JPH08188683A - 顔料を含有するタルク充填プロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

顔料を含有するタルク充填プロピレン系樹脂組成物

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JPH08188683A
JPH08188683A JP438195A JP438195A JPH08188683A JP H08188683 A JPH08188683 A JP H08188683A JP 438195 A JP438195 A JP 438195A JP 438195 A JP438195 A JP 438195A JP H08188683 A JPH08188683 A JP H08188683A
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JP
Japan
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weight
pigment
component
parts
talc
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JP438195A
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English (en)
Inventor
Kenji Shizuka
賢治 志塚
Masaaki Uchida
正明 内田
Masayuki Arai
雅之 新井
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 金属との接触熱劣化に対して優れた安定性を
有するタルク充填プロピレン系樹脂組成物を提供する。 【構成】 A成分50〜97重量部及びB成分3〜50
重量部の合計100重量部に対してC成分が0.05〜
1重量部、D成分が0.05〜3重量部、E成分が0.
06〜0.1重量部、F成分が0.05〜4重量部及び
G成分が0.1〜8重量部からなる、顔料を含有するタ
ルク充填プロピレン系樹脂組成物。 A:プロピレン系樹脂 B:タルク C:トリエチレングリコール−ビス−3−(3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
ネート、及び、特定のフェニルプロピオニル基を有し分
子量が500以上のフェノール系化合物の中から選ばれ
る少なくとも1種のフェノール系抗酸化剤 D:ジアルキル−3,3’−チオジプロピオネート E:飽和脂肪族アミド F:PE系顔料分散剤 G:顔料

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離型性に優れ、かつ熱
劣化、特に金属との接触熱劣化に対して優れた安定性を
有する顔料を含有するタルク充填プロピレン系樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】プロピレン系重合体樹脂は、優れた物理
的及び化学的性質を有するため、広く用いられている。
特に無機充填剤としてタルクを配合したプロピレン系重
合体樹脂は、物理的、電気的又は化学的性質が改善され
ることから、自動車部品や家電部品等、比較的高温下で
金属と頻繁に接触する用途に用いられる。しかし、プロ
ピレン系重合体樹脂にタルクを配合した場合は、これを
配合しないプロピレン系重合体樹脂よりも抗酸化剤の効
果が著しく低下し、耐熱老化性や金属接触劣化に対する
抵抗性が著しく低下すると言う問題を抱えている。
【0003】また、タルクを配合したプロピレン系重合
体樹脂に顔料を配合することは、例えば意匠上の理由で
実用上よく為されることである。しかし、顔料を配合し
たプロピレン系重合体樹脂は、熱酸化に対する安定性が
著しく低下する欠点が有り、特に、顔料分散剤として金
属石鹸を用いると重金属接触劣化が促進されると言った
問題を抱えている。
【0004】さらに、成形サイクルの向上及び金型離型
時の成形体の割れを防止する目的でプロピレン系重合体
樹脂に離型剤を配合することがあるが、その成形体が高
温下で銅等の金属と接触すると、離型剤と反応して着色
すると言う欠点を抱えている。この様に、離型性、耐熱
性、耐金属接触劣化、無着色性等のすべてを満足し得る
まで改善することはできなかった。このため、顔料を含
有するタルク充填プロピレン系樹脂組成物において、離
型剤や顔料分散剤を併用した場合に、これらの配合効果
を低下させず、かつ、上記問題点の無い配合物の開発が
強く切望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
様な従来技術の欠点を解消すること、即ち、顔料を含有
するタルク充填プロピレン系樹脂組成物において、離型
剤や顔料分散剤を併用した場合に、離型性、耐熱性、耐
金属接触劣化、無着色性等のすべてを満足し得るプロピ
レン系重合体樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔発明の概要〕本発明者等は、上記課題を解決するため
に鋭意検討の結果、特定の酸化防止剤の併用、及び特定
量の飽和脂肪酸アミドの配合、さらにはPE系顔料分散
剤の配合により、上記目的が達成されることを見出して
本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、下記A〜Gの各成分
からなり、A成分50〜97重量部及びB成分3〜50
重量部の合計100重量部に対してC成分が0.05〜
1重量部、D成分が0.05〜3重量部、E成分が0.
