JP2001038909A - インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法

Info

Publication number
JP2001038909A
JP2001038909A JP21911499A JP21911499A JP2001038909A JP 2001038909 A JP2001038909 A JP 2001038909A JP 21911499 A JP21911499 A JP 21911499A JP 21911499 A JP21911499 A JP 21911499A JP 2001038909 A JP2001038909 A JP 2001038909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
top plate
energy generating
partition
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21911499A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawamura
義裕 河村
Satoshi Kanemitsu
聡 金光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP21911499A priority Critical patent/JP2001038909A/ja
Publication of JP2001038909A publication Critical patent/JP2001038909A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】隔壁の縁部の盛り上がりや天板の垂れ下がりに
よるインク流路高さの不均一性に起因する吐出ノズル毎
のインク吐出性能のバラツキを解消したインクジェット
プリンタヘッドを提供する。 【解決手段】発熱部23と電極24、25が形成された
チップ基板20上に、天板32とチップ基板20との通
常の間隔である10μmの高さの金属支柱34を電気メ
ッキで形成する。次に、隔壁29(29−1、29−
2、29ー3)をパターン化し焼成して金属支柱34よ
りも数μm高くなるように形成する。続いてCMP等の
研磨方法で隔壁29の上面を研磨し削り取って隔壁29
を金属支柱34の高さと同じ高さに形成する。その後、
共通インク供給溝27とインク受給孔28を形成してか
ら、天板32を積層して、この天板32にインク吐出ノ
ズル35を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全インク流路の高
さが一定であり全吐出ノズルで均一な吐出性能が得られ
るインクジェットプリンタヘッドとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクを用紙面に吐出して印
字を行うインクジェット方式のプリンタがある。このイ
ンクジェット方式によるプリンタには、インクを加熱し
気泡を発生させてその圧力でインク滴を飛ばすサーマル
ジェット方式や、ピエゾ抵抗素子(圧電素子)の変形に
よってインク滴を飛ばすピエゾジェット方式等がある。
これらは、記録材たるインクをインク滴にして印字ヘッ
ドのノズルから噴射させて、そのインク滴を紙、布など
の被記録材に吸収させて文字や画像等の記録(印字、印
刷)を行なうものであり、騒音の発生が少なく、特別な
定着処理を要することもなく、インクの無駄の無い印字
方法である。
【0003】また、上記のサーマルジェット方式には、
インク滴の吐出方向により、二通りの構成があり、一つ
は発熱部の発熱面に平行な方向へインクを吐出する構成
のものであり、他の一つは発熱部の発熱面に垂直な方向
にインクを吐出する構成のものである。中でも発熱部の
発熱面に垂直な方向にインク滴を吐出する構成のもの
は、ルーフシュータ型インクジェットプリンタヘッドと
呼称されており、発熱部の発熱面に平行な方向へインク
を吐出するサイドシュータ型の構成のものに比較して、
消費電力が極めて小さくて済むことが知られている。
【0004】このルーフシュータ型のサーマル式インク
ジェットプリンタヘッドの製法としては、例えば6イン
チ以上の直径の一枚のシリコンウエハ上に例えば90個
以上に区画された10mm×15mm程度の大きさの多
数のチップ基板の上に、シリコンLSI形成技術と薄膜
形成技術を利用して、設計上の方針にもよるが、例えば
64個、128個、又は256個等の多数の発熱部と、
これらを個々に駆動する駆動回路とインク流路と吐出ノ
ズルとを一括してモノリシックに形成する方法がある。
【0005】図8(a) は、そのようにして作成されるル
ーフシュータ型のインクジェットプリンタヘッドの概略
の構成を模式的に示す平面図であり、同図(b) は、その
A−A′断面矢視図である。尚、同図(a) には、天板の
図示を省略して示している。同図(a),(b) に示すよう
に、このインクジェットプリンタヘッド1は、チップ基
板2上に形成された薄膜からなる発熱抵抗体層3、その
発熱抵抗体層3の発熱部4、その発熱部4の両端に配設
された個別配線電極5と共通電極6、これらの上に積層
