JP2003505972A - フレームエラー率の減少方法および装置 - Google Patents

フレームエラー率の減少方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 信号送信パワーを制御する方法および装置である。本発明の方法は受信された信号401 を復調して復調された信号407 を発生し、復調された信号412を歪ませて歪みを有する復調された信号413 を生成するステップを含んでいる。復調された信号412 は例えば雑音の付加により歪まされることができる。信号対雑音比のような信号品質尺度は復調された信号ではなく、歪みを有する復調された信号に基づいて416 、418 、502 、602 で決定される。送信パワーの調節はその後、歪みを有する復調された信号の信号品質尺度に基づいて420 、506 、508でリクエストされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信システム、特に無線通信システムのフレームエラー率(FE
R)を減少させる方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(例えば1%よりも大きい)比較的貧弱なFERを有する無線リンクによって
データを転送するとき、データサービスが要求している程度に低いFERを実現
するためにデータを再送信する多数の方法が存在する。例えば循環冗長符号チェ
ック方式(CRC)はデータのブロックの完全性をチェックするためにリンクの
受信端部で実行されることができる。CRCはデータ通信でそのデータが正確に
受信されたことを設定するよく知られた方法である。CRC符号は送信装置で発
生されデータブロックに添付される。受信端部は類似の計算を行い、その結果を
付加されたCRC符号と比較する。違いが存在するならば、受信端部はデータブ
ロックの再送信をリクエストする。
【0003】 例えば自動再送信リクエスト(ARQ)のようなプロトコルの使用はデータ
ブロックの再送信に使用されることができる。ARQでは、送信装置はデータブ
ロックに基づいてエラー検出フィールド(例えばCRCフィールド)を符号化す
る。受信端部がチェックフィールドを再度計算し、これを受信されたものと比較
する。これらが一致するとき、確認(ACK)が送信装置へ返送される。これら
が一致しないならば、否定的確認(NAK)が返信され、送信装置はメッセージ
を再度送信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の方法は多数のタイプのデータの送信に対して満足できるものである。し
かしながら、低いFERを実現する方法はデータブロックの再送信により待ち時
間を増加させる。このような増加された待ち時間は、実時間デジタル化音声また
は他のタイプの待ち時間に敏感なデータのようなあるタイプのデータを送信する
ときには許容されることができない。特に、データブロックの再送信は遅延時間
を生じ、その遅延時間は平均して高く、また多数の待ち時間に敏感なシステムで
は要求よりも大きな変化がある。
【0005】 待ち時間を増加せずに低いFERを有するデータを転送する方法および装置
が必要とされている、換言すると、データブロックの再送信に依存せずにFER
を減少する方法および装置が必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、信号送信パワーを制御するための方法および装置に関する。本発明
の方法は、受信された信号を復調して復調された信号を発生し、復調された信号
を歪ませて歪まされた復調された信号を発生するステップを含んでいる。復調さ
れた信号は例えば雑音を付加することによって歪まされることができる。信号対
雑音比のような信号品質の測定は、復調された信号ではなく歪まされた復調され
た信号に基づいて決定される。送信パワーの調節は歪まされた復調された信号の
信号品質測定結果に基づいてリクエストされる。
【0007】 本発明の1実施形態では、決定された信号品質測定値はしきい値と比較され
、送信パワーの調節は比較結果に基づいてリクエストされる。しきい値は信号が
受信されるべき所望の最小の信号品質レベルを表す。SNRのような幾つかの品
質測定関数は信号品質に比例する値を有する。即ち、これらは品質の増加によっ
て増加し、品質の低下で減少する。それ故、これらの信号品質測定値がしきい値
よりも下に落ちるならば、送信パワーの増加がリクエストされ、信号品質測定値
がしきい値を超えるならば、送信パワーの減少がリクエストされる。他の関数は
エラーイベントに基づいて、信号品質に反比例する値を有し、信号品質の増加に
より値が減少し、反対ならば逆になる。この状態では、測定値がしきい値よりも
下に落ちるならば、送信パワーの減少がリクエストされ、測定値がしきい値を超
えたならば、送信パワーの増加がリクエストされる。
【0008】 1実施形態では、本発明の方法はさらに復調された信号をデコードして決定
データを発生し、歪まされた復調された信号を復号して歪まされた決定データを
発生するステップを含んでいる。第2の信号品質測定値または“エラーイベント
”の測定値は(決定データではなく)前記歪まされた決定データに基づいて決定
される。送信パワーの増加または減少を決定するために使用されるしきい値は第
2の信号品質測定値に基づいて調節される。
【0009】 信号が基地局により送信され、ユーザ端末により受信される1実施形態では
、本発明のステップはユーザ端末により実行され、基地局の送信パワーが制御さ
れる。 信号が衛星を使用して、ゲートウェイにより送信されユーザ端末により受信さ
れる本発明の別の実施形態では、本発明のステップはユーザ端末によって実行さ
れ、ゲートウェイの送信パワーが制御される。
【0010】 信号がユーザ端末により送信され、基地局により受信されるさらに別の実施
形態では、ユーザ端末の送信パワーが制御される。 信号が衛星を使用して、ユーザ端末により送信されゲートウェイにより受信さ
れる本発明のさらに別の実施形態では、本発明のステップはゲートウェイにより
実行され、ユーザ端末の送信パワーが制御される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴、目的、利点は図面を伴った以下の詳細な説明からさらに明白に
なるであろう。同一の参照符号は全体を通じて同一または類似の素子を示してい
る。 本発明の好ましい実施形態を以下詳細に説明する。特別なステップ、構造、ア
レンジメントを説明するが、これは例示の目的でのみ行われることを理解すべき
である。当業者はその他のステップ、構造、アレンジメントが本発明の技術的範
囲を逸脱せずに使用されることができることを認識するであろう。
【0012】 I.環境例 本発明を詳細に説明する前に、本発明が実施されることができる例示的な環境
を説明することが有効である。本発明は多数の無線通信システム、特に信号の送
信に使用されるパワー量を制御するのに望ましいシステムで実行されることがで
きる。このような環境は衛星、地上セルラ電話システムを含んでいるがそれらに
限定されない。好ましい応用は移動体またはポータブル電話サービス用の符号分
割多元アクセス(CDMA)無線拡散スペクトル通信システムにある。
【0013】 本発明は特に低地球軌道衛星を使用する通信システムにおける使用に適して
いる。しかしながら、当業者に明白なように、本発明の概念は他のタイプの衛星
および地上通信システムにも適用可能である。
【0014】 典型的に衛星ベースの通信システムはゲートウェイと、ゲートウェイと1以
上のユーザ端末間で通信信号を中継するための1以上の衛星とを使用する。ゲー
トウェイは各ユーザ端末から他のユーザ端末または公共電話交換網のような他の
接続された通信システムのユーザへ通信リンクを与える。典型的な地上システム
は信号の送信と、ユーザ端末からの信号の受信に基地局を使用する。ユーザ端末
は固定されているか、移動体電話のように可動である。
【0015】 幾つかの衛星および地上通信システムは、米国特許第4,901,307 号明細書(
発明の名称“Spread Spectrum Multiple Access Communication System Using S
atellite or Terrestrial Repeaters ”、1990年2月13日)と、米国特許第5,69
1,974 号明細書(発明の名称“Method and Apparatus for Using Full Spectrum
Transmitted Power in a Spread Spectrum Communication System for Trackin
g Individual Recipient Phase Time and Energy”、1997年11月25日)に記載さ
れているように、符号分割多元アクセス(CDMA)拡散スペクトル信号を使用
する。
【0016】 典型的な拡散スペクトル通信システムでは、1以上の予め選択された疑似雑
音(PN)コードシーケンスは通信信号として送信するために搬送波信号を変調
する前に、予め定められたスペクトル帯域にわたり情報信号を変調または“拡散
”するために使用される。PNコード拡散、即ち技術でよく知られている拡散ス
ペクトル送信方法はデータ信号よりも非常に大きい帯域幅を有する信号を送信の
ために発生する。基地局またはゲートウェイ−ユーザ通信リンクでは、PN拡散
