JPH08185051A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH08185051A
JPH08185051A JP6340215A JP34021594A JPH08185051A JP H08185051 A JPH08185051 A JP H08185051A JP 6340215 A JP6340215 A JP 6340215A JP 34021594 A JP34021594 A JP 34021594A JP H08185051 A JPH08185051 A JP H08185051A
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JP
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developer
toner
developing device
unused
area
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Application number
JP6340215A
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English (en)
Inventor
Hajime Koyama
一 小山
Seiji Oka
誠二 岡
Kiyonori Tsuda
清典 津田
Yasushi Akiba
康 秋葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑なトナー濃度制御機構等を必要としない
小型で安価な現像装置であって、未使用現像剤収容部の
形成するスペースや位置の制約がより少ない現像装置を
提供する。 【構成】 現像剤3を表面に担持するための現像スリー
ブ4と、現像スリーブ4の内部に配置したマグネットロ
ーラ5と、現像スリーブ4に担持した現像剤の量を規制
するドクタ6と、ドクタ6で阻止された現像剤3が滞留
する所定容量の現像剤滞留部Aと、現像剤滞留部Aに現
像スリーブ4上の現像剤搬送方向における上流側から隣
接し、現像スリーブ4に対向するトナー補給口7bを有
するトナーホッパ7とを備えた現像装置において、現像
剤搬送方向における現像剤滞留部Aの上流に、未使用の
現像剤を収容し且つ現像スリーブ4側に現像領域に対応
した開口を有する未使用現像剤収容部Cを設け、未使用
現像剤収容部Cの開口に対向する現像スリーブ4の内部
に磁極を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に用いる現像装置に係
り、詳しくはトナー及び磁性粒子からなる二成分現像剤
を用いて該像担持体に形成された潜像を現像する現像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】近年、トナー及び磁性粒子からなる二成分
現像剤(以下「現像剤」という)を像担持体に供給して
該像担持体に形成された潜像を現像する現像装置に関し
て、装置の小型化及び低コスト化を図るという観点か
ら、上記現像剤撹拌搬送部材やトナ濃度センサ等による
複雑なトナ濃度制御機構を設けずにトナー濃度及びトナ
ー帯電量の制御を行うものが提案されている。例えば、
特公平5−67233号公報では、容器内で現像剤担持
体上に磁性粒子層を形成するとともに、容器内のトナー
供給部においてこの磁性粒子層に接触するようにトナー
を収容し、現像剤担持体の回転に伴う磁性粒子層の磁性
粒子の移動によって該トナー供給部で磁性粒子層内にト
ナーを取り込み、トナーと磁性粒子の混合された現像剤
を、現現像剤担持体回転方向の現像剤規制部材より上流
側に形成された現像剤循環領域で循環させてトナーを帯
電するとともに、現像剤規制部材で層厚規制して現像領
域に搬送している。これによれば、現像剤撹拌搬送部材
や複雑なトナー濃度制御機構を設けないでトナーを十分
に帯電すると共にトナー濃度を概ね安定化させることが
できる小型で安価な現像装置を構成することができる。
【0004】ところで、この種の2成分現像剤を用いる
現像装置において、使用開始時に未使用の現像剤を現像
装置内にセットする作業をサービスマンやユーザによる
操作に委ねないで、前もって現像装置の内部にセットし
ておく方式を採用したものが知られている。例えば、使
用開始時に未使用の現像剤を現像剤担持体側に案内し、
その後現像剤担持体から退避可能な現像剤ガイド部材
を、現像容器内に設けることにより、簡単な操作で現像
剤担持体に適度なトナー濃度に自己制御された現像剤を
確実に担持可能にするものが提案されている(特開平3
−2121572号公報参照)。
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
3−2121572号公報で提案されたような現像装置
では、未使用の現像剤を収納する未使用現像剤収容部か
ら現像剤担持体側の現像剤滞留部に現像剤をガイドして
移動させる際に、その移動が重力に強く依存するので、
未使用現像剤収容部を現像剤滞留部の上方であって且つ
現像剤担持体内の磁界発生手段によって発生した磁力が
及ばない部分に形成しなければならないという制約があ
った。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、複雑なトナー濃度制
御機構等を必要としない小型で安価な現像装置であっ
て、未使用現像剤収容部の形成するスペースや位置の制
約がより少ない現像装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面に担持す
るための現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置
した磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持した現像剤
