JPH08189250A - ドア取付構造、ドアエッジ材、およびパネル材 - Google Patents

ドア取付構造、ドアエッジ材、およびパネル材

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JPH08189250A
JPH08189250A JP71595A JP71595A JPH08189250A JP H08189250 A JPH08189250 A JP H08189250A JP 71595 A JP71595 A JP 71595A JP 71595 A JP71595 A JP 71595A JP H08189250 A JPH08189250 A JP H08189250A
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door
cushioning material
panel
width direction
cushioning
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JP71595A
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Taro Tatsuno
太郎 竜野
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Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドアを閉めたときに生じる衝撃の緩衝機能を向
上させて、大きな衝撃や音を生じ難くする。 【構成】ドア開口部1の左右両側に位置する一対の壁2
A,2Bの何れか一方に、ドア4がヒンジ3を介して回
転自在に連結されているドア取付構造であって、上記ド
ア4の横幅方向両端部4a,4bには、このドア4の閉
まり方向に向く緩衝材7と緩衝材用当接面8とがこのド
ア4の厚み方向および横幅方向の位置が互いに異なるよ
うに段違い状に設けられ、上記一対の壁2A,2Bのド
ア開口部1に対面する各端部5a,5bには、上記ドア
4が閉められたときに上記ドア4の緩衝材7と緩衝材用
当接面8とに各々当接する緩衝材用当接面8と緩衝材7
とが段違い状に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ドア取付構造、ドア
エッジ材、およびパネル材に関し、ドアを急激に閉めた
ときに発生するドアの衝撃や音を小さくするための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
の住宅家屋内に取付けられたドアを始めとして、トイレ
ブースやその他の施設の各種のドアにおいては、ドアを
急激に閉めたときの衝撃や音を小さくする対策が要請さ
れる。そこで、従来では、ドアの先端部またはこのドア
が閉められたときに対面する壁面などの適当な箇所に、
ゴム製などの緩衝材を設けておく手段が適宜採用されて
いた。
【0003】しかしながら、上記従来の手段では、緩衝
材をドアの先端部などに小面積で部分的に設けただけの
構造に過ぎないために、一定の面積、厚み、および重量
を有するドアの衝撃力を適切に吸収させることが困難と
なっていた。したがって、ドアを急激に閉めたときの衝
撃や音を充分に緩和することができず、この点で難点を
有していた。
【0004】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、ドアを閉めたときに生じる衝撃
の緩衝機能を向上させて、大きな衝撃や音を生じ難くす
ることをその課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0006】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
は、ドア開口部の左右両側に位置する一対の壁の何れか
一方に、ドアがヒンジを介して回転自在に連結されてい
るドア取付構造であって、上記ドアの横幅方向両端部に
は、このドアの閉まり方向に向く緩衝材と緩衝材用当接
面とがこのドアの厚み方向および横幅方向の位置が互い
に異なるように段違い状に設けられているとともに、上
記一対の壁のドア開口部に対面する各端部には、上記ド
アが閉められたときに上記ドアの緩衝材と緩衝材用当接
面とに各々当接する緩衝材用当接面と緩衝材とが段違い
状に設けられていることを特徴としている。
【0007】上記請求項1に記載の発明に係るドア取付