コードまたは2進シーケンスは異なる基地局またはゲートウェイまたは異なるビ
ームにより送信される信号間と、マルチパス信号間の弁別に使用される。
【0017】 典型的なCDMA拡散スペクトルシステムでは、チャンネル化コードはセル
内の異なるユーザを目的地とする信号間、または順方向リンク(即ち基地局また
はゲートウェイからユーザ端末トランシーバへの信号路)上の衛星サブビーム内
で送信されるユーザ信号間の弁別に使用される。各ユーザトランシーバは特有の
“チャンネル化”直交コードを使用することによって順方向リンクに設けられる
その固有の直交チャンネルを有する。これらのチャンネルで転送される信号は通
常“トラフィック信号”と呼ばれる。付加的なチャンネルは“ページング”、“
同期”およびシステムユーザへ送信されるその他の信号のために設けられている
。ウォルシュ関数はウォルシュコードとしても知られているチャンネルかコード
を構成するために通常使用される。
【0018】 前述の特許明細書に開示されているようなCDMA拡散スペクトル通信シス
テムは順方向リンクユーザ端末通信用のコヒーレントな変調および復調の使用を
考慮している。この方法を使用する通信システムでは、“パイロット信号”とも
呼ばれている“パイロット”搬送波信号は順方向リンク信号用のコヒーレントな
位相基準として使用される。即ち、データ変調を含まない信号はゲートウェイま
たは基地局により基準としてカバー区域を通じて送信される。
【0019】 パイロット信号は初期システム同期を獲得し、ゲートウェイまたは基地局に
より送信される他の信号の時間、周波数、位相追跡を行うためにユーザ端末によ
り使用される。パイロット信号搬送波の追跡から得られる位相情報は他のシステ
ム信号またはトラフィック(データ)信号のコヒーレントな復調の搬送波位相基
準として使用される。この技術は多数のトラフィック信号が位相基準として共通
のパイロット信号を共有することを可能にし、廉価でさらに効率的な追跡機構を
与える。1つのパイロット信号は典型的にCDMAチャンネルまたはサブビーム
と呼ばれる使用される各周波数の各ゲートウェイまたは基地局により送信され、
その周波数においてそのゲートウェイまたは基地局から信号を受信する全てのユ
ーザ端末により共有される。
【0020】 ゲートウェイおよび基地局はページングチャンネルで送信されるページング
信号として知られている1以上の信号を使用して情報をユーザ端末へ送信できる
。例えば、呼が特定の移動体電話へ発信されるとき、ゲートウェイはページング
信号手段によって移動体電話に警告する。ページング信号は呼の存在、使用され
るトラフィックチャンネルを示し、またユーザ端末特定メッセージと共にシステ
ムのオーバーヘッド情報を分配するために使用される。通信システムは幾つかの
ページングチャンネルを有してもよい。同期信号はまた時間同期を容易にするた
めに有効なシステム情報の転送にも使用されることができる。これらの全ての信
号はパイロット信号と類似の方法で共有されたリソースとして作用する。
【0021】 ユーザ端末は逆方向リンク(即ちユーザ端末から基地局またはゲートウェイ
トランシーバへの信号路)によってアクセス信号を送信することによってページ
ング信号メッセージに応答することができる。アクセス信号はまたユーザ端末が
呼を発信したとき使用されることもできる。
【0022】 任意の通信システムのように、通信信号はユーザ端末により受信され、さら
に処理するためにベースバンド周波数に下方変換される。一度下方変換されると
、信号は特定のパイロット信号または受信された信号を検出し、関連するページ
ング、同期およびトラフィック信号を検出するためにデジタル的に処理される。
復調中、PN拡散コードは信号と、データを与えるために信号と相関されるチャ
ンネル化コードとをデスプレッドするために与えられる。
【0023】 本発明が有効である例示的な無線通信システムは図1で示されている。この
通信システムはCDMAタイプの通信信号を使用するが、これは本発明により必
要とされない。図1で示されている通信システム100 の一部分では、1つの基地
局112 、2つの衛星116 と118 、2つの関連するゲートウェイまたはハブ120 と
122 は2つの遠隔ユーザ端末124 と126 との通信を行うために示されている。典
型的に基地局と衛星/ゲートウェイは地上または衛星ベースとして呼ばれている
別々の通信システムのコンポーネントであるが、これは必要なことではない。こ
のようなシステムの基地局、ゲートウェイ、衛星の総数は所望のシステム容量お
よび技術でよく理解されているその他の要因に依存している。
【0024】 ユーザ端末124 と126 はそれぞれセルラ電話、データトランシーバ、ページ
ングまたは位置決定受信機のような無線通信装置を具備しているがそれらに限定
されず、所望によって手持ち式またはビークルに取付けられることができる。図
1では、ユーザ端末124 はビークルに取付けられた装置として示され、ユーザ端
末126 は手持ち式移動体電話として示されている。しかしながら、本発明の考察
は遠隔無線サービスが所望される固定した装置に適用可能であることも理解され
るであろう。ユーザ端末は時には、嗜好に基づいて、加入者装置、移動局、移動
体装置、または幾つかの通信システムでは単に“ユーザ”または“加入者”とも
呼ばれる。
【0025】 通常、衛星116 と118 からのビームは予め規定されたパターンで異なる地理
区域をカバーする。異なる周波数のビームはCDMAチャンネルまたは“サブビ
ーム”とも呼ばれ、同一区域をオーバーラップするように導かれることができる
。多数の衛星のビームカバー区域またはサービス区域、あるいは多数の基地局の
アンテナパターンは通信システムの設計と、提供されるサービスのタイプと、空
間ダイバーシティが実現されるか否かに基づいて、所定区域で完全にまたは部分
的にオーバーラップするように設計されることが当業者により容易に理解される
であろう。
【0026】 種々のマルチ衛星通信システムは多数のユーザ端末にサービスするために低
地球軌道(LEO)で8つの異なる軌道面を移動する48以上程度の衛星を使用
する例示的なシステムで提案されている。しかしながら、当業者は本発明の考察
が種々の衛星システムと、他の軌道距離およびコンステレーションを含むゲート
ウェイ構造にどのように適用可能であるかを容易に理解するであろう。同時に、
本発明は種々の基地局構造の地上ベースのシステムにも同様に応用可能である。
【0027】 図1では、ユーザ端末124 および126 と基地局112 、または衛星116 および1
18 を通じてゲートウェイ120 と122 との間で行われる通信のための幾つかの可
能な信号路が示されている。基地局とユーザ端末の通信リンクはライン130 と13
2 により示されている。衛星116 および118 とユーザ端末124 および126 との間
の衛星とユーザ端末の通信リンクはライン140 、142 、144 により示されている
。ゲートウェイ120 および122 と衛星116 と118 の間のゲートウェイと衛星の通
信リンクはライン146 、148 、150 、152 により図示されている。これらの通信
リンクはまた通信チャンネルとも呼ばれる。ゲートウェイ120 および122 と、基
地局112 は1方向または2方向通信システムの一部分として、または単にメッセ
ージまたはデータをユーザ端末124 と126 へ転送するために使用される。好まし
い実施形態では、ゲートウェイ120 および122 と、基地局112 は2方向通信シス
テムの一部分として使用される。
【0028】 ユーザ端末124 と126 で使用するための例示的なトランシーバ200 は図2で
示されている。トランシーバ200 はアナログ受信機214 に転送される通信信号を
受信するため少なくとも1つのアンテナ210 を使用し、アナログ受信機214 にお
いてこれらの信号は下方変換され、増幅され、デジタル化される。デュプレクサ
素子212 は同じアンテナが送信と受信の両機能を行うことを可能にするために使
用されることができる。しかしながら幾つかのシステムは異なる送信および受信
周波数で動作するため別々のアンテナを使用する。
【0029】 アナログ受信機214 により出力されるデジタル通信信号は少なくとも1つの
デジタルデータ受信機216Aと少なくとも1つのサーチャ受信機218 へ転送される
。付加的なデジタルデータ受信機216B−216Nは当業者に明白であるように、ユー
ザ端末の複雑度の許容可能なレベルに基づいて所望レベルの信号ダイバーシティ
を得るために使用されることができる。デジタルデータ受信機216A−216Nはユー
ザ端末へアドレスされる受信された信号をデスプレッドし相関するために使用さ
れる。
【0030】 少なくとも1つのユーザ端末制御プロセッサ220 はデジタルデータ受信機216
A−216Nとサーチャ受信機218 へ結合される。制御プロセッサ220 は他の機能の
中で、基本的な信号の処理、タイミング、パワーおよびハンドオフ制御または、
調節、信号搬送波に使用される周波数の選択を行う。しばしば制御プロセッサ22
0 により実行される別の基本的な制御機能は通信信号波形の処理に使用されるP
Nコードシーケンスまたは直交機能の選択および操作である。制御プロセッサ22
0 による信号処理は相対的な信号強度の決定と、種々の関連する信号パラメータ
の計算を含むことができる。タイミングおよび周波数のような信号パラメータの
