JPH0818494A - 音声伝送装置及び音声受信装置 - Google Patents

音声伝送装置及び音声受信装置

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JPH0818494A
JPH0818494A JP14787594A JP14787594A JPH0818494A JP H0818494 A JPH0818494 A JP H0818494A JP 14787594 A JP14787594 A JP 14787594A JP 14787594 A JP14787594 A JP 14787594A JP H0818494 A JPH0818494 A JP H0818494A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイスアクチベーション技術を使用した音声
伝送装置において常にフレームタイミングを保持しなが
らボイスアクチベーション時であることを確実に音声受
信装置に伝え、音声受信装置が異音を発生しないように
する。 【構成】 音声伝送装置は音声が存在する場合に使用す
る第1のユニークワードパターンとは異なる第2のユニ
ークワードパターンを音声が存在しない場合に発生する
UW2バースト発生器8を設けた。音声受信装置は第2
のユニークワードパターンを検知すると無音状態とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動体衛星通信システ
ム等で用いられる音声伝送装置及び音声受信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平5−91006に示
された従来の音声伝送装置を示す図であり、図において
1は送信データ発生器、2は送信データ発生器の出力信
号を変調する変調器、3は音声データの有無を検出し検
出結果を送信データ発生器1及びユニークワード(U
W)バースト発生器4に送出する音声検出器、4はUW
バーストを発生し変調器に送出するUWバースト発生器
である。
【0003】図9はフレーム周期の音声データの出力の
様子を表したものであり、図9(a)は音声データが有
音状態から無音状態に変化した場合の音声データの最後
の部分を示し、図9(b)は音声データが無音状態から
有音状態に変化した場合の音声データの先頭部分を示
す。図において、UWは音声データの頭部に挿入された
ユニークワードパターン(以後UWパターンと称す)、
EPは音声データが無音状態となったフレームの音声デ
ータの後尾に挿入されるエンドオブパターン、PPは音
声データが有音状態となった先頭フレームの頭部に挿入
されるプリアンブルパターンであり、音声データが存在
しない場合には、UWパターンと同一のアクチベーショ
ンバーストUWがフレーム周期に同期して出力されてい
る。
【0004】次に動作について説明する。ディジタル化
された音声データは送信データ発生器1に入力され、フ
レーム周期でUWパターンUWが付加される。移動体衛
星通信システム等では衛星の電力効率を高めるために音
声が存在する時のみ送信を行うボイスアクチベーション
という技術が用いられる。ボイスアクチベーションでは
音声データの先頭にプリアンブルパターンPPを付加し
音声データの最後にはエンドオブパターンEPを付加す
る。送信データ発生器1はプリアンブルパターンPPを
付加するとともに、音声検出器3からのエンド信号によ
ってエンドオブパターンEPを付加する。このようにし
て作成された送信データは変調器2に送られ4相PSK
等の変調を施されて送信される。一方、音声データが存
在しない時にも受信機側でフレームタイミングを保持す
るためにアクチベーションバーストUWと呼ばれる短い
信号を送出する。UWバースト発生器4はこの信号を発
生する部分であり、送信データ発生器1よりフレームタ
イミングパルスを受け取り、音声検出器3よりの音声デ
ータで音声が存在しないと判断した場合にはアクチベー
ションバーストUWの信号を変調器2に出力する。
【0005】さて、この音声データを受信する場合、音
声受信装置においては、伝送誤りの発生時に音声復号器
から異音が発生することを防ぐため、UWパターンが検
出されたフレームのみ復号を行う。音声受信装置側の構