の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規制部材で
阻止された現像剤が滞留する所定容量の現像剤滞留部
と、該現像剤滞留部に該現像剤担持体上の現像剤搬送方
向における上流側から隣接し、該現像剤担持体に対向す
るトナー補給口を有するトナー収容部とを備えた現像装
置において、請求項1の発明は、該現像剤搬送方向にお
ける該現像剤滞留部の上流に、未使用の現像剤を収容し
且つ該現像剤担持体側に現像領域に対応した開口を有す
る未使用現像剤収容部を設け、該未使用現像剤収容部の
開口に対向する該現像剤担持体の内部に磁極を配置した
ことを特徴とするものであり、請求項2の発明は、該ト
ナー収容部内のトナー補給口側の一部から成る第1の領
域を、未使用の現像剤を収容する未使用現像剤収容部と
して使用し、該トナー収容部内の第1の領域と、第1の
領域以外の第2の領域とを仕切る開閉自在の仕切部材を
設けたことを特徴とするものであり、請求項5の発明
は、該トナー収容部のトナー補給口側の一部から成る第
1の領域を、未使用の現像剤を収容する未使用現像剤収
容部として使用し、第1の領域に未使用の現像剤が収容
され且つ第1の領域以外の第2の領域に未使用のトナー
が収容された状態で、第1の領域と第2の領域との間の
境界に除去可能なシール部材を取り付け、該現像剤担持
体の駆動開始動作に連動して、該現像剤担持体に未使用
の現像剤を担持した後、該境界のシールを解除するシー
ル部材除去手段を設けたことを特徴とするものであり、
請求項7の発明は、該現像剤滞留部を未使用の現像剤が
収容される未使用現像剤収容部として使用し、該現像剤
滞留部に未使用の現像剤が収容された状態で、該現像剤
滞留部と該現像剤担持体との間をシールする除去可能な
シール部材を取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】ここで、上記現像剤滞留部の容量は、現像
剤のトナー濃度が所定濃度の場合に現像剤滞留部内の現
像剤が上記トナー補給口に到達せず、且つ該トナー濃度
が所定濃度よりも高くなった場合にトナー補給口側には
み出して該トナー補給口を塞ぐ程度の容量に設定する。
【0008】特に、請求項3の発明は、請求項2の現像
装置において、第1の領域に、未使用の現像剤又はトナ
ーを撹拌しながら上記トナー補給口側に送り出す撹拌部
材を設けたことを特徴とするものである。
【0009】また特に、請求項4の発明は、請求項2の
現像装置において、第2の領域に、トナーを撹拌しなが
ら第1の領域に送り出すトナー撹拌部材を設けたことを
特徴とするものである。
【0010】また特に、請求項6の発明は、請求項2又
は5の現像装置において、上記トナー収容部の第1の領
域に未使用の現像剤を収容した状態で、第1の領域と現
像剤担持体との間をシールする除去可能なシール部材を
取り付けたことを特徴とするものである。
【0011】また特に、請求項8の発明は、請求項1又
は7の現像装置において、上記未使用現像剤収容部を現
像装置本体に対して着脱自在に構成したことを特徴とす
るものである。
【0012】また特に、請求項9の発明は、請求項2又
は5の現像装置において、上記トナー収容部を現像装置
本体に対して着脱自在に構成したことを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】請求項1乃至9の現像装置においては、磁界発
生手段で発生した磁界により現像剤担持体に担持された
現像剤滞留部の現像剤が、現像剤担持体の表面の移動に
伴って搬送され、その搬送量が現像剤規制部材で規制さ
れた後、像担持体と対向する現像領域に供給される。現
像領域で現像に用いられなかった現像剤は、現像剤担持
体の表面の移動に伴って更に搬送され、トナー補給口か
らトナーを取り込んだ後、現像剤滞留部に戻る。一方、
現像領域に供給されずに現像剤規制部材で阻止された現
像剤は現像剤滞留部内に滞留し、その一部は、現像剤滞
留部内で現像剤自身の内圧及び重力によってトナー収容
部のトナー補給口に向かって移動する。トナー補給口付
近まで移動した現像剤は、現像剤担持体の表面で搬送さ
れている現像剤とともに現像剤規制部材側に循環するよ
うに搬送される。
【0014】ここで、現像剤に取り込んだトナーの量が
多くなってトナー濃度が高まると、それに伴って現像剤
滞留部の現像剤の嵩が増加し、該現像剤がトナー補給口
を塞ぐ位置まで到達するようになる。このように循環す
る現像剤でトナー補給口が塞がることにより、現像剤担
持体上の現像剤へのトナー取り込み量が少なくなる。こ
のトナー取り込み量の減少により、現像剤のトナー濃度
が常に一定濃度以下に保たれる。
【0015】特に、請求項1の現像装置においては、現
像装置の使用開始前に、未使用の現像剤を未使用現像剤
収容部の現像領域に対応した部分に均一にセットする。
この均一にセットされた未使用の現像剤は、現像剤担持
体の内部に配設した磁極で発生した磁界により、未使用
現像剤収容部の開口に対向する現像剤担持体表面に均一
に分布したままの状態で磁力担持される。このように磁
力担持されているため、使用前の現像装置の保管や輸送
の際に現像装置が傾いても、上記未使用の現像剤の均一
な分布状態を維持することができる。また、現像装置の
使用開始時には、現像剤担持体を駆動することにより、
現像剤搬送方向における該現像剤滞留部の上流側で未使
用の現像剤を現像剤担持体表面に担持して、現像装置を
画像形成動作に使用可能な状態とすることができる。
【0016】また特に、請求項2の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、未使用の現像剤をトナー
収容部内のトナー補給口側の一部から成る第1の領域の
現像領域に対応した部分に均一にセットし、第1の領域
以外の第2の領域には新しいトナーをセットする。この
とき、両領域の間の境界を仕切る仕切部材を閉じておく
ことにより、未使用の現像剤とトナーが混じり合うのを