06〜0.1重量部、F成分が0.05〜4重量部及び
G成分が0.1〜8重量部の各配合量からなることを特
徴とする、顔料を含有するタルク充填プロピレン系樹脂
組成物。 A:プロピレン系樹脂 B:タルク C:トリエチレングリコール−ビス−3−(3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
ネート、及び、下記式で表される基を有し分子量が50
0以上のフェノール系化合物の中から選ばれる少なくと
も1種のフェノール系抗酸化剤
【0008】
【化2】 (式中、Zは、水素又はメチル基を示す。)
【0009】D:アルキル基の炭素数が12〜18であ
るジアルキル−3,3’−チオジプロピオネート E:R1 −CONH2 (但し、R1 は、炭素数が8〜2
2のアルキルを示す。)で表される飽和脂肪族アミド F:PE系顔料分散剤 G:顔料
【0010】〔発明の具体的説明〕 A成分:プロピレン系樹脂 本発明で使用するプロピレン系樹脂は、プロピレン単独
重合体樹脂の外、プロピレンと他の不飽和単量体とのラ
ンダム、ブロック及び/又はグラフト共重合体樹脂であ
り、これらは併用することもできる。他の不飽和単量体
としては、例えば、エチレン、ブテン−1、ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン
−1等の他のα−オレフィン;アクリル酸、メタクリル
酸、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、無水マレ
イン酸等の不飽和カルボン酸又はその誘導体;酢酸ビニ
ル、酪酸ビニル等のビニルエステル;スチレン、メチル
スチレン等の不飽和芳香族化合物等を挙げることがで
き、これら不飽和単量体は併用もできる。なかでも、プ
ロピレン単独重合体樹脂が好ましい。
【0011】B成分:タルク 本発明で使用するタルクは、平均粒径や粒径分布、ある
いはアスペクト比等特に制限されず、市販品の中から適
宜選んで使用することができるが、特に、不純物成分が
少ないもの、例えば、不純物成分としての鉄及びアルミ
ニウムの合計含有量が5重量%以下、特に3重量%以下
のものが好ましい。タルクは、通常に使用される表面処
理剤で表面処理されていても差し支えない。
【0012】タルクの配合量は、物理的、電気的、ある
いは化学的性質の改良の程度と成形性等とのバランスの
点から、プロピレン系樹脂との合計100重量部におい
て、3〜50重量部(従って、プロピレン系樹脂50〜
97重量部)、好ましくは5〜30重量部程度である。
【0013】C成分:フェノール系抗酸化剤 本発明で使用するフェノール系抗酸化剤は、トリエチレ
ングリコール−ビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート、及び、
上記式(式中、Zは、水素又はメチル基を示す。)で表
される基を有し分子量が500以上のフェノール系化合
物の中から選ばれる少なくとも1種のフェノール系抗酸
化剤である。ここで、上記式で表される基を有し分子量
が500以上のフェノール系化合物としては、例えば、
式中のZが水素のものとして3,9−ビス〔2−{3−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウ
ンデカン等のセミヒンダードフェノール系化合物、ま
た、式中のZがメチル基のものとしてテトラキス〔メチ
レン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕メタン、1,3,5−
トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
イソシアヌレート等の高ヒンダードフェノール系化合物
を挙げることができる。
【0014】トリエチレングリコール−ビス−3−(3
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
プロピオネート以外のセミヒンダードフェノール系化合
物は、高ヒンダードフェノール系化合物と併用するとそ
の効果が大きくなるので好ましい。この併用では、セミ
ヒンダードフェノール系化合物:高ヒンダードフェノー
ル系化合物の重量比が1:1〜5が好ましい。
【0015】フェノール系抗酸化剤の配合量は、前記A
成分及びB成分の合計100重量部に対して0.05〜
1重量部、好ましくは0.1〜0.2重量部である。こ
の配合量が少な過ぎると劣化抑制効果が奏されず、一
方、多過ぎても量に見合った効果が期待できないばかり
か、樹脂の着色やブリード等の問題が生じる様になる。
【0016】D成分:ジアルキル−3,3’−チオジプ
ロピオネート 本発明で使用するジアルキル−3,3’−チオジプロピ
オネートは、アルキル基の炭素数が12〜18のもので
あり、例えば、ジステアリル−3,3’−チオジプロピ
オネート、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネー
ト、ジトリデシル−3,3’−チオジプロピオネート、
ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート等を挙
げることができる。これらは併用できるが、なかでも、
ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネートが好ま
しい。
【0017】ジアルキル−3,3’−チオジプロピオネ
ートの配合量は、前記A成分及びB成分の合計100重
量部に対して0.05〜3重量部、好ましくは0.3〜
0.6重量部である。配合量が少な過ぎると劣化抑制効
果が奏されず、一方、多過ぎても量に見合った効果が期
待できないばかりか、樹脂の着色やブリード等の問題が
生じる様になる。
【0018】E成分:飽和脂肪族アミド 本発明で使用する飽和脂肪族アミドは、R1 −CONH
2 (但し、R1 は、炭素数が8〜22のアルキルを示
す。)で示される化合物であるが、なかでもステアリン
酸アミドは、その奏する効果が大きく好ましい。
【0019】飽和脂肪族アミドの配合量は、前記A成分
及びB成分の合計100重量部に対して0.06〜0.
