JPH08186011A - 電流検知抵抗器及びその調整方法 - Google Patents

電流検知抵抗器及びその調整方法

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JPH08186011A
JPH08186011A JP6327069A JP32706994A JPH08186011A JP H08186011 A JPH08186011 A JP H08186011A JP 6327069 A JP6327069 A JP 6327069A JP 32706994 A JP32706994 A JP 32706994A JP H08186011 A JPH08186011 A JP H08186011A
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Naoki Maki
直樹 牧
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調整が容易であり設定ズレの生じない電流検
知抵抗器及びその調整方法を提供する。 【構成】 セラミック基板11の表面に、所定の長さを
有し、主電流経路を構成する抵抗体12を印刷形成し、
抵抗体12の幅方向の一端部に、複数の分岐路14a,
15aを有する2つの櫛歯状電極14,15を配置す
る。さらに、これらの櫛歯状電極14,15の各分岐路
14a,15aの先端を抵抗体12に対し、その長さ方
向に所定の間隔をあけて導電接続する。また、2つの検
出端子14b,15b間に発生する電圧値Vを調整する
には、櫛歯状電極14,15における所定の分岐路14
a,15aを切断することにより、櫛歯状電極14,1
5間に介在される抵抗体12の長さが変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ、ヒータ、ラン
プ等の電流駆動機器の駆動制御を行うときに用いられる
電流検知抵抗器及びその調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ、ヒータ、ランプ等の負荷
の電流駆動機器の駆動制御を行うときには、負荷に流れ
る電流値を検出し、この電流値の制御を行い、モータの
回転数、ヒータの発熱量、ランプの輝度等を調整してい
る。
【0003】このように負荷へ流れる電流値を検出する
場合、例えば図2に示すように、負荷1に対して直列に
電流検知抵抗器2を接続し、この電流検知抵抗器2によ
って負荷に流れる電流値Iを電圧値Vに変換して、この
電圧値Vに基づいて電流値Iを検出している。これによ
り、FETの制御によって負荷1に流れる電流Iは、電
流検知抵抗器2の両端に発生する電圧Vとして演算増幅
器を用いて検出することができる。
【0004】このような電流検知抵抗器の一例として、
図3に示すようにセラミック基板3上に印刷形成された
電流検知抵抗器4が知られている。この電流検知抵抗器
4は、主電流経路を形成する抵抗体4aと、この抵抗体
4aの長手方向両端部のそれぞれに導電接続された端子
電極4bとから構成されている。また、電流検知抵抗器
4による損失発熱を少なくするために、抵抗体4aは低
抵抗体によって形成されている。
【0005】図3に示すような電流検知抵抗器4を用い
て負荷に流れる電流を検出する際には、電流検知抵抗器
4を負荷と直列に接続して、一方の端子電極4bから他
方の端子電極4bへ電流を流す。さらに、2つの端子電
極4b間に電圧を検出するための手段、例えば電圧計或
いは演算増幅器等を接続することにより、抵抗体4aか
らなる主電流経路を流れる電流値を検知することができ
る。
【0006】また、抵抗値を調整する場合、即ち主電流
経路に特定の値の電流が流れているときに端子電極4b
間に発生する電圧を所定値に設定する場合には、図4に
示すように抵抗体4にトリミング用レーザ等を用いて調
整用の切り込み4cを形成していた。
【0007】また、このような調整を簡単に行うため
に、周知のスライダックのように機械的な可動構造にし
たものも知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た前者の電流検知抵抗器4においては、主電流経路を構
成する抵抗体4aに対して直接調整用の切り込み4cを
形成しているため、単調且つ滑らかであった抵抗体4a
における電流分布が切り込み4cによって乱され、切り
込み4cの先端付近に電流分布が集中し、他の部分に比
べて極端に発熱が多くなっていた。このため、サージや
大電流に対する耐力が低下するという問題点があった。
さらに、抵抗体4aにおける発熱を低減させるために、
抵抗体4aに抵抗値の低い材料、例えば金属を用いた場
合、トリミング用のレーザ出力を大幅に高く設定しなけ
ればならなかった。また、後者の電流検知抵抗器におい
