JP3682058B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は2種類のデジタル信号をコード化する方法に関し、特に、デジタル無線電話におけるベースユニットによる雑音を含むチャンネルを介しての遠隔ユニットへの送信のためのデジタル制御信号およびデジタルデータをコード化する方法に関する。
ベースユニットと一以上の遠隔ユニットとの間の無線通信は当業界において周知であり、周波数分割多元接続方式(FDMA)はその周知の方法のひとつである。このFDMA方式においては、有効な電磁通信スペクトルが複数の周波数チャンネルに分割され、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信が前記周波数チャンネルの一つを介して行われ、さらに、前記ベースユニットと他の遠隔ユニットとの間の通信が他の周波数チャンネルを介して行われる。
また、時分割多元接続方式(TDMA)も当業界において周知である。このTDMA方式においては、ベースユニットと第1の遠隔ユニットとの間の送信が時間の第1の「部分(slice)」において行われ、さらに、前記ベースユニットと第2の遠隔ユニットとの送信が、前記第1「部分」とは異なる、時間の第2の「部分」において行われる。
さらに、コード分割多元接続方式(CDMA)においては、ベースユニットと一以上の遠隔ユニットとの間の通信が所定の周波数領域におけるスペクトラム拡散送信を介して行われ、前記周波数領域においては、特異的な疑似ランダム(PN)コードがベースユニットと第1の遠隔ユニットとの間の通信を識別し、さらに、異なるコードがベースユニットと別の遠隔ユニットとの間の通信を識別する。なお、このCDMA方式には、ダイレクトシーケンス、周波数ホッピングおよび時間ホッピング等の幾つかの種類がある。このダイレクトシーケンス拡散スペクトラム方式は送信機において低レートのデータの流れを高レートのデータの流れにコード化する。その後、受信機において前記高レートのデータ流は低レートのデータ流に復号される。
なお、通信処理に先立つ遠隔ユニットとベースユニットとの間のプロトコルの設定はモデム通信技術において周知である。したがって、例えば、パケット通信においては、通信処理に先立って、X.25プロトコルにしたがって遠隔ユニットおよびベースユニットのパケットサイズが定められる。さらに、このようなモデム通信技法においては、異なる送信定格容量を有するモデムが通信処理に先立って上記両ユニットに適応可能な最大速度を決定する。
従来技術においては、送信パワーは、送信されるパワーと相手側により予期される受信パワーとのア プリオリな知見に基づいて調節できると考えられていた。しかしながら、このような技術は固定したチャンネルの減衰を仮定している点で制限がある。
また、従来技術において、フィードバックループを用いることによりダイナミックなパワー制御をコマンド調節することも知られている。しかしながら、TDMAシステムの場合、計測時間、送信時間および作動時間から成る遅延が大きな能率低下につながる。さらに、パワー制御のために割り当てられることが必要なメッセージレートの量が大きくなる場合があり、容量損失を引き起こす。
本発明は、予期しない程に大きな干渉信号等により、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクが影響を受けた場合、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクを再設定する手法を確立することを目的とする。
本発明においては、2種類のデジタルデータ信号をコード化する方法を開示する。この2種類のデジタルデータ信号は雑音を含むチャンネル上に送信される第1の信号と第2の信号とから成り、各信号はビットストリームにより特徴付けられる。この場合、第1信号からのNビットが特異的なMビットの第3信号に写像され、MはNよりも大きく、かつ、Mビット信号中の「1」の数はM/2よりも小さい。Mビット第3信号は第2信号からのビットが「0」である場合に送信される一方、Mビット第3信号の補数が前記第2信号からのビットが「1」である場合に送信される。
1.雑音を含むチャンネル上の送信のために、2種類のデジタルデータ信号、すなわち第1および第2信号をコード化する方法において、各信号がビットの流れにより特徴付けられており、さらに、
前記第1信号のNビットをMビット(M>N)の第3信号に写像し、前記Mビット第3信号における「1」の数がM/2よりも小さく、かつ、前記Mビット第3信号が補数を有する段階と、
前記第2信号からのビットが「0」である場合に、前記第1信号のNビットから写像されるMビット第3信号を送信し、また、前記第2信号からのビットが「1」である場合に、前記第1信号のNビットから写像されるMビット第3信号の補数を送信する段階とを具備する。
2.さらに、前記Mビット第3信号を送信処理に先立ってエラー補正コードによりコード化する段階を含む。
3.前記送信段階がさらに、
複数の連結されたMビット第3信号を送信する段階を含み、隣接するMビット第3信号の各々が前記第1信号の隣接するNビット部分から写像される。
4.さらに、前記複数のMビット第3信号を送信処理に先立ってエラー補正コードによりコード化する段階を含む。
5.ビットの流れにより特徴付けられるデジタルデータ信号を第1デジタル信号および第2デジタル信号に復号する方法において、前記復号段階が、
前記デジタルデータ信号からMビットを受け取る段階と、
前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも小さい場合に前記第2デジタル信号として「0」を出力し、また、前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも大きい場合に前記第2デジタル信号として「1」を出力する段階と、
前記受け取られたMビットを前記第1デジタル信号としてのNビットに写像する段階とを具備する。
6.前記写像段階がさらに、前記受け取られたMビットが前記Nビットに写像不可能である場合に、エラー信号を出力する。
7.雑音を含むチャンネル上に、2種類のデジタルデータ信号、すなわち第1信号および第2信号を送受信する方法において、各信号がビットの流れにより特徴付けられており、さらに、
前記第1信号のNビットをMビット(M>N)の第3信号に写像し、前記Mビット第3信号における「1」の数がM/2よりも小さく、かつ、前記Mビット第3信号が補数を有する段階と、
前記第2信号からのビットが「0」である場合に、前記第1信号のNビットから写像されるMビット第3信号を前記チャンネル上に送信し、また、前記第2信号からのビットが「1」である場合に、前記第1信号のNビットから写像される軽Mビット第3信号の補数を前記チャンネル上に送信する段階と、
前記チャンネルからMビットを受け取る段階と、
前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも小さい場合に前記第2信号として「0」を出力し、また、前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも大きい場合に前記第2信号として「1」を出力する段階と、
前記受け取られたMビットを前記第1信号としてのNビットに写像する段階とを具備する。
8.前記写像段階がさらに、前記受け取られたMビットが前記Nビットに写像不可能である場合に、エラー信号を出力する。
9.ベースユニットと遠隔ユニットとを備えるデジタル無線電話を動作する方法において、この方法が前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間を無線で通信するためのものであり、前記ベースユニットがデジタル制御信号とデジタルデータ信号とをチャンネル上に送信し、各信号がビットの流れにより特徴付けられ、さらに、
前記デジタルデータ信号のNビットをMビット(M>N)送信信号に写像し、前記Mビット送信信号における「1」の数がM/2よりも小さい段階と、
前記デジタル制御信号からのビットが「0」である場合に、前記デジタルデータ信号のNビットから写像されるMビット送信信号を送信し、また、前記デジタル制御信号からのビットが「1」である場合に、前記デジタルデータ信号のNビットから写像されるMビット送信信号の補数を送信する段階とを具備する。
10.さらに、前記Mビット送信信号を送信処理に先立ってエラー補正コードによりコード化する段階を含む。
11.前記送信段階がさらに、
複数の連結されたMビット送信信号を送信する段階を含み、隣接するMビット第3信号の各々が前記デジタルデータ信号の隣接するNビット部分から写像される。
12.さらに、前記複数のMビット送信信号を送信処理に先立ってエラー補正コードによりコード化する段階を含む。
13.前記遠隔ユニットが、受信したビット流により特徴付けられるデジタルデータ信号を第1デジタル信号および第2デジタル信号に復号し、前記復号段階が、
前記デジタルデータ信号からMビットを受け取る段階と、
前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも小さい場合に第2デジタル信号として「0」を出力し、また、前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも大きい場合に第2デジタル信号として「1」を出力する段階と、
前記受け取られたMビットを前記第1デジタル信号としてのNビットに写像する段階とを具備する。
14.前記写像段階がさらに、前記受け取られたMビットが前記Nビットに写像不可能である場合に、エラー信号を出力する。
15.第1の機能的能力の組を有するベースユニットと第2の機能的能力の組を有する遠隔ユニットがあり、前記ベースユニットが前記遠隔ユニットの機能的能力のアプリオリな知識を持たない場合に、これらのユニット間の共通選択周波数チャンネル上の全重信無線通信リンクを設定する方法において、
前記ベースユニットにより、前記共通選択周波数チャンネルにおいて、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的に送信する段階と、 前記同期信号を検出するために前記遠隔ユニットにより走査する段階と、
前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて、前記遠隔ユニットにより前記共通選択周波数チャンネル内に第1応答信号を送信する段階と、
前記第1および第2選択時間とは異なる第3選択時間内に、前記共通選択周波数チャンネルにおいて前記遠隔ユニットにより、第1コードによりコード化した第1制御信号を送信する段階とを含み、前記第1制御信号が前記第2の機能的能力の組を含み、さらに、
前記ベースユニットにより前記第1制御信号を受け取る段階と、
前記ベースユニットにより前記第1制御信号を復号処理して前記第2の機能的能力の組を得る段階と、
前記ベースユニットにより前記第2の組を前記第1の組に比較し、それらにおける共通の機能的能力の組を決定する段階と、
前記第1、第2および第3選択時間とは異なる第4選択時間内に、前記共通選択周波数チャンネルにおいて前記ベースユニットにより、前記第1コードによりコード化した第2制御信号を送信する段階であって、前記第2制御信号が前記共通の機能的能力の組を含み、さらに、
前記共通の組からの所定の機能的能力に基づいて前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間の通信処理を行う段階と、を具備する。
16.さらに、前記第1、第2、第3および第4時間間隔とは異なる第5時間間隔内に、前記遠隔ユニットからの第1応答信号に応じて、前記ベースユニットにより承認信号を前記選択周波数チャンネル内において送信する段階を含む。
17.前記第1コードがCDMAコードである。
18.前記同期信号が、前記第1コードとは異なる第2のコードにより符号化される。
19.前記第2コードがCDMAコードである。
20.さらに、前記選択周波数チャンネルとして前記ベースユニットにより複数の周波数チャンネルの一を選択する段階を含み、かつ、前記走査段階がさらに前記複数の周波数チャンネルを所定時間に1回走査する段階を含む。
21.第1の機能的能力の組を有するベースユニットと第2の機能的能力の組を有する遠隔ユニットがあり、前記ベースユニットが前記遠隔ユニットの機能的能力についてのアプリオリな知識を持たない場合に、これらのユニット間の共通選択周波数チャンネル上の全重信無線通信リンクを設定する装置において、
前記ベースユニットにより、前記共通選択周波数チャンネルにおいて、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的に送信する手段と、
前記遠隔ユニットにより前記同期信号を検出する手段と、
前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて、前記遠隔ユニットにより前記共通選択周波数チャンネル内に第1応答信号を送信する手段と、
前記第1および第2選択時間とは異なる第3選択時間内に、前記共通選択周波数チャンネルにおいて前記遠隔ユニットにより、前記第2の機能的能力の組を含むとともに第1コードによりコード化された第1制御信号を送信する手段と、
前記ベースユニットにより前記第1制御信号を受け取る手段と、
前記ベースユニットにより前記第1制御信号を復号処理して前記第2の機能的能力の組を得る手段と、
