JP3407558B2 - 送信方法、送信装置、受信方法、受信装置、多元接続方法及び多元接続システム - Google Patents

送信方法、送信装置、受信方法、受信装置、多元接続方法及び多元接続システム

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JP3407558B2 JP22293096A JP22293096A JP3407558B2 JP 3407558 B2 JP3407558 B2 JP 3407558B2 JP 22293096 A JP22293096 A JP 22293096A JP 22293096 A JP22293096 A JP 22293096A JP 3407558 B2 JP3407558 B2 JP 3407558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線電話シ
ステム用の端末装置に適用して好適な送信方法、送信装
置、受信方法及び受信装置、並びにこれらの方法及び装
置が適用される多元接続方法及び多元接続装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線電話システムなどの移動通信におい
ては、一つの基地局に複数の移動局(端末装置)を接続
させる多元接続が行われている。ここで、無線電話の場
合には、一つの基地局を多数の移動局が共通に使用する
ため、各移動局間の干渉を避けるような種々の通信方式
が提案されている。従来からあるこの種の通信方式とし
ては、例えば周波数分割多元接続(FDMA:Frequenc
y Division Multiple Access)、時分割多元接続方式
(TDMA:Time Division Multiple Access )、符号
分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple
Access )などがある。
【0003】この内、CDMA方式は、各移動局に特定
の符号を割り当て、同一搬送波(キャリア)の変調波を
この符号でスペクトラム拡散して同一基地局に送信し、
受信側では各々符号同期をとり、所望の移動局を識別す
る多元接続方式である。
【0004】即ち、基地局は、スペクトラム拡散でその
帯域を全て占有しており、同一時間、同一周波数帯域を
利用して各移動局に送信している。そして、各移動局で
は、基地局から送信された固定拡散帯域幅の信号を逆拡
散して、該当する信号を取り出す。また、基地局は、互
いに異なる拡散符号により、各移動局を識別している。
【0005】このCDMA方式は、互いに符号を決めて
おけば、直接呼び出す毎に通信ができると共に、秘話性
に優れており、携帯電話装置などの移動局を使用した無
線伝送に適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDMA方
式では、移動局間で厳密な直交関係をつくるのが困難で
あり、各移動局間の通信を完全に分離して扱うことはで
きず、一つの移動局との通信時に、他の移動局が干渉源
になってしまう不都合がある。また、特定の帯域内でデ
ータを拡散する方式であるので、予めデータを拡散する
帯域幅(つまり伝送に使用する帯域幅)を定義する必要
があり、伝送帯域幅を可変させることは困難である。
【0007】このため、本出願人は先に、帯域分割多元
接続(BDMA:Band Division Multiple Access )と
称する通信方式を提案した(特願平8−132434号
など)。そのBDMA方式の詳細については後述する実
施例の中で説明するが、簡単に述べると、所定の周波数
間隔で所定数のサブキャリア信号が配置された1伝送帯
域を複数用意し、各伝送帯域の信号を所定時間毎に区切
ってタイムスロットを形成させ、所定数のタイムスロッ
ト周期で間欠的に、所定数のサブキャリア信号に分散さ
せてデータを変調させたマルチキャリア信号によるバー
スト信号を伝送する方式である。このBDMA方式の場
合には、各エリアで用意された帯域が拡散されて使用さ
れ、伝送帯域を有効に活用した効率の良い伝送ができる
と共に、移動局間で厳密な直交関係をつくることがで
き、他のパスへの干渉を最小限に抑えることができる等
の優れた効果を有する。
【0008】ところで、基地局が各セル毎に配置された
いわゆるセルラ方式の場合には、各移動局側で、周辺の
セルの監視を行って、必要なときには隣接するセルの基
地局との通信に切換えるハンドオフ処理などを行う必要
がある。ところが、この周辺のセルの監視としては、具
体的には隣接する基地局からの制御チャンネルなどの受
信を行って、その受信レベルや受信タイミングなどを判
断する必要があり、比較的長い時間隣接基地局からの信
号を受信する必要がある。このため、現在通信中の基地
局との通信を一時的に中断させて、他の基地局からの制
御チャンネルなどを受信する必要があるが、その現在通
信中の基地局との通信を一時的に中断させる時間を長く
設定すると、それだけ基地局と通信できる時間率が低下
し、伝送効率が低下してしまう不都合があった。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、伝送効率を低下
させることなく、周辺のセルの監視などを可能にするこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、複数のバーストで基地局などから間欠的
に伝送される信号を、この伝送タイミングに合わせて間
欠的に受信し、この受信した複数のバーストのデータの
データ配列を元に戻すデインターリーブ処理を行うと共
に、所定のタイミングで、複数のバーストの内の所定の
バーストの受信を停止させるようにしたものである。
【0011】かかる処理を行うことによって、このバー
ストの受信を停止したタイミングで、周辺のセルの監視
などを行うことができる。この場合、このバーストの受
信を停止したタイミングに伝送されるはずのデータは、
デインターリーブ処理での受信データの配列の並び変え
で、所定単位のデータ中に分散することになり、補間処
理などでほぼ正確に推定でき、伝送効率の低下にはつな
がらない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図17を参照して説明する。
【0013】まず、本例が適用される通信方式の構成に
ついて説明する。本例の通信方式の構成は、予め割当て
られた帯域(Band)内に複数のサブキャリアを連続的に
配置し、この1帯域内の複数のサブキャリアを1つの伝
送路(パス)で同時に使用するいわゆるマルチキャリア
方式としてあり、さらに1帯域内の複数のサブキャリア
を一括して時間で分割(Division)して変調するもの
で、ここでは帯域分割多元接続(BDMA:Band Divis
ion Multiple Access )と称する。
【0014】以下、その構成について説明すると、図1
4は、本例の伝送信号のスロット構成を示す図で、縦軸
を周波数を、横軸を時間としたものである。本例の場合
には、周波数軸と時間軸とを格子状に分割した直交基底
を与えるものである。即ち、1つの伝送帯域(1バンド
スロット)が150KHzとされ、この150KHzの
