JPH09116483A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH09116483A
JPH09116483A JP7267056A JP26705695A JPH09116483A JP H09116483 A JPH09116483 A JP H09116483A JP 7267056 A JP7267056 A JP 7267056A JP 26705695 A JP26705695 A JP 26705695A JP H09116483 A JPH09116483 A JP H09116483A
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JP
Japan
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error
signal
unique word
bits
data
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JP7267056A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sugamura
保夫 菅村
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Motorola Solutions Japan Ltd
Original Assignee
Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信電界強度及び干渉の変化があってもユニ
ークワードを適切に検出して最適なフレーム同期を確立
することができる無線通信システムを提供する。 【解決手段】 受信無線信号中に含まれた連続する所定
の複数ビットのデータについて当該データのうちの誤り
許容ビット数を除く数のビットが予め設定されたユニー
クワードの対応ビットと一致するときをユニークワード
の検出時とする際に、誤り許容ビット数を時間帯内のデ
ータ誤り率又は受信電界強度に応じて設定する。 【効果】 受信電界強度及び干渉の変化があってもユニ
ークワードを適切に検出することができ、これにより受
信電界強度及び干渉の変化があっても最適なフレーム同
期を確立することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム同期をと
るためにユニークワードを用いる無線通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、TDMA方式の無線通信システ
ムにおいては、移動無線局を基地局通信エリア内で使用
する場合には先ず無線装置のパワーオン時に受信部にて
基地局から送られてくるバースト信号を受信し、バース
ト信号中のユニークワードを検出し、そのユニークワー
ドが移動無線局の希望のものと合致していれば、そのバ
ースト信号の情報を読み出して基地局を発見し、通信を
始めることができる。ユニークワードはフレーム同期を
とるために位置基準としての機能も有し、各タイムスロ
ット毎に少なくとも16ビット、通常は32ビット以上
で構成されている。受信側では各タイムスロット毎のユ
ニークワードを検出したときのタイミングを利用し、そ
のタイムスロットでのフレーム同期を確立し、それによ
りフレーム内の各ビットの指定位置を検知して受信デー
タを読み取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユニークワ
ードが32ビットや64ビットのように多数ビットによ
って構成されている場合には、受信電界強度が弱い時、
或いは干渉波が強い時にはユニークワード検出に誤りが
生じることを許容することとしている。すなわち、受信
したデータ列の全てのビットが検出すべきユニークワー
ドの対応ビットと完全に一致しないことがあってもそれ
をユニークワードと見なすのである。例えば、64ビッ
トのユニークワードの場合には受信した連続64ビット
のうちの2ビット以内の誤りであればユニークワードと
見なしてフレーム同期確立に使用し、3ビット以上の誤
りであればフレーム同期確立に使用しないのである。
【0004】しかしながら、このユニークワード検出に
おける誤りを何ビットまで許容するかについては次のよ
うな問題がある。すなわち、誤り許容ビット数を厳しく
するほど弱受信電界強度時や強干渉波時にはフレーム同
期の確立が達成されるまでに時間が掛かり、逆に、誤り
許容ビット数を甘くするほど強受信電界強度時や弱干渉
波時には誤ってフレーム同期が確立されたり、ユニーク
ワードの使用データパターンが制限されてしまう。ユニ
ークワードを用いてフレーム同期を正確にとらないと受
信データのビットずれを起こし、正確なデータの読み取
りが不可能となる。
【0005】そこで、本発明の目的は、受信電界強度及
