JP2002185999A - 無線通信システム - Google Patents
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Abstract
装置などの他のRF発生源からの干渉をうけやすいた
め、ベースユニットと一以上の遠隔ユニットとの間の通
信リンクが妨害されやすい。 【解決手段】 複数の選択された周波数チャンネルの一
においてベースユニットと遠隔ユニットとの間の送信を
CDMAを用いて行う手段からなり、さらに、前記周波
数チャンネルの一における干渉に応じて、周波数チャン
ネルの一を異なる別の周波数チャンネルに変更する手段
からなり、その結果、ベースユニットと遠隔ユニットと
の間の通信処理が前記別の周波数チャンネル上で行われ
る。
Description
し、特に、デジタル無線電話におけるベースユニットに
よる雑音を含むチャンネルを介しての遠隔ユニットへの
送信のためのデジタル制御信号およびデジタルデータを
コード化する方法に関する。
信は当業界において周知であり、周波数分割多元接続方
式(FDMA)はその周知の方法のひとつである。この
FDMA方式においては、有効な電磁通信スペクトルが
複数の周波数チャンネルに分割され、ベースユニットと
遠隔ユニットとの間の通信が前記周波数チャンネルの一
つを介して行われ、さらに、前記ベースユニットと他の
遠隔ユニットとの間の通信が他の周波数チャンネルを介
して行われる。
当業界において周知である。このTDMA方式において
は、ベースユニットと第1の遠隔ユニットとの間の送信
が時間の第1の「部分(slice)」において行わ
れ、さらに、前記ベースユニットと第2の遠隔ユニット
との送信が、前記第1「部分」とは異なる、時間の第2
の「部分」において行われる。
A)においては、ベースユニットと一以上の遠隔ユニッ
トとの間の通信が所定の周波数領域におけるスペクトラ
ム拡散送信を介して行われ、前記周波数領域において
は、特異的な疑似ランダム(PN)コードがベースユニ
ットと第1の遠隔ユニットとの間の通信を識別し、さら
に、異なるコードがベースユニットと別の遠隔ユニット
との間の通信を識別する。なお、このCDMA方式に
は、ダイレクトシーケンス、周波数ホッピングおよび時
間ホッピング等の幾つかの種類がある。このダイレクト
シーケンス拡散スペクトラム方式は送信機において低レ
ートのデータの流れを高レートのデータの流れにコード
化する。その後、受信機において前記高レートのデータ
流は低レートのデータ流に復号される。
ースユニットとの間のプロトコルの設定はモデム通信技
術において周知である。したがって、例えば、パケット
通信においては、通信処理に先立って、X.25プロト
コルにしたがって遠隔ユニットおよびベースユニットの
パケットサイズが定められる。さらに、このようなモデ
ム通信技法においては、異なる送信定格容量を有するモ
デムが通信処理に先立って上記両ユニットに適応可能な
最大速度を決定する。
されるパワーと相手側により予期される受信パワーとの
ア プリオリな知見に基づいて調節できると考えられて
いた。しかしながら、このような技術は固定したチャン
ネルの減衰を仮定している点で制限がある。
ループを用いることによりダイナミックなパワー制御を
コマンド調節することも知られている。しかしながら、
TDMAシステムの場合、計測時間、送信時間および作
動時間から成る遅延が大きな能率低下につながる。さら
に、パワー制御のために割り当てられることが必要なメ
ッセージレートの量が大きくなる場合があり、容量損失
を引き起こす。
ド化する方法を開示する。この2種類のデジタルデータ
信号は雑音を含むチャンネル上に送信される第1の信号
と第2の信号とから成り、各信号はビットストリームに
より特徴付けられる。この場合、第1信号からのNビッ
トが特異的なMビットの第3信号に写像され、MはNよ
りも大きく、かつ、Mビット信号中の「1」の数はM/
2よりも小さい。Mビット第3信号は第2信号からのビ
ットが「0」である場合に送信される一方、Mビット第
3信号の補数が前記第2信号からのビットが「1」であ
る場合に送信される。
に、2種類のデジタルデータ信号、すなわち第1および
第2信号をコード化する方法において、各信号がビット
の流れにより特徴付けられており、さらに、前記第1信
号のNビットをMビット(M>N)の第3信号に写像
し、前記Mビット第3信号における「1」の数がM/2
よりも小さく、かつ、前記Mビット第3信号が補数を有
する段階と、前記第2信号からのビットが「0」である
場合に、前記第1信号のNビットから写像されるMビッ
ト第3信号を送信し、また、前記第2信号からのビット
が「1」である場合に、前記第1信号のNビットから写
像されるMビット第3信号の補数を送信する段階とを具
備する。
処理に先立ってエラー補正コードによりコード化する段
階を含む。
れたMビット第3信号を送信する段階を含み、隣接する
Mビット第3信号の各々が前記第1信号の隣接するNビ
ット部分から写像される。
を送信処理に先立ってエラー補正コードによりコード化
する段階を含む。
ジタルデータ信号を第1デジタル信号および第2デジタ
ル信号に復号する方法において、前記復号段階が、前記
デジタルデータ信号からMビットを受け取る段階と、前
記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも小さい場
合に前記第2デジタル信号として「0」を出力し、ま
た、前記Mビットにおける「1」の数がM/2よりも大
きい場合に前記第2デジタル信号として「1」を出力す
る段階と、前記受け取られたMビットを前記第1デジタ
ル信号としてのNビットに写像する段階とを具備する。
れたMビットが前記Nビットに写像不可能である場合
に、エラー信号を出力する。
デジタルデータ信号、すなわち第1信号および第2信号
を送受信する方法において、各信号がビットの流れによ
り特徴付けられており、さらに、前記第1信号のNビッ
トをMビット(M>N)の第3信号に写像し、前記Mビ
ット第3信号における「1」の数がM/2よりも小さ
く、かつ、前記Mビット第3信号が補数を有する段階
と、前記第2信号からのビットが「0」である場合に、
前記第1信号のNビットから写像されるMビット第3信
号を前記チャンネル上に送信し、また、前記第2信号か
らのビットが「1」である場合に、前記第1信号のNビ
ットから写像される軽Mビット第3信号の補数を前記チ
ャンネル上に送信する段階と、前記チャンネルからMビ
ットを受け取る段階と、前記Mビットにおける「1」の
数がM/2よりも小さい場合に前記第2信号として
「0」を出力し、また、前記Mビットにおける「1」の
数がM/2よりも大きい場合に前記第2信号として
「1」を出力する段階と、前記受け取られたMビットを
前記第1信号としてのNビットに写像する段階とを具備
する。
れたMビットが前記Nビットに写像不可能である場合
に、エラー信号を出力する。
えるデジタル無線電話を動作する方法において、この方
法が前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間を無線で
通信するためのものであり、前記ベースユニットがデジ
タル制御信号とデジタルデータ信号とをチャンネル上に
送信し、各信号がビットの流れにより特徴付けられ、さ
らに、前記デジタルデータ信号のNビットをMビット
(M>N)送信信号に写像し、前記Mビット送信信号に
おける「1」の数がM/2よりも小さい段階と、前記デ
ジタル制御信号からのビットが「0」である場合に、前
記デジタルデータ信号のNビットから写像されるMビッ
ト送信信号を送信し、また、前記デジタル制御信号から
のビットが「1」である場合に、前記デジタルデータ信
号のNビットから写像されるMビット送信信号の補数を
送信する段階とを具備する。
信処理に先立ってエラー補正コードによりコード化する
段階を含む。
されたMビット送信信号を送信する段階を含み、隣接す
るMビット第3信号の各々が前記デジタルデータ信号の
隣接するNビット部分から写像される。
号を送信処理に先立ってエラー補正コードによりコード
化する段階を含む。
ト流により特徴付けられるデジタルデータ信号を第1デ
ジタル信号および第2デジタル信号に復号し、前記復号
段階が、前記デジタルデータ信号からMビットを受け取
る段階と、前記Mビットにおける「1」の数がM/2よ
りも小さい場合に第2デジタル信号として「0」を出力
し、また、前記Mビットにおける「1」の数がM/2よ
りも大きい場合に第2デジタル信号として「1」を出力
する段階と、前記受け取られたMビットを前記第1デジ
タル信号としてのNビットに写像する段階とを具備す
る。
られたMビットが前記Nビットに写像不可能である場合
に、エラー信号を出力する。
スユニットと第2の機能的能力の組を有する遠隔ユニッ
トがあり、前記ベースユニットが前記遠隔ユニットの機
能的能力のアプリオリな知識を持たない場合に、これら
のユニット間の共通選択周波数チャンネル上の全重信無
線通信リンクを設定する方法において、前記ベースユニ
ットにより、前記共通選択周波数チャンネルにおいて、
所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的に送信する
段階と、前記同期信号を検出するために前記遠隔ユニッ
トにより走査する段階と、前記第1選択時間と異なる第
2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて、前記遠
隔ユニットにより前記共通選択周波数チャンネル内に第
1応答信号を送信する段階と、前記第1および第2選択
時間とは異なる第3選択時間内に、前記共通選択周波数
チャンネルにおいて前記遠隔ユニットにより、第1コー
ドによりコード化した第1制御信号を送信する段階とを
含み、前記第1制御信号が前記第2の機能的能力の組を
含み、さらに、前記ベースユニットにより前記第1制御
信号を受け取る段階と、前記ベースユニットにより前記
第1制御信号を復号処理して前記第2の機能的能力の組
を得る段階と、前記ベースユニットにより前記第2の組
を前記第1の組に比較し、それらにおける共通の機能的
能力の組を決定する段階と、前記第1、第2および第3
選択時間とは異なる第4選択時間内に、前記共通選択周
波数チャンネルにおいて前記ベースユニットにより、前
記第1コードによりコード化した第2制御信号を送信す
る段階であって、前記第2制御信号が前記共通の機能的
能力の組を含み、さらに、前記共通の組からの所定の機
能的能力に基づいて前記ベースユニットと前記遠隔ユニ
ットとの間の通信処理を行う段階と、を具備する。
び第4時間間隔とは異なる第5時間間隔内に、前記遠隔
ユニットからの第1応答信号に応じて、前記ベースユニ
ットにより承認信号を前記選択周波数チャンネル内にお
いて送信する段階を含む。
ある。
は異なる第2のコードにより符号化される。
ある。
として前記ベースユニットにより複数の周波数チャンネ
ルの一を選択する段階を含み、かつ、前記走査段階がさ
らに前記複数の周波数チャンネルを所定時間に1回走査
する段階を含む。
スユニットと第2の機能的能力の組を有する遠隔ユニッ
トがあり、前記ベースユニットが前記遠隔ユニットの機
能的能力についてのアプリオリな知識を持たない場合
に、これらのユニット間の共通選択周波数チャンネル上
の全重信無線通信リンクを設定する装置において、前記
ベースユニットにより、前記共通選択周波数チャンネル
において、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的
に送信する手段と、前記遠隔ユニットにより前記同期信
号を検出する手段と、前記第1選択時間と異なる第2選
択時間内に、前記同期信号の検出に応じて、前記遠隔ユ
ニットにより前記共通選択周波数チャンネル内に第1応
答信号を送信する手段と、前記第1および第2選択時間
とは異なる第3選択時間内に、前記共通選択周波数チャ
ンネルにおいて前記遠隔ユニットにより、前記第2の機
能的能力の組を含むとともに第1コードによりコード化
された第1制御信号を送信する手段と、前記ベースユニ
ットにより前記第1制御信号を受け取る手段と、前記ベ
ースユニットにより前記第1制御信号を復号処理して前
記第2の機能的能力の組を得る手段と、前記ベースユニ