1伝送帯域内に、24本のサブキャリアを配置する。こ
の24本のサブキャリアは、6.25kHz間隔で等間
隔に連続的に配置され、1キャリア毎に0から23まで
のサブキャリア番号が付与される。但し、実際に存在す
るサブキャリアは、サブキャリア番号1から22までの
22本としてあり、1バンドスロット内の両端部のサブ
キャリア番号0及び23についてはサブキャリアを立て
ないガードバンドとしてあり、電力を0としてある。
【0015】そして時間軸でみると、200μ秒間隔で
1タイムスロットが規定され、1タイムスロット毎に2
2本のサブキャリアにバースト信号が変調されて伝送さ
れる。そして、25タイムスロット(即ち5m秒)配置
された状態が、1フレームと定義される。この1フレー
ム内の各タイムスロットには、0から24までのタイム
スロット番号が付与される。図14中にハッチングを付
与して示す範囲は、1バンドスロットの1タイムスロッ
ト区間を示すものである。なお、ここではスロット番号
24のタイムスロットは、データが伝送されない期間と
される。
【0016】そして、この周波数軸と時間軸とを格子状
に分割した直交基底を使用して、基地局が複数の移動局
(端末装置)と同時期に通信を行う多元接続を行うもの
である。ここで、各移動局との接続状態としては、図1
2に示す構成で行われる。図15は、1バンドスロット
(実際には後述する周波数ホッピングにより使用するバ
ンドスロットは切換わる)を使用して、基地局に接続さ
れる6つの移動局(ユーザー)U0,U1,U2‥‥U
5のタイムスロットの使用状態を示す図で、Rとして示
すタイムスロットは受信スロットで、Tとして示すタイ
ムスロットは送信スロットであり、基地局で規定される
フレームタイミングは図15のAに示すように24タイ
ムスロット周期(25タイムスロット用意された内の最
後のスロットであるスロット番号24は使用されない)
で設定される。なお、ここでは送信スロットと受信スロ
ットとは別の帯域を使用して伝送されるものとしてあ
る。
【0017】例えば図15のBに示す移動局U0は、受
信スロットとして1フレーム内のタイムスロット番号
0,6,12,18が使用され、送信スロットとしてタ
イムスロット番号3,9,15,21が使用され、それ
ぞれのタイムスロットでバースト信号の受信又は送信を
行う。また、図15のCに示す移動局U1は、受信スロ
ットとして1フレーム内のタイムスロット番号1,7,
13,19が使用され、送信スロットとしてタイムスロ
ット番号4,10,16,22が使用される。また、図
15のDに示す移動局U2は、受信スロットとして1フ
レーム内のタイムスロット番号2,8,14,20が使
用され、送信スロットとしてタイムスロット番号5,1
1,17,23が使用される。また、図15のEに示す
移動局U3は、受信スロットとして1フレーム内のタイ
ムスロット番号3,9,15,21が使用され、送信ス
ロットとしてタイムスロット番号0,6,12,18が
使用される。また、図15のFに示す移動局U4は、受
信スロットとして1フレーム内のタイムスロット番号
4,10,16,22が使用され、送信スロットとして
タイムスロット番号1,7,13,22が使用される。
さらに、図15のGに示す移動局U5は、受信スロット
として1フレーム内のタイムスロット番号5,11,1
6,22が使用され、送信スロットとしてタイムスロッ
ト番号2,8,14,20が使用される。
【0018】このように1バントスロットに6つの移動
局が接続される6TDMA(時分割多元接続)が行われ
るが、各移動局側から見ると、1タイムスロット期間の
受信及び送信を行った後に、次の送信又は受信が行われ
るまで2タイムスロット期間(即ち400μ秒)の余裕
があり、この余裕を使用して、タイミング処理と周波数
ホッピングと称される処理を行う。即ち、各送信スロッ
トTの前の約200μ秒間には、送信タイミングを基地
局側からの信号のタイミングに合わせるタイミング処理
TAを行う。そして、各送信スロットTが終了した約2
00μ秒後には、送信及び受信を行うバンドスロットを
別のバンドスロットに切換える周波数ホッピングを行
う。この周波数ホッピングにより、例えば1つの基地局
に用意された複数のバンドスロットを各移動局で均等に
使用する。
【0019】即ち、1つの基地局には複数のバンドスロ
ットを割当てる。例えば1つの基地局で1つのセルが構
成されるセルラ方式のシステムである場合で、1つのセ
ルに1.2MHzの帯域が割当てられている場合には、
8バンドスロットを1つのセルに配置することができ
る。同様に、1つのセルに2.4MHzの帯域が割当て
られている場合には、16バンドスロットを1つのセル
に配置することができ、1つのセルに4.8MHzの帯
域が割当てられている場合には、32バンドスロットを
1つのセルに配置することができ、1つのセルに9.6
MHzの帯域が割当てられている場合には、64バンド
スロットを1つのセルに配置することがでる。そして、
この1つのセルに割当てられた複数のバンドスロットを
均等に使用するように、周波数ホッピングと称される周
波数切換え処理を行う。なお、本例の場合には1つのセ
ルに連続した帯域の複数のバンドスロットを配置する。
【0020】図16は、セルの理想的な配置例を示し、
このような状態でセルが配置されている場合には、第1
の帯域を使用するグループGaのセルと、第2の帯域を
使用するグループGbのセルと、第3の帯域を使用する
グループGcのセルとの3つの周波数割当てを行えば良
い。即ち、1セルで8バンドスロット使用する場合に
は、図17のA及びBに示すように、連続した8バンド
スロットでグループGaの帯域を用意すると共に、次の
連続した8バンドスロットでグループGbの帯域を用意
し、更に次の連続した8バンドスロットでグループGc
の帯域を用意する。この場合、図17のCに示すよう
に、各バンドスロット内には22本のサブキャリアが立
てられ、この複数のサブキャリアを同時に使用したマル
チキャリアでの伝送が行われるが、図15に示すよう
に、このマルチキャリアで伝送するバンドスロットを切
換える周波数ホッピングを行いながら、セル内の移動局
との通信を行う。
【0021】このように通信を行う状態を設定すること
で、各移動局と基地局との間で伝送される信号は、他の
信号に対して直交性が保たれた状態となり、他の信号の
干渉を受けることなく、該当する信号だけを良好に取り
出すことができる。そして、周波数ホッピングにより伝
送するバンドスロットを随時切換えるので、各基地局に
用意された伝送帯域が有効に活用され、効率の良い伝送
ができる。この場合、上述したように1つの基地局(セ
ル)に割当てる周波数帯域を、自由に割当てることがで
きるので、使用される状況に応じた自由なシステム設定
が可能になる。
【0022】次に、以上説明したシステム構成にて基地
局と通信が行われる端末装置(移動局)の構成について
説明する。ここでは、基地局から端末装置への下り回線
として2.0GHz帯を使用し、端末装置から基地局へ
の上り回線として2.2GHz帯を使用するものとして
説明する。
【0023】図1は、端末装置の構成を示す図で、まず
受信系について説明すると、送受信兼用のアンテナ11
はアンテナ共用器12に接続してあり、このアンテナ共
用器12の受信信号出力側には、バンドパスフィルタ1
