JPH1065609A - 通信方法、基地局及び端末装置 - Google Patents

通信方法、基地局及び端末装置

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JPH1065609A
JPH1065609A JP8222935A JP22293596A JPH1065609A JP H1065609 A JPH1065609 A JP H1065609A JP 8222935 A JP8222935 A JP 8222935A JP 22293596 A JP22293596 A JP 22293596A JP H1065609 A JPH1065609 A JP H1065609A
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transmission
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JP8222935A
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Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線電話システムなどに適用される伝送シス
テムにおいて、伝送信号の回線品質を良好に検出できる
ようにする。 【解決手段】 第1の局と第2の局との間で双方向に通
信を行う通信方法において、第1の局から第2の局への
伝送される信号の第2の局での受信状態から、伝送回線
の品質を推定し、その回線品質推定値と、受信状態に応
じて可変設定される基準値とを比較し、基準値に対する
回線品質推定値の大小関係によりパワーコントロールデ
ータを生成させ、このパワーコントロールデータを第2
の局から第1の局に伝送し、第1の局で第2の局へ送信
する信号のパワーを、伝送されるパワーコントロールデ
ータに基づいて制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線電話シ
ステム用に適用して好適な通信方法と、その通信方法が
適用される基地局及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線電話システムなどの移動通信におい
ては、一つの基地局に複数の移動局(端末装置)を接続
させる多元接続が行われている。ここで、無線電話の場
合には、一つの基地局を多数の移動局が共通に使用する
ため、各移動局間の干渉を避けるような種々の通信方式
が提案されている。従来からあるこの種の通信方式とし
ては、例えば周波数分割多元接続(FDMA:Frequenc
y Division Multiple Access)、時分割多元接続方式
(TDMA:Time Division Multiple Access )、符号
分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple
Access )などがある。
【0003】この内、CDMA方式は、各移動局に特定
の符号を割り当て、同一搬送波(キャリア)の変調波を
この符号でスペクトラム拡散して同一基地局に送信し、
受信側では各々符号同期をとり、所望の移動局を識別す
る多元接続方式である。
【0004】即ち、基地局は、スペクトラム拡散でその
帯域を全て占有しており、同一時間、同一周波数帯域を
利用して各移動局に送信している。そして、各移動局で
は、基地局から送信された固定拡散帯域幅の信号を逆拡
散して、該当する信号を取り出す。また、基地局は、互
いに異なる拡散符号により、各移動局を識別している。
【0005】このCDMA方式は、互いに符号を決めて
おけば、直接呼び出す毎に通信ができると共に、秘話性
に優れており、携帯電話装置などの移動局を使用した無
線伝送に適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDMA方
式では、移動局間で厳密な直交関係をつくるのが困難で
あり、各移動局間の通信を完全に分離して扱うことはで
きず、一つの移動局との通信時に、他の移動局が干渉源
になってしまう不都合がある。また、特定の帯域内でデ
ータを拡散する方式であるので、予めデータを拡散する
帯域幅(つまり伝送に使用する帯域幅)を定義する必要
があり、伝送帯域幅を可変させることは困難である。
【0007】具体的に説明すると、例えば所定の符号に
よりスペクトラム拡散されて多重化された8つの移動局
(ユーザー)の伝送信号から、逆拡散により特定のユー
ザーの伝送信号を取り出す場合のモデルを図19に示
す。図19のAに示すように、符号により多重化された
U0〜U7の8ユーザーの信号の内、ユーザーU0の信
号を逆拡散により取り出そうとすると、図19のBに示
すように、確かにユーザーU0の信号を取り出すことは
出来るが、同じ基地局で扱う他のユーザーU1〜U7の
信号も干渉源となってノイズとなり、S/N特性が劣化
してしまう。このため、CDMA方式を適用した無線伝
送では、干渉分の劣化により電波の届きが悪くなり、サ
ービスエリアが狭くなる。また、スペクトラム逆拡散の
過程で得られる逆拡散利得分だけ他ユーザー干渉を抑圧
するのみであるため、接続可能なユーザー(移動局)が
制限されチャンネル容量が小さくなった。
【0008】また、この種の多元接続が行われる通信シ
ステムにおいては、同時に存在する各伝送信号の送信電
力を一定の範囲に揃えることが、他ユーザー干渉を抑圧
する上で重要である。ところが、従来のCDMA方式な
どの多元接続を行う通信方式では、送信電力を制御する
ための処理が、必ずしも良好に行われるとは言えなかっ
た。
【0009】即ち、例えばある端末装置からの送信電力
を一定範囲内に調整するためには、基地局側でこの端末
装置から送信される信号を受信して、その伝送状態を検
出して、その検出結果に基づいた送信出力の制御データ
を端末装置に対して伝送させる。そして、端末装置側で
その伝送された制御データを判断して、該当する状態に
送信出力を調整させる処理が行われる。
【0010】ここで、従来の端末装置から基地局への上
りチャンネルのパワーコントロールを行う場合の制御構
成例を図20に示すと、基地局910では、端末装置9
20から伝送される信号を復調回路911で復調し、そ
の復調結果(例えば受信シンボルエラーの推定値)から
パワーコントロール情報生成部912でパワーコントロ
ール情報を生成させる。そして、このパワーコントロー
ル情報を、基地局からの送信シンボルと共に多重化回路
913で所定の方法で多重化し、その多重化された信号
を変調回路914で変調して、送信アンプ915などで
送信処理して、端末装置920に対して無線送信させ
る。
【0011】端末装置920側では、基地局からの下り
チャンネルの信号を受信して復調回路921で復調し、
その復調信号に含まれるパワーコントロール情報を分離
回路922で受信シンボルから分離し、その分離したパ
ワーコントロール情報を、送信パワー制御部923に供
給し、送信アンプ924のゲインを対応した値に制御す
る。
【0012】このように制御ループが構成されること
で、実際の伝送状態に基づいた良好な送信出力の制御が
可能になり、各パスでの送信パワーのばらつきをなくす
ことができる。
【0013】ところが、従来の処理では、実際の回線品
質と検出される回線品質とに差があり、ある程度の範囲
までは送信パワーを制御して回線品質を揃えることがで
きても、それ以上厳密に回線品質を一定範囲に制御する
ことは困難であった。
【0014】例えば、図20に示すような処理で復調結
果から受信シンボルエラーの推定値を求めて、その受信
シンボルエラーの推定値を回線品質を推定した場合に
は、図21に示すような結果になる。即ち、実線で示す
実際の回線品質Q0 の変化に追随した回線品質の推定値
Qaが得られるが、この実際の回線品質Q0 と、検出し
た回線品質推定値Qaとの間には、ある程度の遅延xが
生じてしまう。従って、図20に示すような制御ループ
の応答が悪くなってしまう。
【0015】また、別の方法により回線品質を推定する
処理として、例えば受信電力より推定することができ
る。例えば図22に示すように、復調回路911で復調
される前の受信信号を、受信電力測定回路916に供給
し、その受信電力測定回路916で測定された受信電力
値を比較器917に供給して、設定値生成回路918が
出力する受信電力設定値と比較させる。そして、その比
較結果からパワーコントロール情報を生成させて、その