ては、スライダックのような機械的な可動構造を有して
いるので、体積的に小型化が不可能であり、通常容易に
調整が可能である反面、樹脂による固定処理等を施さな
い限り、容易に設定ズレが生じてしまうという問題点が
あった。
【0009】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、調整
が容易であり設定ズレの生じない電流検知抵抗器及びそ
の調整方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、電流値を電圧値に変換し、
該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする電流検
知抵抗器であって、検知対象となる電流が流れる主電流
経路を構成する所定長の抵抗体と、複数の分岐路を有す
る2つの櫛歯状電極とからなり、前記櫛歯状電極の各分
岐路の先端が前記抵抗体の長さ方向に所定の間隔をあけ
て導電接続されている電流検知抵抗器を提案する。
【0011】また、請求項2では、電流値を電圧値に変
換し、該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする
電流検知抵抗器であって、検知対象となる電流が流れる
主電流経路を構成する所定長の抵抗体と、該抵抗体の一
端部に導電接続された検出電極と、複数の分岐路を有す
る1つの櫛歯状電極とからなり、前記櫛歯状電極は前記
検出電極と所定間隔をあけて配置されると共に、各分岐
路の先端が前記抵抗体の長さ方向一列に所定の間隔をあ
けて導電接続されている電流検知抵抗器を提案する。
【0012】また、請求項3では、電流値を電圧値に変
換し、該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする
電流検知抵抗器であって、検知対象となる電流が流れる
主電流経路を構成する所定長の抵抗体と、所定の長さ及
び幅を有し、幅方向一端部に検出端子が設けられた2つ
の調整用検出電極とからなり、前記2つの調整用検出電
極をその長手方向に所定の間隔をあけて配置すると共
に、該調整用検出電極の幅方向の他端部が前記抵抗体の
幅方向の一端部に導電接続されている電流検知抵抗器を
提案する。
【0013】また、請求項4では、電流値を電圧値に変
換し、該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする
電流検知抵抗器であって、検知対象となる電流が流れる
主電流経路を構成する所定長の抵抗体と、該抵抗体の一
端部に導電接続された検出電極と、所定の長さ及び幅を
有し、幅方向一端部に検出端子が設けられた調整用検出
電極とからなり、前記調整用検出電極は前記検出電極と
所定間隔をあけて配置されると共に、該調整用検出電極
の幅方向の他端部が前記抵抗体の幅方向の一端部に導電
接続されている電流検知抵抗器を提案する。
【0014】また、請求項5では、電流値を電圧値に変
換し、該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする
電流検知抵抗器であって、検知対象となる電流が流れる
主電流経路を構成する所定長の抵抗体と、所定の長さ及
び幅を有し、長手方向両端部のそれぞれの幅方向一端部
に検出端子が設けられた調整用検出電極とからなり、前
記調整用検出電極の幅方向の他端部が前記抵抗体の幅方
向の一端部に導電接続されている電流検知抵抗器を提案
する。
【0015】また、請求項6では、請求項1乃至5の何
れかに記載の電流検知抵抗器において、前記抵抗体は低
抵抗体からなる電流検知抵抗器を提案する。
【0016】また、請求項7では、請求項1又は2記載
の電流検知抵抗器において、前記櫛歯状電極は前記抵抗
体よりも抵抗値の高い高抵抗体からなる電流検知抵抗器
を提案する。
【0017】また、請求項8では、請求項3、4又は5
記載の電流検知抵抗器において、前記調整用検出電極は
前記抵抗体よりも抵抗値の高い高抵抗体からなる電流検
知抵抗器を提案する。
【0018】また、請求項9では、検知対象となる電流
が流れる主電流経路を構成する所定長の抵抗体と、複数
の分岐路を有し検出端子となる少なくとも一つの櫛歯状
電極とからなり、前記櫛歯状電極の各分岐路の先端が前
記抵抗体の長さ方向一列に所定の間隔をあけて導電接続
され、前記主電流経路を流れる電流値を電圧値に変換
し、該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする電
流検知抵抗器の調整方法であって、前記櫛歯状電極にお
ける所定の分岐路を切断することにより前記電圧値を変
化させる電流検知抵抗器の調整方法を提案する。
【0019】また、請求項10では、検知対象となる電
流が流れる主電流経路を構成する所定長の抵抗体と、所
定の長さ及び幅を有し、幅方向一端部に検出端子が設け