成を図10に示す。図において5は入力音声データを復
調する復調器、6は復調器5出力の復調データを復号す
る音声復号器、7は復調器5が出力する復調データより
UWパターンを検出し、音声復号器6に対してイネーブ
ル信号とフレームタイミングパルスを与えるユニークワ
ード検出器(以後UW検出器と称す)である。受信状態
が劣化し、復調器5よりの復調データが多くの誤りを含
む場合にはこの復調データを音声復号器6で復号すると
異音を発生する場合がある。従ってこれを防ぐためにU
W検出器7にてUWパターンが正しく受信できているか
どうかを監視し、正しく受信できている場合のみ復調デ
ータを復号するように音声復号器6にイネーブル信号を
送出し、エンドオブパターンEPを検出すると無音状態
とするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声伝送装置及
び音声受信装置は以上のように構成されているので、ア
クチベーションバースト時にも音声受信装置がエンドオ
ブパターンEPを見失うと音声復号器はイネーブル状態
のままとなる。この時には復調器は無信号区間を復調す
るため、復調データは全くのランダムデータとなってし
まい、音声復号器はランダムなデータを復号することに
なる。その結果、音声復号器より異音が発生するという
問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、アクチベーションバースト時で
あることを確実に音声受信装置に伝達することができる
音声伝送装置を提供すること、また、アクチベーション
バースト時には異音の発生を防止可能な音声受信装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音声伝送
装置は、フレーム周期の音声データを入力し、上記フレ
ームの有音及び無音状態を検出し、上記フレームが無音
状態に変化したときにエンド信号を出力する音声検出器
と、入力された上記フレームが有音状態に変化した初め
の上記フレームの先頭にプリアンブルパターンを挿入
し、且つ、有音状態の上記フレームの頭部に第1のユニ
ークワードパターンを挿入する送信データ発生器と、上
記エンド信号の出力に応じて、上記送信データ発生器が
出力するフレームタイミングパルスと同期して、第2の
ユニークワードパターンを出力するユニークワードバー
スト発生器と、このユニークワードバースト発生器の出
力を入力すると、上記フレームの頭部に第2のユニーク
ワードパターンが挿入された上記音声データの変調を行
う変調器とを備えるようにしたものである。
【0009】また、この発明に係る音声伝送装置は、フ
レーム周期の音声データを入力し、上記フレームの有音
及び無音状態を検出し、上記フレームが無音状態に変化
したときにエンド信号を出力する音声検出器と、入力さ
れた上記フレームが有音状態に変化した初めの上記フレ
ームの先頭にプリアンブルパターンを挿入し、有音状態
の上記フレームの頭部に第1のユニークワードパターン
を挿入する送信データ発生器と、上記エンド信号の出力
に応じて、上記送信データ発生器が出力するフレームタ
イミングパルスと同期して、上記第1のユニークワード
パターンと上記フレームが無音状態に変化したことを示
すエンドオブパターンを上記フレームの頭部に挿入する
ユニークワードバースト発生器と、このユニークワード
バースト発生器の出力を入力すると、上記フレームの頭
部に上記第1のユニークワードパターンと上記エンドオ
ブパターンが挿入された上記音声データの変調を行う変
調器とを備えるようにしたものである。
【0010】また、この発明に係る音声受信装置は、フ
レーム周期の音声データと、この音声データが有音状態
に変化した初めの上記フレームの先頭に挿入されるプリ
アンブルパターンと、有音状態の上記フレームの頭部に
挿入される第1のユニークワードパターンと、無音状態
に変化したフレームの頭部に挿入された第2のユニーク
ワードパターンとを有するパターン付音声データを入力
して復調データを出力する復調器と、上記復調データの
ユニークワードパターンを検出するユニークワード検出
器と、上記復調データを上記ユニークワード検出器が出
力するフレームタイミングパルスに同期して復号し、上
記ユニークワード検出器が出力する第1のユニークワー