防止することができる。この均一にセットされた未使用
の現像剤は、トナー補給口に対向する現像剤担持体表面
に均一に分布したままの状態で磁力担持される。このよ
うに磁力担持されているため、使用前の現像装置の保管
や輸送の際に現像装置が傾いても、上記未使用の現像剤
の均一な分布状態を維持することができる。また、現像
装置の使用開始時には、現像剤担持体を駆動することに
より、現像剤搬送方向における該現像剤滞留部の上流側
のトナー補給口から供給される未使用の現像剤を現像剤
担持体表面に担持するとともに、その後、上記仕切部材
を開けることにより、トナーを第1の領域のトナー補給
口側に供給し、現像装置を画像形成動作に使用可能な状
態とすることができる。
【0017】また特に、請求項3の現像装置において
は、現像装置の使用開始時に、撹拌部材により、第1の
領域内の未使用の現像剤を撹拌しながらトナー補給口側
に強制的に送り出すことができる。そして、未使用の現
像剤が現像剤担持体表面に磁力担持された後、同じ撹拌
部材により、第1の領域内のトナーを撹拌しながらトナ
ー補給口側に強制的に送り出すことができる。
【0018】また特に、請求項4の現像装置において
は、現像装置の使用開始時に、トナー撹拌部材により、
第2の領域内のトナーを撹拌しながら第1の領域に強制
的に送り出すことができる。
【0019】また特に、請求項5の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、未使用の現像剤をトナー
収容部内のトナー補給口側の一部から成る第1の領域の
現像領域に対応した部分に均一にセットし、第1の領域
以外の第2の領域には新しいトナーをセットする。この
とき、両領域の間の境界はシール部材でシールされてい
るので、未使用の現像剤とトナーが混じり合うのを防止
することができる。この均一にセットされた未使用の現
像剤は、トナー補給口に対向する現像剤担持体表面に均
一に分布したままの状態で磁力担持される。このように
磁力担持されているため、使用前の現像装置の保管や輸
送の際に現像装置が傾いても、上記未使用の現像剤の均
一な分布状態を維持することができる。また、現像装置
の使用開始時には、現像剤担持体を駆動することによ
り、現像剤搬送方向における該現像剤滞留部の上流側の
トナー補給口から供給される未使用の現像剤を現像剤担
持体表面に担持する。そして、現像剤担持体に未使用の
現像剤を担持した後、現像剤担持体の駆動開始動作に連
動するシール部材除去手段で上記両領域の境界のシール
部材を除去することにより、トナーを第1の領域のトナ
ー補給口側に供給し、現像装置を画像形成動作に使用可
能な状態とすることができる。
【0020】また特に、請求項6の現像装置において
は、現像装置の使用開始前の状態では、シール部材によ
り、未使用の現像剤を収容したトナー収容部の第1の領
域と現像剤担持体との間をシールしているので、未使用
の現像剤を現像剤担持体表面に直接接触させている場合
に比較して、現像剤に作用する磁力が弱くなり、現像剤
の圧縮の度合いが小さくなる。
【0021】また特に、請求項7の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、未使用の現像剤を現像剤
滞留部の現像領域に対応した部分に均一にセットする。
この均一にセットされた未使用の現像剤は、現像剤担持
体に内蔵されている磁界発生手段で発生した磁界によ
り、均一に分布したままの状態で磁力支持される。この
ように磁力支持されているため、使用前の現像装置の保
管や輸送の際に現像装置が傾いても、上記未使用の現像
剤の均一な分布状態を維持することができる。また、現
像装置の使用開始時には、未使用の現像剤が収容された
現像剤滞留部と現像剤担持体との間のシール部材を除去
して現像剤担持体を駆動することにより、現像剤滞留部
から供給される未使用の現像剤を現像剤担持体表面に担
持する。
【0022】また特に、請求項8の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、現像装置本体から取り外
された未使用現像剤収容部の現像領域に対応する部分
に、未使用の現像剤を均一にセットし、その開口を必要
に応じてシール部材でシールする。そして、未使用の現
像剤をセットした未使用現像剤収容部を現像装置本体に
装着する。
【0023】また特に、請求項9の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、現像装置本体から取り外
されたトナー収容部の第1の領域と第2の領域との間の
境界にシール部材を取り付ける。そして、第1の領域の
現像領域に対応する部分に未使用の現像剤を均一にセッ
トし、第2の領域にトナーをセットし、トナー補給口を
必要に応じてシール部材でシールする。そして、未使用
の現像剤及びトナーをセットしたトナー収容部を現像装
置本体に装着する。 (以下、余白)
【0024】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機に用いる現像装置に適用した一実施例について説
明する。図1は本実施例に係る現像装置の概略構成を示
す部分断面図である。この現像装置は像担持体である円
筒状の感光体ドラム1の側方に配設され、感光体ドラム
1に向けて開口部が形成された支持ケース2、該開口部
から一部が露出した、トナー及び磁性粒子からなる現像
剤3を表面に担持する現像剤担持体としての現像スリー
ブ4、現像スリーブ4の内部に図示の磁極を有するよう
に固定配置されたマグネットローラ5、現像スリーブ4
上に担持されて搬送されている現像剤の量を規制する現
像剤規制部材としてのドクタ6、トナーホッパ7等を備
えている。
【0025】上記トナーホッパ7の一部の壁部材7a
は、現像スリーブ4の表面との間に、感光体ドラム1と
の対向部の現像位置に供給されずにドクタ6で阻止され
た現像剤が滞留する現像剤滞留部Aを形成している。ま
