JPH0818722A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0818722A
JPH0818722A JP6150220A JP15022094A JPH0818722A JP H0818722 A JPH0818722 A JP H0818722A JP 6150220 A JP6150220 A JP 6150220A JP 15022094 A JP15022094 A JP 15022094A JP H0818722 A JPH0818722 A JP H0818722A
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Yasuki Iwasaki
泰樹 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作モード切り換えを自動化することによ
り、オペレータによる動作モード切り換えの操作を不要
にすること。 【構成】 画像入力手段と、画像記憶手段と、少なくと
も2つ以上の画像出力手段と、上記手段を各々独立に制
御して複数のジョブを並列に処理する制御手段と、動作
モードに応じ切り換え可能な表示/設定手段(パネル部
E1)とを備えた画像処理装置において、画像データの
宛先を入力するための宛先入力手段(パネル部E1)
と、宛先入力手段に入力された内容を解析して要求され
た動作モードを判断する動作モード判定部E3と、表示
/設定手段を前記動作モード判定部E3が判断した動作
モードの表示/設定態様に切り換える表示/設定切替え
手段とを設け、宛先が入力されない場合、コピーモード
として操作指示を受け付け、次のジョブを受け付け可能
になった時点で、表示/設定手段をコピーモードの表示
/設定態様に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリを複合した画像処理装置に関し、特に独立し
て処理される複数の稼働中ジョブに対して、指定もしく
は操作を行ない、各々のジョブを制御するための操作手
段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、プリンタ装置、
ファクシミリ装置等、デジタル画像データを取り扱う画
像処理装置を統合した、いわゆる複合機が普及されつつ
ある。このような複合機は、各々を単体で所有する場合
に比べて、装置の省スペース化、コストの低減等大きな
メリットを有している。このような装置の操作表示装置
としては、特開昭63−279269号公報に記載され
ているような大型液晶表示使用による画面切り換えによ
る動作モード切り換え方式等が一般的である。このよう
な画面切り換え方式の操作表示装置では、オペレータが
操作表示装置に備えられた切り換えスイッチを切り換え
ることより、動作モードの切り換えを行う。
【0003】一方、当初の複合機は単に複数の単機能機
の機能をひとつにしたものであったため、ある一つの機
能を実行している間に別の機能を発揮させようとして
も、実行中の一つの機能に基づく動作が終了するまでは
別の機能の動作を開始することができなかった。ところ
が、最近では複数のジョブを並列に実行できる複合機が
普及してきており、このような装置として、例えば特開
平2−217012号公報に記載されているものが挙げ
られる。この装置では、ファクシミリ受信記録出力中、
コピー要求を発すると、ファクシミリ受信をメモリ受信
にて続行し、記録を中断して記録部をコピーに使用で
き、ファクシミリ受信ジョブとコピージョブを並列に実
行することが可能である。
【0004】上記のように複合機の動作は複雑になって
きたが、操作表示装置は従来のままであった。ある動作
モードでジョブが実行されている間に別のジョブの実行
を希望する場合、オペレータは、操作表示装置を既に動
作中のモードの表示/設定態様から、所望の動作モード
の表示/設定態様に切り換えて動作指令を与えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】並列動作可能な従来の
複合機において、オペレータの眼前で装置が動作してい
るときに操作表示装置を切り換えるという行為は、既に
動作中のジョブを中止あるいは何らかの動作パラメータ
を変更させてしまうのではないか等の不安感を与え、操
作表示装置の切り換えをためらうことが予想される。
【0006】また、従来の画面切り換え式の操作表示装
置では、動作モードの切り換えを切り換えスイッチによ
って行っていたが、複合機は単機能機に比べ機能が多い
ため、その操作表示装置は単機能機のそれに比べスイッ
チ類が多く並び、動作モード切り換えスイッチを他のス
イッチから判別しにくくなるという問題がある。
【0007】また、従来の画面切り換え式の操作表示装
置では、実行させたいジョブの動作モードが先行するジ
ョブの動作モードと同一である場合を除き、動作モード
を切り換える操作が必要であり、単機能機の操作に比べ
操作量が多くなるという欠点がある。例えば、単体の複
写機では原稿台に原稿を置き、用紙サイズや倍率を設定
してスタートキーを押すだけでよかったものが、画面切
り換え式の複合機ではその前に動作モードをコピーモー
ドに切り換えるという操作が必要となる。
【0008】また、複合機には、ファクシミリ装置とL
AN転送装置を複合した装置のように複数の通信手段を
兼ね備えたものがあるが、このような装置では、「ある
書類をある場所へ送りたい」という意志だけを持ち、通
信経路を意識しないオペレータに対し、通信手段を選択
するという負担を要求する。適切な通信手段を選択する
ためには通信手段の違いを理解しなければならないが、
このことは例えばファクシミリ通信とネットワーク通信
の違いといった複雑な概念の理解を要求することにな
り、オペレータにとって扱いづらい装置になってしま
う。従って、「ある書類をある場所へ送りたい」という
意志だけで操作できるよう、宛先名と通信手段の関係を
あらかじめ登録しておき、宛先名のみ指定すれば動作モ
ードが選択されるようにすることが望ましい。
【0009】また、登録された上記宛先名を操作表示装
置に表示して選択する場合、「ある書類をある場所へ送
りたい」という意志だけで操作できるよう、動作モード
を意識することなく選択できることが望ましい。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑み、動作モード
切り換えを自動化することにより、オペレータによる動
作モード切り換えの操作を不要にし、動作中のジョブが
存在しても、不安感を抱かずに後続のジョブの動作指令
を入力することを可能にすること、操作表示装置上で、
動作モード切り換えスイッチを判別しにくいという問題
を解消すること、複合機においても、単機能機と同様な
操作性を提供すること、オペレータの動作モード選択に
要する負担を軽減し、宛先名を指定するだけで動作モー
ドが選択されること、宛先名は、動作モードを意識せず
に選択入力できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、請求
項1の記述によれば、画像データを入力するための画像
入力手段と、入力された画像データを記憶するための画
像記憶手段と、画像データを出力するための少なくとも
2つ以上の画像出力手段と、上記手段を各々独立に制御
し、複数のジョブを並列に処理する制御手段と、動作モ
ードに応じ切り換え可能な表示/設定手段とを備えた画
像処理装置において、 a)画像データの宛先を入力するための宛先入力手段
と、 b)前記宛先入力手段に入力された内容を解析して要求
された動作モードを判断する動作モード判断手段と、 c)前記表示/設定手段を前記動作モード判断手段が判
断した動作モードの表示/設定態様に切り換える表示/
設定切替え手段と、 d)前記宛先入力手段に宛先が入力されない場合、コピ
ーモードとして操作指示を受け付けるコピーモード受け