計算は、測定における効率または速度の増加、または制御処理リソースの改良さ
れた割当を与えるために付加的または別々の専用回路の使用を含んでもよい。
【0031】 デジタルデータ受信機216A−216Nの出力はユーザ端末内のダイバーシティ結
合装置およびデコーダ回路222 に結合されている。デジタルデータ受信機216A−
216Nはデジタル化され符号化されたスピーチのような復調されたユーザデータを
ダイバーシティ結合装置およびデコーダ回路222 へ与える。ダイバーシティ結合
装置およびデコーダ回路222 はデジタルデータ受信機216A−216Nからの異なる信
号を結合し、それによって単一のユーザデータ信号を与える。ユーザデジタルベ
ースバンド回路122 はまたユーザデータで復号およびエラー補正を実行する。
【0032】 ダイバーシティ結合装置およびデコーダ回路222 からの信号出力は、ユーザ
とインターフェースするためにデジタルベースバンド回路224 に提供される。ユ
ーザデジタルベースバンド回路224 はユーザ端末との間の情報の転送に使用され
る処理および提供素子を具備している。即ち一時的または長期のデジタルメモリ
のような信号またはデータ記憶素子と、ディスプレイスクリーン、スピーカ、キ
ーパッド端末、ハンドセットのような入力および出力装置と、A/D素子と、ボ
コーダと、他の音声およびアナログ信号処理素子等は、全て技術でよく知られた
素子を使用してユーザ端末ベースバンド回路224 の部分を形成している。これら
の幾つかの素子は制御プロセッサ220 の制御下で、またはそれと通信して動作す
ることができる。
【0033】 音声またはその他のデータがユーザ端末で開始する出力メッセージまたは通
信信号として準備されるとき、ユーザデジタルベースバンド回路224 は送信のた
めの所望のデータの受信、記憶、処理およびその他の処理に使用される。ユーザ
デジタルベースバンド回路224 はこのデータを制御プロセッサ220 の制御下で動
作している送信変調器226 へ提供する。送信変調器226 の出力はパワー制御装置
228 へ転送され、このパワー制御装置228 は出力パワー制御信号を送信パワー増
幅器230 へ与え、出力信号をアンテナ210 からゲートウェイ120 、122 または基
地局112 へ最終的に送信する。
【0034】 受信された通信信号の1以上の測定された信号パラメータまたは1以上の共
有されたリソース信号に対応する情報またはデータは、技術で知られている種々
の技術を使用してゲートウェイへ送信されることができる。例えば、情報は別々
の情報信号として転送されるか、またはユーザデジタルベースバンド回路224 に
より処理されて他のメッセージへ添付されることができる。その代わりに情報は
制御プロセッサ220 の制御下で送信変調器226 または送信パワー制御装置228 に
より予め定められた制御ビットとして挿入されることができる。
【0035】 デジタル受信機216A−216Nとサーチャ受信機218 は特別な信号の復調と追跡
をするために信号相関素子で構成される。サーチャ受信機218 はパイロット信号
または他の比較的固定したパターンの強力な信号のサーチに使用され、デジタル
受信機216A−216Nは検出されたパイロット信号に関連する他の信号の復調に使用
される。それ故、これらの装置の出力はパイロット信号または他の信号のエネル
ギまたは周波数を決定するために監視されることができる。これらの受信機はま
た復調される信号の現在の周波数とタイミング情報を制御プロセッサ220 へ与え
るために監視されることができる周波数追跡素子を使用する。
【0036】 デジタルデータ受信機216A−216N、ダイバーシティ結合装置およびデコーダ
回路222 、デジタルベースバンド回路224 の付加的な詳細は本発明の実施形態に
したがって、図4および5の説明において後述する。
【0037】 ゲートウェイ120 と122 で使用する例示的な送信および受信装置300 は図3
で示されている。図3に示されているゲートウェイ120 と122 の部分は技術でよ
く知られている種々の方式を使用して下方変換、増幅、デジタル化される通信信
号を受信するためにアンテナ310 へ接続されている1以上のアナログ受信機314
を有している。多数のアンテナ310 は幾つかの通信システムで使用される。アナ
ログ受信機314 により出力されるデジタル化された信号は324 の破線により示さ
れているような、少なくとも1つのデジタル受信機モジュールへ入力として与え
られる。
【0038】 ある変形が技術で知られているが、各デジタル受信機モジュール324 はゲー
トウェイ120 および122 と1つのユーザ端末124 および126 との間の通信を管理
するために使用される信号処理素子に対応する。1つのアナログ受信機314 は多
数のデジタル受信機モジュール324 の入力を与えることができ、このようなモジ
ュールの数は全ての衛星ビームに適合するためにゲートウェイ120 と122 で使用
され、可能なダイバーシティモード信号は任意の所定の時間に処理される。各デ
ジタル受信機モジュール324 は1以上のデジタルデータ受信機316 とサーチャ受
信機318 を有する。サーチャ受信機318 は通常パイロット信号以外の信号の適切
なダイバーシティモードをサーチする。通信システムで実行する場合、多数のデ
ジタルデータ受信機316A−316Nはダイバーシティ信号受信のために使用される。
【0039】 デジタルデータ受信機316 の出力はその後のベースバンド処理素子322 に与
えられ、このベースバンド処理素子322 は技術でよく知られここでさらに詳細に
説明されていない装置を具備している。例示的なベースバンド装置はマルチパス
信号を各ユーザに対する1つの出力へ結合するためにダイバーシティ結合装置お
よびデコーダを含んでいる。例示的なベースバンド装置は出力データを典型的に
デジタルスイッチまたはネットワークへ与えるためのインターフェース回路も含
んでいる。ボコーダ、データモデム、デジタルデータスイッチング素子および記
憶素子等の、しかしそれらに限定されない種々の他の既知の素子はベースバンド
処理素子322 の一部を形成してもよい。これらの素子はデータ信号の1以上の送
信モジュール334 への転送を制御または誘導するように動作する。
【0040】 ユーザ端末124 、126 へ送信される信号は1以上の適切な送信モジュール334
へそれぞれ結合される。典型的なゲートウェイ120 と122 は、一度に多数のユ
ーザ端末124 と126 へサービスを提供し、一度に幾つかの衛星およびビームを与
えるために複数のこのような送信モジュール334 を使用する。基地局112 はモデ
ム構造で共にさらに緊密に送信および受信機能をグループ化する傾向があるが、
基地局112 もまた複数のこのようなモジュールを使用してもよい。ゲートウェイ
120 、122 により使用される送信モジュール334 数は、システムの複雑度、視野
にある衛星数、システムユーザ容量、選択されるダイバーシティ度等を含む技術
でよく知られた要因により決定される。
【0041】 各送信モジュール334 は送信用のデータを拡散スペクトル変調する送信変調
器326 を含んでいる。送信変調器326 はデジタル送信パワー制御装置328 へ結合
される出力を有し、デジタル送信パワー制御装置328 は出力されるデジタル信号
で使用される送信パワーを制御する。デジタル送信パワー制御装置328 は干渉の
減少とリソース割当の目的で最小レベルのパワーを供給するが、送信路および他
の通路転送特性における減衰の補償が必要とされるとき適切なレベルのパワーを
提供する。少なくとも1つのPN発生器332 は信号の拡散において送信変調器32
6 により使用される。このコード発生はまたゲートウェイ122 と124 で使用され
る1以上の制御プロセッサまたは記憶素子の機能部分を形成することができる。
【0042】 送信パワー制御装置328 の出力は合計装置336 に転送され、合計装置336 は
他の送信パワー制御回路からの出力と合計される。これらの出力は、送信パワー
制御装置328 の出力と同一周波数で、同一のビーム内でユーザ端末124 、126 へ
送信するための信号である。合計装置336 の出力はデジタルアナログ変換のアナ
ログ送信機338 へ与えられ、適切なRF搬送波周波数へ変換され、さらに1以上
のアンテナ340 へ増幅および出力され、ユーザ端末124 、126 へ放射される。ア
ンテナ310 と340 はシステムの複雑度と構造に応じて同一のアンテナでもよい。
【0043】 少なくとも1つのゲートウェイ制御プロセッサ320 は受信機モジュール324
、送信モジュール334 、ベースバンド回路322 へ結合され、これらの装置は相互
に物理的に分離されてもよい。制御プロセッサ320 は、信号処理、タイミング信
号発生、パワー制御、ハンドオフ制御、ダイバーシティ結合、システムインター
フェース等の機能、しかしそれらだけに限定されない機能を行うためにコマンド
および制御信号を与える。さらに、制御プロセッサ320 はPN拡散コード、直交
コードシーケンス、ユーザ通信で使用するための特別な送信機および受信機を割
当てる。
【0044】 制御プロセッサ320 はまたパイロット、同期、ページングチャンネル信号の
発生およびパワーの制御と、パワー制御装置328 へのそれらの結合を制御する。
パイロットチャンネルは単にデータにより変調されない信号であり、反復的な変