られた少なくとも1つの調整用検出電極とからなり、該
調整用検出電極の幅方向の他端部が前記抵抗体の幅方向
の一端部に導電接続され、前記主電流経路を流れる電流
値を電圧値に変換し、該電圧値に基づいて前記電流値を
検知可能とする電流検知抵抗器の調整方法であって、前
記調整用検出電極の幅方向中央部に、長手方向一端側か
ら他端側にむけて切り込みを形成することにより前記電
圧値を変化させる電流検知抵抗器の調整方法を提案す
る。
【0020】
【作用】本発明の請求項1によれば、抵抗体の一端側か
ら他端側に検知対象となる電流が流されると、一方の櫛
歯状電極と他方の櫛歯状電極との間に介在される前記抵
抗体によって、これら2つの櫛歯状電極間に電圧降下が
生じ、前記2つの櫛歯状電極間に電圧が出力される。こ
れにより、前記抵抗体を流れる電流値を電圧値として検
知することができる。また、前記2つの櫛歯状電極間に
出力される電圧値を調整する際には、前記櫛歯状電極の
分岐路を切断することにより、2つの櫛歯状電極間に介
在される前記抵抗体の長さを変える。これにより、オー
ムの法則に基づいて前記2つの櫛歯状電極間に発生する
電圧が変化される。
【0021】また、請求項2によれば、抵抗体の一端側
から他端側に検知対象となる電流が流されると、検出電
極と櫛歯状電極との間に介在される前記抵抗体によっ
て、これら検出電極と櫛歯状電極間に電圧降下が生じ、
前記検出電極と櫛歯状電極との間に電圧が出力される。
これにより、前記抵抗体を流れる電流値を電圧値として
検知することができる。また、前記検出電極と櫛歯状電
極との間に出力される電圧値を調整する際には、前記櫛
歯状電極の分岐路を切断することにより、前記検出電極
と櫛歯状電極との間に介在される前記抵抗体の長さを変
える。これにより、オームの法則に基づいて前記検出電
極と櫛歯状電極との間に発生する電圧が変化される。
【0022】また、請求項3によれば、抵抗体の一端側
から他端側に検知対象となる電流が流されると、一方の
調整用検出電極と他方の調整用検出電極との間に介在さ
れる前記抵抗体によって、これら2つの調整用検出電極
間に電圧降下が生じ、前記2つの調整用検出電極間に電
圧が出力される。これにより、前記抵抗体を流れる電流
値を電圧値として検知することができる。また、前記2
つの調整用検出電極間に出力される電圧値を調整する際
には、前記調整用検出電極の幅方向中央部に、長手方向
一端側から他端側にむけて所定の長さの切り込みを形成
することにより、2つの調整用検出電極間に介在される
前記抵抗体の長さを変える。これにより、オームの法則
に基づいて前記2つの調整用検出電極間に発生する電圧
が変化される。
【0023】また、請求項4によれば、抵抗体の一端側
から他端側に検知対象となる電流が流されると、検出電
極と調整用検出電極との間に介在される前記抵抗体によ
って、これら検出電極と調整用検出電極間に電圧降下が
生じ、前記検出電極と調整用検出電極との間に電圧が出
力される。これにより、前記抵抗体を流れる電流値を電
圧値として検知することができる。また、前記検出電極
と調整用検出電極との間に出力される電圧値を調整する
際には、前記調整用検出電極の幅方向中央部に、長手方
向一端側から他端側にむけて所定の長さの切り込みを形
成することにより、前記検出電極と調整用検出電極との
間に介在される前記抵抗体の長さを変える。これによ
り、オームの法則に基づいて前記検出電極と調整用検出
電極との間に発生する電圧が変化される。
【0024】また、請求項5によれば、抵抗体の一端側
から他端側に検知対象となる電流が流されると、調整用
検出電極の2つの検出端子のそれぞれから最短距離に有
る前記抵抗体の地点間に介在される前記抵抗体によっ
て、これら検出端子間に電圧降下が生じ、前記検出端子
間に電圧が出力される。これにより、前記抵抗体を流れ
る電流値を電圧値として検知することができる。また、
前記2つの検出端子間に出力される電圧値を調整する際
には、前記調整用検出電極の幅方向中央部に、長手方向
一端側或いは他端側又はその双方から中央部にむけて所
定の長さの切り込みを形成することにより、前記検出端
子間に介在される前記抵抗体の長さを変える。これによ
り、オームの法則に基づいて前記検出端子間に発生する
電圧が変化される。
【0025】また、請求項6によれば、前記抵抗体は低
抵抗体から構成される。
【0026】また、請求項7によれば、前記櫛歯状電極
は前記抵抗体よりも抵抗値の高い高抵抗体から構成され
る。
【0027】また、請求項8によれば、前記調整用検出
電極は前記抵抗体よりも抵抗値の高い高抵抗体から構成
される。
【0028】また、請求項9によれば、櫛歯状電極にお
ける所定の分岐路を切断することにより、検出端子間に
介在される抵抗体の長さが変化され、該抵抗体の両端に
発生する電圧値が変化される。
【0029】また、請求項10によれば、調整用検出電
