JPH08187293A - 留置カテーテルの位置を修正する方法及び修正具 - Google Patents
留置カテーテルの位置を修正する方法及び修正具Info
- Publication number
- JPH08187293A JPH08187293A JP7002793A JP279395A JPH08187293A JP H08187293 A JPH08187293 A JP H08187293A JP 7002793 A JP7002793 A JP 7002793A JP 279395 A JP279395 A JP 279395A JP H08187293 A JPH08187293 A JP H08187293A
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- Japan
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- correction
- catheter
- correction wire
- wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は感染又は汚染のおそれがなく、腹
腔内のカテーテルの位置を滅菌室の内外を問わず容易に
修正操作できることを目的としたものである。 【構成】 所定の長さに亘って腹腔内に出た部分を変形
し難くしたカテーテルに、先端部に剛性を付与した修正
ワイヤを挿入し、カテーテルの留置位置を修正する方法
において、前記修正ワイヤは屈伸可能の滅菌袋内に収容
され、該修正ワイヤを腹腔内へ挿入するにつれて、前記
滅菌袋を屈縮し、修正ワイヤを常時滅菌袋内に収容して
おくことを特徴とした留置カテーテルの位置を修正する
方法。先端にカテーテルの各種接続チューブ端と接続可
能な接続具とローラクランプとを有する細長い滅菌袋内
に、修正ワイヤを収容し、該修正ワイヤの後端を前記滅
菌袋の後端に固定したことを特徴とする留置カテーテル
の位置を修正する修正具。
腔内のカテーテルの位置を滅菌室の内外を問わず容易に
修正操作できることを目的としたものである。 【構成】 所定の長さに亘って腹腔内に出た部分を変形
し難くしたカテーテルに、先端部に剛性を付与した修正
ワイヤを挿入し、カテーテルの留置位置を修正する方法
において、前記修正ワイヤは屈伸可能の滅菌袋内に収容
され、該修正ワイヤを腹腔内へ挿入するにつれて、前記
滅菌袋を屈縮し、修正ワイヤを常時滅菌袋内に収容して
おくことを特徴とした留置カテーテルの位置を修正する
方法。先端にカテーテルの各種接続チューブ端と接続可
能な接続具とローラクランプとを有する細長い滅菌袋内
に、修正ワイヤを収容し、該修正ワイヤの後端を前記滅
菌袋の後端に固定したことを特徴とする留置カテーテル
の位置を修正する修正具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は感染又は汚染のおそれ
がなく、腹腔内のカテーテルの位置を滅菌室の内外を問
わず容易に修正操作できることを目的とした留置カテー
テルの位置を修正する方法及び修正具に関する。
がなく、腹腔内のカテーテルの位置を滅菌室の内外を問
わず容易に修正操作できることを目的とした留置カテー
テルの位置を修正する方法及び修正具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来カテーテルの位置の修正は、ガイド
ワイヤを挿入して行っていたが、消毒したガイドワイヤ
を手術室などの清潔な場所で汚染防止手段を施し乍ら操
作していた。例えば消毒したシーツを敷いて腹腔内から
の排液状態を保ちながら(外部からの汚染を防止する為
に)清潔な操作する人間と、不潔な操作をする人間とを
要してカテーテルの位置を修正していた。
ワイヤを挿入して行っていたが、消毒したガイドワイヤ
を手術室などの清潔な場所で汚染防止手段を施し乍ら操
作していた。例えば消毒したシーツを敷いて腹腔内から
の排液状態を保ちながら(外部からの汚染を防止する為
に)清潔な操作する人間と、不潔な操作をする人間とを
要してカテーテルの位置を修正していた。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記従来の方法によれ
ば、腹腔内の排液を行いつつレントゲンをみて、ワイヤ
を動かし修正しなければならないので操作が繁雑になる
のみならず、透視設備と清潔とを兼備した場所が必要で
あり、複数の人間が居なければ操作しにくい問題点があ
った。
ば、腹腔内の排液を行いつつレントゲンをみて、ワイヤ
を動かし修正しなければならないので操作が繁雑になる
のみならず、透視設備と清潔とを兼備した場所が必要で
あり、複数の人間が居なければ操作しにくい問題点があ
った。
【0004】また排液を常時排出する為、透視台の排液
による汚染、水浸などのおそれがあり、十分の注意と技
術を要する問題点があった。
による汚染、水浸などのおそれがあり、十分の注意と技
術を要する問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、修正
ワイヤを滅菌袋内へ収容すると共に、接続チューブと接
続し、腹腟内のカテーテルと一体化したので、ワイヤの
挿入に伴って滅菌袋を屈縮する。従ってワイヤは常時滅
菌袋内にあることになり、外部からの汚染のおそれがな