化のないパターンまたは変化しないフレーム構造タイプ(パターン)または送信
変調器326 へのトーンタイプ入力を使用することができる。即ちパイロット信号
のチャンネルの形成に使用される直交関数、ウォルシュコードは全て1または0
のような定数値を有し、または1および0の散在した構造パターンのようなよく
知られた反復パターンを有する。通常の場合のように、使用されるウォルシュコ
ードが全て0のコードならば、これはPN発生器332 から与えられたPN拡散コ
ードだけを実効的に送信する。
【0045】 制御プロセッサ320 は送信モジュール324 または受信モジュール334 のよう
なモジュール素子に直接結合されることができ、各モジュールは通常、そのモジ
ュールの素子を制御する送信プロセッサ330 または受信プロセッサ321 等のモジ
ュール特定プロセッサを具備している。したがって、好ましい実施形態では、制
御プロセッサ320 は図3で示されているように送信プロセッサ330 と受信プロセ
ッサ321 に結合されている。この方法で、1つの制御プロセッサ320 は多数のモ
ジュールとリソースの動作をさらに効率的に制御できる。送信プロセッサ330 は
パイロット、同期、ページングチャンネル信号の発生および信号パワーと、パワ
ー制御装置328 へのそれらのそれぞれの結合を制御する。受信プロセッサ321 は
検索、PN拡散コード、復調および受信パワーを監視するためのタイミングを制
御する。
【0046】 II.送信パワー制御 図4はユーザ端末トランシーバ200 の可能なパワー制御方式の詳細を示してい
る。受信された信号は復調器401 へ入力される。1実施形態では、復調器401 は
A/D変換器402 、疑似ランダム雑音(PN)相関器404 、PN発生器406 を含
んでいる。受信された信号はA/D変換器402 によりアナログからデジタル形態
へ変換される。A/D変換器402 からのデジタル信号出力は相関器404 へ与えら
れ、相関器404 では信号は相関処理を受け、これは同意のために信号を局部基準
に比較する。図示されている実施形態では、相関器404 はPN相関器である。し
たがって、信号はPN発生器406 により与えられるPN信号との相関処理を受け
る。変調器401 の出力407 は好ましくは量子化装置408 へ与えられる。量子化装
置408 の出力409 (または量子化装置408 が使用されていないならば出力407 )
は、特定のグループのサンプルされた信号がウォルシュコードを使用して通常構
成される1組の直交コード内からの特定の直交コードに対応する信頼性の尺度に
対応しているソフト決定データを含むことができる。この量子化装置408 の出力
409 (または直接的に出力407 )は前述したユーザデジタルベースバンド回路22
4 へユーザデータを提供するためユーザデータデコーダ410 へ与えられる。デコ
ーダ410 は評価されたトラフィックチャンネルデータビット411 (ユーザデータ
とも呼ばれる)を発生するための最大の確率デコード技術を使用する。最大の確
率デコード技術は関連技術でよく知られているビタビ復号アルゴリズムに実質上
類似のアルゴリズムを使用することによって強化されてもよい。
【0047】 復調器401 と量子化装置408 のコンポーネントは前述のデジタルデータ受信
機216 のコンポーネントであることが予期される。さらに、デコーダ410 のコン
ポーネントは前述したように、ダイバーシティ結合装置およびデコーダ回路222
のコンポーネントであることが予測される。
【0048】 ユーザ端末126 のようなユーザ端末で受信した信号品質はユーザ端末により
測定される。この測定から、信号パワーの適切レベルが決定され、ここでは不適
切な貧弱な信号品質は不十分な信号パワーの指示である。例えば、信号対雑音比
(SNR)評価装置418 は量子化装置408 の出力409 (または直接的に出力407
)に基づいて受信された信号のSNRを評価できる。その代わりに、または付加
的に信号品質はフレームエラーのようなエラーに基づいて測定されることができ
る。例えばエラー検出器416 はエラーが発生しているか否かをフレーム毎を基礎
として決定することができる。エラー検出器416 はCRCビットまたは情報のよ
うな、しかしそれに限定せずによく知られた技術を使用してフレームエラーを検
出することができる。
【0049】 SNR評価装置418 および/またはエラー検出器416 の出力はパワーコマン
ド決定装置420 へ与えられる。パワーコマンド決定装置420 は(受信された信号
の送信に使用される)送信機パワーが受信された信号の品質に基づいて調節され
るべきであるか否かを決定する。特に、パワーコマンド決定装置420 はパワーア
ップまたはパワーダウンコマンドを発生でき、これはユーザ端末126 から例えば
ゲートウェイ122 へ送信されるパワーアップまたはパワーダウンリクエストメッ
セージを発生するために使用される。一度、ゲートウェイ122 で受信されると、
これらのパワー調節メッセージは送信プロセッサ330 へ与えられ、これは送信パ
ワー制御装置328 にユーザ端末126 へ送信される信号のパワーを増加または減少
させる。
【0050】 パワーコマンド決定装置420 はSNRおよび/またはフレームエラーのよう
な信号品質の尺度に基づいて送信された信号パワーのこのような調節をリクエス
トできる。高レベルでは、パワー制御決定装置420 は信号品質測定結果を信号品
質しきい値と比較する。測定された信号品質が対応するしきい値を超えるならば
、パワーコマンド決定装置420 はゲートウェイ122 が特定の量だけ、所望のよう
に増加または減少するようにその送信された信号パワーを変更する。付加的に、
測定された信号品質がしきい値を超えないならば、パワーコマンド決定装置420
はゲートウェイ122 がその送信された信号パワーを特定の量だけ変更でき、それ
によってパワーを節約し、可能な信号干渉を減少し、ここでは所望のように減少
または増加する。
【0051】 特に、パワーコマンド決定装置420 はSNR評価装置418 からの出力419 を
使用して受信された信号の測定されたSNRに基づいてゲートウェイ122 の送信
機のパワーの調節を決定できる。したがってパワーコマンド決定装置420 はSN
Rが予め限定されたしきい値よりも下に落ちるならばゲートウェイ122 の送信パ
ワーが予め定められた量だけ増加されるべきであることを決定し、SNRが予め
限定されたしきい値を超えるならば予め定められた量だけ減少されるべきである
ことを決定する。
【0052】 代わりにおよび/付加的に、パワーコマンド決定装置420 はエラー検出器416 からの出力を使用して受信された信号のFERを決定することができる。した
がって、パワーコマンド決定装置420 はFERが予め定められたしきい値を超え
る(例えば1%)ならばゲートウェイ122 の送信機パワーが予め定められた量だ
け増加されるべきであることを決定でき、またはFERが予め限定されたしきい
値よりも低いならば予め定められた量だけ減少されるべきであることを決定する
【0053】 代わりに、以下詳細に説明されるように、パワーコマンド決定装置420 は測
定された/評価されたSNRとSNRしきい値との比較に基づいて送信パワーの
調節を決定でき、FERが予め定められたFERしきい値よりも下に落ちている
かそれを超過しているかに基づいてSNRしきい値を調節することができる。
【0054】 FERはエラーのない受信されたフレームに比較されるエラーを有して受信
されたフレーム数に基づいた計算である。SNRは送信される使用可能な信号と
雑音または不所望な信号の比率である。ビットエラー率(BER)等の信号品質
の代わりの尺度の使用も本発明の技術的範囲内である。
【0055】 説明する例示的な実施形態では、“送信機パワー”または“送信パワー”の
調節(増加または減少)に対する用語は、ゲートウェイ122 がユーザ端末126 の
ような特定のユーザ端末へ信号を送信するために使用されるパワー量を調節する
ことを意味している。パワーコマンド決定装置420 の付加的な詳細について以下
説明する。
【0056】 III .好ましい実施形態 図5は本発明の好ましい実施形態による別のパワー制御方式を示している。図
5で示されているパワー制御方式は、復調器401 、(好ましいが必ずしも必要で
はない)量子化装置408 、ユーザデータデコーダ410 、エラー検出器416 および
/またはSNR評価装置418 、パワーコマンド決定装置420 を含んでいる点で、
図4のパワー制御方式と類似している。しかしながら、図5の実施形態は幾つか
の顕著な方法で異なる。第1に、図5のパワー制御方式はまた歪み装置412 およ
びバーチャルデコーダ414 も含んでいる。付加的に、この実施形態では、SNR
評価装置への入力は量子化装置408 の出力(または直接的に出力407 )ではなく
、歪み装置412 の出力413 である。さらに、エラー検出器416 への入力はユーザ
データデコーダ410 の出力411 (ユーザデータ)ではなく、バーチャルデコーダ
414 の出力415 である。
【0057】 ユーザデータデコーダ410 とバーチャルデコーダ414 は物理的に異なるコン
ポーネントであることに留意する。代わりに、データデコーダ410 とバーチャル
デコーダ414 は2つのデコーダとして機能するように時間多重化される1つのデ