ドパターンの検出信号を入力するとイネーブル状態とな
り、第2のユニークワードパターンの検出信号を入力す
るとデイスエイブル状態となる音声復号器とを備えるよ
うにしたものである。
【0011】また、この発明に係る音声受信装置は、フ
レーム周期の音声データと、この音声データが有音状態
に変化した初めの上記フレームの先頭に挿入されるプリ
アンブルパターンと、有音状態の上記フレームの頭部に
挿入される第1のユニークワードパターンと、無音状態
に変化する上記フレームの後部に挿入されるエンドオブ
パターンとを有するパターン付音声データを入力して復
調データを出力する復調器と、上記復調データの上記プ
リアンブルパターンを検出してイネーブル信号を出力
し、上記エンドオブパターンを検出してデイスエイブル
信号を出力するとともに、上記第1のユニークワードパ
ターンを検出してフレームタイミングパルスを出力する
ユニークワード検出器と、上記復調データの音声データ
の信号レベルが所定値以下の場合にデイスエイブル信号
を出力するレベル検出器と、上記復調データを上記フレ
ームタイミングパルスに同期して復号するとともに、上
記ユニークワード検出器及び上記レベル検出器が出力す
るデイスエイブル信号を入力するとデイスエイブル状態
となる音声復号器とを備えるようにしたものである。
【0012】更に、この発明に係る音声受信装置は、誤
り訂正符号が施されたフレーム周期の音声データと、こ
の音声データが有音状態に変わった初めの上記フレーム
の先頭に挿入されるプリアンブルパターンと、上記フレ
ームの頭部に挿入される第1のユニークワードパターン
と、無音状態に変化する上記フレームの後部に挿入され
るエンドオブパターンとを有するパターン付音声データ
を入力して復調データを出力する復調器と、上記音声デ
ータに施された誤り訂正符号を復号する誤り訂正復号器
と、この誤り訂正復号器の出力を上記復調データの符号
に復元する誤り訂正符号化器と、この誤り訂正符号化器
の出力と上記復調データとを比較し、不一致符号の累積
が所定値以上となった場合にデイスエイブル信号を出力
する誤り判定器と、上記誤り訂正復号器の出力を復号す
るとともに、上記デイスエイブル信号を入力するとデイ
スエイブル状態となる音声復号器と、を備えるようにし
たものである。
【0013】
【作用】この発明における音声伝送装置は、フレームが
無音状態に変化したときに音声検出器が出力するエンド
信号に応じ、送信データ発生器が出力するフレームタイ
ミングパルスと同期して、ユニークワードバースト発生
器が第2のユニークワードパターンを出力するようにし
たので、変調器がユニークワードバースト発生器の出力
を入力すると第2のユニークワードパターンが挿入され
た音声データを変調して出力する。
【0014】また、この発明における音声伝送装置は、
フレームが無音状態に変化したときに音声検出器が出力
するエンド信号に応じて、送信データ発生器が出力する
フレームタイミングパルスと同期し、ユニークワードバ
ースト発生器が第1のユニークワードパターンとフレー
ムが無音状態に変化したことを示すエンドオブパターン
を出力するようにしたので、変調器がユニークワードバ
ースト発生器の出力を入力すると、フレームの頭部に第
1のユニークワードパターンとエンドオブパターンを有
する音声データを変調して出力する。
【0015】また、この発明における音声受信装置は、
復調器は第1のユニークワードパターンまたは第2のユ
ニークワードパターンとを有するパターン付音声データ
を入力して復調データを出力し、ユニークワード検出器
が第1のユニークワードパターンの検出信号を検出する
と音声復号器がイネーブル状態となり音声データを復号
し、第2のユニークワードパターンの検出信号を検出す
ると音声復号器がデイスエイブル状態となり、音声デー
タは無音となる。
【0016】また、この発明における音声受信装置は、
ユニークワード検出器が復調データのプリアンブルパタ
ーンを検出してイネーブル信号を出し、エンドオブパタ
ーン信号を検出してデイスエイブル信号を出力するとと
もに、第1のユニークワードパターンを検出して、フレ
ームタイミングパルスを出力し、レベル検出器が復調デ
ータの音声データレベルが所定値以下の場合にデイスエ
イブル信号を出力し、音声復号器が復調データを上記フ