ットにより前記第2の組を前記第1の組に比較し、それ
らにおける共通の機能的能力の組を決定する手段と、前
記第1、第2および第3選択時間とは異なる第4選択時
間内に、前記共通選択周波数チャンネルにおいて前記ベ
ースユニットにより、前記共通の機能的能力の組を含む
とともに前記第1コードによりコード化された第2制御
信号を送信する手段と、前記共通の組からの所定の機能
的能力に基づいて前記ベースユニットと前記遠隔ユニッ
トとの間の通信処理を行う手段と、を具備する。
び第4時間間隔とは異なる第5時間間隔内に、前記遠隔
ユニットからの第1応答信号に応じて、前記ベースユニ
ットにより承認信号を前記選択周波数チャンネル内にお
いて送信する手段を含む。
ある。
は異なる第2のコードにより符号化される。
ある。
として前記ベースユニットにより複数の周波数チャンネ
ルの一を選択する手段を含む。
波数チャンネルを所定時間に1回走査する手段を含む。
間に所定の周波数チャンネルにおいて、ベース通信装置
に対して送信される遠隔送信信号のパワーを制御するオ
ープンループ方式で制御する方法において、前記ベース
装置が前記第1時間と異なる所定の第2時間に前記周波
数チャンネルにおいて前記遠隔装置に対してベース送信
信号を送信し、さらに、前記遠隔装置により前記周波数
チャンネルにおける前記ベース送信信号を受け取る段階
と、前記遠隔装置により受け取られた前記ベース送信信
号のパワーを計測する段階と、パワー=A+(B−
C)、の式に従って前記周波数チャンネルにおける前記
遠隔送信信号の送信パワーを制御する段階とを具備し、
Aが前記ベース装置により受け取られる遠隔送信信号の
所望のパワーを示し、Bが前記ベース送信信号のパワー
を示し、Cが前記遠隔装置により受け取られる際のベー
ス送信信号の計測されたパワーを示している。
ース通信装置により前記遠隔通信装置に送信される。
間に所定の周波数チャンネルにおいて、ベース通信装置
に対して送信される遠隔送信信号のパワーをオープンル
ープ方式で制御する装置において、前記ベース装置が前
記第1時間と異なる所定の第2時間に前記周波数チャン
ネルにおいて前記遠隔装置に対してベース送信信号を送
信し、さらに、前記遠隔装置により前記周波数チャンネ
ルにおける前記ベース送信信号を受け取る手段と、前記
遠隔装置により受け取られた前記ベース送信信号のパワ
ーを計測する手段と、パワー=A+(B−C)、の式に
従って前記周波数チャンネルにおける前記遠隔送信信号
の送信パワーを制御する手段とを具備し、Aが前記ベー
ス装置により受け取られる遠隔送信信号の所望のパワー
を示し、Bが前記ベース送信信号のパワーを示し、Cが
前記遠隔装置により受け取られる際のベース送信信号の
計測されたパワーを示している。 31.所定の時間内に、所定の選択周波数チャンネルに
おいて、遠隔送信信号をCDMAを用いてベースユニッ
トに送信する手段と、前記所定時間と異なる別の時間内
に、前記選択周波数チャンネルにおいて、前記ベースユ
ニットからのベース送信信号をCDMAを用いて受け取
る手段と、前記ベース送信信号のパワーを計測する手段
と、パワー=A+(B−C)、の式に従って前記遠隔送
信信号の送信パワーを制御する手段とを具備し、Aが前
記ベース装置により受け取られる遠隔送信信号の所望の
パワーを示し、Bが前記ベース送信信号のパワーを示
し、Cが前記遠隔装置により受け取られる際のベース送
信信号の計測されたパワーを示している。
間の一部分において制御信号を送信し、かつ、前記所定
時間の他の部分においてCDMAによりコード化したデ
ータ信号を送信する手段を含む。
ニットから同期信号を受け取る。
送信信号を検出する手段と、前記ベース送信信号をCD
MAを用いて復号して復号ベース送信信号を生成する手
段とを具備する。
1制御信号と第1データ信号とを送信し、前記受信手段
が別の時間内に第2制御信号および第2データ信号を受
け取る。
状態およびオン状態の3状態の内の一を採ることが可能
である。
時に、前記第1制御信号のみを送信し、かつ、前記同期
信号および第2制御信号のみを受信する。
周波数チャンネルからの一として選択される。
要求に応じて別の周波数に変更するために、送信を別の
周波数チャンネルに変更する手段を含む。
間の無線通信リンクを設定する方法において、前記ベー
スユニットにより、所定の選択周波数チャンネルにおい
て、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期的に送信
する段階と、前記同期信号を前記遠隔ユニットにより走
査する段階と、前記第1選択時間と異なる第2選択時間
内に、前記同期信号の検出に応じて、前記遠隔ユニット
により、前記選択周波数チャンネル内に第1コードによ
りコード化した第1応答信号を送信する段階と、前記第
1および第2選択時間と異なる第3選択時間内に、前記
選択周波数チャンネルにおいて前記ベースユニットによ
り、前記第1コードによりコード化されるとともに前記
ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処理におい
て使用される第2コードを含む第1制御信号を、送信す
る段階と、前記第3時間内に遠隔ユニットにより前記第
1制御信号を受け取る段階と、前記第1、第2および第
3選択時間と異なる第4選択時間内に、前記ベースユニ
ットにより、前記第2コードによりコード化したデータ
信号を送信し、かつ、前記第1、第2、第3および第4
時間と異なる第5時間内に、前記遠隔ユニットにより、
前記第2コードによりコード化した別のデータ信号を送
信することによって、前記選択周波数チャンネルにおい
て、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処
理を行う段階とを具備する。
てコード化される。
ある。
ある。
複数の周波数チャンネルから前記選択周波数チャンネル
を選択する段階を含む。
号に対応して、所定時間に1回、前記複数の周波数チャ
ンネルを走査する段階を含む。
間の無線通信リンクを設定する装置において、前記ベー
スユニットにより選択された所定の選択周波数チャンネ
ルにおいて、所定の第1選択時間内に、同期信号を周期
的に送信する手段と、前記同期信号を前記遠隔ユニット
により検出する手段と、前記第1選択時間と異なる第2
選択時間内に、前記クロック信号の検出に応じて、前記
遠隔ユニットにより、前記選択周波数チャンネル内に第
1コードによりコード化した第1応答信号を送信する手
段と、前記第1および第2選択時間と異なる第3選択時
間内に、前記選択周波数チャンネルにおいて前記ベース
ユニットにより、前記第1コードによりコード化した第
1制御信号を送信する手段と、を具備し、ここで前記第
1コード化制御信号が前記ベースユニットと遠隔ユニッ
トとの間の通信処理において使用される第2コードを含
むもので、さらに、前記遠隔ユニットにより前記第1制
御信号を受け取る手段と、第3時間内に、前記遠隔ユニ
ットにより前記第1制御信号を復号する手段と、前記第
1、第2および第3選択時間と異なる第4選択時間内
に、前記ベースユニットにより、前記第2コードにより
コード化したデータ信号を送信し、かつ、前記第1、第
2、第3および第4時間と異なる第5時間内に、前記遠
隔ユニットにより、前記第2コードによりコード化した
別のデータ信号を送信することによって、前記選択周波
数チャンネルにおいて、前記ベースユニットと遠隔ユニ
ットとの間の通信処理を行う手段とを具備する。
てコード化される。
ある。
ある。
ら前記選択周波数チャンネルを選択する手段を含む。
号の検出に対応して、前記遠隔ユニットにより、所定時
間に1回、前記複数の周波数チャンネルを走査する手段
を含む。
間の通信処理を行う拡散スペクトル無線通信システムに
おいて、複数の選択された周波数チャンネルの一におい
て前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の送信をC
DMAを用いて行う手段から成り、前記ベースユニット
が所定の時間内において送信し、また、前記遠隔ユニッ
トが前記所定時間と異なる別の時間内において送信し、
さらに、前記周波数チャンネルの一における干渉に応じ
て、前記周波数チャンネルの一を前記周波数チャンネル
と異なる別の周波数チャンネルに変更する手段から成
り、その結果、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの
間の通信処理が前記別の周波数チャンネル上において行
われる。
1部分および前記別の時間の第1部分において前記ベー
スユニットと遠隔ユニットとの間に制御信号を送信し、
かつ、前記所定時間の第2部分および前記別の時間の第
2部分において前記ベースユニットと遠隔ユニットとの
間にデータ信号を送信する手段を含む。
間内に前記ベースユニットから前記遠隔ユニットに対し
て同期信号を送信する手段を含む。
間の通信処理を行う拡散スペクトル無線通信方法におい
て、複数の選択された周波数チャンネルの一において前
記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の送信をCDM
Aを用いて行う段階から成り、前記ベースユニットが所
定の時間内において送信し、また、前記遠隔ユニットが
前記所定時間と異なる別の時間内において送信し、さら
に、前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、
前記周波数チャンネルの一を前記周波数チャンネルと異
なる別の周波数チャンネルに変更する段階から成り、こ
のことにより、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの
間の通信処理が前記別の周波数チャンネル上において行
われる。
別の時間の第1部分において制御信号が送信され、か
つ、前記所定時間の第2部分および前記別の時間の第2
部分においてデータ信号が送信される。
スユニットから前記遠隔ユニットに対して同期信号を送
信する段階を含む。
通信するためのベースユニットにおいて、前記遠隔ユニ
ットに対して、所定時間内に、複数の選択された周波数
チャンネルの一においてCDMAを用いて送信する手段
と、前記所定時間と異なる別の時間内に、前記複数の選
択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用い
て前記遠隔ユニットからの送信を受信する手段と、前記
周波数チャンネルの一における干渉に応じて、別の周波
数チャンネルに送信を変更する手段とを具備し、このこ
とにより、前記遠隔ユニットとの通信が前記別の周波数
チャンネル上において行われる。
において制御信号を送信し、前記所定時間の第2の部分
においてCDMAによりコード化されたデータ信号を送
信する手段を含む。
び共通の制御信号を含む。
ニットからの送信を検出して検出信号を生成する手段
と、前記検出信号をCDMAを用いて復号して復号化送
信信号を生成する手段とを具備する。
線通信するための遠隔ユニットにおいて、前記ベースユ
ニットに対して、所定時間内に、複数の選択された周波
数チャンネルの一においてCDMAを用いて送信する手
段と、前記所定時間と異なる別の時間内に、前記複数の
選択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用
いて前記ベースユニットからの送信を受信する手段と、
前記ベースユニットからの別の周波数への変更の要求に
応じて、送信を別の周波数チャンネルに変更する手段と
を具備する。
間の第1の部分において同期信号を送信し、前記所定時
間の第2の部分においてCDMAによりコード化された
データ信号を送信する手段を含む。
ユニットから同期信号を受信する手段を含む。
ユニットからの送信を検出して検出信号を生成する手段
と、前記検出信号をCDMAを用いて復号して復号化送
信信号を生成する手段とを具備する。
間の通信を行う拡散スペクトル無線通信システムにおい
て、前記ベースユニットが、所定時間においてCDMA
を用いて同期信号と、第1制御信号と、第1データ信号
とを前記遠隔ユニットに対して送信する手段と、前記所
定時間と異なる別の時間においてCDMAを用いて第2
制御信号と第2データ信号とを前記遠隔ユニットから受
信する手段とから成り、前記遠隔ユニットが、前記所定