た、トナーホッパ7は現像スリーブ4の右側方に新しい
トナー3aが収容されているトナー収容部Bを有してい
る。このトナー収容部Bは、現像剤搬送における現像剤
滞留部Aの上流側に隣接して現像スリーブ4表面と対向
するトナー補給口7bを有している。また、トナー収容
部Bの内部のトナー補給口7bに隣合ったスペースに
は、トナー3aをトナー補給口7bに向けて撹拌しなが
ら送り出す撹拌部材としてのトナーアジテータ8が配設
されている。
【0026】また、上記トナー補給口7bの更に上流側
にある支持ケース2の一部の壁部材2aは、現像スリー
ブ4の表面との間に、現像装置の使用開始前の状態で未
使用の現像剤3を収容するための未使用現像剤収容部C
を形成している。この未使用現像剤収容部Cは現像スリ
ーブ4に向いた開口を有し、この開口に対向する現像ス
リーブ4の内部にマグネットローラ5の磁極(N極)が
配置している。また、トナーホッパ7のトナー補給口7
bと支持ケース2の未使用現像剤収容部Cとの間には、
トナー補給口7bからのトナーの洩れを防止するための
トナー洩れ防止用シール部材9が現像スリーブ4表面に
当接するように設けられている。
【0027】上記構成の現像装置において、現像スリー
ブ4上の現像剤3は、該ローラ4の矢印方向の回転に伴
って搬送され、ドクタ6により規制されて薄層化され
る。薄層化された現像剤3は、矢印方向に回転している
感光体ドラム1と対向する現像領域に搬送され、感光体
ドラム1上に形成されている静電潜像に供給され、該静
電潜像の可視像化が行われる。この可視像化に使用され
なかった現像剤3は、現像スリーブ4の回転に伴って搬
送され、アジテータ8で送り出されてトナー補給口7b
から供給された新しいトナー3aを取り込んだ後、現像
剤滞留部Aに戻る。そして、新しいトナー3aを含んだ
現像剤3はドクタ6による規制部で上下運動し、これに
より、現像剤3のトナーの帯電が行われる。
【0028】一方、上記現像領域に供給されずにドクタ
6で阻止された現像剤3の一部は、現像剤滞留部A内で
現像剤3自身の内圧及び重力によってトナー収容部Bの
トナー補給口7bに向かって移動する。トナー補給口7
b付近まで移動してきた現像剤3は、現像スリーブ4の
回転に伴ってドクタ6側に循環するように搬送される。
【0029】ここで、現像剤3に補給されたトナーが多
くなってトナー濃度が高まると、それに伴って現像剤3
の嵩が増加するため、図3に示すように現像剤3がトナ
ー補給口7bまでダレてきて、トナー補給口7bの開口
をおおってしまう。このため、現像スリーブ4上の現像
剤へのトナー取り込み量が少なくなる。このトナー取り
込み量の減少により、現像剤3のトナー濃度の常に一定
濃度以下に保たれる。
【0030】ところで、本実施例の現像装置への未使用
の現像剤のセット方法としては、現像装置の使用開始時
に未使用の現像剤をサービスマンやユーザの操作でセッ
トするのではなく、未使用の現像剤を前もって装置内に
セットしておき、現像スリーブ4の駆動開始により現像
剤を現像スリーブ全体に磁力担持させて使用可能な状態
にする方式を採用している。
【0031】まず、使用前の現像装置の未使用現像剤収
容部Cを形成している壁部材2aの図示しない蓋を開け
て、未使用現像剤収容部Cの内部に未使用の現像剤を現
像スリーブ4の回転軸方向(以下「長手方向」という)
の現像領域に対応した部分に均一にセットする。このセ
ットの際に現像装置を上下逆転すれば、上方から現像剤
をセットできる。また、未使用の現像剤を均一にセット
するためには、例えば磁力が及ばない場所で、別の容器
に所定量の現像剤を長手方向の現像領域に対応する部分
に見合う長さで均一にセットしておき、この別容器か
ら、未使用現像剤収容部Cの現像スリーブ4上の磁力作
用領域に均一状態のまま移すという手順を採用すること
ができる。
【0032】以上、本実施例によれば、現像装置の使用
開始前に、未使用現像剤収容部Cの現像領域に対応した
部分に均一にセットされた未使用の現像剤3が、現像ス
リーブ4の内部に配設した磁極(N)で発生した磁界に
より、未使用現像剤収容部Cの開口に対向する現像スリ
ーブ4表面に均一に分布したままの状態で磁力担持され
るので、従来のように未使用現像剤収容部を、現像スリ
ーブ内部のマグネットローラ等の磁界発生手段で発生し
た磁界による磁力が作用する磁力作用範囲外であって且
つ現像装置の上方に設けるという制約がない。
【0033】また、本実施例によれば、セットした未使
用の現像剤が現像スリーブ4に磁力担持されているた
め、使用前の現像装置の保管や輸送の際に現像装置が傾
いても、未使用の現像剤の均一な分布状態を維持するこ
とができる。
【0034】また、本実施例によれば、未使用の現像剤
が現像スリーブ4の表面に均一に磁力担持されているの
で、不均一に磁力担持されている場合に比較して現像剤
3の圧縮力が小さくなり、いわゆる現像剤のブロッキン
グ現象及びそれに付随して起きる問題、例えば現像スリ
ーブ4駆動時の過剰負荷、現像剤凝集による白ヌケ画
像、補給トナー取り込み量不足による一部IDの低下、
撹拌不足トナーによる地肌汚れ等の発生を防止すること
ができる。
【0035】なお、上記実施例の現像装置では未使用現
像剤収容部Cのための専用のスペースを確保している
が、図2に示すように、通常使用時はトナーホッパ7の
一部となる領域を未使用現像剤収容部Cとして使用すれ
ば、未使用現像剤収容部Cのための専用のスペースを別
途確保する必要がない。
【0036】図2において、通常使用時はトナーホッパ
7となる部分をトナー補給口7b側の第1の領域7cと
該領域以外の第2の領域7dとに区画し、現像装置の使
用開始前は、第1の領域7cを未使用現像剤収容部Cと
して使用し、第2の領域7dをトナー収容部Bとして使
用する。また、第1の領域7cと第2の領域7dとの境
界には開閉自在の仕切板10が設けられている。また、
第1の領域7cには使用開始前の未使用の現像剤3又は
使用開始後のトナー3aを撹拌しながらトナー補給口7