3,受信アンプ14,混合器15が直列に接続してあ
る。ここで、バンドパスフィルタ13は、2.0GHz
帯を抽出する。そして、混合器15で周波数シンセサイ
ザ31が出力する1.9GHzの周波数信号を混合し、
受信信号を100MHz帯の中間周波信号に変換する。
なお、周波数シンセサイザ31は、PLL回路(フェー
ズ・ロックド・ループ回路)で構成され、温度補償型基
準発振器(TCXO)32が出力する19.2MHz
を、1/128分周器33で分周して生成させた150
kHzを基準として、1.9GHz帯の150kHz間
隔の信号(即ち1バンドスロット間隔)を生成させるシ
ンセサイザである。この端末装置で使用される後述する
他の周波数シンセサイザについても、同様にPLL回路
で構成される。
【0024】そして、混合器15が出力する中間周波信
号を、バンドパスフィルタ16と可変利得アンプ17を
介して復調用の2個の混合器18I,18Qに供給す
る。また、周波数シンセサイザ34が出力する100M
Hzの周波数信号を、移相器35で90度位相がずれた
2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の一方を混
合器18Iに供給し、他方を混合器18Qに供給し、そ
れぞれ中間周波信号に混合させ、受信したデータに含ま
れるI成分及びQ成分を抽出する。なお、周波数シンセ
サイザ34は、1/128分周器33で分周して生成さ
せた150kHzを基準として、100MHz帯の信号
を生成させるシンセサイザである。
【0025】そして、抽出したI成分をローパスフィル
タ19Iを介してアナログ/デジタル変換器20Iに供
給し、デジタルIデータに変換する。また、抽出したQ
成分をローパスフィルタ19Qを介してアナログ/デジ
タル変換器20Qに供給し、デジタルIデータに変換す
る。ここで、各アナログ/デジタル変換器20I,20
Qは、TCXO32が出力する19.2MHzを、1/
96分周器36で分周して生成させた200kHzを変
換用のクロックとして使用するものである。
【0026】そして、アナログ/デジタル変換器20
I,20Qが出力するデジタルIデータ及びデジタルQ
データを、復調及びデコーダ21に供給し、復号された
受信データを端子22に得る。なお、復調及びデコーダ
21には、TCXO32が出力する19.2MHzがク
ロックとしてそのまま供給されると共に、1/96分周
器36が出力する200kHzを1/40分周器37で
分周して生成させた5kHzがクロックとして供給され
る。この5kHzのクロックは、スロットタイミングデ
ータを生成させるのに使用される。即ち、本例の場合に
は上述したように1タイムスロットが200μ秒である
が、周波数が5kHzの信号は1周期が200μ秒であ
り、この5kHzの信号に同期してスロットタイミング
データを生成させる。
【0027】次に、端末装置の送信系の構成を説明する
と、端子41に得られる送信データを、変調及びエンコ
ーダ42に供給し、送信用の符号化及び変調処理を行
い、送信用のデジタルIデータ及びデジタルQデータを
生成させる。ここで、この変調及びエンコーダ42に
は、TCXO32が出力する19.2MHzがクロック
としてそのまま供給されると共に、1/40分周器37
で分周して生成させた5kHzがスロットタイミング生
成用のデータとして供給される。そして、変調及びエン
コーダ42が出力するデジタルIデータ及びデジタルQ
データをデジタル/アナログ変換器43I及び43Qに
供給し、アナログI信号及びアナログQ信号に変換し、
この変換されたI信号及びQ信号をローパスフィルタ4
4I及び44Qを介して混合器45I及び45Qに供給
する。また、周波数シンセサイザ38が出力する300
MHzの周波数信号を、移相器39で90度位相がずれ
た2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の一方を
混合器45Iに供給し、他方を混合器45Qに供給し、
それぞれI信号及びQ信号と混合して、300MHz帯
の信号とし、加算器46で1系統の信号とする直交変調
を行う。なお、周波数シンセサイザ38は、1/128
分周器33で分周して生成させた150kHzを基準と
して、300MHz帯の信号を生成させるシンセサイザ
である。
【0028】そして、加算器46が出力する300MH
z帯に変調された信号を、送信アンプ47,バンドパス
フィルタ48を介して混合器49に供給し、周波数シン
セサイザ31が出力する1.9GHz帯の周波数信号を
混合し、2.2GHz帯の送信周波数に変換する。そし
て、この送信周波数に周波数変換された送信信号を、送
信アンプ(可変利得アンプ)50及びバンドパスフィル
タ51を介してアンテナ共用器12に供給し、このアン
テナ共用器12に接続されたアンテナ11から無線送信
させる。なお、送信アンプ50の利得を制御することに
より、送信出力が調整される。この送信出力の制御は、
例えば基地局側から受信した出力制御データに基づいて
行われる。
【0029】また、TCXO32が出力する19.2M
Hzの信号は、1/2400分周器40に供給されて、
8kHzの信号とされ、この8kHzの信号を音声処理
系の回路(図示せず)に供給する。即ち、本例の端末装
置では、基地局との間で伝送する音声信号は、8kHz
でサンプリング(又はその倍数の周波数でオーバーサン
プリング)するようにしてあり、音声信号のアナログ/
デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器、或いは音
声データ圧縮・伸長処理用のデジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)などの音声データ処理回路で必要なクロッ
クを、1/2400分周器40から得るようにしてあ
る。
【0030】次に、この構成の端末装置の送信系のエン
コーダ及びその周辺の詳細な構成を、図2を参照して説
明する。送信データは、畳み込み符号化器101に供給
して、畳み込み符号化を行う。ここでの畳み込み符号化
としては、例えば拘束長k=7,符号化率R=1/3の
符号化を行う。図3は、この拘束長k=7,符号化率R
=1/3の畳み込み符号化器の構成を示す図で、入力デ
ータを6個直列に接続された遅延回路101a,101
b,‥‥101fに供給し、連続した7ビットのデータ
のタイミングを一致させ、Ex-ORゲート101g,1
01h,101iでこの7ビットの内の所定のデータの
排他的論理和をとり、各Ex-ORゲート101g,10
1h,101iの出力をシリアル/パラレル変換回路1
01jでパラレルデータに変換して畳み込み符号化され
たデータを得る。
【0031】図2の説明に戻ると、この畳み込み符号化
器101の出力を、4フレームインターリーブバッファ
102に供給し、4フレーム(20m秒)に跨がったデ
ータのインターリーブを行う。そして、このインターリ
ーブバッファ102の出力を、DQPSKエンコーダ1
10に供給し、DQPSK変調を行う。即ち、供給され
るデータに基づいて、DQPSKシンボル生成回路11
1で対応したシンボルを生成させ、このシンボルを乗算
器112の一方の入力に供給し、この乗算器112の乗
算出力を遅延回路113で1シンボル遅延させて他方の