された隔壁7、更にこれらの上に積層された天板8(同
図(b) 参照)を備え、この天板8にはインク吐出ノズル
9(同図(b) には破線の丸で示している)が形成されて
いる。
【0006】そして、共通電極6側の基板端部添いに、
基板2の表面からインク供給溝11が穿設され、基板2
の裏面からインク供給孔12が穿設され、そして、貫通
孔13が上記インク供給溝11とインク供給孔12とを
連通させている。上記天板8と基板2との間には、隔壁
7により区画されてインク流路14が形成され、外部か
ら供給されるインクがインク供給孔12、貫通孔13、
インク供給溝11、及びインク流路14を介して発熱部
4に流入する。
【0007】図9(a) は、上記ルーフシュータ型のイン
クジェットプリンタヘッド1の発熱部近傍の側断面を再
掲する図であり、同図(b) 〜(d) は、その発熱駆動時の
動作状態を示す図である。インク流路14にはインク1
5が常時供給されている。このインクジェットプリンタ
ヘッド1は、同図(b) に示すように、画像情報に応じた
通電により、発熱部4を発熱させてこの発熱部4上のイ
ンク15に核気泡を発生させると、この核気泡が合体し
て膜気泡16が発生する。そして、同図(c) に示すよう
に、上記の膜気泡16が断熱膨脹して更に大きな膜気泡
16aに成長し周囲のインクを押し遣り、これによりイ
ンク吐出ノズル9からインク15aが押し出される。こ
の押し出されたインク15aは、同図(d) に示すよう
に、膜気泡16aの更に膨張した膜気泡16bに押し出
されてインク滴15bとなってインク吐出ノズル9から
不図示の紙面に向けて吐出される。この後、通電がオフ
され上記の成長した膜気泡16bが収縮し、ついには気
泡が消滅し、次の発熱部4の加熱が待機される。この一
連の工程は瞬時に行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の気泡
発生面である発熱部4の表面とインク滴15bを吐出す
るインク吐出ノズル9が形成されているオリフイス板8
との間隔を決定しているのは隔壁7の高さである。この
隔壁7には、パターン化し易い点と必要な耐熱性を有し
ている点から感光性ポリイミドがしばしば用いられる。
感光性ポリイミドのパターン化には、基板2上に例えば
およそ20μmの厚さで一面に積層した感光性ポリイミ
ドの薄膜上に、隔壁のパターンマスクを形成し、このパ
ターンマスクの上から例えば紫外光等で照射した後、焼
成して、厚さおよそ10μmのパターンを形成する。と
ころが、この感光性ポリイミドは、バターニング後の焼
成時に硬化収縮を起こし、パターンの周囲が額縁状に盛
り上がるという特性を有している。
【0009】図10は、感光性ポリイミドの隔壁が、バ
ターニング後の焼成時に硬化収縮を起こしてパターンの
周囲が額縁状に盛り上がった状態を示す図である。同図
に示すように、パターン化された隔壁7の周囲7aが額
縁状に盛り上がっている。そして、この隔壁周囲7aの
盛り上がりは、決して一様ではなく、パターンの形状に
よって盛り上がる高さがまちまちである。
【0010】したがって、これらの上に積層される天板
8と基板2との間に一様に正しい間隔を形成することが
できなくなる。このように、天板8と基板2との間に一
様に正しい間隔を形成できないと、インク流路14の高
さがばらついて、インク滴15bを吐出する性能にばら
つきが発生する。各インク吐出ノズル9から吐出される
インク滴15bの吐出性能にばらつきがあると、正しい
画像を印字(印刷)することができない。
【0011】また、インク供給溝11近傍の隔壁7の無
い共通インク流路部では、天板8が垂れ下がって共通イ
ンク流路が狭くなる箇所が発生し、インクの流動が不均
一となって、やはりインク滴15bの吐出性能にばらつ
きが生するという問題も有していた。
【0012】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
隔壁の縁部の盛り上がりや天板の垂れ下がりによるイン
ク流路高さの不均一性に起因するインク吐出性能のバラ
ツキを解消したインクジェットプリンタヘッドを提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のインクジェットプリンタヘッドは、基板上に所定の
間隔で並設され、インクを吐出するための圧力エネルギ
ーを発生する複数のエネルギー発生素子と、前記エネル
ギー発生素子の配設領域に連通するインク流路を区画形
成すべく前記基板上に立設された隔壁と、前記隔壁上に
設置された天板と、前記エネルギー発生素子に対応して
設けられ、圧力を受けたインクを所定方向に吐出させる
複数の吐出ノズルと、を有するインクジェットプリンタ
ヘッドであって、前記基板と前記天板間に複数の支柱を
有し、該支柱は、金属からなり、前記天板を支持すべく
先端面が前記隔壁と同一高さとなるように形成されてい
る。
【0014】前記支柱は、例えば請求項2記載のよう
に、前記エネルギー発生素子の配設領域へのインクの流
入口に対応させてその上流側に配設してあることが好ま
しい。次に、請求項3記載の発明のインクジェットプリ
ンタヘッドの製造方法は、基板に、一対の電極に接続さ
れたエネルギー発生素子を所定の間隔で複数個並設する
工程と、前記基板に、所定の高さの金属製支柱を複数個
