検査とほぼ同じである。
両者が異なるのは、マスター基板の本スキャンおよび
欠陥検査がエリアごとに行われていたのに対して、ステ
ップS7での他の被処理基板のスキャンは、ステップS
1で行ったプリスキャンのようにその被検査基板全体を
平行走査すること、マスター基板ではそのうちのマス
ターエリアMAとオブジェクトエリアOA1,OA2との
比較を行ったが、他の被検査基板についてはその全体の
画像を修正後のマスター画像の全体と比較すること、で
ある。
【0051】そして図3のステップS8の判定によって
ステップS7の処理を他のすべての被検査基板に対して
行い、全工程を終了する。
【0052】以上の一連の処理によって、マスター基板
の画像に含まれる欠陥がその内部のエリア相互の比較に
基づいて修正されて適切なマスター画像とされるととも
に、それと他の被検査基板とを比較することにより、そ
れら他の被検査基板における比較検査の精度が向上す
る。
【0053】
【3.変形例】上記実施例では多面付けされたパターン
のうち1行をマスターエリアMAとしているが、1行の
うちの一部(たとえば単位パターンP11のみ)をマスタ
ーエリアとして採用することも可能であるし、複数行を
マスターエリアとすることも可能である。
【0054】ただし、上記実施例のように被検査基板上
のパターンがマトリクス配列された単位パターンとなっ
ており、1次元走査読取り装置を被検査基板と相対的に
移動させて被検査基板の読取りを行う場合には、1行分
の単位パターンをマスターエリアとすることによって処
理がより効率的となる。すなわち、上記のような走査読
取りの場合には、画像情報は単位パターンの行単位で得
られるため、たとえば単位パターンP11のみをマスター
エリアとした場合には、第1行に含まれる3つの単位パ
ターンP11,P12,P13のうち最初の単位パターンP11
のみをマスターパターンとして分離しなければならず、
また、他の2つの単位パターンP12,P13を残りの行の
単位パターンP21〜P33とともにオブジェクトパターン
として記憶させねばならない。これに対して上記実施例
のように1行分をマスターパターンとして採用する場合
には、このような分離や画像信号記憶上での再構築が不
要であって、データの処理効率が高くなる。
【0055】この発明は、単位パターンが複数ある被検
査基板であれば適用可能であり、必ずしも多数の単位パ
ターンがマトリクス配列されている必要はない。
【0056】この発明における「指定入力手段」すなわ
ち、「複数の単位パターン中の一部の単位パターンの画
像を基準パターン画像として指定するための情報を入力
する手段」として上記実施例ではマウスなどを使用して
いるが、この情報が自動的に指定入力されるようにして
もよい。すなわち、被検査物に位置基準となる特定のマ
ークなどが形成されているときには、その特定のマーク
を画像認識によって特定し、その位置から所定の関係に
ある範囲を「基準パターン画像」(上記実施例でのマス
ターエリア)とするように自動化することもできる。オ
ブジェクトパターンについても同様である。上記特定の
マークが2次元的なものであるときには、被検査物が傾
いていてもその傾きまで認識できるため、実施例におけ
るような傾き補正のための位置入力も自動化できる。
【0057】したがって、この発明における「指定入力
手段」は、マニュアル入力手段と自動入力手段との双方
を包含する。
【0058】また、この発明は、このプリント基板の検
査装置だけでなく、ICマスクパターンやリードフレー
ム、それに液晶表示用基板におけるパターン検査などに
おいても利用できる。
【0059】
【発明の効果】以上のように同一のパターンが複数面付
けされた被検査物の比較法による欠陥検査の場合に、請
求項1の発明では一部の単位パターンの画像を基準パタ
ーン画像とし、それ以外の単位パターンの画像を被検査
パターン画像として、被検査パターン画像を基準パター
ン画像と比較することにより欠陥検査を行うため、着目
する被検査物と比較すべき基準画像がない場合、すなわ
ち被検査物がひとつである場合や、複数の被検査物があ
ってもそのうちの基準検査物自身の検査の場合でも、比
較法による欠陥検査を行うことが可能である。
【0060】特に、請求項2の発明では、たとえば1次
元画像読取り装置と被検査物との相対移動とによって単
位パターンのマトリクス配列における行ごとに被検査物
の画像を得るような場合に、1行分の単位パターンを基
準パターンとすることによって、ひとつの行から基準パ
ターンと被検査パターンとを分離する必要がなくなり、
またそれを分類記憶するための画像データ記憶の再構築
も不要となるため、検査処理が効率化される。
【0061】また請求項3の発明では、被検査物が複数