付け手段と、 e)コピーモード以外の動作モードで動作している場
合、前記制御部が次のジョブを受け付け可能になった時
点で、前記表示/設定手段をコピーモードの表示/設定
態様に切り換えるコピーモード表示/設定切り換え手段
とを備える。
【0012】請求項2によれば、画像データを入力する
ための画像入力手段と、入力された画像データを記憶す
るための画像記憶手段と、画像データを出力するための
少なくとも2つ以上の画像出力手段と、上記手段を各々
独立に制御し、複数のジョブを並列に処理する制御手段
と、動作モードに応じ切り換え可能な表示/設定手段と
を備えた画像処理装置において、 a)画像データの宛先を入力するための宛先入力手段
と、 b)前記宛先入力手段に入力された内容を解析して要求
された動作モードを判断する動作モード判断手段と、 c)前記表示/設定手段を前記動作モード判断手段が判
断した動作モードの表示/設定態様に切り換える表示/
設定切替え手段と、 d)デフォルトの動作モードを設定するデフォルトモー
ド設定手段と、 e)前記デフォルトモード設定手段により設定された内
容を記憶するデフォルトモード記憶手段と、 f)デフォルトモード以外の動作モードで動作している
場合、前記制御部が次のジョブを受け付け可能になった
時点で、前記表示/設定手段を前記デフォルトモード記
憶手段に記憶されたデフォルトモードの表示/設定態様
に切り換えるデフォルトモード表示/設定切り換え手段
とを備える。
【0013】請求項3によれば、請求項1、2に記載の
画像処理装置において、前記宛先入力手段への宛先の入
力が終了したことを検知する入力終了検知手段を備え
る。
【0014】請求項4によれば、請求項1、2に記載の
画像処理装置において、前記宛先入力手段への入力を逐
一検知する入力検知手段を備える。
【0015】請求項5によれば、請求項1、2、3、4
に記載の画像処理装置において、各動作モードにおい
て、画像データの宛先を直接指定する第1の宛先情報に
対し、ユーザーが任意に付した第1の宛先情報の別名で
ある第2の宛先情報を登録する宛先登録手段と、前記宛
先登録手段により登録された第1と第2の宛先情報を、
全ての動作モードに渡って統括して管理する宛先管理手
段を備える。
【0016】請求項6によれば、請求項1、2、3、4
に記載の画像処理装置において、宛先管理手段が管理す
る内容を、動作モードによる区別なく表示する登録宛先
表示手段と、 前記登録宛先表示手段に表示された内容
を選択して前記宛先入力手段に入力する選択入力手段と
を備える。
【0017】
【作用】請求項1によれば、オペレータは宛先入力手段
よりファクシミリ送信のためのファクシミリ電話番号
や、ネットワーク転送のための転送先ネットワークアド
レスなど、画像データの宛先を入力する。動作モード判
断手段は、宛先入力手段に入力された内容を解析し、動
作モードを判断する。例えば解析結果がファクシミリ電
話番号であった場合、要求された動作モードはファクシ
ミリ送信モードであると判断し、解析結果がネットワー
クアドレスである場合、ネットワーク転送モードと判断
する。表示/設定切替え手段は、表示/設定手段を決定
した動作モードの表示/設定態様に切り換える。表示/
設定手段では動作モードに応じた表示と、動作モードに
応じたパラメータの設定が行われる。なお、コピーモー
ド受け付け手段は、宛先入力手段へ宛先が入力されない
限り、コピーモードの操作指示を受け付ける。全ての動
作モードにおいて、表示/設定手段より動作開始を指示
すると、画像入力手段からの画像入力が開始される。入
力された画像データは画像記憶手段に記憶される。制御
手段は決定した動作モードに対応する画像出力手段へ、
画像記憶手段から画像データを読み出して出力するよう
に制御する。制御手段は画像入力手段、画像記憶手段、
画像出力手段を各々独立に制御できるので、画像出力手
段が使用中であっても画像入力手段を用いて別の原稿を
入力し、画像記憶手段に記憶させておくことができる。
このため、制御部が次のジョブの受け付けが可能になっ
た時点で、コピーモード表示/設定切り換え手段は表示
/設定手段をコピーモードの表示態様に切り換え、次の
ジョブの動作指令を受け付けることが可能であることを
オペレータに示す。この状態からコピージョブの動作指
令を与えるには、宛先入力手段には何も入力せずに、表
示/設定手段にて用紙サイズや倍率等の設定をした後、
動作開始指示を出す。また、他の動作モードの動作指令
を与えるには、宛先入力手段より画像データの宛先を入
力すればよい。既に述べたように宛先入力手段に入力さ
れた内容によって動作モードは自動選択され、自動的に
画面が切り替えられる。
【0018】請求項2によれば、オペレータは、デフォ
ルトモード設定手段により、デフォルトの動作モードを
設定する。設定されたデフォルトモードは、デフォルト
モード記憶手段に記憶される。オペレータは宛先入力手
段よりファクシミリ送信のためのファクシミリ電話番号
や、ネットワーク転送のための転送先ネットワークアド
レスなど、画像データの宛先を入力する。動作モード判
断手段は、宛先入力手段に入力された内容を解析し、動
作モードを判断する。例えば解析結果がファクシミリ電
話番号であった場合、要求された動作モードはファクシ
ミリ送信モードであると判断し、解析結果がネットワー
クアドレスである場合、ネットワーク転送モードと判断
する。表示/設定切替え手段は、表示/設定手段を決定
した動作モードの表示/設定態様に切り換える。全ての
動作モードにおいて、表示/設定手段より動作開始を指
示すると、画像入力手段からの画像入力が開始される。
入力された画像データは画像記憶手段に記憶される。制
御手段は決定した動作モードに対応する画像出力手段
へ、画像記憶手段から画像データを読み出して出力する
ように制御する。制御手段は画像入力手段、画像記憶手
段、画像出力手段を各々独立に制御できるので、画像出
力手段が使用中であっても画像入力手段を用いて別の原
稿を入力し、画像記憶手段に記憶させておくことができ
る。制御部が次のジョブの受け付けが可能になった時点
で、デフォルトモード表示/設定切り換え手段は、表示
/設定手段をデフォルトモードの表示/設定態様に切り
換え、次のジョブの動作指令を受け付けることが可能で
あることをオペレータに示す。
【0019】請求項3によれば、請求項1、2に記載の
画像処理装置において、入力終了検知手段が宛先入力手
段への入力終了を検知した時点で、動作モード判断手段
は宛先入力手段への入力内容の解析及び動作モード判断
処理を開始する。
【0020】請求項4によれば、請求項1、2に記載の
画像処理装置において、入力検知手段は宛先入力手段へ
の入力を逐一検出する。動作モード判断手段は、入力検
知手段が入力を検知する度、宛先入力手段への入力内容
の解析及び動作モード判断処理を行う。
【0021】請求項5によれば、ファクシミリモードに
おけるファクシミリ電話番号とそれに対応する会社名
や、ネットワーク転送モードにおけるネットワークアド
レスとそれに対応する個人名など、各動作モードにおけ
る画像データの宛先を直接指定する第1の宛先情報と、
ユーザーが任意に付した第1の宛先情報の別名である第
2の宛先情報の組み合せを、宛先登録手段により登録す
る。宛先管理手段は、宛先登録手段により登録された上
記の組み合せを、全てのモードに渡り統括的に管理す
る。オペレータは宛先入力手段から該第1の宛先情報を
入力する以外に、該第2の宛先情報を入力し、動作モー
ド判断手段は宛先入力手段に入力された内容を、宛先管
理手段の管理内容を参照して解析し、動作モードを判断
する。
【0022】請求項6によれば、登録宛先表示手段は宛
先管理手段が管理する内容を動作モードによる区別なく
表示する。オペレータは、選択入力手段により登録宛先
表示手段に表示された宛先から希望する宛先を選択し、
宛先入力手段に入力する。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。本実施例においては、画像形成装置として複合機を