入力に戻して、DQPSK変調を行う。そして、このD
QPSK変調されたデータを、乗算器103に供給し
て、ランダム位相シフトデータ発生回路104が出力す
るランダム位相シフトデータを、変調データに乗算する
処理を行い、データの位相を見かけ上ランダムに変化さ
せる。
【0032】そして、乗算器103の出力を、FFT回
路(高速フーリエ変換回路)105に供給し、高速フー
リエ変換による演算で時間軸上のデータの周波数変換処
理を行い、6.25kHz間隔の22本のサブキャリア
に変調されたいわゆるマルチキャリアデータとする。な
お、高速フーリエ変換を行うFFT回路は、2の巾乗倍
のサブキャリアを生成させる構成が比較的簡単に構成で
き、本例のFFT回路105では、25 である32本の
サブキャリアを生成させる能力のあるものを使用し、そ
の内の連続した22本のサブキャリアに変調されたデー
タを出力する。そして、本例のFFT回路105で扱う
送信データの変調レートは200kHzとしてあり、こ
の200kHzの変調レートの信号から32本のマルチ
キャリアに変換する処理を行うことで、200kHz÷
32=6.25kHzとなり、6.25kHz間隔のマ
ルチキャリア信号が得られる。
【0033】そして、この高速フーリエ変換でマルチキ
ャリアとされたデータを乗算器107に供給し、窓がけ
データ発生回路106が出力する時間波形を乗算する処
理を行う。この時間波形としては、例えば図4のAに示
すように、送信側では1つの波形の長さTU が約200
μ秒(即ち1タイムスロット期間)の波形とされる。但
し、その両端部TTR(約15μ秒間)は、なだらかに波
形のレベルが変化するようにしてあり、図4のBに示す
ように、時間波形を乗算させる際には、隣接する時間波
形と一部が重なるようにしてある。
【0034】再び図2の説明に戻ると、乗算器107で
時間波形が乗算された信号を、バーストバッファ108
を介して加算器109に供給し、この加算器109で制
御データセレクタ121が出力する制御データを所定位
置に加算する。ここで加算する制御データとしては、送
信出力の制御を指示する制御データであり、受信信号の
状態を判断した結果を端子122から得て、セレクタ1
21でこの制御データを設定する。
【0035】ここで、セレクタ121には、3つの制御
データメモリ123,124,125(実際には1つの
メモリのエリアを分割して構成させても良い)が接続さ
れ、送信出力を小さくする制御データ(−1データ)が
メモリ123に、送信出力を変化させない制御データ
(±0データ)がメモリ124に、送信出力を大きくす
る制御データ(+1データ)がメモリ125に、それぞ
れ記憶させてある。この場合に記憶される制御データと
しては、該当する制御データを乗算器107までのエン
コーダで送信用に変調処理した場合のデータに相当する
データとしてある。
【0036】具体的には、送信データは直交するI軸と
Q軸で形成される平面上で変化する位相変調されたデー
タであり、図5に示す平面上の円に沿って変化するデー
タである。そして、データ(I,Q)が(0,0)の位
置を±0データとしてあり、この位置から90度遅れた
位置(1,0)を−1データとしてあり、±0データの
位置から90度進んだ位置(0,1)を+1データとし
てある。そして、(1,1)の位置については、送信出
力の制御データとしては未定義としてあり、受信側でこ
の位置のデータを判別したときには±0データと見なし
て送信出力を変化させない。但し、この図5に示す信号
位相は、マルチキャリア信号に変調される前の位相であ
り、実際にはこの信号位相のデータをマルチキャリア信
号に変調すると共に、時間波形を乗算することで生成さ
れるデータが、各メモリ123,124,125に記憶
させてある。
【0037】そして、加算器109でこの制御データが
加算された送信データを、デジタル/アナログ変換器4
3(図1のデジタル/アナログ変換器43I,43Qに
相当)に供給し、変換用のクロックとして200kHz
を使用してアナログ信号とする。
【0038】次に、本例の端末装置の受信系のデコーダ
及びその周辺の詳細な構成を、図6を参照して説明す
る。200kHzのクロックを使用してアナログ/デジ
タル変換器20(図1のアナログ/デジタル変換器20
I,20Qに相当)で変換されたデジタルデータを、バ
ーストバッファ133を介して乗算器131に供給し、
逆窓がけデータ発生回路133が出力する時間波形を乗
算する。この受信時に乗算する時間波形は、図4のAに
示す形状の時間波形であるが、その長さTM を160μ
秒として送信時よりも短い時間波形としてある。
【0039】そして、この時間波形が乗算された受信デ
ータを、FFT回路134に供給し、高速フーリエ変換
処理により周波数軸と時間軸との変換処理を行い、6.
25kHz間隔の22本のサブキャリアに変調されて伝
送されたデータを時間軸が連続した1系統のデータとす
る。ここでの変換処理では、送信系でのFFT回路での
変換処理と同様に、25 である32本のサブキャリアを
処理させる能力のあるものを使用し、その内の連続した
22本のサブキャリアに変調されたデータを変換して出
力する。そして、本例のFFT回路134で扱う送信デ
ータの変調レートは200kHzとしてあり、32本の
マルチキャリアを処理できることで、200kHz÷3
2=6.25kHzとなり、6.25kHz間隔のマル
チキャリア信号の変換処理ができる。
【0040】そして、FFT回路134で高速フーリエ
変換されて1系統とされた受信データを、乗算器135
に供給し、逆ランダム位相シフトデータ発生回路136
が出力する逆ランダム位相シフトデータ(このデータは
送信側のランダム位相シフトデータと同期して変化する
データ)を乗算し、元の位相のデータに戻す。
【0041】そして、元の位相に戻されたデータを、差
動復調回路137に供給し、差動復調させ、この差動復
調されたデータを4フレームデインターリーブバッファ
138に供給し、送信時に4フレームにわたってインタ
ーリーブされたデータを元のデータ配列とし、このデイ
ンターリーブされたデータをビタビ復号化器139に供
給し、ビタビ復号を行う。そして、ビタビ復号されたデ
ータをデコーダされた受信データとして後段の受信デー
タ処理回路(図示せず)に供給する。
【0042】ここまで説明した処理のタイミングを、図
7に示す。まず、受信系ではタイミングR11で1タイ
ムスロットのデータを受信し、受信と同時にアナログ/
デジタル変換器20でデジタルデータに変換され、バー
ストバッファ131に記憶される。そして、この記憶さ
れた受信データが次のタイミングR12で時間波形の乗
算,高速フーリエ変換,逆ランダム位相シフトデータの
乗算,差動復調,ビタビ復号などの復調処理が行われた
後、次のタイミングR13でデータ処理によるデコード
が行われる。
【0043】そして、タイミングR11から6タイムス
ロット後のタイミングR21からタイミングR23で、
タイミングR11〜R13と同じ処理が行われ、以後繰
り返し処理される。
【0044】そして送信系では、受信と3タイムスロッ
トずれたタイミングで送信が行われる。即ち、所定のタ
イミングT11で送信データのエンコードが行われ、こ
のエンコードされたデータが、次のタイミングT12で