前記ベースユニットにより前記第2の組を前記第1の組に比較し、それらにおける共通の機能的能力の組を決定する手段と、
前記第1、第2および第3選択時間とは異なる第4選択時間内に、前記共通選択周波数チャンネルにおいて前記ベースユニットにより、前記共通の機能的能力の組を含むとともに前記第1コードによりコード化された第2制御信号を送信する手段と、
前記共通の組からの所定の機能的能力に基づいて前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間の通信処理を行う手段と、を具備する。
22.さらに、前記第1、第2、第3および第4時間間隔とは異なる第5時間間隔内に、前記遠隔ユニットからの第1応答信号に応じて、前記ベースユニットにより承認信号を前記選択周波数チャンネル内において送信する手段を含む。
23.前記第1コードがCDMAコードである。
24.前記同期信号が、前記第1コードとは異なる第2のコードにより符号化される。
25.前記第2コードがCDMAコードである。
26.さらに、前記選択周波数チャンネルとして前記ベースユニットにより複数の周波数チャンネルの一を選択する手段を含む。
27.前記検出手段がさらに前記複数の周波数チャンネルを所定時間に1回走査する手段を含む。
28.遠隔通信装置により、所定の第1時間に所定の周波数チャンネルにおいて、ベース通信装置に対して送信される遠隔送信信号のパワーを制御するオープンループ方式で制御する方法において、前記ベース装置が前記第1時間と異なる所定の第2時間に前記周波数チャンネルにおいて前記遠隔装置に対してベース送信信号を送信し、さらに、
前記遠隔装置により前記周波数チャンネルにおける前記ベース送信信号を受け取る段階と、
前記遠隔装置により受け取られた前記ベース送信信号のパワーを計測する段階と、
パワー=A+(B−C)、の式に従って前記周波数チャンネルにおける前記遠隔送信信号の送信パワーを制御する段階とを具備し、
Aが前記ベース装置により受け取られる遠隔送信信号の所望のパワーを示し、 Bが前記ベース送信信号のパワーを示し、
Cが前記遠隔装置により受け取られる際のベース送信信号の計測されたパワーを示している。
29.前記パラメータAおよびBが前記ベース通信装置により前記遠隔通信装置に送信される。
30.遠隔通信装置により、所定の第1時間に所定の周波数チャンネルにおいて、ベース通信装置に対して送信される遠隔送信信号のパワーをオープンループ方式で制御する装置において、前記ベース装置が前記第1時間と異なる所定の第2時間に前記周波数チャンネルにおいて前記遠隔装置に対してベース送信信号を送信し、さらに、
前記遠隔装置により前記周波数チャンネルにおける前記ベース送信信号を受け取る手段と、
前記遠隔装置により受け取られた前記ベース送信信号のパワーを計測する手段と、
パワー=A+(B−C)、の式に従って前記周波数チャンネルにおける前記遠隔送信信号の送信パワーを制御する手段とを具備し、
Aが前記ベース装置により受け取られる遠隔送信信号の所望のパワーを示し、 Bが前記ベース送信信号のパワーを示し、
Cが前記遠隔装置により受け取られる際のベース送信信号の計測されたパワーを示している。
31.所定の時間内に、所定の選択周波数チャンネルにおいて、遠隔送信信号をCDMAを用いてベースユニットに送信する手段と、
前記所定時間と異なる別の時間内に、前記選択周波数チャンネルにおいて、前記ベースユニットからのベース送信信号をCDMAを用いて受け取る手段と、
前記ベース送信信号のパワーを計測する手段と、 パワー=A+(B−C)、の式に従って前記遠隔送信信号の送信パワーを制御する手段とを具備し、
Aが前記ベース装置により受け取られる遠隔送信信号の所望のパワーを示し、 Bが前記ベース送信信号のパワーを示し、
Cが前記遠隔装置により受け取られる際のベース送信信号の計測されたパワーを示している。
32.前記送信手段がさらに、前記所定時間の一部分において制御信号を送信し、かつ、前記所定時間の他の部分においてCDMAによりコード化したデータ信号を送信する手段を含む。
33.前記受信手段がさらに前記ベースユニットから同期信号を受け取る。
34.前記受信手段がさらに、
前記ベース送信信号を検出する手段と、
前記ベース送信信号をCDMAを用いて復号して復号ベース送信信号を生成する手段とを具備する。
35.前記送信手段が前記所定時間内に第1制御信号と第1データ信号とを送信し、前記受信手段が別の時間内に第2制御信号および第2データ信号を受け取る。
36.前記遠隔ユニットがオフ状態、待機状態およびオン状態の3状態の内の一を採ることが可能である。
37.前記遠隔ユニットが待機状態である時に、前記第1制御信号のみを送信し、かつ、前記同期信号および第2制御信号のみを受信する。
38.前記選択周波数チャンネルが複数の周波数チャンネルからの一として選択される。
39.さらに、前記ベースユニットからの要求に応じて別の周波数に変更するために、送信を別の周波数チャンネルに変更する手段を含む。
40.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信リンクを設定する方法において、
前記ベースユニットにより、所定の選択周波数チャンネルにおいて、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的に送信する段階と、
前記同期信号を前記遠隔ユニットにより走査する段階と、
前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて、前記遠隔ユニットにより、前記選択周波数チャンネル内に第1コードによりコード化した第1応答信号を送信する段階と、
前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記選択周波数チャンネルにおいて前記ベースユニットにより、前記第1コードによりコード化されるとともに前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理において使用される第2コードを含む第1制御信号を、送信する段階と、
前記第3時間内に遠隔ユニットにより前記第1制御信号を受け取る段階と、
前記第1、第2および第3選択時間と異なる第4選択時間内に、前記ベースユニットにより、前記第2コードによりコード化したデータ信号を送信し、かつ、前記第1、第2、第3および第4時間と異なる第5時間内に、前記遠隔ユニットにより、前記第2コードによりコード化した別のデータ信号を送信することによって、前記選択周波数チャンネルにおいて、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理を行う段階とを具備する。
41.前記同期信号がCDMAコードとしてコード化される。
42.前記第1コードがCDMAコードである。
43.前記第2コードがCDMAコードである。
44.さらに、前記ベースユニットにより複数の周波数チャンネルから前記選択周波数チャンネルを選択する段階を含む。
45.前記走査段階がさらに、
前記同期信号に対応して、所定時間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する段階を含む。
46.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信リンクを設定する装置において、
前記ベースユニットにより選択された所定の選択周波数チャンネルにおいて、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的に送信する手段と、
前記同期信号を前記遠隔ユニットにより検出する手段と、
前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記クロック信号の検出に応じて、前記遠隔ユニットにより、前記選択周波数チャンネル内に第1コードによりコード化した第1応答信号を送信する手段と、
前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記選択周波数チャンネルにおいて前記ベースユニットにより、前記第1コードによりコード化した第1制御信号を送信する手段と、を具備し、ここで前記第1コード化制御信号が前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理において使用される第2コードを含むもので、さらに、
前記遠隔ユニットにより前記第1制御信号を受け取る手段と、
第3時間内に、前記遠隔ユニットにより前記第1制御信号を復号する手段と、 前記第1、第2および第3選択時間と異なる第4選択時間内に、前記ベースユニットにより、前記第2コードによりコード化したデータ信号を送信し、かつ、前記第1、第2、第3および第4時間と異なる第5時間内に、前記遠隔ユニットにより、前記第2コードによりコード化した別のデータ信号を送信することによって、前記選択周波数チャンネルにおいて、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理を行う手段とを具備する。
47.前記同期信号がCDMAコードとしてコード化される。
48.前記第1コードがCDMAコードである。
49.前記第2コードがCDMAコードである。
50.さらに、複数の周波数チャンネルから前記選択周波数チャンネルを選択する手段を含む。
51.前記検出手段がさらに、
前記同期信号の検出に対応して、前記遠隔ユニットにより、所定時間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する手段を含む。
52.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理を行う拡散スペクトル無線通信システムにおいて、
複数の選択された周波数チャンネルの一において前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の送信をCDMAを用いて行う手段から成り、前記ベースユニットが所定の時間内において送信し、また、前記遠隔ユニットが前記所定時間と異なる別の時間内において送信し、さらに、
前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、前記周波数チャンネルの一を前記周波数チャンネルと異なる別の周波数チャンネルに変更する手段から成り、その結果、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理が前記別の周波数チャンネル上において行われる。
53.前記送信手段が、
前記所定時間の第1部分および前記別の時間の第1部分において前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間に制御信号を送信し、かつ、前記所定時間の第2部分および前記別の時間の第2部分において前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間にデータ信号を送信する手段を含む。
54.前記送信手段がさらに、
前記所定時間内に前記ベースユニットから前記遠隔ユニットに対して同期信号を送信する手段を含む。
55.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理を行う拡散スペクトル無線通信方法において、
複数の選択された周波数チャンネルの一において前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の送信をCDMAを用いて行う段階から成り、前記ベースユニットが所定の時間内において送信し、また、前記遠隔ユニットが前記所定時間と異なる別の時間内において送信し、さらに、
前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、前記周波数チャンネルの一を前記周波数チャンネルと異なる別の周波数チャンネルに変更する段階から成り、このことにより、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理が前記別の周波数チャンネル上において行われる。
56.前記所定時間の第1部分および前記別の時間の第1部分において制御信号が送信され、かつ、前記所定時間の第2部分および前記別の時間の第2部分においてデータ信号が送信される。
57.さらに、前記所定時間内に前記ベースユニットから前記遠隔ユニットに対して同期信号を送信する段階を含む。
58.遠隔ユニットと拡散スペクトル無線通信するためのベースユニットにおいて、
前記遠隔ユニットに対して、所定時間内に、複数の選択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて送信する手段と、 前記所定時間と異なる別の時間内に、前記複数の選択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて前記遠隔ユニットからの送信を受信する手段と、 前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、別の周波数チャンネルに送信を変更する手段とを具備し、このことにより、前記遠隔ユニットとの通信が前記別の周波数チャンネル上において行われる。
59.さらに、前記所定時間の第1の部分において制御信号を送信し、前記所定時間の第2の部分においてCDMAによりコード化されたデータ信号を送信する手段を含む。
60.前記制御信号がさらに同期信号および共通の制御信号を含む。