例に挙げて説明する。
【0024】[第1の実施例]図1は、本発明が適用さ
れる複合機のシステム構成を示す概略図である。複合機
11において読み取られた画像データは内部で画像処理
された後、LAN(Local Area Netwo
rk)14を通じて端末装置に送られる。逆に、端末装
置から送られた画像データは複合機11において像形成
されて出力される。また、複合機11内の圧縮/伸長処
理により電話回線15を通じてファクシミリ送受信が可
能なシステム構成になっている。
【0025】図2は、本発明が適用される複合機の概略
構成を示す断面図である。複合機は、大きくわけて、原
稿画像に対応したトナー像を記録紙上に形成してコピー
を形成する複合機本体M1と、複合機本体M1の原稿載
置面に対して原稿を自動的に送り込む自動原稿送り装置
M2と、複合機本体M1から排出されたコピーに対して
ソーティング、ステイプル止め等の後処理を行う後処理
装置M3と、LANや電話回線などのネットワーク回線
との画像データの送受信を行う外部通信装置M38と、
操作者が装置に対して操作内容を指示する操作指示装置
M39から構成されている。
【0026】複合機本体M1の内部には、上側から、原
稿載置面であるプラテンガラスM4上に載置された原稿
を走査して原稿画像を読み込む画像読み取り装置M5
と、この画像読み取り装置M5により得られた画像情報
もしくはネットワーク上の端末装置からLAN#1によ
って送信された画像情報または電話回線#2で送信され
た画像情報に基づいて記録紙上に原稿画像に対応したト
ナー像を形成する画像形成装置M6と、この画像形成装
置M6に対して記録紙を供給する給紙装置M7とが配設
されている。
【0027】上記自動原稿送り装置M2は、複合機本体
1の上部に設けられたプラテンガラスM4を開閉自在に
覆うように設けられており、原稿載置トレイM8に積載
された原稿が送りローラ(図示せず)及び搬送ベルトM
9により1枚ずつ順次プラテンガラスM4上に送られて
原稿画像の読み取りが行われ、その後、原稿は搬送ベル
トM9及び排出ローラ(図示せず)により原稿排紙トレ
イM10に排出される。 画像読み取り装置M5は、光
学系として、露光ランプM11、複数の反射ミラーM1
2、レンズM13、イメージセンサM14等を備えてお
り、露光ランプM11、反射ミラーM12をプラテンガ
ラスM4に沿って移動させ、原稿からの反射光をイメー
ジセンサM14に収束させ、原稿の画像の濃淡を電気的
な画像信号に変換する。この画像信号は、画像読み取り
装置M5の内部に電気系として設けられているA/D変
換回路等によりデジタル形態の画像データに変換され
る。この画像データは後述する処理部に供給され、所定
の信号処理を受けた後、画像形成装置M6もしくはネッ
トワーク#1上の端末装置または電話回線#2により通
信装置等に供給される。
【0028】画像形成装置M6は、処理部からのデジタ
ル画像データに従って、周知の電子写真法により記録用
紙上にトナー像を形成するものであり、帯電装置M15
により均一に帯電された感光体ドラムM16の表面を、
レーザー露光装置M17からのレーザー光により露光し
て静電潜像を形成する。
【0029】レーザー露光装置M17は、画像読み取り
装置M5からの画像データに基づいて駆動電流が変調さ
れる半導体レーザー等のレーザー素子(図示せず)、レ
ーザー素子からのレーザー光を感光体ドラムM16の表
面の移動方向と直行する方向に周期的に偏向する回転多
面鏡M18、反射ミラーM19等から構成されている。
【0030】感光体ドラムM16上の静電潜像は、現像
器M20あるいはM21により現像されて感光体ドラム
M16上に所望色のトナー像が形成され、このトナー像
は、転写装置M22により給紙装置M7の複数のトレイ
M7a〜7eのいずれかから経路Aに沿って送られてき
た記録紙に転写される。なお、トレイM7a〜7cはそ
れぞれサイズの異なった用紙が収納される給紙トレイ、
トレイM7dは両面複写のための記録紙を一時的に収納
する中間トレイ、M7eは数百枚の記録紙を収納する大
容量トレイである。転写後に感光体ドラムM16の表面
に残った残留トナーは、クリーニング装置M23により
除去される。
【0031】転写後の記録紙は、剥離装置M24により
感光体ドラムM16から剥離され、コンベアM25で定
着装置M26に搬送され、定着処理を受ける。定着後の
用紙の経路は、切り換えゲートM27により、後処理装
置M3に進む経路Bと、両面複写のために反転装置M2
8を介して中間トレイM7dに進む経路Cのいずれかに
切り換えられる。両面複写の場合には反転装置M28で
記録紙の表裏が反転され、中間トレイM7dを経由し経
路Aに沿って再度画像形成装置M6に供給され、今度は
記録紙の裏面にトナー像が形成された後、後処理装置M
3に送られる。
【0032】画像形成装置M6から後処理装置M3に排
出された記録紙は、切り換えゲートM29により、経路
Dと経路Eのいづれかに切り換えられる。経路Dに進ん
だ記録紙はそのまま画像面を上にして経路Fに送られ、
経路Eに進んだ記録紙は反転装置M30で表裏が反転さ
れて経路Fに送られる。
【0033】経路Fを進む記録紙は、切り換えゲートM
31により、頂部トレイM32に向かう経路Gと、各種
の後処理を受ける経路Hに振り分けられる。経路Hに進
んだ記録紙は垂直搬送ベルトM33により経路Iに沿っ
て下方に向かって搬送され、切り換えゲートM34によ
り、ステイプル止めの処理を受ける経路Jとそのままソ
ータビンM35に向かう経路Kに振り分けられる。経路
Jに進んだ記録紙は保持トレイM36の中に排出され、
必要枚数の記録紙が溜まったら、ステイプラM37によ
りステイプル止めされる。なお、シグネチャ出力の場合
は記録紙の折り目となる中央部がステイプル止めされ
る。ステイプル止めされた記録紙は、再度垂直搬送ベル
トM33により下方に向かって搬送され、ソータビンM
35の中の所定の位置に排出される。
【0034】図3は、本発明に係わる画像処理装置の一
実施例を示すハードウェアブロック図である。
【0035】図3において、画像処理部(ESS:El
ectronic Sub−System)B8は、ユ
ーザインタフェース(ジョブ動作指定装置:オペレーシ
ョンパネル等)B7、自動原稿送り装置(ADF:Au
to Document Feeder)B1、画像読
み取り装置(IIT/IPS)B2、画像出力装置(I
OT)B6、及びフィニッシャ(印字用紙後処理装置)
B5が連結され、ジョブ動作に従って制御するためのシ
ステム制御部(SYS−CONT:System Co
ntroller)B85と、コマンド/ステータス信
号及び画像入力信号を制御する入力インタフェース(I
IT−I/F)B81、コマンド/ステータス信号及び
画像出力信号を制御する出力インタフェース(IOT−
I/F)B84、ファクシミリB3とのコマンド/ステ
ータス信号及び画像信号を制御するファクシミリインタ
フェース(FAX−I/F)B82、ネットワークに接
続された外部機器とのコマンド/ステータス信号及び画
像信号を制御するネットワークインタフェース(NET
−I/F)B83、入力画像データを一時格納させるた
めのページバッファB86、及び大容量のデータ蓄積用
メモリとしてのディスクメモリB88、ディスクコント
ローラB87から構成される。
【0036】まず、画像読み取り装置B2からの入力、
画像出力装置B6への出力の場合について説明する。自
動原稿送り装置B1もしくは画像読み取り装置B2のプ
ラテン上に原稿をセットし、ユーザインタフェースB7
によってジョブ動作を設定した後スタートボタンを押下
すると、画像読み取り装置B2は、光電変換により原稿
の画像情報を読み取り、デジタル画像データへの変換及
び画像処理を施しながら、入力インタフェースB81を
介してページバッファB86に順次格納される。その
際、出力可能な状態であれば、ページバッファB86か