1重量部、好ましくは0.08〜0.1重量部である。
配合量が少な過ぎると成形体の離型性が不十分となり、
一方、多過ぎると金属との接触部分が着色し、劣化が促
進される等の問題が生じる様になる。
【0020】F成分:PE系顔料分散剤 本発明で使用するPE系顔料分散剤は、低密度ポリレチ
レン(LDPE)の微粉パウダーであり、市販品の中か
ら適宜選択して使用することができる。
【0021】PE系顔料分散剤の配合量は、前記A成分
及びB成分の合計100重量部に対して0.05〜4重
量部、好ましくは0.05〜1.5重量部であり、特
に、顔料の半重量の割合で使用することが望ましい。配
合量が少な過ぎると色むらが生起し易くなり、一方、多
過ぎると熱変形温度等の物性が低下する。
【0022】G成分:顔料 本発明で使用する顔料は、通常使用される顔料から適宜
選択して使用することができるが、なかでも好ましいも
のは、ダークグレー色の顔料であり、その主な組成は、
カーボンブラック、群青、酸化チタン等である。
【0023】顔料の配合量は、主に着色濃度の観点から
決められるが、一般に、前記A成分及びB成分の合計1
00重量部に対して0.1〜8重量部、好ましくは0.
1〜3重量部である。
【0024】任意成分 本発明においては、本発明の効果を著しく損なわない範
囲で上記必須成分以外の任意成分をさらに配合すること
ができる。任意成分としては、他の抗酸化剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防曇剤、中和剤、滑
剤、核剤、透明化剤、金属不活性化剤、他の分散剤、他
の着色剤、難燃剤、発泡剤、加工助剤、他の離型剤、殺
菌剤、防黴剤、分子量調整剤、他の充填剤等の添加剤の
外、上記必須成分以外の各種樹脂や、エチレン・プロピ
レン二元共重合体ゴム(EPM)、エチレン・ブテン−
1二元共重合体ゴム(EBM)、エチレン・プロピレン
・ジエン三元共重合体ゴム(EPDM)、エチレン・プ
ロピレン・ブテン−1三元共重合体ゴム、スチレン系ゴ
ム等の各種エラストマー等が挙げられる。
【0025】任意成分の中でも、特にリン系安定剤は、
本発明が奏する耐金属接触劣化性の効果をさらに大きく
奏することができるので好ましい。かかるリン系安定剤
としては、例えば、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスフォ
ナイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)オクチルホスファイト、環状ネオペンタ
ンテトライルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェニルホスファイト)等の化合物を挙げることがで
きる。
【0026】樹脂組成物の製造 上記必須成分及び場合により任意成分を配合して、通常
の溶融混練機、例えば、一軸又は二軸の押出機、バンバ
リーミキサー、ニーダーブレンダー、ミキシングロー
ル、ブラベンダープラストグラフ、ラボプラストミル等
を用いて混練し、好ましくは造粒して成形材料としての
樹脂組成物を得ることができる。この場合、使用する全
成分を一括して混練しても良いが、幾つかの段階に分け
て配合、混練しても差し支えない。また、タルクを高濃
度に含有するマスターバッチを樹脂で希釈しながら配合
・混練することもできる。
【0027】この様にして得られる成形材料としての樹
脂組成物は、各種成形方法、即ち、射出成形、射出圧縮
成形、圧縮成形、押出成形(パイプ成形、シート成形、
フィルム成形、ブロー成形、各種被覆成形等)、ガスイ
ンジェクション等で成形して製品となし得る。なお、予
め混練や造粒をせずに、上記必須成分及び場合により任
意成分の配合物をいきなり成形機にかけて成形体とする
こともできる。
【0028】
【実施例】以下、具体例をもって本発明をさらに説明す
る。 実施例1、2及び比較例1〜9 メルトフローレート(MFR)が50g/10分の三菱
化学〓製ポリプロピレン(商品名「MR05」)68重
量部及びMFRが0.8g/10分の三菱化学〓製ポリ
プロピレン(商品名「EA8」)12重量部からなるポ
リプロピレン80重量部、日本タルク〓製タルク(商品
名「S2」:不純物成分としての鉄1.5重量%及びア
ルミニウム1.2重量%の合計含有量2.7重量%)2
0重量部、大日精化〓製顔料(商品名「ダークグレ
ー」)0.4重量部及び表1に示す添加剤配合の配合物
を200℃、40rpmで押出造粒してペレットを作成
した。このペレットを射出成形機により230℃で成形
加工し、ASTM試験片を作成した。このASTMダン
ベル試験片を105mm×13mm×0.1mm厚の銅
板(リン脱酸銅)と接触させた形でクリップで挟み、ギ