61.前記受信手段がさらに、
前記遠隔ユニットからの送信を検出して検出信号を生成する手段と、
前記検出信号をCDMAを用いて復号して復号化送信信号を生成する手段とを具備する。
62.ベースユニットと拡散スペクトル無線通信するための遠隔ユニットにおいて、
前記ベースユニットに対して、所定時間内に、複数の選択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて送信する手段と、
前記所定時間と異なる別の時間内に、前記複数の選択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて前記ベースユニットからの送信を受信する手段と、
前記ベースユニットからの別の周波数への変更の要求に応じて、送信を別の周波数チャンネルに変更する手段とを具備する。
63.前記送信手段がさらに、
前記所定時間の第1の部分において同期信号を送信し、前記所定時間の第2の部分においてCDMAによりコード化されたデータ信号を送信する手段を含む。
64.前記送信手段がさらに、
前記ベースユニットから同期信号を受信する手段を含む。
65.前記受信手段がさらに、
前記ベースユニットからの送信を検出して検出信号を生成する手段と、
前記検出信号をCDMAを用いて復号して復号化送信信号を生成する手段とを具備する。
66.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信を行う拡散スペクトル無線通信システムにおいて、
前記ベースユニットが、
所定時間においてCDMAを用いて同期信号と、第1制御信号と、第1データ信号とを前記遠隔ユニットに対して送信する手段と、
前記所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用いて第2制御信号と第2データ信号とを前記遠隔ユニットから受信する手段とから成り、
前記遠隔ユニットが、
前記所定時間においてCDMAを用いて前記同期信号と、第1制御信号と、第1データ信号とを前記ベースユニットから受信する手段と、
前記別の時間においてCDMAを用いて前記第2制御信号と第2データ信号とを前記ベースユニットに対して送信する手段とを具備する。
67.前記ベースユニットが複数の同類の遠隔ユニットと通信する。
68.前記第1制御信号が前記複数の同類の遠隔ユニットにより受信される。
69.前記第1データ信号がCDMAコード化され、かつ、前記複数の遠隔ユニットの一により受信される。
70.前記遠隔ユニットがオフ状態、待機状態およびオン状態の3状態のいずれかを採り得る。
71.前記遠隔ユニットが待機状態にある時に前記第2制御信号のみを送信しかつ前記同期信号および第1制御信号のみを受信する。
72.遠隔ユニットと拡散スペクトル通信するベースユニットにおいて、
所定時間においてCDMAを用いて同期信号と、第1制御信号と、第1データ信号とを前記遠隔ユニットに対して送信する手段と、
前記所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用いて第2制御信号と第2データ信号とを前記遠隔ユニットから受信する手段とを具備する。
73.前記ベースユニットが複数の同類の遠隔ユニットと通信する。
74.前記第1データ信号がCDMAコード化される。
75.ベースユニットと拡散スペクトル通信する遠隔ユニットにおいて、
所定時間においてCDMAを用いて同期信号と、第1制御信号と、第1データ信号とを前記ベースユニットから受信する手段と、
前記所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用いて第2制御信号と第2データ信号とを前記ベースユニットに対して送信する手段とを具備する。
76.前記遠隔ユニットがオフ状態、待機状態およびオン状態の3状態のいずれかを採り得る。
77.前記遠隔ユニットが待機状態にある時に前記第2制御信号のみを送信しかつ前記同期信号および第1制御信号のみを受信する。
78.通信処理の中断後に、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信を再設定する方法において、前記通信の中断に先立ち、前記ベースユニットが遠隔ユニットに対して前記ベースユニットおよび遠隔ユニットの間で使用される通信チャンネルのテーブルを送信し、前記ベースユニットが第1クロック信号値を有する第1クロック信号を発生するための第1手段と前記遠隔ユニットに対して前記第1クロック信号値を送信するための手段を備えており、前記遠隔ユニットが第2クロック信号値を有する第2クロック信号を発生するための第2手段を備えており、通信処理の中断の場合に、
前記遠隔ユニットにおける第2手段により発生された第2クロック信号のカウントを継続し、前記第2クロック信号値を前記通信の中断に先立って前記遠隔ユニットにより受信された第1クロック信号値とを同期化する段階と、
前記遠隔ユニットにより所定の関数を前記遠隔ユニットにおいて前記第2クロック信号の値に適用して前記テーブルにおける記入を得る段階と、
前記遠隔ユニットにより前記テーブルにおける記入に付随する通信チャンネルを選択する段階と、
前記ベースユニットにおける第1手段により発生された第1クロック信号のカウントを継続する段階と、
前記ベースユニットにより同一の関数を前記ベースユニットにおいて前記第1クロック信号の値に適用して前記テーブルにおける記入を得る段階と、
前記ベースユニットにより前記テーブルにおける記入に付随する通信チャンネルを選択する段階とから成り、これにより、
前記テーブルの記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定される。
79.各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられる。
80.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信を行う無線通信システムにおいて、
前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対して前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間で使用される通信チャンネルのテーブルを送信する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記ベースユニットにより送信されたテーブルを受信する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、受信されたテーブルを記憶する手段と、
前記ベースユニットにおいて、クロック信号を発生する手段と、
前記ベースユニットにおいて、前記クロック信号値を遠隔ユニットに送信する手段と、
前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記ベースユニットにおいて、所定の関数を前記ベースユニットにおけるクロック信号の値に適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
前記ベースユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記クロック信号値を受信する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記クロック信号値に同期化した内部クロック信号を発生する手段と、
前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記遠隔ユニットにおいて、同一の関数を前記遠隔ユニットにおける内部クロック信号の値に適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段とから成り、これにより、
前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定される。
81.各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられる。
82.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信リンクを設定する方法において、 前記ベースユニットにおいて、複数の周波数チャンネルの一を選択する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記周波数チャンネルの一における第1選択時間内に同期信号を周期的に送信する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記同期信号を検出するために、所定の時間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて前記周波数チャンネルの一において第1応答信号を送信する段階と、
前記ベースユニットにおいて、前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記周波数チャンネルの一において所定のコードによりコード化した通信信号のチャンネルのテーブルとクロック信号値とを送信する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テーブル信号とクロック信号値とを受信する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テーブル信号とクロック信号値とを復号して前記通信チャンネルのテーブルを得て、さらに、前記遠隔ユニットの内部に発生したクロック信号を前記受信されたクロック信号値に同期化する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブルを記憶する段階と、
前記遠隔ユニットと前記ベースユニットとの間の通信を行う段階とから成り、 前記通信リンクの中断の場合に、
前記遠隔ユニットにおいて、前記ユニット内部に発生するクロック信号によりクロック信号のカウントを継続し、
前記遠隔ユニットにおいて、前記遠隔ユニットにおけるクロック信号の値に所定の関数を適用して前記テーブル内の記入を得て、
前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択し、
前記ベースユニットにおいて、クロック信号のカウントを継続し、
前記ベースユニットにおいて、前記ベースユニットにおけるクロック信号の値に同一の関数を適用して前記テーブル内の記入を得て、
前記ベースユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択することにより、
前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定される。
83.各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられる。
84.ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信リンクを設定する装置において、
前記ベースユニットにおいて、複数の周波数チャンネルの一を選択する手段と、
前記ベースユニットにより選択された周波数チャンネルの一における第1選択時間内に同期信号を周期的に送信する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記同期信号を検出するために、所定の時間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて前記周波数チャンネルの一において第1応答信号を送信する手段と、
前記ベースユニットにおいて、前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記周波数チャンネルの一において所定のコードによりコード化した通信信号のチャンネルのテーブルとクロック信号値とを送信する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テーブル信号とクロック信号値とを受信する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル信号とクロック信号値とを復号して前記通信チャンネルのテーブルを得て、さらに、前記遠隔ユニットの内部に発生したクロック信号を前記受信されたクロック信号値に同期化する手段と、
前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記ベースユニットにおいて、前記ベースユニットにおける前記クロック信号の値に所定の関数を適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
前記ベースユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、内部クロック信号を発生する手段と、
前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記遠隔ユニットにおいて、前記遠隔ユニットにおける内部クロック信号の値に同一の関数を適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段とから成り、これにより、
前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定される。