び干渉の変化があってもユニークワードを適切に検出し
て最適なフレーム同期を確立することができる無線通信
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムは、フレーム内に割り当てられた時間帯に相手局から
送信されたディジタルデータを示す無線信号を受信して
その受信無線信号中に含まれた連続する所定の複数ビッ
トのデータについて、当該データのうちの誤り許容ビッ
ト数を除く数のビットが予め設定されたユニークワード
の対応ビットと一致するときをユニークワードの検出時
とし、そのユニークワードの検出タイミングに基づいて
フレーム同期をとって通信を行なう無線通信システムで
あって、誤り許容ビット数を時間帯内のデータ誤り率又
は受信電界強度に応じて設定することを特徴としてい
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1に示した本発明の無線通信システム
を用いた無線装置において、アンテナ1は送受信用のア
ンテナであり、TDD(Time Division Duplex)方式が
採用されている。アンテナ1の端子にはアンテナスイッ
チ2を介して受信部3及び送信部4のいずれか一方に接
続される。アンテナスイッチ2は受信部3側の選択が定
常状態である。受信部3においては、アンテナスイッチ
2からの受信信号である高周波信号は帯域制限フィルタ
(BPF)5によって帯域制限された後、高周波増幅器
6に供給される。高周波増幅器6によって増幅された信
号は帯域制限フィルタ7を介してダウンコンバータ8に
供給される。ダウンコンバータ8は供給された高周波信
号にVCO9からの局部発振信号を混合して中間周波信
号を生成する。この中間周波信号のレベルはレベル検出
器27によって検出され、受信電界強度データとしてC
PU(中央処理装置)19に供給される。ダウンコンバ
ータ8から出力された中間周波信号はA/D変換器10
によってディジタル化された後、DSP(ディジタル信
号プロセッサ)11に供給される。DSP11は供給さ
れたディジタル化中間周波信号を検波して受信信号に含
まれる音声信号及び制御信号等の情報信号を復調してチ
ャンネルコーダ/デコーダ12に供給する。また、DS
P11はチャンネルコーダ/デコーダ12から供給され
る送信されるべきディジタル情報信号であるデータ信号
に応じた変調動作を行なってその変調結果を送信部4に
供給する。
【0008】送信部4においては、DSP11から出力
されたディジタル信号はD/A変換器13を介してアッ
プコンバータ14に供給される。アップコンバータ14
は変調された信号にVCO15からの発振信号を混合し
て送信すべき周波数に周波数変換する。発振信号は前段
増幅器16によって増幅され、更に電力増幅器17によ
って増幅されて送信無線信号となる。この送信無線信号
はアンテナスイッチ2を介してアンテナ1に供給され
る。
【0009】DSP11の変調及び復調動作はCPU1
9によって制御される。アンテナスイッチ2の切換動
作、VCO9,15の発振周波数及び電力増幅器17の
増幅動作はDSP11の動作状態によって制御される。
CPU19はキーボード20からの操作に応じてDSP
11を制御すると共に、チャンネルコーダ/デコーダ1
2及びボイスCODEC(コーデック)21の各動作モ
ードを制御する。チャンネルコーダ/デコーダ12はボ
イスCODEC21から供給されるディジタル音声信号
又はデータ入出力インタフェース22から供給されるデ
ィジタルデータ信号に対し予め定められた符号変換を施
すコーダとしての動作を行ない、符号変換後の信号をD
SP11に供給する。また、DSP11から供給される
復調後のディジタル信号に対して復号をなすデコーダと
しての動作を行なって復号したディジタル信号をボイス
CODEC21又はデータ入出力インタフェース22に
供給する。ボイスCODEC21はマイクロホンアンプ
23からのアナログ音声信号を予め定められたフォーマ
ットのディジタル音声信号に変換し、チャンネルコーダ
/デコーダ12からの復号されたディジタル音声信号を
アナログ信号に変化してスピーカアンプ24に供給す
る。マイクロホンアンプ23にはマイクロホン25が接
続され、スピーカアンプ24にはスピーカ26が接続さ
れている。
【0010】送信されるデータは先ずCPU19からチ
ャンネルコーダ/デコーダ12に供給され、ボイスCO
DEC21又はデータ入出力インタフェース22からの
通信データと共に動作モードに応じたデータフォーマッ
トに変換された後、DSP11に供給される。なお、リ
ンクが確立するまでは通信データは含まれない。DSP
11は供給されたデータ信号に変調動作によりデータ変
換を施してD/A変換器13に供給する。D/A変換器
13でアナログ化されたデータ信号はアップコンバータ
14によってVCO15からの発振信号に重畳される。