1バースト分の送信データとする変調処理が行われ、送
信系のバーストバッファ108に一旦記憶される。そし
て、受信タイミングR11から3タイムスロット遅れた
タイミングT13で、バーストバッファ108に記憶さ
れた送信データをデジタル/アナログ変換器43で変換
した後、送信処理してアンテナ11から送信させる。そ
して、タイミングT11から6タイムスロット後のタイ
ミングT21からタイミングT23で、タイミングT1
1〜T13と同じ処理が行われ、以後繰り返し処理され
る。
【0045】このようにして受信と送信とが時分割で間
欠的に行われるのであるが、本例の場合には、送信デー
タに付加する送信出力の制御データ(コントロールビッ
ト)を、図2で説明したように送信時に送信出力の制御
データを、送信用のエンコード処理が終了した最後に、
加算器109で加算するようにしたことで、受信データ
の状態を送信する制御データに迅速に反映させることが
できる。即ち、例えばタイミングR11で受信したバー
スト信号の受信状態は、タイミングR12での復調の途
中で検出され、通信を行う相手(基地局)に知らせる送
信出力の制御状態の判断が行われる(図7にコントロー
ルビット算出と示すタイミングでの処理)。そして、こ
のコントロールビットが算出されると、この算出された
結果を端子122からセレクタ121に送り、バースト
バッファ108に記憶された送信データに該当する制御
データを付与させる処理を行い、タイミングT13で送
信するバースト信号に、直前に受信した状態に基づいた
送信出力の制御データを付与する。
【0046】そして、通信を行う相手側(基地局)で
は、このタイミングT13で伝送される制御データを判
断することで、次のタイミングR21のスロットで基地
局からバースト信号を送信する際に、その送信出力の制
御を該当する状態に制御することで、1周期前に送信さ
れたバースト信号の受信状態に基づいて、次に送出され
るバースト信号の送信出力の制御が行われることにな
る。従って、バースト信号が伝送される1周期毎に、送
信出力が的確に制御されることになり、1台の基地局と
の間で同時期に行われる複数のパスの伝送信号の送信出
力を一定にほぼ揃えることが可能になる。
【0047】もし、本例のように送信出力の制御データ
をメモリに予め用意して加算する処理を行わない場合に
は、例えば図7の例の場合では、タイミングR11で受
信した結果が、タイミングR12での復調で判断された
後、その受信結果に基づいた制御データのタイミングT
21でのエンコード及びタイミングT22での変調が行
われて、タイミングT23で送出されるバースト信号
で、タイミングR11での受信結果に基づいた制御デー
タが送出されることになり、1周期毎に送信出力の制御
を行うことは不可能である。なお、ここでは端末装置側
で基地局からの送信出力を制御するデータの生成処理に
ついて説明したが、基地局側でも同様に端末装置からの
送信出力を制御するデータを生成させるようにしても良
いことは勿論である。
【0048】次に、本例の端末装置で行われる周辺のセ
ルの監視処理について説明する。この周辺セルの監視処
理動作は、端末装置の図示しない制御部の制御に基づい
て行われる。以下、その説明を行うと、本例の端末装置
の場合には、受信時のデコーダ内で、図6に示すよう
に、4フレームデインターリーブバッファ138で4フ
レーム期間の16スロットに跨がるデインターリーブを
行って、元の配列のデータに戻して、ビタビ復号を行う
ようにしてある。ここで、この1インターリーブ単位を
構成する4フレーム16スロットの間で、1スロット期
間だけ受信を停止させる制御を行う。即ち、図8に示す
ように、1インターリーブ単位を構成する16スロット
の内、例えば6番のスロットの受信を停止して、その基
地局からのバーストデータの受信を停止した期間ta
で、受信系の回路などを使用して、他の処理を行う。
【0049】この期間taに行われる他の処理として
は、周辺ゾーン信号の監視、ハンドオフ時の次のチャン
ネルの調査、ハンドオフ時のスロット位置タイミングの
検出の少なくともいずれか1つを行う。具体的には、周
辺ゾーン信号の監視としては、周辺の基地局からの信号
を受信し、その受信電力などを判断して、ハンドオフす
る必要があるか否かの判断などを行う。また、ハンドオ
フ時の次のチャンネルの調査としては、切換わる相手の
制御チャンネルなどを受信して、用意されたチャンネル
の調査などを行う。さらに、ハンドオフ時のスロット位
置タイミングの検出としては、周辺の基地局でバースト
信号が送出されるタイミングなどを検出して、ハンドオ
フ時に、直ぐにそのタイミングを設定できるようにして
おく。
【0050】このよう処理することで、周辺のセルの監
視処理のための専用のタイミングを予め規定してなくて
も、随時周辺のセルの監視処理などの他の処理が可能に
なる。なお、図8に示す受信しないバーストの設定は、
周辺のセルの監視処理などの他の処理が必要な場合にだ
け行えば良く、4フレームに1回必ず設定する必要はな
い。
【0051】そして本例においては、受信を停止した期
間のスロットの受信データは、端末装置の制御部の制御
に基づいて、例えば図6に示すデインターリーブバッフ
ァ138において、該当するスロットのデータの軟判定
データを、中間の値にする。即ち、例えば軟判定データ
が+1から−1の範囲の値であるとき、該当するスロッ
トのデータは全て0とする。
【0052】また、受信を停止した期間のスロットに配
置されている制御データに関しては、端末装置の制御部
で無視する。即ち、例えば各スロットには図5などで説
明したような送信パワー制御用の制御データが付加され
ているが、端末装置の制御部ではこのスロット期間の制
御データは無視する処理を行う。さらに、タイムアライ
メントなどの制御データに関しても無視する処理を行
う。
【0053】このように処理することで、受信を停止し
たスロットがあっても、デコーダで最終的にビタビ復号
されるデータとしては、この受信を停止したスロットの
データを含む全ての伝送データが得られる。即ち、本例
の端末装置による受信処理を、図9に示すと、例えば1
インターリーブ単位を供給する16スロットの内の6番
のスロットの受信を停止し、そのスロットの軟判定値を
1スロット期間全て0とする。そして、このスロットを
含む16スロットのデータが、デインターリーブバッフ
ァ138でデインターリーブされることで、図9に示す
ように、6番のスロットのデータbx が、16スロット
期間に拡散されることになる。このとき、この拡散した
データbx は、軟判定値が0であるので、前後のデータ
からほぼ正確にそのデータをビタビ復号で推定すること
ができ、連続した正確な受信データが得られる。また、
受信を停止したスロットの制御データを無視するように
したので、受信した制御データにより端末装置が誤動作
するのを防止することができる。
【0054】なお、軟判定値を0などの中間の値にする
代わりに、受信を停止したスロットのデータを、全てイ
レージャ(消失)扱いのデータとして、後段の誤り訂正
などを行うデータ処理回路でイレージャ訂正させるよう
にしても良い。
【0055】また、ここまでの説明では、4フレーム中
の1スロットの受信を停止させるようにしたが、1イン