85.各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられる。
86.前記変更手段がさらに、
前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットからの前記周波数チャンネルの一における信号の干渉を検出するための手段と、
前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対して信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに移動するための手段と、
前記遠隔ユニットにおいて、他の周波数チャンネルに変更する手段とを具備する。
87.前記信号メッセージが同期化情報を含む。
88.前記変更段階がさらに、
前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットからの前記周波数チャンネルの一における信号の干渉を検出する段階と、
前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対して信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに移動する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、他の周波数チャンネルに変更する段階とを具備する。
89.前記信号メッセージがさらに同期化情報を含む。
90.前記変更手段がさらに、
前記遠隔ユニットから選択された前記周波数チャンネルの一における信号の干渉を検出する手段と、
前記遠隔ユニットに対して信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに移動する手段と、
他の周波数チャンネルに変更する手段とを具備する。
91.前記信号メッセージが同期化情報を含む。
本発明によれば、予期しない程に大きな干渉信号等により、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクが影響を受けた場合、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信リンクを再設定する手法を確立できる。
第1図はベースユニット10を示すブロック図である。このベースユニット10は第2図示の一以上の遠隔ユニット40と通信するべく用いられる。好ましい実施態様においては、ベースユニット10および遠隔ユニット40は総括的にデジタル無線電話8から構成される。而して、ベースユニット10はRJ11ジャック等の公共電話ネットワーク(PSTN)またはISDNインターフェイスとの接続のためのインターフェイス12を備えている。
このインターフェイス12のPSTN部分はオン/オフフック、多重音調発生等のPSTN式電話動作を行う。このインターフェイス12により受信された信号はインターフェイスおよびマルチプレクサ18に送られ、次いで、アプリケーションコントローラ22に送られる。
また、インターフェイス12のISDN部分はISDNメッセージを対応するオン/オフフックエコー、DTMF音調エコー、ダイアル音調等の信号や呼出し等の信号メッセージに翻訳する。
すなわち、ベースユニット10は配線により電話切替ネットワークに接続される一方で、一以上の遠隔ユニット40と無線連絡する。また、ベースユニット10はスピーカホーン端末14から構成される。而して、このスピーカホーン端末14により、ベースユニット10はPSTN/ISDNインターフェイス12を介して電話ネットワークと直接連絡することもでき、また、一以上の遠隔ユニット40と無線通信することも可能である。加えて、ベースユニット10はPSTN/ISDNインターフェイス12による電話ネットワークとの連絡や一以上の遠隔ユニット40との無線通信のためのデジタルデータを受け取るデータ端末インターフェイス16から構成される。而して、例えば、コンピュータ等の供給源からのデータを、PSTN/ISDNインターフェイス12を介しての電話ネットワークによる送信や受信、あるいは、一以上の遠隔ユニット40との無線送信や受信のために、前記電話端末インターフェイス16を介してベースユニット10に供給することも可能である。
これらのPSTN/ISDNインターフェイス12、スピーカホーン端末14およびデータ端末インターフェイス16はすべてインターフェイスおよびマルチプレクサ18に接続している。このインターフェイスおよびマルチプレクサ18は、第6図に詳細に示されているが、スピーカホーン端末14およびデータ端末16から受け取った種々の信号についてのインターフェイスとして作用して、これらの信号をPSTN/ISDNインターフェイス12を介して電話ネットワーク上に送ったり、一以上の遠隔ユニット40に送信するべく処理したりする。
さらに、ベースユニット10はライト、スイッチおよびキーパッドから成るパネル20から構成される。このパネル20からの信号はアプリケーションコントローラ22に送られる一方で、アプリケーションコントローラの信号がパネル20に供給される。なお、アプリケーションコントローラ22は第7図において詳細に示されている。
このアプリケーションコントローラ22はインターフェイスおよびマルチプレクサ18とのインターフェイス処理を行う。すなわち、アプリケーションコントローラ22の機能はシステム8の使用者とのインターフェイスを実行すること、パネル20から入力された使用者の命令を判読すること、および、使用者に対してシステム8から応答を送ることである。
インターフェイスおよびマルチプレクサ18およびアプリケーションコントローラ22は共にベースユニットトランシーバ30と連携している。このベースユニットトランシーバ30はシステムクロック35、プロトコルおよびコントロールユニット32、待機および同期ユニット34、RF/IFアナログユニット36および少なくとも一組みの音声/データプロセッサ38aおよびその付属ベースバンド処理ユニット28aから構成される。ベースユニット10においては、このベースユニット10と同時に作動する一以上の遠隔ユニット40と同数の音声/データプロセッサ38aおよびその付属ベースバンド処理ユニット28aが備えられている。したがって、ベースユニット10が3個の遠隔ユニット40と同時に作動している場合、トランシーバ30の中には3個の音声/データプロセッサ38とそれぞれに付属するベースバンド処理ユニット28が存する。
各音声/データプロセッサ38はその付属ベースバンドユニット28と接続しており、また、インターフェイスおよびマルチプレクサ18やプロトコルおよびコントロールユニット32とも接続している。また、ベースバンド処理ユニット28はRF/IFアナログユニット36およびプロトコルおよびコントロールユニット32と接続している。
さらに、RF/IFアナログユニット36は待機および同期ユニット34および一対のアンテナ26a、26bと接続しており、これらアンテナ26aおよび26bは各々送信および受信の動作を行う。
さらに、プロトコルおよびコントロールユニット32はアプリケーションコントローラ22に接続されている。
一方、遠隔ユニット40は受話器およびデータを受け取るためのインターフェイス端末から成る受話器/端末42から構成されている。この受話器端末42は上記ベースユニットのインターフェイスおよびマルチプレクサ18と同様のインターフェイスおよびマルチプレクサ44に接続している。遠隔ユニットはまた受話器パネル46から構成されており、この受話器パネル46はライトおよびスイッチを含む。この受話器パネル46はベースユニット10におけるアプリケーションコントローラ22と同様のアプリケーションコントローラ22に接続している。さらに、ベースユニット10と同様に、アプリケーションコントローラ22はインターフェイスおよびマルチプレクサ44に接続されている。
また、遠隔ユニット40は遠隔ユニットトランシーバ50を含む。この遠隔ユニットトランシーバ50はベースユニットのトランシーバ30と同様にプロトコルおよびコントロールユニット52から構成されており、このユニット52もまたベースユニット10のプロトコルおよびコントロールユニット32と同様に構成されている。
さらに、前記遠隔ユニットトランシーバ50は待機および同期ユニット34から構成されており、このユニット34はベースユニット10の待機および同期ユニット34と同一である。また、遠隔ユニットトランシーバ50はRF/IFアナログユニット56から成り、このユニット56もまたベースユニットトランシーバ30のRF/IFアナログユニット36と同様であり、送受信アンテナ58aおよび受信アンテナ58bに接続されている。
遠隔ユニットトランシーバ50はさらに単一の音声データプロセッサ38aおよびその付属のベースバンド処理ユニット28aを含む。これらの音声/データプロセッサ38およびその付属ベースバンド処理ユニット28aはベースユニットトランシーバ30における音声/データプロセッサ38aおよびその付属ベースバンド処理ユニット28aと同一である。
而して、遠隔ユニットトランシーバ50はプロトコルおよびコントロールユニット52、待機および同期ユニット34、RF/IFアナログユニット56、音声/データプロセッサ38aおよびベースバンド処理ユニット28aから構成される。さらに、これらユニット間の接続はベースユニットトランシーバ30における各対応成分間の接続と同一である。すなわち、プロトコルおよびコントロールユニット52はアプリケーションコントローラ22と音声/データプロセッサ38aおよびベースバンド処理ユニット28a、さらに、待機および同期ユニット34に接続している。また、音声/データプロセッサ38aはベースバンド処理ユニット28aとインターフェイスおよびマルチプレクサ44とに接続している。また、ベースバンド処理ユニット28aはRF/IFアナログユニット56に接続しており、このRF/IFアナログユニット56は待機および同期ユニット34とアンテナ58aおよび58bとに接続されている。
第3図はベースユニットトランシーバ30のRF/IFアナログユニット36の詳細なブロック図である。このRF/IFアナログユニット36の機能はアンテナ26aおよび26bにより送信または受信される信号の周波数を無線周波数から中間周波数に変換することである。加えて、ユニット36は送信信号の送信パワーを制御するパワー制御能力を有する。さらに、ユニット36はベースバンド信号の同相および直交位相成分を変調および復調する。
ユニット36は二組の送受信用アンテナ26aおよび26bから構成されているように示されている。これら二本のアンテナ26(aおよびb)とこれに適応する二組の回路を使用することにより、他のアンテナが遠隔ユニット40に必要な信号を送受信するような「デッドスポット」に一のアンテナが位置する場合を保証している。アンテナ26の一により受信された信号はRFフィルタおよび低ノイズ増幅器(LNA)70aに送られ、この増幅器によりフィルタ処理され増幅される。次いで、前記RFフィルタおよびLNA70aの出力はRF−IFダウンコンバータ72aに供給される。このRF−IFダウンコンバータ72aの機能は受信されたRF信号を中間周波数信号に変換することである。このようなRF−IFからの変換はRF−IFダウンコンバータ72aに供給される差周波数に依存する。さらに、このような差周波数は周波数選択入力信号に依存して周波数合成器74により発生される。
その後、RF−IFダウンコンバータ72aから中間周波数がIFフィルタおよび増幅器76aに供給される。このIFフィルタおよび増幅器76aの機能は受信したIF信号をフィルタ処理して増幅することである。さらに、IFフィルタおよび増幅器76aはこれに供給されるゲイン制御信号に基づいてフィルタ処理した信号のゲインを増加する。
次いで、増幅されフィルタ処理されたIF信号はI/Q復調器78aに送られる。このI/Q復調器78aは同相および直交位相復調器であり、ベースバンド周波数信号を出力として生じる。なお、入力信号の復調は温度補償水晶発振器82から供給されるIF周波数信号に基づいて行われる。その後、前記ベースバンド周波数信号はRRC MF80aに供給される。このRRC MF80aは累乗根(root raised)余弦波信号適合フィルタであり、その出力は、キャリヤ位相エラーのない場合において、信号の同相および直交位相成分の各々に対する正または負のインパルス信号となる。なお、前記同相および直交位相成分は複素信号から構成される。
同様に、アンテナ26bからの信号は同一の第2の回路に沿って供給される。
まず、アンテナ26bからの信号はRFフィルタおよびLNA回路70bに送られる。次いで、このRFおよびLNA回路70bからの出力はRF−IFダウンコンバータ72bに供給される。さらに、周波数合成器74により発生された差周波数がRF−IFダウンコンバータ72bに送られる。その後、RF−IFダウンコンバータ72bの出力がIFフィルタおよび増幅器76bに供給され、そのゲインもまた、IFフィルタおよび増幅器76aに供給されるものと同一のゲイン制御信号により制御される。
次いで、IFフィルタおよび増幅器76bからの信号はIF I/Q復調器78bにより同相および直交位相の復調処理を受ける。この同相および直交位相の復調処理は温度補償水晶発振器82から供給されるIF周波数信号に基づいて行われる。その後、IF I/Q復調器78bの出力はRRC MF回路80bに送られる。