パワーコントロール情報を、基地局からの送信シンボル
と共に多重化回路913で所定の方法で多重化し、その
多重化された信号を変調回路914で変調して、送信ア
ンプ915などで送信処理して、端末装置920に対し
て無線送信させる。
【0016】このように受信電力から回線品質を推定し
た場合には、図23に示すような結果になる。即ち、受
信電力Pの平均から求めた品質推定値Qbは、実際の回
線品質Q0 の変化に近い変化をするが、伝送路状況(フ
ェージング,マルチパス,干渉波など)により、実際の
品質とのずれyが生じる。このずれyは、伝送路状況に
より異なるので、正確な回線品質の推定は困難であっ
た。
【0017】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、この種の伝送方式が適用される場合に、伝送信号
の回線品質を良好に検出できるようにすることを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、第1の局と第2の局との間で双方向に通
信を行う通信方法において、第1の局から第2の局への
伝送される信号の第2の局での受信状態から、伝送回線
の品質を推定し、その回線品質推定値と、受信状態に応
じて可変設定される基準値とを比較し、基準値に対する
回線品質推定値の大小関係によりパワーコントロールデ
ータを生成させ、このパワーコントロールデータを第2
の局から第1の局に伝送し、第1の局で第2の局へ送信
する信号のパワーを、伝送されるパワーコントロールデ
ータに基づいて制御するようにしたものである。
【0019】かかる処理を行うことによって、実際の受
信状態に基づいた正確なパワーコントロールが可能にな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図18を参照して説明する。
【0021】まず、本例が適用される通信方式の構成に
ついて説明する。本例の通信方式の構成は、予め割当て
られた帯域(Band)内に複数のサブキャリアを連続的に
配置し、この1帯域内の複数のサブキャリアを1つの伝
送路(パス)で同時に使用するいわゆるマルチキャリア
方式としてあり、さらに1帯域内の複数のサブキャリア
を一括して時間で分割(Division)して変調するもの
で、ここでは帯域分割多元接続(BDMA:Band Divis
ion Multiple Access )と称する。
【0022】以下、その構成について説明すると、図1
5は、本例の伝送信号のスロット構成を示す図で、縦軸
を周波数を、横軸を時間としたものである。本例の場合
には、周波数軸と時間軸とを格子状に分割した直交基底
を与えるものである。即ち、1つの伝送帯域(1バンド
スロット)が150KHzとされ、この150KHzの
1伝送帯域内に、24本のサブキャリアを配置する。こ
の24本のサブキャリアは、6.25kHz間隔で等間
隔に連続的に配置され、1キャリア毎に0から23まで
のサブキャリア番号が付与される。但し、実際に存在す
るサブキャリアは、サブキャリア番号1から22までの
22本としてあり、1バンドスロット内の両端部のサブ
キャリア番号0及び23についてはサブキャリアを立て
ないガードバンドとしてあり、電力を0としてある。
【0023】そして時間軸でみると、200μ秒間隔で
1タイムスロットが規定され、1タイムスロット毎に2
2本のサブキャリアにバースト信号が変調されて伝送さ
れる。そして、25タイムスロット(即ち5m秒)配置
された状態が、1フレームと定義される。この1フレー
ム内の各タイムスロットには、0から24までのタイム
スロット番号が付与される。図15中にハッチングを付
与して示す範囲は、1バンドスロットの1タイムスロッ
ト区間を示すものである。なお、ここではスロット番号
24のタイムスロットは、データが伝送されない期間と
される。
【0024】そして、この周波数軸と時間軸とを格子状
に分割した直交基底を使用して、基地局が複数の移動局
(端末装置)と同時期に通信を行う多元接続を行うもの
である。ここで、各移動局との接続状態としては、図1
6に示す構成で行われる。図16は、1バンドスロット
(実際には後述する周波数ホッピングにより使用するバ
ンドスロットは切換わる)を使用して、基地局に接続さ
れる6つの移動局(ユーザー)U0,U1,U2‥‥U
5のタイムスロットの使用状態を示す図で、Rとして示
すタイムスロットは受信スロットで、Tとして示すタイ
ムスロットは送信スロットであり、基地局で規定される
フレームタイミングは図16のAに示すように24タイ
ムスロット周期(25タイムスロット用意された内の最
後のスロットであるスロット番号24は使用されない)
で設定される。なお、ここでは送信スロットと受信スロ
ットとは別の帯域を使用して伝送されるものとしてあ
る。
【0025】例えば図16のBに示す移動局U0は、受
信スロットとして1フレーム内のタイムスロット番号
0,6,12,18が使用され、送信スロットとしてタ
イムスロット番号3,9,15,21が使用され、それ
ぞれのタイムスロットでバースト信号の受信又は送信を
行う。また、図16のCに示す移動局U1は、受信スロ
ットとして1フレーム内のタイムスロット番号1,7,
13,19が使用され、送信スロットとしてタイムスロ
ット番号4,10,16,22が使用される。また、図
16のDに示す移動局U2は、受信スロットとして1フ
レーム内のタイムスロット番号2,8,14,20が使
用され、送信スロットとしてタイムスロット番号5,1
1,17,23が使用される。また、図16のEに示す
移動局U3は、受信スロットとして1フレーム内のタイ
ムスロット番号3,9,15,21が使用され、送信ス
ロットとしてタイムスロット番号0,6,12,18が
使用される。また、図16のFに示す移動局U4は、受
信スロットとして1フレーム内のタイムスロット番号
4,10,16,22が使用され、送信スロットとして
タイムスロット番号1,7,13,22が使用される。
さらに、図16のGに示す移動局U5は、受信スロット
として1フレーム内のタイムスロット番号5,11,1
6,22が使用され、送信スロットとしてタイムスロッ
ト番号2,8,14,20が使用される。
【0026】このように1バントスロットに6つの移動
局が接続される6TDMA(時分割多元接続)が行われ
るが、各移動局側から見ると、1タイムスロット期間の
受信及び送信を行った後に、次の送信又は受信が行われ
るまで2タイムスロット期間(即ち400μ秒)の余裕
があり、この余裕を使用して、タイミング処理と周波数
ホッピングと称される処理を行う。即ち、各送信スロッ
トTの前の約200μ秒間には、送信タイミングを基地
局側からの信号のタイミングに合わせるタイミング処理
TAを行う。そして、各送信スロットTが終了した約2
00μ秒後には、送信及び受信を行うバンドスロットを
別のバンドスロットに切換える周波数ホッピングを行
う。この周波数ホッピングにより、例えば1つの基地局
に用意された複数のバンドスロットを各移動局で均等に
使用する。
【0027】即ち、1つの基地局には複数のバンドスロ
ットを割当てる。例えば1つの基地局で1つのセルが構
成されるセルラ方式のシステムである場合で、1つのセ
ルに1.2MHzの帯域が割当てられている場合には、
8バンドスロットを1つのセルに配置することができ
る。同様に、1つのセルに2.4MHzの帯域が割当て
られている場合には、16バンドスロットを1つのセル
に配置することができ、1つのセルに4.8MHzの帯
域が割当てられている場合には、32バンドスロットを
1つのセルに配置することができ、1つのセルに9.6
MHzの帯域が割当てられている場合には、64バンド
スロットを1つのセルに配置することがでる。そして、
この1つのセルに割当てられた複数のバンドスロットを
均等に使用するように、周波数ホッピングと称される周
波数切換え処理を行う。なお、本例の場合には1つのセ
ルに連続した帯域の複数のバンドスロットを配置する。
【0028】図17は、セルの理想的な配置例を示し、
このような状態でセルが配置されている場合には、第1
の帯域を使用するグループGaのセルと、第2の帯域を
使用するグループGbのセルと、第3の帯域を使用する
グループGcのセルとの3つの周波数割当てを行えば良
い。即ち、1セルで8バンドスロット使用する場合に
は、図18のA及びBに示すように、連続した8バンド
スロットでグループGaの帯域を用意すると共に、次の
連続した8バンドスロットでグループGbの帯域を用意
し、更に次の連続した8バンドスロットでグループGc