コーダであってもよい。
【0058】 歪み装置412 は例えば疑似雑音を出力409 へ付加することによって量子化装
置408 の出力409 (または直接的に出力407 )を歪ませる。歪み装置412 の効果
は量子化装置408 の出力409 (または出力407 )を悪化させることである。例え
ば量子化装置408 の出力409 がソフト決定データである実施形態では、歪み装置
412 の出力413 はサンプルされた信号の特定のグループが特定の直交コードに対
応する信頼性のレベルに対応してソフト決定データを歪ませる。歪み装置412 に
より、出力412 に対応する信頼性のレベルは出力409 と比較して少なく/減少さ
れる。
【0059】 バーチャルデコーダ414 を参照すると、バーチャルデコーダ414 の出力はデ
ジタルベースバンド回路224 に与えられるユーザデータではないので、用語“バ
ーチャル”が使用される。ユーザデータデコーダ410 からの出力411 は、図4の
説明で前述した方法と類似の方法でデジタルベースバンド回路224 へ与えられる
。しかしながら、(図4のように)ユーザデータデコーダ410 の出力411 ではな
くバーチャルデコーダ414 の歪ませられた出力415 はパワー制御に使用される。
即ち、エラー検出器416 は出力411 ではなくバーチャルデコーダの出力415 に基
づいてエラーを決定する。これによってエラー検出器416 が(図4で示されてい
るように)実際のユーザデータ411 に基づいてエラーを決定する場合よりも検出
されるエラー量は高くなる。
【0060】 付加的に、歪まされた出力413 はSNR評価装置418 へ与えられる。SNR
評価装置418 は歪まされたデータ413 のSNRを測定/評価しているので、パワ
ーコマンド決定装置420 へ与えられる評価されたSNR419 は量子化装置408 の
出力(即ち409 )の実際のSNRよりも低い/悪い。
【0061】 図5の実施形態では、パワーコマンド決定装置420 は“誤”信号品質測定値
に基づいて送信パワーの調節をリクエストするかどうかを決定する。即ち、パワ
ーコマンド決定装置420 は信号品質が実際よりも悪いことを示す入力に基づいて
決定を行う。例えば、SNR評価装置418 は図4のパワー制御方式を使用すると
きと比較して図5のパワー制御方式を使用するときにSNRが低いことを評価し
ている。さらに、歪まされたデータ413 がバーチャルデコーダ414 へ与えられる
ので、バーチャルデコーダ414 はユーザデータデコーダ410 よりも多くのフレー
ムエラーを生成する。したがってエラー検出器416 は図4の方式で使用するとき
と比較して図5のパワー制御方式で使用するとき増加した量のエラーを検出する
。それ故、図5のパワー制御方式で使用するときのパワーコマンド決定装置420
は、図4のパワー制御方式で使用される場合よりも早期にしきい値が超過される
ことを決定する(同一のしきい値が両方式で使用されることを想定している)。
これは信号品質しきい値が実際に歪みのない復調された信号409 (または407 )
および/またはユーザデータ411 に到達される前に、パワーアップまたはダウン
コマンドをパワー制御決定装置420 に発生させる。
【0062】 IV.パワー制御決定装置の動作 パワーコマンド決定装置420 は米国特許出願第09/164,384号明細書(発明の名
称“System and Method for Optimized Power Control ”、1998年9月30日)と
米国特許出願第09/183,388号明細書(発明の名称“Variable Loop Gain in Doub
le Loop Power Control Systems ”、1998年10月29日)に開示されているパワー
制御特徴を実行できる。完全性の目的で、本発明が先に参照した特許明細書の特
徴と組合わせて使用されることができる態様の説明は図6および7の説明で行わ
れる。
【0063】 図6および7は本発明の好ましい実施形態にしたがって、パワーコマンド決
定装置420 、SNR評価装置418 、エラー検出器416 の動作を示したフローチャ
ートである。図6は内部パワー制御ループの動作を示している。図6のステップ
はSNR評価装置418 とパワーコマンド決定装置420 により実行される。内部パ
ワー制御ループの機能はゲートウェイ122 により送信される信号パワーを調節す
ることである。
【0064】 前述の例示的な実施形態では、送信された信号パワーはトランシーバ200 で
受信された信号パワーのレベルにしたがって調節される。特に、これらの例示的
な実施形態では、ゲートウェイ122 は信号をユーザ端末126 へ送信する。信号は
復調器401 により復調され、(好ましくは)量子化装置408 により量子化される
。信号の量子化された表示(即ち出力409 )は前述したように、信号の歪まされ
た量子化された表示を出力する歪み装置412 へ与えられる。歪み装置412 の出力
413 は歪まされた復調された信号413 と呼ばれる。
【0065】 ステップ502 で示されているように、プロセスは歪まされた信号413 のパワ
ーのSNR評価装置による測定で開始する。好ましい実施形態では、SNR評価
装置418 は歪まされた信号413 の信号対雑音比(SNR)を測定する。特に、S
NR評価装置は量Eb /N0 を測定し、ここで、Eb はビット当りのエネルギで
あり、N0 はパワー/サイクルの単位の雑音密度である。勿論、信号パワーの他
の測定は本発明の技術的範囲を逸脱することなく使用されることができる。好ま
しい実施形態では、SNRは受信されるデータのフレーム毎に測定される。
【0066】 通信システム100 では、“SNRしきい値”と呼ばれる予め定められたSN
Rレベルはトランシーバ200 と関連される。SNRしきい値は信号がデータ品質
を確実にするためにトランシーバ200 により受信されるべき最小のSNRを表し
ている。SNRしきい値は関連技術でよく知られている方法にしたがって選択さ
れることができる。1つのこのような方法は1パーセントのようなあるパーセン
トより下にデータエラーを維持するSNRを選択することである。ステップ504
では、パワーコマンド決定装置420 はステップ502 で測定されたSNRをSNR
しきい値と比較する。
【0067】 測定されたSNRがSNRしきい値よりも低いならば、パワーコマンド決定
装置420 はステップ506 で示されているように、パワーアップメッセージをゲー
トウェイ122 へ送信させる“増加パワー”コマンドを発生する。それに応答して
、ゲートウェイ122 は内部ループの“利得”または“内部ループ利得”と呼ばれ
る予め定められた量(例えば0.5dB)だけ送信された信号パワーを増加する
【0068】 測定されたSNRがSNRしきい値を超えているならば、トランシーバ200
のパワー制御決定装置420 はステップ508 で示されているように、パワーダウン
コマンドをゲートウェイ122 へ送信させる“減少パワー”コマンドを発生する。
それに応答して、ゲートウェイ122 は特定量(例えば0.004dB)だけ信号
パワーを減少する。
【0069】 前述したように、“エラーイベント”またはエラー率の存在を測定またはそ
れに依存する技術のようなパワーレベルに反比例して変化するSNR以外の品質
尺度機能が使用される場合、信号パワーは測定値がしきい値から変化する程度ま
で反比例関係で調節される。即ち、測定された値がしきい値を超えたとき、信号
パワーは増加され、しきい値よりも小さいとき、信号パワーは減少される。
【0070】 図7は本発明の実施形態で使用される外部パワー制御ループ(“外部ループ
とも呼ばれる”)の動作を示している。図7のステップは同様にエラー検出器41
6 およびパワーコマンド決定装置420 により実行される。外部パワー制御ループ
の機能はトランシーバ200 のSNRしきい値を調節することである。好ましい実
施形態ではSNRしきい値は受信された信号の品質にしたがって調節される。好
ましい実施形態では、信号の品質は現在のフレームだけでなくある数の先のフレ
ームに対しても考慮される。また、好ましい実施形態では、使用される信号品質
尺度は測定されたFERである。しかしながら、パリティチェック等の信号品質
の他の尺度が本発明の技術的範囲を逸脱せずに使用されることができる。
【0071】 図7を参照すると、ステップ602 で示されているように、プロセスは歪まさ
れたデータ415 (歪ませられた決定データとも呼ばれる)の現在のフレームがエ
ラーであるか否かを決定することから開始する。その後、ステップ604 で示され
ているようにプロセスはエラーが現在のフレームに存在するか否かを決定する。
ステップ604 から“ノー”分岐路で示されているように、エラーが現在のフレー
ムに存在しないならば、ステップ606 で示されているように、パワーコマンド決
定装置420 は予め定められた量だけSNRしきい値を減少させる。しかしながら
、ステップ604 から“イエス”分岐路で示されているように、エラーが現在のフ
レームに存在するならば、ステップ608 で示されているように、プロセスは受信
された信号の品質経歴を吟味する。好ましい実施形態では、エラー経歴は予め定
められた数の先のフレームを含んでいる。勿論、エラー経歴は本発明の技術的範
囲を逸脱せずに他の方法で選択されることができる。エラー経歴はメモリ(図示
