JPH08188809A - 溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法 - Google Patents

溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法

Info

Publication number
JPH08188809A
JPH08188809A JP1634695A JP1634695A JPH08188809A JP H08188809 A JPH08188809 A JP H08188809A JP 1634695 A JP1634695 A JP 1634695A JP 1634695 A JP1634695 A JP 1634695A JP H08188809 A JPH08188809 A JP H08188809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractory
irregular
irregular refractory
vibrator
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1634695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Aoto
剛 青戸
Takayuki Uchida
貴之 内田
Nobu Nakamura
展 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1634695A priority Critical patent/JPH08188809A/ja
Publication of JPH08188809A publication Critical patent/JPH08188809A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blast Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用性のある装置を利用して、不定形耐火物
の圧密化が十分に行えるとともに、作業者の負担を軽減
することができる溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐
火物施工方法を提供する。 【構成】 不定形耐火物を供給するための不定形耐火物
供給口6を有する不定形火物供給パイプ7と、溶融金属
用樋1内に供給した不定形耐火物に振動を与えて、不定
形耐火物の圧密化を促進するための少なくとも1以上の
バイブレーター8と、不定形耐火物供給パイプ7の不定
形耐火物供給口6とバイブレーター8の少なくとも一方
を昇降させるための昇降装置と、バイブレーター8をア
ーム4の軸方向と平行な平面上で回動させるための回動
装置9とを備えた耐火物施工装置2を、自走式クローラ
ー台車5のアーム4先端に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属用樋の内面に
施工した耐火物を補修するための耐火物施工装置及び耐
火物施工方法に関し、特に、高炉出銑口の前部に設けら
れた高炉出銑樋の補修に適するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高炉の出銑口から抽出された熔銑
は、長さ約20mの大型の出銑樋を通過し取り出され
る。そして、通常、高炉には二本以上の出銑樋が設けら
れている。出銑樋内面には、耐火物が施工されている
が、この耐火物は、高温の熔銑やスラグが流れることに
より、磨耗したり、化学的劣化を起こす。また、出銑口
の切替えによる冷却の繰り返し等によっても、出銑樋の
内面に施工した耐火物が著しく劣化する。したがって、
各樋の内面に施工した損耗耐火物の解体と、新たな耐火
物の施工及び乾燥とからなる補修作業が、月に一度の頻
度で行われている。
【0003】この出銑樋の補修に際して、損耗耐火物解
体後は、出銑樋の内部に樋成形用型枠である中子を設
け、出銑樋と中子との間隙に不定形耐火物を供給し、不
定形耐火物を成形している。この不定形耐火物の施工方
法として、ミキサーで混練した不定形耐火物をベルトコ
ンベアで出銑樋近傍まで搬送して、出銑樋と中子との間
隙に不定形耐火物を供給し、その後、人手により不定形
耐火物に直接棒状バイブレーターを挿入し、不定形耐火
物を圧密化する方法が採られていた。
【0004】しかし、この不定形耐火物の施工作業にお
いては、不定形耐火物の供給場所の変更や、棒状バイブ
レーター挿入による圧密化に多くの人手を要していた。
また、不定形耐火物が作業員の身体に付着するため、不
衛生な作業となっていた。
【0005】そこで、上記した問題点を解決するため、
特開昭55−14454号公報に開示されているような
施工技術が提案された。この施工技術は、図11に示す
ように、施工作業において出銑樋1の内部に設ける樋成
形用型枠である中子50内にバイブレーター51を取り
付け、このバイブレーター51により中子50を振動さ
せながら不定形耐火物52を圧密化するというものであ
る。この不定形耐火物の施工では、ミキサー53で混練
された不定形耐火物52は、ベルトコンベア54により
中子50の上部に投下され、その上部に形成された傾斜
部55により、不定形耐火物52を左右の間隙に振り分
けて供給していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の不定形耐火物の施工技術にあっては、中子50内にバ