送信状態においては、「拡散」データ信号(後に詳述する)における同相および直交位相成分に対応する±1の2値信号がRRCフィルタ84に供給される。
この入力信号が+1または−1であるとき、RRC84はそれぞれ正または負の累乗根余弦波信号を発生する。その後、このRRCフィルタ84の出力はRF I/Q変調器86に送られ、この変調器は前記累乗根余弦波信号を送信用の無線周波数変調信号に直接変換する。一方、変調するべく選択される無線周波数信号を決定する周波数合成器74の出力と変調におけるRF周波数を決定するTCXO82の出力がミキサ88に供給される。このミキサ88の出力がRF I/Q変調器86に送られて、RRCフィルタ84の出力により変調される。
さらに、RF I/Q変調器86の出力は、増幅部分が上記ゲイン制御信号により制御されるゲインを有するRFフィルタおよび増幅器90に供給される。その後、RFフィルタおよび増幅器90の出力はアンテナ26aからの送信のためにRF線形増幅器92aに送られる。加えて、RFフィルタおよび増幅器90の出力は遅延回路94による「チップ」時間Tcの遅延後にアンテナ26aを介する送信のために第2RF線形増幅器92bに供給される。このように2種類の信号(一の信号は他の信号から遅延により得られる)が生成され、これらは遠隔ユニット40に送られて組み合わされる。この場合、2種類の信号は遅延されているので、単一アンテナによる遠隔ユニット40での受信が可能である。
周波数合成器74はRFおよびIF周波数の間の差周波数を発生する。この差周波数は合成器74に供給される周波数選択信号により変化する。而して、周波数合成器74はすべての周波数帯域にわたって動作する。この成器74が前記差周波数(RF−IF変換器72に供給される)と送信用に選択されるRF周波数の双方を発生でき、かつ、これらの信号を速やかに切り替えることが可能である場合、ミキサ88は不要である。また、このような場合は、合成器74の選択RF周波数出力がRF I/Q変調器86に直接供給できる。
第4図は遠隔トランシーバユニット50のRF/IFアナログユニット56の詳細ブロック図である。RF/IFアナログユニット36と同様に、RF/IFアナログユニット56は信号を受信するためのアンテナ58aまたは58bから構成される。この場合、受信信号は、受信RF信号をフィルタ処理し増幅するためのRFフィルタおよび低ノイズ増幅器70に供給される。さらに、RFフィルタおよびLNA回路70から信号がRF−IFダウンコンバータ72に供給される。このRF−IFダウンコンバータ72は受信RF信号を周波数合成器74により発生された差周波数信号に基づいて中間周波数信号に変換する。なお、周波数合成器74により発生される差周波数信号は周波数選択信号により選択できる。その後、RF−IFダウンコンバータ72から、IF信号が、ゲインをゲイン制御信号により制御されるIFフィルタおよび増幅器76に送られる。次いで、このIFフィルタおよび増幅器76の出力がIF I/Q復調器78に供給される。
このIF I/Q復調器78はまた温度補償水晶発振器82により発生されたIF周波数信号を受け取る。その後、このIF I/Q復調器78により復調された同相および直交位相信号がRRC適合フィルタ80に送られる。このRRC適合フィルタ80の出力は、キャリヤ位相エラーが存在しない場合、信号の同相および直交位相成分の各々に対応して±1の2値信号を表現する正または負のインパルスとなる。
また、RF/IFアナログユニット56の送信部はベースバンド処理ユニット28aからの「拡散」信号を受け取る。この信号はRRCフィルタ84に送られ、このフィルタ84は上記の「拡散」信号における±1の2値の同相または直交位相成分に対応して発生される正または負の累乗根余弦波信号を出力する。その後、RRCフィルタ84の出力信号がRF I/Q変調器86に供給される。また、発振器82の出力および周波数合成器74の出力がミキサ88に送られ、このミキサはRF I/Q変調器86に供給されるに要するRF変調信号を発生する。而して、RF I/Q変調器86の出力はRFフィルタおよび増幅器90に供給されるRF変調信号となる。さらに、RFフィルタおよび増幅器90はゲインがゲイン制御信号により制御される増幅器を備えている。その後、このRFフィルタおよび増幅器90の出力はRF線形増幅器92に送られ、さらに、送信アンテナ58bに送られる。
第5a図ないし5c図は上記の待機および同期ユニット34の詳細なブロック図である。この待機および同期ユニット34は信号を捕捉し検証する部分(第5a図)、信号を同期化する部分(第5b図)および信号を検出する部分(第5c図)から構成されている。
すなわち、第5a図には、待機および同期化ユニット34の捕捉および検証部100が示されている。この捕捉および検証部100は上記RRC MF回路80の出力をその入力として受け取るプレアンブル適合フィルタ102から構成される。このプレアンブル適合フィルタ回路102の機能はベースユニット34により発生したSYNC信号のプレアンブル部分または遠隔ユニットにより発生したPA1信号のプレアンブル部分(以下に詳述する)を検出することである。このプレアンブル適合フィルタ回路102の出力はエネルギー検出回路104に送られる。このエネルギー検出回路104は上記の同相および直交位相成分から信号の大きさを得るべく動作する。次いで、エネルギー検出回路104の出力は閾値検出回路106に送られる。この閾値検出回路106はプレアンブル信号の存在の有無を検出するべく動作する。一般に、閾値は最初は誤認を防ぐために高めに設定されており、その後、検出確率を高めるべく低めに設定される。さらに、閾値検出回路106の出力は検証カウンタ108に供給される。この検証カウンタ108は閾値検出回路に対して随意的にフィードバックすることが可能であり、閾値検出回路をフィードバックループ内において制御することができる。検証カウンタ108の出力はイネーブル信号であり、待機および同期ユニット34の他の成分において使用される。例えば、上記RF/IFアナログユニット36または56により受け取られる信号がコレクト信号である場合、イネーブル信号はハイ(high)になる。
第5b図は待機および同期ユニット34の同期化部分120を示している。同期化部分120は疑似ランダム(PN)コード発生器134から成り、この発生器はコード選択信号をその入力として受け取る。このPNコード発生器134はコード選択信号により決定されるPNコードを発生する。加えて、前記発生器は上記コード選択信号により選択されるコードよりも1/2「チップ」時間だけ位相が早い第1複素乗算器122aに供給されるコードを発生する。PNコード発生器134はまた上記コード選択信号により選択されるコードよりも1/2「チップ」時間だけ位相が遅い第2複素乗算器122bに供給されるコードを発生する。
上記RRC適合フィルタ回路80の出力はこれら第1および第2複素乗算器122aおよび122bにそれぞれ供給される。さらに、複素乗算器122aおよび122bの出力は低域フィルタ124aおよび124bにそれぞれ送られる。
その後、低域フィルタ124aおよび124bの出力はエネルギー検出回路126aおよび126bにそれぞれ供給される。この低域フィルタとエネルギー検出回路126(aおよびb)は同相および直交位相成分からの信号の大きさを把握するべく機能する。次いで、エネルギー検出回路126aおよび126bの出力は比較器128に供給される。比較器128の出力は差動信号であり、ループフィルタ130に送られる。さらに、上記検証ユニット100からのイネーブル信号もループフィルタ130に供給される。このループフィルタはイネーブル信号がハイであるとき作用する。さらに、ループフィルタ130の出力は制御クロック132に送られた後、PNコード発生器134に戻る。このようにして、PNコード発生器134は遅延ロック処理されたループにより同期状態に維持される。低域フィルタ124(aおよびb)はビットレートの近傍の帯域幅を有しており、積分およびダンプ回路として備えることもできる。すなわち、積分およびダンプ回路は低域フィルタの簡単な実施態様の一例である。また、制御クロック132はシステムクロック35を駆動する。
第5c図は待機および同期ユニット34の変調および復調部140を示している。この変調および復調部140は上記RRC適合フィルタ回路80から信号を受け取る。この信号はさらに第1複素乗算器142aに送られる。上記PNコード発生器134の出力はこの第1複素乗算器142aにも送られる。さらに、第1複素乗算器142aの出力は第1低域フィルタ144aに供給される。次いで、第1低域フィルタ144aから信号が第1の1ビット遅延回路146aに送られる。その後、この第11ビット遅延回路146aの出力は上記低域フィルタ144aの出力が供給される第1共役乗算器148aに送られる。さらに、第1共役乗算器148aの出力はマルチパス組合せ器150に供給される。その後、マルチパス組合せ器150から、信号が閾値検出器152に送られ、この検出器は2値データ信号を発生する。
RRC MF回路80からの信号はまた第2複素乗算器142bから成る第2経路にも送られ、この乗算器にはさらにPNコード発生器134の出力も供給される。この第2複素乗算器142bの出力は第2低域フィルタ144bに送られる。さらに、第2低域フィルタ144bの出力は第2の1ビット遅延回路146bに供給される。その後、1ビット遅延回路146bの出力は第2共役乗算器148bに送られ、この共役乗算器には第2低域フィルタ144bの出力も供給される。次いで、この第2共役乗算器148bの出力は上記のマルチパス組合せ器150に送られる。すなわち、待機および同期ユニット34がベースユニットトランシーバ30のRF/IFアナログユニット36とともに使用される場合、2種のRRC MF回路80aおよび80bからの信号のための2種の経路が与えられる。また、待機および同期ユニット34が遠隔ユニットトランシーバ50のRF/IFアナログユニット56とともに使用される場合、ベースユニット10が単一チップ分だけ相互間で遅延される2種の信号を送信すると、上記のマルチパス組合せ器150が使用される。
データ検出部140はまた上記ベースバンド処理ユニット28aから2値データを受け取る差動エンコーダ160から構成されている。この差動エンコーダ160の出力は複素乗算器162に送られ、この乗算器にはPNコード発生器134の出力も供給される。複素乗算器162の出力は「拡散」信号であり、RF/IFアナログユニット36または56による送信のためにRRCフィルタ84に送られる。
ベースバンド処理ユニット28は捕捉および検証ユニット(第5a図示)、同期化ユニット(第5b図示)およびデータ検出ユニット140(第5c図示)から構成されている点で待機および同期ユニット34と類似している。また、異なる点は、後に説明するが、ベースバンド処理ユニットが遠隔ユニット40とベースユニット10とが連絡している間に動作することである。これに対して、待機および同期ユニット34は遠隔ユニット40が待機モードにある時にのみ動作する。ただし、ベースバンド処理ユニット28aの種々の成分が待機および同期ユニット34と同一ではないにしても類似しているので、遠隔ユニット40内におけるベースバンド処理ユニット28aと待機および同期ユニット34は単一のユニットに組合せることが可能である。
また、音声/データプロセッサ38aを周知のCODEC標準とすることができる。したがって、音声/データプロセッサ38aの音声プロセッサ部分をADPCMプロセッサとすることが可能である。加えて、後述するように、遠隔ユニット40やベースユニット10の各製造者は専有の音声コードを供給することができる。
また、プロトコルおよびコントロールユニット52はプログラムを記憶してこれを実行し得るマイクロコンピュータである。加えて、このユニットはシステムクロック54または35からの信号を受け取り、周波数選択信号、コード選択信号およびゲイン制御信号等の必要な制御信号を発生する。
第6図はインターフェイスおよびマルチプレクサ18のブロック図である。上述の如く、インターフェイスおよびマルチプレクサ44はインターフェイスおよびマルチプレクサ18と類似している。ただし、インターフェイスおよびマルチプレクサ18はPSTN/ISDNインターフェイス12に接続して電話ネットワークの中央処理局と連絡している点が異なる。
インターフェイス18はマルチプレクサ180から成り、このマルチプレクサではPSTN/ISDNインターフェイス12との信号のやりとりが行われる。
このマルチプレクサ180はスイッチマトリクス182に信号を出力する。すなわち、マルチプレクサ180、データ端末16およびスピーカホーン端末14からの信号はすべてスイッチマトリクス182に送られる。このスイッチマトリクス182は、名称が示す通り、音声/データプロセッサ38aに供給される信号の切り替えを行うスイッチである。
スイッチマトリクス182は音声/データプロセッサ38aをデータ端末16またはスピーカホーン端末14のいずれかに接続して遠隔ユニット40との局所接続を行うか、あるいは、PSTN/ISDNインターフェイス12に接続して遠隔ユニット40を介する電話ネットワークとの接続を行う。さらに、スイッチマトリクス182はデータ端末16またはスピーカホーン端末14を接続してベースユニット10を介する電話ネットワークとの接続を行うこともできる。