立設する工程と、前記基板に、各前記エネルギー発生素
子の配設領域に夫々連通するインク流路を区画する隔壁
を前記支柱の高さより高く立設する工程と、前記隔壁の
先端面を研磨して前記支柱の先端面と同一高さに揃える
工程と、前記隔壁及び前記支柱上に天板を設置する工程
と、該天板に前記エネルギー発生素子に対応させてイン
ク吐出ノズルを形成する工程と、を有している。
【0015】そして、例えば請求項4記載のように、前
記一対の電極の一方の電極は前記インク流入路の前記エ
ネルギー発生素子に対して流入側に敷設され、複数の前
記金属製支柱は夫々前記インク流入路の前記エネルギー
発生素子の配設領域へのインクの流入口に対応させてそ
の上流側の前記一方の電極上に形成されることが好まし
い。
【0016】また、前記金属性支柱は、例えば請求項5
記載のように、前記一方の電極上に電気メッキ法により
形成するようにしても良い。また、前記隔壁は、例えば
請求項6記載のように、感光性ポリイミド樹脂で形成さ
れ、該隔壁の先端面の研磨はCMP(Chemical-Mechanic
al-Polishing) 法により行うのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a),(b),(c) は、一実施
の形態におけるインクジェットプリンタヘッドの製造方
法を工程順に示す図であり、それぞれ一連の工程におい
てシリコンウエハのヘッドチップ上に形成されていく状
態の概略の平面図と断面図を模式的に示している。尚、
これらの図には、説明の便宜上、いずれもフルカラー用
のインクジェットプリンタヘッドの1個の印字ヘッド
(モノクロ用インクジェットプリンタヘッドの構成と同
じ)のみを示しているが、実際には後述するように、こ
のような印字ヘッドが複数個(通常は4個)連なった形
状のものが、1個のチップ基板上に形成される。また、
同図(c) には36個のインク吐出ノズル49を示してい
るが、実際には64個、128個、256個等、設計上
の方針によって多数形成されるものである。
【0018】図2(a),(b),(c) は、上段に図1(a),(b),
(c) の平面図をそれぞれ拡大して詳細に示しており、中
段に上段のC−C′断面矢視図(同図(a) 参照)、下段
に上段のD−D′断面矢視図(同図(a) 参照)を示して
いる。また、同図(a),(b),(c) の中段に示す断面図は、
それぞれ図1(a),(b),(c) の下に示す断面図と同一のも
のである。尚、図2(a),(b),(c) には、図示する上での
便宜上、64個、128個又は256個のインク吐出ノ
ズルを、5個のインク吐出ノズル49で代表させて示し
ている。
【0019】最初に、基本的な製造方法について説明す
る。先ず、工程1として、4インチ以上のシリコン基板
にLSI形成処理により駆動回路とその端子を形成する
と共に、厚さ1〜2μmの酸化膜(Si O)を形成
し、次に、工程2として、薄膜形成技術を用いて、タン
タル(Ta)−シリコン(Si)−酸素(O)からなる
発熱抵抗体膜の層と、Ti−W等の密着層を介在させて
Auなどによる電極膜を順次積層形成する。そして、電
極膜と発熱抵抗体膜をフォトリソグラフィー技術によっ
て夫々ストライプ状にパターニングし、そのストライプ
状の発熱抵抗体膜上の発熱部とする領域の両側に配線電
極を形成する。この工程でエネルギー発生素子としての
発熱部の位置が決められる。
【0020】図1(a) 及び図2(a) は、上記の工程1及
び工程2が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、チップ基板20には酸化膜からなる絶縁層の下に駆
動回路21及び駆動回路端子22(図1(a) 参照)が形
成され、絶縁層の上には、発熱抵抗体層が複数条のスト
ライプ状に所定の間隔で平行にパターン化され、その発
熱部23となる両端に一対の電極としての共通電極24
と個別配線電極25が形成されている。これらの並設に
よりチップ基板20上には、発熱部列23′及び個別配
線電極列25′が形成されている。そして、共通電極2
4には、共通給電端子26が形成されている(図1(a)
参照)。
【0021】続いて、工程3として、詳しくは後述する
高さ10μmの金属支柱を電気メッキ法により立設す
る。その後、工程4として、個々の発熱部23に対応す
るインク加圧室とこれらへのインク流路を形成すべく感
光性ポリイミド樹脂などの有機材料からなる隔壁部材を
コーティングにより高さおよそ20μm程度に形成し、
これをフォトリソグラフィー技術によりパターン化した
後に、300℃〜400℃の熱を30分〜60分加える
キュア(乾燥硬化、焼成)を行い、高さ10μmをやや
超える程度の上記感光性ポリイミド樹脂による隔壁をチ
ップ基板20上に形成・固着させる。
【0022】図1(b) 及び図2(b) は、上述の工程3及
び工程4が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、チップ基板20端部側の共通電極24部分にはイン
クシール隔壁29−1が形成され、右方の個別配線電極
25が配設されている部分にもインクシール隔壁29−
2が形成され、このインクシール隔壁29−2から各発
熱部23と発熱部23の間に延び出す区画隔壁29−3
が形成されている。