イブレーター51を取り付けて、間接的に不定形耐火物
52を圧密化していた。したがって、不定形耐火物52
内にバイブレーター51を直接挿入していないので、不
定形耐火物52が充分に圧密化されないという問題があ
った。
【0007】また、不定形耐火物52の供給場所の変更
に伴い、ベルトコンベア54等を移動して設置しなけれ
ばならないので、それらの段取りの負担が大きいという
問題があった。
【0008】さらに、ベルトコンベア54等の搬送手段
を乗り継いで不定形耐火物52を搬送しているため、施
工作業後に、こぼれ落ちた不定形耐火物の清掃を行わな
ければならず、多くの時間を要するという問題があっ
た。
【0009】このような問題点を解決するため、本出願
人により、不定形耐火物を混練するミキサーと、該ミキ
サーから排出された耐火物を大樋内に導くシュート及び
該耐火物が大樋と型枠の間に供給される際に使用する伸
縮傾動自在の棒状バイブレーターを1台の移動台車に取
り付け、上記ミキサーにより不定形耐火物を混練する手
順と、上記シュートにより耐火物を大樋内に供給する手
順と、上記バイブレーターにより耐火物の圧密化を行う
手順を順次行う耐火物の施工方法が提案されている。
【0010】しかし、この耐火物の施工方法において
も、装置が大がかりなものとなってしまい、装置を設置
するための場所を確保しなければならないという新たな
問題が生じた。また、この耐火物の施工方法に使用する
耐火物施工装置は、耐火物の施工作業にのみ用いるもの
であり、設備費用が嵩むという問題もある。そこで、本
発明は、上記した従来の技術の有する問題点を解決する
ために提案されたもので、その目的とするところは、汎
用性のある装置を利用して、不定形耐火物の圧密化が十
分に行えるとともに、作業者の負担を軽減することがで
きる溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、旋回可能なブームと、該
ブームの先端に回動可能に取り付けたアームを有する自
走式クローラー台車のアーム先端に取り付ける溶融金属
用樋の耐火物施工装置であって、不定形耐火物を供給す
るための不定形耐火物供給口を有する不定形耐火物供給
パイプと、溶融金属用樋内に供給した不定形耐火物に振
動を与えて、不定形耐火物の圧密化を促進するための少
なくとも1以上のバイブレーターと、上記不定形耐火物
供給パイプの不定形耐火物供給口と上記バイブレーター
の少なくとも一方を昇降させるための昇降装置と、上記
バイブレーターを、上記アームの軸方向と平行な平面上
で回動させるための回動装置とを備えて溶融金属用樋の
耐火物施工装置を構成したことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、上記した請
求項1記載の構成に加えて、上記バイブレーターの鉛直
方向に対する傾斜角度を調整するための傾斜角度調整装
置を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の発明は、上記した請
求項1または請求項2記載の構成に加えて、上記不定形
耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口及び上記バイブ
レーターは、同心状に配設されたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明は、上記した請
求項3記載の構成に加えて、上記バイブレーターは、上
記不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口を中心
として、少なくとも2以上設けられていることを特徴と
する。
【0015】また、請求項5記載の発明は、上記した請
求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成に加え
て、上記不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口
及び上記バイブレーターを溶融金属用樋の長手方向に移
動させるための移動装置を設けたことを特徴とする。
【0016】また、請求項6記載の発明は、溶融金属用
樋に耐火物を施工するに際して、旋回可能なブームと、
該ブームの先端に回動可能に取り付けたアームを有する
自走式クローラー台車のアーム先端に、不定形耐火物を
供給するための不定形耐火物供給口を有する不定形耐火
物供給パイプと、溶融金属用樋内に供給した不定形耐火
物に振動を与えて、不定形耐火物の圧密化を促進するた
めの少なくとも1以上のバイブレーターと、上記バイブ
レーターを、上記アームの軸方向と平行な平面上で回動
させるための回動装置とを備えた耐火物施工装置を取り
付け、自走式クローラー台車を溶融金属用樋に臨ませ、
回動装置により、バイブレーターを回動させて、耐火物
の施工位置を調整し、不定形耐火物供給パイプの不定形
耐火物供給口から溶融金属用樋内に不定形耐火物を供給
するとともに、溶融金属用樋内に供給した不定形耐火物
中にバイブレーターを挿入して、不定形耐火物に振動を
与えながら不定形耐火物の圧密化を促進することを特徴
とする。
【0017】また、請求項7記載の発明では、上記した
請求項6記載の構成に加えて、耐火物施工装置に設けた
傾斜角度調整装置により、上記バイブレーターの鉛直方
向に対する傾斜角度を調整して、溶融金属用樋内に不定
形耐火物を供給するとともに、不定形耐火物の圧密化を