レームタイミングパルスに同期して復号するとともに、
ユニークワード検出器及び上記レベル検出器が出力する
デイスエイブル信号を入力するとデイスエイブル状態と
なるようにしたので、イネーブル信号が出力された場合
は音声データは復号され、デイスエイブル信号が出力さ
れた場合は音声データは無音となる。
【0017】更に、この発明における音声受信装置は、
誤り訂正復号器が復調器の出力する復調データに施され
た誤り訂正符号を復号し、誤り訂正符号化器がこの誤り
訂正復号器の出力を復調器が出力する復調データの符号
に復元し、この誤り訂正符号化器の出力と復調データと
を比較し、誤り判定器が不一致符号の累積が所定値以上
となった場合にデイスエイブル信号を出力し、音声復号
器が誤り訂正復号器の出力を復号するとともに、デイス
エイブル信号を入力するとデイスエイブル状態となるよ
うにしたので、デイスエイブル信号が出力された場合は
音声データは無音となる。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの実施例の音声伝送装置の構成図であ
り、図8と同一符号は同一または相当部分を示す。図に
おいて、1は送信データ発生器、2は変調器、3は音声
検出器、8はUW2バースト発生器である。図2はこの
実施例の音声伝送装置が出力するフレーム周期の音声デ
ータの出力の様子を示す説明図であり、図9と同一符号
は同一または相当部分を示す。図において、アクチベー
ションバースト時には、UWパターンUWと異なるアク
チベーションバーストUW2がフレーム周期に同期して
出力されている。
【0019】次に、この実施例の音声伝送装置の動作を
説明する。送信データ発生器1は音声信号にプリアンブ
ルパターンPP、UWパターンUW、エンドオブパター
ンEPを付加して変調器2に送出する。音声検出器3は
音声信号の有無を検出し、UW2バースト発生器8に送
出するとともに送信データ発生器1にエンド信号を送出
している。UW2バースト発生器8は送信データ発生器
1よりのフレームタイミングパルスと音声検出器3より
の信号を入力し、音声の存在しない場合に、即ち、音声
検出器3からエンド信号が出力されると、フレームタイ
ミングでUW2信号を変調器2に送出する。
【0020】次に、この実施例の音声受信装置について
説明する。図3はこの発明の一実施例の音声受信装置の
構成図である。図において、5は復調器、6は音声復号
器、7は図2に示すUWパターンを検出するUW検出
器、9は復調器5出力の復調データより図2に示すUW
2パターンの検出を行うUW2検出器、10はUW検出
器7とUW2検出器9の検出パルスの論理和をとってフ
レームタイミングパルスを作成し音声復号器6に送出す
る論理和回路である。入力信号は図2のような信号であ
り、復調器5で復調された音声データは音声復号器6に
入力されると同時にUW検出器7、UW2検出器9にも
入力される。UW検出器7にてUWパターンUWが検出
されたフレームでは音声復号器6の動作はイネーブル状
態となり、音声データが復号される。一方、アクチベー
ションバースト時にはUW2パターンUW2が入力され
るため音声復号器6の動作はイネーブルにはならず、音
声信号は無音が出力される。UWパターンUW又はUW
2パターンUW2が検出された場合には各々の検出パル
スが論理和回路10で合成され、フレームタイミングパ
ルスとして音声復号器6に入力される。従ってフレーム
タイミングパルスは音声が存在する場合でも、音声が存
在しないアクチベーションバーストの時でも消失するこ
とはない。
【0021】上述のように、音声伝送装置及び音声受信
装置を構成すると、音声伝送装置はアクチベーションバ
ースト時に、UWパターンUWと異なるUW2パターン
UW2を出力するので、アクチベーションバースト時で
あることを確実に音声受信装置に伝えることができる。
また、音声受信装置はエンドオブパターンEPを見逃し
ても、フレーム周期毎に伝送されるUW2パターンUW
2によりアクチベーションバースト時であることを検知
できるので、異音の発生を防止できる。尚、この実施例
では、エンドオブパターンEPを挿入する側を示した
が、エンドオブパターンEPは挿入しなくても、UW2
パターンUW2によりアクチベーションバースト時であ
ることを検知できる。