く、前記従来の問題点を悉く改善したのである。またロ
ーラクランプを設置することによって、ワイヤの保持と
挿入が正確に行われることになった。
ワイヤを滅菌袋内へ収容すると共に、接続チューブと接
続し、腹腟内のカテーテルと一体化したので、ワイヤの
挿入に伴って滅菌袋を屈縮する。従ってワイヤは常時滅
菌袋内にあることになり、外部からの汚染のおそれがな
く、前記従来の問題点を悉く改善したのである。またロ
ーラクランプを設置することによって、ワイヤの保持と
挿入が正確に行われることになった。
【0006】即ち方法の発明は、所定の長さに亘って腹
腔内に出た部分を変形し難くしたカテーテルに、先端部
に剛性を付与した修正ワイヤを挿入し、カテーテルの留
置位置を修正する方法において、前記修正ワイヤは屈伸
可能の滅菌袋内に収容され、該修正ワイヤを腹腔内へ挿
入するにつれて、前記滅菌袋を屈縮し、修正ワイヤを常
時滅菌袋内に収容しておくことを特徴とした留置カテー
テルの位置を修正する方法である。
腔内に出た部分を変形し難くしたカテーテルに、先端部
に剛性を付与した修正ワイヤを挿入し、カテーテルの留
置位置を修正する方法において、前記修正ワイヤは屈伸
可能の滅菌袋内に収容され、該修正ワイヤを腹腔内へ挿
入するにつれて、前記滅菌袋を屈縮し、修正ワイヤを常
時滅菌袋内に収容しておくことを特徴とした留置カテー
テルの位置を修正する方法である。
【0007】また物の発明は、先端にカテーテルの後端
との接続具とローラクランプとを有する細長い滅菌袋内
に、修正ワイヤを収容し、該修正ワイヤの先端側を前記
滅菌袋に設けたローラクランプに挟着固定したことを特
徴とする留置カテーテルの位置を修正する修正具であ
り、滅菌袋の後端に連結チューブを介して滅菌剤パイプ
を連結したものである。
との接続具とローラクランプとを有する細長い滅菌袋内
に、修正ワイヤを収容し、該修正ワイヤの先端側を前記
滅菌袋に設けたローラクランプに挟着固定したことを特
徴とする留置カテーテルの位置を修正する修正具であ
り、滅菌袋の後端に連結チューブを介して滅菌剤パイプ
を連結したものである。
【0008】前記において、カテーテルは腹腔との取付
部に工夫を加えて変形しないようにした。またワイヤの
先端には剛性を付与して、カテーテルの修正移動を容易
にした。
部に工夫を加えて変形しないようにした。またワイヤの
先端には剛性を付与して、カテーテルの修正移動を容易
にした。
【0009】また滅菌袋の先端側に滅菌剤パイプを連結
したので、該部に滅菌剤を吸着綿などを封入すれば、滅
菌袋内を常時滅菌することができる。
したので、該部に滅菌剤を吸着綿などを封入すれば、滅
菌袋内を常時滅菌することができる。
【0010】この発明の修正具によれば、滅菌処理して
ない部屋とか、給液及び排液設備のない場所でも手軽に
修正できるので、便利であり、しかも汚染のおそれがな
く操作に余分の注意(感染防止)を払う必要がなく修正
に神経を集中し得るなどの利点がある。
ない部屋とか、給液及び排液設備のない場所でも手軽に
修正できるので、便利であり、しかも汚染のおそれがな
く操作に余分の注意(感染防止)を払う必要がなく修正
に神経を集中し得るなどの利点がある。
【0011】
【作用】この発明の修正具によれば、ローラクランプを
具備したので、カテーテルの修正中間位置を保持した
り、しばらくカテーテルが正しい位置に保持されている
か否か観察することもできる。
具備したので、カテーテルの修正中間位置を保持した
り、しばらくカテーテルが正しい位置に保持されている
か否か観察することもできる。
【0012】
【実施例1】留置カテーテル1の人体外突出部のキャッ
プを外し、滅菌袋3の先端側の連結チューブ6を連結
し、ついで修正ワイヤ4端を矢示18のようにカテーテ
ル1内へ挿入する(図4、5)。
プを外し、滅菌袋3の先端側の連結チューブ6を連結
し、ついで修正ワイヤ4端を矢示18のようにカテーテ
ル1内へ挿入する(図4、5)。
【0013】ついでローラクランプ5を介し、連結チュ
ーブ6をつまみ、修正ワイヤ4の先端側を注視(レント
ゲン画面による)しつつカテーテル1の位置を修正す
る。この場合に修正ワイヤ4を挿脱及び回転させること
により、また腹壁の圧迫、振動させることにより、カテ
ーテル1の先端位置を腹腔2内の所定の位置に導くこと
ができる。
ーブ6をつまみ、修正ワイヤ4の先端側を注視(レント
ゲン画面による)しつつカテーテル1の位置を修正す
る。この場合に修正ワイヤ4を挿脱及び回転させること
により、また腹壁の圧迫、振動させることにより、カテ
ーテル1の先端位置を腹腔2内の所定の位置に導くこと
ができる。
【0014】前記における修正ワイヤ4は常時滅菌袋3
内に収容されているので、移動時に汚染を受けるおそれ
はない。
内に収容されているので、移動時に汚染を受けるおそれ
はない。
【0015】
【実施例2】この発明の修正具について説明する。
【0016】図1、2において巾20mm、長さ1100
mmのウレタンシート7、7の2枚を重ね、その長縁7a
及び一端を高周波接着して滅菌袋3を形成し、滅菌袋3
の先端側に連結チューブ6の一端を接続すると共に、該
連結チューブ6の他端に接続具8を介して滅菌剤パイプ
9を連結し、前記滅菌袋3内には修正ワイヤ4を収容
し、その先端側は、前記チューブ6内へ挿入して、ロー
ラ10付のローラクランプ5により保定し、修正具11
を構成した。図中12は滅菌剤パイプ9に収容した滅菌
綿である。