促進させることを特徴とする。
【0018】また、請求項8記載の発明では、上記した
請求項6または請求項7記載の構成に加えて、耐火物施
工装置に設けた移動装置により、上記不定形耐火物供給
パイプの不定形耐火物供給口及び上記バイブレーターを
溶融金属用樋の長手方向に移動させながら、不定形耐火
物を供給するとともに、不定形耐火物の圧密化を促進さ
せることを特徴とする。
【0019】
【作用】上記した発明を用いて溶融金属用樋に不定形耐
火物を施工するには、まず、溶融金属用樋内に施工さ
れ、劣化、損傷した耐火物を取り除き、溶融金属用樋内
に、不定形耐火物の型枠となる中子等を設置する。
【0020】そして、溶融金属用樋を跨ぐように、また
は溶融金属用樋の脇に位置するようにして、自走式クロ
ーラー台車を配置する。この自走式クローラー台車は、
既存のバックホーやマニュピレーター等により構成され
ており、そのブームの先端にはアームが回動可能に取り
付けられており、さらにアームの先端に、不定形耐火物
を供給するための不定形耐火物供給口を有する不定形耐
火物供給パイプと、溶融金属用樋内に供給した不定形耐
火物に振動を与えて、不定形耐火物の圧密化を促進する
ための少なくとも1以上のバイブレーターと、上記バイ
ブレーターを、上記アームの軸方向と平行な平面上を回
動させるための回動装置とを備えた耐火物施工装置を取
り付ける。
【0021】そして、回動装置により、バイブレーター
を回動させて、溶融金属用樋内へのバイブレーターの挿
入角度を調整し、不定形耐火物供給パイプの不定形耐火
物供給口から溶融金属用樋内に不定形耐火物を供給す
る。溶融金属用樋内に供給された不定形耐火物は、バイ
ブレーターにより振動が与えられ、圧密化が促進され
る。特に、溶融金属用樋の外殻と中子により形成された
不定形耐火物注入空間が傾斜している場合には、不定形
耐火物の供給及び圧密化を確実に行うことができる。
【0022】また、請求項2または請求項7記載の発明
では、耐火物施工装置に設けた傾斜角度調整装置によ
り、上記バイブレーターの鉛直方向に対する傾斜角度が
調整されるので、バイブレーターの挿入角度を微調整す
ることができ、不定形耐火物の供給及び圧密化をさらに
確実に行うことができる。
【0023】また、請求項3記載の発明では、不定形耐
火物供給パイプの不定形耐火物供給口とバイブレーター
とが同心状に配置されているので、目的箇所に確実に不
定形耐火物を供給することができ、耐火物の施工がさら
に確実になる
【0024】また、請求項4記載の発明では、バイブレ
ーターは、不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給
口を中心として、少なくとも2以上設けられているの
で、不定形耐火物の圧密化がさらに確実になる。
【0025】また、請求項5または請求項8記載の発明
では、耐火物施工装置に設けた移動装置により、上記不
定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口及び上記バ
イブレーターを溶融金属用樋の長手方向に移動させるこ
とにより、溶融金属用樋の全体にわたって耐火物が施工
される。
【0026】したがって、本発明によれば、溶融金属用
樋の耐火物施工において、汎用性のある装置を利用した
簡便な耐火物施工装置を用いて、不定形耐火物の圧密化
が十分に行えるとともに、作業者の負担を軽減すること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係る溶融金
属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法を説明す
る。
【0028】図1から図9には、本発明に係る溶融金属
用樋の耐火物施工装置が示してある。 本発明に係る溶
融金属用樋の耐火物施工装置2は、図1から図6に示す
ように、旋回可能なブーム3と、このブーム3の先端に
回動可能に取り付けたアーム4を有する自走式クローラ
ー台車5のアーム4先端に取り付けられている。また、
マニュピレーターのアーム4或いは耐火物施工装置2の
適宜位置に、カメラ等の監視装置40が設けられ、運転
室等に設けられている図示しない画像処理装置と警報装
置に接続されている。尚、図1から図6における実施例
では、自走式クローラー台車5としてマニュピレーター
を使用した場合を示してある。
【0029】この耐火物施工装置2には、不定形耐火物
を供給するための不定形耐火物供給口6を有する不定形
耐火物供給パイプ7と、溶融金属用樋(出銑樋1)内に
供給した不定形耐火物に振動を与えて、不定形耐火物の
圧密化を促進するためのバイブレーター8と、バイブレ
ーター8を昇降させるための昇降装置と、不定形耐火物
供給パイプ7の不定形耐火物供給口6及びバイブレータ
ー8をアーム4の軸方向と平行な平面上で回動させるた
めの回動装置(回動モーター)9とを設けてある。
【0030】上記した自走式クローラー台車5は、既存
のバックホーや、マニュピレーターを使用することがで
きる。特にマニュピレーターを使用した場合には、アー
ム4先端部を上下方向のみならず左右方向にも回動させ
ることができるので、耐火物施工装置2の動作の自由度
を増すことができる。
【0031】また、自走式クローラー台車5の後部に
は、上方から不定形耐火物の供給を受けて不定形耐火物
を貯留する不定形耐火物タンク10が設けられており、
不定形耐火物タンク10には、不定形耐火物供給パイプ