の帯域を用意する。この場合、図18のCに示すよう
に、各バンドスロット内には22本のサブキャリアが立
てられ、この複数のサブキャリアを同時に使用したマル
チキャリアでの伝送が行われるが、図12に示すよう
に、このマルチキャリアで伝送するバンドスロットを切
換える周波数ホッピングを行いながら、セル内の移動局
との通信を行う。
【0029】このように通信を行う状態を設定すること
で、各移動局と基地局との間で伝送される信号は、他の
信号に対して直交性が保たれた状態となり、他の信号の
干渉を受けることなく、該当する信号だけを良好に取り
出すことができる。そして、周波数ホッピングにより伝
送するバンドスロットを随時切換えるので、各基地局に
用意された伝送帯域が有効に活用され、効率の良い伝送
ができる。この場合、上述したように1つの基地局(セ
ル)に割当てる周波数帯域を、自由に割当てることがで
きるので、使用される状況に応じた自由なシステム設定
が可能になる。
【0030】次に、以上説明したシステム構成にて基地
局と通信が行われる端末装置(移動局)の構成について
説明する。ここでは、基地局から端末装置への下り回線
として2.0GHz帯を使用し、端末装置から基地局へ
の上り回線として2.2GHz帯を使用するものとして
説明する。
【0031】図1は、端末装置の構成を示す図で、まず
受信系について説明すると、送受信兼用のアンテナ11
はアンテナ共用器12に接続してあり、このアンテナ共
用器12の受信信号出力側には、バンドパスフィルタ1
3,受信アンプ14,混合器15が直列に接続してあ
る。ここで、バンドパスフィルタ13は、2.0GHz
帯を抽出する。そして、混合器15で周波数シンセサイ
ザ31が出力する1.9GHzの周波数信号を混合し、
受信信号を100MHz帯の中間周波信号に変換する。
なお、周波数シンセサイザ31は、PLL回路(フェー
ズ・ロックド・ループ回路)で構成され、温度補償型基
準発振器(TCXO)32が出力する19.2MHz
を、1/128分周器33で分周して生成させた150
kHzを基準として、1.9GHz帯の150kHz間
隔の信号(即ち1バンドスロット間隔)を生成させるシ
ンセサイザである。この端末装置で使用される後述する
他の周波数シンセサイザについても、同様にPLL回路
で構成される。
【0032】そして、混合器15が出力する中間周波信
号を、バンドパスフィルタ16と可変利得アンプ17を
介して復調用の2個の混合器18I,18Qに供給す
る。また、周波数シンセサイザ34が出力する100M
Hzの周波数信号を、移相器35で90度位相がずれた
2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の一方を混
合器18Iに供給し、他方を混合器18Qに供給し、そ
れぞれ中間周波信号に混合させ、受信したデータに含ま
れるI成分及びQ成分を抽出する。なお、周波数シンセ
サイザ34は、1/128分周器33で分周して生成さ
せた150kHzを基準として、100MHz帯の信号
を生成させるシンセサイザである。
【0033】そして、抽出したI成分をローパスフィル
タ19Iを介してアナログ/デジタル変換器20Iに供
給し、デジタルIデータに変換する。また、抽出したQ
成分をローパスフィルタ19Qを介してアナログ/デジ
タル変換器20Qに供給し、デジタルIデータに変換す
る。ここで、各アナログ/デジタル変換器20I,20
Qは、TCXO32が出力する19.2MHzを、1/
96分周器36で分周して生成させた200kHzを変
換用のクロックとして使用するものである。
【0034】そして、アナログ/デジタル変換器20
I,20Qが出力するデジタルIデータ及びデジタルQ
データを、復調及びデコーダ21に供給し、復号された
受信データを端子22に得る。なお、復調及びデコーダ
21には、TCXO32が出力する19.2MHzがク
ロックとしてそのまま供給されると共に、1/96分周
器36が出力する200kHzを1/40分周器37で
分周して生成させた5kHzがクロックとして供給され
る。この5kHzのクロックは、スロットタイミングデ
ータを生成させるのに使用される。即ち、本例の場合に
は上述したように1タイムスロットが200μ秒である
が、周波数が5kHzの信号は1周期が200μ秒であ
り、この5kHzの信号に同期してスロットタイミング
データを生成させる。
【0035】次に、端末装置の送信系の構成を説明する
と、端子41に得られる送信データを、変調及びエンコ
ーダ42に供給し、送信用の符号化及び変調処理を行
い、送信用のデジタルIデータ及びデジタルQデータを
生成させる。ここで、この変調及びエンコーダ42に
は、TCXO32が出力する19.2MHzがクロック
としてそのまま供給されると共に、1/40分周器37
で分周して生成させた5kHzがスロットタイミング生
成用のデータとして供給される。そして、変調及びエン
コーダ42が出力するデジタルIデータ及びデジタルQ
データをデジタル/アナログ変換器43I及び43Qに
供給し、アナログI信号及びアナログQ信号に変換し、
この変換されたI信号及びQ信号をローパスフィルタ4
4I及び44Qを介して混合器45I及び45Qに供給
する。また、周波数シンセサイザ38が出力する300
MHzの周波数信号を、移相器39で90度位相がずれ
た2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の一方を
混合器45Iに供給し、他方を混合器45Qに供給し、
それぞれI信号及びQ信号と混合して、300MHz帯
の信号とし、加算器46で1系統の信号とする直交変調
を行う。なお、周波数シンセサイザ38は、1/128
分周器33で分周して生成させた150kHzを基準と
して、300MHz帯の信号を生成させるシンセサイザ
である。
【0036】そして、加算器46が出力する300MH
z帯に変調された信号を、送信アンプ47,バンドパス
フィルタ48を介して混合器49に供給し、周波数シン
セサイザ31が出力する1.9GHz帯の周波数信号を
混合し、2.2GHz帯の送信周波数に変換する。そし
て、この送信周波数に周波数変換された送信信号を、送
信アンプ(可変利得アンプ)50及びバンドパスフィル
タ51を介してアンテナ共用器12に供給し、このアン
テナ共用器12に接続されたアンテナ11から無線送信
させる。なお、送信アンプ50の利得を制御することに
より、送信出力が調整される。この送信出力の制御は、
例えば基地局側から受信した出力制御データに基づいて
行われる。
【0037】また、TCXO32が出力する19.2M
Hzの信号は、1/2400分周器40に供給されて、
8kHzの信号とされ、この8kHzの信号を音声処理
系の回路(図示せず)に供給する。即ち、本例の端末装
置では、基地局との間で伝送する音声信号は、8kHz
でサンプリング(又はその倍数の周波数でオーバーサン
プリング)するようにしてあり、音声信号のアナログ/
デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器、或いは音
声データ圧縮・伸長処理用のデジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)などの音声データ処理回路で必要なクロッ
クを、1/2400分周器40から得るようにしてあ
る。
【0038】次に、この構成の端末装置の送信系のエン
コーダ及びその周辺の詳細な構成を、図2を参照して説
明する。送信データは、畳み込み符号化器101に供給
して、畳み込み符号化を行う。ここでの畳み込み符号化
としては、例えば拘束長k=7,符号化率R=1/3の
符号化を行う。図3は、この拘束長k=7,符号化率R
=1/3の畳み込み符号化器の構成を示す図で、入力デ
ータを6個直列に接続された遅延回路101a,101
b,‥‥101fに供給し、連続した7ビットのデータ
のタイミングを一致させ、Ex-ORゲート101g,1
01h,101iでこの7ビットの内の所定のデータの
排他的論理和をとり、各Ex-ORゲート101g,10
1h,101iの出力をシリアル/パラレル変換回路1
01jでパラレルデータに変換して畳み込み符号化され
たデータを得る。
【0039】図2の説明に戻ると、この畳み込み符号化
器101の出力を、4フレームインターリーブバッファ
102に供給し、4フレーム(20m秒)に跨がったデ
ータのインターリーブを行う。そして、このインターリ
ーブバッファ102の出力を、DQPSKエンコーダ1
10に供給し、DQPSK変調を行う。即ち、供給され