時間においてCDMAを用いて前記同期信号と、第1制
御信号と、第1データ信号とを前記ベースユニットから
受信する手段と、前記別の時間においてCDMAを用い
て前記第2制御信号と第2データ信号とを前記ベースユ
ニットに対して送信する手段とを具備する。
遠隔ユニットと通信する。
の遠隔ユニットにより受信される。
ド化され、かつ、前記複数の遠隔ユニットの一により受
信される。
状態およびオン状態の3状態のいずれかを採り得る。
時に前記第2制御信号のみを送信しかつ前記同期信号お
よび第1制御信号のみを受信する。
するベースユニットにおいて、所定時間においてCDM
Aを用いて同期信号と、第1制御信号と、第1データ信
号とを前記遠隔ユニットに対して送信する手段と、前記
所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用いて第
2制御信号と第2データ信号とを前記遠隔ユニットから
受信する手段とを具備する。
遠隔ユニットと通信する。
ド化される。
信する遠隔ユニットにおいて、所定時間においてCDM
Aを用いて同期信号と、第1制御信号と、第1データ信
号とを前記ベースユニットから受信する手段と、前記所
定時間と異なる別の時間においてCDMAを用いて第2
制御信号と第2データ信号とを前記ベースユニットに対
して送信する手段とを具備する。
状態およびオン状態の3状態のいずれかを採り得る。
時に前記第2制御信号のみを送信しかつ前記同期信号お
よび第1制御信号のみを受信する。
トと遠隔ユニットとの間の無線通信を再設定する方法に
おいて、前記通信の中断に先立ち、前記ベースユニット
が遠隔ユニットに対して前記ベースユニットおよび遠隔
ユニットの間で使用される通信チャンネルのテーブルを
送信し、前記ベースユニットが第1クロック信号値を有
する第1クロック信号を発生するための第1手段と前記
遠隔ユニットに対して前記第1クロック信号値を送信す
るための手段を備えており、前記遠隔ユニットが第2ク
ロック信号値を有する第2クロック信号を発生するため
の第2手段を備えており、通信処理の中断の場合に、前
記遠隔ユニットにおける第2手段により発生された第2
クロック信号のカウントを継続し、前記第2クロック信
号値を前記通信の中断に先立って前記遠隔ユニットによ
り受信された第1クロック信号値とを同期化する段階
と、前記遠隔ユニットにより所定の関数を前記遠隔ユニ
ットにおいて前記第2クロック信号の値に適用して前記
テーブルにおける記入を得る段階と、前記遠隔ユニット
により前記テーブルにおける記入に付随する通信チャン
ネルを選択する段階と、前記ベースユニットにおける第
1手段により発生された第1クロック信号のカウントを
継続する段階と、前記ベースユニットにより同一の関数
を前記ベースユニットにおいて前記第1クロック信号の
値に適用して前記テーブルにおける記入を得る段階と、
前記ベースユニットにより前記テーブルにおける記入に
付随する通信チャンネルを選択する段階とから成り、こ
れにより、前記テーブルの記入に付随する通信チャンネ
ル上に通信処理が再設定される。
ネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードによ
り特徴付けられる。
間の通信を行う無線通信システムにおいて、前記ベース
ユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対して前記ベー
スユニットと遠隔ユニットとの間で使用される通信チャ
ンネルのテーブルを送信する手段と、前記遠隔ユニット
において、前記ベースユニットにより送信されたテーブ
ルを受信する手段と、前記遠隔ユニットにおいて、受信
されたテーブルを記憶する手段と、前記ベースユニット
において、クロック信号を発生する手段と、前記ベース
ユニットにおいて、前記クロック信号値を遠隔ユニット
に送信する手段と、前記ベースユニットと遠隔ユニット
との間の通信リンクにおける中断の場合に、前記ベース
ユニットにおいて、所定の関数を前記ベースユニットに
おけるクロック信号の値に適用して前記テーブル内の記
入を得る手段と、前記ベースユニットにおいて、前記テ
ーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手
段と、前記遠隔ユニットにおいて、前記クロック信号値
を受信する手段と、前記遠隔ユニットにおいて、前記ク
ロック信号値に同期化した内部クロック信号を発生する
手段と、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通
信リンクにおける中断の場合に、前記遠隔ユニットにお
いて、同一の関数を前記遠隔ユニットにおける内部クロ
ック信号の値に適用して前記テーブル内の記入を得る手
段と、前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記
入に付随する通信チャンネルを選択する手段とから成
り、これにより、前記テーブル内の記入に付随する通信
チャンネル上に通信処理が再設定される。
ネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードによ
り特徴付けられる。
間の無線通信リンクを設定する方法において、前記ベー
スユニットにおいて、複数の周波数チャンネルの一を選
択する段階と、前記遠隔ユニットにおいて、前記周波数
チャンネルの一における第1選択時間内に同期信号を周
期的に送信する段階と、前記遠隔ユニットにおいて、前
記同期信号を検出するために、所定の時間に1回、前記
複数の周波数チャンネルを走査する段階と、前記遠隔ユ
ニットにおいて、前記第1選択時間と異なる第2選択時
間内に、前記同期信号の検出に応じて前記周波数チャン
ネルの一において第1応答信号を送信する段階と、前記
ベースユニットにおいて、前記第1および第2選択時間
と異なる第3選択時間内に、前記周波数チャンネルの一
において所定のコードによりコード化した通信信号のチ
ャンネルのテーブルとクロック信号値とを送信する段階
と、前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前
記テーブル信号とクロック信号値とを受信する段階と、
前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間内に、前記テ
ーブル信号とクロック信号値とを復号して前記通信チャ
ンネルのテーブルを得て、さらに、前記遠隔ユニットの
内部に発生したクロック信号を前記受信されたクロック
信号値に同期化する段階と、前記遠隔ユニットにおい
て、前記テーブルを記憶する段階と、前記遠隔ユニット
と前記ベースユニットとの間の通信を行う段階とから成
り、前記通信リンクの中断の場合に、前記遠隔ユニット
において、前記ユニット内部に発生するクロック信号に
よりクロック信号のカウントを継続し、前記遠隔ユニッ
トにおいて、前記遠隔ユニットにおけるクロック信号の
値に所定の関数を適用して前記テーブル内の記入を得
て、前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル内の記入
に付随する通信チャンネルを選択し、前記ベースユニッ
トにおいて、クロック信号のカウントを継続し、前記ベ
ースユニットにおいて、前記ベースユニットにおけるク
ロック信号の値に同一の関数を適用して前記テーブル内
の記入を得て、前記ベースユニットにおいて、前記テー
ブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択すること
により、前記テーブル内の記入に付随する通信チャンネ
ル上に通信処理が再設定される。
ネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードによ
り特徴付けられる。
間の無線通信リンクを設定する装置において、前記ベー
スユニットにおいて、複数の周波数チャンネルの一を選
択する手段と、前記ベースユニットにより選択された周
波数チャンネルの一における第1選択時間内に同期信号
を周期的に送信する手段と、前記遠隔ユニットにおい
て、前記同期信号を検出するために、所定の時間に1
回、前記複数の周波数チャンネルを走査する手段と、前
記遠隔ユニットにおいて、前記第1選択時間と異なる第
2選択時間内に、前記同期信号の検出に応じて前記周波
数チャンネルの一において第1応答信号を送信する手段
と、前記ベースユニットにおいて、前記第1および第2
選択時間と異なる第3選択時間内に、前記周波数チャン
ネルの一において所定のコードによりコード化した通信
信号のチャンネルのテーブルとクロック信号値とを送信
する手段と、前記遠隔ユニットにおいて、前記第3時間
内に、前記テーブル信号とクロック信号値とを受信する
手段と、前記遠隔ユニットにおいて、前記テーブル信号
とクロック信号値とを復号して前記通信チャンネルのテ
ーブルを得て、さらに、前記遠隔ユニットの内部に発生
したクロック信号を前記受信されたクロック信号値に同
期化する手段と、前記ベースユニットと遠隔ユニットと
の間の通信リンクにおける中断の場合に、前記ベースユ
ニットにおいて、前記ベースユニットにおける前記クロ
ック信号の値に所定の関数を適用して前記テーブル内の
記入を得る手段と、前記ベースユニットにおいて、前記
テーブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する
手段と、前記遠隔ユニットにおいて、内部クロック信号
を発生する手段と、前記ベースユニットと遠隔ユニット
との間の通信リンクにおける中断の場合に、前記遠隔ユ
ニットにおいて、前記遠隔ユニットにおける内部クロッ
ク信号の値に同一の関数を適用して前記テーブル内の記
入を得る手段と、前記遠隔ユニットにおいて、前記テー
ブル内の記入に付随する通信チャンネルを選択する手段
とから成り、これにより、前記テーブル内の記入に付随
する通信チャンネル上に通信処理が再設定される。
ネル内の複数の周波数チャンネルとCDMAコードによ
り特徴付けられる。
ユニットにおいて、前記遠隔ユニットからの前記周波数
チャンネルの一における信号の干渉を検出するための手
段と、前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニット
に対して信号メッセージを送信して他の周波数チャンネ
ルに移動するための手段と、前記遠隔ユニットにおい
て、他の周波数チャンネルに変更する手段とを具備す
る。 87.前記信号メッセージが同期化情報を含む。
ユニットにおいて、前記遠隔ユニットからの前記周波数
チャンネルの一における信号の干渉を検出する段階と、
前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対し
て信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに移
動する段階と、前記遠隔ユニットにおいて、他の周波数
チャンネルに変更する段階とを具備する。
情報を含む。
ニットから選択された前記周波数チャンネルの一におけ
る信号の干渉を検出する手段と、前記遠隔ユニットに対
して信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに
移動する手段と、他の周波数チャンネルに変更する手段
とを具備する。
含む。実施の形態 第1図はベースユニット10を示すブロック図である。
このベースユニット10は第2図示の一以上の遠隔ユニ
ット40と通信するべく用いられる。好ましい実施態様
においては、ベースユニット10および遠隔ユニット4
0は総括的にデジタル無線電話8から構成される。而し
て、ベースユニット10はRJ11ジャック等の公共電
話ネットワーク(PSTN)またはISDNインターフ
ェイスとの接続のためのインターフェイス12を備えて
いる。
はオン/オフフック、多重音調発生等のPSTN式電話
動作を行う。このインターフェイス12により受信され
た信号はインターフェイスおよびマルチプレクサ18に
送られ、次いで、アプリケーションコントローラ22に
送られる。
分はISDNメッセージを対応するオン/オフフックエ
コー、DTMF音調エコー、ダイアル音調等の信号や呼
出し等の信号メッセージに翻訳する。