ヤー・オーブン中に入れ、160℃で循風加熱して、銅
板接触部の脆化に至るまでの時間(銅害寿命)を測定し
た。銅害寿命が長いほど熱劣化に対する安定性が優れる
ことを意味する。また、離型性については、格子状タイ
プの金型を用いて射出成形した成形サンプルが離型する
際の抵抗値を測定した。試験結果を表1に示す。
【0029】なお、表1中、配合添加剤の種類は次の通
りである。 c-1 :n−オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート c-2 :テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン c-3 :3,9−ビス〔2−{3−(3−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−
テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン c-4 :トリエチレングリコール−ビス−3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オネート
【0030】D-1 :ジステアリル−3,3’−チオジプ
ロピオネート D-2 :ペンタエリスリトールテトラキス(βーラウリル
−チオプロピオネート) E-1 :ステアリン酸アミド F-1 :ステアリン酸リチウム1重量部及びステアリン酸
マグネシウム3重量部からなる金属石鹸分散剤 F-2 :PE系分散剤
【0031】また、表1中、各評価における合否は次の
通り判定した。 銅害試験1:銅害試験(160℃×10日間)脆化なし
で合格。 銅害試験2:銅害試験(160℃×24日間)接触部変
色や曇り無しで合格。 離型抵抗:離型時の抵抗値が50kgf/cm2 以下で
合格。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、顔料を含有するタルク
充填プロピレン系樹脂に特定の添加剤を組み合わせるこ
とにより、優れた離型性と優れた耐金属接触劣化性を有
する樹脂組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 23/10 23:04)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A〜Gの各成分からなり、A成分5
    0〜97重量部及びB成分3〜50重量部の合計100
    重量部に対してC成分が0.05〜1重量部、D成分が
    0.05〜3重量部、E成分が0.06〜0.1重量
    部、F成分が0.05〜4重量部及びG成分が0.1〜
    8重量部の各配合量からなることを特徴とする、顔料を
    含有するタルク充填プロピレン系樹脂組成物。 A:プロピレン系樹脂 B:タルク C:トリエチレングリコール−ビス−3−(3−t−ブ
    チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
    ネート、及び、下記式で表される基を有し分子量が50
    0以上のフェノール系化合物の中から選ばれる少なくと
    も1種のフェノール系抗酸化剤 【化1】 (式中、Zは、水素又はメチル基を示す。) D:アルキル基の炭素数が12〜18であるジアルキル
    −3,3’−チオジプロピオネート E:R1 −CONH2 (但し、R1 は、炭素数が8〜2
    2のアルキルを示す。)で表される飽和脂肪族アミド F:PE系顔料分散剤 G:顔料
  2. 【請求項2】 フェノール系化合物が、セミヒンダード
    フェノール系化合物と高ヒンダードフェノール系化合物
    の併用系であって、セミヒンダードフェノール系化合
    物:高ヒンダードフェノール系化合物の重量比が1:1
    〜5である、請求項1に記載の樹脂組成物。
JP438195A 1995-01-13 1995-01-13 顔料を含有するタルク充填プロピレン系樹脂組成物 Pending JPH08188683A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097217A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Yazaki Corp 難燃性絶縁部材
WO2014010717A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 株式会社日本触媒 安定化剤組成物

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