構造では、請求項2に記載の通り、上記一対の壁および
ドアを、アルミまたはアルミ系合金によって押出し成形
された1または複数のパネル材によって構成することが
できる。
【0008】本願の請求項3に記載の発明は、ドア開口
部の左右両側に位置する一対の壁の何れか一方に、ドア
がヒンジを介して回転自在に連結されているドア取付構
造に用いられるドアエッジ材であって、上記ドアの横幅
方向両端部または上記一対の壁のドア開口部に対面する
各端部の何れかの端部に沿ってこのドアエッジ材を取付
けるための取付手段を横幅方向の一側面部に有し、か
つ、その横幅方向の他側面部には、このドアエッジ材の
横幅方向と直交または略直交する方向を向く緩衝材と、
この緩衝材と同一方向を向く緩衝材用当接面とが、この
ドアエッジ材の横幅方向およびこの横幅方向に直交する
厚み方向の位置が互いに異なるように段違い状に設けら
れていることを特徴としている。
【0009】上記請求項3に記載の発明に係るドアエッ
ジ材においては、請求項4に記載の通り、上記緩衝材と
緩衝材用当接面とは、ドアエッジ材全体をその上下方向
に沿う長手方向の軸心周りに180度回転させたとき
に、上記緩衝材用当接面が回転前の位置の緩衝材に対面
配置するとともに、上記緩衝材が回転前の位置の緩衝材
用当接面に対面配置するように設定することができる。
【0010】また、上記請求項3または4に記載の発明
に係るドアエッジ材においては、請求項5に記載の通
り、上記取付手段を、上記ドアまたは上記一対の壁を形
成する1または複数のパネル材の端部に嵌合または係合
可能な突出片とすることができる。
【0011】本願の請求項6に記載の発明は、ドア開口
部の左右両側に位置する一対の壁、またはこの壁にヒン
ジを介して回転自在に連結されるドアを形成するための
パネル材であって、その横幅方向両端部またはその一端
部には、このパネル材の横幅方向と直交または略直交す
る方向を向く緩衝材と、この緩衝材と同一方向を向く緩
衝材用当接面とが、このパネル材の横幅方向および厚み
方向の位置が互いに異なるように段違い状に設けられて
いることを特徴としている。
【0012】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載の発明に
係るドア取付構造においては、ドアの横幅方向両端部お
よびドア開口部の左右両側に位置する一対の壁の各端部
の計四箇所には、緩衝材と緩衝材用当接面とがドアの厚
み方向および横幅方向の位置が互いに異なるように段違
い状に設けられているために、ドアが閉められたときに
は、これら計四箇所ずつの緩衝材と緩衝材用当接面どう
しを互いに当接させることができる。しかも、これら緩
衝材と緩衝材用当接面との当接は、ドアの横幅方向両端
部の各所において行われるとともに、これらドアの横幅
方向両端部の各所においてドアの厚み方向の異なる二箇
所ずつの位置でも行われる。
【0013】したがって、緩衝材の面積が単に増加する
だけではなく、上記した緩衝材によって衝撃力を緩和で
きる箇所が、立体的な分布状況となり、一定の面積、厚
み、および重量を有するドアに生じる衝撃力の緩和を上
記各緩衝材によって効率よく行うことができる。その結
果、ドアが急激に閉められたときの衝撃や音を従来より
も小さくできるという格別な効果が得られる。
【0014】請求項3に記載の発明に係るドアエッジ材
においては、このドアエッジ材をその横幅方向の一側面
部に設けられた取付手段を介してドアの横幅方向両端部
またはドア開口部に対面する一対の壁の各端部に取付け
ることができる。また、このドアエッジ材の横幅方向の
他側面部には、このドアエッジ材の横幅方向と直交また
は略直交する方向を向く緩衝材と緩衝材用当接面とが段
違い状に設けられているために、上記各端部へドアエッ
ジ材を取付けたときには、これら段違い状の緩衝材と緩
衝材用当接面とをドアの開口部方向に対面させて取付け
ることができる。
【0015】したがって、このドアエッジ材をドアの横
幅方向両端部やドア開口部に対面する一対の壁の各端部
に取付けることにより、ドアが閉められた際において、
このドアの横幅方向両端部の各々に取付けられたドアエ
ッジ材の緩衝材と緩衝材用当接面を、上記一対の壁の各
端部に取付けられたドアエッジ材の緩衝材用当接面と緩
衝材に各々当接させることができる。また、これら緩衝
材と緩衝材用当接面との当接は、ドアの横幅方向両端部
の各所において行わせることができるとともに、これら
ドアの横幅方向両端部の各所においてドアの厚み方向の