【0022】実施例2.次に、他の態様の音声伝送装置
の一実施例について説明する。この実施例の音声伝送装
置の構成は図8と同一であるが、アクチベーションバー
スト時は図4に示すようになっている。図4において図
9と同一符号は同一または相当部分を示し、図9と相違
点はアクチベーションバースト時にアクチベーションバ
ーストUWの後にエンドオブパターンEPを挿入してい
る点である。このような音声データの構成とすることに
より、音声伝送装置は確実にアクチベーションバースト
時であることを音声受信装置に伝えることができる。ま
た、音声受信装置も図3に示すUW2検出器をエンドオ
ブパターンEPを検出してデイスエイブ状態とするよう
に構成することにより、実施例1と同様の効果を奏す
る。
【0023】実施例3.次に、他の態様の音声伝送装置
の一実施例を説明する。図5はこの実施例の音声受信装
置の構成図であり、図8と同一符号は同一または相当部
分を示す。図において、11は入力された音声データの
信号レベルを検出するレベル検出器である。次に、動作
について説明する。レベル検出器11が入力された音声
データの信号レベルを検出しその値が所定の値以下であ
った場合には音声復号器6にデイスエイブル信号を送出
して音声復号器6の動作を止める。入力されるフレーム
周期の音声データは図9に示されたものであり、アクチ
ベーションバースト時には音声データが存在しない部分
に侵入したノイズデータはレベルが低いため音声復号器
6の動作は停止し、無音が出力される。
【0024】実施例1ではUW2バースト発生器8を備
え、音声受信装置側にUW検出器7とUW2検出器9を
設けたものを示したが、従来例と同様にUWバースト発
生器4を備えた音声受信装置が出力する図9と同一の音
声データの場合でも音声受信装置にレベル検出器11を
備えることにより上記実施例と同様の効果を奏する。
【0025】実施例4.次に、他の態様の音声伝送装置
の一実施例について説明する。図6はこの実施例の音声
受信装置の構成図であり、図8と同一符号は同一または
相当部分を示す。図において、12は復調器5の出力の
復調データを復号する誤り制御回路であり、復調器5へ
の入力音声データには伝送路上で発生する誤りに対応す
る所定の誤り訂正符号が施されている。また、図7は誤
り制御回路の構成を示す構成図であり、13は復調デー
タの誤り訂正符号を復号するとともに誤りを所定のルー
ルにより訂正する誤り訂正復号器、14は誤り訂正復号
器13が誤りを訂正した場合に、この復号データを復調
器5の復調データに再符号化する誤り訂正符号化器、1
5は復調データの誤り訂正符号と誤り訂正符号化器の再
符号化した誤り訂正符号とを比較し、再符号化したデー
タが不一致の場合には誤りが発生したと判断し、誤り訂
正パルスを出力する比較器、16はこの誤り訂正パルス
をカウントし、一定時間内に定められた値以上の誤り訂
正パルスをカウントした場合に、音声復号器6にデイス
エイブル信号を出力する判定器である。デイスエイブル
信号が出力されると、音声復号器6は動作を停止する。
この実施例の音声受信装置に入力されるフレーム周期の
音声データは図9に示されたものと同一であるが、アク
チベーションバースト時には復調器5の出力はランダム
データとなるため、誤りが定められた値以上となり、音
声復号器6の動作は停止して無音状態となる。
【0026】上述の構成とすることにより、従来の音声
伝送装置の出力する誤り訂正符号が施された音声データ
についてもアクチベーションバースト時にはより確実に
異音の発生することを防止できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音声
伝送装置を、変調器がフレームが無音状態に変化したと
きに第1のユニークワードパターンがフレームのタイミ
ングに同期して第2のユニークワードパターンに変化し
た音声データを出力するようにすると、音声受信装置に
アクベーションバース時であることを確実に伝えること
ができる効果がある。
【0028】また、次の発明によれば、音声伝送装置
を、変調器がフレームが無音状態に変化したときに第1
のユニークワードパターンがフレームのタイミングに同
期して第1のユニークワードパターンとエンドオブパタ
ーンに変化した音声データを出力するようにすると、音