せず)に保存されている。任意の先のN個のフレームがエラーを含んでいるなら
ば、パワーコマンド決定装置420 はステップ606 で示されているように、外部ル
ープ利得によりSNRしきい値を減少する。
【0072】 しかしながら、先のN個のフレームがエラーを含んでいないならば、パワー
コマンド決定装置420 はステップ610 で示されているように、SNRしきい値を
増加する。好ましい実施形態では、2つの変化値が使用され、一方はSNRしき
い値を減少させる値であり、他方はSNRしきい値を増加させる値である。SN
Rしきい値を減少する変化値は比較的小さく、それによってSNRしきい値と内
部ループの動作を通じて、送信された信号パワーは漸進的にエラーのない環境で
減少される。反対に、SNRしきい値を増加する変化値は比較的大きく、それに
よってSNRしきい値と内部ループの動作を通じて、送信された信号パワーは迅
速にエラーのありがちな環境で増加される。
【0073】 図6および7の説明で示されているパワーコマンド決定装置420 の動作は、
図4と5のパワー制御方式において使用されることができる。しかしながら、図
5の方式を使用する利点は、図5のパワー制御方式を使用するときに検出される
フレームエラーに応答したSNRしきい値の必要な量の増加(即ち外部ループ利
得)が図4の方式を使用するときよりも小さいことである。さらに、図5のパワ
ー制御方式を使用するときのSNRしきい値の減少(ステップダウン)量は図4
のパワー制御方式で使用するときよりも大きい。全送信パワーがSNRしきい値
の増加および減少をおおまかに生じるので、全送信パワーは図5のパワー制御方
式を使用するときに減少される。
【0074】 図4および5のパワー制御方式は信号が衛星116 を経てゲートウェイ122 か
らユーザ端末126 へ送信されるように説明されている。即ち、図4と5のパワー
制御方式は図4と5で示されているコンポーネントがユーザ端末126 に位置され
、ゲートウェイ122 の送信パワーが制御されるものとして説明されている。同一
のパワー制御方式はユーザ端末126 が基地局112 から信号を受信しているならば
使用されることができることに注意すべきである。唯一の差は、パワーコマンド
決定装置420 がゲートウェイ122 により使用されるパワーを調節するか否かでは
なく、信号をユーザ端末126 へ送信するために基地局112 により使用されるパワ
ーを調節するか否かを決定することである。前述のパワー制御方式がユーザ端末
126 により使用されるように説明されているが、比較的同一の方式がユーザ端末
126 が信号をゲートウェイ122 または基地局112 へ送信するために使用するパワ
ーを調節するためにゲートウェイ122 または基地局112 により使用されることが
できることに注意すべきである。即ち、例えば図4と5のコンポーネントはゲー
トウェイ122 に位置され、制御される送信パワーは信号を衛星118 を経てゲート
ウェイ122 へ送信するときのユーザ端末126 の送信パワーである。さらに、図4
、5のパワー制御方式は信号を基地局112 へ送信しているときユーザ端末126 の
送信パワーを調節するために使用される。
【0075】 V.本発明の高レベルの動作 図8は本発明の好ましい実施形態の高レベル動作を示したフローチャートであ
る。ステップ702 で示されているように、プロセスは受信された信号を復調する
ステップで開始する。復調された信号はステップ704 で歪ませられる。これは例
えば雑音を復調された信号へ付加することにより行われてもよい。次に、ステッ
プ706 で、信号品質測定値は(変調されていない信号ではなく)歪みを有する変
調された信号に基づいて決定される。この信号品質測定値は例えばSNRの測定
値である。最終的に、ステップ708 では、送信パワーの調節はステップ706 で決
定された信号品質測定値に基づいてリクエストされる。
【0076】 ステップ708 はステップ710 、712 、714 、716 を含むことができる。ステ
ップ710 では、ステップ706 で決定された信号品質測定値はしきい値と比較され
る。ステップ712 では、信号品質測定値がしきい値を超えるか否かについての決
定が行われる。ステップ712 の回答がイエスであるならば、送信パワーの増加(
例えば+0.5dB)がリクエストされる。ステップ712 の回答がノーであるな
らば、送信パワーの減少(例えば−0.5dB)がリクエストされる。
【0077】 ステップ710 、712 で使用されるしきい値は前述したように、信号品質の第
2の測定値に基づいて調節されることが好ましい。例えば、歪みを有する復調さ
れた信号が歪ませられた決定データを発生するために復号されることができる。
フレームエラーの測定値は歪ませられた決定データに基づいて決定される。ステ
ップ710 および712 で使用されるしきい値はその後、フレームエラーのこの測定
値に基づいて調節されることができる。
【0078】 好ましい実施形態では、ステップ710 、712 で使用されるしきい値が調節さ
れるならば、ユーザ端末126 が図5のパワー制御方式を使用される場合、パワー
制御決定装置420 は、ユーザ端末126 が図4の方式を使用する場合にそのSNR
しきい値を増加しなければならない程度にステップ610 においてそのSNRしき
い値を増加する必要はないことに注意すべきである。特に、ゲートウェイ122 の
パワー調節がSNRしきい値との比較に基づいていると仮定する。ユーザ端末12
6 がゲートウェイ122 の信号送信パワーを制御するために図4のパワー制御方式
を使用するならば、パワーコマンド決定装置420 はステップ610 の増加したSN
Rしきい値コマンドの受信に応答して約3dBだけそのSNRしきい値を増加す
る必要があり、それによって(歪みのない復調された信号409 または407 の)F
ERがしきい値FERより下に落ちないことを確実にする。それと対照的に、(
同一の無線通信システム内および同一位置の)同一のユーザ端末126 が図5のパ
ワー制御方式を使用するならば、パワーコマンド決定装置420 は歪みのない復調
された信号409 または407 の実際のFERはFERしきい値よりも下に落ちない
、例えば0.5dB等、そのSNRしきい値の増加よりも少量の増加を必要とす
る。ゲートウェイ122 の送信機パワーはSNRしきい値の変化を生じる。これは
図5の方式を使用するとき、実際のSNR(即ち復調された信号407 または409
のSNR)がSNRしきい値よりも下に落ちる前にしきい値が増加されるためで
ある。ゲートウェイ122 の送信機パワーが基本的にSNRしきい値の増加および
減少にしたがうので、これはユーザ端末126 が図4の方式で使用される場合と同
程度にゲートウェイ122 がそのパワーを増加する必要をなくす。ゲートウェイ12
2 の送信機パワーはパワーコマンド決定装置420 により行われるパワーアップ(
例えば+0.5dB)とパワーダウン(例えば−0.5dB)リクエストに基づ
き、これらのリクエストはSNRしきい値との比較に基づくので、ゲートウェイ
122 のパワーは基本的にSNRしきい値の変化にしたがう。
【0079】 さらに、図4のパワー方式では、FERがFERしきい値よりも下に低下し
ないことを確実にするため、パワーダウンコマンドに応答するSNRしきい値の
増加量は比較的低く、例えば0.001dBである。対照的に、SNRしきい値
は図5のパワー方式を使用するときパワーダウンコマンドに応答してさらに迅速
に、例えば0.004dBステップダウンされることができる。これは、SNR
しきい値(したがってゲートウェイ送信機パワー)が実際のSNR(即ち復調さ
れた信号407 または409 のSNR)がSNRしきい値に到達する前に増加される
ためである。
【0080】 図9のAの例示的なグラフは、ユーザ端末126 が図4のパワー制御方式を使
用するときの時間にわたるSNRしきい値を示している。図9のAから認められ
るように、パワー制御決定装置420 は時間t1 でSNRしきい値を増加する。こ
の例では、パワー制御決定装置420 はステップ610 の増加したSNRしきい値コ
マンドの受信に応答して3dBだけSNRしきい値を増加する。時間t1 に先立
った時間では、例えばフレームエラーが検出されないとき、パワー制御決定装置
420 はステップ606 でSNRしきい値を減少する。この例では、パワー制御決定
装置420 がステップ606 で減少したSNRしきい値コマンドの受信に応答して0
.001dBだけSNRしきい値を減少すると仮定する。代わりに、パワー制御
決定装置420 は時間t1 で増加したSNRしきい値コマンドを受信するまで時間
にわたってSNRしきい値を独立して減少させてもよい。
【0081】 さらに、図9のAを参照すると、ゲートウェイ122 が信号送信に使用するパ
ワーが基本的にSNRしきい値に従うので、鋸歯状曲線の下の区域はゲートウェ
イ122 が時間にわたり信号をユーザ端末126 へ送信するために使用する総パワー
量にほぼ比例する。本発明の目的は所望の信号品質を維持しながら総パワー量を
減少することである。したがって、総パワーの減少は鋸歯状曲線下の区域での減
少により示されることができる。
【0082】 図9のBはユーザ端末126 が図5のパワー制御方式を使用しているとき、時
間にわたるSNRしきい値を示している。図9のBから認められるように、パワ
ーコマンド決定装置420 は例えばフレームエラーが検出されたとき(N個の先の