ら直接出力インタフェースB84を介して画像出力装置
B6へ転送し、フニッシャB5で後処理が実行されると
同時にディスクB88へ書き込みを開始する。直接出力
が不可能であれば、ディスクB88への書き込み開始の
みを行う。出力は、ページバッファB86からのみ行わ
れるが、ページバッファB86への画像データ格納は、
画像読み取り装置B2からの入力及びディスクB88か
らの読み出しの2通りある。基本的な動作は、1部目は
画像読み取り装置B2からの入力画像データを直接出力
し、2部目以降はディスクB88から読み出した画像デ
ータを出力する。出力インタフェースB84へ出力され
た画像データは、画像出力装置B6において画像データ
から生成された2値データに基づきレーザ光のオン/オ
フを各画素毎に制御して網点により中間調画像を再現す
ることにより像形成させる。
【0037】画像読み取り装置B2からの画像情報入力
に替わり、ファクシミリあるいはネットワークに接続さ
れた外部機器からの画像情報の入力についても同様に動
作する。ファクシミリB3の受信による画像情報入力の
場合には、ファクシミリインタフェースB82を介して
ページバッファB86に格納され、ネットワークに接続
された外部機器からの画像入力の場合には、ネットワー
クインタフェースB83を介してページバッファB86
に格納され、同様に動作する。
【0038】また、出力において、画像出力装置B6の
替わりにファクシミリあるいはネットワークに接続され
た外部機器の場合にも同様に、ページバッファB86か
らファクシミリインタフェースB82、あるいはネット
ワークインタフェースB83へ出力される。
【0039】なお、ページバッファB86と各処理ブロ
ックとのアクセスは、イメージバスのバスアービトレー
ションによって同時に行われる。また、ページバッファ
B86と各処理ブロックは、時分割で処理を行い、入力
処理と出力処理は並列に処理される。
【0040】図4は、本発明に係わるユーザインタフェ
ースB7の内部構成を示す図である。ユーザインタフェ
ースB7は、装置の現在の状態やジョブの選択肢を表示
したり、オペレータからの入力を受け付けたりするパネ
ル部E1と、パネル部E1で入力された宛先から出力先
を解析する解析部E2、この出力先によって装置の動作
モードを判定するモード判定部E3、パネル部E1で新
規に宛先が入力されたとき、その宛先を登録する宛先登
録部E5、この登録される宛先を管理し記憶しておく宛
先管理部E6,そして画像処理部B8と連携しながらこ
れらを統一して制御するコントローラ部E7から構成さ
れている。
【0041】図5は、本発明に係わるユーザインタフェ
ース B7のパネル部E1の一実施例を示す図である。
【0042】以下、ディスプレイとは、液晶ディスプレ
イ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、発行
ダイオードディスプレイ(ELD)、静電記録投射型デ
ィスプレイ(ECD)、CRTディスプレイ等により構
成されている情報表示装置を総称し、またタッチパネル
とは、ディスプレイと、その前面に配置した例えば光学
方式、透明電膜(抵抗膜)方式、静電容量方式、圧力セ
ンサ方式などの指定位置検出センサからなり、オペレー
タの指等による指定位置とそのときのディスプレイの表
示内容の対応から、複数の選択画面の表示及びそのそれ
ぞれに対応した選択入力の検出が可能に構成されたもの
を指す。
【0043】さてユーザインタフェース B7のパネル
部E1は、大きく分けて、登録宛先表示選択部D1、宛
先入力表示部D2,ジョブ表示設定部D3からなり、登
録宛先表示選択部D1は、上記ディスプレイである登録
宛先表示ウインドウC11と、その表示内容をスクロー
ルするためのカーソルキーC12、C13と、宛先の選
択を指示するための選択キーC14から構成される。ま
た、宛先入力表示部D2は、宛先及び登録する情報を入
力するためのキーボードC21、テンキーC25、宛先
及び登録する情報の入力が終了したことを指示するため
の入力終了キーC22、入力が別名の登録であることを
指示するための登録キーC23、入力した宛先及び登録
する情報を表示するための宛先表示ウインドウC24か
ら構成される。そして、ジョブ表示設定部D3は動作の
開始を指示するためのスタートキーC31、動作の停止
を指示するためのストップキーC32,そして上記タッ
チパネルであり、動作についての各種の選択情報を表示
/入力するための選択表示設定タッチパネルC33から
構成されている。
【0044】図6は、本発明に係わるユーザインタフェ
ース B7の宛先管理部E6の一実施例を示す図であ
る。これを用いて、宛先管理部E6及び宛先登録部E5
の宛先情報の登録及び管理を記述する。宛先管理部E6
は図に示すよう、宛先文字列とそれに対応する出力先文
字列を記憶/保持する役割を有している。そして宛先登
録部E5は、コントローラ部E7より宛先情報の登録を
指示されると、宛先管理部E6にその宛先が既に登録さ
れていないかどうか既に登録されている宛先文字列を検
査した後、宛先管理部E6に新しい項目を作り、そこに
宛先文字列とそれに対応する出力先文字列を登録し、コ
ントローラ部E7に終了を通知する。これにより、オペ
レータが直感的に理解しやすいような固有名詞や、団体
名、グループ名等のような宛先情報と、装置が実際に出
力する際に必要な電話番号や、ネットワークアドレスな
どの出力先情報を対応づけておくことができる。 宛先
管理部E6に登録された宛先文字列は、図5の登録宛先
表示ウインドウC11に表示される。宛先管理部E6
は、登録された宛先文字列と出力先文字列を、動作モー
ドによる区別なく管理しているため、登録宛先表示ウイ
ンドウC11も、動作モードの区別なく表示される。オ
ペレータは希望する宛先を選択キーC14を用いて選択
すると、選択された宛先が宛先表示ウインドウC24に
表示される。
【0045】続いてユーザインタフェース B7の解析
部E2について説明する。解析部E2はコントローラ部
E7より、解析する宛先文字列が入力されると、先の宛
先管理部E6が管理している宛先情報を順に検索し、宛
先名が一致している行を捜す。もし有れば、その入力さ
れた宛先文字列に対応する出力先文字列を、無ければ入
力された宛先文字列を出力先文字列としてコントローラ
部E7に返すよう動作する。これにより、コントローラ
部E7はオペレータから入力された文字列が、装置に予
め登録されている宛先情報であるかどうかに関わらず、
出力先を直接指定する電話番号やネットワークアドレス
のような出力先文字列を得ることができるようになる。
【0046】次にユーザインタフェースB7のモード判
定部E3について説明する。モード判定部E3は、出力
先文字列によって、本装置をどのような動作モードにす
るかを判定する役割を有している。モード判定部E3
は、コントローラ部E7より入力した出力先文字列が電
話番号であるかネットワークアドレスであるかを識別
し、電話番号であった場合にはファクシミリ送信モード
を、ネットワークアドレスであった場合にはネットワー
ク転送モードをコントローラ部E7に通知する。
【0047】次にユーザインタフェース B7のコント
ローラ部E7のパネル部E1に対する制御について説明
する。本装置は、宛先文字列が入力されない場合はコピ
ーモードで動作するようになっており、通常はパネル部
E1上の選択表示タッチパネルC33は図5のようなコ
ピーモードの表示になっている。従って、コピーモード
での動作を希望するユーザーは、従来の単体コピー機と
全く同様な操作でコピー指示を出すことができる。この
状態からファクシミリ、ネットワーク転送など他のモー
ドでの動作を希望するユーザーは、それらのモードで必
要となる宛先文字列をキーボード21及びテンキーC2
5を用いて入力する。既に述べたように入力された宛先
文字列から動作モードが自動判定され、コントローラ部
はパネル部E1上の選択表示タッチパネルC33を、モ
ード判定部が決定したモードの表示/設定態様に変更す