7が連通接続されている。そして、この不定形耐火物供
給パイプ7は耐火物施工装置2に導かれ、不定形耐火物
供給パイプ7の先端に設けた不定形耐火物供給口6が、
耐火物施工装置2の下端部分に臨んでいる。また、不定
形耐火物タンク10には圧送ポンプ11が設けてあり、
不定形耐火物タンク10に貯留された不定形耐火物は、
圧送ポンプ11により不定形耐火物供給パイプ7に圧送
され、不定形耐火物供給口6から溶融金属用樋である高
炉出銑樋1内へ供給される。
【0032】また、図7に示すように、自走式クローラ
ー台車5のアーム4先端には、回動装置である回動モー
ター9が取り付けてあり、この回動モーター9の回動軸
12の先端には、アーム4と平行に基板13が取り付け
てある。尚、本実施例では、回動モーター9は電動モー
ターから構成されているが、他の駆動源、例えば油圧や
空気圧等により回動するモーターを使用することもでき
る。
【0033】従って、回動モーター9を回転させると、
回動軸12の先端に取り付けた基板13が回転し、不定
形耐火物供給パイプ7の不定形耐火物供給口6及びバイ
ブレーター8をアーム4の軸方向と平行な平面上で回転
させることことができる。
【0034】さらに、基板13には、傾斜角度調整装置
である連結杆14及び傾動シリンダー15を介して基台
17が取り付けてある。この傾斜角度調整装置は、基板
13と基台17の下部間を連結する連結杆14と、基板
13と基台17の上部間を連結する傾動シリンダー15
からなり、連結杆14及び傾動シリンダー15とロッド
16の各端部は、それぞれ基板13または基台17に回
動可能に軸着されている。尚、上記した傾動シリンダー
15は、油圧、空気圧等により駆動するシリンダーであ
る。
【0035】したがって、傾動シリンダー15を駆動し
て、ロッド16を伸縮すると、鉛直方向に対する基台1
7の傾斜角度、すなわち、バイブレーター8の鉛直方向
に対する傾斜角度を調節することができる。例えば、図
7において、傾動シリンダー15を駆動して、ロッド1
6を縮めると、バイブレーター8の先端が基板13から
離れる方向に、バイブレーター8等を傾斜させることが
できる。一方。傾動シリンダー15を駆動して、ロッド
16を伸ばすと、バイブレーター8の先端が基板13に
近づく方向に、バイブレーター8等を傾斜させることが
できる。
【0036】上記した基台17は、不定形耐火物供給パ
イプ7の先端部とバイブレーター8とを支持するための
部材で、基台17の背面側から不定形耐火物供給パイプ
7が臨むとともに、基台17の表面側には、バイブレー
ター8が昇降可能に取り付けられている。
【0037】上記したバイブレーター8は、ガイド杆1
8の先端に棒状の振動体19を有しており、振動体19
内に高速回転するモーター(図示せず)と、モーターに
連結した偏心振り子(図示せず)とを設け、モーターを
高速回転させることにより、偏心振り子が偏心回転し
て、振動を発生することができる。尚、振動体19に接
続する電気的配線には、耐振性を有するキャプタイヤコ
ード等を使用するとともに、防水被覆を施すことが、バ
イブレーター8の故障を防ぎ耐久性を向上させるうえで
望ましい。
【0038】上記した基台17の表面には、図7、図8
に示すように、左右に対向するガイドローラー20,2
0が、上下に複数対並設されている。また、ガイドロー
ラー20の一つには、回転モーター21の回転軸22に
接続した駆動ローラー23が連絡している。本実施例で
は、基台17の表面から見て右側最上部のガイドローラ
ー20の外周面に、駆動ローラー23の外周面が接触す
るように、ガイドローラー20及び駆動ローラー23が
配設されている。また、基台17の下部には、基台17
下方に向かって一対のガイドレール24,24からなる
ガイド部25が突設してある。尚、本実施例では、回転
モーター21は電動モーターから構成されているが、他
の駆動源、例えば油圧や空気圧等により回動するモータ
ーを使用することもできる。
【0039】そして、左右に対向するガイドローラー2
0,20の間にバイブレーター8のガイド杆18を挟持
するとともに、ガイド部25のガイドレール24,24
の間に振動体19を挿通することにより、基台17表面
にバイブレーター8が取り付けられている。
【0040】尚、不定形耐火物供給パイプ7の不定形耐
火物供給口6をバイブレーター8のガイド部25に臨ま
せ、不定形耐火物供給パイプ7の不定形耐火物供給口6
とバイブレーター8とが同心状となるようにすれば、不
定形耐火物の注入作業及び圧密化作業を容易に行うこと
ができる。
【0041】したがって、回転モーター21を駆動する
と、回転軸22に接続した駆動ローラー23が回転する
とともに、駆動ローラー23に連絡したガイドローラー
20…が回転する。このため、左右に対向するガイドロ
ーラー20,20の間に挟持されたガイド杆18が上下
に移動し、バイブレーター8を上下に移動させることが
できる。図8に示した実施例においては、駆動ローラー
23を時計回りに回転させると、右列のガイドローラー
20…が反時計回りに回転するとともに、左列のガイド
ローラー20…が時計回りに回転し、バイブレーター8
を下方向に向かって移動させることができる。一方、駆
動ローラー23を反時計回りに回転させると、右列のガ
イドローラー20…が時計回りに回転するとともに、左
列のガイドローラー20…が反時計回りに回転し、バイ
ブレーター8を上方向に向かって移動させることができ
る。
【0042】上記したガイドローラー20と、回転モー
