JPH08186448A - Fm復調器 - Google Patents

Fm復調器

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JPH08186448A
JPH08186448A JP7133829A JP13382995A JPH08186448A JP H08186448 A JPH08186448 A JP H08186448A JP 7133829 A JP7133829 A JP 7133829A JP 13382995 A JP13382995 A JP 13382995A JP H08186448 A JPH08186448 A JP H08186448A
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JP
Japan
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amplifier
ratio
demodulator
circuit
resistance value
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JP7133829A
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Kazuya Miki
和哉 三木
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/02Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/02Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal
    • H03D3/24Modifications of demodulators to reject or remove amplitude variations by means of locked-in oscillator circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
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    • H03D3/02Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal
    • H03D3/24Modifications of demodulators to reject or remove amplitude variations by means of locked-in oscillator circuits
    • H03D3/241Modifications of demodulators to reject or remove amplitude variations by means of locked-in oscillator circuits the oscillator being part of a phase locked loop

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CNが低くスレショールドノイズが大きい時
でも、SNの劣化を防止でき、良好な画質が得られる高
信頼性のFM復調器を実現することにある。 【構成】 FM変調された入力信号を、位相比較器20
とループフィルタ21とDCアンプ22とBBアンプ2
3とVCO24によってループ状に構成されるPLL回
路を介して復調して復調信号を取り出すFM復調器にお
いて、DCアンプ22に対して、外部からの制御電圧に
よって抵抗値が変化する抵抗値可変回路1を帰還回路と
なるように並列に接続してなることを特徴とする。ま
た、抵抗値可変回路1をDCアンプ22及びBBアンプ
23に対して帰還回路となるように並列に接続してなる
ことを特徴とする。また、抵抗値可変回路1の抵抗可変
素子としてピンダイオード11を用いてなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM変調された信号を
FM復調する場合に使用されるFM復調器に関し、特に
衛星放送受信器のFM復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衛星放送受信器に使用されるF
M復調器はスレショールドノイズ改善のためPLL(p
hase locked loop)方式のFM復調器
が多く使用されている。
【0003】図8に上記従来例によるFM復調器のブロ
ック回路図を示す。図8に示すように、FM変調信号は
入力端子TINに入力され、次いで、位相比較器20、ル
ープフィルター21、DCアンプ22、BB(ベースバ
ンド)アンプ23を経て、復調出力信号が出力端子T
OUTより取り出される。DCアンプ22の出力はVCO
(電圧制御発振器)24を経て位相比較器20に帰還さ
れる。
【0004】上記回路構成において、入力されるFM信
号とVCO23の出力との位相差を位相比較器20によ
り検出した後、ループフィルター21により帯域外のノ