b側に送り出す撹拌部材としてのアジテータ11が配設
されている。また、第2の領域7dには、トナー3aを
第1の領域7cに撹拌しながら送り出すトナーアジテー
タ12が配設されている。
【0037】図2の構成の現像装置において、使用開始
前に未使用の現像剤をセットする場合は、まず仕切部材
10を開いた状態で第1の領域7c(未使用現像剤収容
部C)に未使用の現像剤を長手方向に均一にセットした
後、仕切部材10を閉じて、第2の領域7d(トナー収
容部B)にトナーをセットする。未使用現像剤収容部C
にセットされた未使用の現像剤は、現像スリーブ4の内
部の磁極で発生した磁界によって均一な状態が維持され
たまま現像スリーブ4の表面に磁力担持される。このよ
うに未使用の現像剤が磁力担持されるため、使用前の現
像装置の保管や輸送の際に現像装置が傾いても、未使用
の現像剤の均一な分布状態を維持することができる。
【0038】また、図2の現像装置において、使用開始
にあたり現像剤を現像スリーブ4全面に担持させる場合
には、まず現像スリーブ4の回転駆動を開始するととも
に、アジテータ11を回転させて未使用の現像剤を現像
スリーブ4に向かって移動させる。この回転駆動の際、
トナーアジテータ12の駆動源が現像スリーブ4などと
共通である場合にはトナーアジテータ12も回転してし
まうが、仕切板10が閉じられているので、トナーの現
像剤側への移動が阻止される。そして、現像スリーブ4
の回転駆動開始から数秒〜数10秒経過した後、現像剤
がほとんど現像スリーブ4に磁力担持された状態にな
る。このタイミングで仕切板10を開くことにより、現
像剤へのトナーの補給を開始することができる。
【0039】特に、図2の構成の現像装置によれば、通
常使用時はトナーホッパ7の一部となる領域を未使用現
像剤収容部Cとして使用しているので、未使用現像剤収
容部Cのための専用のスペースを別途確保する必要がな
い。また、現像装置の使用前の状態で仕切部材10を閉
じておくことにより、未使用の現像剤とトナーが混じり
合わないようにすることができる。
【0040】また、図2の現像装置によれば、現像装置
の使用開始時に、アジテータ11により、第1の領域7
c内の未使用の現像剤を撹拌しながらトナー補給口7b
側に強制的に送り出すので、比較的現像剤の量が多い場
合、現像剤の流動性が悪い場合、現像剤に作用する磁力
が弱い場合等でも、未使用の現像剤を現像スリーブ4側
に移送し、現像スリーブ4表面に確実に磁力担持させる
ことができる。また、未使用の現像剤が現像スリーブ4
表面に磁力担持された後、同じアジテータ11により、
第1の領域7c内のトナーを撹拌しながらトナー補給口
7b側に強制的に送り出するので、現像剤の磁力担持が
不十分な状態でトナーの取り込みを開始した場合の不具
合、例えば現像剤へのトナー取り込み量が必要以上に多
くなってトナー濃度が過剰に高くなったり、低帯電トナ
ーに比率の増加によるトナー過剰消費、地肌汚れやトナ
ー飛散が発生したりするのを未然に防止することができ
る。
【0041】また、図2の現像装置によれば、現像装置
の使用開始時に、トナーアジテータ12により、第2の
領域7d内のトナーを撹拌しながら第1の領域7cに強
制的に送り出すので、多少のトナーソフトブロッキング
現象が発生していても、そのトナーブロッキング塊を細
分化してトナー補給口がある第1の領域7cにトナーを
確実に補給できる。
【0042】なお、上記図2の現像装置では第1の領域
7cと第2の領域7dとの境界に開閉自在の仕切板10
を設けているが、この仕切板10に代え、図3に示すよ
うに除去可能な巻き取りシール部材13(2点鎖線で図
示)を取り付けても良い。図3の現像装置において、ト
ナーホッパ7は使用開始前に未使用現像剤収容部Cとし
て用いられる第1の領域7c及びトナー収容部Bとして
用いられる第2の領域7dに区画され、現像スリーブ4
やドクタ6などの未使用状態の現像剤及びトナーと接触
しない部分と分離可能に下側の支持ケース2に支持され
ている。
【0043】この現像装置の製造工程において、トナー
及び現像剤をトナーホッパ7に充填する際は、トナーホ
ッパ7に磁力が及ばないように現像スリーブ4などと分
離した状態で充填する。その充填の際に、巻き取りシー
ル材13は未使用現像剤収容部Cとトナー収容部Bとの
間の境界をシールすると共に、現像スリーブ4側のトナ
ー補給口7bもシールしている。このように未使用の現
像剤が現像スリーブ4と直接接触しないようにトナー補
給口7bをシールすることにより、現像剤に作用する磁
力の大きさが実際のコピー時よりも小さくなるため、現
像装置の使用開始前に長期間放置しても、直接現像スリ
ーブ4と現像剤を接触させておく場合に比較して著しく
現像剤のソフトブロッキングが発生しにくくなる。ま
た、巻き取りシール材13の一端部はトナーホッパ7の
上部に設けられた巻き取りローラ14に取り付けられ
る。
【0044】トナー及び現像剤の充填を終えたトナーホ
ッパ7は、現像剤を長手方向に均一になるようにアジテ
ータ8の回動方向に揺動させたり、所定の道具を用いて
ならし作業を施したりする。そして、トナーホッパ7を
現像剤の長手方向のバランスが崩れないように支持ケー
ス2に合わせて装着する。このトナーホッパ7の装着に
より、現像スリーブ4内のマグネットローラ5の磁力作
用範囲に入った現像剤は、長手方向に均一に磁力支持さ
れる。また、磁力の及ばない部分の現像剤に関しても、
輸送時などの傾斜で偏りが起きても、アジテータ8の回
動方向への揺動作業を使用開始前のユーザ操作として採
用することにより、現像剤の偏りは容易に修復すること
ができる。
【0045】また、この現像装置の使用を開始する際
は、現像スリーブ4及びアジテータ8の回転駆動に連動
した巻き取りローラ14で巻き取りシール部材13を巻
き取ることにより、まずトナー補給口7bのシールが解
除されて現像剤が現像スリーブ4に磁力担持され、その
後未使用現像剤収容部Cとトナー収容部Bとの間の境界