データ信号を含む発振信号は前段増幅器16によって増
幅され、更に電力増幅器17によって増幅されて送信信
号となってアンテナスイッチ2を介してアンテナ1に供
給される。一方、アンテナ1で受信された信号はアンテ
ナスイッチ2、帯域制限フィルタ5、高周波増幅器6及
び帯域制限フィルタ7を介してダウンコンバータ8に供
給される。ダウンコンバータ8は供給された信号はVC
O9からの局部発振信号と混合されて中間周波信号とな
り、それがA/D変換器10によってディジタル化され
た後、DSP11に供給される。DSP11で復調され
た信号はチャンネルコーダ/デコーダ12に供給され
る。チャンネルコーダ/デコーダ12は制御データをC
PU19に供給し、通信データをボイスCODEC21
又はデータ入出力インタフェース22に供給する。すな
わち、通信データが音声データならばそれはボイスCO
DEC21に供給され、音声データ以外ならばそれはデ
ータ入出力インタフェース22に供給される。
【0011】かかる構成の無線装置は基地局及び移動局
の両局において使用され、その無線装置において、チャ
ンネルコーダ/デコーダ12にはユニークワード検出回
路が構成されている。ユニークワード検出回路において
は、図2に示すようにDSP11からのデータ信号が供
給されるシフトレジスタ31が設けられている。シフト
レジスタ31は、PLL(Phase Locked Loop)回路か
らなるクロック発生回路(図示せず)から発生されるク
ロックパルスに同期してnビット(例えば、64ビッ
ト)分の受信データを保持しつつシフトし、そのnビッ
ト分の保持データはパラレル出力Q0〜Qnから対応する
ROM32のアドレス入力A0〜Anに供給される。RO
M32には所定のユニークワードに対応するデータテー
ブルが予め記憶されている。ROM32はアドレス入力
0〜Anに供給されたnビット分のデータに対応する記
憶位置に記憶された4ビットのデータを出力端子D0
3に出力することにより、その所定のユニークワード
と入力されたnビット分の保持出力との一致を検出する
と共に、不一致の場合には不一致ビット数を検出して3
ビットまでの不一致ならば不一致ビット数の出力を発生
するように動作する。所定のユニークワードと入力され
たnビット分の保持データ出力とが全てのビットについ
て一致した場合には出力端子D0だけが「1」を示す信
号を発生し、いずれか1ビットだけの不一致の場合には
出力端子D1だけが「1」を示す信号を発生し、いずれ
か2ビットだけの不一致の場合には出力端子D2だけが
「1」を示す信号を発生し、いずれか3ビットだけの不
一致の場合には出力端子D3だけが「1」を示す信号を
発生する。4ビット以上の不一致では出力端子D0〜D3
は全て「0」を示す信号を発生する。
【0012】ROM32には更にクロックパルスを入力
するワンショットマルチバイブレータ34の出力が接続
されている。ワンショットマルチバイブレータ34はク
ロックパルスに応じて所定幅のワンショットパルスを発
生してそれをROM32に供給する。その所定幅のワン
ショットパルスは出力端子D0〜D3からの信号出力タイ
ミングを定めるものであり、ROM32内での過渡現象
による出力誤りを防ぐために用いられる。
【0013】ROM32の出力端子D0〜D3にはAND
回路35〜37及びOR回路38からなる論理回路が形
成されている。この論理回路には後述する誤り許容ビッ
ト数Eに応じた3ビットの誤り許容制御信号がCPU1
9から供給されるようになっている。AND回路35は
出力端子D1の信号と誤り許容制御信号の第1ビットb1
との論理積をとる。AND回路36は出力端子D2の信
号と誤り許容制御信号の第1及び第2ビットb1,b2
の論理積をとる。AND回路37は出力端子D 3の信号
と誤り許容制御信号の第1ないし第3ビットb1〜b3
の論理積をとる。OR回路38は出力端子D0の信号と
AND回路35〜37の各出力信号との論理和をとる。
OR回路38の出力信号が「1」を示すときそれがユニ
ークワード検出パルスとなる。
【0014】かかる構成の無線装置を用いた無線通信シ
ステムにおいては、基地局から割り当てられた所定のタ
イムスロットにおいて例えば、図3に示す波形のように
送信部4の電力増幅器(パワーアンプ)17の出力を定
められたタイミングで増加させ規定時間後に減少させる
ことが行なわれる。図4は4重のTDMA方式の場合に
おける基地局と1つの移動局との間の無線通信で使用さ
れるタイムスロットの割り当てを示しており、スロット
番号が等しい各位置(図4ではスロット番号1)にて基
地局と同一の移動局との間における無線通信がされる。
上り期間は移動局から基地局への通信期間であり、下り
期間は基地局から移動局への通信期間である。1フレー
ムとは1下り期間とそれに続く1上り期間とからなる。
なお、隣合うスロットの間にはガードタイムが置かれて
いる。
【0015】スロットデータのフォーマットとして制御
