JPH08187870A - インクジェット記録ヘッド保護用生分解性部品 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド保護用生分解性部品

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JPH08187870A
JPH08187870A JP105195A JP105195A JPH08187870A JP H08187870 A JPH08187870 A JP H08187870A JP 105195 A JP105195 A JP 105195A JP 105195 A JP105195 A JP 105195A JP H08187870 A JPH08187870 A JP H08187870A
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JP
Japan
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seal
ink
recording head
ink jet
cap
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Pending
Application number
JP105195A
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English (en)
Inventor
Yoichi Tanetani
陽一 種谷
Hiroshi Sugitani
博志 杉谷
Makiko Kimura
牧子 木村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性の高い、インクジェット記録ヘッド保
護用部品。 【構成】 生分解性材料から特定の素材を選んで保護用
部品を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録ヘッ
ドを保護する部品、特にそれが生分解性材料で構成され
ていることを特徴とする、本体に装着して移動させる場
合の梱包材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録用のヘッドに
ついては、それが本体と共に運搬される際や店頭に並べ
られる際には機械的衝撃や塵埃から保護するため、ポリ
オレフィン系又はアクリル系等の合成高分子であるプラ
スチック材料からなるシールキャップが先端部に取り付
けられていた。
【0003】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0004】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0005】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0006】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0007】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0008】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0009】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0010】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0011】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混式によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0012】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0013】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0014】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を彩る
ものであっても良い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらポリオレ
フィン系やアクリル系の材料からなるキャップでは軽い
摩擦によってさえ静電気を発生し、ヘッド一体型カート
リッジに組付けれらている電子部品に思わぬ悪影響を与
えることがあり、必ずしも安全確実に保護しているとは
言えなかった。また、乾燥雰囲気などではキャップの装
着具合いが徐々にゆるんでいつしかシールがはがれてし
まい、気付いた時にはノズルの目詰まりが発生している
と云う恐れもあった。さらに、このようなキャップなど
は使用を開始する際には必ずはずされてつい捨てられて
しまうにもかかわらず、ポリオレフィン系やアクリル系
のプラスチックで出来たものは自然環境による分解が非
常に緩慢であるため環境中に半永久的に残るか、または
焼却時に多量の燃焼熱や有害ガスを発生させる恐れがあ
り、環境に対し悪影響を及ぼすものであった。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような問題点に関し
て発明者は考慮をめぐらせ、試行を繰返して本発明に至
った。本発明によれば前記のような保護部品であるシー
ルとキャップに保湿性と静電防止性を持たせた生分解性
プラスチックを用いることで従来の問題が解決されるこ
とと見出し保護効果を向上させるとともに、自然環境に
対しても悪影響を与えないような保護部品を実現したも
のである。
【0017】本発明に用いることのできる生分解性プラ
スッチックの一例として、例えばポリビニルアルコール
は、鹸化度により水溶性の度合が異なり、鹸化度88m
ol%以下の部分鹸化タイプのものは簡単に溶解してし
まうため、水系インクを使用するインクジェットヘッド
の保護部材にはそのままではあまり好ましくないが、非
水系インクを使用するインクジェットヘッドの保護部材
としては好ましく用いられる。水系インクを使用するイ
ンクジェットヘッドには鹸化度が約98mol%の完全
鹸化タイプのものが好ましく、より好ましくは完全鹸化
タイプで重合度2000以上のものを使用する。
【0018】本発明の実施に際しては図面に示すシール
3の材料としてはセルロース系、バイオポリエステル
系、ポリアミド系更にはポリウレタン系の各材料が用い
られるが、バイオポリエステルはとくに好ましい。キャ
ップ本体1での材料としてはカードラン系、バクテリア
セルロース系、バイオポリエステル系、キトサン系、セ
ルロース系、ポリカプロラクタム系、ポリウレタン系、
ポリアミド系でも同様の効果が得られ、バクテリアセル
ロースは好ましい材料であり、スポンジにはポリウレタ
ンが用いられる。
【0019】また生分解性プラスチックは一般に親水性
が高い。つまり極性分子から成っているため、帯電性が
低い。
【0020】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明を具体的に説
明する。
【0021】実施例 第1図は本発明によるところの生分解性プラスチックで
出来たインクジェット記録ヘッド保護キャップの一例で
あり、キャップ本体1及びスポンジ2はポリビニルアル
コール系の非帯電性のものである。
【0022】また、保護シール3は保湿性の高いキトサ
ン系の生分解性プラスチックを用いている。
【0023】
【発明の効果】以上説明したようにインクジェット記録
ヘッドの保護部品の材料として生分解性プラスチックの
保護シールと保護キャップを用いることにより、従来の
成形に使用していた型をそのまま用いてコストを上げず
にヘッド先端部例えばノズルの目詰りなどの事故を完全
に防止できる。
【0024】また、非帯電性であるため、電子部品の静
電破壊を防止する効果がある。
【0025】さらに、必ず捨てられるだけに生分解性で
あること、及び燃焼熱が従来のプラスチックの約半分で
あるため、自然環境に対し、悪影響を及ぼすことが少な
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した保護キャップの斜視図。
【図2】本発明によるところのシール及びキャップをイ
ンクジェット記録ヘッドに取り付ける様子を表わした斜
視図。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 スポンジ 3 保護シール 4 ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/00 CEX

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドを保護するた
    めにシール及び、該シールの上から取り付けるキャップ
    とからなるインクジェット記録ヘッド保護部品に於て、
    該シール及び該キャップの材料を生分解性プラスチック
    で構成したことを特徴とする、インクジェット記録ヘッ
    ド用保護部品。
  2. 【請求項2】 生分解性プラスチックは導電性があるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の部品。
  3. 【請求項3】 該プラスチックは更に保湿性をもつこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の部品。
  4. 【請求項4】 生分解性プラスチックとしてポリビニル
    アルコール、カードラン、バクテリヤセルロース、バイ
    オポリエステル、キトサン、セルロース、ポリカプロラ
    クタム、ポリウレタンおよびポリアミドからなる群から
    選ばれた一種以上を用いてキャップを構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の部品。
  5. 【請求項5】 生分解性プラスチックとしてキトサン、
    セルロース、バイオポリエステル、ポリアミド、および
    ポリウレタンからなる群から選ばれた一種以上を用いて
    シールを構成したことを特徴とする請求項1に記載の部
    品。
JP105195A 1995-01-09 1995-01-09 インクジェット記録ヘッド保護用生分解性部品 Pending JPH08187870A (ja)

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JPH08187870A true JPH08187870A (ja) 1996-07-23

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6406138B1 (en) 2000-04-20 2002-06-18 Hewlett-Packard Company Polymer systems for high quality inkjet printing
JP2006175790A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Pfu Ltd インク記録装置
US7334863B2 (en) 2004-01-08 2008-02-26 Sony Corporation Nozzle cap, head cap unit, and liquid ejection head

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