【0023】上記の個別配線電極25上のインクシール
隔壁29−2を櫛の胴とすれば、各発熱部23と発熱部
23との間に延び出す区画隔壁29−3は櫛の歯に相当
する形状をなしている。これにより、この櫛の歯状の区
画隔壁29−3を仕切り壁として、その歯と歯の間の付
け根部分に発熱部23が位置する微細な発熱部23配設
領域としてのインク加圧室31が、発熱部23の数だけ
区画形成されている。また、区画隔壁29−3は、発熱
部23にインクを流入させるインク流入路を形成してい
る。
【0024】このインク流入路の発熱部23側とは反対
の流入側に、つまりインク流入路のインクの流入口より
も上流側で、且つ、上記一対の電極の一方の電極である
共通電極24上に、発熱部23の数に対応する複数の金
属製支柱34が敷設されている。
【0025】続いて、工程5として、上記隔壁(インク
シール隔壁29−1、29−2、区画隔壁29−3)の
上面を、詳しくは後述するCMP(Chemical-Mechanical
-Polishing) 法により、金属支柱34の高さと同じ高さ
まで研磨する。
【0026】この後、工程6として、サンドブラスト法
(ウェットエッチングでもよい)などにより、上記チッ
プ基板20の面に、共通インク供給溝を穿設し、この共
通インク供給溝に連通してチップ基板20の下面に開口
するインク受給孔を貫通・形成する。
【0027】更に、工程7として、ポリイミドからなる
厚さ10〜30μmのフィルムの天板を、上記積層構造
の最上層つまり金属支柱34及び隔壁29(29−1、
29−2、29−3)の上に張り付けて290〜300
℃で加熱しながら加圧してその天板を固着させる。続い
てNi、Cu又はAlなどの厚さ0.5〜1μm程度の
金属膜を形成する。そして、この天板上の金属膜をパタ
ーン化して、ポリイミドを選択的にエッチングするマス
クを形成し、続いて、天板を例えばヘリコン波エッチン
グ装置により上記の金属膜マスクに従って31μmφ〜
29μmφの孔空けをして多数のインク吐出ノズルを一
括形成する。
【0028】図1(c) 及び図2(c) は、上述した工程
5、工程6及び工程7が終了した直後の状態を示してい
る。すなわち、天板32が共通給電端子26及び駆動回
路端子22の部分を除く全領域を覆っており、これによ
り、区画隔壁29−3によって形成されている高さ10
μmのインク加圧室31が形成され、このインク加圧室
31の開口方向に、共通インク供給溝27が配置され、
インク加圧室31の開口と共通インク供給溝27間に
は、これらを連通させる高さ10μmのインク流路33
が形成されている。また、共通インク供給溝27に連通
するインク受給孔28が裏面に貫通している。
【0029】そして、天板32には、発熱部23に対向
する部分にインク吐出ノズル35が形成されている。こ
れにより、64個、128個又は256個のインク吐出
ノズル35を1列に備えたモノカラーインクジェットプ
リンタヘッド36が完成する。このモノカラーインクジ
ェットプリンタヘッド36に外部から供給されるインク
は、インク受給孔28及び共通インク供給溝27を介し
てインク流路33を流通し、インク加圧室31の開口か
ら発熱部23に供給される。
【0030】上記のように1列のインク吐出ノズル35
を備えたモノカラーインクジェットプリンタヘッド36
は、モノクロ用のインクジェットプリンタヘッドの構成
であるが、通常フルカラー印字においては、前述したよ
うに減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色に、文字や画像の黒部分に
専用されるブラック(Bk)を加えて合計4色のインク
を必要とする。したがって最低でも4列のノズル列が必
要である。
【0031】図3(a) は、上記のモノカラーインクジェ
ットプリンタヘッド36を4列並べてフルカラーインク
ジェットプリンタヘッド37を構成した例を示す図であ
り、同図(b) は、そのフルカラーインクジェットプリン
タヘッド37がシリコンウエハ38上に多数形成された
状態を示す図である。上述した製造方法によれば、図1
(a),(b),(c) に示したチップ基板20よりも大きなチッ
プ基板39を図3(b)に示すようにシリコンウエハ38
上に多数設定し、そのチップ基板39に、図1(c) に示
したモノカラーインクジェットプリンタヘッド36を4
列にモノリシックに構成して、図3(a) に示すようにフ
ルカラーのインクジェットプリンタヘッド37を製造す
ることは可能であり、各ノズル列41の位置関係も今日
の半導体の製造技術によりマスクを用いて正確に配置す
ることが可能である。
【0032】図4(a),(b) は、図1(c) と同様の構成
を、駆動回路部分を除いて再掲した図であり、図4(c)
は、その変形例を示す図である。同図(a),(b),(c) に
は、図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),(c) と同一構成
部分には図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),(c) と同一
の番号を付与して示している。尚、図4(a) 及び同図
(c)は天板を透明に見立てて示している。