り電話切替ネットワークに接続される一方で、一以上の
遠隔ユニット40と無線連絡する。また、ベースユニッ
ト10はスピーカホーン端末14から構成される。而し
て、このスピーカホーン端末14により、ベースユニッ
ト10はPSTN/ISDNインターフェイス12を介
して電話ネットワークと直接連絡することもでき、ま
た、一以上の遠隔ユニット40と無線通信することも可
能である。加えて、ベースユニット10はPSTN/I
SDNインターフェイス12による電話ネットワークと
の連絡や一以上の遠隔ユニット40との無線通信のため
のデジタルデータを受け取るデータ端末インターフェイ
ス16から構成される。而して、例えば、コンピュータ
等の供給源からのデータを、PSTN/ISDNインタ
ーフェイス12を介しての電話ネットワークによる送信
や受信、あるいは、一以上の遠隔ユニット40との無線
送信や受信のために、前記電話端末インターフェイス1
6を介してベースユニット10に供給することも可能で
ある。
イス12、スピーカホーン端末14およびデータ端末イ
ンターフェイス16はすべてインターフェイスおよびマ
ルチプレクサ18に接続している。このインターフェイ
スおよびマルチプレクサ18は、第6図に詳細に示され
ているが、スピーカホーン端末14およびデータ端末1
6から受け取った種々の信号についてのインターフェイ
スとして作用して、これらの信号をPSTN/ISDN
インターフェイス12を介して電話ネットワーク上に送
ったり、一以上の遠隔ユニット40に送信するべく処理
したりする。
イッチおよびキーパッドから成るパネル20から構成さ
れる。このパネル20からの信号はアプリケーションコ
ントローラ22に送られる一方で、アプリケーションコ
ントローラの信号がパネル20に供給される。なお、ア
プリケーションコントローラ22は第7図において詳細
に示されている。
インターフェイスおよびマルチプレクサ18とのインタ
ーフェイス処理を行う。すなわち、アプリケーションコ
ントローラ22の機能はシステム8の使用者とのインタ
ーフェイスを実行すること、パネル20から入力された
使用者の命令を判読すること、および、使用者に対して
システム8から応答を送ることである。
8およびアプリケーションコントローラ22は共にベー
スユニットトランシーバ30と連携している。このベー
スユニットトランシーバ30はシステムクロック35、
プロトコルおよびコントロールユニット32、待機およ
び同期ユニット34、RF/IFアナログユニット36
および少なくとも一組みの音声/データプロセッサ38
aおよびその付属ベースバンド処理ユニット28aから
構成される。ベースユニット10においては、このベー
スユニット10と同時に作動する一以上の遠隔ユニット
40と同数の音声/データプロセッサ38aおよびその
付属ベースバンド処理ユニット28aが備えられてい
る。したがって、ベースユニット10が3個の遠隔ユニ
ット40と同時に作動している場合、トランシーバ30
の中には3個の音声/データプロセッサ38とそれぞれ
に付属するベースバンド処理ユニット28が存する。
ベースバンドユニット28と接続しており、また、イン
ターフェイスおよびマルチプレクサ18やプロトコルお
よびコントロールユニット32とも接続している。ま
た、ベースバンド処理ユニット28はRF/IFアナロ
グユニット36およびプロトコルおよびコントロールユ
ニット32と接続している。
は待機および同期ユニット34および一対のアンテナ2
6a、26bと接続しており、これらアンテナ26aお
よび26bは各々送信および受信の動作を行う。
ニット32はアプリケーションコントローラ22に接続
されている。
ータを受け取るためのインターフェイス端末から成る受
話器/端末42から構成されている。この受話器端末4
2は上記ベースユニットのインターフェイスおよびマル
チプレクサ18と同様のインターフェイスおよびマルチ
プレクサ44に接続している。遠隔ユニットはまた受話
器パネル46から構成されており、この受話器パネル4
6はライトおよびスイッチを含む。この受話器パネル4
6はベースユニット10におけるアプリケーションコン
トローラ22と同様のアプリケーションコントローラ2
2に接続している。さらに、ベースユニット10と同様
に、アプリケーションコントローラ22はインターフェ
イスおよびマルチプレクサ44に接続されている。
ランシーバ50を含む。この遠隔ユニットトランシーバ
50はベースユニットのトランシーバ30と同様にプロ
トコルおよびコントロールユニット52から構成されて
おり、このユニット52もまたベースユニット10のプ
ロトコルおよびコントロールユニット32と同様に構成
されている。
0は待機および同期ユニット34から構成されており、
このユニット34はベースユニット10の待機および同
期ユニット34と同一である。また、遠隔ユニットトラ
ンシーバ50はRF/IFアナログユニット56から成
り、このユニット56もまたベースユニットトランシー
バ30のRF/IFアナログユニット36と同様であ
り、送受信アンテナ58aおよび受信アンテナ58bに
接続されている。
一の音声データプロセッサ38aおよびその付属のベー
スバンド処理ユニット28aを含む。これらの音声/デ
ータプロセッサ38およびその付属ベースバンド処理ユ
ニット28aはベースユニットトランシーバ30におけ
る音声/データプロセッサ38aおよびその付属ベース
バンド処理ユニット28aと同一である。
プロトコルおよびコントロールユニット52、待機およ
び同期ユニット34、RF/IFアナログユニット5
6、音声/データプロセッサ38aおよびベースバンド
処理ユニット28aから構成される。さらに、これらユ
ニット間の接続はベースユニットトランシーバ30にお
ける各対応成分間の接続と同一である。すなわち、プロ
トコルおよびコントロールユニット52はアプリケーシ
ョンコントローラ22と音声/データプロセッサ38a
およびベースバンド処理ユニット28a、さらに、待機
および同期ユニット34に接続している。また、音声/
データプロセッサ38aはベースバンド処理ユニット2
8aとインターフェイスおよびマルチプレクサ44とに
接続している。また、ベースバンド処理ユニット28a
はRF/IFアナログユニット56に接続しており、こ
のRF/IFアナログユニット56は待機および同期ユ
ニット34とアンテナ58aおよび58bとに接続され
ている。
のRF/IFアナログユニット36の詳細なブロック図
である。このRF/IFアナログユニット36の機能は
アンテナ26aおよび26bにより送信または受信され
る信号の周波数を無線周波数から中間周波数に変換する
ことである。加えて、ユニット36は送信信号の送信パ
ワーを制御するパワー制御能力を有する。さらに、ユニ
ット36はベースバンド信号の同相および直交位相成分
を変調および復調する。
6aおよび26bから構成されているように示されてい
る。これら二本のアンテナ26(aおよびb)とこれに
適応する二組の回路を使用することにより、他のアンテ
ナが遠隔ユニット40に必要な信号を送受信するような
「デッドスポット」に一のアンテナが位置する場合を保
証している。アンテナ26の一により受信された信号は
RFフィルタおよび低ノイズ増幅器(LNA)70aに
送られ、この増幅器によりフィルタ処理され増幅され
る。次いで、前記RFフィルタおよびLNA70aの出
力はRF−IFダウンコンバータ72aに供給される。
このRF−IFダウンコンバータ72aの機能は受信さ
れたRF信号を中間周波数信号に変換することである。
このようなRF−IFからの変換はRF−IFダウンコ
ンバータ72aに供給される差周波数に依存する。さら
に、このような差周波数は周波数選択入力信号に依存し
て周波数合成器74により発生される。
aから中間周波数がIFフィルタおよび増幅器76aに
供給される。このIFフィルタおよび増幅器76aの機
能は受信したIF信号をフィルタ処理して増幅すること
である。さらに、IFフィルタおよび増幅器76aはこ
れに供給されるゲイン制御信号に基づいてフィルタ処理
した信号のゲインを増加する。
信号はI/Q復調器78aに送られる。このI/Q復調
器78aは同相および直交位相復調器であり、ベースバ
ンド周波数信号を出力として生じる。なお、入力信号の
復調は温度補償水晶発振器82から供給されるIF周波
数信号に基づいて行われる。その後、前記ベースバンド
周波数信号はRRC MF80aに供給される。このR
RC MF80aは累乗根(root raised)
余弦波信号適合フィルタであり、その出力は、キャリヤ
位相エラーのない場合において、信号の同相および直交
位相成分の各々に対する正または負のインパルス信号と
なる。なお、前記同相および直交位相成分は複素信号か
ら構成される。
の第2の回路に沿って供給される。まず、アンテナ26
bからの信号はRFフィルタおよびLNA回路70bに
送られる。次いで、このRFおよびLNA回路70bか
らの出力はRF−IFダウンコンバータ72bに供給さ
れる。さらに、周波数合成器74により発生された差周
波数がRF−IFダウンコンバータ72bに送られる。
その後、RF−IFダウンコンバータ72bの出力がI
Fフィルタおよび増幅器76bに供給され、そのゲイン
もまた、IFフィルタおよび増幅器76aに供給される
ものと同一のゲイン制御信号により制御される。
からの信号はIF I/Q復調器78bにより同相およ
び直交位相の復調処理を受ける。この同相および直交位
相の復調処理は温度補償水晶発振器82から供給される
IF周波数信号に基づいて行われる。その後、IF I
/Q復調器78bの出力はRRC MF回路80bに送
られる。
(後に詳述する)における同相および直交位相成分に対
応する±1の2値信号がRRCフィルタ84に供給され
る。この入力信号が+1または−1であるとき、RRC
84はそれぞれ正または負の累乗根余弦波信号を発生す
る。その後、このRRCフィルタ84の出力はRFI/
Q変調器86に送られ、この変調器は前記累乗根余弦波
信号を送信用の無線周波数変調信号に直接変換する。一
方、変調するべく選択される無線周波数信号を決定する
周波数合成器74の出力と変調におけるRF周波数を決
定するTCXO82の出力がミキサ88に供給される。
このミキサ88の出力がRF I/Q変調器86に送ら
れて、RRCフィルタ84の出力により変調される。
は、増幅部分が上記ゲイン制御信号により制御されるゲ
インを有するRFフィルタおよび増幅器90に供給され
る。その後、RFフィルタおよび増幅器90の出力はア
ンテナ26aからの送信のためにRF線形増幅器92a
に送られる。加えて、RFフィルタおよび増幅器90の
出力は遅延回路94による「チップ」時間Tcの遅延後
にアンテナ26aを介する送信のために第2RF線形増
幅器92bに供給される。このように2種類の信号(一
の信号は他の信号から遅延により得られる)が生成さ
れ、これらは遠隔ユニット40に送られて組み合わされ
る。この場合、2種類の信号は遅延されているので、単
一アンテナによる遠隔ユニット40での受信が可能であ
る。
の間の差周波数を発生する。この差周波数は合成器74
に供給される周波数選択信号により変化する。而して、
周波数合成器74はすべての周波数帯域にわたって動作
する。この成器74が前記差周波数(RF−IF変換器
72に供給される)と送信用に選択されるRF周波数の
双方を発生でき、かつ、これらの信号を速やかに切り替
えることが可能である場合、ミキサ88は不要である。
また、このような場合は、合成器74の選択RF周波数
出力がRF I/Q変調器86に直接供給できる。
RF/IFアナログユニット56の詳細ブロック図であ
る。RF/IFアナログユニット36と同様に、RF/
IFアナログユニット56は信号を受信するためのアン
テナ58aまたは58bから構成される。この場合、受
信信号は、受信RF信号をフィルタ処理し増幅するため
のRFフィルタおよび低ノイズ増幅器70に供給され
る。さらに、RFフィルタおよびLNA回路70から信
号がRF−IFダウンコンバータ72に供給される。こ
のRF−IFダウンコンバータ72は受信RF信号を周
波数合成器74により発生された差周波数信号に基づい
て中間周波数信号に変換する。なお、周波数合成器74
により発生される差周波数信号は周波数選択信号により
