JP2005351631A - 欠陥検出装置および欠陥検出方法 - Google Patents

欠陥検出装置および欠陥検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005351631A
JP2005351631A JP2004169302A JP2004169302A JP2005351631A JP 2005351631 A JP2005351631 A JP 2005351631A JP 2004169302 A JP2004169302 A JP 2004169302A JP 2004169302 A JP2004169302 A JP 2004169302A JP 2005351631 A JP2005351631 A JP 2005351631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
defect
defect detection
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2004169302A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Onishi
浩之 大西
Yasushi Sasa
泰志 佐々
Hisaaki Kadoma
央章 角間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004169302A priority Critical patent/JP2005351631A/ja
Priority to US11/137,554 priority patent/US20050271261A1/en
Publication of JP2005351631A publication Critical patent/JP2005351631A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30141Printed circuit board [PCB]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30152Solder

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】画像記憶部に要求される記憶容量を低減しつつ微細なパターンの欠陥検出を容易に実現する。
【解決手段】欠陥検出装置1では、基板9の1つのダイ上において、単位パターンを分割して得られる複数の分割パターンのうち、1つの分割パターンに対応する帯状の領域であるスワスの2次元の画像データが取得される。欠陥検出装置1では、基準ダイの1つのスワスについて取得された基準画像が画像メモリ51に記憶され、被検査ダイの基準画像に対応するスワスについて取得された被検査画像と欠陥検出部52において比較されて被検査画像の欠陥が検出される。その結果、画像メモリ51に要求される記憶容量を低減しつつ被検査ダイのスワス上に形成された微細なパターンの欠陥検出を容易に実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物上のパターンの欠陥を検出する技術に関する。
半導体基板、プリント配線基板、フォトマスク、あるいは、リードフレーム等の外観を検査する分野において、従来より様々な検査手法が用いられている。例えば、特許文献1では、同一の単位パターンが多面付けされたプリント配線基板において、1つあるいは複数の単位パターンを読み取って基準パターンとして記憶し、基準パターン以外の被検査パターンとの比較を行って欠陥を検出する技術が開示されている。
また、特許文献2では、微細なパターンが形成された半導体メモリ等のパターン検査において、複数の単位パターンの画像データを多値のデジタル信号として順次取得し、信号の遅延により準備される隣接する単位パターンの同様の画像データと順次比較することにより欠陥を検出する欠陥検査装置が提案されている。特許文献3では、半導体基板においてチップとなる部分である複数のダイ(ペレット)について、基準となる1つのダイ全体を撮像して基準パターンとして記憶しておき、半導体基板上の任意の位置の他のダイに形成されたパターンの撮像結果と比較して欠陥を検出する欠陥検査装置が提案されている。
特開平8−189898号公報 特開平5−264464号公報 特開平11−40638号公報
ところで、特許文献2の欠陥検査装置では、配列されたパターンに対して僅かずつ連続的な形状変化が生じている場合には、隣接する単位パターン同士の比較では誤差が微小となってしまい欠陥を検出できないという問題点がある。特許文献3の欠陥検査装置では、このような問題は解決することができるが、特許文献2および特許文献3の欠陥検出装置では、基準となるダイに形成された単位パターン全体を撮像して基準パターンとして記憶するため、基準パターンを記憶する記憶装置の容量が大きくなってしまう。
このような欠陥検査装置の記憶装置に要求される容量の増大は、微細なパターンが形成される半導体基板等の欠陥検査(いわゆる、ミクロ欠陥検査)において特に顕著であり、例えば、25mm角のダイを50nm(ナノメートル)の分解能にて8ビットの濃淡画像で読み取った場合には、記憶装置に記憶すべき基準パターン(すなわち、ダイ1つ分)のデータ量は約233GB(ギガバイト)にもなる。また、このような欠陥検査装置では、検査スピードの向上も要求されており、基準パターンのデータ量が上記のように膨大なものとなると、これを高速に読み出す機構も必要となり、その結果、装置が大型化するとともに装置の製造コストも上昇してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、画像記憶部に要求される記憶容量を低減しつつ微細なパターンの欠陥検出を容易に実現することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、対象物上のパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、複数の単位領域のそれぞれに所定の単位パターンに対応するパターンが形成された対象物を撮像する撮像部と、前記単位パターンを分割して得られる複数の分割パターンのうち、1つの分割パターンに対応する第1画像を予め記憶する画像記憶部と、前記撮像部を制御することにより、1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して第2画像を取得する撮像制御部と、前記画像記憶部に記憶されている前記第1画像と前記第2画像とを比較する欠陥検出部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の欠陥検出装置であって、前記第1画像が、前記対象物上の予め定められた単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して取得された画像である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の欠陥検出装置であって、前記第1画像が、前記単位パターンの設計データに基づいて作成されたものであり、前記欠陥検出部が前記第2画像が有する欠陥を検出する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記撮像部が、撮像素子と、前記撮像素子を対象物に対して所定の移動方向に相対的に移動する移動機構とを備え、前記移動機構が前記撮像素子を前記移動方向に連続的に移動しつつ前記撮像素子により撮像される1つの単位領域中の帯状の領域が、前記1つの分割パターンに対応する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記画像記憶部が前記第1画像を他の分割パターンに対応するものに順次切り替えながら、前記撮像部が切り替えられた前記第1画像に対応する第2画像を取得することにより、前記欠陥検出部が前記1つの単位領域全体の欠陥を検出する。