極の幅方向中央部に、長手方向一端側から他端側にむけ
て所定長の切り込みを形成することにより、検出端子間
に介在される抵抗体の長さが変化され、該抵抗体の両端
に発生する電圧値が変化される。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1の(a) は本発明の第1の実施例の電流検知
抵抗器を示す外観構成図、図1の(b) はその調整方法を
示す図である。図において、11はセラミック基板で、
該基板表面には所定の長さを有し、主電流経路を構成す
る抵抗体12が印刷形成されている。この抵抗体12
は、例えばAgPd(200mΩ/mm2 )等の低抵抗
体からなる。さらに、抵抗体12の長手方向両端部に
は、例えばAgPt(4mΩ/mm2 )等の導体からな
る端子電極13が導電接続されている。
【0031】また、抵抗体12の幅方向の一端部には、
複数の分岐路14a,15aを有する2つの櫛歯状電極
14,15が配置され、これらの櫛歯状電極14,15
の各分岐路14a,15aの先端が抵抗体12に対し、
その長さ方向に所定の間隔をあけて導電接続されてい
る。これらの櫛歯状電極14,15は、抵抗体12より
も抵抗値の高い、例えばAgPt(4mΩ/mm2 )等
の導体からなり、それぞれに検出端子14b,15bが
設けられている。
【0032】前述の構成よりなる、第1の実施例によれ
ば、抵抗体12は端子電極13を介して負荷と直列に接
続され、これにより負荷に流れる電流値が電圧値として
検出される。この際、2つの検出端子14b,15b間
に発生する電圧値Vを調整するには、図1の(b) に示す
ように、櫛歯状電極14,15における所定の分岐路1
4a,15aを切断することにより、櫛歯状電極14,
15間に介在される抵抗体12の長さが変化され、検出
端子14b,15b間に発生する電圧値Vが変化され
る。
【0033】櫛歯状電極14,15の分岐路14a,1
5aの切断は、通常厚膜抵抗体の切削加工に用いられる
トリミング用のレーザを使用して容易に行うことができ
る。
【0034】前述した第1の実施例によれば、2つの櫛
歯状電極14,15間に出力される電圧値Vを調整する
際には、櫛歯状電極14,15の分岐路14a,15a
を切断し、2つの櫛歯状電極14,15間に介在される
抵抗体12の長さを変えることにより、2つの櫛歯状電
極14,15間に発生する電圧を変化することができる
ので、従来のように、主電流経路を構成する抵抗体に切
り込みを形成する必要がない。これにより、抵抗体12
における電流分布を乱すことがなく、発熱及びサージや
大電流に対する耐力の低下を防止することができる。さ
らに、印刷パターン等によっても容易に形成することが
できるので形状を小型化することができると共に、機械
的可変部分を含まず容易に調整することができ、調整後
に設定値がずれることがない。また、抵抗体12及び櫛
歯状電極14,15に安定した抵抗値を有する材料を使
用すれば、出力電圧を測定することなく櫛歯の間隔によ
って決まるステップで出力電圧の調整を行うことが可能
となる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図5の(a) は第2の実施例を示す外観構成図、図5の
(b) はその調整方法を説明する図である。図において、
前述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもっ
て表しその説明を省略する。また、第1の実施例と第2
の実施例との相違点は、第1の実施例における櫛歯状電
極14,15に代えて、例えば酸化アルテニウム系等の
高抵抗体によって形成した櫛歯状電極14’,15’を
設けたことにある。
【0036】前述の構成による第2の実施例によれば、
櫛歯状電極14’,15’の抵抗値が抵抗体12の抵抗
値よりも十分大きいので、櫛歯状電極14’,15’が
抵抗体12によって構成される主電流回路に与える影響
(分流)を十分小さくすることができる。これにより、
第1の実施例では櫛歯状電極14,15のそれぞれにお
いて1つの分岐路14a、15aを残して、他の分岐路
を切断しなくてはならなかったが、第2の実施例におい
ては図5の(b) に示すように中央部側の分岐路14a,
15aを切断するだけで調整を行うことができる。
【0037】また、通常の厚膜抵抗用のトリミングはY
AGレーザを用いており、このYAGレーザで導体を切
ると、その出力が導体に適していないので非常に切り難
くなり、出力を高く設定したり、或いは他のレーザを用
いなければならないが、通常の厚膜抵抗と同様の素材に
よって櫛歯状電極14’,15’を形成したので、前述
した通常出力のトリミングレーザによって容易に分岐路
14a,15aの切断を行うことができる。