のシールが解除されて現像剤へのトナーの補給が開始さ
れる。
【0046】また、上記図1の実施例の現像装置のよう
に未使用現像剤収容部Cのためのスペースを別途確保す
る代りに、図4(a)に示すように現像剤滞留部Aを未
使用現像剤収容部として使用してもよい。図4(a)の
現像装置において、トナー及び現像剤をセットする際
は、現像ローラ4及び支持ケース2の上側の壁部材2b
を現像装置本体から取り外した状態、すなわちマグネッ
トローラの磁力が及ばない状態で、現像剤滞留部Aに現
像剤をセットし、トナー収容部7にトナーをセットす
る。このセット後に現像剤滞留部Aの開口を除去可能な
シール材14でシールして密閉する。更にトナー収容部
Bの開口を除去可能なシール部材15でシールして密閉
状態にし、現像スリーブ4側に漏れないようにする。そ
して、図4(b)に示すように、現像装置本体から離し
ておいたマグネットローラ5内蔵の現像スリーブ4を現
像装置本体にセットすると、現像剤滞留部A内の現像剤
は、マグネットローラ5の磁力で支持されるので、長手
方向に動きにくくなり、輸送や傾斜などの重力効果では
ほとんど動かなくなる。
【0047】この現像装置の使用を開始する際は、まず
シール部材14,15をその端部のタグを引っ張って除
去してから現像スリーブ4及びアジテータ8の駆動を行
う。これにより、現像剤滞留部A内の現像剤が現像スリ
ーブ4に磁力担持した後、現像剤へのトナー補給を開始
することができる。
【0048】なお、図4の現像装置ではマグネットロー
ラ5を内蔵した現像スリーブ4を現像装置本体から取り
外した状態で、現像剤滞留部Aに現像剤を均一にセット
しているが、図5に示すように現像剤滞留部Aを形成す
る壁部材16を現像装置本体に対して着脱可能に構成
し、この壁部材16を取り外した状態で現像剤を長手方
向に均一にセットしても良い。現像剤をセットした壁部
材16は、その開口を除去可能なシール部材17でシー
ルした後、現像装置本体に装着する。この現像装置の使
用を開始する際は、シール部材17を除去して現像スリ
ーブ4を回転駆動することにより、現像剤を現像ローラ
4に磁力担持させる。
【0049】また、図6に示すようにトナー補給口7b
及びアジテータ8が設けられた部分を含まないトナーホ
ッパ7を現像装置本体に対して着脱可能に構成し、トナ
ーホッパ7の内部を除去可能なシール部材18,19を
用いて2つの領域に区画し、各領域にトナー及び現像剤
を混じり合わないように充填しても良い。トナー及び現
像剤を充填したトナーホッパ7は、支持ケース2に合わ
せて装着する。
【0050】この現像装置の使用を開始する際は、まず
シール部材18を除去して現像スリーブ4及びアジテー
タ8を駆動することにより現像剤を現像スリーブ4に磁
力担持させた後、シール部材19を除去してトナーをト
ナー補給口7bに向けて移動させて現像剤へのトナー補
給を開始する。
【0051】
【発明の効果】請求項1乃至9の発明によれば、複雑な
トナー濃度制御機構等を設けることなく、現像剤のトナ
ー濃度が高まった場合に、現像剤滞留部の現像剤の嵩の
増加によってトナー補給口の開口が塞がり、現像剤担持
体上の現像剤へのトナー取り込み量が少なくなるので、
現像剤のトナー濃度を常に一定濃度以下に保つことがで
きるという効果がある。
【0052】特に、請求項1の発明によれば、現像装置
の使用開始前に、未使用現像剤収容部の現像領域に対応
した部分に均一にセットされた未使用の現像剤が、現像
剤担持体の内部に配設した磁極で発生した磁界により、
未使用現像剤収容部の開口に対向する現像剤担持体表面
に均一に分布したままの状態で磁力担持されるので、従
来のように未使用現像剤収容部を、現像剤担持体内部の
磁界発生手段で発生した磁界による磁力が作用する磁力
作用範囲外であって且つ現像装置の上方に設けるという
制約がないという効果がある。また、セットした未使用
の現像剤が現像剤担持体に磁力担持されているため、使
用前の現像装置の保管や輸送の際に現像装置が傾いて
も、未使用の現像剤の均一な分布状態を維持することが
できるという効果がある。また、未使用の現像剤が現像
剤担持体の表面に均一に磁力担持されているので、不均
一に磁力担持されている場合に比較して現像剤の圧縮力
が小さくなり、いわゆる現像剤のブロッキング現象及び
それに付随して起きる問題、例えば現像剤担持体駆動時
の過剰負荷、現像剤凝集による白ヌケ画像、補給トナー
取り込み量不足による一部IDの低下、撹拌不足トナー
による地肌汚れ等の発生を防止することができるという
効果がある。
【0053】また特に、請求項2の発明によれば、現像
装置の使用開始前に、未使用の現像剤をトナー収容部内
のトナー補給口側の一部から成る第1の領域の現像領域
に対応した部分に均一にセットできるので、未使用現像
剤収容部のための専用のスペースを別途確保する必要が
なくなるという効果がある。また、現像装置の使用前の
状態で、未使用現像剤収容部としての第1の領域とトナ
ーを収容した第2の領域のと間の境界を仕切る仕切部材
を閉じておくことにより、未使用の現像剤とトナーが混
じり合わないようにすることができるという効果があ
る。
【0054】また特に、請求項3の発明によれば、現像
装置の使用開始時に、撹拌部材により、第1の領域内の
未使用の現像剤を撹拌しながらトナー補給口側に強制的
に送り出すので、比較的現像剤の量が多い場合、現像剤
の流動性が悪い場合、現像剤に作用する磁力が弱い場合
等でも、未使用の現像剤を現像剤担持体側に移送し、現
像剤担持体表面に確実に磁力担持させることができると
いう効果がある。更に、未使用の現像剤が現像剤担持体
表面に磁力担持された後、同じ撹拌部材により、第1の
領域内のトナーを撹拌しながらトナー補給口側に強制的
に送り出するので、現像剤の磁力担持が不十分な状態で
トナーの取り込みを開始した場合の不具合、例えば現像
剤へのトナー取り込み量が必要以上に多くなってトナー
濃度が過剰に高くなったり、低帯電トナーに比率の増加