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記撮像制御部の制御により、前記撮像部が前記第2画像の取得に続いて、他の1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して次の第2画像が取得され、前記欠陥検出部が、前記撮像部により第2画像が取得される毎に、前記画像記憶部に記憶されている前記第1画像と前記第2画像とを比較して前記第2画像が有する欠陥を検出する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の欠陥検出装置であって、前記撮像部が、撮像素子と、前記撮像素子を対象物に対して所定の移動方向に相対的に移動する移動機構とを備え、前記移動機構が前記撮像素子を前記移動方向に連続的に移動することにより、前記1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する帯状の領域の撮像が行われた後に続いて、前記1つの単位領域に隣接する前記他の1つの単位領域の前記帯状の領域の撮像が行われる。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の欠陥検出装置であって、前記欠陥検出部により前記第1画像と前記第2画像とを比較して得られた第1欠陥情報を記憶する欠陥情報記憶部をさらに備え、前記撮像制御部の制御により、前記撮像部が前記第2画像の取得に続いて、他の1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して次の第2画像を取得し、前記欠陥検出部が、前記第1画像と前記次の第2画像との比較結果である第2欠陥情報と前記第1欠陥情報とが示す共通の欠陥を前記第1画像が有する欠陥として求める。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記撮像部が他の1つの単位領域を撮像することにより取得されたもう1つの第1画像を記憶するもう1つの画像記憶部をさらに備え、前記欠陥検出部が、前記第1画像と前記第2画像とを比較して検出された欠陥と、前記もう1つの第1画像と前記第2画像とを比較して検出された欠陥との共通の欠陥を前記第2画像が有する欠陥として求める。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記対象物が、微細なパターンが形成された半導体基板またはプリント配線基板である。
請求項11に記載の発明は、複数の単位領域のそれぞれに所定の単位パターンに対応するパターンが形成された対象物を撮像して前記対象物上のパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、前記単位パターンを分割して得られる複数の分割パターンのうち、1つの分割パターンに対応する第1画像を予め画像記憶部に記憶する記憶工程と、1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して第2画像を取得する撮像工程と、前記第2画像と前記第1画像とを比較する比較工程とを備える。
本発明では、画像記憶部に要求される記憶容量を低減しつつ微細なパターンの欠陥検出を容易に実現することができる。請求項2の発明では、実際の画像を第1画像とすることにより、第2画像と容易に比較することができる。請求項3の発明では、欠陥が全く存在しない第1画像と比較することにより、欠陥検出を精度良く行うことができる。
請求項4の発明では、1つの分割パターンに対応する画像を、連続的に撮像素子を移動しながら取得されるものとすることにより、効率良く画像を取得することができる。請求項5の発明では、単位領域全体の欠陥検出を容易に実現することができる。
請求項6の発明では、第1画像を更新することなく複数の第2画像に対して効率良く欠陥検出を行うことができる。請求項7の発明では、複数の単位領域の帯状の領域を1回の連続的な撮像素子の移動により検査することができる。
請求項8および請求項9の発明では、欠陥検出の精度を向上することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る欠陥検出装置1の構成を示す図である。欠陥検出装置1は、微細なパターンが形成された半導体基板(以下、「基板」という。)9上のパターンの欠陥を検出する装置である。
欠陥検出装置1は、基板9を保持するステージ2、基板9を撮像して基板9の多階調の画像データを取得する撮像部3、ステージ2上の基板9に対して撮像部3を相対的に移動するステージ駆動部21、および、各種演算処理を行うCPUや各種情報を記憶するメモリ等により構成されたコンピュータ4を備える。コンピュータ4は、撮像部3を制御する撮像制御部41、ステージ駆動部21を制御するステージ制御部42、および、各種情報を記憶する記憶部43を備える。
ステージ駆動部21は、ステージ2を図1中のX方向に移動するX方向移動機構22、および、Y方向に移動するY方向移動機構23を備える。X方向移動機構22はモータ221にボールねじ(図示省略)が接続され、モータ221が回転することにより、Y方向移動機構23がガイドレール222に沿って図1中のX方向に移動する。Y方向移動機構23もX方向移動機構22と同様の構成となっており、モータ231が回転するとボールねじ(図示省略)によりステージ2がガイドレール232に沿ってY方向に移動する。
撮像部3は、照明光を出射する照明部31、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入射する光学系32、および、光学系32により結像された基板9の像を電気信号に変換するCCDのラインセンサ33を備える。
図2は、基板9を示す平面図である。基板9は、後工程においてダイシングされて半導体チップとなる複数の単位領域(以下、「ダイ」という。)91を備え、複数のダイ91のそれぞれに、所定の単位パターン(すなわち、1つのダイ上に形成されるべき理想的な形状のパターン)に対応するパターンが形成されている。なお、図2では、図示の便宜上、各ダイ91上に形成されているパターンの図示を省略している(後述の図3および図8についても同様。)。