また、インターフェイスおよびマルチプレクサ18は、制御信号をマルチプレクサ180に供給してその出力(PSTNまたはISDN信号のいずれか)を選択し、また、スイッチマトリクス182に供給して音声/データプロセッサ38aに信号を送るコントロールユニット184から構成される。このコントロールユニットは上述のアプリケーションコントローラ22から命令を受け取る。さらに、インターフェイスおよびマルチプレクサ18は音調発生信号(PSTNラインに対応)または信号メッセージ(ISDNライン対応)をアプリケーションコントローラ22から直接受け取る。
第7図はアプリケーションコントローラ22のブロック図である。アプリケーションコントローラ22はアプリケーションプロセッサ190から構成される。
ベースユニットパネル20または遠隔ユニットパネル46からのデータはこのアプリケーションプロセッサ190に受け取られる。すなわち、パネル20または46のキーによる入力に対応して、アプリケーションプロセッサ190は信号をPSTN/ISDNインターフェイスに送り、DTMF/パルス発生器(PSTNライン対応)の適当な行または列を活性化するか、あるいは、信号メッセージ(ISDNライン対応)をフォーマット処理する。いずれの場合も、信号はインターフェイスおよびマルチプレクサ18のスイッチマトリクス182に送られる。
外向けの呼び出しの場合、アプリケーションプロセッサ190は上記BSパネル20からのオフーフック信号かプロトコルおよびコントロールユニット32からのオフーフックメッセージのいずれかを呼び出しを要求している遠隔ユニット40に対応して受け取る。次いで、アプリケーションプロセッサ190はインターフェイスおよびマルチプレクサ18を介してPSTN/ISDNインターフェイス12に通知して適当な信号(PSTNライン対応)またはメッセージ(ISDNライン対応)を発生する。ダイアル数字の通知の場合も同様の手順が用いられる。
内向けの呼び出しの場合、PSTN/ISDN12は聞き取り可能な通報音を発生する。この場合、通報メッセージがインターフェイスおよびマルチプレクサ18とアプリケーションコントローラ22を介してプロトコルおよびコントロールユニット32に送られて、遠隔ユニット40の通報処理が行われる。その後、呼び出しが応答されると、上述のオフーフック動作が行われる。
(動作)
次に、上述のベースユニット10と一以上の遠隔ユニット40とから成る通信システム8の動作について説明する。上述の如く、システム8はデジタル無線電話として特に好適であり、902MHzから928MHzの間の電磁放射スペクトル域における動作に適している。この領域を第8図に示す。
この902MHzから928MHzの周波数スペクトル域は複数の周波数チャンネルに分けられ、その各々は約1.3MHzの帯域幅を有する。したがって、約20の周波数チャンネルを選択することができる。また、ベースユニット10とこれに付属するすべての遠隔ユニット40との間の通信がこれら選択される周波数チャンネルの一において有効である。
さらに、選択された周波数チャンネル内においては、ベースユニット10とこれに付属する遠隔ユニット40は疑似ランダムコードまたはCDMAを用いるPNコードを介して通信し合う。而して、例えば、ベースユニット10が第1の遠隔ユニット40aと通信している場合、ベースユニット10は選択される周波数チャンネルにおいて送信および受信を行い、第1のPNコードを介して遠隔ユニット40aと通信する。さらに、ベースユニット10が第2の遠隔ユニット40bと同時通信している場合、ベースユニット10は同一の選択周波数チャンネルにおいて異なるPNコードにより通信する。
また、ベースユニット10と各遠隔ユニット40との間の通信がTDMA技法により行われる。第9図はベースユニット10から一以上の遠隔ユニット40への信号の送信および受信を行う場合のタイミングを示している。すなわち、選択周波数チャンネル内において、ベースユニット10は共通信号チャンネル(CSC−B)部から成る時間部分において送信し、保護時間およびユーザチャンネル(UC−B)部がこれに続き、さらに、保護時間がこれに続いている。次いで、遠隔ユニット40の各々による送信が一以上の遠隔ユニット40により分割された共通信号チャンネル(CSC−R)部から成る時間域において行われ、さらに保護時間、ユーザチャンネル(UC−R)部、そして、保護時間が続く。このような動作により1フレームが構成される。その後、このようなタイミングのシーケンスが繰り返されて、ベースユニット10がその時間域において送信し、次いで、一以上の遠隔ユニット40がその時間域において送信する。
第10図はベースユニットにより送信される種々の信号のタイミングを示している。この場合、CSC−B信号はさらにSYNC部とDATA部に分割されている。また、このSYNC部においては、信号がさらにSW1およびSW2信号に分割されている。SW1信号は同期化信号である。また、このSW1信号は、ベースユニット10に特異的でありすべての正当な遠隔ユニット40により知られるPNコードに基づいて発生される。さらに、後述するが、SW2信号はSW1と同一かあるいはSW1の逆信号である。さらに、CSC−BのDATA部は、ベースユニット10がPNコードを遠隔ユニット40に割り当ててベースユニット10と遠隔ユニット40との間の通信をユーザチャンネル(UC−BおよびUC−R)において行う等の、信号データを含むことができる。
また、ベースユニット10により送信される信号のUC−B部においては、UC−B信号がさらにユーザ信号チャンネル(USC−B)とユーザベアラチャンネル(UBC−B)とに分割されている。USC−Bはさらにパワー制御等の制御情報を含むチャンネルコントロールメッセージ(CCM)部と信号メッセージ等の制御信号情報を含むデータ領域とに分割される。デジタル無線電話の場合、信号メッセージはダイアル数となる。また、UBC−B部はベースユニット10から遠隔ユニット40に送信されるメッセージまたはデータを含んでいる。
好ましい実施態様においては、遠隔ユニット40とベースユニット10との間のメッセージが多くのフレームにまたがり、以下のような定義がメッセージの境界を画するために用いられる。すなわち、上述の如きCSC−B、UC−B、CSC−RおよびUC−Rから成る通常フレーム、8個の通常フレームから成るマイナスーパーフレームおよび16個の通常フレームから成るメジャースーパーフレームがある。
SW1およびSW2信号の相対極性は以下のようにこの通常フレームとマイナスーパーフレームとのタイミングを区別する。
SW1 SW2 フレームの種類
0 0 通常
0 1 マイナースーパー
而して、CSC−BのSYNC部は「00」のフレーム単位から成り、また、「01」の8個のフレーム単位から成る。メジャーフレームの開始はUSC−BのDATA部におけるベースユニット10によるフレーム番号を含むメッセージの送信により行われる。
第11図は各遠隔ユニットにより送信されるIF周波数信号部分の詳細なタイミングである。上記のCSC−R部はPA1部およびCS−R部に分割される。
このPA1部は同期化情報用に使用され、CS−R部は制御チャンネルとして機能する。さらに、上記UC−R部はPA2部、USC−R部およびUBC−R部に分割される。このPA2部は同期化情報用に使用され、また、USC−R部はその領域が信号の性質および信号メッセージ等の制御情報を含む点でUSC−B部と同様である。さらに、UBC−R部はベースユニット10により送信されるUBC−B部と同様であり、また、UBC−R部は遠隔ユニット40によりベースユニットに送信されるデータまたはメッセージである。
(通信リンクの設定)
ここで、一例として、ベースユニット10が単一の遠隔ユニット40と通信する場合を考える。この場合のベースユニット10と遠隔ユニット40との間の通信リンクの設定は以下のようである。すなわち、ベースユニット10は割り当てられた時間スロットのCSC−B部においてSYNC信号(SW1およびSW2から成る)を定期的に送信する。このことは選択された周波数の全体わたって言える。さらに、一例として、周波数が4番目の周波数チャンネルにおいて選択された場合を考える。この場合も、SYNC信号はPNコード化される(簡単のために、コードのインデクスを0とする)。而して、SYNC信号(SW1およびSW2の両方)はベースユニット10によりPNコードのインデクス0でコード化されて送信される。
周知の如く、PNコードは一連のチップである。好ましい実施態様においては、SYNC信号に対応するPNコードは8×32=256チップの長さを有しており、このうちの128チップが同相信号に対応し、残りの128チップが直交位相信号に対応する。すなわち、各位相に対して1ビット当たり16チップが対応する。而して、各々付随のインデクスを有するSYNC信号に対して2256 個の可能なPNコードの組み合わせが存在する。例えば、0に等しいPNコードのインデクスは「100・・・01」であるPNコードに対応する。
遠隔ユニットは3種の可能な状態、すなわち、オン状態、待機およびオフ状態の一を採ることができる。
遠隔ユニット40がオン状態になると、このユニットはベースユニットのPNコード、すなわち、この場合0のインデクスに等しいインデクスを有するPNコードを持つ信号を検索するデフォールト状態になる。次いで、遠隔ユニット40は0に等しい周波数チャンネルにおいて周波数スペクトルの走査を開始する。
このことは上述のプロトコルおよびコントロールユニット52により行われ、ユニット52は周波数選択信号を発生して上記合成器74に差周波数を発生させ、0に等しいチャンネルにおけるRF周波数が中間周波数に変換されるようにする。プロトコルおよびコントロールユニット52はまたコード選択信号を発生して0のインデクスに等しいPNコードがSSU34のPNコード発生器134から発生されるようにする。このような状態になると、上記のイネーブル信号が発生される。しかしながら、SYNC信号が所定時間後に見い出されないと、PCU52は別の周波数選択信号を発生して、1に等しい周波数チャンネルに移す。
このようにして、遠隔ユニット40が4に等しい周波数チャンネルに到達すると、SYNC信号が見い出され、遠隔ユニット40はCSC−R時間フレームのCS−R部における4に等しい周波数チャンネルに要求信号メッセージを送信する。このようなSYNC信号の捕捉を認識した上での遠隔ユニット40による要求信号メッセージの送信はまた0に等しいインデクスのPNコードから派生したPNコードにおいてコード化される。
遠隔ユニット40からの要求信号メッセージの受信に応じて、すなわち、ベースユニット10と遠隔ユニット40との間のメッセージまたはデータ交換の間、ベースユニット10はUC送信において使用されるPNコードに対して割り当て信号メッセージを送信する。このようなベースユニット10による割り当て信号メッセージの送信はCSC−Bタイミング部分のDATA部において行われ、0に等しいインデクスのPNコードにコード化される。而して、例えば、ベースユニット10が遠隔ユニット40から要求信号メッセージを受け取ると、ベースユニット10は次の通信が10に等しいインデクスのPNコードを用いて処理されるように命令を出す。データ通信の間に用いられるPNコードは上述のSYNC信号の場合のPNコードとは異なる構造を有することができる。好ましい実施態様においては、PNコードは65535チップの長さであり、同相および直交位相信号に対応するチップが交互に存在する。なお、各位相には1ビット当たり16チップが存在する。その後、10に等しいインデクスのPNコードメッセージは0に等しいインデクスのPNコードによりコード化され、CSC−B時間スロット、特にDATA時間スロット上に送信される。(なお、ベースユニット10が同時に別の遠隔ユニット40と通信している場合は、遠隔ユニット40の通信には異なるPNコードが割り当てられる。)
遠隔ユニット40はベースユニット10からの信号をCSC−B時間スロットのDATA部受け取ってその情報を復号する。その後、ベースユニット10がそのUC−B部分において送信し、また、遠隔ユニット40がそのUC−R部分において送信する状態で、ベースユニット10と遠隔ユニット40との間の通信のメッセージ部分が10に等しいインデクスのPNコードを用いて処理される。
さらに、オフ状態から待機状態に移る過程においては、上記PCU52は合成器74に対して周波数選択信号を発生して周波数チャンネル(0−20)を走査し、また、SSU34のPNコード発生器134に対してコード選択信号を送って0に等しいインデクスのPNを検索する。この周波数選択信号は上記プレアンブルMF102がSYNC信号に適合するものを見い出さない場合に変更される。このようにして、SYNC信号が見つかると、遠隔ユニット40は待機状態に維持され、SSU34のみが動作する。
ベースユニット10と複数の遠隔ユニット40との間の通信もまた上述と同様である。すなわち、遠隔ユニット40が通信処理を開始する必要がある場合、または、ユニット40が待機状態にある場合、このユニットは上記SYNCパルスを検索しながら周波数チャンネルを走査する。その後、ユニット40はCSC−RのCS−R部分に送信する。また、ベースユニット10はCSC−Bタイミング部分のDATA部において特異的なPNコードインデクスを有する割り当て信号メッセージを送信する。ベースユニット10により割り当てられたPNコードはUC−B部分およびUC−R部分の両方の送信において用いられる。その結果、上述の如く、各遠隔ユニット40は共通の信号チャンネル部分、すなわちCSC−R部分を一時的に得る。その後、他の遠隔ユニット40においては、CSC−R部分上のベースユニット10への信号送信が自由になる。すなわち、遠隔ユニット40がそのPNコードを割り当てられると、ベースユニット10と遠隔ユニット40との間の割り当てられたPNコード上の通信は同一のスロット時間における他の遠隔ユニット40とベースユニット10との間の通信に干渉しなくなる(これらのPNコードが異なるために)。