【0033】上述の図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),
(c) で説明したインクジェットプリンタヘッド36にお
いては、図4(a),(b) に示すように、金属支柱34は、
発熱部23毎に対応してインク加圧室31のインク流入
路の上流側に夫々配設されている。このように隔壁の配
置されていないインク流路に支柱のある構成であると、
天板32は、例えばポリイミド等の樹脂フィルムで形成
してもチップ基板20との間に安定した間隔を維持する
ことができる。
【0034】また、天板32に、例えばアルミニューム
等の剛性のある部材を用いてインクジェットプリンタヘ
ッドを構成する場合は、同図(c) に示すように、金属支
柱34をインク流路33の両端部にだけ設けるようにし
ても良い。これは主として後述する隔壁の研磨に際して
ストッパとしての支柱の役目を果たすものであり、この
構成であると、インク流路33内のインクの流通が同図
(a) の場合よりも円滑に維持されるから、より微細な構
造、つまり、チップ基板と天板の間隔がより狭いインク
ジェットプリンタヘッドを形成することができる。
【0035】図5は、第2の実施の形態におけるインク
ジェットプリンタヘッドの構成を示す平面図である。
尚、同図は図4(a),(c) と同様の外観のインクジェット
プリンタヘッドを90度回転した状態で示している。ま
た、この図5も、図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),
(c) と同一構成部分には図1(a),(b),(c) 及び図2(a),
(b),(c) と同一の番号を付与して示している。また、天
板を透明に見立てて示している。
【0036】図5に示すように、このインクジェットプ
リンタヘッド42は、上述の金属支柱34を、インク流
路33内に設けず、インクシール隔壁29−1と29−
2の夫々端部に設けている。この構成も、金属支柱34
は、後述する隔壁の研磨に際してストッパとしての支柱
の役目を果たすものである。
【0037】ところで、本発明においては、上述した第
1及び第2の実施の形態において、前述した製造方法に
おける、工程3の金属支柱の立設、工程4の隔壁のパタ
ーン化、工程5の隔壁上面の研磨、及び工程6の共通イ
ンク供給溝及びインク受給孔の穿設には、特別の工夫が
凝らされている。以下これについて上記第2の実施の形
態におけるインクジェットプリンタヘッド42を例にと
って更に説明する。
【0038】図6(a),(b),(c) は、第2の実施の形態に
おけるインクジェットプリンタヘッド42を例とした製
造方法の工程3〜工程5を説明する図である。図6(a)
は図5のE−E′断面図であり、工程3の金属支柱の立
設と、工程4の隔壁のパターン化が終了した状態を示し
ている。図6(b) は工程5の隔壁の研磨終了直前の状態
を示している。そして、図6(c) は、工程6の共通イン
ク供給溝及びインク受給孔の穿設を終了した後の工程7
における天板の取付けとインク吐出ノズルの形成が終了
した状態を示している。
【0039】図6(a) に示すように、金属支柱34は、
共通電極24(図5参照)を形成する際に同電極を金属
支柱34を立設すべき部分まで延長した部分に、電気メ
ッキで形成されている。金属支柱34の高さは例えば通
常形成される天板とチップ基板との間隔である10μm
である。電気メッキは、予め金属支柱34の部分のみを
開口させたレジストパターンを共通電極24上に積層
し、共通電極24をカソードにとってメッキ液中で通電
させて析出させる。
【0040】金属支柱34の材質は、第1の実施の形態
の場合であればインク流路中に形成するので、ある程度
の対インク耐食性は必要である。耐食性の最も期待でき
る金属はAuであるが、Auは高価であると同時に、延
性が高すぎる虞がある。つまり天板とチップ基板間の間
隔を維持する支柱の用途からすると適切ではないと思わ
れる。したがって、本例では安価で電気メッキしやすく
且つインクがアルカリ性の場合はインクとの耐食性も問
題ないNiを使用する。また、電気メッキ法であると、
ファラデーの法則を用いて析出量を比較的制御しやすい
という利点がある。
【0041】次に、隔壁29(29−1、29−2、2
9ー3)をエッチングしてパターン化し焼成する。この
とき前述したように、図6(a) に示すような縁部に盛り
上がり29−4が形成され、このままでは不具合が発生
する。そこで、先ず同図(a)に示すように、隔壁29を
金属支柱34よりも数μm高くなるように予め形成して
おく。
【0042】次に、図6(b) に示すように、CMP( C
hemical-Mechanical-Polishing)などの研磨方法で隔壁
29の上面を削っていく。隔壁29のような感光性樹脂
と金属支柱34のような金属とは、研磨のレートが異な
るので、金属が削れないような条件で研磨していくと、
同図(b) に示すように、金属支柱34の高さの位置で研
磨板43が停止して研磨が終了し、隔壁29の高さが金
属支柱34の高さと一致する。
【0043】図7は、上記のCMPによる研磨工程の概
略を模式的に示す図である。同図に示すように、チップ
基板20、つまりシリコンウエハ38(図3(b)参照)
は、先ず研磨機内の支持台44上に載置される。支持台
44には、適宜な複数箇所に吸着ノズル45が配設され