ター21と、駆動ローラー23とが昇降装置として機能
する。尚、昇降装置により昇降させる部材は、上記した
バイブレーター8のみではなく、不定形耐火物供給パイ
プ7をバイブレーター8と一体に昇降させてもよいし、
バイブレーター8は、基台17に固定したままにしてお
き、不定形耐火物供給パイプ7のみを昇降させてもよ
い。
【0043】不定形耐火物供給パイプ及びバイブレータ
ーの他の実施例を、図9に基づき説明する。この不定形
耐火物供給パイプ26及びバイブレーター27は、一対
のバイブレーター27,27の間に、不定形耐火物供給
口28を下方に向けた不定形耐火物供給パイプ26を挟
持するようにして取り付けてたものである。
【0044】この不定形耐火物供給パイプ26及びバイ
ブレーター27も、上記した実施例と同様に、昇降装置
により昇降させることができる。尚、本実施例において
も、不定形耐火物供給パイプ26の不定形耐火物供給口
28とバイブレーター27とを一体に昇降してもよい
し、不定形耐火物供給パイプ26またはバイブレーター
27のいずれか一方のみを昇降するようにしてもよい。
また、バイブレーター27は2本に限られず、3本以上
の複数本設けてもよい。バイブレーター27を多数本設
けた場合には、不定形耐火物の圧密化をさらに確実に行
うことができる。
【0045】また、上記した各実施例では、アーム4の
先端に取り付けた耐火物施工装置2は、アーム4の駆動
または自走式クローラー台車5の移動により、樋の長手
方向に移動することができる。したがって、アーム4ま
たは自走式クローラー台車5自体が、移動装置として機
能する。尚、移動装置として、耐火物施工装置2自体
に、油圧、空気圧等で樋の長手方向に沿って駆動するシ
リンダーを設け、このシリンダーを駆動することによ
り、耐火物施工装置2を樋の長手方向に移動させてもよ
い。
【0046】本実施例における不定形耐火物施工装置2
に不定形耐火物を供給するための装置として、図1、図
3、図5、図6に示すように、高炉出銑口29とは反対
側の高炉出銑樋1の先端付近に、不定形耐火物供給装置
30が設けてある。この不定形耐火物供給装置30は、
架構31上に設けたミキサー32と、ミキサー32の下
部に、ミキサー32と連通して設けた供給ホッパー33
とからなる。そして、クレーン34に吊り下げたバケッ
ト35等を用いて、ミキサー32上方からミキサー32
内に不定形耐火物あるいは不定形耐火物の材料を供給し
て、不定形耐火物をミキサー32で混練する。ミキサー
32内で混練された不定形耐火物は、供給ホッパー33
を介して、自走式クローラー台車5に設けた不定形耐火
物タンク10に供給される。
【0047】尚、上記した架構31は、床面に固定して
設けてもよいが、架構31下部に車輪等の移動機構を設
けて移動可能にすれば、耐火物の施工作業を行わない場
合には、不定形耐火物供給装置30を適宜箇所に移動す
ることができるので、不定形耐火物供給装置30が他の
作業の邪魔になることがない。
【0048】図1から図6に基づいて、上記した耐火物
施工装置2を使用して、溶融金属熔樋である高炉出銑樋
1に不定形耐火物を施工する作業手順を説明する。
【0049】高炉出銑樋1に不定形耐火物を施工するに
先立ち、劣化、損傷した不定形耐火物が取り除かれ、高
炉出銑樋1内面に施工した耐火煉瓦36から所定の間隔
をおいて、型枠となる中子37が配設される。一般的な
高炉出銑樋1においては、耐火煉瓦36内面と中子37
との水平距離は、約130mm〜290mmであり、樋
上面から樋底面に施工した耐火煉瓦36上面までの距離
は、約1130mmであり、不定形耐火物供給空間の鉛
直方向に対する角度は約7°となっている。また、高炉
出銑樋1内に施工される不定形耐火物は、底部に供給す
るメタル材と、メタル材の上部に供給するスラグ材とか
らなる。
【0050】不定形耐火物の施工作業では、まず、高炉
出銑樋1を跨ぐようにして自走式クローラー台車(マニ
ュピレーター)5を設置し、不定形耐火物供給装置30
の供給ホッパー33下方に、自走式クローラー台車5を
移動して、不定形耐火物タンク10内に1バッチ分の不
定形耐火物を供給する。このとき、バイブレーター8
は、先端部を樋上面レベルより上に持ち上げた状態とな
っている。(図1、図2)。
【0051】次に、自走式クローラー台車5を高炉出先
口29近傍の不定形耐火物施工開始位置に移動し(図
3)、アーム4先端を前方に向かって押し出す(図4
(A))。
【0052】そして、自走式クローラー台車5の本体を
旋回させて、バイブレーター8の先端部を施工ポイント
に合わせる。このとき、昇降装置を用いて、バイブレー
ター8を、樋内への挿入深さ分だけ降下させる。この状
態では、未だバイブレーター8の先端部は、樋上面レベ
ルよりも上に持ち上がっている(図4(B))。
【0053】この状態から、アーム4先端に設けた回転
機構(図示せず)を用いて、基板13を樋断面に平行な
状態とする(図4(C))。
【0054】次に、回動装置である回動モーター9を駆
動して、基板13を回転させ、不定形耐火物供給パイプ
7の不定形耐火物供給口6及びバイブレーター8を樋内
面の傾斜角度に倣わせる(図4(D))。尚、自走式ク
ローラー台車5としてバックホーを用いた場合には、回
動装置10である回動モーター9及び傾斜角度調整装置
である傾動シリンダー15ーを駆動させることにより、
不定形耐火物供給パイプ7の不定形耐火物供給口6及び
バイブレーター8を樋内面の傾斜角度に倣わせることが
できる。
