JPH08187862A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH08187862A
JPH08187862A JP126795A JP126795A JPH08187862A JP H08187862 A JPH08187862 A JP H08187862A JP 126795 A JP126795 A JP 126795A JP 126795 A JP126795 A JP 126795A JP H08187862 A JPH08187862 A JP H08187862A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる色のインクが混ざり合う混色を防止す
ることができるインクジェット記録ヘッドを提供する。 【構成】 図は、異なる色のノズル群の境界付近をイン
クリザーバ入口方向からみた透視図である。4a1はシ
アンインクの噴射ノズル、4b1はマゼンタインクの噴
射ノズルで、インクリザーバ8a,8bから連通路9
a,9bを通してインクが供給される。噴射ノズル4a
1,4b1の端部に排出口を有するダミーノズル4a
2,4b2と、排出口を有しないダミーノズル4a3,
4b3が設けられ、連結流路11a,11bで連通され
ている。排出孔のないダミーノズル4a3,4b3を設
けたことにより、ノズル面では、異なる色のダミーノズ
ル同士を離すことでき、混色のおそれがない。また、連
結流路11a,11bを設けたことにより、ダミーノズ
ル4a3,4b3からも、インクの排出が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを噴射して記録
を行なうインクジェット記録装置に用いるインクジェッ
ト記録ヘッドに関するものであり、特に、複数色のイン
クを用いてカラー記録を行なうインクジェット記録ヘッ
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数色のインクを用いてカラー記
録を行なうインクジェットカラープリンタとして、複数
色のノズルを1つのカートリッジボディに形成した一体
型のインクジェット記録ヘッドが提案されている。この
型のインクジェット記録ヘッドは、小型化の面から有利
である。
【0003】図6は、従来のカラー一体型のインクジェ
ット記録ヘッドの外観図である。図中、1は第1の基
板、2は第2の基板、3は厚膜樹脂層、4a,4b,4
cはノズル群、5a,5b,5cはインクリザーバ入
口、6a,6b,6cは噴射インク滴である。第1の基
板1には、インク吐出素子が設けられている。インク吐
出素子としては、発熱素子や圧電素子等、インクに吐出
エネルギーを与えることができる素子が用いられる。第
2の基板2は、シリコン基板を用いて異方性エッチング
によって、インク流路やインクリザーバを形成したもの
である。異方性エッチングによりインク流路やインクリ
ザーバを形成する方法は、特開平2−235642号公
報や、特開平6−183002号公報に記載されている
ように、(100)結晶面を表面に持つシリコンウエハ
上に、エッチングマスクをパターニングした後、加熱し
た水酸化カリウム(KOH)水溶液等を用いてエッチン
グを行なう方法である。
【0004】第1の基板1に設けられたインク吐出素子
としては、この例では、発熱素子が用いられている。第
1の基板1においては、発熱素子や電極等を形成した上
に厚膜樹脂層3が設けられ、厚膜樹脂層3には、発熱素
子の駆動により発生した気泡の成長領域を制限するため
の凹部やインクリザーバとノズルとを連通させるための
除去部が形成されている。
【0005】ノズル群4a,4b,4cには、それぞ
れ、インクリザーバ入口5a,5b,5cから、例え
ば、シアン、マゼンタ、イエローの異なる3色のインク
が供給され、発熱素子の駆動に応じてシアン、マゼン
タ、イエローのインク滴6a,6b,6cを吐出し、カ
ラー記録を行なう。この図では、ノズル群4a,4b,
4cのそれぞれに5つのノズルが図示されている。それ
ぞれの5つのノズルのうち、中央の1つがインク滴を吐
出する噴射ノズルであり、その両側の2つずつのノズル
は、インク滴を吐出しないダミーノズルである。各ノズ
ル群4a,4b,4cにおいて、インク滴を吐出する噴
射ノズルは、1つのみが図示されているが、実際には噴
射ノズルは、例えば、24個,64個あるいは128個
など、適当な数のノズルが設けられているものである。