(干渉)
動作のために選択される周波数スペクトル(902−928MHz)がマイクロ波装置等の他のRF発生源からの干渉を受けやすいために、ベースユニット10と一以上の遠隔ユニット40との間の通信リンクが妨害されやすい。しかしながら、上述したように、ベースユニット10とその遠隔ユニット40のすべてとの間の通信は単一の選択周波数チャンネルにおいて行われる。而して、ベースユニット10が一以上の遠隔ユニット40からの信号において過剰の干渉を検出した場合、ベースユニット10はこれらの遠隔ユニット40の各々に対してそのUSC−B部分のDATA部における信号メッセージを送信して別の周波数チャンネルに移す。この信号メッセージは切り替え時期についての同期化またはクロック情報を含んでいる。このようにして遠隔ユニット40の各々への受信が行われると、PCU52は新規の選択周波数チャンネルに移動するための周波数選択信号を発生する。
(通信リンクの損失)
上述のような機構によって、干渉を回避し通信リンクの継続を行うための一の周波数チャンネルから他の周波数チャンネルへの通信の移動が行われるが、予期しない程に大きな干渉信号等により、ベースユニット10と一以上の遠隔ユニット40との間の通信リンクが影響を受ける場合がある。このような場合、ベースユニット10とその一以上の遠隔ユニット40との間の通信リンクを再設定する手法を確立することが必要になる。
そのような通信リンクの設定の一部として、ベースユニット10と遠隔ユニット40がそれぞれUBC−B部およびUBC−R部において通信する前に、ベースユニット10は遠隔ユニット40の各々に対して通信の中断の場合において使用する通信チャンネルのテーブルを送信する。すなわち、このチャンネルのテーブルはベースユニット10からUBC−BのDATA部を介して遠隔ユニット40に通信される。さらに、チャンネルのテーブルは周波数チャンネルとPNコードのインデクスの両方を含むリストから成る。
また、チャンネルのテーブルは、例えば0に等しくないPNコードインデクス等の選択されたPNコードインデクスに従ってコード化される。さらに、チャンネルのテーブルはベースユニット10によりあたかも「データ」の別の部分の如く送信される。また、チャンネルのテーブルを受け取る遠隔ユニット40はチャンネルのテーブルを割り当てられたPNコードに従って復号する。その後、復号処理されたチャンネルテーブルの信号がプロトコルおよびコントロールユニット52の記憶部に記憶される。
なお、通信が中断した場合は、遠隔ユニット40はSSU34に対して内部的に発生するシステムクロック35に基づいてクロック信号のカウントを継続するように動作する。すなわち、システムクロック35はベースユニット10から送信されるSYNC信号の継続における同期に基づいてカウントを継続する。次いで、プロトコルおよびコントロールユニット52がシステムクロック35からタイミング信号を受け取る。つまり、マイクロコントローラであるプロトコルおよびコントロールユニット52はこのクロック信号値に所定の数学的関数を適用する。このような遠隔ユニット40により使用される数学的関数の一例として、ハッシュ(hash)関数H(T)がある。つまり、ハッシュ関数H(T)は上記クロック信号から得られるフレーム番号Tをプログラム番号H(T)に写像する。このようなハッシュ関数H(T)の好ましい実施態様は以下の如く定義される:
H(T)=[R(T)×B]この式において、[・・・]はフロア(floor)関数であるとともに、R(T)=(((T/8)×7)+3)mod16)/16であり、領域(0,1)における疑似ランダム値である。
さらに、Bはチャンネルのテーブルにおける記入の番号である。すなわち、R(T)は個数16の最大長シーケンス発生成分に対応する種(seed)として上述のマイナスーパーフレーム番号T/8を採用し、これに7を掛け、次いで3を加え、さらに領域(0,1)における疑似ランダム値を得るべく規格化することにより得られる。
而して、上記クロック信号値に対する遠隔ユニット40による数学的関数の適用により、チャンネルテーブルにおける記入が行われる。その後、プロトコルおよびコントロールユニット52は前記テーブルにおける選択された記入に付随する通信チャンネルを選択する。上述したように、選択された通信チャンネルのテーブルにおける記入はこれに付随する周波数チャンネルとPNコードインデクスとを含む。
一方、ベースユニット10はこの間にこれに付随するシステムクロック35によりそのクロック信号の発生を継続する。而して、上述のプロトコルおよびコントロールユニット32は通信チャンネルのテーブルにおける同一の記入を得るべくシステムクロック35からのクロック信号と同一の値に対して同一の数学的関数を適用する。次いで、ベースユニット10は前記テーブルにおける記入に付随する通信チャンネルを選択する。この結果、この通信チャンネルのテーブルにおける記入から選択される通信チャンネル上において通信処理が再設定される。
(能力設定)
ベースユニット10と一以上の遠隔ユニット40との間の初期プロトコルの一部として、遠隔ユニット40が時間スロットのCSC−B部分におけるSYNC信号上にロックすると、前記ユニット40はそのCSC−RにおけるCS−R部分内の要求信号メッセージを送信する。その後、ベースユニット10は、そのCSC−B時間スロットのDATA部分内に、ベースユニット10との通信処理において遠隔ユニット40により使用される特定PNコードのインデクスを送信する。
遠隔ユニット40はこれを復号し、ベースユニット10に対してその機能的能力のリストを送信するために選択されたPNコードを使用する。而して、遠隔ユニット40は時間スロットUSC−R上に、例えばPNコード=10である、選択PNコードにより符号化された機能的能力のリストを送信する。
その後、ベースユニット10はUSC−R時間スロット内にメッセージを受け取り、この信号を上記選択PNコードに従って復号して、遠隔ユニット40の機能的能力のリストを得る。次いで、ベースユニットは遠隔ユニット40の機能的能力のリストと自分の機能的能力とを比較して共通の機能的能力の組み合わせを決定する。その後、ベースユニット10は遠隔ユニット40に対してそのUSC−B時間スロットのDATA部分上に選択PNコードに従って符号化されたその共通の機能的能力の組み合わせのリストを送信する。このようにして、遠隔ユニット40とベースユニット10との間の通信が選択された周波数において選択PNコードに従って共通の機能的能力の組み合わせを用いて行われる。
遠隔ユニット40およびベースユニット10の機能的能力は会話デジタル符号化等の能力を含むことができる。この場合、異なる会話符号化技法(その一部は一般に知られる原理に基づき、またその他は特定の製造者に専有の原理に基づく)が有効であり、また、異なる製造者による遠隔ユニット40が少なくとも共通の機能的能力に基づいて異なる製造者によるベースユニット10と通信する能力を有することが望まれるために、通信リンクの設定の一部として、遠隔ユニット40およびベースユニット10が互いに共通の機能的能力を知得していることが望まれる。
以下、ベースユニット10と遠隔ユニット40における会話コードに対応する機能的能力の一例を説明する。
ベースユニット10 遠隔ユニット40
32KbpsADPCM 32KbpsADPCM
32Kbpsエンハンスド
16Kbpsサブバンド 16Kbpsサブバンド
8KbpsCELP 専有
遠隔ユニット40による機能的能力のリストからわかるように、ベースユニット10は上記のテーブルを比較して、対応する共通能力のリストに16Kbpsサブバンドおよび32KbpsADPCMが含まれることを決定する。この比較に基づいて、ベースユニット10は上記のような機能的能力のリストを遠隔ユニット40に送信し、通信が会話コードに対応する二つの機能的能力のいずれかを用いて行われる。
このように、遠隔ユニット40とベースユニット10が共通の能力のリストを「協定する」能力を備えているので、ベースユニット10または遠隔ユニット40の会話コード化において専有権を有している製造者は他の製造者の遠隔ユニット40またはベースユニット10と、これら製造者の両方のユニットに備えられる少なくとも一の会話コード化機能能力における共通要素が存在する限り、通信を行うことが可能である。
(パワー制御)
ベースユニット10は複数の遠隔ユニット40と通信することが可能であるが、このユニット10が各遠隔ユニット40の送信パワーについて制御されており、ベースユニット10に受信される遠隔ユニット40の各々からの信号強度がほぼ同一にして、これら遠隔ユニット40のいずれか一が過剰パワーになったり他のユニットを支配することのないようにすることが望ましい。さらに、このようなパワー制御はマルチパスフェ−ジングや遮蔽ひずみを抑制する点で好ましい。
なお、通信システム8においては、ベースユニット10により送信される信号が遠隔ユニット40により受信され、ベースユニット10から受信した信号のパワーは遠隔ユニット40におけるBPU28aの検出器104により計測される。次いで、遠隔ユニット40における送信パワーが以下の式に従って制御される:
パワー=A+(B−C)
ここで、Aは遠隔ユニット40により送信される信号におけるベースユニット10により受信される所望のパワーを示している。
また、Bはベースユニット10により送信される信号のパワーを示しており、さらにCはベースバンド処理ユニット28aの検出器104により計測された遠隔ユニット40において受信される信号のパワーである。AおよびBの値は遠隔ユニット40の送信パワーを制御するためにベースユニット10から遠隔ユニット40に送信されるデータである。さらに、Aはベースユニット10の検出器104により計測された遠隔ユニット40により送信される信号のベースユニット10により受信される所望のパワーである。この値はベースユニット10から遠隔ユニット40に対してそのUSC−BのDATA部上に送信される値である。Bはベースユニット10により送信される信号のパワーであり、これもベースユニット10から遠隔ユニット40に対してそのUSC−BのDATA部上に送信される値である。したがって、AおよびBは遠隔ユニット40にアプリオリに知られているか、あるいは、ベースユニット10から遠隔ユニット40に送信される信号メッセージの一部である。
また、遠隔ユニット40におけるプロトコルおよびコントロールユニット52により発生されるゲイン制御信号は送信信号のパワーに影響するRFフィルタおよび増幅器90のゲインを制御する。このゲイン制御されるRF増幅器90はモトローラ(Motorola)製の部品AN1025等の周知の構成を採ることができる。
(データの符号化)
前述のように、UC−B部およびUC−R部はUSCおよびUBC部分から構成されている。したがって、UC−B時間スロットにおいては、信号USC−BおよびUBC−Bが送信され、USC−Bはパワー活性、呼び出し状態等の情報を含む制御信号部分であり、UBC−Bはデータを含む部分となっている。同様に、UC−R部分においては、UC−RがPA2およびUSC−R部分から構成されており、これらはUBC−Rをデータ部分とする制御信号となっている。
これらのUC−BおよびUC−Rの制御信号部分はUC−BおよびUC−Rのデータ部に比して少量のデジタルデータを有するデジタルデータ流列である。制御信号部分の耐干渉能力をさらに高めるべくその部分を保護するために、UC−BおよびUC−Rの双方の制御信号部分およびデータ部分はさらにデジタル符号化することが可能である。
このようなデジタルデータの符号化は以下のように行う。すなわち、データ部分から各Nビットブロックが特定の「軽い」(ここで、「軽い(light)」とは1の数が0の数よりも少ないことを意味する)Mビット信号に写像され、MはNよりも大きく、Mビット信号における「1」の数はM/2よりも小さい。この軽いMビット信号はUC−BまたはUC−Rの制御信号部からのビットが「0」である場合に送信されるが、UC−BまたはUC−Rの制御信号部からのビットが「1」である場合は軽いMビット信号の補数が送信される。
チャンネルのコード化が最近の通信システムにおいて広まっているが、このようなチャンネルコードは雑音を含むチャンネル上の送信においてコード化したビット流を生成する情報の流れに冗長性を単に付加するものである。このようなチャンネルコードが好適に作成されると、このコード化により誘導される冗長性により送信ビットの一部の受信がエラーとなっても、デコーダが元の情報の流れを信頼性高く回復することができる。
本発明による装置においては、上記コード化の目的は上述のUC−BまたはUC−R時間スロットの制御信号部分における送信エラーに対して最大の保護を提供し、かつ、UC−BまたはUC−Rのデータ部分において最小の保護を与えることである。このようにすることにより、受信されるユニット(遠隔ユニット40またはベースユニット10)は低いエラー発生率の条件下において制御信号およびデータ信号の両方を回復することが可能になり、また、極めて高いエラー発生率の条件下において制御信号を回復することが可能になる。
以下、上述のコード化技法の一例を図に基づいて説明する。まず、制御信号の単一ビットおよびデータの96ビットを送信用の120ビットを有するコード化ビット流にコード化する。96ビット語から120ビット語への写像は96ビット語を3組の32ビット語に分割することにより行われる。次いで、32ビット語は各々軽い40ビット語に写像される。さらに、これら3種の40ビット語は連結されて軽い120ビット語を形成する。