ターリーブ単位の中の複数のスロットの受信を一時的に
停止させるようにしても良い。
【0056】また、以上の説明では一部のスロットの受
信を停止して、その停止した期間に周辺のセルの監視処
理などを行うようにしたが、送信するスロットの一部を
停止して、その送信を停止した期間は、周辺のセルの監
視処理などを行うようにしても良い。即ち、例えば図1
0に示すように、1インターリーブ単位を構成する16
スロットの内の6番のスロットの送信を停止し、その期
間に周辺のセルの監視処理などの受信系回路を使用した
他の処理を行うようにする。
【0057】なお、この送信スロットの一部を停止させ
た場合には、他の送信スロットの送信電力を増加させ
て、平均の送信電力を一定に保つようにしても良い。即
ち、図10に示すように、1インターリーブ単位を構成
する16スロットの内の1スロットの送信を停止させた
とき、各スロットの本来の送信電力Paに、送信電力P
bを加算した電力Pcで送信する。この加算する電力P
bとしては、送信を停止させた1スロット分の送信電力
を残りの15スロットに分散させた電力(即ち本来の送
信電力Paの1/15の電力)である。このようにする
ことで、一部の送信スロットの停止があっても、平均の
送信電力の変動がなく、送信電力の変動による悪影響を
防止することができる。
【0058】なお、このように送信スロットを停止させ
たときには、その送信スロットを受信する相手側では、
そのスロットを受信して得られるデータに関しては、上
述した受信停止時と同様に、受信データである軟判定値
を0などの中間の値にすると共に、そのスロットに含ま
れる制御データを全て無視させる。
【0059】また、端末装置側で一部のスロットの受信
を停止させる場合には、その停止さるスロット位置を予
め決めておいて、基地局で該当するスロットの送信を停
止させるようにしても良い。但し、この場合でも、基地
局側での送信処理は、送信を停止したスロットが存在す
るものとしてインターリーブ処理を行い、受信側で受信
を停止させる以外の処理方法の変更(例えばデインター
リーブ方法の変更など)が必要ないようにする。
【0060】さらに、ここでは端末装置での処理を中心
にして説明したが、基地局側でも同様に、一部のスロッ
トの受信を停止させたり、或いは一部のスロットの送信
を停止させるようにしても良い。
【0061】次に、基地局の構成を、図11を参照して
説明する。この基地局での送受信を行う構成は、基本的
には端末装置側の構成と同じであるが、複数台の端末装
置と同時に接続される多元接続を行うための構成が端末
装置とは異なる。
【0062】まず、図11に示す受信系の構成について
説明すると、送受信兼用のアンテナ211はアンテナ共
用器212に接続してあり、このアンテナ共用器212
の受信信号出力側には、バンドパスフィルタ213,受
信アンプ214,混合器215が直列に接続してある。
ここで、バンドパスフィルタ213は、2.2GHz帯
を抽出する。そして、混合器215で周波数シンセサイ
ザ231が出力する1.9GHzの周波数信号を混合
し、受信信号を300MHz帯の中間周波信号に変換す
る。なお、周波数シンセサイザ231は、PLL回路
(フェーズ・ロックド・ループ回路)で構成され、温度
補償型基準発振器(TCXO)232が出力する19.
2MHzを、1/128分周器233で分周して生成さ
せた150kHzを基準として、1.9GHz帯の15
0kHz間隔の信号(即ち1バンドスロット間隔)を生
成させるシンセサイザである。この基地局で使用される
後述する他の周波数シンセサイザについても、同様にP
LL回路で構成される。
【0063】そして、混合器215が出力する中間周波
信号を、バンドパスフィルタ216と受信アンプ217
を介して復調用の2個の混合器218I,218Qに供
給する。また、周波数シンセサイザ234が出力する3
00MHzの周波数信号を、移相器235で90度位相
がずれた2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の
一方を混合器218Iに供給し、他方を混合器218Q
に供給し、それぞれ中間周波信号に混合させ、受信した
データに含まれるI成分及びQ成分を抽出する。なお、
周波数シンセサイザ234は、1/128分周器233
で分周して生成させた150kHzを基準として、30
0MHz帯の信号を生成させるシンセサイザである。
【0064】そして、抽出したI成分をローパスフィル
タ219Iを介してアナログ/デジタル変換器220I
に供給し、デジタルIデータに変換する。また、抽出し
たQ成分をローパスフィルタ219Qを介してアナログ
/デジタル変換器220Qに供給し、デジタルIデータ
に変換する。ここで、各アナログ/デジタル変換器22
0I,220Qは、TCXO232が出力する19.2
MHzを、1/3分周器236で分周して生成させた
6.4MHzを変換用のクロックとして使用するもので
ある。
【0065】そして、アナログ/デジタル変換器220
I,220Qが出力するデジタルIデータ及びデジタル
Qデータを、復調部221に供給し、復調されたデータ
をデマルチプレクサ222に供給して、各端末装置から
のデータに分割し、分割されたデータを同時に接続され
る端末装置の数(1バンドスロット当たり6台)だけ用
意されたデコーダ223a,223b‥‥223nに個
別に供給する。なお、復調部221,デマルチプレクサ
222及びデコーダ223a,223b‥‥223nに
は、TCXO32が出力する19.2MHzがクロック
としてそのまま供給されると共に、1/3分周器236
が出力する6.4MHzを1/1280分周器237で
分周して生成させた5kHzがスロットタイミングデー
タとして供給される。
【0066】次に、基地局の送信系の構成を説明する
と、同時に通信を行う相手(端末装置)毎に用意された
エンコーダ241a,241b‥‥241nで個別に符
号化された送信データを、マルチプレクサ242で合成
し、このマルチプレクサ242の出力を変調部243に
供給し、送信用の変調処理を行い、送信用のデジタルI
データ及びデジタルQデータを生成させる。なお、各エ
ンコーダ241a〜241n,マルチプレクサ242及
び変調部243には、TCXO32が出力する19.2
MHzがクロックとしてそのまま供給されると共に、1
/1280分周器237が出力する5kHzがクロック
として供給される。
【0067】そして、変調部243が出力するデジタル
Iデータ及びデジタルQデータを、デジタル/アナログ
変換器244I及び244Qに供給し、アナログI信号
及びアナログQ信号に変換し、この変換されたI信号及
びQ信号をローパスフィルタ245I及び245Qを介
して混合器246I及び246Qに供給する。また、周
波数シンセサイザ238が出力する100MHzの周波
数信号を、移相器239で90度位相がずれた2系統の
信号とし、この2系統の周波数信号の一方を混合器24
6Iに供給し、他方を混合器246Qに供給し、それぞ
れI信号及びQ信号と混合して、100MHz帯の信号
とし、加算器247で1系統の信号とする直交変調を行
う。なお、周波数シンセサイザ238は、1/128分
周器233で分周して生成させた150kHzを基準と
して、100MHz帯の信号を生成させるシンセサイザ