したがって、ノズル群4a,4b,4cのそれぞれは、
複数個の噴射ノズルが並べられ、その両側に、複数、例
えば、2個ずつのダミーノズルが配置されている。
【0006】図7は、図6のノズル群4a,4bの境界
付近のインク流路の説明図であり、図6のインク流路を
インクリザーバ入口方向から見た透視図である。この図
でも、インク滴を吐出する噴射ノズルは、図6と同様
に、1個のみを図示している。また、図8は、図7のA
−A線断面図であり、印字に用いるインク滴を吐出する
噴射ノズルの吐出口近傍の断面図である。図7,図8
中、図6と同様の部分には、同じ符号を付して説明を省
略する。4a1,4b1は噴射ノズル、4a2,4b2
はダミーノズル、7a,7bは発熱素子、8a,8bは
インクリザーバ、9a,9bは連通部である。なお、4
a2は4a1と同じ色のインク用のダミーノズル、4b
2は4b1と同じ色のインク用のダミーノズルである。
噴射ノズル4a1,4b1、ダミーノズル4a2,4b
2、および、インクリザーバ8a,8bは、シリコン基
板を用いて、異方性エッチングによって形成されたもの
である。なお、図7において、噴射ノズル4a1,4b
1およびダミーノズル4a2,4b2と連通部9a,9
bとのハッチングがクロスして図示されている部分、な
らびに、連通部9a,9bとインクリザーバ8a,8b
とのハッチングがクロスして図示されている部分は、そ
れぞれ、両方の領域が連結されている部分である。厚膜
樹脂層3は、発熱素子7a,7bの部分、連通部9a,
9bの部分が除去されている。連通部9a,9bは、イ
ンクリザーバ8a,8bと噴射ノズル4a1,4b1お
よびダミーノズル4a2,4b2とを連通させるための
インク流路である。
【0007】インクリザーバ8a内のインクは、厚膜樹
脂層3を除去して形成された連通部9aを通って、噴射
ノズル4a1内に入り、発熱素子7aの作用により、イ
ンクジェット記録ヘッドから吐出される。
【0008】図6,7,8で説明した従来のインクジェ
ット記録ヘッドでは、特開平6−183002号公報に
記載されているように、ノズル列の端部においてインク
供給性が悪化することなどによって、噴射ノズルでの画
質劣化が生じることを防止するために、各色のノズル群
の端部に、インクリザーバと連通したダミーノズル2個
を設けている。また、メンテナンス時等には、このダミ
ーノズルからインクを排出することにより、インクリザ
ーバ端部のインク供給性を確保していた。
【0009】しかし、従来のカラー一体型のインクジェ
ット記録ヘッドでは、異なる色のインクを排出するダミ
ーノズルが近接して配置されるために、異なる色のイン
クが混ざり合う混色が大きな問題となっていた。この混
色は、メンテナンス時等において、プライミング動作時
に、異なる色のノズル内のインクが引き出されて拡散す
ることなどによって発生し、画質に大きな影響を与えて
いた。
【0010】一方、混色は、特開平1−208143号
公報に記載されているように、異なる色のノズル群同士
を離すことにより、改善することがが可能である。しか
し、異なる色のノズル群同士を離すことは、インクジェ
ット記録ヘッドの大型化となり、ひいては、インクジェ
ット記録ヘッドの製造コストの増加等の問題を発生させ
るため、その採用は好ましくないものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてなされたもので、異なる色のインクが混ざ
り合う混色を防止することができるインクジェット記録
ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の異なる
色のインクを吐出するインクジェット記録ヘッドにおい
て、ノズル列端部のインクリザーバに連通した複数のダ
ミーノズルのうち、異なる色のインクのダミーノズルと
近接するダミーノズルをノズル面にインク排出孔のない
構造とし、このインク排出孔のないダミーノズルと異な
る色のインクのダミーノズルと近接しないインク排出孔
を有するダミーノズルとの間をインク流路で連結するこ
とを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、カラー一体型のインクジェッ
ト記録ヘッドの、ノズル列端部のインク流路に連通した
複数のダミーノズルのうち、異なる色のインクのダミー
ノズルと近接するダミーノズルを、ノズル面に排出孔の
ない構造とすることにより、ノズル面にダミーノズルの