図3は、基板9の1つのダイ91を拡大して示す図である。欠陥検出装置1では、基板9が、図1に示すステージ駆動部21によりラインセンサ33の受光素子の配列方向(図1中のX方向)に垂直な方向(Y方向)に連続的に移動しつつラインセンサ33により撮像されることにより、単位パターンを分割して得られる複数の部分的なパターン(以下、「分割パターン」という。)のうち、1つの分割パターンに対応する図3中の帯状の領域(以下、「スワス」という。)910の2次元の画像データが取得される。欠陥検出装置1では、ラインセンサ33の受光素子群のX方向の幅(以下、単に「幅」という。)に対応する基板9上の幅、すなわち、スワス910の幅が、分割パターンの幅と等しくされる。なお、スワス910の幅は、分割パターンの幅より少し大きくされてもよく、この場合、1つのダイ91上において隣接するスワス910のX方向の端部は互いに重なり合うことになる。
欠陥検出装置1は、図1に示すように、1つの分割パターンに対応する基準画像を予め記憶する画像メモリ51、および、画像メモリ51に記憶されている基準画像と撮像制御部41に制御される撮像部3により取得されたダイ91の1つのスワス910の画像(すなわち、被検査画像)とを比較する欠陥検出部52をさらに備え、これらの構成は、例えば、コンピュータ4に追加された専用の回路基板上に設けられる。欠陥検出部52は、基準画像と被検査画像とを比較することにより基準画像または被検査画像の欠陥を検出する比較部521、および、比較部521により検出された欠陥情報を一時的に記憶する欠陥情報メモリ522を備える。
図4は、欠陥検出装置1による基板9上の欠陥検出動作の流れを示す図である。欠陥検出装置1では、まず、図1に示すステージ制御部42により制御されるステージ駆動部21により基板9が移動し、図2に示す基板9上の複数のダイ91のうち基準とするべく予め定められたダイ(図2中にて平行斜線および符号911を付して示す1つのダイであり、以下、他のダイ91と区別するために、「基準ダイ911」という。)が撮像部3の下方((−Z)側)に位置し、(−X)側の1つのスワス910(図3参照)の(+Y)側の端部が撮像部3による撮像位置に位置合わせされる。続いて、ステージ駆動部21により基板9を(+Y)方向に移動しつつ撮像部3により1つのスワス910が撮像され、取得された画像が基準画像として画像メモリ51に記憶される(ステップS11)。
基準画像が記憶されると、基準画像の欠陥検出が行われ、基準画像の欠陥情報が欠陥情報メモリ522に記憶される(ステップS12)。なお、基準画像の欠陥検出動作についは後述する。続いて、検査対象とされる複数のダイ(図2中にて細い平行斜線を付して示すY方向に直線状に配列された複数のダイであり、以下、他のダイ91と区別するために、「被検査ダイ912」という。)の(+Y)側の端に位置する被検査ダイ912が撮像部3の下方に位置し、(−X)側の1つのスワス910(すなわち、基準画像に対応するスワス910)の(+Y)側の端部が撮像部3による撮像位置に位置合わせされる。なお、被検査ダイ912は、必ずしも直線状に配列されている必要はなく、基板9上の任意の位置の複数のダイ91(ただし、基準ダイ911を除く。)が被検査ダイ912として選択されてよい。
被検査ダイ912の位置合わせが完了すると、ステージ駆動部21による基板9の(+Y)方向への移動が開始される(ステップS13)。欠陥検出装置1では、基板9の移動の間、撮像制御部41に制御されるラインセンサ33により被検査ダイ912の(−X)側のスワス910の撮像が連続的に行われて被検査画像が取得される。また、被検査画像の取得と並行して、画像メモリ51に記憶されている基準画像から被検査画像に対応する部位が順次読み出され、欠陥検出部52の比較部521により基準画像と被検査画像とが比較されて被検査画像が有する欠陥が検出される(ステップS14)。
欠陥検出装置1では、まず、必要に応じて、基準画像と被検査画像との位置ずれが補正され、比較部521により、基準画像と被検査画像との画素値が比較されて差分画像が生成される。次に、所定のしきい値にて差分画像が2値化されて欠陥部分と非欠陥(正常)部分とが明確に区別される。欠陥検出装置1では、1つの被検査ダイ912の1つのスワス910について生成された差分画像が欠陥情報として記憶部43に記憶される。なお、記憶部43に記憶される欠陥情報は、基準画像と被検査画像との差分画像から抽出された欠陥位置(差分が検出された位置)の座標値等の情報であってもよい。また、被検査画像の欠陥検出に際しては、ステップS12において欠陥情報メモリ522に記憶された基準画像の欠陥情報が参照され、基準画像上の欠陥の位置に対応する被検査画像上の位置においては、被検査画像の欠陥は検出されないものとして扱われる。
1つのスワス910についての欠陥情報が記憶部43に記憶されると、次の被検査ダイ912の存否が確認され(ステップS15)、次の被検査ダイ912が存在する場合には、基板9の(+Y)方向への移動が継続され、ステップS14に戻って、直前に検査が行われたスワス910の(−Y)側に隣接する次の被検査ダイ912のスワス910(すなわち、直前に撮像されたスワス910と同じ分割パターンに対応するスワス910)の撮像が行われて次の被検査画像が取得される。また、被検査画像の取得と並行して、比較部521による被検査画像の欠陥の検出が行われ、欠陥情報が記憶部43に記憶される(ステップS14)。
欠陥検出装置1では、全ての被検査ダイ912について、1つの分割パターンに対応するスワス910の撮像が撮像部3により繰り返し行われ、各被検査ダイ912の1つの被検査画像が取得される毎に、画像メモリ51に記憶されている基準画像と被検査画像とが比較部521により比較されて被検査画像が有する欠陥が検出される。
撮像制御部41により、全ての被検査ダイ912について1つの分割パターンに対応するスワス910の欠陥検出が完了したと判断されると(すなわち、ラインセンサ33が被検査ダイ912の配列の(−Y)側に位置すると)(ステップS15)、ステージ駆動部21による基板9の移動が停止され(ステップS16)、各被検査ダイ912の全てのスワス910(すなわち、各被検査ダイ912の全体)について欠陥検出が完了したか否かが確認される(ステップS17)。
撮像制御部41により、全てのスワス910についての欠陥検出が完了していないと判断されると、ステップS11に戻ってステージ駆動部21により基板9が移動し、次の分割パターンに対応する基準ダイ911の1つのスワス910(すなわち、図3における(−X)側から2番目のスワス910)が撮像位置に位置する。続いて、ステージ駆動部21により基板9を(+Y)方向に移動しつつ、撮像部3により(−X)側から2番目のスワス910が撮像され、取得された画像が新たな基準画像として既に記憶されている基準画像に代えて画像メモリ51に記憶される(ステップS11)。