る。ファクシミリ送信の表示/設定態様を図13に、ネ
ットワーク送信の表示/設定態様を図14に示す。選択
表示タッチパネルC33上で希望の設定を行った後、ス
タートキーC31を押下して動作を開始させる。スター
トキーC31が押された時点で決定された動作モード、
出力先文字列、選択表示タッチパネルC33で設定され
た拡大/縮小倍率などのパラメータが図8に示すジョブ
パラメータテーブルにセットされ、画像処理部B8のシ
ステム制御部B85に送られる。システム制御部B85
はユーザインタフェースB7より送られたパラメータに
従って、複合機の各モジュールを制御し、複合機の状態
情報をユーザインタフェース部に返送する。本複合機
は、大容量のデータ蓄積メモリであるディスクB88を
有しているので、ディスクB88に画像データを記憶し
ておくことにより、画像出力中であっても更に次の原稿
を入力することができる。原稿の入力が終了すると、シ
ステム制御部B85は原稿入力が終了したという情報を
ユーザインタフェースB7に送信する。コントローラ部
E7は、この情報を受信すると、次のジョブを受け付け
られることをオペレータに示すため、パネル部E1の宛
先表示ウインドウC24の表示を消去し、選択表示タッ
チパネルC33をコピーモードの表示/設定態様にす
る。
【0048】図7は、本発明に係わるユーザインタフェ
ース B7のコントローラ部E7における制御フローを
示す図である。以下、各々のフローに従って説明する。
【0049】SC1:ジョブパラメータテーブル(以
下、図7の説明ではテーブルと略す)を初期化する。テ
ーブルの各項目の初期値は、動作モードはコピー、出力
先文字列は空欄となっている。部数や用紙トレイなど、
コピーモードにおけるその他のパラメータについては、
それぞれコントローラ部E7が記憶しているデフォルト
値が初期値となる。
【0050】SC2:ジョブパラメータテーブルの内容
を基に、パネル部の表示を初期化する。
【0051】SC3:キーボードC21あるいはテンキ
ーC25による宛先入力を検知すると、宛先表示ウイン
ドウC24への宛先表示処理(SC18)に移行する。
【0052】SC4:登録宛先表示選択部D1の選択キ
ーC14が押されたことを検知すると、宛先表示処理
(SC18)に移行する。
【0053】SC18:入力された宛先を宛先表示ウイ
ンドウC24に表示する。
【0054】SC5:宛先入力表示部D2の入力終了キ
ーC22が押されたことを検知すると、宛先文字列の解
析(SC12)及びその結果を基にしたモード判定処理
(SC13)に移行する。
【0055】SC12:宛先文字列の解析処理を行う。
【0056】SC13:モード判定処理を行う。
【0057】SC14:解析した出力先文字列と、判定
した動作モードをテーブルに書き込む。
【0058】SC15:選択表示設定パネルC33の表
示態様を判定した動作モードのものに切り換える。
【0059】SC6:宛先入力表示部D2の登録キーC
23が押されたことを検知すると、宛先文字列の登録処
理(SC19)に移行する。
【0060】SC19:宛先文字列の登録処理を行う。
【0061】SC7:ジョブ表示設定部D3の選択表示
設定パネルC33上のキーが押されたことを検知する
と、テーブル変更処理(SC16)に移行する。
【0062】SC16:押されたキーに対応し、テーブ
ル中のパラメータを変更する。
【0063】SC17:押されたキーに対応し、選択表
示設定パネルC33の表示を変更する。
【0064】SC8:ジョブ表示設定部D3のスタート
キーC31が押されたことを検知すると、画像処理部B
8との通信処理に移行する。
【0065】SC9:テーブルの内容を画像処理部B8
へ送信する。
【0066】SC10:画像処理部からのステータス受
信を待つ。原稿入力完了ステータスを受信すると、次の
ジョブ受け付けを行うため、テーブルの初期処理(SC
1)へ移行する。自動原稿送り装置B1での原稿入力失
敗などのエラーステータスを受信すると、エラー処理
(SC11)へ移行する。
【0067】SC11:エラーの内容に応じて、選択表
示設定パネルC33へエラーが発生したことを示すメッ
セージを表示するなど、所定のエラー処理を行う。
【0068】図9は、本発明に係わる制御部の構成を示
す図である。制御部は、主制御部、入力制御部、出力制
御部からなり、リアルタイム制御を行なっている。した
がって見掛け上各制御部が独立に制御可能である。主制
御部はジョブ管理制御部を含んでおり、ユーザインタフ
ェースを介して操作者からの指定を受け付けた後、ジョ
ブ管理制御部に処理の実行を要求する部分であり、入力
制御部、及び出力制御部はそれぞれ入力装置及び出力装
置の動作を制御する部分である。なお、入力装置及び出
力装置が同期して動作するか、独立に動作するかはジョ
ブ管理制御部で実現する。
【0069】図10は、ジョブの管理を行うテーブルを
示す図である。図10において、入力した画像データ群
が新規のジョブであった場合、ユーザインタフェースか
ら得たジョブパラメータテーブルを基にジョブノード
(Job Node)を作成し、このジョブが実行可能
ならジョブテーブル内の実行ジョブリストの最後尾(実
行ジョブTailの部分)に登録し、かつ、ジョブを開
始し、実行不可能ならジョブテーブル内の実行待ちジョ
ブリストの最後尾に登録し、実行可能になるまで待機す
る。
【0070】図11、図12は、それぞれ画像入力制
御、画像出力制御のフローチャートである。以下、各々
のフローにしたがって説明する。なお、以下の説明中の
入力処理とは、画像読み取り装置 B2、ファクシミリ
B3あるいはネットワークに接続された外部機器から
の画像データをページバッファB86に格納する処理で
あり、出力処理とは、ページバッファB86に格納して
ある画像データを、画像出力装置B6、ファクシミリ
B3あるいはネットワークに接続された外部機器に転送
する処理のことである。
【0071】〔入力フロー〕 入力ステップ1:入力画像データを格納する領域をペー
ジバッファ内に確保可能かどうかを調べ、可能ならば、
入力ステップ2に進み領域確保を行う。領域確保ができ
ない場合は、ページバッファ内の画像データが出力中か
もしくはハードディスクへの転送未完了のためであり、
それらの処理が終了するまで待たされる(WAIT状態
に移行)。(SI1) 入力ステップ2:入力画像データを格納するため、領域
をページバッファ内に確保する。(SI2) 入力ステップ3:入力処理を起動する。(SI3) 入力ステップ4:入力と同時に出力が可能かを調べ、可
能であれば入力ステップ5に進み、出力処理を行う。不
可能であれば入力ステップ6に進む。(SI4) 入力ステップ5:出力処理を起動する。(SI5) 入力ステップ6:入力処理の終了後、入力画像データを
ハードディスクへ書き込む処理を起動する。書き込み処
理終了後、WAIT状態のジョブがあれば、それを起動
し入力ステップ1から処理を再開する。(SI6) 入力ステップ7:この入力画像データが最終のものであ
るかを調べ、最終のものでなければ、次の入力画像デー
タについて入力ステップ1から繰り返す。最終の入力画
像データであれば、次に出力フローに移行する。(SI
7) 〔出力フロー〕 出力ステップ1:まず出力装置が出力可能であるかのチ
ェックを行なう。出力が不可能の場合、他のジョブの出
力処理が行われているか、もしくはエラー状態であり、
WAIT状態になる。(SO1) 出力ステップ2:ハードディスクから所定の画像データ
を順次ページバッファに読み出す。(SO2)、 出力ステップ3:出力処理を起動する。(SO3) 出力ステップ4:出力ステップ2、3の処理を繰り返
し、完了していれば、WAIT状態のジョブの処理を再
開する。(SO4) 出力ステップ5:ページバッファとディスク内の画像デ
ータを消去する。(SO5) 出力ステップ6:ジョブ終了処理を行い終了する。(S
O6) [第2の実施例]次に本発明を、画像形成装置としての