ない領域が形成される。したがって、ノズル面では異な
る色のダミーノズル同士が離れるために、メンテナンス
時等において、プライミング動作時に、異なる色のノズ
ル内のインクが引き出されても、拡散して混色すること
がなくなり、画質が向上する。
【0014】一方、排出孔のないダミーノズルは、異な
る色のインクのダミーノズルと近接しないダミーノズル
とは、インク流路で連結されているため、排出孔がなく
ても、流路抵抗は多少高いが、連結部を介して、排出孔
のないダミーノズルから排出孔を有するダミーノズルへ
のインクの流れが生じ、ダミーノズルとして十分機能す
ることができる。したがって、排出孔のないダミーノズ
ルも、排出孔のある従来のダミーノズルと同様に、イン
クリザーバ端部へのインク供給を安定して行なうことが
でき、画質不良が生じることはない。
【0015】
【実施例】図1は、本発明のインクジェット記録ヘッド
の第1の実施例の外観図、図2は、図1のノズル群4
a,4bの境界付近のインク流路の説明図であり、図1
のインク流路をインクリザーバ入口方向から見た透視図
である。この実施例では、インク滴を吐出する噴射ノズ
ルは、各ノズル群においては、それぞれ1個である。ま
た、図3は、ノズルの吐出口近傍の断面図であり、図3
(A)は、図2のA−A線断面図、図3(B)は、図2
のB−B線断面図、図3(C)は、図2のC−C線断面
図である。図1ないし図3中、図6ないし図8と同様の
部分には、同じ符号を付して説明を省略する。4a3,
4b3はダミーノズル、10はダミーノズルのない領
域、11a,11bは連結流路である。なお、図2にお
いて、噴射ノズル4a1,4b1およびダミーノズル4
a2,4b2と連通部9a,9bとのハッチングがクロ
スして図示されている部分、ならびに、連通部9a,9
bとインクリザーバ8a,8bとのハッチングがクロス
して図示されている部分、ならびに、ダミーノズル4a
2,4a3と連結流路11aおよびダミーノズル4b
2,4b3と連結流路11bとのハッチングがクロスし
て図示されている部分は、それぞれ、両方の領域が連結
されている部分である。
【0016】発熱素子を有する第1の基板1は、特開平
1−148560号公報や特開平6−183002号公
報に記載されているように、通常のLSI等の製造装
置、製造方法を用いて作製される。第1の基板1の材質
はシリコンである。
【0017】第1の基板1上には、図示しないが、蓄熱
層、絶縁層、発熱素子、アドレス電極、共通電極、保護
層、発熱素子保護層等が、インクジェット記録ヘッドと
して所望の特性となるように、積層、パターニングされ
ている。また、厚膜樹脂層3として、感光性ポリイミド
をスピンコートし、フォトリソ加工して、硬化後の膜厚
が20〜50μmになるように形成されている。厚膜樹
脂層3は、各ノズルとインクリザーバを連結するための
連通部9a,9bの部分と、発熱素子7a,7bの部
分、さらに、2個のダミーノズルを連結する連結流路1
1a,11bの部分が、フォトリソ加工により除去され
ている。
【0018】この実施例の第2の基板2におけるノズル
群4a,4b,4cとインクリザーバ入口5a,5b,
5cを開口部とするインクリザーバ(図3の8a)等
が、シリコン基板を異方性エッチングによる加工によっ
て形成されている。すなわち、シリコン基板の上に、酸
化シリコン、窒化シリコン膜等でエッチングマスクを形
成し、KOH水溶液の中で結晶方位に依存した選択的エ
ッチング(ODE)を施し、ノズルやインクリザーバ等
を形成する。これらが形成された第2の基板2に、例え
ば、特開昭63−34152号公報に記載されている方
法で、接着剤を転写塗布する。接着剤としては、エポキ
シ系樹脂とシランカップリング剤等が用いられる。接着
剤の転写塗布厚は、1μm前後である。その後、第1の
基板1と第2の基板2は、例えば、特開昭61−230
954号公報に記載されているような、赤外線アライメ
ント法等を用いて整合し、加圧加熱し、密着させ、接着
剤を硬化させる。このようにして両基板を接合後、各ヘ
ッドチップに切断すると、図1に示したインクジェット
記録ヘッドが得られる。
【0019】記録のための、各色のインク、例えば、シ
アン、マゼンタ、イエローの異なる3色のインクは、そ
れぞれインクリザーバ入口5a,5b,5cから入り、
内部のインクリザーバやインク流路を通って、各色のノ
ズル群4a,4b,4cから吐出され、カラー記録を行
なう。