によるトナー過剰消費、地肌汚れやトナー飛散が発生し
たりするのを未然に防止することができるという効果が
ある。
【0055】また特に、請求項4の発明によれば、現像
装置の使用開始時に、トナー撹拌部材により、第2の領
域内のトナーを撹拌しながら第1の領域に強制的に送り
出すので、多少のトナーソフトブロッキング現象が発生
していても、そのトナーブロッキング塊を細分化してト
ナー補給口がある第1の領域にトナーを確実に補給でき
るという効果がある。
【0056】また特に、請求項5の発明によれば、現像
装置の使用開始前に、未使用の現像剤をトナー収容部内
のトナー補給口側の一部から成る第1の領域の現像領域
に対応した部分に均一にセットできるので、未使用現像
剤収容部のための専用のスペースを別途確保する必要が
なくなるという効果がある。また、現像装置の使用前の
状態で、し、第1の領域以外の第2の領域には新しいト
ナーをセットする。このとき、未使用現像剤収容部とし
ての第1の領域とトナーを収容した第2の領域のと間の
境界がシール部材でシールされているので、未使用の現
像剤とトナーが混じり合うのを防止することができると
いう効果がある。
【0057】また特に、請求項6の発明によれば、現像
装置の使用開始前の状態では、未使用の現像剤を収容し
たトナー収容部の第1の領域と現像剤担持体との間をシ
ール部材でシールしていることにより、未使用の現像剤
を現像剤担持体表面に直接接触させている場合に比較し
て、現像剤に作用する磁力が弱くなり、現像剤の圧縮の
度合いが小さくなるので、更に現像剤のソフトブロッキ
ング現象が発生しにくくなるという効果がある。
【0058】また特に、請求項7の発明によれば、現像
装置の使用開始前に、未使用の現像剤を現像剤滞留部の
現像領域に対応した部分に均一にセットできるので、未
使用現像剤収容部のための専用のスペースを別途確保す
る必要がなくなるという効果がある。また、未使用の現
像剤が現像剤滞留部内に均一に分布したままの状態で磁
力支持されるので、使用前の現像装置の保管や輸送の際
に現像装置が傾いても、上記未使用の現像剤の均一な分
布状態を維持することができるという効果がある。
【0059】また特に、請求項8の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、現像装置本体から取り外
された未使用現像剤収容部の現像領域に対応する部分
に、未使用の現像剤を均一にセットできるので、未使用
現像剤収容部のための専用のスペースを別途確保する必
要がなくなるという効果がある。また、現像装置の使用
開始前の状態で、未使用の現像剤を収容した未使用現像
剤収容部の開口をシール部材でシールした場合には、未
使用の現像剤を現像剤担持体表面に直接接触させている
場合に比較して、現像剤に作用する磁力が弱くなり、現
像剤の圧縮の度合いが小さくなるので、更に現像剤のソ
フトブロッキング現象が発生しにくくなるという効果が
ある。
【0060】また特に、請求項9の現像装置において
は、現像装置の使用開始前に、現像装置本体から取り外
されたトナー収容部の第1の領域の現像領域に対応する
部分に未使用の現像剤を均一にセットできるので、未使
用現像剤収容部のための専用のスペースを別途確保する
必要がなくなるという効果がある。また、現像装置の使
用開始前の状態で、未使用の現像剤を収容した第1の領
域トナー補給口をシール部材でシールした場合には、未
使用の現像剤を現像剤担持体表面に直接接触させている
場合に比較して、現像剤に作用する磁力が弱くなり、現
像剤の圧縮の度合いが小さくなるので、更に現像剤のソ
フトブロッキング現象が発生しにくくなるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
【図2】他の実施例に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図3】更に他の実施例に係る現像装置の概略構成を示
す正面図。
【図4】(a)は更に他の実施例に係る現像装置への現
像剤のセット時の説明図。(b)は同現像装置の使用時
の概略構成を示す正面図。
【図5】更に他の実施例に係る現像装置の概略構成を示
す正面図。
【図6】更に他の実施例に係る現像装置の概略構成を示
す正面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 支持ケース 2a 未使用現像剤収容部形成用の壁部材 3 現像剤 3a トナー 4 現像スリーブ 5 マグネットローラ 6 ドクタ 7 トナーホッパ 7a 現像剤滞留部形成用の壁部材 7b トナー補給口 8 トナーアジテータ A 現像剤滞留部 B トナー収容部 C 未使用現像剤収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/16 (72)発明者 秋葉 康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面
    に担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の内
    部に配置した磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持し
    た現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規
    制部材で阻止された現像剤が滞留する所定容量の現像剤
    滞留部と、該現像剤滞留部に該現像剤担持体上の現像剤
    搬送方向における上流側から隣接し、該現像剤担持体に
    対向するトナー補給口を有するトナー収容部とを備えた
    現像装置において、 該現像剤搬送方向における該現像剤滞留部の上流に、未
    使用の現像剤を収容し且つ該現像剤担持体側に現像領域
    に対応した開口を有する未使用現像剤収容部を設け、 該未使用現像剤収容部の開口に対向する該現像剤担持体