【0038】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図6の(a) は第3の実施例を示す外観構成図、図6の
(b) はその調整方法を説明する図である。図において、
前述した第2の実施例と同一構成部分は同一符号をもっ
て表しその説明を省略する。また、第2の実施例と第3
の実施例との相違点は、一方の櫛歯状電極14’に代え
て分岐路をもたない検出電極16を設けたことにある。
【0039】これにより、検出端子16a,15b間の
出力電圧調整の際には、図6の(b)に示すように、櫛歯
状電極15’の分岐路15aを検出電極16側から順に
切断することにより容易に行うことができる。
【0040】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
図7の(a) は第4の実施例の電流検知抵抗器を示す外観
構成図、図7の(b) はその調整方法を示す図である。図
において、前述した第1の実施例と同一構成部分は同一
符号をもって表す。また、第1の実施例と第4の実施例
との相違点は、第1の実施例における櫛歯状電極14,
15に代えて、調整用検出電極17,18を設けたこと
にある。
【0041】即ち、11はセラミック基板で、該基板表
面には所定の長さを有し、主電流経路を構成する抵抗体
12が印刷形成されている。この抵抗体12は、例えば
AgPd(200mΩ/mm2 )等の低抵抗体からな
る。さらに、抵抗体12の長手方向両端部には、例えば
AgPt(4mΩ/mm2 )等の導体からなる端子電極
13が導電接続されている。
【0042】また、抵抗体12の幅方向の一端部には、
所定の長さ及び幅を有し、幅方向一端部に検出端子17
a,18aが設けられた2つの調整用検出電極17,1
8が配置され、これら2つの調整用検出電極17,18
は、その長手方向に所定の間隔をあけて配置されると共
に、調整用検出電極17,18の幅方向の他端部が抵抗
体12の幅方向の一端部に導電接続されている。また、
これらの調整用検出電極17,18は、抵抗体12に比
べて高い抵抗値を有する高抵抗体から形成されている。
【0043】前述の構成よりなる、第4の実施例によれ
ば、抵抗体12は端子電極13を介して負荷と直列に接
続され、これにより負荷に流れる電流値が電圧値として
検出される。この際、2つの調整用検出電極17,18
間に発生する電圧値Vを調整するには、図7の(b) に示
すように、調整用検出電極17,18の幅方向中央部
に、長手方向一端側、即ち2つの調整用検出電極17,
18が向かい合う側から他端側にむけてトリミングレー
ザ等を用いて徐々に切り込み17b,18bを形成する
ことにより、検出端子間17a,18aに介在される抵
抗体12の長さが変化され、該抵抗体の両端に発生する
電圧値が変化される。
【0044】前述した第4の実施例によれば、2つの検
出端子17a,18a間に出力される電圧値Vを調整す
る際には、調整用検出電極17,18の幅方向中央部
に、長手方向一端側から他端側にむけて所定の長さの切
り込み17b,18bを形成し、2つの調整用検出電極
17,18間に介在される抵抗体12の長さを変えれば
よいので、従来のように、主電流経路を構成する抵抗体
に切り込みを形成する必要がない。これにより、抵抗体
12における電流分布を乱すことがなく、発熱及びサー
ジや大電流に対する耐力の低下を防止することができ
る。さらに、印刷パターン等によっても容易に形成する
ことができるので形状を小型化することができると共
に、機械的可変部分を含まず容易に調整することがで
き、調整後に設定値がずれることがない。また、第4の
実施例によれば、第1乃至第3の実施例と比べて、出力
電圧をより微細に連続して調整することができる。
【0045】尚、ここでは検出端子17a,18aを中
央部側に設けたが、これとは逆に図8の(a) に示す第5
の実施例のように他端側に検出端子17a,18aを設
けた場合には、切り込み17b,18bの形成位置は、
図8の(b) に示すように、検出端子17a,18aの配
置に対応して第4の実施例とは反対側となることは言う
までもない。
【0046】次に、本発明の第6の実施例を説明する。
図9の(a) は第6の実施例を示す外観構成図、図9の
(b) はその調整方法を説明する図である。図において、
前述した第4の実施例と同一構成部分は同一符号をもっ
て表しその説明を省略する。また、第4の実施例と第6
の実施例との相違点は、一方の調整用検出電極17に代
えて検出電極19を設けたことにある。
【0047】これにより、検出端子19a,18a間の
出力電圧調整の際には、図9の(b)に示すように、調整
用検出電極18のみに切り込み18bを形成することに
より容易に行うことができる。
【0048】また、図10に示す第7の実施例のよう
に、第5の実施例と同様に検出端子18aの配置を調整
用検出電極18の長手方向他端側としたとき(第10の