新たな基準画像が記憶されると、ステージ駆動部21により基板9が移動し、(+Y)側の被検査ダイ912の新たな基準画像に対応するスワス910(すなわち、(−X)側から2番目のスワス910)の(+Y)側の端部が撮像位置に位置する。続いて、基板9の(+Y)方向への移動が開始され(ステップS13)、全ての被検査ダイ912について、新たな基準画像に対応するスワス910の撮像および被検査画像の取得、並びに、新たな基準画像と取得された被検査画像との比較による欠陥の検出が順次行われた後、基板9の移動が停止される(ステップS14〜S16)。
欠陥検出装置1では、各被検査ダイ912の全てのスワス910(すなわち、全ての分割パターンに対応するスワス910)についての欠陥検出が完了するまで、画像メモリ51に記憶される基準画像が新たな分割パターンに対応するものに順次切り替えられながら、被検査ダイ912の各スワス910の欠陥検出が繰り返され、各被検査ダイ912全体の欠陥が検出される(ステップS17)。なお、Y方向に直線状に配列される被検査ダイ912の列が、基板9上のX方向に複数列存在する場合には、各列の各被検査ダイ912について、1つの基準画像に対応するスワス910の欠陥が検出された後、基準画像の切り替えが行われる。
次に、図5を参照して、図4のステップS12に示す基準画像の欠陥検出動作の流れについて説明する。欠陥検出装置1では、まず、図2中に示す基準ダイ911以外の1つのダイ91が選択され、画像メモリ51に記憶されている基準画像に対応するスワス910の撮像がラインセンサ33により行われて画像(以下、「第1選択画像」という。)が取得される。欠陥検出部52の比較部521では、第1選択画像の取得と並行して、画像メモリ51に記憶されている基準画像と第1選択画像とが比較されて差分画像(以下、「第1差分画像」という。)が取得され(ステップS121)、2値化された上で欠陥情報メモリ522に記憶される(ステップS122)。
続いて、基準ダイ911、および、ステップS121において選択されたダイ91以外のもう1つのダイ91が選択され、撮像制御部41により制御されるラインセンサ33により基準画像に対応するスワス910が撮像されて画像(以下、「第2選択画像」という。)が取得される。比較部521では、第2選択画像の取得と並行して、画像メモリ51に記憶されている基準画像と第2選択画像とが比較されて2値化された差分画像(以下、「第2差分画像」という。)が取得される(ステップS123)。
そして、基準画像と第2選択画像との比較結果である第2差分画像と、欠陥情報メモリ522に記憶されている第1差分画像とが比較部521において比較され、論理積回路(いわゆる、AND回路)により求められた第1差分画像および第2差分画像が示す共通の差分情報(すなわち、第1差分画像および第2差分画像の双方において、差分が検出されている画素値の位置情報)が、基準画像が有する欠陥として求められて欠陥情報メモリ522に記憶される(ステップS124)。なお、基準画像の欠陥検出において選択される2つのダイ91は、図2中に示す被検査ダイ912であってもよい。また、3つ以上のダイ91との比較に基づいて基準画像の欠陥が検出されてもよい。
以上に説明したように、欠陥検出装置1では、1つのダイ91上に形成されるべき単位パターンを分割して得られる複数の分割パターンのうち、1つの分割パターンに対応する基準ダイ911上の1つのスワス910の画像データが基準画像として画像メモリ51に記憶され、基準画像に基づいて被検査ダイ912上の対応するスワス910の欠陥が検出される。その結果、画像メモリ51に要求される記憶容量を低減しつつ被検査ダイ912上に形成された微細なパターンの欠陥検出を容易に実現することができる。例えば、長さ25mmのスワス910を、幅方向の画素数2048画素、分解能50nmにて、8ビットの多階調画像として撮像した場合、この画像データを記憶する画像メモリ51に要求される記憶容量は、約977MB(メガバイト)となる。
欠陥検出装置1では、さらに、基準画像を順次切り替えながら被検査ダイ912上の全てのスワス910に対して欠陥検出を繰り返すことにより、画像メモリ51の記憶容量を増大させることなく被検査ダイ912全体の欠陥検出を容易に実現することができる。欠陥検出装置1は、特に、単位パターン全体に対応する基準画像を用いた場合に画像メモリ51に要求される記憶容量が非常に大きなものとなる対象物、すなわち、微細なパターンが形成された半導体基板やプリント配線基板等の欠陥検査に適している。
欠陥検出装置1では、ラインセンサ33の幅に対応する基板9上の幅、すなわち、スワス910の幅を分割パターンの幅と等しく(または、分割パターンの幅より大きく)して、1つの分割パターンに対応するスワス910の画像を、連続的にラインセンサ33を移動しながら取得されるものとすることにより、効率良く画像を取得することができる。また、基板9上の複数の被検査ダイ912に対して、基準画像に対応するスワス910の撮像および基準画像との比較を順次行うことにより、基準画像を更新することなく複数の被検査画像に対して効率良く欠陥検出を行うことができる。さらには、複数の被検査ダイ912(のスワス910)がラインセンサ33の移動方向に隣接して直線状に配列されている場合には、基準画像に対応する複数のスワス910を1回の連続的なラインセンサ33の移動により撮像し検査することができる。その結果、複数の被検査画像の欠陥検出をより効率良く行うことができる。
欠陥検出装置1では、ラインセンサ33により撮像された基準ダイ911の実際の画像(すなわち、被検査画像と同様の手法により取得された同質の画像)を基準画像とすることにより、基準画像と被検査画像とを容易に比較することができる。また、欠陥検出装置1では、基準画像と1つのダイ91の第1選択画像との比較結果である第1差分画像と、基準画像ともう1つのダイ91の第2選択画像との比較結果である第2差分画像とを比較して基準画像の欠陥情報が求められる。その結果、画像を記憶するための複数のメモリを設けることなく、2つの選択画像に基づいて基準画像の欠陥を検出することができ、装置の構造を簡素化しつつ基準画像の欠陥に基づく被検査画像の欠陥の誤検出を抑制して欠陥検出の精度を向上することができる。
なお、欠陥検出装置1では、被検査ダイ912の撮像方向が基準ダイ911の撮像方向と反対向きとされる(すなわち、被検査ダイ912の(−Y)側から(+Y)方向へと撮像する)ことにより、欠陥検出時における基板9のラインセンサ33に対する相対的な移動量が小さくされてもよい。この場合、被検査画像の取得と並行して行われる基準画像の読み出しは、基準画像の(−Y)側から(+Y)方向へと(すなわち、基準画像の取得時とは逆の順序で)行われる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る欠陥検出装置について説明する。第2の実施の形態に係る欠陥検出装置では、画像メモリ51に記憶される基準画像が、単位パターンの設計データに基づいて予め作成されたものであることを除き、装置の構成および欠陥検出動作は、図1に示す欠陥検出装置1とほぼ同様であり、以下の説明において同符号を付す。