フレームで検出されていないとき)、時間t1 ´ 、t2 ´ 、t3 ´ でSNR
しきい値を増加する。ステップ610 で増加したSNRしきい値コマンドの受信に
応答するSNRしきい値の増加は図9のAの3dBと比較すると、0.5dBに
過ぎない。さらに、SNRしきい値はステップ606 の減少したSNRしきい値コ
マンドに応答してさらに迅速にステップダウンされ、これは(例えばt1 ´
2 ´ の間の時間で)フレームエラーが検出されたときに生じる。
【0083】 図9のAと図9のBのグラフはほぼ同一のスケールで書かれている。即ち図
9のAと図9のBを参照するとき、増加したSNRしきい値コマンドの受信に応
答して、SNRしきい値の増加は図9のAでは図9のBよりも非常に大きい(0
.5dBと比較して3dB)ことが認められる。さらに、減少したSNRしきい
値の受信に応答して、SNRしきい値は図9のAでは図9のB程迅速にステップ
ダウンされない(0.004dBと比較して0.001dB)。したがって、図
9のBのSNRしきい値の減少を表す特性曲線の勾配は図9のAの勾配よりもほ
ぼ4倍大きいことが認められる。ゲートウェイ122 の送信機パワーは基本的にS
NRしきい値の変化に従うので、これらの2つのグラフは、(図9のAのグラフ
に対応する)図4のパワー制御方式を使用するときに必要な送信機パワー量が、
(図9のBのグラフに対応する)図5のパワー制御方式を使用するときに必要な
送信機パワー量よりも非常に大きいことを示している。したがって、図5のパワ
ー制御方式の使用はリソースを節約し、可能な信号干渉を減少する。
【0084】 二重ループ構造を使用して前述したような適応的なパワー制御方式はパワー
アップまたはパワーダウンコマンドの供給を決定するためにSNRの測定とエラ
ーの測定との両者に依存する。適応性ではない方式では、測定されたSNRが幾
つかの固定したしきい値よりも上であるか下であるかを単に検出するだけで十分
である。しかしながら、適応性の技術では、しきい値自体は検出されたエラー数
(いわゆる外部ループ)にしたがって変化しなければならない。1%のような比
較的高いFERを実現することはかなり実際的であるが、類似した大きさだけ低
くされたエラー率は実際的ではない。理由は高いSNRと、それ故低いFERで
動作しているシステムでは、SNRが十分に低いために非常に高いFERが実現
されしきい値が再度値でラチェットされまたはステップアップされるまで、エラ
ーのない状態はしきい値を漸進的に低くする。これによって非常に低いFERと
低いドリフティングの期間の間の交替はFERを非常に高くする。しかしながら
、所望されることは低いFERでの安定な動作である。SNRの測定とFERと
の両者が劣化されるように受信された信号を歪ませるためバーチャルデコーダが
設けられ、バーチャルデコーダがパワー制御コマンドを発生するが、同時に真の
復調された/復号されたデータをリリースしている並列した歪みのない受信機が
存在するならば、バーチャルデコーダは1%のような正規の低いFERで動作で
き、真のデコーダは1以上の類似の大きさだけ低いFERで動作している。
【0085】 本発明が有効に使用されることができる1つの領域は新しいコード化/デコ
ード技術(例えばターボコード化)の応用である。これらの場合、SNR対BE
RまたはFER間の関係は非常に急峻な勾配を有する曲線として観察されること
ができる。即ち、SNRが少し高すぎまたは低すぎるとき、さらに大きな量また
は類似の大きさだけエラー率を変化できる。このような技術は導出されたSNR
で幾らか変化を起こし、これはエラー率で類似した大きさの変化を生じるため、
このようなコード化が使用されるとき適応的な(例えば二重ループ)パワー制御
技術を使用することは非常に困難である。前述したバーチャルデコーダ技術の使
用は“バーチャルデコーダ”が曲線の急峻ではない、または急峻度の少ない領域
で動作することを可能にし、エラー率への影響が少ないが、実際のデコーダは高
い(劣化のない)SNRで急峻な領域で動作する。急峻ではない部分でのバーチ
ャルデコーダの動作はSNR変化を小さく維持することを可能にする。
【0086】 本発明が非常に有効に使用されることができる別の区域は、パワー制御が非
常に低い待ち時間で低いフレームエラー率で必要とされるケースである。2つの
類似した例はT搬送波ファシリティと、非同期転送モード(ATM)トラフィッ
クの地上または衛星によるデータ転送である。T搬送波ファシリティは顧客とサ
ービスプロバイダとの間のトラフィックの混合を表し、ここでトラフィックはデ
ジタル化された音声、デジタルビデオ会議、インターネット、ファイル転送トラ
フィックの混合である。このような応用では、標準的なサービスは低いエラー率
であり、いずれかの端部に組込まれたプロトコルは低い待ち時間を想定する。こ
のタイプのサービスを与える無線リンクはデータを伝送するための同一特性を示
さなければならない。ATMサービスでは、最も簡単なケースの音声またはビデ
オデータのこれらのサービスは、このような実時間サービスの符号化/復号化処
理が送信の必要無しに通常かなり高いエラー率に耐えるように組込まれているの
で低いエラー率を必要としない。しかしながら、各ATMパケット(セル)は高
いエラー率を使用できるペイロード情報またはデータだけでなく、損失を抑制す
るために低いエラー率を必要とするアドレス情報も含んでいる。通常、反復する
パケットは実時間サービスでは許容されず、また可能ではない。それ故、前述の
バーチャルデコーダアレンジメントの使用は、適切であるように低いフレームエ
ラー率を与え必要な低い待ち時間を維持する能力によって、このようなサービス
に対するエラー率に対して改良された制御を可能にする。
【0087】 本発明の好ましい実施形態の前述の説明は当業者が本発明を実行または使用
することを可能にするために与えられた。これらの実施形態に対する種々の変形
は当業者に容易に明白であり、ここで規定されている一般原理は発明力を使用せ
ずに他の実施形態にも適用されることができる。したがって、本発明はここで示
されている実施形態に限定されることを意図するものではなく、ここで説明され
ている原理および優れた特徴と一貫した最も広い範囲に従うことを意図している
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が有効である典型的な通信システムの図。
【図2】 ユーザ端末で使用するための例示的なトランシーバ装置の図。
【図3】 ゲートウェイで使用するための例示的な送信および受信装置の図。
【図4】 パワー制御方式のブロック図。
【図5】 本発明の好ましい実施形態にしたがったパワー制御方式のブロック図。
【図6】 本発明の1実施形態のパワー制御決定装置により使用される内部パワー制御ル
ープの動作を示すフローチャート。
【図7】 本発明の1実施形態のパワー制御決定装置により使用される外部パワー制御ル
ープの動作を示すフローチャート。
【図8】 本発明の好ましい実施形態の高レベル動作を示すフローチャート。
【図9】 図4のパワー制御方式を使用しているユーザ端末における時間にわたるSNR
しきい値および図5のパワー制御方式を使用しているユーザ端末における時間に
わたるSNRしきい値の特性図。
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月11日(2002.6.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号送信パワーの制御方法において、 (a)受信された信号を復調して復調された信号を生成し、 (b)前記復調された信号を歪ませて歪まされた復調された信号を生成し、 (c)前記歪まされた復調された信号に基づいて信号品質測定を決定し、 (d)前記信号品質測定に基づいて送信パワーの調節をリクエストするステッ
    プを含んでいる方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)において、雑音を前記復調された信号に付加
    して前記歪まされた復調された信号を生成する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ステップ(c)において、前記歪まされた復調された信号の
    信号対雑音比を決定する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 ステップ(d)において、前記信号対雑音比に基づいて前記
    送信パワー調節をリクエストする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 信号品質測定は信号品質に直接比例する値を表し、ステップ
    (d)は、 (i)前記決定された信号品質測定を予め選択されたしきい値と比較し、 (ii)前記信号品質測定が前記しきい値を超えたならば送信パワーの増加をリ
    クエストするステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 ステップ(d)はさらに、 (iii )前記信号品質測定が前記予め定められたしきい値を超えていない場合
    には送信パワーの減少をリクエストするステップを含んでいる請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 信号品質測定は信号品質に反比例する値を表し、ステップ(