mmのウレタンシート7、7の2枚を重ね、その長縁7a
及び一端を高周波接着して滅菌袋3を形成し、滅菌袋3
の先端側に連結チューブ6の一端を接続すると共に、該
連結チューブ6の他端に接続具8を介して滅菌剤パイプ
9を連結し、前記滅菌袋3内には修正ワイヤ4を収容
し、その先端側は、前記チューブ6内へ挿入して、ロー
ラ10付のローラクランプ5により保定し、修正具11
を構成した。図中12は滅菌剤パイプ9に収容した滅菌
綿である。
【0017】前記修正具11の使用法は、実施例1に説
明した通りである。また修正ワイヤ4の不使用時に滅菌
剤パイプ9を外して、滅菌綿12を収容し接続具8で接
続すれば滅菌綿の殺菌剤が気化して矢示16、17のよ
うに滅菌袋3内へ拡散し、所望の滅菌処理ができる。
明した通りである。また修正ワイヤ4の不使用時に滅菌
剤パイプ9を外して、滅菌綿12を収容し接続具8で接
続すれば滅菌綿の殺菌剤が気化して矢示16、17のよ
うに滅菌袋3内へ拡散し、所望の滅菌処理ができる。
【0018】前記修正ワイヤ4は、可撓性の芯線14の
外壁に金属細線15を螺旋状に巻きつけて成形したもの
であって、可撓性を有し、外力がなくなれば旧形状に復
帰する。
外壁に金属細線15を螺旋状に巻きつけて成形したもの
であって、可撓性を有し、外力がなくなれば旧形状に復
帰する。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、修正ワイヤを滅菌袋
内へ収容したまま操作できるので、レントゲン画像がみ
れる場所であれば何時でもどこでもカテーテルの修正が
容易にできる効果がある。
内へ収容したまま操作できるので、レントゲン画像がみ
れる場所であれば何時でもどこでもカテーテルの修正が
容易にできる効果がある。
【0020】また修正具は、常時滅菌状態で保存されて
いるので、使用直前の消毒その他の処理が不必要なばか
りでなく、使用中に汚染防止の配慮も不必要である。
いるので、使用直前の消毒その他の処理が不必要なばか
りでなく、使用中に汚染防止の配慮も不必要である。
【図1】この発明の修正具の一部を省畧した平面図。
【図2】同じく断面拡大図。
【図3】同じく修正ワイヤの一部拡大図。
【図4】同じく修正具の使用状態を示す断面図。
【図5】同じく修正具の他の使用状態を示す一部断面
図。
図。
1 カテーテル 2 腹腔 3 滅菌袋 4 修正ワイヤ 5 ローラクランプ 6 連結チューブ 7 ウレタンシート 8 接続具 9 滅菌剤パイプ 10 ローラ 11 修正具 12 滅菌綿 14 芯線 15 金続細線
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の長さに亘って腹腔内に出た部分を
変形し難くしたカテーテルに、先端部に剛性を付与した
修正ワイヤを挿入し、カテーテルの留置位置を修正する
方法において、前記修正ワイヤは屈伸可能の滅菌袋内に
収容され、該修正ワイヤを腹腔内へ挿入するにつれて、
前記滅菌袋を屈縮し、修正ワイヤを常時滅菌袋内に収容
しておくことを特徴とした留置カテーテルの位置を修正
する方法。 - 【請求項2】 先端にカテーテルの各種接続チューブ端
と接続可能な接続具(コネクター)とローラクランプと
を有する細長い滅菌袋内に、修正ワイヤを収容し、該修
正ワイヤの先端側を前記滅菌袋に設けたローラクランプ
に挟着固定したことを特徴とする留置カテーテルの位置
を修正する修正具。 - 【請求項3】 滅菌袋の後端に滅菌剤パイプを連結した
請求項2記載の留置カテーテルの位置を修正する修正
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002793A JPH08187293A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 留置カテーテルの位置を修正する方法及び修正具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002793A JPH08187293A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 留置カテーテルの位置を修正する方法及び修正具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08187293A true JPH08187293A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11539255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7002793A Pending JPH08187293A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 留置カテーテルの位置を修正する方法及び修正具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08187293A (ja) |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP7002793A patent/JPH08187293A/ja active Pending
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