るデータに基づいて、DQPSKシンボル生成回路11
1で対応したシンボルを生成させ、このシンボルを乗算
器112の一方の入力に供給し、この乗算器112の乗
算出力を遅延回路113で1シンボル遅延させて他方の
入力に戻して、DQPSK変調を行う。そして、このD
QPSK変調されたデータを、乗算器103に供給し
て、ランダム位相シフトデータ発生回路104が出力す
るランダム位相シフトデータを、変調データに乗算する
処理を行い、データの位相を見かけ上ランダムに変化さ
せる。
【0040】そして、乗算器103の出力を、FFT回
路(高速フーリエ変換回路)105に供給し、高速フー
リエ変換による演算で時間軸上のデータの周波数変換処
理を行い、6.25kHz間隔の22本のサブキャリア
に変調されたいわゆるマルチキャリアデータとする。な
お、高速フーリエ変換を行うFFT回路は、2の巾乗倍
のサブキャリアを生成させる構成が比較的簡単に構成で
き、本例のFFT回路105では、25 である32本の
サブキャリアを生成させる能力のあるものを使用し、そ
の内の連続した22本のサブキャリアに変調されたデー
タを出力する。そして、本例のFFT回路105で扱う
送信データの変調レートは200kHzとしてあり、こ
の200kHzの変調レートの信号から32本のマルチ
キャリアに変換する処理を行うことで、200kHz÷
32=6.25kHzとなり、6.25kHz間隔のマ
ルチキャリア信号が得られる。
【0041】そして、この高速フーリエ変換でマルチキ
ャリアとされたデータを乗算器107に供給し、窓がけ
データ発生回路106が出力する時間波形を乗算する処
理を行う。この時間波形としては、例えば図4のAに示
すように、送信側では1つの波形の長さTU が約200
μ秒(即ち1タイムスロット期間)の波形とされる。但
し、その両端部TTR(約15μ秒間)は、なだらかに波
形のレベルが変化するようにしてあり、図4のBに示す
ように、時間波形を乗算させる際には、隣接する時間波
形と一部が重なるようにしてある。
【0042】再び図2の説明に戻ると、乗算器107で
時間波形が乗算された信号を、バーストバッファ108
を介して加算器109に供給し、この加算器109で制
御データセレクタ121が出力する制御データを所定位
置に加算する。ここで加算する制御データとしては、送
信出力の制御を指示する制御データであり、受信した信
号より回線品質を推定した結果としてパワーコントロー
ルビットを、パワーコントロールビット端子122から
得て、セレクタ121でこの制御データを設定する。こ
のパワーコントロールビット端子122に供給されるパ
ワーコントロールビットを生成させる処理については後
述する。
【0043】ここで、セレクタ121には、3つの制御
データメモリ123,124,125(実際には1つの
メモリのエリアを分割して構成させても良い)が接続さ
れ、送信出力を小さくする制御データ(−1データ)が
メモリ123に、送信出力を変化させない制御データ
(±0データ)がメモリ124に、送信出力を大きくす
る制御データ(+1データ)がメモリ125に、それぞ
れ記憶させてある。この場合に記憶される制御データと
しては、該当する制御データを乗算器107までのエン
コーダで送信用に変調処理した場合のデータに相当する
データとしてある。
【0044】具体的には、送信データは直交するI軸と
Q軸で形成される平面上で変化する位相変調されたデー
タであり、図5に示す平面上の円に沿って変化するデー
タである。そして、データ(I,Q)が(0,0)の位
置を±0データとしてあり、この位置から90度遅れた
位置(1,0)を−1データとしてあり、±0データの
位置から90度進んだ位置(0,1)を+1データとし
てある。そして、(1,1)の位置については、送信出
力の制御データとしては未定義としてあり、受信側でこ
の位置のデータを判別したときには±0データと見なし
て送信出力を変化させない。但し、この図5に示す信号
位相は、マルチキャリア信号に変調される前の位相であ
り、実際にはこの信号位相のデータをマルチキャリア信
号に変調すると共に、時間波形を乗算することで生成さ
れるデータが、各メモリ123,124,125に記憶
させてある。
【0045】そして、加算器109でこの制御データが
加算された送信データを、デジタル/アナログ変換器4
3(図1のデジタル/アナログ変換器43I,43Qに
相当)に供給し、変換用のクロックとして200kHz
を使用してアナログ信号とする。
【0046】次に、本例の端末装置の受信系のデコーダ
及びその周辺の詳細な構成を、図6を参照して説明す
る。200kHzのクロックを使用してアナログ/デジ
タル変換器20(図1のアナログ/デジタル変換器20
I,20Qに相当)で変換されたデジタルデータを、バ
ーストバッファ133を介して乗算器131に供給し、
逆窓がけデータ発生回路133が出力する時間波形を乗
算する。この受信時に乗算する時間波形は、図4のAに
示す形状の時間波形であるが、その長さTM を160μ
秒として送信時よりも短い時間波形としてある。
【0047】そして、この時間波形が乗算された受信デ
ータを、FFT回路134に供給し、高速フーリエ変換
処理により周波数軸と時間軸との変換処理を行い、6.
25kHz間隔の22本のサブキャリアに変調されて伝
送されたデータを時間軸が連続した1系統のデータとす
る。ここでの変換処理では、送信系でのFFT回路での
変換処理と同様に、25 である32本のサブキャリアを
処理させる能力のあるものを使用し、その内の連続した
22本のサブキャリアに変調されたデータを変換して出
力する。そして、本例のFFT回路134で扱う送信デ
ータの変調レートは200kHzとしてあり、32本の
マルチキャリアを処理できることで、200kHz÷3
2=6.25kHzとなり、6.25kHz間隔のマル
チキャリア信号の変換処理ができる。
【0048】そして、FFT回路134で高速フーリエ
変換されて1系統とされた受信データを、乗算器135
に供給し、逆ランダム位相シフトデータ発生回路136
が出力する逆ランダム位相シフトデータ(このデータは
送信側のランダム位相シフトデータと同期して変化する
データ)を乗算し、元の位相のデータに戻す。
【0049】そして、元の位相に戻されたデータを、差
動復調回路137に供給し、差動復調させ、この差動復
調されたデータを4フレームデインターリーブバッファ
138に供給し、送信時に4フレームにわたってインタ
ーリーブされたデータを元のデータ配列とし、このデイ
ンターリーブされたデータをビタビ復号化器139に供
給し、ビタビ復号を行う。そして、ビタビ復号されたデ
ータをデコーダされた受信データとして後段の受信デー
タ処理回路(図示せず)に供給する。
【0050】次に、本例の端末装置で受信した信号に基
づいてパワーコントロールビットを生成させる処理構成
を、図7に示す。まず受信信号は差動復調回路137で
差動復調されて受信シンボルが得られ、その受信シンボ
ルをデインターリーブバッファ138でデインターリー
ブされた後、ビタビ復号化器139に供給されてビタビ
復号され、受信ビットを得る。ここまで図6で説明した
通りである。ここで、差動復調回路137で差動復調さ
れた結果に基づいて回線品質推定値Qを求め、その回線
品質推定値Qを比較器141に供給する。この回線品質
推定値Qを求める処理については後述する。
【0051】また、ビタビ復号化器139でビタビ復号
された結果に基づいて、シンボルエラー推定値Eを得
る。このシンボルエラー推定値Eを求める処理について
は後述する。そして、このシンボルエラー推定値Eを、
減算器142に供給する。この減算器142には、しき
い値発生回路143からのしきい値のデータが供給さ
れ、シンボルエラーの基準値(しきい値)と、シンボル
エラー推定値Eとの差分を減算器142で求める。な
お、しきい値としては、例えばエラー発生率5%程度の
値を設定する。
【0052】減算器142で求まった基準値との差分の
値は、ゲインの小さなアンプ142aを介して加算器1
44に供給する。この加算器144は、その加算出力が
遅延回路145を介して加算器144に戻される構成と
してあり、減算器142の出力を積算させることにな
る。この場合、アンプ142aのゲインを小さく設定し
てあるので、小さな比率で積算される。なお、遅延回路
145は1シンボルデータを遅延させる回路である。
【0053】そして、遅延回路145の出力を、比較器
141に第1の基準値TH1として供給すると共に、遅