声受信装置にアチベーションバースト時であることを確
実に伝えることができる効果がある。
【0029】また、次の発明によれば、音声受信装置
を、ユニークワード検出器が第1のユニークワードパタ
ーンの検出信号を検出すると音声復号器がイネーブル状
態となり音声データを復号し、第2のユニークワードパ
ターンの検出信号を検出すると音声復号器はデイスエイ
ブル状態となるようにすると、第2のユニークワードパ
ターンへの変化を見逃すことなく検知して、音声復号器
をデイスエイブル状態とし、アクチベーションバースト
時に異音の発生を防止できる効果がある。
【0030】また、次の発明によれば、音声受信装置
を、レベル検出器が復調データの音声データの信号レベ
ルが所定値以下の場合にデイスエイブル信号を出力し、
音声復号器が復調データを上記フレームタイミングパル
スに同期して復号するとともに、レベル検出器が出力す
るデイスエイブル信号を入力すると、デイスエーブル状
態となり音声データは無音となるので、エンドオブパタ
ーンを見失った場合でも、所定値レベル以上のデータが
存在しないアクチベーションバースト時に音声データは
無音となり、異音を発生しない効果がある。
【0031】更に、次の発明によれば、音声受信装置
を、誤り判定器が誤り訂正符号化器の出力と復調データ
とを比較し、不一致符号の累積が所定値以上となった場
合にデイスエイブル信号を出力し、音声復号器が誤り訂
正復号器の出力を復号するとともに、デイスエイブル信
号を入力するとデイスエイブル状態となるようにする
と、エンドオブパターンを見失った場合でもアクチベー
ションバースト時のデータはランダムであるので、誤り
判定器はデイスエイブル信号を出力し音声データは無音
となり、異音を発生しない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による音声伝送装置の構
成図。
【図2】 この発明の音声伝送装置が出力する音声デー
タの説明図。
【図3】 この発明の一実施例による音声受信装置の構
成図。
【図4】 この発明の実施例2の音声伝送装置が出力す
る音声データの説明図。
【図5】 この発明の実施例3の音声受信装置の構成
図。
【図6】 この発明の実施例4の音声受信装置の構成
図。
【図7】 図6の誤り制御回路の構成図。
【図8】 従来の音声伝送装置の構成図。
【図9】 従来の音声伝送装置が出力する音声データの
説明図。
【図10】 従来の音声受信装置の構成図。
【符号の説明】
1 送信データ発生器、2 変調器、3 音声検出器、
7 UW検出器、8UW2バースト発生器、9 UW2
検出器、11 レベル検出器、12 誤り訂正復号器、
13 誤り訂正復号器、14 誤り訂正符号化器、15
比較器、16 判定器、UW ユニークワードパター
ン、EP エンドオブパターン、PPプリアンブルパタ
ーン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム周期の音声データを入力し、上
    記フレームの有音及び無音状態を検出し、上記フレーム
    が無音状態に変化したときにエンド信号を出力する音声
    検出器と、入力された上記フレームが有音状態に変化し
    た初めの上記フレームの先頭にプリアンブルパターンを
    挿入し、且つ、有音状態の上記フレームの頭部に第1の
    ユニークワードパターンを挿入する送信データ発生器
    と、上記エンド信号の出力に応じて、上記送信データ発
    生器が出力するフレームタイミングパルスと同期して、
    第2のユニークワードパターンを出力するユニークワー
    ドバースト発生器と、このユニークワードバースト発生
    器の出力を入力すると、上記フレームの頭部に第2のユ
    ニークワードパターンが挿入された上記音声データの変
    調を行う変調器とを備えたことを特徴とする音声伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 フレーム周期の音声データを入力し、上
    記フレームの有音及び無音状態を検出し、上記フレーム
    が無音状態に変化したときにエンド信号を出力する音声
    検出器と、入力された上記フレームが有音状態に変化し