複合機に適用した場合の第2の実施例について説明す
る。第2の実施例の第1の実施例に対する相違は、ユー
ザインタフェース内部の制御のみであり、第1の実施例
におけるコントローラ部E7の制御の説明以外は、第1
の実施例と同様である。従って、第1の実施例と同様な
部分は、第1の実施例で使用した用語を使って説明す
る。
【0072】第1の実施例では、パネル部のキーボード
C21及びテンキーC25で宛先を入力した後、あるい
は登録済の宛先から選択キーC14にて入力した後、入
力終了キーC23を押してから宛先文字列の解析を行っ
ていたが、本実施例では、宛先入力がキーボードC21
及びテンキーC25により行われたか、あるいは選択キ
ーC14より行われたかに係わらず、入力された時点で
解析を開始する。特にキーボードC21及びテンキーC
25による入力では、1文字入力されるごとに逐次解析
とモード判定を行い、モードが判定された時点で、選択
表示設定タッチパネルC33の表示/設定態様を変更す
るように構成する。
【0073】図15は、本実施例におけるコントローラ
部E7における制御フローを示す図である。以下、各々
のフローに従って説明する。
【0074】SC’1:ジョブパラメータテーブル(以
下、図15の説明ではテーブルと略す)を初期化する。
テーブルの各項目の初期値は、動作モードはコピー、出
力先文字列は空欄となっている。部数や用紙トレイな
ど、コピーモードにおけるその他のパラメータについて
は、それぞれコントローラ部E7が記憶しているデフォ
ルト値が初期値となる。
【0075】SC’2:ジョブパラメータテーブルの内
容を基に、パネル部の表示を初期化する。
【0076】SC’3:キーボードC21あるいはテン
キーC25による宛先入力を検知すると、宛先表示ウイ
ンドウC24への宛先表示処理(SC’17)に移行す
る。
【0077】SC’4:登録宛先表示選択部D1の選択
キーが押されたことを検知すると、宛先表示処理(S
C’17)に移行する。
【0078】SC’5:宛先入力表示部D2の入力終了
キーC22が押されたことを検知すると、その時点で入
力された宛先文字列の解析(SC’12)及びその結果
を基にしたモード判定処理(SC’13)に移行する。
【0079】SC’17:キーボード入力または選択入
力された宛先を宛先表示ウインドウC24に表示する。
続いて宛先文字列の解析処理(SC’12)、モード判
定処理へ移行(SC’13)する。
【0080】SC’12:宛先文字列の解析処理を行
う。
【0081】SC’13:モード判定処理を行う。モー
ドが判定が未決定である場合、更なる宛先文字列の入力
を待つ。
【0082】SC’14:解析した出力先文字列と、判
定した動作モードをテーブルに書き込む。
【0083】SC’15: 選択表示設定パネルC33
を判定した動作モードの表示態様に切り換える。
【0084】SC’6:宛先入力表示部D2の登録キー
C23が押されたことを検知すると、宛先文字列の登録
処理(SC’19)に移行する。
【0085】SC’19:宛先文字列の登録処理を行
う。
【0086】SC’7:ジョブ表示設定部D3の選択表
示設定パネルC33上のキーが押されたことを検知する
と、テーブル表示処理(SC’16)に移行する。
【0087】SC’16:押されたキーに対応し、テー
ブル中のパラメータを変更する。
【0088】SC’18:押されたキーに対応し、選択
表示設定パネルC33の表示を変更する。
【0089】SC’8:ジョブ表示設定部D3のスター
トキーC31が押されたことを検知すると、画像処理部
B8との通信処理(SC’9)に移行する。
【0090】SC’9:テーブルの内容を画像処理部
B8へ送信する。
【0091】SC’10:画像処理部からのステータス
受信を待つ。原稿入力完了ステータスを受信すると、次
のジョブ受け付けを行うため、テーブルの初期処理(S
C’1)へ移行する。自動原稿送り装置 B1での原稿
入力失敗などのエラーステータスを受信すると、エラー
処理(SC’11)へ移行する。
【0092】SC’11:エラーの内容に応じて、選択
表示設定パネルC33へエラーが発生したことを示すメ
ッセージを表示するなど、所定のエラー処理を行う。
【0093】第2の実施例によれば、入力終了キーを押
さなくても、宛先文字列を入力しただけで宛先文字列の
解析とモード判定が行われるので、操作ステップが削減
できる。
【0094】[第3の実施例]次に本発明を、画像形成
装置としての複合機に適用した場合の第3の実施例につ
いて説明する。第3の実施例の第1及び第2の実施例に
対する相違は、ユーザインタフェース内部の構成及び制
御のみであり、第1の実施例及び第2の実施例と同様な
部分は、第1の実施例及び第2の実施例で使用した用語
を使って説明する。
【0095】図16は、第3の実施例に係わるユーザイ
ンタフェース B7の内部構成を示す図である。図中、
F1は装置の現在の状態やジョブの選択肢を表示した
り、オペレータからの入力を受け付けたりするパネル
部、F2はパネル部E1で入力された宛先から出力先を
解析する解析部、F3はこの出力先によって装置の動作
モードを判定するモード判定部、F4はデフォルトモー
ドを記憶するデフォルトモード記憶部である。デフォル
トモードとは、本複合機の電源投入後の動作モードであ
り、かつ本複合機がジョブを実行していないとき、操作
指示待ちとなるモードである。F5はパネル部E1にお
いて新規に宛先が入力されたとき、その宛先を登録する
宛先登録部、F6はこの登録される宛先を管理し記憶し
ておく宛先管理部、F7は、画像処理部 B8と連携し
ながらこれらを統一して制御するコントローラ部であ
る。
【0096】図17は、第3の実施例におけるユーザイ
ンタフェースB7のパネル部F1を示す図である。図
中、図5と同様な部分は、同様な記号を用いている。図
中C34は、デフォルトモード設定を行うためのデフォ
ルトモード設定キーで、このボタンを押すと、選択表示
タッチパネルがデフォルトモード設定用の画面に切り替
わりデフォルトモードの設定が行われる。デフォルトモ
ード設定画面を図18に示す。図17は、デフォルトモ
ードがファクシミリモードである場合の例で、選択表示
タッチパネルC33がファクシミリモードの表示/設定
態様になっている。デフォルトモードから他のモードに
移るためには、キーボードC21やテンキーC25、あ
るいは既に登録されている宛先を登録宛先表示ウインド
ウC11から選択キーC14を用いて入力する。ファク
シミリモードからネットワーク転送モードに移る場合
は、ネットワークアドレスを入力し、ファクシミリモー
ドからコピーモードに移るためには、「COPY」とい
う文字列を入力する。
【0097】本実施例の宛先管理は第1及び第2の実施
例と同様である。宛先管理部F6は、宛先文字列とそれ
に対応する出力先文字列を記憶/保持する。宛先登録部
F5は、コントローラ部E7より宛先情報の登録を指示
されると、宛先管理部F6にその宛先が既に登録されて
いないかどうか検査した後、宛先管理部F6に新しい項
目を作り、そこに宛先文字列とそれに対応する出力先文
字列を登録し、コントローラ部F7に終了を通知する。
ここでは、コピーモードへモード移行するための宛先文
字列「COPY」に対し、オペレータが入力しやすい
「C」1文字を登録したり、本複合機で入力した原稿
を、本複合機に出力するわけであるから、宛先として
「HERE」などといった、オペレータの感覚に合った
宛先を自由に登録することができる。
【0098】解析部F2は、第1及び第2の実施例と同
様に、解析部F2へコントローラ部F7より、宛先文字
列が入力されると、宛先管理部F6が管理している宛先
情報を順に検索し、宛先名が一致している行を捜す。も
し有れば、その入力された宛先文字列に対応する出力先
文字列を、無ければ入力された宛先文字列を出力先文字
列としてコントローラ部E7に返す。
【0099】モード判定部F3は、コントローラ部E7
より入力した出力先文字列を識別し、電話番号であった