延回路145の出力をアンプ147で1.5倍にされた
信号を比較器141に第2の基準値TH2として供給す
る。
【0054】比較器141での回線品質推定値Qと第
1,第2の基準値TH1,TH2との比較としては、例
えば図10に示すように、回線品質推定値Qが第1の基
準値TH1と第2の基準値TH2の間の範囲のとき、±
0の制御データ(即ちパワーをそのまま維持させるデー
タ)とするコントロールビットとし、第1の基準値TH
1を越えたとき、−1の制御データ(即ちパワーを低下
させるデータ)とするコントロールビットとし、第2の
基準値TH2以下のとき、+1の制御データ(即ちパワ
ーを上昇させるデータ)とするコントロールビットとす
る。このそれぞれの制御データについては、図2や図4
で既に説明した通りである。
【0055】次に、回線品質推定値Qを求める構成を、
図8を参照して説明する。差動復調回路137で差動復
調された受信シンボルを、回線品質推定回路150に供
給する。この回線品質推定回路150内では、仮判定回
路151に供給して、受信シンボルの仮判定を行い、そ
の仮判定されたデータと、受信シンボルとの差分を減算
器152で求める。ここで求められる差分は、雑音の成
分に相当する。そして、その差分のデータを、2乗回路
153に供給して、絶対値を2乗化する処理を行い、そ
の2乗された値を平均回路154に供給し、平均値を求
める。また、受信シンボルを直接2乗回路156に供給
して、絶対値を2乗化する処理を行い、その2乗された
値を平均回路157に供給し、平均値を求める。そし
て、それぞれの平均回路154,157の出力を、割り
算回路155に供給して除算処理し、その除算値を回線
品質推定値Qとして比較器141(図7参照)に供給す
る。このように処理されることで、雑音電力の推定値と
受信電力の推定値との比が求まり、その比を回線品質推
定値Qとする。
【0056】次に、シンボルエラー推定値Eを求める構
成を、図9を参照して説明する。ビタビ復号化器139
でビタビ復号されて得た受信ビットは、シンボルエラー
推定回路160内の再符号化回路161に供給して、再
び符号化されたシンボルとし、比較器162に供給す
る。そして、デインターリーブバッファ138でデイン
ターリーブされた受信シンボルを、バッファ163を介
して比較器162に供給し、再符号化されたシンボルと
受信シンボルとが比較される。なお、バッファ163
は、ビタビ復号化器139及び再符号化回路161での
処理タイミングに対応して遅延させるバッファである。
そして、その比較の結果が一致しない場合、シンボルエ
ラーカウンタ164に不一致を示すデータを出力する。
シンボルエラーカウンタ164では、その不一致を示す
データの数をカウントし、所定時間内のカウント値から
シンボルエラーの発生率を判断し、その判断した値をシ
ンボルエラー推定値Eとして、減算器142(図7参
照)に供給する。
【0057】このようにして回線品質推定値Qとシンボ
ルエラー推定値Eとを求めて、図7に示す回路にてパワ
ーコントロールビットを生成させることで、常時正確な
回線品質の判断ができる。即ち、図8に示す回線品質推
定回路150で検出される回線品質推定値Qについて
は、実際の回線品質とほぼ同じ変化を示すデータとなる
が、そのデータには伝送路状態に応じたずれが生じる。
ここで、シンボルエラー推定値Eから実際の伝送路状態
を推定して、その結果に基づいて、実際の回線品質と推
定した回線品質とのずれを補正する処理が行われるの
で、実際の回線品質の変化とほぼ一致した正確なパワー
コントロールビットが生成されることになる。
【0058】次に、ここまで説明した端末装置全体の処
理タイミングを、図11に示す。まず、受信系ではタイ
ミングR11で1タイムスロットのデータを受信し、受
信と同時にアナログ/デジタル変換器20でデジタルデ
ータに変換され、バーストバッファ131に記憶され
る。そして、この記憶された受信データが次のタイミン
グR12で時間波形の乗算,高速フーリエ変換,逆ラン
ダム位相シフトデータの乗算,差動復調,ビタビ復号な
どの復調処理が行われた後、次のタイミングR13でデ
ータ処理によるデコードが行われる。
【0059】そして、タイミングR11から6タイムス
ロット後のタイミングR21からタイミングR23で、
タイミングR11〜R13と同じ処理が行われ、以後繰
り返し処理される。
【0060】そして送信系では、受信と3タイムスロッ
トずれたタイミングで送信が行われる。即ち、所定のタ
イミングT11で送信データのエンコードが行われ、こ
のエンコードされたデータが、次のタイミングT12で
1バースト分の送信データとする変調処理が行われ、送
信系のバーストバッファ108に一旦記憶される。そし
て、受信タイミングR11から3タイムスロット遅れた
タイミングT13で、バーストバッファ108に記憶さ
れた送信データをデジタル/アナログ変換器43で変換
した後、送信処理してアンテナ11から送信させる。そ
して、タイミングT11から6タイムスロット後のタイ
ミングT21からタイミングT23で、タイミングT1
1〜T13と同じ処理が行われ、以後繰り返し処理され
る。
【0061】このようにして受信と送信とが時分割で間
欠的に行われるのであるが、本例の場合には、送信デー
タに付加する送信出力の制御データ(コントロールビッ
ト)を、図2で説明したように送信時に送信出力の制御
データを、送信用のエンコード処理が終了した最後に、
加算器109で加算するようにしたことで、受信データ
の状態を送信する制御データに迅速に反映させることが
できる。即ち、例えばタイミングR11で受信したバー
スト信号の受信状態は、タイミングR12での復調の途
中で検出され、通信を行う相手(基地局)に知らせる送
信出力の制御状態の判断が行われる(図11にコントロ
ールビット算出と示すタイミングでの処理)。そして、
このコントロールビットが算出されると、この算出され
た結果を端子122からセレクタ121に送り、バース
トバッファ108に記憶された送信データに該当する制
御データを付与させる処理を行い、タイミングT13で
送信するバースト信号に、直前に受信した状態に基づい
た送信出力の制御データを付与する。
【0062】そして、通信を行う相手側(基地局)で
は、このタイミングT13で伝送される制御データを判
断することで、次のタイミングR21のスロットで基地
局からバースト信号を送信する際に、その送信出力の制
御を該当する状態に制御することで、1周期前に送信さ
れたバースト信号の受信状態に基づいて、次に送出され
るバースト信号の送信出力の制御が行われることにな
る。従って、バースト信号が伝送される1周期毎に、送
信出力が的確に制御されることになり、1台の基地局と
の間で同時期に行われる複数のパスの伝送信号の送信出
力を一定にほぼ揃えることが可能になる。
【0063】もし、本例のように送信出力の制御データ
をメモリに予め用意して加算する処理を行わない場合に
は、例えば図11の例の場合では、タイミングR11で
受信した結果が、タイミングR12での復調で判断され
た後、その受信結果に基づいた制御データのタイミング
T21でのエンコード及びタイミングT22での変調が
行われて、タイミングT23で送出されるバースト信号
で、タイミングR11での受信結果に基づいた制御デー
タが送出されることになり、1周期毎に送信出力の制御
を行うことは不可能である。なお、ここでは端末装置側
で基地局からの送信出力を制御するデータの生成処理に
ついて説明したが、基地局側でも同様に端末装置からの
送信出力を制御するデータを生成させるようにしても良
いことは勿論である。
【0064】次に、基地局の構成を、図12〜図14を
参照して説明する。この基地局での送受信を行う構成
は、基本的には端末装置側の構成と同じであるが、複数
台の端末装置と同時に接続される多元接続を行うための
構成が端末装置とは異なる。
【0065】まず、図12に示す受信系の構成について
説明すると、送受信兼用のアンテナ211はアンテナ共
用器212に接続してあり、このアンテナ共用器212
の受信信号出力側には、バンドパスフィルタ213,受
信アンプ214,混合器215が直列に接続してある。
ここで、バンドパスフィルタ213は、2.2GHz帯
を抽出する。そして、混合器215で周波数シンセサイ
ザ231が出力する1.9GHzの周波数信号を混合
し、受信信号を300MHz帯の中間周波信号に変換す
る。なお、周波数シンセサイザ231は、PLL回路
(フェーズ・ロックド・ループ回路)で構成され、温度
補償型基準発振器(TCXO)232が出力する19.