チャンネルにおけるデータフォーマットは例えば、図5
に示すように、スロット先頭から順に過渡応答用ランプ
タイムR、同期用プリアンプルPR、ユニークワードU
W、相手局の呼出符号である着識別符号DA、自局の呼
出符号である発識別符号OA、リンクチャンネル割り当
て等の制御データ、そして誤り検出用付加情報CRCか
らなる。また、同様にスロットデータのフォーマットと
して通信チャンネルにおけるフォーマットは図6に示す
ように、スロット先頭から順に過渡応答用ランプタイム
R、同期用プリアンプルPR、ユニークワードUW、通
信データ、そして誤り検出用付加情報CRCからなる。
【0016】図7は通信が行われるまでの動作を示して
いる。着呼時又は発呼時には移動局においてキーボード
20の操作によりリンク確立要求の制御データを含む送
信信号がアンテナ1から発信されることになる。制御チ
ャンネルにおいて移動局からの基地局へのリンクチャン
ネル確立要求に応じて基地局はリンクチャンネル割り当
てを移動局に対して行なうべくリンク確立応答の制御デ
ータを含む送信信号をアンテナ1から発信することが行
なわれる。リンク確立応答により通信チャンネルに移行
した後において動作は、移動局から基地局への同期バー
ストの供給、基地局から移動局への同期バーストの供
給、移動局から基地局への通信モード設定要求の供給、
基地局からの通信モード設定に対する応答、移動局から
基地局への呼設定要求の供給、基地局からの呼設定に対
する応答、基地局から移動局への機能・認証要求の供
給、移動局からの機能・認証要求に対する応答、基地局
から移動局への呼出、そして応答と経て、通話となる。
これらはスロット内のデータとして送信される。
【0017】上記の誤り検出用付加情報CRCは制御デ
ータとしてチャンネルコーダ/デコーダ12からCPU
19に供給される。CPU19は通信チャンネルにおい
て、図8に示すように誤り検出用付加情報CRCからタ
イムスロット内のCRC誤り率を計算する(ステップS
1)。計算したCRC誤り率が0.01%以下であるか
否かを判別する(ステップS2)。CRC誤り率が0.
01%以下ならば、誤り許容ビット数Eを3と設定する
(ステップS3)。CRC誤り率が0.01%より大な
らば、計算したCRC誤り率が0.1%以下であるか否
かを判別する(ステップS4)。CRC誤り率が0.1
%以下ならば、誤り許容ビット数Eを2と設定する(ス
テップS5)。CRC誤り率が0.1%より大ならば、
計算したCRC誤り率が0.5%以下であるか否かを判
別する(ステップS6)。CRC誤り率が0.5%以下
ならば、誤り許容ビット数Eを1と設定する(ステップ
S7)。CRC誤り率が0.5%より大ならば、誤り許
容ビット数Eを0と設定する(ステップS8)。この誤
り許容ビット数Eの設定動作はCPU19によって繰り
返し実行される。
【0018】このようにCRC誤り率に応じて誤り許容
ビット数Eを設定する理由は、CRC誤り率が受信電界
強度及び干渉に強い相関を有するからである。同期エラ
ー率と、受信電界強度及び干渉を考慮したC/(N+
I)との間には、誤り許容ビット数Eが0〜3の範囲で
は例えば、図9に示すような関係があり、各誤り許容ビ
ット数Eで良好な同期エラー率(太線部分)を得るため
には誤り許容ビット数Eが大きくなるほどC/(N+
I)が高くなる。なお、C/(N+I)のCは電界強度
であり、Nはノイズレベルであり、Iは干渉波レベルで
ある。
【0019】CPU19で設定された誤り許容ビット数
Eは3ビットの誤り許容制御信号としてチャンネルコー
ダ/デコーダ12のユニークワード検出回路に供給され
る。CPU19において誤り許容ビット数Eが0と設定
された場合には、誤り許容制御信号の第1〜第3ビット
1〜b3全てが「0」を示す信号となる。これにより、
AND回路35〜37の各出力は「0」を示す信号とな
るので、シフトレジスタ31にそのとき保持されている
nビット分のデータが所定のユニークワードと一致して
ROM32の出力端子D0から「1」を示す信号がワン
ショットパルスに同期して出力されたときOR回路38
からユニークワード検出パルスが出力される。
【0020】CPU19において誤り許容ビット数Eが
1と設定された場合には、誤り許容制御信号の第1ビッ
トb1だけが「1」を示す信号となり、第2及び第3ビ
ットb2,b3は「0」を示す信号となる。これにより、
AND回路36,37の各出力は「0」を示す信号とな
り、AND回路35は出力端子D1の信号に応じた出力
となるので、シフトレジスタ31にそのとき保持されて
いるnビット分のデータについてそのデータのうちのい
ずれか1ビットを除いた数のビットが所定のユニークワ
ードの対応ビットと一致したならば、ROM32の出力
端子D1だけから「1」を示す信号がワンショットパル
スに同期して出力されたときAND回路35の出力が
「1」を示す信号を出力し、その結果、OR回路38か