【0055】そして、アーム4を駆動して耐火物施工装
置2を下降させ、バイブレーター8の先端部を支持して
いるガイド部25を通して、高炉出銑樋1内に不定形耐
火物を供給する。また、不定形耐火物の供給と同時に、
バイブレーター8を駆動して、不定形耐火物に振動を与
え、不定形耐火物の圧密化を促進させる。尚、不定形耐
火物供給パイプ7の不定形耐火物供給口6がガイド部2
5に臨んでいない場合には、不定形耐火物供給口6から
高炉出銑樋1内へ、直接、不定形耐火物が供給される。
また、図10に示すように、回動モーター9や傾動シリ
ンダー15(図10においては図示せず)を駆動して、
バイブレーター8を高炉出銑樋1の長手方向に傾斜させ
て不定形耐火物の施工を行うと、不定形耐火物の沈み込
みがさらに促進され、不定形耐火物の圧密化がより促進
される。
【0056】このとき、不定形耐火物の供給及び圧密化
に際して、高炉出銑樋1の深さに対応するように、昇降
装置を駆動して、バイブレーター8または不定形耐火物
供給パイプ7の不定形耐火物供給口6が適宜位置となる
よう調節すれば、さらに確実に不定形耐火物の供給及び
圧密化を行うことができる。
【0057】上記した不定形耐火物の供給及び圧密化を
行いながら、アーム4を高炉出銑樋1の長手方向に移動
させて、不定形耐火物の供給位置を、順次移動させる。
尚、不定形耐火物の供給位置の移動は、上記したように
アーム4を樋の長手方向に移動させるのではなく、自走
式クローラー台車5自体を高炉出銑樋1の長手方向に移
動させることにより行ってもよい(図5)。また、不定
形耐火物の供給は、高炉出銑樋1の幅方向の左右両側か
ら行われるが、不定形耐火物の供給位置の切り替えは、
一側の全長への施工が終了した後、供給位置を切り替え
てもよいし、所定間隔毎に挿入位置を交互に切り替えて
もよい。
【0058】高炉出銑樋1の全長にわたって、不定形耐
火物の供給及び圧密化が終了すると、アーム4を駆動し
て耐火物施工装置2を上昇させた後、昇降装置を駆動し
てバイブレーター8の先端部を基準位置にまで上昇させ
て、一連の作業を終了する(図6)。また、マニュピレ
ーターのアーム4或いは耐火物施工装置2に設けている
カメラ等の適宜の監視装置40は、不定形耐火物の供
給、均一化及び圧密化の作業の監視、及び中子を支持す
る横張り等の障害物を画像処理装置と警報装置により、
運転者にその存在を示し、より確実な作業と、機器の安
全性等を高めることが出来る。
【0059】尚、上記した実施例では、自走式クローラ
ー台車5を高炉出銑樋1を跨いだ状態で設置したが、自
走式クローラー台車5を樋の一側に設置して、不定形耐
火物の施工作業を行うこともできる(図10)。
【0060】また、上記した実施例において、自走式ク
ローラー台車5としてマニュピレーターを使用した場合
には、マニュピレーターのアーム4の先端に設けた回転
機構(図示せず)により、耐火物施工装置2を上下左右
に回転させることができるので、上記した傾斜角度調節
装置は、必ずしも設ける必要はない。
【0061】
【発明の効果】本発明は、上記した構成からなるので、
以下に記するような効果を奏することができる。
【0062】請求項1から請求項8記載の発明によれ
ば、バックホーやマニュピレーター等からなる自走式ク
ローラー台車のブーム先端に回動可能に取り付けたアー
ム先端に、不定形耐火物を供給するための不定形耐火物
供給口を有する不定形耐火物供給パイプと、溶融金属用
樋内に供給した不定形耐火物に振動を与えて、不定形耐
火物の圧密化を促進するための少なくとも1以上のバイ
ブレーターと、バイブレーターを、アームの軸方向と平
行な平面上で回動させるための回動装置とを備えた耐火
物施工装置を取り付けてある。
【0063】このように、大がかりな装置を別途設ける
のではなく、汎用性のあるバックホーやマニュピレータ
ー等からなる自走式クローラー台車のアーム先端に、耐
火物施工装置を取り付けて、溶融金属用樋の補修作業を
行っている。したがって、溶融金属用樋の補修作業にお
いて、特別な装置を必要とせず、簡便な装置により、不
定形耐火物の均一化及び圧密化を十分に行えうことがで
きるとともに、作業者の負担を軽減することができる。
さらに、回動装置によりバイブレーター等を回動させて
いるので、自走式クローラー台車のブームやアーム自体
を操作してバイブレーター等を回動させる場合に比較し
て、細かな操作を行うことができ、不定形耐火物の施工
作業をより正確に行うことができる。
【0064】また、特に、請求項2または請求項7記載
の発明では、耐火物施工装置に設けた傾斜角度調整装置
により、バイブレーターの鉛直方向に対する傾斜角度の
微調整を行っている。したがって、溶融金属用樋と中子
により形成された不定形耐火物注入空間が傾斜している
場合であっても、この傾斜した注入空間に不定形耐火物
を確実に供給できるとともに、圧密化も確実なものとす
ることができる。
【0065】また、特に、請求項3記載の発明では、不
定形耐火物供給パイプとバイブレーターとが同心状に配
置されている。したがって、目的箇所に確実に不定形耐
火物を供給することができ、耐火物の施工がさらに確実
になる。
【0066】また、特に、請求項4記載の発明では、バ
イブレーターは、不定形耐火物供給パイプを中心とし
て、少なくとも2以上設けられている。したがって、不
定形耐火物供給パイプから、バイブレーターに挟まれた
空間内へ不定形耐火物が供給されるので、不定形耐火物
の圧密化がさらに確実になる。
【0067】また、特に、請求項5または請求項8記載