ている。吸着ノズル45は図外の真空ポンプに接続され
ており、内部の空気が図の矢印Hで示すように常時吸引
されている。これにより、吸着ノズル45は、支持台4
4上に載置されるチップ基板20を吸着して支持台44
上に固定する。
【0044】研磨板43とチップ基板20との間には、
適当な分散媒とこの分散媒に分散した研磨材としての懸
濁質46からなる研磨液としてのコロイド溶液が供給さ
れる。研磨板43は不図示の付勢部材により、図の矢印
Fで示すように下方に付勢されると共に、これも不図示
の駆動系により図の矢印Gで示すように水平方向に往復
運動する。これにより、上述したように金属支柱34と
同一高さになるまで隔壁29の上面が研磨される。
【0045】この後、工程6により、図1(c) 又は図2
(c) に示したように、共通インク供給溝27とインク受
給孔28を形成する。このように、隔壁29の研磨後に
共通インク供給溝27とインク受給孔28を形成するの
は、もしシリコンウエハ38の裏面、つまりチップ基板
20の裏面に、インク受給孔28が予め穿設されている
と、インク受給孔28と上述した研磨機内の支持台44
の吸着ノズル45とが中途半端にずれて接合すると、吸
着ノズル45による吸着に空気漏れが出来る虞があるか
らである。吸着ノズル45による吸着に空気漏れが出来
ると、チップ基板20を研磨機の支持台44に安定した
状態で支持することができない。したがって、金属支柱
34を予め形成しておいても、隔壁29を縁部の盛り上
がりを削って均一な高さに正確に形成することができな
い。
【0046】また、単にチップ基板20裏面に形成され
るインク受給孔28だけでなく、共通インク供給溝27
の形成も、隔壁29の研磨後にインク受給孔28と共に
形成するのは、そのようにチップ基板20に共通インク
供給溝27を穿設した後に隔壁29の研磨を行うと、穿
設した溝の角部が欠け落ちて、この欠け落ちた微細な粒
子が研磨液中に混入し、研磨面の平滑性を低下させ、上
記同様に、全ての隔壁29を均一な高さに正確に形成す
ることが困難になるからである。
【0047】したがって、本発明におけるインクジェッ
トプリンタヘッドの製造方法において、パターン化し焼
成した隔壁の研磨後に、インク受給孔28と共通インク
供給溝27を形成する手順は本発明独特の必須の手順で
あるといえる。
【0048】このようにして、隔壁29の高さを金属支
柱34の高さに合わせた均一な高さに研磨した後、図6
(c) に示すように、天板32を上記金属支柱34及び上
面が均一に平滑化された隔壁29の上に積層し、その天
板32にインク吐出ノズル35を形成する。
【0049】尚、上述の実施の形態では、いずれもイン
ク吐出方向が発熱部表面に対して垂直方向であるトップ
シュータ型のインクジェットプリンタヘッドで説明した
が、本発明は、トップシュータ型に限ることなくインク
吐出方向が発熱部表面と平行なサイドシュータ型のイン
クジェットプリンタヘッドにも適用できることは勿論で
ある。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、天板とチップ基板との間隔で形成されるインク流
路の高さに応じた高さの金属支柱を形成し、隔壁をこれ
よりも高く形成して、金属支柱をストッパにして隔壁上
面を研磨するので、パターン化された隔壁の焼成後に出
来る縁部の盛り上がりを削って、予め正しい高さに形成
された金属支柱の高さに隔壁の上面を一定に揃えること
ができ、また、金属支柱が天板の垂れ下がりを阻止し、
これにより、従来のように感光性ポリイミドの隔壁の高
さを基準にして形成されたインク流路の高さの不安定さ
及び不均一さが解消され、したがって、吐出ノズル毎の
インクの吐出にばらつきがなくなり、これにより、信頼
性の高いインクジェットプリンタヘッド及びその製造方
法の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c) は第1の実施の形態におけるイン
クジェットプリンタヘッドの製造方法を工程順に示す図
である。
【図2】(a),(b),(c) の上段は図1(a),(b),(c) の平面
拡大図、中段は上段のC−C′断面矢視図、下段は上段
のD−D′断面矢視図である。
【図3】(a) はフルカラーインクジェットプリンタヘッ
ドを示す図、(b) はヘッドチップがシリコンウエハ上に
多数形成された状態を示す図である。
【図4】(a),(b) は変形例と比較のために図1(c) と同
様の構成を駆動回路部分を除いて再掲した図、(c) はそ
の変形例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態におけるインクジェットプリ
ンタヘッドの構成を示す平面図である。
【図6】(a),(b),(c) は第2の実施の形態におけるイン
クジェットプリンタヘッドを例とした製造方法の工程3
〜工程5を説明する図である。
【図7】CMPによる隔壁研磨の概略を模式的に示す図
である。
【図8】(a) は従来のルーフシュータ型のインクジェッ
トプリンタヘッドの概略の構成を模式的に示す平面図、
(b) はそのA−A′断面矢視図である。
【図9】(a) は図8(a) の発熱部近傍の側断面を再掲す
る図、(b) 〜(d) はその発熱駆動時の動作状態を示す図
である。