(a) )は、切り込み18bの形成位置は、図10の(b)
に示すように、検出端子18aの配置に対応して第6の
実施例とは反対側となることは言うまでもない。
【0049】次に、本発明の第8の実施例を説明する。
図11の(a) は第8の実施例を示す外観構成図、図11
の(b) はその調整方法を説明する図である。図におい
て、前述した第5の実施例と同一構成部分は同一符号を
もって表しその説明を省略する。また、第5の実施例と
第8の実施例との相違点は、2つの調整用検出電極1
7,18を一体化したことにある。即ち、調整用検出電
極17,18の間はこれらを構成する抵抗体と同一の抵
抗体Rによって導電接続されている。
【0050】このような構成においても、調整用検出電
極17,18に切り込み17b,18bを形成すること
によって、検出端子17a,18a間に出力される電圧
を調整することができる。即ち、抵抗体12の一端側か
ら他端側に検知対象となる電流が流されると、連続した
調整用検出電極17,18の2つの検出端子17a,1
8aのそれぞれから最短距離に有る抵抗体12の地点間
に介在される抵抗体12によって、これら検出端子17
a,18a間に電圧降下が生じ、検出端子17a,18
a間に電圧が出力される。これにより、抵抗体12を流
れる電流値を電圧値として検知することができる。ま
た、2つの検出端子17a,18a間に出力される電圧
値を調整する際には、連続形成された調整用検出電極1
7,18の幅方向中央部に、長手方向一端側或いは他端
側又はその双方から中央部にむけて所定の長さの切り込
みを形成することにより、検出端子17a,18a間に
介在される抵抗体12の長さを変える。これにより、オ
ームの法則に基づいて検出端子17a,18a間に発生
する電圧が変化される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、2つの櫛歯状電極間に出力される電圧値を調整
する際には、前記櫛歯状電極の分岐路を切断し、2つの
櫛歯状電極間に介在される抵抗体の長さを変えることに
より、前記2つの櫛歯状電極間に発生する電圧を変化す
ることができるので、従来のように、主電流経路を構成
する抵抗体に切り込みを形成する必要がない。これによ
り、前記抵抗体における電流分布を乱すことがなく、発
熱及びサージや大電流に対する耐力の低下を防止するこ
とができる。さらに、印刷パターン等によっても容易に
形成することができるので形状を小型化することができ
ると共に、機械的可変部分を含まず容易に調整すること
ができ、調整後に設定値がずれることがない。また、前
記抵抗体及び櫛歯状電極に安定した抵抗値を有する材料
を使用すれば、出力電圧を測定することなく櫛歯の間隔
によって決まるステップで出力電圧の調整を行うことが
可能となる。
【0052】また、請求項2によれば、検出電極と櫛歯
状電極間に出力される電圧値を調整する際には、前記櫛
歯状電極の分岐路を切断し、前記検出電極と櫛歯状電極
との間に介在される抵抗体の長さを変えることにより、
前記検出電極と櫛歯状電極との間に発生する電圧を変化
することができるので、従来のように、主電流経路を構
成する抵抗体に切り込みを形成する必要がない。これに
より、前記抵抗体における電流分布を乱すことがなく、
発熱及びサージや大電流に対する耐力の低下を防止する
ことができる。さらに、印刷パターン等によっても容易
に形成することができるので形状を小型化することがで
きると共に、機械的可変部分を含まず容易に調整するこ
とができ、調整後に設定値がずれることがない。また、
前記抵抗体及び櫛歯状電極に安定した抵抗値を有する材
料を使用すれば、出力電圧を測定することなく櫛歯の間
隔によって決まるステップで出力電圧の調整を行うこと
が可能となる。
【0053】また、請求項3によれば、2つの調整用検
出電極間に出力される電圧値を調整する際には、前記調
整用検出電極の幅方向中央部に、長手方向一端側から他
端側にむけて所定の長さの切り込みを形成し、2つの調
整用検出電極間に介在される前記抵抗体の長さを変える
ことにより、前記2つの調整用検出電極間に発生する電
圧を変化することができるので、従来のように、主電流
経路を構成する抵抗体に切り込みを形成する必要がな
い。これにより、前記抵抗体における電流分布を乱すこ
とがなく、発熱及びサージや大電流に対する耐力の低下
を防止することができる。さらに、印刷パターン等によ
っても容易に形成することができるので形状を小型化す
ることができると共に、機械的可変部分を含まず容易に
調整することができ、調整後に設定値がずれることがな
い。
【0054】また、請求項4によれば、検出電極と調整
用検出電極間に出力される電圧値を調整する際には、前
記調整用検出電極の幅方向中央部に、長手方向一端側か
ら他端側にむけて所定の長さの切り込みを形成し、前記
検出電極と調整用検出電極との間に介在される前記抵抗
