JPH08189663A - 空気調和機の水受け - Google Patents

空気調和機の水受け

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Publication number
JPH08189663A
JPH08189663A JP7001044A JP104495A JPH08189663A JP H08189663 A JPH08189663 A JP H08189663A JP 7001044 A JP7001044 A JP 7001044A JP 104495 A JP104495 A JP 104495A JP H08189663 A JPH08189663 A JP H08189663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water receiver
water
receiver
drain
cured film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7001044A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kosugi
真一 小杉
Toshiharu Sasaki
俊治 佐々木
Masahiro Ito
将弘 伊藤
Atsuyasu Kobayashi
敦泰 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH08189663A publication Critical patent/JPH08189663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】発泡ポリプロピレンで成形した水受け11の表
面に加熱処理を施すと、表面のポリプロピレンが熱硬化
し硬化被膜が形成される。その結果、耐水性,耐薬品性
に優れた水受けを単一材料で製作することができる。 【効果】水受けシートが不要となり作業工数,製造コス
トの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の水受けに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の水受けは発泡スチロ
ールで構成され、その表面に耐水性のシートが貼り付け
られている。また、耐水性のシートの代わりに発泡スチ
ロールの表面に被膜を形成した水受けもある。表面に被
膜を形成した水受けに関しては特開平1−212834 号公報
に掲載の技術を挙げることができる。本公報では、発泡
スチロールの表面にコーティング材で所定厚さの被膜を
形成することにより耐油性のスチロール製水受けを提供
している。しかし、この方法では水受け本体と被膜とが
異なる材料であるため水受けの一体成形が困難である等
の問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、空気
調和機の水受けの製作において、水受けシートを廃止す
ることで作業工程を簡略化することである。また、水受
けに使用する材料の種類を低減し、より安価な水受けを
提供することにある。
【0004】本発明の他の目的は、水受けシートを使用
せずとも水漏れの恐れがない、耐浸水性の良好な水受け
を提供することにある。
【0005】本発明の更に他の目的は、耐薬品性,抗菌
性に優れた水受けを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例によれ
ば、水受けを成形した後、その表面を加熱処理すること
により硬化被膜を有する水受けが提供される。
【0007】
【作用】本発明により硬化被膜を有する水受けが提供さ
れるため、従来の水受けシートを廃止することが可能と
なる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による空気調和機の室内機の断
面図である。ファンモータ2,ターボファン3,熱交換
器4は外板1より吊りさげられている。熱交換器4の下
方には冷房運転,除湿運転の際生じるドレン水を受ける
ための水受け5が取り付けられている。また、外板1に
化粧パネル6が取り付けられている。
【0009】図2は水受け5の平面図である。水受け5
には傾斜をつけたドレン排水溝7があり、この溝に沿っ
てドレン水は流れドレン排水口8のある部分に一旦貯え
られる。ドレン水は一定量貯えられるとドレンポンプで
室内機の外部に排出される。
【0010】図3は水受け5の断面図である。水受け5
は露付き防止,軽量化のため発泡スチロールで作られて
いる。しかし、ドレン水が流れる面は耐浸水性、かつ薬
品,油類等による腐食に耐えうる構造である必要がある
ため、従来は水受け5の表面にABS樹脂シートを用い
た水受けシート9を貼り付けていた。
【0011】図4は本発明による水受け10の断面図で
ある。水受け10は発泡ポリプロピレンで構成されドレ
ン水が流れる部分の表面にポリプロピレンの硬化被膜1
1を形成したものである。従来の水受けシート9の代わ
りに水受けの表面を硬化被膜11で覆うことにより耐浸
水性,耐腐食性を持たせている。
【0012】図5は硬化皮膜11を有する水受け10の
成形方法である。はじめに発泡ポリプロピレンで水受け
10を成形する。次に、水受けのドレン水の流れる面と
同様の面形状を持つ上型12とそれを支持する下型13
を準備する。上型12を高温状態で先に成形した水受け
本体14に接触させると水受け本体14表面の発泡ポリ
プロピレンが熱硬化し、硬化被膜11を成形することが
できる。
【0013】また、発泡ポリプロピレンの表面に硬化被
膜11を形成する他の方法として次のような方法があ
る。上型12と下型13を組み合わせた状態でポリプロ
ピレンを発泡させ水受け9を成形する。水受け9を型か
ら取り外さず、一旦、水受け9を冷却する。次に、上型
12に組み込まれた電熱線15に通電し上型12を過熱
することにより、水受け9の表面が熱硬化し硬化被膜1
1が形成される。この方法により硬化被膜を有する水受
け9を同一材料で一体成形することができる。
【0014】電熱線15の加熱時間、および加熱温度を
制御すればポリプロピレンに生成される硬化被膜の厚さ
を調整することも可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明の一実施例によれば、水受けシー
トが不要となり作業工数,製造コストの低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の室内機の断面図。
【図2】水受け平面図。
【図3】従来の水受けの断面図。
【図4】本発明による水受けの断面図。
【図5】硬化被膜成形法の説明図。
【符号の説明】
10…水受け、11…硬化被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 将弘 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 小林 敦泰 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送吸風手段と熱交換手段とを支持する筐体
    からなる空気調和機において、熱交換器からの凝縮水を
    受ける水受けが発泡ポリプロピレンで構成されることを
    特徴とする空気調和機の水受け。
JP7001044A 1995-01-09 1995-01-09 空気調和機の水受け Pending JPH08189663A (ja)

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JP7001044A JPH08189663A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 空気調和機の水受け

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107923652A (zh) * 2015-10-27 2018-04-17 大金工业株式会社 空调机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107923652A (zh) * 2015-10-27 2018-04-17 大金工业株式会社 空调机
CN107923652B (zh) * 2015-10-27 2019-01-29 大金工业株式会社 空调机

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