    d)は、 (i)前記決定された信号品質測定を予め選択されたしきい値と比較し、 (ii)前記信号品質測定が前記しきい値を超えたならば送信パワーの減少をリ
    クエストするステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(d)はさらに、 (iii )前記信号品質測定が前記予め定められたしきい値を超えていない場合
    には送信パワーの増加をリクエストするステップを含んでいる請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 (e)前記復調された信号を復号して決定データを生成し、 (f)前記歪まされた復調された信号を復号して歪みを有する決定データを生
    成し、 (g)前記歪まされた決定データに基づいて第2の信号品質測定を決定し、 (h)前記第2の信号品質測定に基づいて前記しきい値を調節するステップを
    さらに含んでいる請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の信号品質測定はフレームエラーの測定を含んで
    いる請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記決定データをデジタルベースバンド回路に与えるステ
    ップをさらに含んでいる請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 ステップ(a)において、前記受信された信号を複数のデ
    ータ値と相関して、前記復調された信号を生成する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 ステップ(a)において前記復調された信号を量子化し、
    量子化され復調された信号を生成し、ステップ(c)において前記量子化され復
    調された信号に基づいて前記信号品質測定を決定する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記復調された信号は送信された信号の対応するディジッ
    トの信頼値の測定値を示すソフト決定データを含んでいる請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 ステップ(b)において前記ソフト決定データを歪ませ、
    それによって前記信頼値の測定を減少させる請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記信号は基地局により送信され、ユーザ端末により受信
    され、ステップ(a)−(d)はユーザ端末により実行され、基地局の送信パワ
    ーが制御される請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記信号はゲートウェイにより送信され、衛星を経てユー
    ザ端末により受信され、ステップ(a)−(d)はユーザ端末により実行され、
    ゲートウェイの送信パワーを制御する請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記信号はユーザ端末により送信され、基地局により受信
    され、ユーザ端末の送信パワーを制御する請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記信号はユーザ端末により送信され衛星を経てゲートウ
    ェイにより受信され、ステップ(a)−(d)はゲートウェイにより実行され、
    ユーザ端末の送信パワーを制御する請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 信号送信パワーを制御する装置において、 受信された信号を復調して復調された信号を生成する復調器と、 前記復調された信号を歪ませて歪まされた復調された信号を生成する歪み装置
    と、 前記歪まされた復調された信号に基づいて信号品質測定を決定する信号品質評
    価装置と、 前記信号品質測定に基づいて送信パワーの調節をリクエストするパワーコマン
    ド生成器とを含んでいるパワー制御装置。
  21. 【請求項21】 前記歪み装置は雑音を前記復調された信号に付加する請求
    項20記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記信号品質測定は信号対雑音比を含んでいる請求項20
    記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記パワーコマンド決定装置は前記信号対雑音比に基づい
    て前記調節をリクエストする請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 信号品質測定は信号品質に直接比例する値を表し、前記パ
    ワーコマンド生成器は、前記信号品質測定をしきい値と比較し、前記信号品質測
    定が前記しきい値を超えたならば送信パワーの増加をリクエストする請求項20
    記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記パワーコマンド発生器は前記信号品質測定が前記しき
    い値を超えていない場合には送信パワーの減少をリクエストする請求項24記載
    の装置。
  26. 【請求項26】 信号品質測定は信号品質に反比例する値を表し、前記パワ
    ーコマンド発生器は、前記信号品質測定をしきい値と比較し、前記信号品質測定
    が前記しきい値を超えた場合には送信パワーの減少をリクエストする請求項20
    記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記パワーコマンド発生器は前記信号品質測定が前記しき
    い値を超えていない場合には送信パワーの増加をリクエストする請求項26記載
    の装置。
  28. 【請求項28】 前記復調された信号を復号して決定データを生成するデコ
    ーダと、 前記歪まされた復調された信号を復号して歪まされた決定データを生成するバ
    ーチャルデコーダと、 前記歪まされた決定データに基づいて第2の信号品質測定を決定するエラー検
    出器とをさらに具備している請求項24記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記エラー検出器により決定された前記第2の信号品質測
    定はフレームエラーの測定である請求項28記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記決定データはデジタルベースバンド回路に与えられる
    請求項28記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記復調器は前記受信された信号を複数のデータ値に相関
    させて前記復調された信号を生成する相関器を具備している請求項20記載の装
    置。
  32. 【請求項32】 前記相関器の出力を量子化し、量子化され復調された信号
    を生成する量子化装置をさらに具備し、前記信号品質評価装置は前記量子化され
    復調された信号に基づいて前記信号品質測定を決定する請求項31記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記復調された信号は、送信された信号の対応するディジ
    ットの信頼値の測定値を示すソフト決定データを含んでいる請求項20記載の装
    置。
  34. 【請求項34】 前記歪み装置は前記ソフト決定データを歪ませ、それによ
    って前記信頼値の測定値を減少させる請求項33記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記信号は基地局により送信され、ユーザ端末により受信
    され、前記復調器、前記歪み装置、前記信号品質評価装置、前記パワーコマンド
    決定装置はユーザ端末のコンポーネントであり、基地局の送信パワーが制御され
    る請求項20記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記信号はゲートウェイにより送信され、衛星を経てユー
    ザ端末により受信され、前記復調器、前記歪み装置、前記信号品質評価装置、前
    記パワーコマンド決定装置はユーザ端末のコンポーネントであり、ゲートウェイ
    の送信パワーが制御される請求項20記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記信号はユーザ端末により送信され、基地局により受信
    され、ユーザ端末の送信パワーが制御される請求項20記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記信号はユーザ端末により送信され、衛星を経てゲート
    ウェイにより受信され、前記復調器、前記歪み装置、前記信号品質評価装置、前
    記パワーコマンド決定装置はゲートウェイのコンポーネントであり、ユーザ端末
    の送信パワーが制御される請求項20記載の装置。
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