選択できる。その後、RF−IFダウンコンバータ72
から、IF信号が、ゲインをゲイン制御信号により制御
されるIFフィルタおよび増幅器76に送られる。次い
で、このIFフィルタおよび増幅器76の出力がIF
I/Q復調器78に供給される。
償水晶発振器82により発生されたIF周波数信号を受
け取る。その後、このIF I/Q復調器78により復
調された同相および直交位相信号がRRC適合フィルタ
80に送られる。このRRC適合フィルタ80の出力
は、キャリヤ位相エラーが存在しない場合、信号の同相
および直交位相成分の各々に対応して±1の2値信号を
表現する正または負のインパルスとなる。
送信部はベースバンド処理ユニット28aからの「拡
散」信号を受け取る。この信号はRRCフィルタ84に
送られ、このフィルタ84は上記の「拡散」信号におけ
る±1の2値の同相または直交位相成分に対応して発生
される正または負の累乗根余弦波信号を出力する。その
後、RRCフィルタ84の出力信号がRF I/Q変調
器86に供給される。また、発振器82の出力および周
波数合成器74の出力がミキサ88に送られ、このミキ
サはRF I/Q変調器86に供給されるに要するRF
変調信号を発生する。而して、RF I/Q変調器86
の出力はRFフィルタおよび増幅器90に供給されるR
F変調信号となる。さらに、RFフィルタおよび増幅器
90はゲインがゲイン制御信号により制御される増幅器
を備えている。その後、このRFフィルタおよび増幅器
90の出力はRF線形増幅器92に送られ、さらに、送
信アンテナ58bに送られる。
同期ユニット34の詳細なブロック図である。この待機
および同期ユニット34は信号を捕捉し検証する部分
(第5a図)、信号を同期化する部分(第5b図)およ
び信号を検出する部分(第5c図)から構成されてい
る。
化ユニット34の捕捉および検証部100が示されてい
る。この捕捉および検証部100は上記RRC MF回
路80の出力をその入力として受け取るプレアンブル適
合フィルタ102から構成される。このプレアンブル適
合フィルタ回路102の機能はベースユニット34によ
り発生したSYNC信号のプレアンブル部分または遠隔
ユニットにより発生したPA1信号のプレアンブル部分
(以下に詳述する)を検出することである。このプレア
ンブル適合フィルタ回路102の出力はエネルギー検出
回路104に送られる。このエネルギー検出回路104
は上記の同相および直交位相成分から信号の大きさを得
るべく動作する。次いで、エネルギー検出回路104の
出力は閾値検出回路106に送られる。この閾値検出回
路106はプレアンブル信号の存在の有無を検出するべ
く動作する。一般に、閾値は最初は誤認を防ぐために高
めに設定されており、その後、検出確率を高めるべく低
めに設定される。さらに、閾値検出回路106の出力は
検証カウンタ108に供給される。この検証カウンタ1
08は閾値検出回路に対して随意的にフィードバックす
ることが可能であり、閾値検出回路をフィードバックル
ープ内において制御することができる。検証カウンタ1
08の出力はイネーブル信号であり、待機および同期ユ
ニット34の他の成分において使用される。例えば、上
記RF/IFアナログユニット36または56により受
け取られる信号がコレクト信号である場合、イネーブル
信号はハイ(high)になる。
同期化部分120を示している。同期化部分120は疑
似ランダム(PN)コード発生器134から成り、この
発生器はコード選択信号をその入力として受け取る。こ
のPNコード発生器134はコード選択信号により決定
されるPNコードを発生する。加えて、前記発生器は上
記コード選択信号により選択されるコードよりも1/2
「チップ」時間だけ位相が早い第1複素乗算器122a
に供給されるコードを発生する。PNコード発生器13
4はまた上記コード選択信号により選択されるコードよ
りも1/2「チップ」時間だけ位相が遅い第2複素乗算
器122bに供給されるコードを発生する。
これら第1および第2複素乗算器122aおよび122
bにそれぞれ供給される。さらに、複素乗算器122a
および122bの出力は低域フィルタ124aおよび1
24bにそれぞれ送られる。その後、低域フィルタ12
4aおよび124bの出力はエネルギー検出回路126
aおよび126bにそれぞれ供給される。この低域フィ
ルタとエネルギー検出回路126(aおよびb)は同相
および直交位相成分からの信号の大きさを把握するべく
機能する。次いで、エネルギー検出回路126aおよび
126bの出力は比較器128に供給される。比較器1
28の出力は差動信号であり、ループフィルタ130に
送られる。さらに、上記検証ユニット100からのイネ
ーブル信号もループフィルタ130に供給される。この
ループフィルタはイネーブル信号がハイであるとき作用
する。さらに、ループフィルタ130の出力は制御クロ
ック132に送られた後、PNコード発生器134に戻
る。このようにして、PNコード発生器134は遅延ロ
ック処理されたループにより同期状態に維持される。低
域フィルタ124(aおよびb)はビットレートの近傍
の帯域幅を有しており、積分およびダンプ回路として備
えることもできる。すなわち、積分およびダンプ回路は
低域フィルタの簡単な実施態様の一例である。また、制
御クロック132はシステムクロック35を駆動する。
変調および復調部140を示している。この変調および
復調部140は上記RRC適合フィルタ回路80から信
号を受け取る。この信号はさらに第1複素乗算器142
aに送られる。上記PNコード発生器134の出力はこ
の第1複素乗算器142aにも送られる。さらに、第1
複素乗算器142aの出力は第1低域フィルタ144a
に供給される。次いで、第1低域フィルタ144aから
信号が第1の1ビット遅延回路146aに送られる。そ
の後、この第11ビット遅延回路146aの出力は上記
低域フィルタ144aの出力が供給される第1共役乗算
器148aに送られる。さらに、第1共役乗算器148
aの出力はマルチパス組合せ器150に供給される。そ
の後、マルチパス組合せ器150から、信号が閾値検出
器152に送られ、この検出器は2値データ信号を発生
する。
2複素乗算器142bから成る第2経路にも送られ、こ
の乗算器にはさらにPNコード発生器134の出力も供
給される。この第2複素乗算器142bの出力は第2低
域フィルタ144bに送られる。さらに、第2低域フィ
ルタ144bの出力は第2の1ビット遅延回路146b
に供給される。その後、1ビット遅延回路146bの出
力は第2共役乗算器148bに送られ、この共役乗算器
には第2低域フィルタ144bの出力も供給される。次
いで、この第2共役乗算器148bの出力は上記のマル
チパス組合せ器150に送られる。すなわち、待機およ
び同期ユニット34がベースユニットトランシーバ30
のRF/IFアナログユニット36とともに使用される
場合、2種のRRC MF回路80aおよび80bから
の信号のための2種の経路が与えられる。また、待機お
よび同期ユニット34が遠隔ユニットトランシーバ50
のRF/IFアナログユニット56とともに使用される
場合、ベースユニット10が単一チップ分だけ相互間で
遅延される2種の信号を送信すると、上記のマルチパス
組合せ器150が使用される。
ド処理ユニット28aから2値データを受け取る差動エ
ンコーダ160から構成されている。この差動エンコー
ダ160の出力は複素乗算器162に送られ、この乗算
器にはPNコード発生器134の出力も供給される。複
素乗算器162の出力は「拡散」信号であり、RF/I
Fアナログユニット36または56による送信のために
RRCフィルタ84に送られる。
び検証ユニット(第5a図示)、同期化ユニット(第5
b図示)およびデータ検出ユニット140(第5c図
示)から構成されている点で待機および同期ユニット3
4と類似している。また、異なる点は、後に説明する
が、ベースバンド処理ユニットが遠隔ユニット40とベ
ースユニット10とが連絡している間に動作することで
ある。これに対して、待機および同期ユニット34は遠
隔ユニット40が待機モードにある時にのみ動作する。
ただし、ベースバンド処理ユニット28aの種々の成分
が待機および同期ユニット34と同一ではないにしても
類似しているので、遠隔ユニット40内におけるベース
バンド処理ユニット28aと待機および同期ユニット3
4は単一のユニットに組合せることが可能である。
知のCODEC標準とすることができる。したがって、
音声/データプロセッサ38aの音声プロセッサ部分を
ADPCMプロセッサとすることが可能である。加え
て、後述するように、遠隔ユニット40やベースユニッ
ト10の各製造者は専有の音声コードを供給することが
できる。
ット52はプログラムを記憶してこれを実行し得るマイ
クロコンピュータである。加えて、このユニットはシス
テムクロック54または35からの信号を受け取り、周
波数選択信号、コード選択信号およびゲイン制御信号等
の必要な制御信号を発生する。
レクサ18のブロック図である。上述の如く、インター
フェイスおよびマルチプレクサ44はインターフェイス
およびマルチプレクサ18と類似している。ただし、イ
ンターフェイスおよびマルチプレクサ18はPSTN/
ISDNインターフェイス12に接続して電話ネットワ
ークの中央処理局と連絡している点が異なる。
80から成り、このマルチプレクサではPSTN/IS
DNインターフェイス12との信号のやりとりが行われ
る。このマルチプレクサ180はスイッチマトリクス1
82に信号を出力する。すなわち、マルチプレクサ18
0、データ端末16およびスピーカホーン端末14から
の信号はすべてスイッチマトリクス182に送られる。
このスイッチマトリクス182は、名称が示す通り、音
声/データプロセッサ38aに供給される信号の切り替
えを行うスイッチである。
プロセッサ38aをデータ端末16またはスピーカホー
ン端末14のいずれかに接続して遠隔ユニット40との
局所接続を行うか、あるいは、PSTN/ISDNイン
ターフェイス12に接続して遠隔ユニット40を介する
電話ネットワークとの接続を行う。さらに、スイッチマ
トリクス182はデータ端末16またはスピーカホーン
端末14を接続してベースユニット10を介する電話ネ
ットワークとの接続を行うこともできる。
クサ18は、制御信号をマルチプレクサ180に供給し
てその出力(PSTNまたはISDN信号のいずれか)
を選択し、また、スイッチマトリクス182に供給して
音声/データプロセッサ38aに信号を送るコントロー
ルユニット184から構成される。このコントロールユ
ニットは上述のアプリケーションコントローラ22から
命令を受け取る。さらに、インターフェイスおよびマル
チプレクサ18は音調発生信号(PSTNラインに対
応)または信号メッセージ(ISDNライン対応)をア
プリケーションコントローラ22から直接受け取る。
2のブロック図である。アプリケーションコントローラ
22はアプリケーションプロセッサ190から構成され
る。ベースユニットパネル20または遠隔ユニットパネ
ル46からのデータはこのアプリケーションプロセッサ
190に受け取られる。すなわち、パネル20または4
6のキーによる入力に対応して、アプリケーションプロ
セッサ190は信号をPSTN/ISDNインターフェ
イスに送り、DTMF/パルス発生器(PSTNライン
対応)の適当な行または列を活性化するか、あるいは、
信号メッセージ(ISDNライン対応)をフォーマット
処理する。いずれの場合も、信号はインターフェイスお
よびマルチプレクサ18のスイッチマトリクス182に
送られる。
ンプロセッサ190は上記BSパネル20からのオフー
フック信号かプロトコルおよびコントロールユニット3
2からのオフーフックメッセージのいずれかを呼び出し
を要求している遠隔ユニット40に対応して受け取る。
次いで、アプリケーションプロセッサ190はインター
フェイスおよびマルチプレクサ18を介してPSTN/
ISDNインターフェイス12に通知して適当な信号
(PSTNライン対応)またはメッセージ(ISDNラ
イン対応)を発生する。ダイアル数字の通知の場合も同
様の手順が用いられる。
DN12は聞き取り可能な通報音を発生する。この場
合、通報メッセージがインターフェイスおよびマルチプ