第2の実施の形態に係る欠陥検出装置により欠陥検出が行われる際には、まず、1つの分割パターンに対応する基準画像(単位パターンの設計データから予め作成された画像をスワス910の幅に合わせて分割したもの)がコンピュータ4の入力部から入力されて画像メモリ51に記憶される(図4:ステップS11)。第2の実施の形態に係る欠陥検出装置では、ステップS12に示す基準画像の欠陥検出工程が省略され、基準画像を被検査画像との比較に適したものへと修正する処理が行われる。そして、被検査ダイ912の位置合わせが行われた後に基板9の移動が開始される(ステップS13)。その後、第1の実施の形態と同様に、欠陥検出部52の比較部521により、全ての被検査ダイ912について基準画像に対応するスワス910の被検査画像が有する欠陥の検出が行われ、基準画像が順次切り替えられながら全ての被検査ダイ912の全スワス910に対する欠陥検出が行われる(ステップS14〜S17)。
第2の実施の形態に係る欠陥検出装置では、欠陥が全く存在しない基準画像と被検査画像とを比較することにより、被検査画像の欠陥検出を精度良く行うことができる。また、第1の実施の形態に係る欠陥検出装置1と同様に、画像メモリ51に要求される記憶容量を低減しつつ被検査ダイ912上に形成された微細なパターンの欠陥検出を容易に実現することができる(以下の実施の形態についても同様。)。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る欠陥検出装置1aの構成を示す図である。欠陥検出装置1aでは、図1に示す欠陥検出装置1の画像メモリ51に代えて第1基準画像メモリ51aおよび第2基準画像メモリ51bが設けられ、欠陥検出部52の比較部521および欠陥情報メモリ522に代えて第1比較部521a、第2比較部521bおよび第3比較部521cが設けられる。その他の構成は図1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図7は、欠陥検出装置1aによる基板9上の欠陥検出動作の流れを示す図であり、図8は、基板9を示す平面図である。欠陥検出装置1aでは、まず、図8に示す基板9上の複数のダイ91から、基準となる2つのダイ(図8中にて平行斜線を付して示すダイであり、以下、「第1基準ダイ911a」および「第2基準ダイ911b」という。)が選択される。続いて、ステージ制御部42により制御されるステージ駆動部21により基板9が移動して第1基準ダイ911aが撮像部3の下方に位置し、検査対象とされる分割パターンに対応する(−X)側のスワス910の(+Y)側の端部が撮像位置に位置合わせされる。次に、基板9を(+Y)方向に移動しつつラインセンサ33によりスワス910が撮像され、取得された画像が第1基準画像として第1基準画像メモリ51aに記憶される(ステップS21)。
第1基準画像メモリ51aが記憶されると、第2基準ダイ911bの第1基準画像に対応するスワス910が同様に撮像され、取得された画像が第2基準画像として第2基準画像メモリ51bに記憶される(ステップS22)。
第1基準画像および第2基準画像が記憶されると、直線状に配列された複数の被検査ダイ912(図8中にて細い平行斜線を付して示す。)のうち、(+Y)側の被検査ダイ912が撮像部3の下方に位置し、第1基準画像および第2基準画像に対応するスワス910の(+Y)側の端部が撮像位置に位置合わせされる。続いて、基板9の(+Y)方向への移動が開始され(ステップS23)、ラインセンサ33によるスワス910の撮像が連続的に行われて被検査画像が取得される。
欠陥検出部52では、被検査画像の取得と並行して、第1基準画像メモリ51aに記憶されている第1基準画像と被検査画像とが第1比較部521aにより比較されて第1差分画像が生成され、第2基準画像メモリ51bに記憶されている第2基準画像と被検査画像とが第2比較部521bにより比較されて第2差分画像が生成される(ステップS24)。これらの差分画像は、必要に応じて2値化される。第1差分画像および第2差分画像(すなわち、第1基準画像に基づいて検出された被検査画像の欠陥、および、第2基準画像に基づいて検出された被検査画像の欠陥)は第3比較部521cに送られ、両差分画像の共通部分(すなわち、双方の差分画像において基準画像と被検査画像との差分が検出されている部分)が被検査画像が有する欠陥として求められて記憶部43に記憶される(ステップS25)。
その後、撮像制御部41により次の被検査ダイ912の存否が確認され(ステップS26)、次の被検査ダイ912が存在する場合には、ステップS24に戻って次の(すなわち、(−Y)側に隣接する)被検査ダイ912のスワス910の被検査画像が取得されて欠陥検出が行われる(ステップS24,S25)。全ての被検査ダイ912について1つの分割パターンに対応するスワス910の欠陥検出が完了したと判断されると(ステップS26)、基板9の移動が停止され(ステップS27)、各被検査ダイ912の全てのスワス910(すなわち、各被検査ダイ912の全体)について欠陥検出が完了したか否かが確認される(ステップS28)。
撮像制御部41により、全てのスワス910についての欠陥検出が完了していないと判断されると、ステップS21に戻って、第1基準画像メモリ51aおよび第2基準画像メモリ51bの第1基準画像および第2基準画像が順次、次の分割パターンに対応するものへと切り替えられながら全ての被検査ダイ912の全スワス910に対する欠陥検出が行われる(ステップS21〜S28)。
以上に説明したように、欠陥検出装置1aでは、2つの基準画像(第1基準画像および第2基準画像)の双方と異なっている部分を被検査画像の欠陥として検出することにより、基準画像の欠陥に基づく被検査画像の欠陥の誤検出を抑制して欠陥検出の精度を向上することができる。
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る欠陥検出装置の動作の流れを示す図である。第4の実施の形態に係る欠陥検出装置では、2つの基準ダイ911(第1基準ダイ911aおよび第2基準ダイ911b)を用いて1つの被検査ダイ912の欠陥検出が行われる。第4の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成は、図1に示す欠陥検出装置1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
第4の実施の形態に係る欠陥検出装置では、まず、第1基準ダイ911aの1つのスワス910が撮像され、取得された第1基準画像が画像メモリ51に記憶される(ステップS31)。続いて、被検査ダイ912の第1基準画像に対応するスワス910が撮像されて被検査画像が取得されるとともに、画像メモリ51に記憶された第1基準画像との比較が行われて第1差分画像が生成され(ステップS32)、欠陥情報メモリ522に記憶される(ステップS33)。