体の長さを変えることにより、前記検出電極と調整用検
出電極との間に発生する電圧を変化することができるの
で、従来のように、主電流経路を構成する抵抗体に切り
込みを形成する必要がない。これにより、前記抵抗体に
おける電流分布を乱すことがなく、発熱及びサージや大
電流に対する耐力の低下を防止することができる。さら
に、印刷パターン等によっても容易に形成することがで
きるので形状を小型化することができると共に、機械的
可変部分を含まず容易に調整することができ、調整後に
設定値がずれることがない。
【0055】また、請求項5によれば、2つの検出端子
間に出力される電圧値を調整する際には、前記調整用検
出電極の幅方向中央部に、長手方向一端側或いは他端側
又はその双方から中央部にむけて所定の長さの切り込み
を形成し、前記検出端子間に介在される前記抵抗体の長
さを変えることにより、前記検出端子間に発生する電圧
を変化することができるので、従来のように、主電流経
路を構成する抵抗体に切り込みを形成する必要がない。
これにより、前記抵抗体における電流分布を乱すことが
なく、発熱及びサージや大電流に対する耐力の低下を防
止することができる。さらに、印刷パターン等によって
も容易に形成することができるので形状を小型化するこ
とができると共に、機械的可変部分を含まず容易に調整
することができ、調整後に設定値がずれることがない。
【0056】また、請求項6によれば、上記の効果に加
えて、前記抵抗体は低抵抗体から構成されるので、前記
抵抗体における発熱を低減させることができる。
【0057】また、請求項7によれば、上記の効果に加
えて、前記櫛歯状電極は前記抵抗体よりも抵抗値の高い
高抵抗体から構成されるので、前記主電流経路を構成す
る抵抗体に流れる電流に対する分流を微小にとどめるこ
とができ、無駄な電力消費を低減することができると共
に、例えば印刷パターンによって形成したときには通常
の厚膜抵抗のトリミング用レーザによって容易に分岐路
の切断を行うことができる。
【0058】また、請求項8によれば、上記の効果に加
えて、前記調整用検出電極は前記抵抗体よりも抵抗値の
高い高抵抗体から構成されるので、前記主電流経路を構
成する抵抗体に流れる電流に対する分流を微小にとどめ
ることができ、無駄な電力消費を低減することができる
と共に、例えば印刷パターンによって形成したときには
通常の厚膜抵抗のトリミング用レーザによって容易に分
岐路の切断を行うことができる。
【0059】また、請求項9によれば、櫛歯状電極にお
ける所定の分岐路を切断することにより、検出端子間に
介在される抵抗体の長さが変化され、該抵抗体の両端に
発生する電圧値が変化されるので、従来のように、主電
流経路を構成する抵抗体に切り込みを形成する必要がな
い。これにより、前記抵抗体における電流分布を乱すこ
とがなく、発熱及びサージや大電流に対する耐力の低下
を防止することができる。さらに、機械的可変部分を含
まず容易に調整することができ、調整後に設定値がずれ
ることがない。
【0060】また、請求項10によれば、調整用検出電
極の幅方向中央部に、長手方向一端側から他端側にむけ
て所定長の切り込みを形成することにより、検出端子間
に介在される抵抗体の長さが変化され、該抵抗体の両端
に発生する電圧値が変化されるので、従来のように、主
電流経路を構成する抵抗体に切り込みを形成する必要が
ない。これにより、前記抵抗体における電流分布を乱す
ことがなく、発熱及びサージや大電流に対する耐力の低
下を防止することができる。さらに、機械的可変部分を
含まず容易に調整することができ、調整後に設定値がず
れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図
【図2】従来の電流検知抵抗器を用いた負荷電流の検知
方法を説明する図
【図3】従来の電流検知抵抗器の一例を示す構成図
【図4】従来の電流検知抵抗器の調整方法を説明する図
【図5】本発明の第2の実施例を示す図
【図6】本発明の第3の実施例を説明する図
【図7】本発明の第4の実施例を説明する図
【図8】本発明の第5の実施例を説明する図
【図9】本発明の第6の実施例を説明する図
【図10】本発明の第7の実施例を説明する図
【図11】本発明の第8の実施例を説明する図
【符号の説明】
11…セラミック基板、12…抵抗体、13…端子電
極、14,15…櫛歯状電極、14a,15a…分岐
路、14b,15b…検出端子、16…検出電極、1
7,18…調整用検出電極、17a,18a…検出端
子、19…検出電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01C 17/242

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流値を電圧値に変換し、該電圧値に基