2MHzを、1/128分周器233で分周して生成さ
せた150kHzを基準として、1.9GHz帯の15
0kHz間隔の信号(即ち1バンドスロット間隔)を生
成させるシンセサイザである。この基地局で使用される
後述する他の周波数シンセサイザについても、同様にP
LL回路で構成される。
【0066】そして、混合器215が出力する中間周波
信号を、バンドパスフィルタ216と受信アンプ217
を介して復調用の2個の混合器218I,218Qに供
給する。また、周波数シンセサイザ234が出力する3
00MHzの周波数信号を、移相器235で90度位相
がずれた2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の
一方を混合器218Iに供給し、他方を混合器218Q
に供給し、それぞれ中間周波信号に混合させ、受信した
データに含まれるI成分及びQ成分を抽出する。なお、
周波数シンセサイザ234は、1/128分周器233
で分周して生成させた150kHzを基準として、30
0MHz帯の信号を生成させるシンセサイザである。
【0067】そして、抽出したI成分をローパスフィル
タ219Iを介してアナログ/デジタル変換器220I
に供給し、デジタルIデータに変換する。また、抽出し
たQ成分をローパスフィルタ219Qを介してアナログ
/デジタル変換器220Qに供給し、デジタルIデータ
に変換する。ここで、各アナログ/デジタル変換器22
0I,220Qは、TCXO232が出力する19.2
MHzを、1/3分周器236で分周して生成させた
6.4MHzを変換用のクロックとして使用するもので
ある。
【0068】そして、アナログ/デジタル変換器220
I,220Qが出力するデジタルIデータ及びデジタル
Qデータを、復調部221に供給し、復調されたデータ
をデマルチプレクサ222に供給して、各端末装置から
のデータに分割し、分割されたデータを同時に接続され
る端末装置の数(1バンドスロット当たり6台)だけ用
意されたデコーダ223a,223b‥‥223nに個
別に供給する。なお、復調部221,デマルチプレクサ
222及びデコーダ223a,223b‥‥223nに
は、TCXO32が出力する19.2MHzがクロック
としてそのまま供給されると共に、1/3分周器236
が出力する6.4MHzを1/1280分周器237で
分周して生成させた5kHzがスロットタイミングデー
タとして供給される。
【0069】次に、基地局の送信系の構成を説明する
と、同時に通信を行う相手(端末装置)毎に用意された
エンコーダ241a,241b‥‥241nで個別に符
号化された送信データを、マルチプレクサ242で合成
し、このマルチプレクサ242の出力を変調部243に
供給し、送信用の変調処理を行い、送信用のデジタルI
データ及びデジタルQデータを生成させる。なお、各エ
ンコーダ241a〜241n,マルチプレクサ242及
び変調部243には、TCXO32が出力する19.2
MHzがクロックとしてそのまま供給されると共に、1
/1280分周器237が出力する5kHzがクロック
として供給される。
【0070】そして、変調部243が出力するデジタル
Iデータ及びデジタルQデータを、デジタル/アナログ
変換器244I及び244Qに供給し、アナログI信号
及びアナログQ信号に変換し、この変換されたI信号及
びQ信号をローパスフィルタ245I及び245Qを介
して混合器246I及び246Qに供給する。また、周
波数シンセサイザ238が出力する100MHzの周波
数信号を、移相器239で90度位相がずれた2系統の
信号とし、この2系統の周波数信号の一方を混合器24
6Iに供給し、他方を混合器246Qに供給し、それぞ
れI信号及びQ信号と混合して、100MHz帯の信号
とし、加算器247で1系統の信号とする直交変調を行
う。なお、周波数シンセサイザ238は、1/128分
周器233で分周して生成させた150kHzを基準と
して、100MHz帯の信号を生成させるシンセサイザ
である。
【0071】そして、加算器247が出力する100M
Hz帯に変調された信号を、送信アンプ248,バンド
パスフィルタ249を介して混合器250に供給し、周
波数シンセサイザ231が出力する1.9GHz帯の周
波数信号を混合し、2.0GHz帯の送信周波数に変換
する。そして、この送信周波数に周波数変換された送信
信号を、送信アンプ251及びバンドパスフィルタ25
2を介してアンテナ共用器212に供給し、このアンテ
ナ共用器212に接続されたアンテナ211から無線送
信させる。
【0072】また、TCXO232が出力する19.2
MHzの信号は、1/2400分周器240に供給され
て、8kHzの信号とされ、この8kHzの信号を音声
処理系の回路(図示せず)に供給する。即ち、本例の基
地局では、端末装置との間で伝送する音声信号は、8k
Hzでサンプリング(又はその倍数の周波数でオーバー
サンプリング)するようにしてあり、音声信号のアナロ
グ/デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器、或い
は音声データ圧縮・伸長処理用のデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)などの音声データ処理回路で必要なク
ロックを、1/2400分周器240から得るようにし
てある。
【0073】次に、基地局で送信データをエンコードし
て変調する構成の詳細を、図13を参照して説明する。
ここではN個(Nは任意の数)の端末装置(ユーザー)
と同時に多元接続を行うものとすると、各端末装置のユ
ーザーへの送信信号U0,U1‥‥UNは、それぞれ別
の畳み込み符号化器311a,311b‥‥311nに
供給して、個別に畳み込み符号化を行う。ここでの畳み
込み符号化としては、例えば拘束長k=7,符号化率R
=1/3の符号化を行う。
【0074】そして、それぞれの系で畳み込み符号化さ
れたデータを、それぞれ4フレームインターリーブバッ
ファ312a,312b‥‥312nに供給し、4フレ
ーム(20m秒)に跨がったデータのインターリーブを
行う。そして、各インターリーブバッファ312a,3
12b‥‥312nの出力を、それぞれDQPSKエン
コーダ320a,320b‥‥320nに供給し、DQ
PSK変調を行う。即ち、供給されるデータに基づい
て、DQPSKシンボル生成回路321a,321b‥
‥321nで対応したシンボルを生成させ、このシンボ
ルを乗算器322a,322b‥‥322nの一方の入
力に供給し、この乗算器322a,322b‥‥322
nの乗算出力を各遅延回路323a,323b‥‥32
3nで1シンボル遅延させて他方の入力に戻して、DQ
PSK変調を行う。そして、このDQPSK変調された
データを、それぞれ乗算器313a,313b‥‥31
3nに供給して、ランダム位相シフトデータ発生回路3
14a,314b‥‥314nが個別に出力するランダ
ム位相シフトデータを、変調データに乗算する処理を行
い、それぞれのデータの位相を見かけ上ランダムに変化
させる。
【0075】そして、各乗算器313a,313b‥‥
313nの出力を、それぞれ別の乗算器314a,31
4b‥‥314nに供給し、各系毎に送信パワーコント
ロール回路316a,316b‥‥316nが出力する
コントロールデータを乗算して、送信出力の調整を行
う。この送信出力の調整としては、各系毎に接続される
端末装置から伝送されるバースト信号に含まれる出力制
御データに基づいて、調整を行うもので、その制御デー
タの詳細については既に図5で説明した通りである。即
ち、(I,Q)データで(0,0)及び(1,1)とな
る制御データを受信データから判別したとき、送信出力
をそのままとし、(0,1)となる制御データを受信デ
ータから判別したとき、送信出力を大きくさせ、(1,
0)となる制御データを受信データから判別したとき、
送信出力を小さくさせる。
【0076】なお、(1,1)となる制御データは、実
際には送信側では存在しないデータであるが、この
(1,1)となるデータを受信側で判断したとき、出力
を変化させないように設定したことで、例えば(1,
0)となる制御データ(即ち出力を小さくさせるデー
タ)が何らかの要因で90度位相がずれて、受信側で
(1,1)又は(0,0)と誤判断されたとき、少なく
とも出力が大きく調整される逆方向の誤処理を防止でき
る。同様に、(0,1)となる制御データ(即ち出力を
大きくさせるデータ)が何らかの要因で90度位相がず
れて、受信側で(1,1)又は(0,0)と誤判断され
たとき、少なくとも出力が小さく調整される逆方向の誤
処理を防止できる。