第1差分画像が記憶されると、第2基準ダイ911bの第1基準画像に対応するスワス910が撮像され、取得された第2基準画像が第1基準画像に代えて画像メモリ51に記憶される(ステップS34)。そして、被検査ダイ912の第1基準画像および第2基準画像に対応するスワス910が再度撮像されて被検査画像が取得されるとともに、画像メモリ51に記憶された第2基準画像との比較が行われて第2差分画像が生成される(ステップS35)。比較部521では、第2差分画像と欠陥情報メモリ522に記憶されている第1差分画像との比較が行われ、両差分画像が示す共通の差分情報(すなわち、第1差分画像および第2差分画像の双方において、差分が検出されている画素値の位置情報)が、被検査画像が有する欠陥として求められて記憶部43に記憶される(ステップS36)。
第4の実施の形態に係る欠陥検出装置では、被検査ダイ912の全スワス910についてステップS31〜S36に示す動作が繰り返されることにより被検査ダイ912全体の欠陥検出が完了する(ステップS37)。その結果、1つの被検査ダイ912の欠陥検出を行う際に、基準画像を記憶するための複数のメモリを設けることなく、基準画像の欠陥に基づく被検査画像の欠陥の誤検出を抑制して欠陥検出の精度を向上することができる。
第4の実施の形態に係る欠陥検出装置では、第1基準画像および第2基準画像の代わりに被検査画像が画像メモリ51に記憶されてもよい。この場合、被検査画像が記憶された後に第1基準画像が取得され、画像メモリ51に記憶されている被検査画像と比較されて第1差分画像が欠陥情報メモリ522に記憶される。続いて、第2基準画像が取得され、被検査画像と比較されて第2差分画像が生成され、さらに、欠陥情報メモリ522に記憶されている第1差分画像と比較されることにより被検査画像の欠陥が検出される。その後、画像メモリ51に記憶されている被検査画像を切り替えつつ被検査ダイ912全体について欠陥検出が行われることにより、第4の実施の形態に係る欠陥検出装置による1つの被検査ダイ912の欠陥検出動作を簡素化することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、撮像部3に設けられる撮像素子はラインセンサには限定されず、ダイ91の上方を移動しつつ繰り返し撮像を行うことによりスワス910を撮像する2次元のセンサであってもよい。また、スワス910の撮像において電子ビームが利用されてもよい。
各被検査ダイ912に対する欠陥検出は、(+X)側のスワス910から順次行われてもよい。また、欠陥検出装置では、基板9上において複数の被検査ダイ912が直線状に配列されていなくてもよく、この場合であっても、基準画像を更新することなく複数の被検査ダイ912の対応するスワス910(の被検査画像)に対して効率良く欠陥検出を行うことができる。
欠陥検出装置では、基板9のラインセンサ33に対する移動は相対的なものであってよく、ステージ駆動部21に代えて、撮像部3にラインセンサ33を移動する機構が設けられてもよい。
欠陥検出装置における欠陥検出の対象物は半導体基板およびプリント配線基板には限定されず、例えば、フォトマスクやリードフレーム等であってもよい。
第1の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成を示す図である。 基板を示す平面図である。 ダイを拡大して示す図である。 欠陥検出装置による欠陥検出動作の流れを示す図である。 基準画像の欠陥検出動作の流れを示す図である。 第3の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成を示す図である。 欠陥検出装置による欠陥検出動作の流れを示す図である。 基板を示す平面図である。 第4の実施の形態に係る欠陥検出装置の動作の流れを示す図である。
符号の説明
1,1a 欠陥検出装置
3 撮像部
9 基板
21 ステージ駆動部
33 ラインセンサ
41 撮像制御部
51 画像メモリ
51a 第1基準画像メモリ
51b 第2基準画像メモリ
52 欠陥検出部
91 ダイ
522 欠陥情報メモリ
910 スワス
911 基準ダイ
911a 第1基準ダイ
911b 第2基準ダイ
912 被検査ダイ
S11〜S17,S21〜S28,S31〜S37,S121〜S124 ステップ

Claims (11)

  1. 対象物上のパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    複数の単位領域のそれぞれに所定の単位パターンに対応するパターンが形成された対象物を撮像する撮像部と、
    前記単位パターンを分割して得られる複数の分割パターンのうち、1つの分割パターンに対応する第1画像を予め記憶する画像記憶部と、
    前記撮像部を制御することにより、1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して第2画像を取得する撮像制御部と、
    前記画像記憶部に記憶されている前記第1画像と前記第2画像とを比較する欠陥検出部と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  2. 請求項1に記載の欠陥検出装置であって、
    前記第1画像が、前記対象物上の予め定められた単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して取得された画像であることを特徴とする欠陥検出装置。
  3. 請求項1に記載の欠陥検出装置であって、
    前記第1画像が、前記単位パターンの設計データに基づいて作成されたものであり、前記欠陥検出部が前記第2画像が有する欠陥を検出することを特徴とする欠陥検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記撮像部が、
    撮像素子と、
    前記撮像素子を対象物に対して所定の移動方向に相対的に移動する移動機構と、
    を備え、
    前記移動機構が前記撮像素子を前記移動方向に連続的に移動しつつ前記撮像素子により撮像される1つの単位領域中の帯状の領域が、前記1つの分割パターンに対応することを特徴とする欠陥検出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記画像記憶部が前記第1画像を他の分割パターンに対応するものに順次切り替えながら、前記撮像部が切り替えられた前記第1画像に対応する第2画像を取得することにより、前記欠陥検出部が前記1つの単位領域全体の欠陥を検出することを特徴とする欠陥検出装置。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記撮像制御部の制御により、前記撮像部が前記第2画像の取得に続いて、他の1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して次の第2画像が取得され、
    前記欠陥検出部が、前記撮像部により第2画像が取得される毎に、前記画像記憶部に記憶されている前記第1画像と前記第2画像とを比較して前記第2画像が有する欠陥を検出することを特徴とする欠陥検出装置。