レクサ18とアプリケーションコントローラ22を介し
てプロトコルおよびコントロールユニット32に送られ
て、遠隔ユニット40の通報処理が行われる。その後、
呼び出しが応答されると、上述のオフーフック動作が行
われる。
ト40とから成る通信システム8の動作について説明す
る。上述の如く、システム8はデジタル無線電話として
特に好適であり、902MHzから928MHzの間の
電磁放射スペクトル域における動作に適している。この
領域を第8図に示す。
数スペクトル域は複数の周波数チャンネルに分けられ、
その各々は約1.3MHzの帯域幅を有する。したがっ
て、約20の周波数チャンネルを選択することができ
る。また、ベースユニット10とこれに付属するすべて
の遠隔ユニット40との間の通信がこれら選択される周
波数チャンネルの一において有効である。
おいては、ベースユニット10とこれに付属する遠隔ユ
ニット40は疑似ランダムコードまたはCDMAを用い
るPNコードを介して通信し合う。而して、例えば、ベ
ースユニット10が第1の遠隔ユニット40aと通信し
ている場合、ベースユニット10は選択される周波数チ
ャンネルにおいて送信および受信を行い、第1のPNコ
ードを介して遠隔ユニット40aと通信する。さらに、
ベースユニット10が第2の遠隔ユニット40bと同時
通信している場合、ベースユニット10は同一の選択周
波数チャンネルにおいて異なるPNコードにより通信す
る。
ト40との間の通信がTDMA技法により行われる。第
9図はベースユニット10から一以上の遠隔ユニット4
0への信号の送信および受信を行う場合のタイミングを
示している。すなわち、選択周波数チャンネル内におい
て、ベースユニット10は共通信号チャンネル(CSC
−B)部から成る時間部分において送信し、保護時間お
よびユーザチャンネル(UC−B)部がこれに続き、さ
らに、保護時間がこれに続いている。次いで、遠隔ユニ
ット40の各々による送信が一以上の遠隔ユニット40
により分割された共通信号チャンネル(CSC−R)部
から成る時間域において行われ、さらに保護時間、ユー
ザチャンネル(UC−R)部、そして、保護時間が続
く。このような動作により1フレームが構成される。そ
の後、このようなタイミングのシーケンスが繰り返され
て、ベースユニット10がその時間域において送信し、
次いで、一以上の遠隔ユニット40がその時間域におい
て送信する。
る種々の信号のタイミングを示している。この場合、C
SC−B信号はさらにSYNC部とDATA部に分割さ
れている。また、このSYNC部においては、信号がさ
らにSW1およびSW2信号に分割されている。SW1
信号は同期化信号である。また、このSW1信号は、ベ
ースユニット10に特異的でありすべての正当な遠隔ユ
ニット40により知られるPNコードに基づいて発生さ
れる。さらに、後述するが、SW2信号はSW1と同一
かあるいはSW1の逆信号である。さらに、CSC−B
のDATA部は、ベースユニット10がPNコードを遠
隔ユニット40に割り当ててベースユニット10と遠隔
ユニット40との間の通信をユーザチャンネル(UC−
BおよびUC−R)において行う等の、信号データを含
むことができる。
る信号のUC−B部においては、UC−B信号がさらに
ユーザ信号チャンネル(USC−B)とユーザベアラチ
ャンネル(UBC−B)とに分割されている。USC−
Bはさらにパワー制御等の制御情報を含むチャンネルコ
ントロールメッセージ(CCM)部と信号メッセージ等
の制御信号情報を含むデータ領域とに分割される。デジ
タル無線電話の場合、信号メッセージはダイアル数とな
る。また、UBC−B部はベースユニット10から遠隔
ユニット40に送信されるメッセージまたはデータを含
んでいる。
ト40とベースユニット10との間のメッセージが多く
のフレームにまたがり、以下のような定義がメッセージ
の境界を画するために用いられる。すなわち、上述の如
きCSC−B、UC−B、CSC−RおよびUC−Rか
ら成る通常フレーム、8個の通常フレームから成るマイ
ナスーパーフレームおよび16個の通常フレームから成
るメジャースーパーフレームがある。
のようにこの通常フレームとマイナスーパーフレームと
のタイミングを区別する。
単位から成り、また、「01」の8個のフレーム単位か
ら成る。メジャーフレームの開始はUSC−BのDAT
A部におけるベースユニット10によるフレーム番号を
含むメッセージの送信により行われる。
るIF周波数信号部分の詳細なタイミングである。上記
のCSC−R部はPA1部およびCS−R部に分割され
る。このPA1部は同期化情報用に使用され、CS−R
部は制御チャンネルとして機能する。さらに、上記UC
−R部はPA2部、USC−R部およびUBC−R部に
分割される。このPA2部は同期化情報用に使用され、
また、USC−R部はその領域が信号の性質および信号
メッセージ等の制御情報を含む点でUSC−B部と同様
である。さらに、UBC−R部はベースユニット10に
より送信されるUBC−B部と同様であり、また、UB
C−R部は遠隔ユニット40によりベースユニットに送
信されるデータまたはメッセージである。
ユニット40と通信する場合を考える。この場合のベー
スユニット10と遠隔ユニット40との間の通信リンク
の設定は以下のようである。すなわち、ベースユニット
10は割り当てられた時間スロットのCSC−B部にお
いてSYNC信号(SW1およびSW2から成る)を定
期的に送信する。このことは選択された周波数の全体わ
たって言える。さらに、一例として、周波数が4番目の
周波数チャンネルにおいて選択された場合を考える。こ
の場合も、SYNC信号はPNコード化される(簡単の
ために、コードのインデクスを0とする)。而して、S
YNC信号(SW1およびSW2の両方)はベースユニ
ット10によりPNコードのインデクス0でコード化さ
れて送信される。
ある。好ましい実施態様においては、SYNC信号に対
応するPNコードは8×32=256チップの長さを有
しており、このうちの128チップが同相信号に対応
し、残りの128チップが直交位相信号に対応する。す
なわち、各位相に対して1ビット当たり16チップが対
応する。而して、各々付随のインデクスを有するSYN
C信号に対して2256個の可能なPNコードの組み合
わせが存在する。例えば、0に等しいPNコードのイン
デクスは「100・・・01」であるPNコードに対応
する。
ち、オン状態、待機およびオフ状態の一を採ることがで
きる。
のユニットはベースユニットのPNコード、すなわち、
この場合0のインデクスに等しいインデクスを有するP
Nコードを持つ信号を検索するデフォールト状態にな
る。次いで、遠隔ユニット40は0に等しい周波数チャ
ンネルにおいて周波数スペクトルの走査を開始する。こ
のことは上述のプロトコルおよびコントロールユニット
52により行われ、ユニット52は周波数選択信号を発
生して上記合成器74に差周波数を発生させ、0に等し
いチャンネルにおけるRF周波数が中間周波数に変換さ
れるようにする。プロトコルおよびコントロールユニッ
ト52はまたコード選択信号を発生して0のインデクス
に等しいPNコードがSSU34のPNコード発生器1
34から発生されるようにする。このような状態になる
と、上記のイネーブル信号が発生される。しかしなが
ら、SYNC信号が所定時間後に見い出されないと、P
CU52は別の周波数選択信号を発生して、1に等しい
周波数チャンネルに移す。
等しい周波数チャンネルに到達すると、SYNC信号が
見い出され、遠隔ユニット40はCSC−R時間フレー
ムのCS−R部における4に等しい周波数チャンネルに
要求信号メッセージを送信する。このようなSYNC信
号の捕捉を認識した上での遠隔ユニット40による要求
信号メッセージの送信はまた0に等しいインデクスのP
Nコードから派生したPNコードにおいてコード化され
る。
ジの受信に応じて、すなわち、ベースユニット10と遠
隔ユニット40との間のメッセージまたはデータ交換の
間、ベースユニット10はUC送信において使用される
PNコードに対して割り当て信号メッセージを送信す
る。このようなベースユニット10による割り当て信号
メッセージの送信はCSC−Bタイミング部分のDAT
A部において行われ、0に等しいインデクスのPNコー
ドにコード化される。而して、例えば、ベースユニット
10が遠隔ユニット40から要求信号メッセージを受け
取ると、ベースユニット10は次の通信が10に等しい
インデクスのPNコードを用いて処理されるように命令
を出す。データ通信の間に用いられるPNコードは上述
のSYNC信号の場合のPNコードとは異なる構造を有
することができる。好ましい実施態様においては、PN
コードは65535チップの長さであり、同相および直
交位相信号に対応するチップが交互に存在する。なお、
各位相には1ビット当たり16チップが存在する。その
後、10に等しいインデクスのPNコードメッセージは
0に等しいインデクスのPNコードによりコード化さ
れ、CSC−B時間スロット、特にDATA時間スロッ
ト上に送信される。(なお、ベースユニット10が同時
に別の遠隔ユニット40と通信している場合は、遠隔ユ
ニット40の通信には異なるPNコードが割り当てられ
る。) 遠隔ユニット40はベースユニット10からの信号をC
SC−B時間スロットのDATA部受け取ってその情報
を復号する。その後、ベースユニット10がそのUC−
B部分において送信し、また、遠隔ユニット40がその
UC−R部分において送信する状態で、ベースユニット
10と遠隔ユニット40との間の通信のメッセージ部分
が10に等しいインデクスのPNコードを用いて処理さ
れる。
においては、上記PCU52は合成器74に対して周波
数選択信号を発生して周波数チャンネル(0−20)を
走査し、また、SSU34のPNコード発生器134に
対してコード選択信号を送って0に等しいインデクスの
PNを検索する。この周波数選択信号は上記プレアンブ
ルMF102がSYNC信号に適合するものを見い出さ
ない場合に変更される。このようにして、SYNC信号
が見つかると、遠隔ユニット40は待機状態に維持さ
れ、SSU34のみが動作する。
40との間の通信もまた上述と同様である。すなわち、
遠隔ユニット40が通信処理を開始する必要がある場
合、または、ユニット40が待機状態にある場合、この
ユニットは上記SYNCパルスを検索しながら周波数チ
ャンネルを走査する。その後、ユニット40はCSC−
RのCS−R部分に送信する。また、ベースユニット1
0はCSC−Bタイミング部分のDATA部において特
異的なPNコードインデクスを有する割り当て信号メッ
セージを送信する。ベースユニット10により割り当て
られたPNコードはUC−B部分およびUC−R部分の
両方の送信において用いられる。その結果、上述の如
く、各遠隔ユニット40は共通の信号チャンネル部分、
すなわちCSC−R部分を一時的に得る。その後、他の
遠隔ユニット40においては、CSC−R部分上のベー
スユニット10への信号送信が自由になる。すなわち、
遠隔ユニット40がそのPNコードを割り当てられる
と、ベースユニット10と遠隔ユニット40との間の割
り当てられたPNコード上の通信は同一のスロット時間
における他の遠隔ユニット40とベースユニット10と
の間の通信に干渉しなくなる(これらのPNコードが異
なるために)。
28MHz)がマイクロ波装置等の他のRF発生源から
の干渉を受けやすいために、ベースユニット10と一以
上の遠隔ユニット40との間の通信リンクが妨害されや
すい。しかしながら、上述したように、ベースユニット
10とその遠隔ユニット40のすべてとの間の通信は単
一の選択周波数チャンネルにおいて行われる。而して、
ベースユニット10が一以上の遠隔ユニット40からの
信号において過剰の干渉を検出した場合、ベースユニッ
ト10はこれらの遠隔ユニット40の各々に対してその
USC−B部分のDATA部における信号メッセージを
送信して別の周波数チャンネルに移す。この信号メッセ
ージは切り替え時期についての同期化またはクロック情
報を含んでいる。このようにして遠隔ユニット40の各
々への受信が行われると、PCU52は新規の選択周波
数チャンネルに移動するための周波数選択信号を発生す
る。
継続を行うための一の周波数チャンネルから他の周波数