異なる二箇所の位置でも行わせることができる。
【0016】その結果、請求項1の場合と同様に、緩衝
材の総面積を大きくできるだけではなく、緩衝材によっ
てドアの衝撃力を吸収できる箇所を立体的な分布状況と
することができて、ドアに生じる衝撃力の緩和を効率よ
く行わせることができ、ドアが急激に閉められたときの
衝撃や音を従来よりも小さくできるという格別な効果が
得られる。
【0017】請求項4に記載の発明に係るドアエッジ材
においては、このドアエッジ材全体をその上下方向に沿
う長手方向の軸心周りに180度回転させれば、緩衝材
用当接面が回転前の位置の緩衝材に対面配置するととも
に、緩衝材が回転前の位置の緩衝材用当接面に対面配置
する関係にあるために、たとえばドアの横幅方向両端部
に取付けるドアエッジ材と、これに対面するように一対
の壁の各端部に取付けるドアエッジ材とは、実質的には
同一種類のドアエッジ材を用いることが可能となる。し
たがって、異なる形状のドアエッジ材を多数種類準備す
る必要がなくなり、ドアエッジ材の製造コストを安価に
できるという格別な効果が得られる。
【0018】請求項5に記載の発明に係るドアエッジ材
においては、このドアエッジ材をドアの横幅方向両端部
やドア開口部に対面する一対の壁の各端部へ取付ける作
業は、上記ドアまたは上記一対の壁を形成する1または
複数のパネル材の端部に、ドアエッジ材の突出片を嵌合
または係合させることにより行うことができる。したが
って、ドアエッジ材の取付け作業を容易にできるという
効果が得られる。
【0019】請求項6に記載の発明に係るパネル材にお
いては、このパネル材を用いてドア開口部の左右両側に
位置する一対の壁、またはこの壁にヒンジを介して回転
自在に連結されるドアを形成することにより、ドアが閉
められたときにこのドアの横幅方向両端部に設けられた
緩衝材と緩衝材用当接面とを、一対の壁の各端部に設け
られた緩衝材用当接面と緩衝材とに各々当接させること
ができるドア取付構造を構築することができる。しか
も、これら緩衝材と緩衝材用当接面とは、ドアの横幅方
向両端部の各所において行わせることができるばかり
か、これらドアの横幅方向両端部の各所においてドアの
厚み方向の異なる二箇所ずつの位置でも行わせることが
できる。
【0020】したがって、やはり請求項1に記載の発明
と同様に、緩衝材によって衝撃力を緩和できる箇所を立
体的な分布状況とすることができ、一定の面積、厚み、
および重量を有するドアに生じる衝撃力の吸収を上記各
緩衝材によって効率よく行わせることができる。その結
果、ドアが急激に閉められたときの衝撃や音を従来より
も小さくできるという効果が得られる。また、ドアや一
対の壁を製作し、または施工する場合において、これら
ドアや壁を形成するためのパネル材に予め緩衝材や緩衝
材用当接面が設けられているために、これら緩衝材や緩
衝材用当接面を別工程で施工する必要がなくなり、作業
労力の軽減が図れるという効果も得られる。
【0021】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0022】図1は、本願発明に係るドア取付構造の一
例を示す平面断面図である。図2はそのドア取付構造に
適用されるドアエッジ材の一例を示す平面断面図、図3
は図1に示すドア取付構造が適用される仕切壁構造の一
例を示す全体概略平面図である。
【0023】図1において、このドア取付構造では、ド
ア開口部1を形成する左右一対の仕切壁2A,2Bが設
けられており、これらのうち一方の仕切壁2Aに蝶番な
どのヒンジ3を介してドア4が連結されている。また、
上記仕切壁2A,2Bの相互に対向する端部5a,5b
にはドアエッジ材6(6a,6b)が取付けられている
とともに、上記ドア4の横幅方向(矢印a方向)の両端
部4a,4bにもドアエッジ材6(6c,6d)が取付
けられている。
【0024】上記一対の仕切壁2A,2Bは、パネル要
素としてのパネル材20を複数枚一連に連結して構成さ
れたものである。すなわち、図3に示す仕切壁構造で
は、複数枚のパネル材20どうしが相互に連結されるこ
とにより、上記した仕切壁2A,2Bが形成され、さら
には他の仕切壁2C,2Dなども構成されている。これ
により、コンクリート製の建物躯体壁Hに沿ってたとえ
ばトイレなどの2箇所の室S1,S2が形成されてい
る。上記複数のパネル材20は、たとえばアルミまたは
アルミ系合金を押出し成形して製作されており、上下方
向の長手方向に沿って一定の中空断面形状を有するもの