【0077】図13の説明に戻ると、各乗算器314
a,314b‥‥314nが出力する送信データを、マ
ルチプレクサ242に供給し、合成する。ここで、本例
のマルチプレクサ242で合成する際には、その合成す
る周波数位置を150kHz単位で切換えられるように
してあり、この切換えを制御することで、各端末装置に
対して送信されるバースト信号の周波数切換えを行う。
即ち、本例の場合には図12などで説明したように、周
波数ホッピングと称されるバントスロット単位での周波
数の切換えを行うようにしてあるが、その周波数切換え
を、マルチプレクサ242での合成時の処理の切換えに
より実現している。
【0078】そして、マルチプレクサ242で合成され
たデータを、FFT回路332に供給し、高速フーリエ
変換による演算で時間軸上のデータの周波数変換処理を
行い、1バントスロット当たり6.25kHz間隔の2
2本のサブキャリアに変調されたいわゆるマルチキャリ
アデータとする。そして、この高速フーリエ変換でマル
チキャリアとされたデータを乗算器333に供給し、窓
がけデータ発生回路334が出力する時間波形を乗算す
る処理を行う。この時間波形としては、例えば図4のA
に示すように、送信側では1つの波形の長さTU が約2
00μ秒(即ち1タイムスロット期間)の波形とされ
る。但し、その両端部TTR(約15μ秒間)は、なだら
かに波形のレベルが変化するようにしてあり、図4のB
に示すように、時間波形を乗算させる際には、隣接する
時間波形と一部が重なるようにしてある。
【0079】そして、乗算器333で時間波形が乗算さ
れた信号を、バーストバッファ335を介してデジタル
/アナログ変換器244(図8での変換器244I,2
44Qに相当)に供給し、アナログI信号及びアナログ
Q信号とし、図12の構成にて送信処理する。
【0080】本例の基地局の場合には、このように変調
処理の途中のマルチプレクサ242で周波数ホッピング
と称されるバンドスロットの切換え処理を行うことで、
送信系の構成を簡単することができる。即ち、本例のよ
うに基地局で複数のパスの信号を同時に扱う場合には、
本来は各パスの信号毎に対応したバンドスロット(チャ
ンネル)の信号に周波数変換してから合成する必要があ
り、送信系としては図12に示す混合器250までの回
路がパスの数だけ必要であるのに対し、本例の基地局の
場合には、マルチプレクサ242以降の送信系の回路は
1系統だけで良く、それだけ基地局の構成を簡単にする
ことができる。
【0081】次に、基地局で受信データを復調してデコ
ードする構成の詳細を、図14を参照して説明する。ア
ナログ/デジタル変換器220(図8のアナログ/デジ
タル変換器220I及び220Qに相当)で変換された
デジタルIデータ及びデジタルQデータを、バーストバ
ッファ341を介して乗算器333に供給し、逆窓がけ
データ発生回路343が出力する時間波形を乗算する。
この時間波形としては、図4のAに示す形状の時間波形
であるが、その長さTM を160μ秒として送信時より
も短い時間波形としてある。
【0082】そして、この時間波形が乗算された受信デ
ータを、FFT回路344に供給して高速フーリエ変換
を行い、周波数軸と時間軸との変換処理を行い、1バン
ドスロット当たり6.25kHz間隔の22本のサブキ
ャリアに変調されて伝送されたデータを時間軸が連続し
たデータとする。そして、この高速フーリエ変換された
データを、デマルチプレクサ222に供給し、同時に多
元接続される各端末装置の数だけ分割されたデータとす
る。ここで、本例のデマルチプレクサ222で分割する
際には、その分割する周波数位置を150kHz単位で
切換えられるようにしてあり、この切換えを制御するこ
とで、各端末装置から送信されるバースト信号の周波数
切換えを行う。即ち、本例の場合には図16などで説明
したように、周波数ホッピングと称されるバントスロッ
ト単位での周波数の切換えを周期的に行うようにしてあ
るが、その受信側での周波数切換えを、デマルチプレク
サ222での分割時の処理の切換えにより実現してい
る。
【0083】そして、デマルチプレクサ222で分割さ
れたそれぞれの受信データを、同時に多元接続される端
末装置の数Nだけ設けられた乗算器351a,351b
‥‥351nに個別に供給し、それぞれの乗算器351
a,351b‥‥351nで逆ランダム位相シフトデー
タ発生回路352a,352b‥‥352nが出力する
逆ランダム位相シフトデータ(このデータは送信側のラ
ンダム位相シフトデータと同期して変化するデータ)を
乗算し、それぞれの系で元の位相のデータに戻す。
【0084】そして、差動復調回路353a,353b
‥‥353nに供給し、差動復調させ、この差動復調さ
れたデータを4フレームデインターリーブバッファ35
4a,354b‥‥354nに供給し、送信時に4フレ
ームにわたってインターリーブされたデータを元のデー
タ配列とし、このデインターリーブされたデータをビタ
ビ復号化器355a,355b‥‥355nに供給し、
ビタビ復号を行う。そして、ビタビ復号されたデータを
デコーダされた受信データとして後段の受信データ処理
回路(図示せず)に供給する。
【0085】本例の基地局の場合には、復調処理の途中
のデマルチプレクサ222で周波数ホッピングと称され
るバンドスロットの切換え処理を含むデータの分割処理
を行うことで、送信系の場合と同様に、受信系の構成を
簡単することができる。即ち、本例のように基地局で複
数のパスの信号を同時に扱う場合には、本来は各パスの
信号毎に対応したバンドスロット(チャンネル)の信号
を中間周波信号に周波数変換してから高速フーリエ変換
までの処理を行って、各乗算器351a〜351nに供
給する必要があり、受信系としては図12に示す混合器
215から復調部221までの回路がパスの数だけ必要
であるのに対し、本例の基地局の場合には、デマルチプ
レクサ222の前段の送信系の回路は1系統だけで良
く、それだけ基地局の構成を簡単にすることができる。
【0086】なお、上述実施例では送信出力の制御デー
タの伝送構成として、端末装置から基地局に伝送する信
号に、送信出力を指示する制御データを重畳する構成
(図2の加算器109で加算させる構成)について説明
したが、基地局から端末装置に対して伝送する信号で
も、基地局側での同様の処理で、端末装置での送信出力
を指示する制御データを送信信号に重畳させるようにし
ても良いことは勿論である。
【0087】また、この送信出力の制御データとして、
上述実施例では図5で説明したように、送信出力を維持
させるデータ(0データ)と、送信出力を増大させるデ
ータ(+1データ)と、送信出力を減少させるデータ
(−1データ)との3種類を設定させたが、より細かく
制御データを設定させても良い。即ち、どの程度出力を
増大させるのか等を指示するようにしても良い。或い
は、送信出力を増大させるデータと送信出力を減少させ
るデータの2段階のデータとしても良い。
【0088】また、送信出力の指示以外の制御データ
を、同様の構成で伝送させるようにしても良い。また、
上述実施例ではマルチキャリア信号を周波数ホッピング
させながら多元接続させるいわゆるBDMA方式の伝送
方式に適用したが、他の伝送方式の通信装置において、
通信を行う相手に送信出力などを指示する場合にも適用
できることは勿論である。
【0089】さらにまた、上述実施例では示した周波
数、時間、符号化率などの数値は一例を示したもので、
上述実施例に限定されるものではない。また、変調方式
についてもDQPSK変調以外の変調処理にも適用でき
ることは勿論である。
【0090】
【発明の効果】本発明の通信方法によると、実際の受信
状態に基づいた正確なパワーコントロールが可能にな
る。特に、受信状態に応じて可変設定される基準値とし
て、受信シンボルエラー推定値と、予め設定された基準
値との差を求め、この差の値を基準値とすることで、実
際の受信シンボルエラーと回線品質とに基づいて、リア
ルタイムで正確な受信状態の判断ができ、実際の受信状
態の変化に追随した正確なパワーコントロールが可能に
なる。
【0091】また本発明の基地局によると、実際の受信
状態に基づいた端末装置の正確なパワーコントロールが
可能になる。特に、受信状態に応じて可変設定される基
準値として、受信シンボルエラー推定値と、予め設定さ
れた基準値との差を求め、この差の値を基準値とするこ
とで、実際の受信シンボルエラーと回線品質とに基づい
て、リアルタイムで正確な受信状態の判断ができ、実際
の受信状態の変化に追随した正確な端末装置の送信パワ
ーコントロールが可能になる。
【0092】また本発明の端末装置によると、実際の受