らユニークワード検出パルスが出力される。nビット分
のデータが所定のユニークワードと完全に一致したなら
ば、AND回路35〜37の各出力とは無関係に出力端
子D 0からの「1」を示す信号に応じてOR回路38か
らユニークワード検出パルスが出力される。
【0021】また、CPU19において誤り許容ビット
数Eが2と設定された場合には、誤り許容制御信号の第
1及び第2ビットb1,b2だけが「1」を示す信号とな
り、第3ビットb3は「0」を示す信号となる。これに
より、AND回路37の各出力は「0」を示す信号とな
り、AND回路35は出力端子D1の信号に応じた出力
となり、AND回路36は出力端子D2の信号に応じた
出力となる。よって、シフトレジスタ31にそのとき保
持されているnビット分のデータが所定のユニークワー
ドと完全に一致したならば、上記のようにAND回路3
5〜37の各出力とは無関係に出力端子D0からの
「1」を示す信号に応じてOR回路38からユニークワ
ード検出パルスが出力される。更に、シフトレジスタ3
1にそのとき保持されているnビット分のデータについ
て、そのデータのうちのいずれか1又は2ビットを除い
た数のビットが所定のユニークワードの対応ビットと一
致したならば、ROM32の出力端子D1又はD2から
「1」を示す信号がワンショットパルスに同期して出力
されたときAND回路35又は36の出力が「1」を示
す信号を出力し、その結果、OR回路38からユニーク
ワード検出パルスが出力される。
【0022】同様に、CPU19において誤り許容ビッ
ト数Eが3と設定された場合には、誤り許容制御信号の
第1〜第3ビットb1〜b3全てが「1」を示す信号とな
る。これにより、AND回路35は出力端子D1の信号
に応じた出力となり、AND回路36は出力端子D2
信号に応じた出力となり、AND回路37は出力端子D
3の信号に応じた出力となる。よって、シフトレジスタ
31にそのとき保持されているnビット分のデータが所
定のユニークワードと完全に一致したならば、上記のよ
うにAND回路35〜37の各出力とは無関係に出力端
子D0からの「1」を示す信号に応じてOR回路38か
らユニークワード検出パルスが出力される。更に、シフ
トレジスタ31にそのとき保持されているnビット分の
データについて、そのデータのうちのいずれか3ビット
までを除いた数のビットが所定のユニークワードの対応
ビットと一致したならば、ROM32の出力端子D1
2又はD3から「1」を示す信号がワンショットパルス
に同期して出力されたときAND回路35、36又は3
7の出力が「1」を示す信号を出力し、その結果、OR
回路38からユニークワード検出パルスが出力される。
【0023】このようにユニークワード検出パルスが得
られることによりユニークワード検出パルスの検出時点
を基準にしてチャンネルコーダ/デコーダ12において
フレーム同期、すなわちデータ送受信開始タイミングを
とることが行なわれる。なお、上記した実施例において
は、計算したCRC誤り率に応じて誤り許容ビット数E
を設定しているが、干渉がほとんど問題とならない場合
にはレベル検出器27によって検出される受信電界強度
に応じてCPU19は誤り許容ビット数Eを設定しても
良い。この場合、受信電界強度が大きいほど誤り許容ビ
ット数Eを大きく設定するのである。
【0024】また、上記した実施例においては、TDM
A方式を用いた無線通信システムについて説明したが、
本発明はユニークワードを用いてフレーム同期をとる全
ての無線通信システムに適用できるのである。更に、上
記した実施例においては、シフトレジスタ31の保持デ
ータがROM32に供給されて所定のユニークワードと
の不一致ビット数が検出されているが、シフトレジスタ
31の保持データとメモリに予め記憶された所定のユニ
ークワードとを比較器でビット単位で比較してそのビッ
ト毎の比較結果から不一致ビット数を計数して得ても良
い。
【0025】また、上記した実施例においては、データ
誤り率としてCRC誤り率を用いているが、これに限定
されることはない。他のデータ誤り率の算出方法を用い
ても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明の無線通信システム
においては、受信無線信号中に含まれた連続する所定の
複数ビットのデータについてそのデータのうちの誤り許
容ビット数を除く数のビットが予め設定されたユニーク
ワードの対応ビットと一致するときをユニークワードの
検出時と判断する際に、誤り許容ビット数を時間帯内の
データ誤り率又は受信電界強度に応じて設定するので、
受信電界強度及び干渉の変化があってもユニークワード
を適切に検出することができる。よって、そのようなユ
ニークワードの検出タイミングに基づいてフレーム同期
をとって通信を行なうので、最適なフレーム同期を確立