数学的に言えば、232はC(40,12)の組み合わせよりも小さいから、32ビットのシーケンスは12すなわち12個の1を確実に含むハミングウエイト(Hamming weight)を有する40ビットのシーケンスに写像することができる。
すなわち、データチャンネルからの3種の32ビット入力語からそれぞれ写像した3種の40ビット語は連結されてハミングウエイト36の120ビット語となる。この場合、上記制御信号からの単一ビットが0であると、120ビット語が送り出される。また、制御信号からの単一ビットが1であると、120ビット語の補数が送り出され、そのウエイトは120−36=84ビットの「1」から成る。
このウエイトの差は84−36=48となり、「軽い」Mビット語が「重い」Mビット語と間違えられるか、あるいはその逆である前に、120ビット中の24以上がエラーとなることを意味している。
このような例では、いかなるチャンネルエラーもコード化したデータにおける1個の32ビットの部分の損失を引き起こすという欠陥がある。この問題は正常単一流(127,120)のハミングコードを付加することにより改善できる。
すなわち、7個の周期冗長性チェック(CRC)ビットを120ビット語に付加することにより、127ビットブロックにおけるいかなる単一ビットエラーの補正も可能になる。このような改善を加えることにより、2ビットよりも小さい信号が雑音により変化した場合でも、デコード処理は制御信号およびデータ信号の両方において正しい結果を生じることが可能になる。
第1図は本発明のベースユニットのブロック図である。 第2図は本発明の遠隔ユニットのブロック図である。 第3図は第1図示のベースユニットのRF/IFアナログ部分の詳細なブロック図である。 第4図は第2図示の遠隔ユニットのRF/IFアナログ部分の詳細なブロック図である。 第5a図は第1図示のベースユニットおよび第2図示の遠隔ユニットの待機および同期ユニットのブロック図の一部である。 第5b図ないし5c図はそれぞれ第1図示のベースユニットおよび第2図示の遠隔ユニットの待機および同期ユニットのブロック図の一部である。 第6図は第1図示のベースユニットおよび第2図示の遠隔ユニットのインターフェイスおよびマルチプレクサ部分の詳細なブロック図である。 第7図は第1図示のベースユニットおよび第2図示の遠隔ユニットのアプリケーションコントローラ部分の詳細なブロック図である。 第8図は周波数スペクトルの概略図であり、この図で示される領域において本発明の通信システムの好ましい実施例が動作する。 第9図はベースユニットおよび遠隔ユニットの間の通信プロトコルにおけるタイミング図である。 第10図は第9図示の詳細なタイミング図であり、ベースユニットにより送信される部分を示している。 第11図は第9図示の詳細なタイミング図であり、遠隔ユニットにより送信される部分を示している。

Claims (8)

  1. 通信処理の中断後に、ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信を再設定する方法であって、前記通信処理の中断に先立ち、前記ベースユニットが前記遠隔ユニットに対して前記ベースユニットおよび前記遠隔ユニットの間で使用される通信チャンネルのテーブルを送信し、前記ベースユニットが第1クロック信号値を有する第1クロック信号を発生するための第1手段と前記遠隔ユニットに対して前記第1クロック信号値を送信するための手段を備えており、前記遠隔ユニットが第2クロック信号値を有する第2クロック信号を発生するための第2手段を備えており、前記通信処理の中断の場合に、
    前記遠隔ユニットにおける前記第2手段により発生された前記第2クロック信号のカウントを継続し、前記第2クロック信号値を前記通信処理の中断に先立って前記遠隔ユニットにより受信された前記第1クロック信号値とを同期化する段階と、
    前記遠隔ユニットにより所定の関数を前記遠隔ユニットにおいて前記第2クロック信号の値に適用して前記テーブルにおける記入を得る段階と、
    前記遠隔ユニットにより前記テーブルにおける記入に付随する通信チャンネルを選択する段階と、
    前記ベースユニットにおける前記第1手段により発生された前記第1クロック信号のカウントを継続する段階と、
    前記ベースユニットにより同一の関数を前記ベースユニットにおいて前記第1クロック信号の値に適用して前記テーブルにおける記入を得る段階と、
    前記ベースユニットにより前記テーブルにおける記入に付随する通信チャンネルを選択する段階とを含み、これにより、
    前記テーブルの記入に付随する通信チャンネル上に前記通信処理が再設定されることを特徴とする方法。
  2. 各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信を行う無線通信システムであって、
    前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対して前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間で使用される通信チャンネルのテーブルを送信する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記ベースユニットにより送信された前記テーブルを受信する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、受信された前記テーブルを記憶する手段と、
    前記ベースユニットにおいて、クロック信号を発生する手段と、
    前記ベースユニットにおいて、クロック信号値を前記遠隔ユニットに送信する手段と、
    前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記ベースユニットにおいて、所定の関数を前記ベースユニットにおける前記クロック信号値に適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
    前記ベースユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記クロック信号値を受信する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記クロック信号値に同期化した内部クロック信号を発生する手段と、
    前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記遠隔ユニットにおいて、同一の関数を前記遠隔ユニットにおける前記内部クロック信号の値に適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段とを備え、これにより、
    前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定されることを特徴とするシステム。
  4. 各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信リンクを設定する方法において、
    前記ベースユニットにおいて、複数の周波数チャンネルの一を選択する段階と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記周波数チャンネルの一における第1選択時間内に同期信号を周期的に送信する段階と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記同期信号を検出するために、所定の時間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する段階と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて前記周波数チャンネルの一において第1応答信号を送信する段階と、
    前記ベースユニットにおいて、前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記周波数チャンネルの一において所定のコードによりコード化した通信信号のチャンネルのテーブルとクロック信号値とを送信する段階と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テーブル信号と前記クロック信号値とを受信する段階と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テーブル信号と前記クロック信号値とを復号して前記通信チャンネルのテーブルを得て、前記遠隔ユニットの内部に発生したクロック信号を前記受信されたクロック信号値に同期化する段階と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブルを記憶する段階と、
    前記遠隔ユニットと前記ベースユニットとの間の通信を行う段階
    とを含み、前記通信リンクの中断の場合に、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記ユニット内部に発生するクロック信号によりクロック信号のカウントを継続し、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記遠隔ユニットにおけるクロック信号の値に所定の関数を適用して前記テーブル内の記入を得て、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択し、
    前記ベースユニットにおいて、クロック信号のカウントを継続し、
    前記ベースユニットにおいて、前記ベースユニットにおけるクロック信号の値に同一の関数を適用して前記テーブル内の記入を得て、
    前記ベースユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択することにより、
    前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定されることを特徴とする方法。
  6. 各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. ベースユニットと遠隔ユニットとの間の無線通信リンクを設定する装置において、
    前記ベースユニットにおいて、複数の周波数チャンネルの一を選択する手段と、
    前記ベースユニットにより選択された周波数チャンネルの一における第1選択時間内に同期信号を周期的に送信する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記同期信号を検出するために、所定の時間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記第1選択時間と異なる第2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて前記周波数チャンネルの一において第1応答信号を送信する手段と、
    前記ベースユニットにおいて、前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記周波数チャンネルの一において所定のコードによりコード化した通信信号のチャンネルのテーブルとクロック信号値とを送信する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テーブル信号と前記クロック信号値とを受信する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル信号とクロック信号値とを復号して前記通信チャンネルのテーブルを得て、さらに、前記遠隔ユニットの内部に発生したクロック信号を前記受信された前記クロック信号値に同期化する手段と、
    前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記ベースユニットにおいて、前記ベースユニットにおける前記クロック信号の値に所定の関数を適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
    前記ベースユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、内部クロック信号を発生する手段と、
    前記ベースユニットと前記遠隔ユニットとの間の通信リンクにおける中断の場合に、前記遠隔ユニットにおいて、前記遠隔ユニットにおける前記内部クロック信号の値に同一の関数を適用して前記テーブル内の記入を得る手段と、
    前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段とを備え、これにより、
    前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネル上に通信処理が再設定されることを特徴とする装置。
  8. 各通信チャンネルが前記一のチャンネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードにより特徴付けられることを特徴とする請求項7に記載の装置。
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