【0020】図3(A)は印字に用いる噴射ノズル4a
1のインク流路断面図であり、インクは、インクリザー
バ8aから連通路9aを通って噴射ノズル4a1に供給
される。発熱素子7aが駆動されると、気泡が発生し、
噴射ノズル4a1の開口からインク滴を吐出する。この
噴射ノズル4a1のインク流路の断面図は、図8で説明
した従来例のものと同じである。
【0021】図3(B)は、異なる色のインクのダミー
ノズルと近接しないダミーノズル4a2のインク流路の
断面図であり、図3(A)の噴射ノズル4a1とは、発
熱素子のない点が異なるが、ノズルの開口は大気に連通
しており、メンテナンス時等には、インクを排出すこと
が可能である。
【0022】図3(C)は、異なる色のインクのダミー
ノズルと近接するダミーノズル4a3のインク流路の断
面図であり、図3(B)のダミーノズル4a2と比べる
と、ノズルメンテナンスの排出孔のない構造となってい
る。しかし、厚膜樹脂層3の一部が連結流路11a(図
2)として除去されており、隣接する同じ色の排出孔を
有するダミーノズル4a2と連結されている。したがっ
て、多少流路抵抗は高いが、メンテナンス時等にはイン
ク流路11aを経由して、隣接する同じ色の排出孔を有
するダミーノズル4a2から、インクを排出することが
可能である。
【0023】図2,図3に示すように、第1の実施例の
インクジェット記録ヘッドでは、ノズル群4a,4bの
端部の2個のダミーノズルのうち、異なる色のインクの
ダミーノズルと近接するダミーノズルである4a3,4
b3を排出孔のない構造とした。これにより、図1に示
すように、ノズル面では、異なる色のダミーノズル同士
を離すことが可能となり、ダミーノズルのない領域10
が形成できた。ダミーノズルのない領域10を形成した
ことによって、メンテナンス時等において、プライミン
グ動作時に、異なる色のノズル内のインクが引き出され
ても、拡散して混色することがなくなり、画質が向上し
た。また、この排出孔のないダミーノズル4a3、4b
3と、異なる色のインクのダミーノズルと近接しない排
出孔を有するダミーノズル4a2、4b2とを、連結流
路11a,11bによりそれぞれ連結したことにより、
排出孔のないダミーノズル4a3,4b3からも、連結
流路11a,11bを介して、排出孔のある通常のダミ
ーノズル4a2、4b2から、インクの排出が可能とな
り、ダミーノズルとして機能するので、インクリザーバ
端部へのインク供給を安定して行なうことができ、画質
不良が発生することはない。
【0024】図4は、本発明のインクジェット記録ヘッ
ドの第2の実施例を説明するためのものであり、図2と
同様に、異なる色のノズル群の境界付近のインク流路を
インクリザーバ入口方向からみた透視図である。図中、
図2と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。この実施例では、第1の実施例と比べて、各色のノ
ズル群において、印字に使用する噴射ノズルの数が1個
から3個になった点が異なる。
【0025】第2の実施例においても、第1の実施例と
同様に、排出孔のないダミーノズル4a3,4b3を設
けたことによって、ノズル面では、異なる色のダミーノ
ズル同士を離すことが可能となり、したがって、混色の
おそれがなくなり、画質が向上する。また、排出孔のな
いダミーノズル4a3,4b3からも、連結流路11
a,11bを介して、隣接する排出孔のある通常のダミ
ーノズル4a2,4b2から、インクの排出が可能とな
り、第1の実施例と同様に、画質不良が生じることはな
い。
【0026】第2の実施例では、各色の印字に使用する
噴射ノズルの数が3個の場合を説明したが、噴射ノズル
の数が2個の場合、また、4個以上に増えた場合、ある
いは、図6,図7で説明した従来例のように、例えば、
24個,64個あるいは128個など、さらには、数1
00ノズルに増えた場合でも、第1の実施例や第2の実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0027】図5は、本発明のインクジェット記録ヘッ
ドの第3の実施例を説明するためのものであり、図2と
同様に、異なる色のノズル群の境界付近のインク流路を
インクリザーバ入口方向からみた透視図である。図中、
図2と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。この実施例では、第1の実施例と比べて、各色のダ