である。
【0025】また、図1に示すように、これら各パネル
材20の横幅方向の両端部または一端部には、係合片2
1が突出して形成されており、互いに隣り合うパネル材
20,20は、それらの係合片21,21どうしが相互
に係合することにより互いに連結されている。なお、こ
れら仕切壁2A,2Bや他の仕切壁2C,2Dの上部お
よび下部には、各パネル材20の上面開口部および下面
開口部を各々塞ぐ笠木部材および巾木部材(何れも図示
略)が一連に取付けられており、これによって各仕切壁
2A〜2Dの外観体裁が整えられ、さらには各パネル材
20の連結強度も高められている。
【0026】上記ドア4は、上記仕切壁2A,2Bと同
様に、複数枚のパネル材20Aが一連に連結されて構成
されている。これらの各パネル材20Aは、上記パネル
材20と同様に、たとえばアルミまたはアルミ系合金を
押出し成形して製作されており、上下方向の長手方向に
沿って一定の中空断面形状を有している。また、これら
各パネル材20Aどうしの連結は、各パネル材20Aの
横幅方向の両端部または一端部に設けられた係合片21
A,21Aどうしを相互に係合させることによりなされ
ている。さらに、これら一連に連結されたパネル材20
Aの上部および下部には、各パネル材20Aの上面開口
部および下面開口部を各々塞ぐ横框部材(図示略)が取
付けられている。
【0027】図2において、上記ドアエッジ材6は、た
とえば上記した各パネル材20,20Aと同様に、アル
ミまたはアルミ系合金を押出し成形して製作されたもの
であり、上下方向の長手方向に沿って一定の断面形状を
有している。このドアエッジ材6は、その横幅方向(矢
印b方向)の一側面部60aに一対の突出片61,61
を具備している。この突出片61,61は、上記仕切壁
2A,2Bを構成するパネル材20またはドア4を構成
するパネル材20Aの一端部に嵌合可能なものである。
ただし、本願発明では、この突出片61,61をパネル
材20または20Aに係合可能な形状としてもよい。
【0028】上記ドアエッジ材6の他側面部60bに
は、突出寸法が異なる凸部62a,62bが形成されて
いる。一方の短寸側の凸部62aの片面には、ゴムなど
の弾性部材によって構成された緩衝材7が取付けられて
おり、その一側面7aがドアエッジ材6の横幅方向と直
交または略直交する方向に向けられている。この緩衝材
7の取付けは、たとえば凸部62aに断面T字状の溝6
5を形成しておき、この溝65にこれと同様な断面形状
に形成された緩衝材7の係合部7bを挿入して係合させ
ることにより行うことができる。なお、この緩衝材7の
中央部には孔70が適宜設けられ、これにより緩衝材7
を大きく弾性変形できるように配慮されている。他方、
長寸側の凸部62bの先端部には、上記緩衝材7の一側
面7aと同一方向を向く緩衝材用当接面8が形成されて
いる。
【0029】これら緩衝材7および緩衝材用当接面8
は、このドアエッジ材6の横幅方向の位置が相違すると
ともに、この横幅方向と直交する方向(矢印c方向)の
位置も相違した段違い状に形成されている。これによ
り、このドアエッジ材6では、このドアエッジ材6を矢
印dに示すようにこのドアエッジ材6の長手方向に沿う
中心軸周りに180度回転させて、図2の一点鎖線に示
すように配置させると、回転後の緩衝材用当接面8’を
回転前の位置の緩衝材7に対面配置させるとともに、回
転後の緩衝材7’を回転前の位置の緩衝材用当接面8に
対面配置させることができるようになっている。
【0030】図1において、仕切壁2A,2Bの端部5
a,5b、およびドア4の両端部に取付けられているド
アエッジ材6a〜6dは、何れも上記した同一種類のド
アエッジ材6である。すなわち、仕切壁2Aの端部5a
とドア4の一端部4aとに取付けられたドアエッジ材6
a,6cどうし、および仕切壁2Bの端部5bとドア4
の他端部4bとに取付けられたドアエッジ材6b,6d
どうしは、互いに180度回転させた関係にある。な
お、仕切壁2A,2Bの端部5a,5bに取付けられた
ドアエッジ材6a,6bどうし、およびドア4の両端部
4a,4bに取付けられたドアエッジ材6c,6dどう
しは、各ドアエッジ材を上下に反転させた関係である。
【0031】なお、各ドアエッジ材6は、その一側面部
60aに形成された突出片61,61を、仕切壁2A,
2Bやドア4を構成するパネル材20,20Aの一端部
に嵌合または係止させることにより、これらのパネル材
20,20Aの端部に取付けられている。また、各ドア