チャンネルへの通信の移動が行われるが、予期しない程
に大きな干渉信号等により、ベースユニット10と一以
上の遠隔ユニット40との間の通信リンクが影響を受け
る場合がある。このような場合、ベースユニット10と
その一以上の遠隔ユニット40との間の通信リンクを再
設定する手法を確立することが必要になる。
て、ベースユニット10と遠隔ユニット40がそれぞれ
UBC−B部およびUBC−R部において通信する前
に、ベースユニット10は遠隔ユニット40の各々に対
して通信の中断の場合において使用する通信チャンネル
のテーブルを送信する。すなわち、このチャンネルのテ
ーブルはベースユニット10からUBC−BのDATA
部を介して遠隔ユニット40に通信される。さらに、チ
ャンネルのテーブルは周波数チャンネルとPNコードの
インデクスの両方を含むリストから成る。
に等しくないPNコードインデクス等の選択されたPN
コードインデクスに従ってコード化される。さらに、チ
ャンネルのテーブルはベースユニット10によりあたか
も「データ」の別の部分の如く送信される。また、チャ
ンネルのテーブルを受け取る遠隔ユニット40はチャン
ネルのテーブルを割り当てられたPNコードに従って復
号する。その後、復号処理されたチャンネルテーブルの
信号がプロトコルおよびコントロールユニット52の記
憶部に記憶される。
ト40はSSU34に対して内部的に発生するシステム
クロック35に基づいてクロック信号のカウントを継続
するように動作する。すなわち、システムクロック35
はベースユニット10から送信されるSYNC信号の継
続における同期に基づいてカウントを継続する。次い
で、プロトコルおよびコントロールユニット52がシス
テムクロック35からタイミング信号を受け取る。つま
り、マイクロコントローラであるプロトコルおよびコン
トロールユニット52はこのクロック信号値に所定の数
学的関数を適用する。このような遠隔ユニット40によ
り使用される数学的関数の一例として、ハッシュ(ha
sh)関数H(T)がある。つまり、ハッシュ関数H
(T)は上記クロック信号から得られるフレーム番号T
をプログラム番号H(T)に写像する。このようなハッ
シュ関数H(T)の好ましい実施態様は以下の如く定義
される。
数であるとともに、R(T)=(((T/8)×7)+
3)mod16)/16であり、領域(0,1)におけ
る疑似ランダム値である。
る記入の番号である。すなわち、R(T)は個数16の
最大長シーケンス発生成分に対応する種(seed)と
して上述のマイナスーパーフレーム番号T/8を採用
し、これに7を掛け、次いで3を加え、さらに領域
(0,1)における疑似ランダム値を得るべく規格化す
ることにより得られる。
ユニット40による数学的関数の適用により、チャンネ
ルテーブルにおける記入が行われる。その後、プロトコ
ルおよびコントロールユニット52は前記テーブルにお
ける選択された記入に付随する通信チャンネルを選択す
る。上述したように、選択された通信チャンネルのテー
ブルにおける記入はこれに付随する周波数チャンネルと
PNコードインデクスとを含む。
に付随するシステムクロック35によりそのクロック信
号の発生を継続する。而して、上述のプロトコルおよび
コントロールユニット32は通信チャンネルのテーブル
における同一の記入を得るべくシステムクロック35か
らのクロック信号と同一の値に対して同一の数学的関数
を適用する。次いで、ベースユニット10は前記テーブ
ルにおける記入に付随する通信チャンネルを選択する。
この結果、この通信チャンネルのテーブルにおける記入
から選択される通信チャンネル上において通信処理が再
設定される。
の初期プロトコルの一部として、遠隔ユニット40が時
間スロットのCSC−B部分におけるSYNC信号上に
ロックすると、前記ユニット40はそのCSC−Rにお
けるCS−R部分内の要求信号メッセージを送信する。
その後、ベースユニット10は、そのCSC−B時間ス
ロットのDATA部分内に、ベースユニット10との通
信処理において遠隔ユニット40により使用される特定
PNコードのインデクスを送信する。
ユニット10に対してその機能的能力のリストを送信す
るために選択されたPNコードを使用する。而して、遠
隔ユニット40は時間スロットUSC−R上に、例えば
PNコード=10である、選択PNコードにより符号化
された機能的能力のリストを送信する。
時間スロット内にメッセージを受け取り、この信号を上
記選択PNコードに従って復号して、遠隔ユニット40
の機能的能力のリストを得る。次いで、ベースユニット
は遠隔ユニット40の機能的能力のリストと自分の機能
的能力とを比較して共通の機能的能力の組み合わせを決
定する。その後、ベースユニット10は遠隔ユニット4
0に対してそのUSC−B時間スロットのDATA部分
上に選択PNコードに従って符号化されたその共通の機
能的能力の組み合わせのリストを送信する。このように
して、遠隔ユニット40とベースユニット10との間の
通信が選択された周波数において選択PNコードに従っ
て共通の機能的能力の組み合わせを用いて行われる。
0の機能的能力は会話デジタル符号化等の能力を含むこ
とができる。この場合、異なる会話符号化技法(その一
部は一般に知られる原理に基づき、またその他は特定の
製造者に専有の原理に基づく)が有効であり、また、異
なる製造者による遠隔ユニット40が少なくとも共通の
機能的能力に基づいて異なる製造者によるベースユニッ
ト10と通信する能力を有することが望まれるために、
通信リンクの設定の一部として、遠隔ユニット40およ
びベースユニット10が互いに共通の機能的能力を知得
していることが望まれる。
40における会話コードに対応する機能的能力の一例を
説明する。
ように、ベースユニット10は上記のテーブルを比較し
て、対応する共通能力のリストに16Kbpsサブバン
ドおよび32KbpsADPCMが含まれることを決定
する。この比較に基づいて、ベースユニット10は上記
のような機能的能力のリストを遠隔ユニット40に送信
し、通信が会話コードに対応する二つの機能的能力のい
ずれかを用いて行われる。
ニット10が共通の能力のリストを「協定する」能力を
備えているので、ベースユニット10または遠隔ユニッ
ト40の会話コード化において専有権を有している製造
者は他の製造者の遠隔ユニット40またはベースユニッ
ト10と、これら製造者の両方のユニットに備えられる
少なくとも一の会話コード化機能能力における共通要素
が存在する限り、通信を行うことが可能である。
ることが可能であるが、このユニット10が各遠隔ユニ
ット40の送信パワーについて制御されており、ベース
ユニット10に受信される遠隔ユニット40の各々から
の信号強度がほぼ同一にして、これら遠隔ユニット40
のいずれか一が過剰パワーになったり他のユニットを支
配することのないようにすることが望ましい。さらに、
このようなパワー制御はマルチパスフェ−ジングや遮蔽
ひずみを抑制する点で好ましい。
ユニット10により送信される信号が遠隔ユニット40
により受信され、ベースユニット10から受信した信号
のパワーは遠隔ユニット40におけるBPU28aの検
出器104により計測される。次いで、遠隔ユニット4
0における送信パワーが以下の式に従って制御される。
おけるベースユニット10により受信される所望のパワ
ーを示している。
される信号のパワーを示しており、さらにCはベースバ
ンド処理ユニット28aの検出器104により計測され
た遠隔ユニット40において受信される信号のパワーで
ある。AおよびBの値は遠隔ユニット40の送信パワー
を制御するためにベースユニット10から遠隔ユニット
40に送信されるデータである。さらに、Aはベースユ
ニット10の検出器104により計測された遠隔ユニッ
ト40により送信される信号のベースユニット10によ
り受信される所望のパワーである。この値はベースユニ
ット10から遠隔ユニット40に対してそのUSC−B
のDATA部上に送信される値である。Bはベースユニ
ット10により送信される信号のパワーであり、これも
ベースユニット10から遠隔ユニット40に対してその
USC−BのDATA部上に送信される値である。した
がって、AおよびBは遠隔ユニット40にアプリオリに
知られているか、あるいは、ベースユニット10から遠
隔ユニット40に送信される信号メッセージの一部であ
る。
ルおよびコントロールユニット52により発生されるゲ
イン制御信号は送信信号のパワーに影響するRFフィル
タおよび増幅器90のゲインを制御する。このゲイン制
御されるRF増幅器90はモトローラ(Motorol
a)製の部品AN1025等の周知の構成を採ることが
できる。
よびUBC部分から構成されている。したがって、UC
−B時間スロットにおいては、信号USC−BおよびU
BC−Bが送信され、USC−Bはパワー活性、呼び出
し状態等の情報を含む制御信号部分であり、UBC−B
はデータを含む部分となっている。同様に、UC−R部
分においては、UC−RがPA2およびUSC−R部分
から構成されており、これらはUBC−Rをデータ部分
とする制御信号となっている。
号部分はUC−BおよびUC−Rのデータ部に比して少
量のデジタルデータを有するデジタルデータ流列であ
る。制御信号部分の耐干渉能力をさらに高めるべくその
部分を保護するために、UC−BおよびUC−Rの双方
の制御信号部分およびデータ部分はさらにデジタル符号
化することが可能である。
のように行う。すなわち、データ部分から各Nビットブ
ロックが特定の「軽い」(ここで、「軽い(ligh
t)」とは1の数が0の数よりも少ないことを意味す
る)Mビット信号に写像され、MはNよりも大きく、M
ビット信号における「1」の数はM/2よりも小さい。
この軽いMビット信号はUC−BまたはUC−Rの制御
信号部からのビットが「0」である場合に送信される
が、UC−BまたはUC−Rの制御信号部からのビット
が「1」である場合は軽いMビット信号の補数が送信さ
れる。
ムにおいて広まっているが、このようなチャンネルコー
ドは雑音を含むチャンネル上の送信においてコード化し
たビット流を生成する情報の流れに冗長性を単に付加す
るものである。このようなチャンネルコードが好適に作
成されると、このコード化により誘導される冗長性によ
り送信ビットの一部の受信がエラーとなっても、デコー
ダが元の情報の流れを信頼性高く回復することができ
る。
化の目的は上述のUC−BまたはUC−R時間スロット
の制御信号部分における送信エラーに対して最大の保護
を提供し、かつ、UC−BまたはUC−Rのデータ部分
において最小の保護を与えることである。このようにす
ることにより、受信されるユニット(遠隔ユニット40
またはベースユニット10)は低いエラー発生率の条件
下において制御信号およびデータ信号の両方を回復する
ことが可能になり、また、極めて高いエラー発生率の条
件下において制御信号を回復することが可能になる。
づいて説明する。まず、制御信号の単一ビットおよびデ
ータの96ビットを送信用の120ビットを有するコー
ド化ビット流にコード化する。96ビット語から120
ビット語への写像は96ビット語を3組の32ビット語
に分割することにより行われる。次いで、32ビット語
は各々軽い40ビット語に写像される。さらに、これら
3種の40ビット語は連結されて軽い120ビット語を
形成する。
2)の組み合わせよりも小さいから、32ビットのシー
ケンスは12すなわち12個の1を確実に含むハミング
ウエイト(Hamming weight)を有する4
0ビットのシーケンスに写像することができる。
32ビット入力語からそれぞれ写像した3種の40ビッ
ト語は連結されてハミングウエイト36の120ビット
語となる。この場合、上記制御信号からの単一ビットが
0であると、120ビット語が送り出される。また、制
御信号からの単一ビットが1であると、120ビット語
の補数が送り出され、そのウエイトは120−36=8
4ビットの「1」から成る。
り、「軽い」Mビット語が「重い」Mビット語と間違え
られるか、あるいはその逆である前に、120ビット中
の24以上がエラーとなることを意味している。
ラーもコード化したデータにおける1個の32ビットの
部分の損失を引き起こすという欠陥がある。この問題は
正常単一流(127,120)のハミングコードを付加