イズ成分を減衰させ、さらにDCアンプ22で増幅した
後、復調信号として出力するとともにVCO24へフィ
ードバックして発振周波数を制御するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、衛星放送受
信器において、降雨時など受信器に入力される信号のレ
ベルが低下したり信号のCN比(carrier to
noise ratio;搬送波電力対雑音電力比)
が劣化した場合、FM復調器内での信号に対するノイズ
のレベルが大きくなりそのノイズレベルがあるポイント
よりも大きくなると急激にインパルス性のノイズが発生
し、画面においてもスレショールドノイズが発生するな
どSN比(signal to noise rati
o;信号電力対雑音電力比)の劣化を招くことがある。
このような症状はFM復調器に特有のものであり、CN
比の良好なときはSN比はまだ改善される利点がある
が、CN比があるポイント(以下、スレショールドレベ
ルと記す)以下になると急激にノイズが増大しSN比が
劣化するという欠点を持っている。なお、一般にCN比
の測定は図8のTINで、またSN比の測定は図8のT
OUTで行われる。
【0006】図9は上述の従来例によるSN比の劣化状
態を示す特性図である。横軸がCN比、縦軸がSN比で
ある。図中、A線がCN比対SN比の理想的な特性ライ
ン、B線が従来のFM復調器による特性ラインである。
また、C線は従来のFM復調器のスタティック スレシ
ョールド(static threshold)値を得
るためのラインで、A線よりも平行に1dB低下させた
ラインである。このC線とB線が交差したポイントP1
のCN比がスタティック スレショールド値である。
【0007】つまり、スタティック スレショールド値
が低い程、SN比の劣化が起きる領域はCN比の低い領
域となる。即ち、特性ラインはA線に近付くこととな
り、信号受信特性は良いということになる。図9に示し
たFM復調器のスタティックスレショールド値は、図中
の交差ポイントP1に対応するCN比の値、5.8dB
である。
【0008】図9のB線より明らかなように、この従来
例によるFM復調器は、CN比が約10dB以上のとき
はほぼ理想的な特性を示すが、約8dB以下になるとS
N比が劣化し、約6dB以下になると急激に特性が悪化
する。
【0009】このことは、具体的には、以下のような問
題点を意味する。即ち、CN比が高い、換言するとFM
信号が充分到達する地域や信号受信状態にあっては比較
的理想的な信号受信を実現できるが、CN比の低いFM
信号が充分到達しない地域や信号受信状態にあっては、
急激に受信信号が劣化し、画質が悪化するということに
なる。
【0010】そこで、本発明の目的は、CN比が低い場
合でもSN比の劣化を防止でき良好な画質が得られる高
信頼性のFM復調器を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるFM復調器は、FM変調された入力信
号を、位相比較器において電圧制御型発振器の周波数出
力信号と比較し、この比較により得られた位相比較出力
信号をループフィルタを通過させ、さらにDCアンプ及
びBBアンプを介して復調信号を取り出すPLL回路構
成を有するFM復調器において、前記DCアンプに対し
て、外部からの制御電圧によって抵抗値が変化する抵抗
値可変回路を帰還回路として接続してなることを特徴と
する。
【0012】また、前記DCアンプ及びBBアンプに対
して、外部からの制御電圧によって抵抗値が変化する抵
抗値可変回路を帰還回路として接続してなることを特徴
とする。
【0013】また、上記FM復調器において、前記抵抗
可変部の抵抗可変素子としてピンダイオードを用いてな
ることを特徴とする。
【0014】
【作用】一般に、図8に示すような位相比較器、ループ
フィルター、DCアンプ、BBアンプ、VCOで構成さ
れるPLL回路を有するFM復調器にあって、FM復調
器全体としてのループゲインKは、 Kψ:位相比較器20のゲイン Kv:VCO24のゲイン Kd:DCアンプ22のゲイン としたときに、主に、 K=Kψ・Kv・Kd ・・・(1) で表される。なお、BBアンプ23はKdのゲインを大
きくするものである。
【0015】また、ループフィルター21が図10に示
すようなラグリードフィルタであるとし、そのラグリー
ドフィルタ回路の時定数T1、T2をそれぞれ T1=R1・C、T2=R2・C ・・・(2) とすると、ループの自然周波数ωnは ωn={K/(T1+T2)}1/2 ・・・(3) で表される。
【0016】この自然周波数ωnはFM復調器の特性を
決定する大きな要因であり、これを小さくすることによ
ってスレショールドノイズの低減を図れる。
【0017】この(3)式において、T1、T2は(2)
式から明らかなように抵抗R1,R2及びコンデンサー
Cの部品が固定であり、一定の値となるため、ωnを調
整するにはKの値を調整すればよい。ここで、Kの値は
(1)式に示されるものであり、従って、DCアンプの
ゲインKdを調整することによって、自然周波数ωnを
調整できる。
【0018】つまり、入力信号のCN比の劣化した場合
に、外部制御電圧によりDCアンプのゲインKdを下げ