エッジ材6の取付けに際しては、これに加えて各ドアエ
ッジ材6をネジなどを用いてパネル材20,20Aに固
定させてもよい。さらには、仕切壁2A,2Bの上下に
配される笠木や巾木、およびドア4の上下に配される横
框部材を各ドアエッジ材6の上下位置まで延設すること
により固定を図ってもよい。
【0032】さらに、ドアエッジ材6a,6cには、ヒ
ンジ3のアーム30,30aが取付けられているが、こ
れはドアエッジ材6a,6cに溝状の孔などを適宜穿設
しておき、この孔にヒンジ3のアーム30,30aを挿
通させてネジ止めなどによって固定させればよい。ヒン
ジ3は、必ずしもドアエッジ材6a,6cに取付ける必
要はなく、たとえば仕切壁2Aを構成するパネル材20
やドア4を構成するパネル材20Aに取付けてもよい。
【0033】上記構成のドア取付構造においては、図4
に示すように、このドア4を閉めたときには、ドア4の
左右両端部4a,4bに取付けられているドアエッジ材
6c,6dが、仕切壁2A,2Bの端部5a,5bに取
付けられているドアエッジ材6a,6bに対面し、これ
ら各ドアエッジ材6に取付けられている各緩衝材7と緩
衝材用当接面8とを相互に当接させることができる。し
たがって、これら各緩衝材7の衝撃吸収作用によってド
ア4に大きな衝撃や音が生じることを抑制することがで
きる。
【0034】とくに、上記各緩衝材7と緩衝材用当接面
8との当接は、一定幅を有するドア4の両端部において
なされているから、ドア4の片側のみにおいて緩衝材の
緩衝作用を発揮させる場合よりもドア4の衝撃吸収を効
率良く行わせることができる。また、図5に示すよう
に、ドア4の一端部においては、ドア4の厚み方向の位
置が相違する2つの緩衝材7,7が同時に緩衝材用当接
面8,8に当接するために、たとえばドア4の表面側の
みにおいて緩衝材の緩衝作用を発揮させる場合よりもや
はり一定厚みを有するドア4全体に生じる衝撃の吸収を
効率よく行わせることができる。したがって、ドア4が
急激に閉められた場合にも、大きな衝撃や音が発生しな
いようにすることが可能である。
【0035】なお、上記実施例では、1種類のドアエッ
ジ材6を仕切壁2A,2Bの端部5a,5bおよびドア
4の横幅方向両端部4a,4bの計四箇所に兼用できる
ように構成しているが(請求項4に対応)、本願発明は
これに限定されない。たとえば仕切壁2A,2Bの端部
5a,5bに取付けられるドアエッジ材と、ドア4の横
幅方向両端部4a,4bに取付けられるドアエッジ材と
が異なる形状または構造のものであってもよい。
【0036】図6は、本願発明に係るパネル材9の一例
を示す平面断面図である(図1〜図5で示した第1実施
例と同一部位は同一符号で示す。以後同じ)。このパネ
ル材9は、その横幅方向の一端部に、凸部62a,62
bを設けて、緩衝材7および緩衝材用当接面8を段違い
状に設けたものである。また、他端部には、他のパネル
材20または20Aに係合させるための突出片21,2
1を形成している。
【0037】上記構成のパネル材9は、たとえば図7に
示すように、仕切壁2A,2Bを構成するパネル材20
に連結されて、仕切壁2A,2Bの一部を構成するパネ
ル材として用いられる。また同様に、ドア4を構成する
パネル材20Aに連結されて、ドア4の一部を構成する
パネル材として用いられる。このような構成によって
も、先の第1実施例と同様に、計四箇所の緩衝材7と緩
衝材用当接面8との当接によってドア4が閉まるときの
衝撃の緩和を図ることができる。なお、上記パネル材9
の使用によれば、第1実施例とは異なり、仕切壁2A,
2Bやドア4を形成した後に、これらの各部にドアエッ
ジ材を別工程で取付ける必要はない。したがって、ドア
や壁の構築作業が容易化される。
【0038】なお、本願発明では、仕切壁2A,2Bや
ドア4をパネル材を用いて構成する場合に、必ずしも複
数枚のパネル材(パネル要素)を連結する必要はない。
たとえは、ドア4を一枚のパネル材によって構成しても
構わない。また、この場合において、このドア4を構成
するパネル材の横幅方向両端部に、緩衝材7や緩衝材用
当接面8を予め所定の段違い状に取付けていてもよい。
【0039】さらに、本願発明では、ドア開口部を形成
する壁やドアを必ずしもパネル材によって構成する必要
もない。本願発明のドア取付構造では、壁やドアをパネ
ル材以外の部材によって構成しても構わず、その具体的
な構成は問わない。
【0040】その他、本願発明は、各部の具体的な構成