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無線装置を示すブロック図で
ある。
【図2】ユニークワード検出回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】タイムスロットにおける送信パワーの変化を示
す図である。
【図4】4重のTDMA方式の場合のタイムスロットの
割り当てを示す図である。
【図5】制御チャンネルにおける無線信号のデータフォ
ーマットを示す図である。
【図6】通信チャンネルにおける無線信号のデータフォ
ーマットを示す図である。
【図7】通話が行われるまでの制御シーケンスを示す図
である。
【図8】図1の装置中のCPUによる誤り許容ビット数
設定動作を示すフローチャートである。
【図9】同期エラー率とC/(N+I)との関係を示す
図である。
【主要部分の符号の説明】
1 アンテナ 3 受信部 4 送信部 11 DSP 12 チャンネルコーダ/デコーダ 19 CPU 21 ボイスCODEC 22 データ入出力インタフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内に割り当てられた時間帯に相
    手局から送信されたディジタルデータを示す無線信号を
    受信してその受信無線信号中に含まれた連続する所定の
    複数ビットのデータについて、当該データのうちの誤り
    許容ビット数を除く数のビットが予め設定されたユニー
    クワードの対応ビットと一致するときをユニークワード
    の検出時とし、そのユニークワードの検出タイミングに
    基づいてフレーム同期をとって通信を行なう無線通信シ
    ステムであって、 前記誤り許容ビット数を前記時間帯内のデータ誤り率又
    は受信電界強度に応じて設定することを特徴とする無線
    通信システム。
  2. 【請求項2】 前記誤り許容ビット数は前記データ誤り
    率が小さいほど大きい値に設定されることを特徴とする
    請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記誤り許容ビット数は前記時間帯内の
    受信電界強度が大きいほど大きい値に設定されることを
    特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記データ誤り率はCRC(巡回冗長検
    査)による誤り率であることを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記受信無線信号中の連続する前記所定
    の複数のビットをクロックパルスに同期して順次保持す
    るシフトレジスタと、前記シフトレジスタに保持された
    データが前記誤り許容ビット数を除くビット数以上で前
    記予め設定されたユニークワードと一致するときユニー
    クワード検出パルスを発生するユニークワード検出手段
    とを有することを特徴とする請求項1記載の無線通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記ユニークワード検出手段は、 前記シフトレジスタに保持されたデータが前記予め設定
    されたユニークワードと完全に一致するとき第1出力端
    子から誤り0信号を発生し、前記シフトレジスタに保持
    されたデータが前記予め設定されたユニークワードとは
    1ビットだけを除いてに一致するとき第2出力端子から
    誤り1信号を発生し、前記シフトレジスタに保持された
    データが前記予め設定されたユニークワードとは2ビッ
    トだけを除いてに一致するとき第3出力端子から誤り2
    信号を発生し、前記シフトレジスタに保持されたデータ
    が前記予め設定されたユニークワードとは最大許容ビッ
    ト数である3ビットだけを除いてに一致するとき第4出
    力端子から誤り3信号を発生するROM(リードオンリ
    ーメモリ)と、 前記誤り許容ビット数が0である場合には前記誤り0信
    号が得られたとき前記ユニークワード検出パルスを発生
    し、前記誤り許容ビット数が1である場合には前記誤り
    0信号又は前記誤り1信号が得られたとき前記ユニーク
    ワード検出パルスを発生し、前記誤り許容ビット数が2
    である場合には前記誤り0信号、前記誤り1信号又は前
    記誤り2信号が得られたとき前記ユニークワード検出パ
    ルスを発生し、前記誤り許容ビット数が3である場合に
    は前記誤り0信号、前記誤り1信号、前記誤り2信号又
    は前記誤り3信号が得られたとき前記ユニークワード検
    出パルスを発生する論理回路とを有することを特徴とす
    る請求項5記載の無線通信システム。
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