である。
【0068】そして、加算器247が出力する100M
Hz帯に変調された信号を、送信アンプ248,バンド
パスフィルタ249を介して混合器250に供給し、周
波数シンセサイザ231が出力する1.9GHz帯の周
波数信号を混合し、2.0GHz帯の送信周波数に変換
する。そして、この送信周波数に周波数変換された送信
信号を、送信アンプ251及びバンドパスフィルタ25
2を介してアンテナ共用器212に供給し、このアンテ
ナ共用器212に接続されたアンテナ211から無線送
信させる。
【0069】また、TCXO232が出力する19.2
MHzの信号は、1/2400分周器240に供給され
て、8kHzの信号とされ、この8kHzの信号を音声
処理系の回路(図示せず)に供給する。即ち、本例の基
地局では、端末装置との間で伝送する音声信号は、8k
Hzでサンプリング(又はその倍数の周波数でオーバー
サンプリング)するようにしてあり、音声信号のアナロ
グ/デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器、或い
は音声データ圧縮・伸長処理用のデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)などの音声データ処理回路で必要なク
ロックを、1/2400分周器240から得るようにし
てある。
【0070】次に、基地局で送信データをエンコードし
て変調する構成の詳細を、図12を参照して説明する。
ここではN個(Nは任意の数)の端末装置(ユーザー)
と同時に多元接続を行うものとすると、各端末装置のユ
ーザーへの送信信号U0,U1‥‥UNは、それぞれ別
の畳み込み符号化器311a,311b‥‥311nに
供給して、個別に畳み込み符号化を行う。ここでの畳み
込み符号化としては、例えば拘束長k=7,符号化率R
=1/3の符号化を行う。
【0071】そして、それぞれの系で畳み込み符号化さ
れたデータを、それぞれ4フレームインターリーブバッ
ファ312a,312b‥‥312nに供給し、4フレ
ーム(20m秒)に跨がったデータのインターリーブを
行う。そして、各インターリーブバッファ312a,3
12b‥‥312nの出力を、それぞれDQPSKエン
コーダ320a,320b‥‥320nに供給し、DQ
PSK変調を行う。即ち、供給されるデータに基づい
て、DQPSKシンボル生成回路321a,321b‥
‥321nで対応したシンボルを生成させ、このシンボ
ルを乗算器322a,322b‥‥322nの一方の入
力に供給し、この乗算器322a,322b‥‥322
nの乗算出力を各遅延回路323a,323b‥‥32
3nで1シンボル遅延させて他方の入力に戻して、DQ
PSK変調を行う。そして、このDQPSK変調された
データを、それぞれ乗算器313a,313b‥‥31
3nに供給して、ランダム位相シフトデータ発生回路3
14a,314b‥‥314nが個別に出力するランダ
ム位相シフトデータを、変調データに乗算する処理を行
い、それぞれのデータの位相を見かけ上ランダムに変化
させる。
【0072】そして、各乗算器313a,313b‥‥
313nの出力を、それぞれ別の乗算器314a,31
4b‥‥314nに供給し、各系毎に送信パワーコント
ロール回路316a,316b‥‥316nが出力する
コントロールデータを乗算して、送信出力の調整を行
う。この送信出力の調整としては、各系毎に接続される
端末装置から伝送されるバースト信号に含まれる出力制
御データに基づいて、調整を行うもので、その制御デー
タの詳細については既に図5で説明した通りである。即
ち、(I,Q)データで(0,0)及び(1,1)とな
る制御データを受信データから判別したとき、送信出力
をそのままとし、(0,1)となる制御データを受信デ
ータから判別したとき、送信出力を大きくさせ、(1,
0)となる制御データを受信データから判別したとき、
送信出力を小さくさせる。
【0073】なお、(1,1)となる制御データは、実
際には送信側では存在しないデータであるが、この
(1,1)となるデータを受信側で判断したとき、出力
を変化させないように設定したことで、例えば(1,
0)となる制御データ(即ち出力を小さくさせるデー
タ)が何らかの要因で90度位相がずれて、受信側で
(1,1)又は(0,0)と誤判断されたとき、少なく
とも出力が大きく調整される逆方向の誤処理を防止でき
る。同様に、(0,1)となる制御データ(即ち出力を
大きくさせるデータ)が何らかの要因で90度位相がず
れて、受信側で(1,1)又は(0,0)と誤判断され
たとき、少なくとも出力が小さく調整される逆方向の誤
処理を防止できる。
【0074】図12の説明に戻ると、各乗算器314
a,314b‥‥314nが出力する送信データを、マ
ルチプレクサ242に供給し、合成する。ここで、本例
のマルチプレクサ242で合成する際には、その合成す
る周波数位置を150kHz単位で切換えられるように
してあり、この切換えを制御することで、各端末装置に
対して送信されるバースト信号の周波数切換えを行う。
即ち、本例の場合には図12などで説明したように、周
波数ホッピングと称されるバントスロット単位での周波
数の切換えを行うようにしてあるが、その周波数切換え
を、マルチプレクサ242での合成時の処理の切換えに
より実現している。
【0075】そして、マルチプレクサ242で合成され
たデータを、FFT回路332に供給し、高速フーリエ
変換による演算で時間軸上のデータの周波数変換処理を
行い、1バントスロット当たり6.25kHz間隔の2
2本のサブキャリアに変調されたいわゆるマルチキャリ
アデータとする。そして、この高速フーリエ変換でマル
チキャリアとされたデータを乗算器333に供給し、窓
がけデータ発生回路334が出力する時間波形を乗算す
る処理を行う。この時間波形としては、例えば図4のA
に示すように、送信側では1つの波形の長さTU が約2
00μ秒(即ち1タイムスロット期間)の波形とされ
る。但し、その両端部TTR(約15μ秒間)は、なだら
かに波形のレベルが変化するようにしてあり、図4のB
に示すように、時間波形を乗算させる際には、隣接する
時間波形と一部が重なるようにしてある。
【0076】そして、乗算器333で時間波形が乗算さ
れた信号を、バーストバッファ335を介してデジタル
/アナログ変換器244(図11での変換器244I,
244Qに相当)に供給し、アナログI信号及びアナロ
グQ信号とし、図11の構成にて送信処理する。
【0077】本例の基地局の場合には、このように変調
処理の途中のマルチプレクサ242で周波数ホッピング
と称されるバンドスロットの切換え処理を行うことで、
送信系の構成を簡単することができる。即ち、本例のよ
うに基地局で複数のパスの信号を同時に扱う場合には、
本来は各パスの信号毎に対応したバンドスロット(チャ
ンネル)の信号に周波数変換してから合成する必要があ
り、送信系としては図11に示す混合器250までの回
路がパスの数だけ必要であるのに対し、本例の基地局の
場合には、マルチプレクサ242以降の送信系の回路は
1系統だけで良く、それだけ基地局の構成を簡単にする
ことができる。
【0078】次に、基地局で受信データを復調してデコ
ードする構成の詳細を、図13を参照して説明する。ア