は種々に設計変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るドア取付構造の一例を示す要部
平面断面図。
【図2】本願発明に係るドアエッジ材の一例を示す平面
断面図。
【図3】本願発明に係るドア取付構造が適用される仕切
壁構造の一例を示す全体概略平面図。
【図4】図1に示すドア取付構造のドア閉じ時の状態を
示す要部平面断面図。
【図5】ドア閉じ時の要部拡大断面図。
【図6】本願発明に係るパネル材の一例を示す平面断面
図。
【図7】図6に示すパネル材を用いた一例を示す要部平
面断面図。
【符号の説明】
1 ドア開口部 2A,2B 仕切壁(壁) 3 ヒンジ 4 ドア 4a,4b 両端部(ドアの) 5a,5b 端部(壁の) 6 ドアエッジ材 7 緩衝材 8 緩衝材用当接面 9 パネル材 21 突出片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア開口部の左右両側に位置する一対の
    壁の何れか一方に、ドアがヒンジを介して回転自在に連
    結されているドア取付構造であって、 上記ドアの横幅方向両端部には、このドアの閉まり方向
    に向く緩衝材と緩衝材用当接面とがこのドアの厚み方向
    および横幅方向の位置が互いに異なるように段違い状に
    設けられているとともに、 上記一対の壁のドア開口部に対面する各端部には、上記
    ドアが閉められたときに上記ドアの緩衝材と緩衝材用当
    接面とに各々当接する緩衝材用当接面と緩衝材とが段違
    い状に設けられていることを特徴とする、ドア取付構
    造。
  2. 【請求項2】 上記一対の壁およびドアは、アルミまた
    はアルミ系合金によって押出し成形された1または複数
    のパネル材によって構成されている、請求項1に記載の
    ドア取付構造。
  3. 【請求項3】 ドア開口部の左右両側に位置する一対の
    壁の何れか一方に、ドアがヒンジを介して回転自在に連
    結されているドア取付構造に用いられるドアエッジ材で
    あって、 上記ドアの横幅方向両端部または上記一対の壁のドア開
    口部に対面する各端部の何れかの端部に沿ってこのドア
    エッジ材を取付けるための取付手段を横幅方向の一側面
    部に有し、かつ、 その横幅方向の他側面部には、このドアエッジ材の横幅
    方向と直交または略直交する方向を向く緩衝材と、この
    緩衝材と同一方向を向く緩衝材用当接面とが、このドア
    エッジ材の横幅方向およびこの横幅方向に直交する厚み
    方向の位置が互いに異なるように段違い状に設けられて
    いることを特徴とする、ドアエッジ材。
  4. 【請求項4】 上記緩衝材と緩衝材用当接面とは、ドア
    エッジ材全体をその上下方向に沿う長手方向の軸心周り
    に180度回転させたときに、上記緩衝材用当接面が回
    転前の位置の緩衝材に対面配置するとともに、上記緩衝
    材が回転前の位置の緩衝材用当接面に対面配置するよう
    に設定されていることを特徴とする、請求項3に記載の
    ドアエッジ材。
  5. 【請求項5】 上記取付手段は、上記ドアまたは上記一
    対の壁を形成する1または複数のパネル材の端部に嵌合
    または係合可能な突出片である、請求項3または4に記
    載のドアエッジ材。
  6. 【請求項6】 ドア開口部の左右両側に位置する一対の
    壁、またはこの壁にヒンジを介して回転自在に連結され
    るドアを形成するためのパネル材であって、 その横幅方向両端部またはその一端部には、このパネル
    材の横幅方向と直交または略直交する方向を向く緩衝材
    と、この緩衝材と同一方向を向く緩衝材用当接面とが、
    このパネル材の横幅方向および厚み方向の位置が互いに
    異なるように段違い状に設けられていることを特徴とす
    る、パネル材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452353B1 (ko) * 2002-01-09 2004-10-12 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 도어 개폐장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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