場合にはファクシミリ送信モードを、ネットワークアド
レスであった場合にはネットワーク転送モードを、「C
OPY」文字列であればコピーモードをコントローラ部
F7に通知する。
【0100】図19は、コントローラ部F7の制御フロ
ーを示す図である。以下、フローに従って説明する。
【0101】SC1’’:ジョブパラメータテーブル
(以下、図19の説明ではテーブルと略す)を初期化す
る。テーブルの各項目の初期値は、動作モードはデフォ
ルトモード記憶部F4に記憶されているデフォルトモー
ド、出力先文字列は空欄、その他のパラメータ(ファク
シミリモードにおける原稿サイズなど)は、それぞれコ
ントローラ部F7が記憶しているデフォルト値が書き込
まれる。
【0102】SC’’2:ジョブパラメータテーブルの
内容を基に、パネル部の表示を初期化する。
【0103】SC’’3:キーボードC21あるいはテ
ンキーC25による宛先入力を検知すると、宛先表示ウ
インドウC24への宛先表示処理(SC’’21)に移
行する。
【0104】SC’’4:登録宛先表示選択部D1の選
択キーC14が押されたことを検知すると、宛先表示処
理(SC’’21)に移行する。
【0105】SC’’21:入力された宛先を宛先表示
ウインドウC24に表示する。
【0106】SC’’5:宛先入力表示部D2の入力終
了キーC22が押されたことを検知すると、宛先文字列
の解析(SC’’14)及びその結果を基にしたモード
判定処理(SC’’15)に移行する。
【0107】SC’’14:宛先文字列の解析処理を行
う。
【0108】SC’’15:モード判定処理を行う。
【0109】SC’’16:解析した出力先文字列と、
判定した動作モードをテーブルに書き込む。
【0110】SC’’17:選択表示設定パネルC33
を判定した動作モードの表示態様に切り換える。
【0111】SC’’6:宛先入力表示部D2の登録キ
ーC23が押されたことを検知すると、宛先文字列の登
録処理(SC’’22)に移行する。
【0112】SC’’22:宛先文字列の登録処理を行
う。
【0113】SC’’7:ジョブ表示設定部D3の選択
表示設定パネルC33上のキーが押されたことを検知す
ると、テーブル変更処理(SC’’18)に移行する。
【0114】SC’’18:押されたキーに対応し、テ
ーブル中のパラメータを変更する。
【0115】SC’’19:押されたキーに対応し、選
択表示設定パネルC33の表示を変更する。
【0116】SC’’8:ジョブ表示設定部D3のデフ
ォルト(Default)キーC34が押されたことを
検知すると、デフォルトモード設定処理(SC’’2
3)に移行する。
【0117】SC’’23: デフォルトモード設定処
理を行う。
【0118】SC’’9:ジョブ表示設定部D3のスタ
ートキーC31が押されたことを検知すると、宛先入力
が終了したかを調べる処理(SC’’10)へ移行す
る。
【0119】SC’’10:宛先入力が終了していない
場合、動作モードを判断できないので、スタートキーを
受け付けず、宛先入力を促すメッセージを選択表示設定
パネルC33に表示させる処理(SC’’20)へ移行
し、宛先が入力されるのを待つ。宛先入力が終了してい
る場合は、画像処理部 B8との通信処理(SC’’1
1)に移行する。
【0120】SC’’20:宛先入力を促すメッセージ
を表示する。
【0121】SC’’11:テーブルの内容を画像処理
部B8へ送信する。
【0122】SC’’12:画像処理部からのステータ
ス受信を待つ。原稿入力完了ステータスを受信すると、
次のジョブ受け付けを行うため、テーブルの初期処理
(SC’’1)へ移行する。自動原稿送り装置 B1で
の原稿入力失敗などのエラーステータスを受信すると、
エラー処理(SC’’13)へ移行する。
【0123】SC’’13:エラーの内容に応じて、選
択表示設定パネルC33へエラーが発生したことを示す
メッセージを表示するなど、所定のエラー処理を行う。
【0124】なお、第3の実施例では、動作モードをコ
ピーモードへ移行するため、宛先入力手段に入力する宛
先として、「COPY」という文字列を用いたが、他の
宛先と区別できるものなら、どのような文字列を使用し
てもよい。また、第3の実施例では、入力終了キーを用
いて宛先入力処理を終えていたが、第2の実施例のよう
に入力された宛先を1文字ずつ逐一解析するように構成
してもよい。
【0125】第1、第2、第3の実施例では、コピー機
能、ファクシミリ機能、ネットワーク転送機能を複合し
た装置について述べたが、更に他の機能を複合した装置
について適用することも可能である。例えば、フロッピ
ーディスクや磁気テープなどの可搬型記憶媒体や、光磁
気ディスクなどの固定型記憶媒体に画像入力手段から入
力した画像を格納する機能を備えた画像処理装置におい
て、宛先入力手段より記憶媒体名として「Flopp
y」を入力して、フロッピーディスク記憶モードにモー
ド移行させたり、記憶媒体に記録する際の”ファイル
名”を直接入力してモード移行させるような構成を実現
することが可能である。
【0126】
【発明の効果】本発明によれば、画面切り換えスイッチ
による画面切り換え操作が不要になるため、従来の画面
切り換え方式の操作装置において、既にジョブが動作中
である場合、次のジョブの動作指令を与えるために画面
を切り換える操作にためらうという問題が解消され、不
安感を抱かずに後続のジョブの動作指令を入力すること
ができるという効果を奏する。
【0127】また、本発明によれば、コピーモード以外
では必ず入力する必要がある、宛先を入力するだけでモ
ード変更を行うことができるため、従来、動作モードを
切り換えてから宛先を入力していたという操作に比べ、
操作ステップ数を減少することができる。このことによ
り、操作パネルから画面切り換えスイッチをなくすこと
ができ、操作パネルが見やすく、分かりやすいものにな
る。
【0128】また、従来の複合機でコピー動作を行なう
場合は、コピーモードにモードを切り換えてからコピー
指示を出していたのに対し、本発明によれば複合機であ
っても、宛先を入力しない限りコピーモードで動作する
ようになっているため、単体複写機の操作と同様に、モ
ード切り換え操作なしにコピー指示を与えることができ
る。
【0129】また、本発明によれば、画像データの宛先
として、オペレータが直感的に理解しやすいような固有
名詞や、団体名、グループ名等のような宛先を登録する
ことができ、これらを宛先として指定することにより、
オペレータは通信手段を意識することなく複合機を利用
することができ、オペレータがモード選択に要する負担
を軽減することができる。また、登録したこれらの宛先
を表示させて選択する場合、操作装置は動作モードに区
別なくこれらを表示するので、オペレータはモードを意
識することなく所望の宛先を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される複合機のシステム構成を
示す概略図である。
【図2】 本発明が適用される複合機の概略構成を示す
断面図である。
【図3】 本発明に係わる画像処理装置の一実施例を示
すハードウェアブロック図である。
【図4】 第1の実施例に係わるユーザインタフェース
の内部構成を示す図である。
【図5】 第1の実施例に係わるユーザインタフェース
のパネル部を示す図である。
【図6】 第1の実施例に係わる宛先管理部を説明する
図である。
【図7】 第1の実施例に係わるコントローラ部の制御
フローを示す図である。
【図8】 第1の実施例に係わるジョブパラメータテー
ブルを示す図である。
【図9】 第1の実施例に係わる制御部の構成を示す図
である。
【図10】 第1の実施例に係わるジョブ管理を行うテ
ーブルを示す図である。
【図11】 第1の実施例に係わる画像入力制御を示す
フローチャートである。
【図12】 第1の実施例に係わる画像出力制御を示す
フローチャートである。
【図13】 第1の実施例に係わるファクシミリモード