の発明では、耐火物施工装置に設けた移動装置により、
不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口及びバイ
ブレーターを溶融金属用樋の長手方向に移動させること
ができる。したがって、溶融金属用樋の全体にわたっ
て、確実かつ容易に耐火物を施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐火物施工装置における施工準備
状態を示した側面図である。
【図2】図1に示した耐火物施工装置の正面図である。
【図3】本発明に係る耐火物施工装置における施工開始
状態を示した側面図である。
【図4】図3に示した耐火物施工装置の正面図であり、
図4(A)〜図4(D)の順で作業手順が示してある。
【図5】本発明に係る耐火物施工装置における施工中の
状態を示した側面図である。
【図6】本発明に係る耐火物施工装置における施工終了
状態を示した側面図である。
【図7】本発明に係る耐火物施工装置の拡大側面図であ
る。
【図8】図7に示した耐火物施工装置の拡大斜視図であ
る。
【図9】耐火物供給パイプ及びバイブレーターの他の実
施例を示した正面図である。
【図10】本発明に係る耐火物施工装置を用いた耐火物
施工の他の態様を示した側面図である。
【図11】従来の耐火物施工装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 出銑樋 2 耐火物施工装置 3 ブーム 4 アーム 5 自走式クローラー台車 6 不定形耐火物供給口 7 不定形耐火物供給パイプ 8 バイブレーター 9 回動モーター 10 不定形耐火物タンク 11 圧送ポンプ 12 回動軸 13 基板 14 連結杆 15 傾動シリンダー 16 ロッド 17 基台 18 ガイド杆 19 振動体 20 ガイドローラー 21 回転モーター 22 回転軸 23 駆動ローラー 24 ガイドレール 25 ガイド部 26 不定形耐火物供給パイプ(他の実施例) 27 バイブレーター(他の実施例) 28 不定形耐火物供給口(他の実施例) 29 高炉出銑口 30 不定形耐火物供給装置 31 架構 32 ミキサー 33 供給ホッパー 34 クレーン 35 バケット 36 耐火煉瓦 37 中子 50 中子 51 バイブレータ 52 不定形耐火物 53 ミキサー 54 ベルトコンベア 55 傾斜部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回可能なブームと、該ブームの先端に回
    動可能に取り付けたアームを有する自走式クローラー台
    車のアーム先端に取り付ける溶融金属用樋の耐火物施工
    装置であって、 不定形耐火物を供給するための不定形耐火物供給口を有
    する不定形耐火物供給パイプと、 溶融金属用樋内に供給した不定形耐火物に振動を与え
    て、不定形耐火物の圧密化を促進するための少なくとも
    1以上のバイブレーターと、 上記不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口と上
    記バイブレーターの少なくとも一方を昇降させるための
    昇降装置と、 上記バイブレーターを、上記アームの軸方向と平行な平
    面上で回動させるための回動装置と、 を備えたことを特徴とする溶融金属用樋の耐火物施工装
    置。
  2. 【請求項2】上記バイブレーターの鉛直方向に対する傾
    斜角度を調整するための傾斜角度調整装置を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の溶融金属用樋の耐火物施工
    装置。
  3. 【請求項3】上記不定形耐火物供給パイプの不定形耐火
    物供給口及び上記バイブレーターは、同心状に配設され
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の溶融
    金属用樋の耐火物施工装置。
  4. 【請求項4】上記バイブレーターは、上記不定形耐火物
    供給パイプの不定形耐火物供給口を中心として、少なく
    とも2以上設けられていることを特徴とする請求項3記
    載の溶融金属用樋の耐火物施工装置。
  5. 【請求項5】上記不定形耐火物供給パイプの不定形耐火
    物供給口及び上記バイブレーターを溶融金属用樋の長手
    方向に移動させるための移動装置を設けたことを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の溶融
    金属用樋の耐火物施工装置。
  6. 【請求項6】旋回可能なブームと、該ブームの先端に回
    動可能に取り付けたアームを有する自走式クローラー台
    車のアーム先端に、不定形耐火物を供給するための不定
    形耐火物供給口を有する不定形耐火物供給パイプと、溶
    融金属用樋内に供給した不定形耐火物に振動を与えて、
    不定形耐火物の圧密化を促進するための少なくとも1以
    上のバイブレーターと、上記バイブレーターを、上記ア
    ームの軸方向と平行な平面上で回動させるための回動装
    置とを備えた耐火物施工装置を取り付け、 自走式クローラー台車を溶融金属用樋に臨ませ、 回動装置により、不定形耐火物供給パイプの不定形耐火
    物供給口及びバイブレーターを回動させて、耐火物の施