ることによりループゲインKを小さくでき、自然周波数
ωnも小さくなり、この結果ノイズ成分を多く含んだ高
周波成分が落とされることになりスレショールドノイズ
を低減できSN比を改善できる。
【0019】本実施例においては、このゲインKdを調
整するために、DCアンプに対して、抵抗値可変素子と
してのピンダイオードを帰還回路として挿入している。
ピンダイオードの順抵抗成分は電流値によって変化する
という特性を有する。例えば、電流値を大きくすると抵
抗値が小さくなる。つまり、この回路構成では、電圧入
力端子VINへ入力する電圧値を大きくすることによりピ
ンダイオードの抵抗値を小さくでき、DCアンプのゲイ
ンKdさらには自然周波数ωnも小さくでき、最終的に
スレショールドノイズを低減できSN比の改善を図れ
る。
【0020】また、ピンダイオードをDCアンプに対し
てだけではなく、DCアンプ及びBBアンプの両端に接
続する構成とすることにより、BBアンプの分、Kdの
ゲイン変化分をより大きくとることができ、SN比の改
善効果もより大きくすることができる。
【0021】
【実施例】本発明の特徴は、PLL回路の部分を構成す
るDCアンプに抵抗可変部を帰還回路として並列に接続
することによってDCアンプのゲインを可変とし、この
DCアンプのゲインを調整することによって、FM復調
器のループの自然周波数を調整し、SN比特性を改善す
るものである。また、抵抗可変部の接続をDCアンプの
みではなく、後段のBBアンプまで取り込むことによっ
てゲイン変化分をより大きく取ることができSN比改善
効果をより大きくできるものである。
【0022】以下、本発明の一実施例について、図1乃
至図4を参照して詳細に説明する。図1は本実施例によ
るFM復調器のブロック回路図、図2は図1の具体的回
路図、図3は本実施例によるCN比対SN比の特性図、
図4は本実施例による外部制御電圧対スタティックスレ
ショールド改善度の特性図である。
【0023】図1に示すFM復調器のブロック回路図
は、DCアンプへのバイアス回路を除き、図8に示す従
来例と同一である。図8と同一機能部分には同一記号を
付している。図1に示すように、FM変調信号は入力端
子TINに入力され、次いで、位相比較器20、ループフ
ィルター21、DCアンプ22、BBアンプ23を経
て、復調出力信号が出力端子TOUTより取り出される。
DCアンプ22の出力はVCO(電圧制御発振器)24
を経て位相比較器20に帰還される。以上のようにして
PLL回路が構成されている。そして、本実施例におい
ては、DCアンプ22の両端に抵抗値可変回路1を設け
ている。そして、この抵抗値可変回路1の抵抗値を変化
させるための電圧入力端子VINが設けられている。
【0024】また、上記抵抗値可変回路1は、図2に示
すようにDCアンプ22の両端に対して、直列接続され
た抵抗値可変素子としてのピンダイオード11及び補正
抵抗12を、コンデンサー13、14を介して帰還回路
となるように並列接続している。ここで、補正抵抗12
とコンデンサー14の接続点は抵抗15を介して接地さ
れている。また、ピンダイオード11のアノードとコン
デンサー13の接続点は抵抗16を介して電圧入力端子
INに接続されている。
【0025】以上のような回路構成において、ピンダイ
オード11をDCアンプ22に対して並列接続している
のは、ピンダイオードの特性、即ち、ピンダイオードの
順抵抗成分が電流値によって変化する(電流が10mA
流れるとき→数Ω、電流が流れないとき→数KΩ)とい
う特性を利用するためである。ピンダイオードは電流値
を大きくすると抵抗値が小さくなる。つまり、この回路
構成では電圧入力端子VINに入力する電圧値を大きくす
ると抵抗値が小さくなる。このように、電圧入力端子V
INへ入力する電圧値を大きくすることによりピンダイオ
ード11の抵抗値を小さくでき、結果としてDCアンプ
22のゲインを小さくできる。以上のようにDCアンプ
22のゲインを調整することによって、FM復調器のル
ープゲインも調整でき、最終的にスレショールドノイズ
の改善を図れるが、この理由を以下に示す。
【0026】本実施例のようにゲイン調整機能を持たな
い回路構成においては、 Kψ:位相比較器20のゲイン Kv:VCO24のゲイン Kd:DCアンプ22のゲイン とすると、FM調整器全体としてのループゲインKは主
に、 K=Kψ・Kv・Kd ・・・(1) で表される。
【0027】また、ループフィルター21としては、例
えば図7に示すような回路構成のラグリードフィルタが
使用される。ここで、R1,R2は抵抗、C1はコンデ
ンサーである。
【0028】ここで、時定数T1、T2をそれぞれ T1=R1・C、T2=R2・C ・・・(2) とすると ループの自然周波数ωnは ωn={K/(T1+T2)}1/2 ・・・(3) で表される。
【0029】この自然周波数ωnはFM復調器の特性を
決定する大きな要因であり、これを小さくすることによ
ってスレショールドノイズの低減を図れる。
【0030】この(3)式において、T1、T2は(2)
式から明らかなように部品が固定されている以上、一定
の値となるため、ωnを調整するにはKの値を調整すれ
ばよい。ここで、Kの値は(1)式に示されるものであ