の表示/設定態様である。
【図14】 第1の実施例に係わるネットワーク転送モ
ードの表示/設定態様である。
【図15】 第2の実施例に係わるコントローラ部にお
ける制御フローを示す図である。
【図16】 第3の実施例に係わるユーザインタフェー
スの内部構成を示す図である。
【図17】 第3の実施例におけるユーザインタフェー
スのパネル部を示す図である。
【図18】 第3の実施例に係わるデフォルトモード設
定画面を示す図である。
【図19】 第3の実施例に係わるコントローラ部の制
御フローを示す図である。
【符号の説明】
11:複合機、12、13:端末装置、14:LAN、
15:電話回線、M1:複写装置、M2:自動原稿送り
装置、M3:後処理装置、M4:プラテンガラス、M
5:画像読み取り装置、M6:画像形成装置、M7:給
紙装置、M7a〜7e:トレイ、M8:原稿載置トレ
イ、M9:搬送ベルト、M10:原稿排紙トレイ、M1
1:露光ランプ、M12:反射ミラー、M13:レン
ズ、M14:イメージセンサ、M15:帯電装置、M1
6:感光体ドラム、M17:レーザー露光装置、M1
8:回転多面鏡、M19:反射ミラー、M20,M2
1:現像器、M22:転写装置、M23:クリーニング
装置、M24:剥離装置、M25:コンベア、M26:
定着装置、M27:切り換えゲート、M28:反転装
置、M29:切り換えゲート、M30:反転装置、M3
1:切り換えゲート、M32:頂部トレイ、M33:垂
直搬送ベルト、M34:切り換えゲート、M35:ソー
タビン、M36:保持トレイ、M37:ステイプラ、M
38:外部入出力装置、M39:操作指示装置、M4
0:画像圧縮/伸長器、B1:自動原稿送り装置、B
2:画像読み取り装置、B3:ファクシミリ、B4:ネ
ットワーク、B5:印字用紙後処理装置、B6:画像出
力装置、B7:ジョブ動作指定装置、B8:画像処理
部、B81:入力インタフェース、B82:ファクシミ
リインタフェース、B83:ネットワークインタフェー
ス、B84:出力インタフェース、B85:システム制
御部、B86:ページバッファ、B87:ディスクコン
トローラ、B88:ディスクメモリ、E1:パネル部、
E2:解析部、E3:モード判定部、E5:宛先登録
部、E6:宛先管理部、E7:コントローラ部、D1:
登録宛先表示選択部、D2:宛先入力表示部、D3:ジ
ョブ表示設定部、C11:登録宛先表示ウインドウ、C
12、C13:カーソルキー、C14:選択キー、C2
1:キーボード、C22:入力終了キー、C23:登録
キー、C24:宛先表示ウインドウ、C25:テンキ
ー、C31:スタートキー、C32:ストップキー、C
33:選択表示設定タッチパネル、F1:パネル部、F
2:解析部、F3:モード判定部、F4:デフォルトモ
ード記憶部、F5:宛先登録部、F6:宛先管理部、F
7:コントローラ部、C34:デフォルトモード設定キ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力するための画像入力手
    段と、入力された画像データを記憶するための画像記憶
    手段と、画像データを出力するための少なくとも2つ以
    上の画像出力手段と、上記手段を各々独立に制御し、複
    数のジョブを並列に処理する制御手段と、動作モードに
    応じ切り換え可能な表示/設定手段とを備えた画像処理
    装置において、 a)画像データの宛先を入力するための宛先入力手段
    と、 b)前記宛先入力手段に入力された内容を解析して要求
    された動作モードを判断する動作モード判断手段と、 c)前記表示/設定手段を前記動作モード判断手段が判
    断した動作モードの表示/設定態様に切り換える表示/
    設定切替え手段と、 d)前記宛先入力手段に宛先が入力されない場合、コピ
    ーモードとして操作指示を受け付けるコピーモード受け
    付け手段と、 e)コピーモード以外の動作モードで動作している場
    合、前記制御部が次のジョブを受け付け可能になった時
    点で、前記表示/設定手段をコピーモードの表示/設定
    態様に切り換えるコピーモード表示/設定切り換え手段
    とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像データを入力するための画像入力手
    段と、入力された画像データを記憶するための画像記憶
    手段と、画像データを出力するための少なくとも2つ以
    上の画像出力手段と、上記手段を各々独立に制御し、複
    数のジョブを並列に処理する制御手段と、動作モードに
    応じ切り換え可能な表示/設定手段とを備えた画像処理
    装置において、 a)画像データの宛先を入力するための宛先入力手段
    と、 b)前記宛先入力手段に入力された内容を解析して要求
    された動作モードを判断する動作モード判断手段と、 c)前記表示/設定手段を前記動作モード判断手段が判
    断した動作モードの表示/設定態様に切り換える表示/
    設定切替え手段と、 d)デフォルトの動作モードを設定するデフォルトモー
    ド設定手段と、 e)前記デフォルトモード設定手段により設定された内
    容を記憶するデフォルトモード記憶手段と、 f)デフォルトモード以外の動作モードで動作している
    場合、前記制御部が次のジョブを受け付け可能になった
    時点で、前記表示/設定手段を前記デフォルトモード記
    憶手段に記憶されたデフォルトモードの表示/設定態様
    に切り換えるデフォルトモード表示/設定切り換え手段
    とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記宛先入力手段への宛先の入力が終了
    したことを検知する入力終了検知手段を備え、前記入力
    終了検知手段が前記宛先入力手段への入力終了を検知す
    ると、前記動作モード判断手段は前記宛先入力手段への
    入力内容を解析し、動作モードを判断することを特徴と
    した請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記宛先入力手段への入力を逐一検知す
    る入力検知手段を備え、前記入力検知手段が入力を検知
    すると、前記動作モード判断手段は入力された内容を逐
    一解析し、動作モードを判断することを特徴とした請求
    項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 各動作モードにおいて、画像データの宛
    先を直接指定する第1の宛先情報に対し、ユーザーが任
    意に付した第1の宛先情報の別名である第2の宛先情報
    を登録する宛先登録手段と、 前記宛先登録手段により登録された第1と第2の宛先情
    報を、全ての動作モードに渡って統括して管理する宛先
    管理手段とを備え、前記宛先入力手段より該第1あるい
    は該第2の宛先情報の入力を受け、前記動作モード判断
    手段は前記宛先管理手段の管理内容を参照して前記宛先
    入力手段に入力された内容を解析し、動作モードを判断
    することを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか
    1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記宛先管理手段が管理する内容を、動
    作モードによる区別なく表示する登録宛先表示手段と、
    前記登録宛先表示手段に表示された内容を選択して前記
    宛先入力手段に入力する選択入力手段とを備えたことを
    特徴とした請求項5に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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