    の内部に磁極を配置したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面
    に担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の内
    部に配置した磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持し
    た現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規
    制部材で阻止された現像剤が滞留する所定容量の現像剤
    滞留部と、該現像剤滞留部に該現像剤担持体上の現像剤
    搬送方向における上流側から隣接し、該現像剤担持体に
    対向するトナー補給口を有するトナー収容部とを備えた
    現像装置において、 該トナー収容部内のトナー補給口側の一部から成る第1
    の領域を、未使用の現像剤を収容する未使用現像剤収容
    部として使用し、 該トナー収容部内の第1の領域と、第1の領域以外の第
    2の領域とを仕切る開閉自在の仕切部材を設けたことを
    特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】第1の領域に、未使用の現像剤又はトナー
    を撹拌しながら上記トナー補給口側に送り出す撹拌部材
    を設けたことを特徴とする請求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】第2の領域に、トナーを撹拌しながら第1
    の領域に送り出すトナー撹拌部材を設けたことを特徴と
    する請求項2の現像装置。
  5. 【請求項5】トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面
    に担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の内
    部に配置した磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持し
    た現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規
    制部材で阻止された現像剤が滞留する所定容量の現像剤
    滞留部と、該現像剤滞留部に該現像剤担持体上の現像剤
    搬送方向における上流側から隣接し、該現像剤担持体に
    対向するトナー補給口を有するトナー収容部とを備えた
    現像装置において、 該トナー収容部のトナー補給口側の一部から成る第1の
    領域を、未使用の現像剤を収容する未使用現像剤収容部
    として使用し、 第1の領域に未使用の現像剤が収容され且つ第1の領域
    以外の第2の領域に未使用のトナーが収容された状態
    で、第1の領域と第2の領域との間の境界に除去可能な
    シール部材を取り付け、 該現像剤担持体の駆動開始動作に連動して、該現像剤担
    持体に未使用の現像剤を担持した後、該境界のシールを
    解除するシール部材除去手段を設けたことを特徴とする
    現像装置。
  6. 【請求項6】上記トナー収容部の第1の領域に未使用の
    現像剤を収容した状態で、第1の領域と現像剤担持体と
    の間をシールする除去可能なシール部材を取り付けたこ
    とを特徴とする請求項2又は5の現像装置。
  7. 【請求項7】トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面
    に担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の内
    部に配置した磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持し
    た現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規
    制部材で阻止された現像剤が滞留する所定容量の現像剤
    滞留部と、該現像剤滞留部に該現像剤担持体上の現像剤
    搬送方向における上流側から隣接し、該現像剤担持体に
    対向するトナー補給口を有するトナー収容部とを備えた
    現像装置において、 該現像剤滞留部を未使用の現像剤が収容される未使用現
    像剤収容部として使用し、 該現像剤滞留部に未使用の現像剤が収容された状態で、
    該現像剤滞留部と該現像剤担持体との間をシールする除
    去可能なシール部材を取り付けたことを特徴とする現像
    装置。
  8. 【請求項8】上記未使用現像剤収容部を現像装置本体に
    対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1又
    は7の現像装置。
  9. 【請求項9】上記トナー収容部を現像装置本体に対して
    着脱自在に構成したことを特徴とする請求項2又は5の
    現像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171288A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Cited By (2)

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JP2006171288A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4587801B2 (ja) * 2004-12-15 2010-11-24 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

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