り、従って、DCアンプのゲインKdを調整することに
よって、自然周波数ωnを調整できる。
【0031】つまり、入力信号のCN比の劣化した場合
に、外部制御電圧によりDCアンプのゲインKdを下げ
ることによりループゲインKを小さくでき、自然周波数
ωnも小さくなり、この結果ノイズ成分を多く含んだ高
周波成分が落とされることになりスレショールドノイズ
を低減できSN比を改善できる。なお、抵抗値可変回路
の各部品は例えば下記のようなものを使用する。
【0032】抵抗R12;100Ω コンデンサーC13、C14;0.1μF 抵抗R15;1KΩ 次に、本実施例によってSN比の向上が図れたことを、
図3によって示す。
【0033】図3に示す特性は、図9と同一の特性につ
いての改善例を示したものである。即ち、横軸がCN
比、縦軸がSN比であり、図中、A線がCN比対SN比
の理想的な特性ライン、C線はFM復調器のスタティッ
ク スレショールド(Static threshol
d)値を得るためのラインで、A線よりも1dB低下さ
せたラインである。そして、D線が本実施例によって得
られた特性を示すラインである。
【0034】図3に示す例では、図1(図2)の制御電
圧端子VINに入力する電圧値を5Vとしている。本実施
例の場合、図3のD線より明らかなように、CN比が低
い領域であっても、理想的な特性ラインであるA線に近
似した特性が得られていることがわかる。スタティック
スレショールド値、即ち、CラインとDラインの交差
点であるP2点のCN比の値についても、図9に示した
従来例の5.8dBに比較して、3.2dBと改善され
ている。言い換えると、5.8dB−3.2dB=2.
6dBの改善度が図られたとも言える。
【0035】図4はこの改善度を示した図である。横軸
に制御電圧端子VINに入力する電圧値を、また、縦軸に
は従来例と比較してどの程度SN比が改善されたかを示
す改善度を示している。図3の例と対比すると、図4の
横軸5Vに対応する改善度は2.6dBとなっており、
上記図3のデータ(2.6dB)を確認できる。
【0036】また、図4からわかるように、制御電圧端
子VINに入力する電圧値を約2V以上とすると、改善度
がより向上することがわかる。
【0037】なお、ここでは制御電圧端子VINに入力す
る電圧値を0〜5Vの範囲としているが、必要に応じて
5Vを越えるようにしてもよい。
【0038】ところで、以上のように、外部制御電圧を
印加するのは入力信号のCN比の劣化した場合としてい
る。CN比の良好な場合に高周波成分を落とすことは、
最大周波数偏位付近での信号成分を欠落させることにな
り、トランケーションノイズの発生につながり画質の劣
化を招く。従って、CN比の低い地域でのみ、或はCN
比が低下した場合にのみ、外部制御電圧を印加するよう
にするのが望ましい。このCN比が劣化した場合を検知
し外部制御電圧を印加するには、一例として、画面を見
ている人が、画質に応じてリモコン等により外部制御電
圧を制御するようにする方法や、信号入力端子TINでC
N比を検知しこの低下に応じて自動的に外部制御電圧を
制御するようにする方法等が考えられる。
【0039】また、CN比が低い際、一律に外部制御電
圧を最大値(本実施例の場合では5V)に設定した方が
良いとは限らない。これは以下のような理由による。
【0040】つまり、画質に影響を与えるノイズとして
はスレショールドノイズの他に、トランケーションノイ
ズが同時に発生しており、この両ノイズは互いに相反す
る特性を有し、一方のノイズが多い時には他方のノイズ
が少なくなるという傾向がある。従って、スレショール
ドノイズを低下できても他方トランケーションノイズが
大きくなるという問題も抱えている。それでもなお、ス
レショールドノイズの低下をより重視した方が良いの
は、画像が動画の場合にはトランケーションノイズより
もスレショールドノイズの方が画質に顕著な影響を与え
るためである。従って、通常、動画がほとんどである画
面にあっては多少のトランケーションノイズの増加があ
ったとしてもスレショールドノイズの低下を図る方が良
い。
【0041】ただし、トランケーションノイズが極めて
増加する場合には、多少の微調整が必要になると考えら
れ、このために、本発明においては外部制御電圧による
調整が可能となるような構成としている。
【0042】図5および図6は、本発明の他の実施例に
よるFM復調器のブロック回路図及びその具体的な回路
図である。ここでは、図1および図2と異なる点につい
てのみ説明する。図5及び図6の特徴は、抵抗値可変回
路1をDCアンプ22のみに対して設けるのではなく、
DCアンプ22及びBBアンプ23の両方に対して設け
た点にある。このようにBBアンプ23をも取り込んだ
回路構成とすることによって、Kdのゲイン変化分をD
Cアンプ22単体に対するときよりも大きくとることが
できる。この結果、ループゲインKもより小さくするこ
とができ、SN比の改善効果も図1及び図2の回路に比
較して、より大きくなる。
【0043】本実施例によって、よりSN比の向上が図
れたことを図7によって示す。図7に示す特性は、図3
と同一の特性についての改善例を示したものである。こ
の場合のスタティック スレショールド値、即ち、Cラ