    工位置を調整し、 不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口から溶融
    金属用樋内に不定形耐火物を供給するとともに、溶融金
    属用樋内に供給した不定形耐火物中にバイブレーターを
    挿入して、不定形耐火物に振動を与えながら耐火物の圧
    密化を促進することを特徴とする溶融金属用樋の耐火物
    施工方法。
  7. 【請求項7】耐火物施工装置に設けた傾斜角度調整装置
    により、上記バイブレーターの鉛直方向に対する傾斜角
    度を調整して、溶融金属用樋内に不定形耐火物を供給す
    るとともに、不定形耐火物の圧密化を促進させることを
    特徴とする請求項6記載の溶融金属用樋の耐火物施工方
    法。
  8. 【請求項8】耐火物施工装置に設けた移動装置により、
    上記不定形耐火物供給パイプの不定形耐火物供給口及び
    上記バイブレーターを溶融金属用樋の長手方向に移動さ
    せながら、不定形耐火物を供給するとともに、不定形耐
    火物の圧密化を促進させることを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7記載の溶融金属用樋の耐火物施工方法。
JP1634695A 1995-01-09 1995-01-09 溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法 Withdrawn JPH08188809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1634695A JPH08188809A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1634695A JPH08188809A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08188809A true JPH08188809A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11913824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1634695A Withdrawn JPH08188809A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08188809A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6284045B1 (en) * 1997-11-25 2001-09-04 Shinagawa Refractories Co., Ltd. Apparatus for building unburned refractory

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6284045B1 (en) * 1997-11-25 2001-09-04 Shinagawa Refractories Co., Ltd. Apparatus for building unburned refractory

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1177694A (en) Track work train
CN213897183U (zh) 一种斜坡混凝土摊铺设备
KR101771507B1 (ko) 철도의 콘크리트도상 타설용 컨베이어 대차
CN110757612B (zh) 一种混凝土桥面板预制板生产线控制系统及控制方法
JPH0960103A (ja) 側溝底部への自動コンクリート打設機
JPH08188809A (ja) 溶融金属用樋の耐火物施工装置及び耐火物施工方法
JPH10114910A (ja) 自走式コンクリート仕上げ機械
US3623597A (en) Conveyor unit mounting system
JP3108028B2 (ja) 高炉出銑樋等の耐火物吹付装置
KR910000982B1 (ko) 댐 콘크리트 타설방법과 장치
JP2001279610A (ja) コンクリート敷均し・締固め装置
WO1999026746A1 (fr) Appareil pour accumuler des matieres refractaires non brulees
JPH07102522A (ja) コンクリート仕上げ装置
CN108104128A (zh) 一种市政建设用压顶圈梁一次性砌筑机
JP3395565B2 (ja) ダムコンクリートの打設装置及び打設方法
JP2619792B2 (ja) 管路布設工法
KR100476478B1 (ko) 댐 법면 콘크리트 타설작업 지원장치
CN219638846U (zh) 一种锚喷拌合一体的施工装置
CN212613857U (zh) 砌砖砂浆摊铺机
JPH0825023A (ja) 取鍋底部への流し込み材充填装置
CN114575221A (zh) 摊铺铺板的方法
JPH04286516A (ja) コンベア装置
CN108104129A (zh) 电缆沟用压顶圈梁摊铺装置
JP3059941U (ja) バラストを吸い上げるための機械
JP3706490B2 (ja) 軌条走行型樋耐火物解体機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402