  7. 請求項6に記載の欠陥検出装置であって、
    前記撮像部が、
    撮像素子と、
    前記撮像素子を対象物に対して所定の移動方向に相対的に移動する移動機構と、
    を備え、
    前記移動機構が前記撮像素子を前記移動方向に連続的に移動することにより、前記1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する帯状の領域の撮像が行われた後に続いて、前記1つの単位領域に隣接する前記他の1つの単位領域の前記帯状の領域の撮像が行われることを特徴とする欠陥検出装置。
  8. 請求項2に記載の欠陥検出装置であって、
    前記欠陥検出部により前記第1画像と前記第2画像とを比較して得られた第1欠陥情報を記憶する欠陥情報記憶部をさらに備え、
    前記撮像制御部の制御により、前記撮像部が前記第2画像の取得に続いて、他の1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して次の第2画像を取得し、
    前記欠陥検出部が、前記第1画像と前記次の第2画像との比較結果である第2欠陥情報と前記第1欠陥情報とが示す共通の欠陥を前記第1画像が有する欠陥として求めることを特徴とする欠陥検出装置。
  9. 請求項1ないし4のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記撮像部が他の1つの単位領域を撮像することにより取得されたもう1つの第1画像を記憶するもう1つの画像記憶部をさらに備え、
    前記欠陥検出部が、前記第1画像と前記第2画像とを比較して検出された欠陥と、前記もう1つの第1画像と前記第2画像とを比較して検出された欠陥との共通の欠陥を前記第2画像が有する欠陥として求めることを特徴とする欠陥検出装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記対象物が、微細なパターンが形成された半導体基板またはプリント配線基板であることを特徴とする欠陥検出装置。
  11. 複数の単位領域のそれぞれに所定の単位パターンに対応するパターンが形成された対象物を撮像して前記対象物上のパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    前記単位パターンを分割して得られる複数の分割パターンのうち、1つの分割パターンに対応する第1画像を予め画像記憶部に記憶する記憶工程と、
    1つの単位領域の前記1つの分割パターンに対応する領域を撮像して第2画像を取得する撮像工程と、
    前記第2画像と前記第1画像とを比較する比較工程と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出方法。
JP2004169302A 2004-06-08 2004-06-08 欠陥検出装置および欠陥検出方法 Abandoned JP2005351631A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004169302A JP2005351631A (ja) 2004-06-08 2004-06-08 欠陥検出装置および欠陥検出方法
US11/137,554 US20050271261A1 (en) 2004-06-08 2005-05-26 Apparatus and method for detecting defects of pattern on object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004169302A JP2005351631A (ja) 2004-06-08 2004-06-08 欠陥検出装置および欠陥検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005351631A true JP2005351631A (ja) 2005-12-22

Family

ID=35448974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004169302A Abandoned JP2005351631A (ja) 2004-06-08 2004-06-08 欠陥検出装置および欠陥検出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050271261A1 (ja)
JP (1) JP2005351631A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143198A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Mega Trade Corp 外観検査システム
WO2021038633A1 (ja) * 2019-08-23 2021-03-04 株式会社日立ハイテク 欠陥検査方法、欠陥検査装置
JP2022504419A (ja) * 2018-10-19 2022-01-13 ケーエルエー コーポレイション 画素アライメントのための補正ループを使用する欠陥位置判定

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4125273B2 (ja) * 2004-08-24 2008-07-30 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその方法、プログラム
JP4366318B2 (ja) * 2005-01-11 2009-11-18 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその方法、プログラム
US7605821B1 (en) * 2005-09-29 2009-10-20 Adobe Systems Incorporated Poisson image-editing technique that matches texture contrast
WO2010032562A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 検査対象物の欠陥の発見を支援するシステム及び方法
JP6852359B2 (ja) * 2016-11-16 2021-03-31 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
US10620618B2 (en) * 2016-12-20 2020-04-14 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for determining relationships between defects
US10249033B1 (en) 2016-12-20 2019-04-02 Palantir Technologies Inc. User interface for managing defects