インとEラインの交差点であるP3点のCN比の値は
1.8dBであり、図1に示した実施例の3.2dBに
比較して、さらに改善されている。図9に示す従来例に
比較すると、5.8dB−1.8dB=4.0dBの改
善を図れたと言える。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のFM調整器に比較的簡単な回路を付加するのみ
で、FM調整器内のDCアンプのゲイン、従ってFM調
整器のループの自然周波数を任意に調整できSN比の良
好な画質を得ることができる。
【0045】特に、入力信号のCN比が低い地域、ある
いは低くなる状況にあっても、容易にスレショールドノ
イズを低減できSN比を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるFM調整器のブロック
回路図である。
【図2】本発明の一実施例によるFM調整器の回路図で
ある。
【図3】図2のFM調整器のCN比対SN比による特性
図である。
【図4】図2のFM調整器の外部入力電圧対SN比を示
す特性図である。
【図5】本発明の他の実施例によるFM調整器のブロッ
ク回路図である。
【図6】本発明の他の実施例によるFM調整器の回路図
である。
【図7】本発明の他の実施例によるFM調整器のCN比
対SN比の特性図である。
【図8】従来例によるFM調整器のブロック回路図であ
る。
【図9】従来例によるFM調整器のCN比対SN比の特
性図である。
【図10】FM調整器に使用されるループフィルターの
回路図である。
【符号の説明】
1 抵抗値可変回路 11 ピンダイオード 20 位相比較器 21 ループフィルター 22 DCアンプ 23 BBアンプ 24 電圧制御型発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM変調された入力信号を、位相比較器
    において電圧制御型発振器の周波数出力信号と比較し、
    この比較により得られた位相比較出力信号をループフィ
    ルタを通過させ、さらにDCアンプ及びBBアンプを介
    して復調信号を取り出すPLL回路構成を有するFM復
    調器において、 前記DCアンプに対して、外部からの制御電圧によって
    抵抗値が変化する抵抗値可変回路を帰還回路として接続
    してなることを特徴とするFM復調器。
  2. 【請求項2】 FM変調された入力信号を、位相比較器
    において電圧制御型発振器の周波数出力信号と比較し、
    この比較により得られた位相比較出力信号をループフィ
    ルタを通過させ、さらにDCアンプ及びBBアンプを介
    して復調信号を取り出すPLL回路構成を有するFM復
    調器において、 前記DCアンプ及びBBアンプに対して、外部からの制
    御電圧によって抵抗値が変化する抵抗値可変回路を帰還
    回路として接続してなることを特徴とするFM復調器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいづれかに記載のF
    M復調器において、前記抵抗値可変回路の抵抗可変素子
    としてピンダイオードを用いてなることを特徴とするF
    M復調器。
JP7133829A 1994-10-31 1995-05-31 Fm復調器 Pending JPH08186448A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7133829A JPH08186448A (ja) 1994-10-31 1995-05-31 Fm復調器
KR1019950039472A KR0168480B1 (ko) 1994-10-31 1995-10-30 위성방송수신을 위한 fm 복조기
FI955174A FI113109B (fi) 1994-10-31 1995-10-30 FM-demodulaattori satelliittilähetyksen vastaanottamiseen
SG1995001681A SG45123A1 (en) 1994-10-31 1995-10-30 Fm demodulator for reception of satellite broadcasting
EP95307766A EP0709955B1 (en) 1994-10-31 1995-10-31 FM demodulator for reception of satellite broadcasting
US08/550,677 US5625319A (en) 1994-10-31 1995-10-31 FM demodulator for reception of satellite broadcasting
DE69524921T DE69524921T2 (de) 1994-10-31 1995-10-31 FM-Demodulator für den Empfang von Satellitenrundfunk

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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