【図10】感光性ポリイミドの隔壁がバターニング後の
焼成時に硬化収縮を起こしてパターンの周囲が額縁状に
盛り上がった状態を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタヘッド 2 チップ基板 3 発熱抵抗体層 4 発熱部 5 個別配線電極 6 共通電極 7 隔壁 8 天板 9 インク吐出ノズル 11 インク供給溝 12 インク供給孔 13 貫通孔 14 インク流路 15 インク 16、16a、16b 膜気泡 20 チップ基板 21 駆動回路 22 駆動回路端子 23 発熱部 23′ 発熱部列 24 共通電極 25 個別配線電極 25′ 個別配線電極列 26 共通給電端子 27 共通インク供給溝 28 インク受給孔 29 隔壁 29−1、29−2 インクシール隔壁 29−3 区画隔壁 29−4 縁部の盛り上がり 31 インク加圧室 32 天板 33 インク流路 34 金属支柱 35 インク吐出ノズル 36 モノカラーインクジェットプリンタヘッド 37 フルカラーインクジェットプリンタヘッド 38 シリコンウエハ 39 チップ基板 41 ノズル列 42 インクジェットプリンタヘッド 43 研磨板 44 支持台 45 吸着ノズル 46 懸濁質

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に所定の間隔で並設され、インク
    を吐出するための圧力エネルギーを発生する複数のエネ
    ルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子の配設領域
    に連通するインク流路を区画形成すべく前記基板上に立
    設された隔壁と、前記隔壁上に設置された天板と、前記
    エネルギー発生素子に対応して設けられ、圧力を受けた
    インクを所定方向に吐出させる複数の吐出ノズルと、を
    有するインクジェットプリンタヘッドであって、 前記基板と前記天板間に複数の支柱を有し、該支柱は、
    金属からなり、前記天板を支持すべく先端面が前記隔壁
    と同一高さとなるように形成されていることを特徴とす
    るインクジェットプリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 前記支柱は、前記エネルギー発生素子の
    配設領域へのインクの流入口に対応させてその上流側に
    配設してあることを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェットプリンタヘッド。
  3. 【請求項3】 基板に、一対の電極に接続されたエネル
    ギー発生素子を所定の間隔で複数個並設する工程と、 前記基板に、所定の高さの金属製支柱を複数個立設する
    工程と、 前記基板に、各前記エネルギー発生素子の配設領域に夫
    々連通するインク流路を区画する隔壁を前記支柱の高さ
    より高く立設する工程と、 前記隔壁の先端面を研磨して前記支柱の先端面と同一高
    さに揃える工程と、 前記隔壁及び前記支柱上に天板を設置する工程と、 該天板に前記エネルギー発生素子に対応させてインク吐
    出ノズルを形成する工程と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタヘッ
    ドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記一対の電極の一方の電極は前記イン
    ク流入路の前記エネルギー発生素子に対して流入側に敷
    設され、複数の前記金属製支柱は夫々前記インク流入路
    の前記エネルギー発生素子の配設領域へのインクの流入
    口に対応させてその上流側の前記一方の電極上に形成さ
    れることを特徴とする請求項3記載のインクジェットプ
    リンタヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記金属性支柱は、前記一方の電極上に
    電気メッキ法により形成されることを特徴とする請求項
    4記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記隔壁は、感光性ポリイミド樹脂で形
    成され、該隔壁の先端面の研磨はCMP(Chemical-Mech
    anical-Polishing) 法により行われることを特徴とする
    請求項3記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方
    法。
JP21911499A 1999-08-02 1999-08-02 インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法 Withdrawn JP2001038909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21911499A JP2001038909A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21911499A JP2001038909A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001038909A true JP2001038909A (ja) 2001-02-13