US11314721B1 (en) 2017-12-07 2022-04-26 Palantir Technologies Inc. User-interactive defect analysis for root cause
CN111784666A (zh) * 2020-06-30 2020-10-16 深兰科技(达州)有限公司 基于学习记忆的led灯珠缺陷检测方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6083328A (ja) * 1983-10-13 1985-05-11 Fujitsu Ltd フオトマスクの検査方法
US5586058A (en) * 1990-12-04 1996-12-17 Orbot Instruments Ltd. Apparatus and method for inspection of a patterned object by comparison thereof to a reference
IL125217A (en) * 1990-12-04 1999-10-28 Orbot Instr Ltd Apparatus and method for microscopic inspection of articles
JP2999679B2 (ja) * 1994-11-30 2000-01-17 大日本スクリーン製造株式会社 パターン欠陥検査装置
JP3515199B2 (ja) * 1995-01-06 2004-04-05 大日本スクリーン製造株式会社 欠陥検査装置
US6466314B1 (en) * 1998-09-17 2002-10-15 Applied Materials, Inc. Reticle design inspection system
WO2000028309A1 (en) * 1998-11-05 2000-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for inspecting inferiority in shape
CA2296143A1 (fr) * 2000-01-18 2001-07-18 9071 9410 Quebec Inc. Systeme d'inspection optique
JP3927353B2 (ja) * 2000-06-15 2007-06-06 株式会社日立製作所 比較検査における画像の位置合せ方法、比較検査方法及び比較検査装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143198A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Mega Trade Corp 外観検査システム
JP2008286692A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Mega Trade:Kk 外観検査システム
JP2022504419A (ja) * 2018-10-19 2022-01-13 ケーエルエー コーポレイション 画素アライメントのための補正ループを使用する欠陥位置判定
JP7236535B2 (ja) 2018-10-19 2023-03-09 ケーエルエー コーポレイション 画素アライメントのための補正ループを使用する欠陥位置判定
WO2021038633A1 (ja) * 2019-08-23 2021-03-04 株式会社日立ハイテク 欠陥検査方法、欠陥検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20050271261A1 (en) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050271261A1 (en) Apparatus and method for detecting defects of pattern on object
JP4594144B2 (ja) 検査装置および位置ずれ量取得方法
US7366343B2 (en) Pattern inspection method and apparatus
US7639863B2 (en) Die-to-database photomask defect detection using region data to modify inspection thresholds
JP4008291B2 (ja) パターン検査装置、パターン検査方法およびプログラム
JP4652391B2 (ja) パターン検査装置、及び、パターン検査方法
JP4484844B2 (ja) 画像二値化処理方法、画像処理装置及びコンピュータプログラム
JP2005156475A (ja) パターン欠陥検査装置およびパターン欠陥検査方法
US10192304B2 (en) Method for measuring pattern width deviation, and pattern inspection apparatus
US6512843B1 (en) Pattern comparison method and appearance inspection machine for performance comparison based on double detection without delay
US8031932B2 (en) Pattern inspection apparatus and method
US8078012B2 (en) Pattern inspection apparatus and method
JP3409670B2 (ja) 外観検査方法およびその装置
JP5178781B2 (ja) センサ出力データの補正装置及びセンサ出力データの補正方法
JP4111613B2 (ja) 半導体検査方法及び装置
JP2000283929A (ja) 配線パターン検査方法及びその装置
JP2009097959A (ja) 欠陥検出装置及び欠陥検出方法
JP2006269624A (ja) 光学式外観検査装置のアライメント高速化法、これを用いたパターン検査装置
JP2008046012A (ja) 欠陥検出装置および欠陥検出方法
JP2006242681A (ja) 外観検査装置
JP2009188175A (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
JP4502186B2 (ja) 欠陥検出装置および欠陥検出方法
JP4650813B2 (ja) レチクル欠陥検査装置およびレチクル欠陥検査方法
JP4886981B2 (ja) チップ検査装置及びチップ検査方法
JP4261535B2 (ja) マスク検査装置におけるアライメント方法および評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20080820