ある場合において、基準となる被検査物の欠陥検査に比
較法を適用できるため、より正確な基準パターン画像を
容易に作成することができるとともに、それによって、
他の同種の被検査物における欠陥検査の精度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるマスターエリアおよびオブジェ
クトエリアの割り付け例を表す概念図である。
【図2】実施例における欠陥検査装置のブロック図であ
る。
【図3】実施例における欠陥検査装置の処理手順を表す
フローチャートである。
【図4】実施例における画像読み取り装置の斜視図であ
る。
【図5】実施例におけるプリスキャン時のカメラおよび
検査テーブルの動作説明図である。
【図6】実施例におけるマスターエリアの範囲指定の説
明図である。
【図7】実施例におけるオブジェクトエリアの位置決め
の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施例におけるオブジェクトエリアの位置決め
の説明図である。
【図9】実施例におけるマスターエリアと第1のオブジ
ェクトエリアとの相対的位置関係の概念図である。
【図10】実施例におけるマスター基板の本スキャンお
よび欠陥検査の概念図である。
【図11】実施例におけるマスター基板のフォワード側
検査領域の本スキャンおよび欠陥検査の処理手順を示す
フローチャートである。
【図12】実施例におけるマスター基板のリバース側検
査領域の本スキャンおよび欠陥検査の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】実施例におけるマスター基板のフォワード側
検査領域の比較法による欠陥検査の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】実施例におけるマスター基板の画像修正の説
明図である。
【符号の説明】
1 欠陥検査装置 10 検査画像制御装置 11 画像読み取り装置 12 A/D変換・二値化回路 13 メモリ回路 14 比較検査回路 15 デザインルール検査回路 16 I/F回路 17 CPU 18 グラフィック端末 19 ベリファイステーション 110 検査テーブル 111 基板載置用透光板 PB プリント基板(被検査物) CH0〜CH7 カメラ MA マスターエリア(基準パターンを規定するエリ
ア) OA1,OA2 オブジェクトエリア(被検査パターンを
規定するエリア) P11〜P33 単位パターン G1 マスター基準点付近の原2値画像 G2 オブジェクト基準点付近の原2値画像 D1 短絡欠陥 D2 細り欠陥

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の単位パターンが複数配列されてな
    る被検査物についてのパターン欠陥検査を行う装置であ
    って、 前記被検査物の画像を読取る読取手段と、 前記複数の単位パターン中の一部の単位パターンの画像
    を基準パターン画像として指定するための情報を入力す
    る指定入力手段と、 前記複数の単位パターンのそれぞれの画像のうち前記基
    準パターン画像以外の画像を被検査パターン画像として
    その被検査パターン画像を前記基準パターン画像と比較
    することにより、前記被検査パターンの欠陥検査を行う
    パターン比較検査手段と、を備えることを特徴とする欠
    陥検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、 前記被検査物上のパターンは、前記単位パターンをマト
    リクス状に配列してなるパターンとなっており、 前記基準パターンは、前記単位パターンのうち前記マト
    リクス状配列の1行分のパターンとして選択され、 前記被検査パターン画像は、前記マトリクス状配列の他
    の行とされていることを特徴とする欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の装置において、 前記パターン比較検査手段によって検出されたパターン
    欠陥について前記被検査物の画像を修正するための修正
    情報を入力する修正情報入力手段と、 前記修正情報に基づいて前記被検査物の画像を修正し、
    それによって前記被検査物全体の基準パターンを生成す
    る修正手段と、 前記被検査物全体の基準パターンと、同種の他の被検査
    物の画像とを比較することにより、前記他の被検査物に
    おけるパターン欠陥検査を行う基板比較検査手段と、を
    さらに備えることを特徴とする欠陥検査装置。
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