ミーノズルが片側2個から3個になった点が異なる。第
3の実施例でも、第1の実施例と同様に、排出孔のない
ダミーノズル4a3,4b3を設けたことによって、ノ
ズル面では、異なる色のダミーノズル同士を離すことが
可能となり、したがって、混色のおそれがなくなり、画
質が向上する。また、排出孔のないダミーノズル4a
3,4b3からも、連結流路11a,11bを介して、
隣接する排出孔のある通常のダミーノズル4a2,4b
2から、インクの排出が可能となり、第1の実施例と同
様に、画質不良が生じることはない。
【0028】さらに、図示はしないが、各色のダミーノ
ズル数が片側3個から4個以上になった場合でも、第1
の実施例や第3の実施例と同様の効果が得られる。さら
に、図示はしないが、各色のダミーノズル数が片側3個
以上のインクジェット記録ヘッドにおいても、各色の印
字に使用するノズル数が2個以上に増えた場合、さらに
は、数100ノズルに増えた場合でも、第1の実施例や
第2の実施例と同様の効果が得られる。
【0029】なお、上述した実施例では、インク吐出素
子として、発熱素子を用いて、サーマルインクジェット
方式のインクジェット記録ヘッドを説明したが、本発明
は、圧電素子や静電方式等、適宜のインク吐出素子を用
いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カラー一体型のインクジェット記録ヘッド
の、ノズル列端部のインク流路に連通した複数のダミー
ノズルのうち、異なる色のインクのダミーノズルと近接
するダミーノズルを、ノズル面にインク排出孔のない構
造とすることにより、混色することがなくなり、画質が
向上できる効果がある。
【0031】また、インク排出孔のないダミーノズル
と、異なる色のインクのダミーノズルと近接しないイン
ク排出孔を有するダミーノズルとの間を、インク流路で
連結することにより、インクリザーバ端部へのインク供
給が安定し、画質不良が生じることがないという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録ヘッドの第1の
実施例の外観図である。
【図2】 図1のノズル群4a,4bの境界付近のイン
ク流路の説明図であり、図1のインク流路をインクリザ
ーバ入口方向から見た透視図である。
【図3】 ノズルの吐出口近傍の断面図であり、図3
(A)は、図2のA−A線断面図、図3(B)は、図2
のB−B線断面図、図3(C)は、図2のC−C線断面
図である。
【図4】 本発明のインクジェット記録ヘッドの第2の
実施例を説明するためのもので、異なる色のノズル群の
境界付近のインク流路をインクリザーバ入口方向からみ
た透視図である。
【図5】 本発明のインクジェット記録ヘッドの第3の
実施例を説明するためのもので、異なる色のノズル群の
境界付近のインク流路をインクリザーバ入口方向からみ
た透視図である。
【図6】 従来のカラー一体型のインクジェット記録ヘ
ッドの外観図である。
【図7】 図6のノズル群4a,4bの境界付近のイン
ク流路の説明図であり、図6のインク流路をインクリザ
ーバ入口方向から見た透視図である。
【図8】 図7のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1…第1の基板、2…第2の基板、3…厚膜樹脂層、4
a,4b,4c…ノズル群、4a1,4b1…噴射ノズ
ル、4a2,4a3,4b2,4b3…ダミーノズル、
5a,5b,5c…インクリザーバ入口、6a,6b,
6c…噴射インク滴、7a,7b…発熱素子、8a,8
b…インクリザーバ、9a,9b…連通部、10…ダミ
ーノズルのない領域、11a,11b…連結流路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる色のインクを吐出するイン
    クジェット記録ヘッドにおいて、ノズル列端部のインク
    リザーバに連通した複数のダミーノズルのうち、異なる
    色のインクのダミーノズルと近接するダミーノズルをノ
    ズル面にインク排出孔のない構造とし、このインク排出
    孔のないダミーノズルと異なる色のインクのダミーノズ
    ルと近接しないインク排出孔を有するダミーノズルとの
    間をインク流路で連結することを特徴とするインクジェ
    ット記録ヘッド。
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