信状態に基づいた基地局の正確なパワーコントロールが
可能になる。特に、受信状態に応じて可変設定される基
準値として、受信シンボルエラー推定値と、予め設定さ
れた基準値との差を求め、この差の値を基準値とするこ
とで、実際の受信シンボルエラーと回線品質とに基づい
て、リアルタイムで正確な受信状態の判断ができ、実際
の受信状態の変化に追随した正確な基地局の送信パワー
コントロールが可能になる。
【0093】また、それぞれの場合に、受信シンボルエ
ラー推定値と、予め設定された基準値との差の値を小さ
なゲインで積算させて、基準値を得るようにしたこと
で、伝送路状態の変動にほぼ追随した良好な基準値が得
られるようになり、より良好なパワーコントロールが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による端末装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】一実施例の端末装置のエンコーダの構成を示す
ブロック図である。
【図3】一実施例の端末装置の畳み込み符号化器の構成
例を示すブロック図である。
【図4】一実施例による窓がけデータの例を示す波形図
である。
【図5】一実施例による伝送データ例を示す位相特性図
である。
【図6】一実施例の端末装置のデコーダの構成を示すブ
ロック図である。
【図7】一実施例の端末装置のパワーコントロールビッ
ト生成処理を示すブロック図である。
【図8】一実施例の端末装置の回線品質推定処理構成を
示すブロック図である。
【図9】一実施例の端末装置のシンボルエラー推定処理
構成を示すブロック図である。
【図10】一実施例によるパワーコントロール状態を示
す説明図である。
【図11】一実施例による処理タイミングを示すタイミ
ング図である。
【図12】一実施例による基地局の構成を示すブロック
図である。
【図13】一実施例の基地局の変調処理を示すブロック
図である。
【図14】一実施例の基地局の復調処理を示すブロック
図である。
【図15】一実施例の伝送信号のスロット構成を示す説
明図である。
【図16】一実施例のフレーム内の伝送状態を示す説明
図である。
【図17】一実施例によるセルの配置例を示す説明図で
ある。
【図18】一実施例によるバンドスロットの配置例を示
す説明図である。
【図19】CDMA方式の干渉状態を示す説明図であ
る。
【図20】従来の上りチャンネルのパワー制御構成例を
示すブロック図である。
【図21】従来のシンボルエラー推定による回線品質推
定例を示す波形図である。
【図22】従来の受信電力による回線品質推定処理を示
すブロック図である。
【図23】従来の受信電力による回線品質推定例を示す
波形図である。
【符号の説明】
32 温度補償型基準発振器(TCXO)、101 畳
み込み符号化器、102 4フレームインターリーブバ
ッファ、104 ランダム位相シフトデータ発生回路、
105 FFT回路(高速フーリエ変換回路)、106
窓がけデータ発生回路、110 DQPSKエンコー
ダ、121 制御データセレクタ、122 パワーコン
トロールビット端子、123,124,125 制御デ
ータメモリ、133 逆窓がけデータ発生回路、134
FFT回路、136 逆ランダム位相シフトデータ発
生回路、137 差動復調回路、138 4フレームデ
インターリーブバッファ、139 ビタビ復号化器、1
41 比較器、142 減算器、142a アンプ、1
43 しきい値発生回路、144 加算器、145遅延
回路、147 アンプ、311a,311b,311n
畳み込み符号化器、312a,312b,312n
4フレームインターリーブバッファ、314a,314
b,314n ランダム位相シフトデータ発生回路、3
20a,320b,320n DQPSKデコーダ、3
31 マルチプレクサ、332 FFT回路、334
窓がけデータ発生回路、343 逆窓がけデータ発生回
路、344 FFT回路、345 デマルチプレクサ、
352a,352b,352n 逆ランダム位相シフト
データ発生回路、353a,353b,353n 差動
復調回路、354a,354b,354n 4フレーム
デインターリーブバッファ、355a,355b,35
5n ビタビ復号化器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の局と第2の局との間で双方向に通
    信を行う通信方法において、 第1の局から第2の局への伝送される信号の第2の局で
    の受信状態から、伝送回線の品質を推定し、 その回線品質推定値と、受信状態に応じて可変設定され
    る基準値とを比較し、基準値に対する回線品質推定値の
    大小関係によりパワーコントロールデータを生成させ、 このパワーコントロールデータを第2の局から第1の局
    に伝送し、 第1の局で第2の局へ送信する信号のパワーを、伝送さ
    れるパワーコントロールデータに基づいて制御するよう
    にした通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信方法において、 上記受信状態に応じて可変設定される基準値として、 第2の局での受信シンボルエラー推定値と、予め設定さ
    れた基準値との差を求め、 この差の値を基準値とするようにした通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信方法において、 上記差の値を小さなゲインで積算させて、基準値を得る
    ようにした通信方法。
  4. 【請求項4】 設定されたエリア内の端末装置と通信を
    行う基地局において、 端末装置から伝送される信号の受信状態から、伝送回線
    の品質を推定する回線品質推定手段と、 端末装置から伝送される信号の受信状態に応じて基準値
    を可変設定される基準値生成手段と、 上記品質推定手段で推定された回線品質推定値と、上記
    基準値生成手段で生成された基準値とを比較する比較手
    段と、 該比較手段での比較の結果に基づいて、端末装置に対す
    るパワーコントロールデータを生成させるパワーコント
    ロールデータ生成手段とを備えた基地局。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基地局において、 上記基準値生成手段として、 受信シンボルエラー推定値の算出手段と、 予め決められた受信シンボルエラー基準値の設定手段
    と、 上記算出手段で算出された受信シンボルエラー推定値
    と、上記設定手段で設定された受信シンボルエラー基準
    値との差を求める減算手段とを設け、 この減算手段の出力に基づいて上記比較手段で比較する
    基準値を得るようにした基地局。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の基地局において、 上記減算手段の出力を、小さなゲインで積算させる積算
    手段を設け、 該積算手段の出力を、上記比較手段で比較する基準値と
    した基地局。
  7. 【請求項7】 基地局と通信を行う端末装置において、 基地局から伝送される信号の受信状態から、伝送回線の
    品質を推定する回線品質推定手段と、 基地局から伝送される信号の受信状態に応じて基準値を
    可変設定される基準値生成手段と、 上記品質推定手段で推定された回線品質推定値と、上記
    基準値生成手段で生成された基準値とを比較する比較手
    段と、 該比較手段での比較の結果に基づいて、基地局に対する
    パワーコントロールデータを生成させるパワーコントロ
    ールデータ生成手段とを備えた基地局。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の端末装置において、 上記基準値生成手段として、 受信シンボルエラー推定値の算出手段と、 予め決められた受信シンボルエラー基準値の設定手段
    と、 上記算出手段で算出された受信シンボルエラー推定値
    と、上記設定手段で設定された受信シンボルエラー基準
    値との差を求める減算手段とを設け、 この減算手段の出力に基づいて上記比較手段で比較する
    基準値を得るようにした端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の端末装置において、 上記減算手段の出力を、小さなゲインで積算させる積算
    手段を設け、 該積算手段の出力を、上記比較手段で比較する基準値と
    した端末装置。
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