    た初めの上記フレームの先頭にプリアンブルパターンを
    挿入し、有音状態の上記フレームの頭部に第1のユニー
    クワードパターンを挿入する送信データ発生器と、上記
    エンド信号の出力に応じて、上記送信データ発生器が出
    力するフレームタイミングパルスと同期して、上記第1
    のユニークワードパターンと上記フレームが無音状態に
    変化したことを示すエンドオブパターンを上記フレーム
    の頭部に挿入するユニークワードバースト発生器と、こ
    のユニークワードバースト発生器の出力を入力すると、
    上記フレームの頭部に上記第1のユニークワードパター
    ンと上記エンドオブパターンが挿入された上記音声デー
    タの変調を行う変調器とを備えたことを特徴とする音声
    伝送装置。
  3. 【請求項3】 フレーム周期の音声データと、この音声
    データが有音状態に変化した初めの上記フレームの先頭
    に挿入されるプリアンブルパターンと、有音状態の上記
    フレームの頭部に挿入される第1のユニークワードパタ
    ーンと、無音状態に変化したフレームの頭部に挿入され
    た第2のユニークワードパターンとを有するパターン付
    音声データを入力して復調データを出力する復調器と、
    上記復調データのユニークワードパターンを検出するユ
    ニークワード検出器と、上記復調データを上記ユニーク
    ワード検出器が出力するフレームタイミングパルスに同
    期して復号し、上記ユニークワード検出器が出力する第
    1のユニークワードパターンの検出信号を入力するとイ
    ネーブル状態となり、第2のユニークワードパターンの
    検出信号を入力するとデイスエイブル状態となる音声復
    号器とを備えたことを特徴とする音声受信装置。
  4. 【請求項4】 フレーム周期の音声データと、この音声
    データが有音状態に変化した初めの上記フレームの先頭
    に挿入されるプリアンブルパターンと、有音状態の上記
    フレームの頭部に挿入される第1のユニークワードパタ
    ーンと、無音状態に変化する上記フレームの後部に挿入
    されるエンドオブパターンとを有するパターン付音声デ
    ータを入力して復調データを出力する復調器と、上記復
    調データの上記プリアンブルパターンを検出してイネー
    ブル信号を出力し、上記エンドオブパターンを検出して
    デイスエイブル信号を出力するとともに、上記第1のユ
    ニークワードパターンを検出してフレームタイミングパ
    ルスを出力するユニークワード検出器と、上記復調デー
    タの音声データの信号レベルが所定値以下の場合にデイ
    スエイブル信号を出力するレベル検出器と、上記復調デ
    ータを上記フレームタイミングパルスに同期して復号す
    るとともに、上記ユニークワード検出器及び上記レベル
    検出器が出力するデイスエイブル信号を入力するとデイ
    スエイブル状態となる音声復号器とを備えたことを特徴
    とする音声受信装置。
  5. 【請求項5】 誤り訂正符号が施されたフレーム周期の
    音声データと、この音声データが有音状態に変わった初
    めの上記フレームの先頭に挿入されるプリアンブルパタ
    ーンと、上記フレームの頭部に挿入される第1のユニー
    クワードパターンと、無音状態に変化する上記フレーム
    の後部に挿入されるエンドオブパターンとを有するパタ
    ーン付音声データを入力して復調データを出力する復調
    器と、上記音声データに施された誤り訂正符号を復号す
    る誤り訂正復号器と、この誤り訂正復号器の出力を上記
    復調データの符号に復元する誤り訂正符号化器と、この
    誤り訂正符号化器の出力と上記復調データとを比較し、
    不一致符号の累積が所定値以上となった場合にデイスエ
    イブル信号を出力する誤り判定器と、上記誤り訂正復号
    器の出力を復号するとともに、上記デイスエイブル信号
    を入力するとデイスエイブル状態となる音声復号器とを
    備えたことを特徴とする音声受信装置。
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