    づいて前記電流値を検知可能とする電流検知抵抗器であ
    って、 検知対象となる電流が流れる主電流経路を構成する所定
    長の抵抗体と、 複数の分岐路を有する2つの櫛歯状電極とからなり、 前記櫛歯状電極の各分岐路の先端が前記抵抗体の長さ方
    向に所定の間隔をあけて導電接続されていることを特徴
    とする電流検知抵抗器。
  2. 【請求項2】 電流値を電圧値に変換し、該電圧値に基
    づいて前記電流値を検知可能とする電流検知抵抗器であ
    って、 検知対象となる電流が流れる主電流経路を構成する所定
    長の抵抗体と、 該抵抗体の一端部に導電接続された検出電極と、 複数の分岐路を有する1つの櫛歯状電極とからなり、 前記櫛歯状電極は前記検出電極と所定間隔をあけて配置
    されると共に、各分岐路の先端が前記抵抗体の長さ方向
    一列に所定の間隔をあけて導電接続されていることを特
    徴とする電流検知抵抗器。
  3. 【請求項3】 電流値を電圧値に変換し、該電圧値に基
    づいて前記電流値を検知可能とする電流検知抵抗器であ
    って、 検知対象となる電流が流れる主電流経路を構成する所定
    長の抵抗体と、 所定の長さ及び幅を有し、幅方向一端部に検出端子が設
    けられた2つの調整用検出電極とからなり、 前記2つの調整用検出電極をその長手方向に所定の間隔
    をあけて配置すると共に、該調整用検出電極の幅方向の
    他端部が前記抵抗体の幅方向の一端部に導電接続されて
    いることを特徴とする電流検知抵抗器。
  4. 【請求項4】 電流値を電圧値に変換し、該電圧値に基
    づいて前記電流値を検知可能とする電流検知抵抗器であ
    って、 検知対象となる電流が流れる主電流経路を構成する所定
    長の抵抗体と、 該抵抗体の一端部に導電接続された検出電極と、 所定の長さ及び幅を有し、幅方向一端部に検出端子が設
    けられた調整用検出電極とからなり、 前記調整用検出電極は前記検出電極と所定間隔をあけて
    配置されると共に、該調整用検出電極の幅方向の他端部
    が前記抵抗体の幅方向の一端部に導電接続されているこ
    とを特徴とする電流検知抵抗器。
  5. 【請求項5】 電流値を電圧値に変換し、該電圧値に基
    づいて前記電流値を検知可能とする電流検知抵抗器であ
    って、 検知対象となる電流が流れる主電流経路を構成する所定
    長の抵抗体と、 所定の長さ及び幅を有し、長手方向両端部のそれぞれの
    幅方向一端部に検出端子が設けられた調整用検出電極と
    からなり、 前記調整用検出電極の幅方向の他端部が前記抵抗体の幅
    方向の一端部に導電接続されていることを特徴とする電
    流検知抵抗器。
  6. 【請求項6】 前記抵抗体は低抵抗体からなることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電流検知抵抗
    器。
  7. 【請求項7】 前記櫛歯状電極は前記抵抗体よりも抵抗
    値の高い高抵抗体からなることを特徴とする請求項1又
    は2記載の電流検知抵抗器。
  8. 【請求項8】 前記調整用検出電極は前記抵抗体よりも
    抵抗値の高い高抵抗体からなることを特徴とする請求項
    3、4又は5記載の電流検知抵抗器。
  9. 【請求項9】 検知対象となる電流が流れる主電流経路
    を構成する所定長の抵抗体と、複数の分岐路を有し検出
    端子となる少なくとも一つの櫛歯状電極とからなり、前
    記櫛歯状電極の各分岐路の先端が前記抵抗体の長さ方向
    一列に所定の間隔をあけて導電接続され、前記主電流経
    路を流れる電流値を電圧値に変換し、該電圧値に基づい
    て前記電流値を検知可能とする電流検知抵抗器の調整方
    法であって、 前記櫛歯状電極における所定の分岐路を切断することに
    より前記電圧値を変化させることを特徴とする電流検知
    抵抗器の調整方法。
  10. 【請求項10】 検知対象となる電流が流れる主電流経
    路を構成する所定長の抵抗体と、所定の長さ及び幅を有
    し、幅方向一端部に検出端子が設けられた少なくとも1
    つの調整用検出電極とからなり、該調整用検出電極の幅
    方向の他端部が前記抵抗体の幅方向の一端部に導電接続
    され、前記主電流経路を流れる電流値を電圧値に変換
    し、該電圧値に基づいて前記電流値を検知可能とする電
    流検知抵抗器の調整方法であって、 前記調整用検出電極の幅方向中央部に、長手方向一端側
    から他端側にむけて切り込みを形成することにより前記
    電圧値を変化させることを特徴とする電流検知抵抗器の
    調整方法。
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