することにより改善できる。すなわち、7個の周期冗長
性チェック(CRC)ビットを120ビット語に付加す
ることにより、127ビットブロックにおけるいかなる
単一ビットエラーの補正も可能になる。このような改善
を加えることにより、2ビットよりも小さい信号が雑音
により変化した場合でも、デコード処理は制御信号およ
びデータ信号の両方において正しい結果を生じることが
可能になる。
である。
ある。
Fアナログ部分の詳細なブロック図である。
アナログ部分の詳細なブロック図である。
ースユニットおよび第2図示の遠隔ユニットの待機およ
び同期ユニットのブロック図の一部である。
図示の遠隔ユニットのインターフェイスおよびマルチプ
レクサ部分の詳細なブロック図である。
図示の遠隔ユニットのアプリケーションコントローラ部
分の詳細なブロック図である。
の図で示される領域において本発明の通信システムの好
ましい実施例が動作する。
間の通信プロトコルにおけるタイミング図である。
あり、ベースユニットにより送信される部分を示してい
る。
あり、遠隔ユニットにより送信される部分を示してい
る。
Claims (32)
- 【請求項1】ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通
信処理を行う拡散スペクトル無線通信システムにおい
て、 複数の選択された周波数チャンネルの一において前記ベ
ースユニットと遠隔ユニットとの間の送信をCDMAを
用いて行う手段から成り、前記ベースユニットが所定の
時間内において送信し、また、前記遠隔ユニットが前記
所定時間と異なる別の時間内において送信し、さらに、 前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、前記
周波数チャンネルの一を前記周波数チャンネルと異なる
別の周波数チャンネルに変更する手段から成り、その結
果、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通信処
理が前記別の周波数チャンネル上において行われること
を特徴とするシステム。 - 【請求項2】前記送信手段が、 前記所定時間の第1部分および前記別の時間の第1部分
において前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間に制
御信号を送信し、かつ、前記所定時間の第2部分および
前記別の時間の第2部分において前記ベースユニットと
遠隔ユニットとの間にデータ信号を送信する手段を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】前記送信手段がさらに、 前記所定時間内に前記ベースユニットから前記遠隔ユニ
ットに対して同期信号を送信する手段を含むことを特徴
とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項4】ベースユニットと遠隔ユニットとの間の通
信処理を行う拡散スペクトル無線通信方法において、 複数の選択された周波数チャンネルの一において前記ベ
ースユニットと遠隔ユニットとの間の送信をCDMAを
用いて行う段階から成り、前記ベースユニットが所定の
時間内において送信し、また、前記遠隔ユニットが前記
所定時間と異なる別の時間内において送信し、さらに、 前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、前記
周波数チャンネルの一を前記周波数チャンネルと異なる
別の周波数チャンネルに変更する段階から成り、このこ
とにより、前記ベースユニットと遠隔ユニットとの間の
通信処理が前記別の周波数チャンネル上において行われ
ることを特徴とする方法。 - 【請求項5】前記所定時間の第1部分および前記別の時
間の第1部分において制御信号が送信され、かつ、前記
所定時間の第2部分および前記別の時間の第2部分にお
いてデータ信号が送信されることを特徴とする請求項4
に記載の方法。 - 【請求項6】さらに、前記所定時間内に前記ベースユニ
ットから前記遠隔ユニットに対して同期信号を送信する
段階を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】遠隔ユニットと拡散スペクトル無線通信す
るためのベースユニットにおいて、 前記遠隔ユニットに対して、所定時間内に、複数の選択
された周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて
送信する手段と、 前記所定時間と異なる別の時間内に、前記複数の選択さ
れた周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて前
記遠隔ユニットからの送信を受信する手段と、 前記周波数チャンネルの一における干渉に応じて、別の
周波数チャンネルに送信を変更する手段とを具備し、こ
のことにより、前記遠隔ユニットとの通信が前記別の周
波数チャンネル上において行われることを特徴とするベ
ースユニット。 - 【請求項8】さらに、前記所定時間の第1の部分におい
て制御信号を送信し、前記所定時間の第2の部分におい
てCDMAによりコード化されたデータ信号を送信する
手段を含むことを特徴とする請求項7に記載のベースユ
ニット。 - 【請求項9】前記制御信号がさらに同期信号および共通
の制御信号を含むことを特徴とする請求項8に記載のベ
ースユニット。 - 【請求項10】前記受信手段がさらに、 前記遠隔ユニットからの送信を検出して検出信号を生成
する手段と、 前記検出信号をCDMAを用いて復号して復号化送信信
号を生成する手段とを具備することを特徴とする請求項
9に記載のベースユニット。 - 【請求項11】ベースユニットと拡散スペクトル無線通
信するための遠隔ユニットにおいて、 前記ベースユニットに対して、所定時間内に、複数の選
択された周波数チャンネルの一においてCDMAを用い
て送信する手段と、 前記所定時間と異なる別の時間内に、前記複数の選択さ
れた周波数チャンネルの一においてCDMAを用いて前
記ベースユニットからの送信を受信する手段と、 前記ベースユニットからの別の周波数への変更の要求に
応じて、送信を別の周波数チャンネルに変更する手段と
を具備することを特徴とする遠隔ユニット。 - 【請求項12】前記送信手段がさらに、 前記所定時間の第1の部分において同期信号を送信し、
前記所定時間の第2の部分においてCDMAによりコー
ド化されたデータ信号を送信する手段を含むことを特徴
とする請求項11に記載の遠隔ユニット。 - 【請求項13】前記送信手段がさらに、 前記ベースユニットから同期信号を受信する手段を含む
ことを特徴とする請求項11に記載の遠隔ユニット。 - 【請求項14】前記受信手段がさらに、 前記ベースユニットからの送信を検出して検出信号を生
成する手段と、 前記検出信号をCDMAを用いて復号して復号化送信信
号を生成する手段とを具備することを特徴とする請求項
11に記載の遠隔ユニット。 - 【請求項15】前記変更手段がさらに、 前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットからの
前記周波数チャンネルの一における信号の干渉を検出す
るための手段と、 前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対し
て信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに移
動するための手段と、 前記遠隔ユニットにおいて、他の周波数チャンネルに変
更する手段とを具備することを特徴とする請求項1に記
載のシステム。 - 【請求項16】前記信号メッセージが同期化情報を含む
ことを特徴とする請求項15に記載のシステム。 - 【請求項17】前記変更段階がさらに、 前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットからの
前記周波数チャンネルの一における信号の干渉を検出す
る段階と、 前記ベースユニットにおいて、前記遠隔ユニットに対し
て信号メッセージを送信して他の周波数チャンネルに移
動する段階と、 前記遠隔ユニットにおいて、他の周波数チャンネルに変
更する段階とを具備することを特徴とする請求項4に記
載の方法。 - 【請求項18】前記信号メッセージがさらに同期化情報
を含むことを特徴とする請求項17に記載のシステム。 - 【請求項19】前記変更手段がさらに、 前記遠隔ユニットから選択された前記周波数チャンネル
の一における信号の干渉を検出する手段と、 前記遠隔ユニットに対して信号メッセージを送信して他
の周波数チャンネルに移動する手段と、 他の周波数チャンネルに変更する手段とを具備すること
を特徴とする請求項7に記載のベースユニット。 - 【請求項20】前記信号メッセージが同期化情報を含む
ことを特徴とする請求項19に記載のベースユニット。 - 【請求項21】ベースユニットと遠隔ユニットとの間の
通信を行う拡散スペクトル無線通信システムにおいて、 前記ベースユニットが、 所定時間においてCDMAを用いて同期信号と、第1制
御信号と、第1データ信号とを前記遠隔ユニットに対し
て送信する手段と、 前記所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用い
て第2制御信号と第2データ信号とを前記遠隔ユニット
から受信する手段とから成り、 前記遠隔ユニットが、 前記所定時間においてCDMAを用いて前記同期信号
と、第1制御信号と、第1データ信号とを前記ベースユ
ニットから受信する手段と、 前記別の時間においてCDMAを用いて前記第2制御信
号と第2データ信号とを前記ベースユニットに対して送
信する手段とを具備することを特徴とするシステム。 - 【請求項22】前記ベースユニットが複数の同類の遠隔
ユニットと通信することを特徴とする請求項21に記載
のシステム。 - 【請求項23】前記第1制御信号が前記複数の同類の遠
隔ユニットにより受信されることを特徴とする請求項2
2に記載のシステム。 - 【請求項24】前記第1データ信号がCDMAコード化
され、かつ、前記複数の遠隔ユニットの一により受信さ
れることを特徴とする請求項23に記載のシステム。 - 【請求項25】前記遠隔ユニットがオフ状態、待機状態
およびオン状態の3状態のいずれかを採り得ることを特
徴とする請求項21に記載のシステム。 - 【請求項26】前記遠隔ユニットが待機状態にある時に
前記第2制御信号のみを送信しかつ前記同期信号および
第1制御信号のみを受信することを特徴とする請求項2
5に記載のシステム。 - 【請求項27】遠隔ユニットと拡散スペクトル通信する
ベースユニットにおいて、 所定時間においてCDMAを用いて同期信号と、第1制
御信号と、第1データ信号とを前記遠隔ユニットに対し
て送信する手段と、 前記所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用い
て第2制御信号と第2データ信号とを前記遠隔ユニット
から受信する手段とを具備することを特徴とするベース
ユニット。 - 【請求項28】前記ベースユニットが複数の同類の遠隔
ユニットと通信することを特徴とする請求項27に記載
のシステム。 - 【請求項29】前記第1データ信号がCDMAコード化
されることを特徴とする請求項27に記載のシステム。 - 【請求項30】ベースユニットと拡散スペクトル通信す
る遠隔ユニットにおいて、 所定時間においてCDMAを用いて同期信号と、第1制
御信号と、第1データ信号とを前記ベースユニットから
受信する手段と、 前記所定時間と異なる別の時間においてCDMAを用い
て第2制御信号と第2データ信号とを前記ベースユニッ
トに対して送信する手段とを具備することを特徴とする
遠隔ユニット。 - 【請求項31】前記遠隔ユニットがオフ状態、待機状態
およびオン状態の3状態のいずれかを採り得ることを特
徴とする請求項30に記載のシステム。 - 【請求項32】前記遠隔ユニットが待機状態にある時に
前記第2制御信号のみを送信しかつ前記同期信号および
第1制御信号のみを受信することを特徴とする請求項3
1に記載のシステム。
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