Family

ID=16730478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21911499A Withdrawn JP2001038909A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001038909A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517515B1 (ko) * 2004-01-20 2005-09-28 삼성전자주식회사 모놀리틱 잉크젯 프린트헤드의 제조방법
JP2006056249A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットヘッドの製造方法,その方法によって製造されたインクジェットヘッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517515B1 (ko) * 2004-01-20 2005-09-28 삼성전자주식회사 모놀리틱 잉크젯 프린트헤드의 제조방법
JP2006056249A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットヘッドの製造方法,その方法によって製造されたインクジェットヘッド
US7465403B2 (en) 2004-08-23 2008-12-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Ink jet head including a metal chamber layer and a method of fabricating the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3325602B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド
US6137443A (en) Single-side fabrication process for forming inkjet monolithic printing element array on a substrate
JP2994344B2 (ja) インクジェットのプリントヘッド及びその形成方法
JP4749546B2 (ja) インクジェット印刷ヘッド
JP2006123551A (ja) ノズルプレートとそれを備えたインクジェットプリントヘッド及びノズルプレートの製造方法
JPH11320889A (ja) 薄膜インクジェットプリントヘッド
JP3659303B2 (ja) 液体噴射記録装置の製造方法
US8206535B2 (en) Inkjet printheads
US6328428B1 (en) Ink-jet printhead and method of producing same
JP2000334951A (ja) マルチアレイ式インクジェット印字ヘッド
US9199456B2 (en) Liquid jet head, liquid jet apparatus and method of manufacturing liquid jet head
JP2001038909A (ja) インクジェットプリンタヘッドの構造と製造方法
JP4755105B2 (ja) インクジェットプリントヘッド及びその製造プロセス
JP3799871B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
US7219981B2 (en) Ink-jet head and producing method thereof
JP2000211145A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法
KR20080049485A (ko) 리스트릭터를 통한 역류를 억제하는 멤브레인을 구비한잉크젯 헤드
JPH08187862A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2002240293A (ja) 液滴噴射記録装置およびシリコン構造体の製造方法
JP2001158102A (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
US20050179735A1 (en) Method of making an inkjet printhead
JP2002029057A (ja) インクジェットプリントヘッド
JP3719110B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JPH10291311A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP3820794B2 (ja) インクジェットプリントヘッド。

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061003