ナログ/デジタル変換器220(図11のアナログ/デ
ジタル変換器220I及び220Qに相当)で変換され
たデジタルIデータ及びデジタルQデータを、バースト
バッファ341を介して乗算器333に供給し、逆窓が
けデータ発生回路343が出力する時間波形を乗算す
る。この時間波形としては、図4のAに示す形状の時間
波形であるが、その長さTM を160μ秒として送信時
よりも短い時間波形としてある。
【0079】そして、この時間波形が乗算された受信デ
ータを、FFT回路344に供給して高速フーリエ変換
を行い、周波数軸と時間軸との変換処理を行い、1バン
ドスロット当たり6.25kHz間隔の22本のサブキ
ャリアに変調されて伝送されたデータを時間軸が連続し
たデータとする。そして、この高速フーリエ変換された
データを、デマルチプレクサ222に供給し、同時に多
元接続される各端末装置の数だけ分割されたデータとす
る。ここで、本例のデマルチプレクサ222で分割する
際には、その分割する周波数位置を150kHz単位で
切換えられるようにしてあり、この切換えを制御するこ
とで、各端末装置から送信されるバースト信号の周波数
切換えを行う。即ち、本例の場合には図15などで説明
したように、周波数ホッピングと称されるバントスロッ
ト単位での周波数の切換えを周期的に行うようにしてあ
るが、その受信側での周波数切換えを、デマルチプレク
サ222での分割時の処理の切換えにより実現してい
る。
【0080】そして、デマルチプレクサ222で分割さ
れたそれぞれの受信データを、同時に多元接続される端
末装置の数Nだけ設けられた乗算器351a,351b
‥‥351nに個別に供給し、それぞれの乗算器351
a,351b‥‥351nで逆ランダム位相シフトデー
タ発生回路352a,352b‥‥352nが出力する
逆ランダム位相シフトデータ(このデータは送信側のラ
ンダム位相シフトデータと同期して変化するデータ)を
乗算し、それぞれの系で元の位相のデータに戻す。
【0081】そして、差動復調回路353a,353b
‥‥353nに供給し、差動復調させ、この差動復調さ
れたデータを4フレームデインターリーブバッファ35
4a,354b‥‥354nに供給し、送信時に4フレ
ームにわたってインターリーブされたデータを元のデー
タ配列とし、このデインターリーブされたデータをビタ
ビ復号化器355a,355b‥‥355nに供給し、
ビタビ復号を行う。そして、ビタビ復号されたデータを
デコーダされた受信データとして後段の受信データ処理
回路(図示せず)に供給する。
【0082】本例の基地局の場合には、復調処理の途中
のデマルチプレクサ222で周波数ホッピングと称され
るバンドスロットの切換え処理を含むデータの分割処理
を行うことで、送信系の場合と同様に、受信系の構成を
簡単することができる。即ち、本例のように基地局で複
数のパスの信号を同時に扱う場合には、本来は各パスの
信号毎に対応したバンドスロット(チャンネル)の信号
を中間周波信号に周波数変換してから高速フーリエ変換
までの処理を行って、各乗算器351a〜351nに供
給する必要があり、受信系としては図11に示す混合器
215から復調部221までの回路がパスの数だけ必要
であるのに対し、本例の基地局の場合には、デマルチプ
レクサ222の前段の送信系の回路は1系統だけで良
く、それだけ基地局の構成を簡単にすることができる。
【0083】なお、上述実施例では示した周波数、時
間、符号化率などの数値は一例を示したもので、上述実
施例に限定されるものではない。また、変調方式につい
てもDQPSK変調以外の変調処理にも適用できること
は勿論である。
【0084】
【発明の効果】本発明の送信方法及びその送信方法を適
用した送信装置、並びにこの方法及び装置を適用した多
元接続方法及び多元接続装置によると、バーストの送信
を停止したタイミングで、周辺のセルの監視などの各種
処理を行うことができる。この場合、このバーストの送
信を停止したタイミングに伝送されるはずのデータは、
受信側ではデインターリーブ処理での受信データの配列
の並び変えで、所定単位のデータ中に分散することにな
り、補間処理などでほぼ正確に推定でき、伝送効率の低
下にはつながらない。
【0085】この場合、各バーストの送信電力として、
送信を停止させた所定のバースト以外の各バーストの送
信電力を、この送信を停止させたバーストの送信電力を
送信するバースト数で割った電力値にほぼ相当する分だ
け増やすようにしたことで、一部のバーストの送信を停
止させても、平均の送信電力は変わらず、送信電力の変
動による悪影響を防止することができる。
【0086】また本発明の受信方法及びその受信方法を
適用した受信装置、並びにこの方法及び装置を適用した
多元接続方法及び多元接続装置によると、バーストの送
信を停止したタイミングで、周辺のセルの監視などの各
種処理を行うことができる。この場合、このバーストの
受信を停止したタイミングに伝送されるはずのデータ
は、デインターリーブ処理での受信データの配列の並び
変えで、所定単位のデータ中に分散することになり、補
間処理などでほぼ正確に推定でき、伝送効率の低下には
つながらない。
【0087】この場合、バーストの受信を停止させたタ
イミングの受信データを、全て中間の値のデータ又はイ
レージャ扱いのデータとするようにしたことで、受信で
きなかったデータが誤ったデータとして判断される可能
性が少なくなり、良好に受信処理できるようになる。
【0088】さらに、上述した場合に、バーストの受信
を停止させたタイミングの受信データに含まれる基地局
からの制御データに関しては、全て無視するようにした
ことで、誤った制御が行われるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による端末装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】一実施例の端末装置のエンコーダの構成を示す
ブロック図である。
【図3】一実施例の端末装置の畳み込み符号化器の構成
例を示すブロック図である。
【図4】一実施例による窓がけデータの例を示す波形図
である。
【図5】一実施例による伝送データ例を示す位相特性図
である。
【図6】一実施例の端末装置のデコーダの構成を示すブ
ロック図である。
【図7】一実施例による処理タイミングを示すタイミン
グ図である。
【図8】一実施例による受信状態を示す説明図である。
【図9】一実施例による受信処理を示す説明図である。
【図10】一実施例による送信状態を示す説明図であ
る。
【図11】一実施例による基地局の構成を示すブロック
図である。
【図12】一実施例の基地局の変調処理を示すブロック
図である。
【図13】一実施例の基地局の復調処理を示すブロック
図である。
【図14】一実施例の伝送信号のスロット構成を示す説
明図である。
【図15】一実施例のフレーム内の伝送状態を示す説明
図である。
【図16】一実施例によるセルの配置例を示す説明図で
ある。
【図17】一実施例によるバンドスロットの配置例を示
す説明図である。
【符号の説明】
32 温度補償型基準発振器(TCXO)、101 畳
み込み符号化器、102 4フレームインターリーブバ
ッファ、104 ランダム位相シフトデータ発生回路、
105 FFT回路(高速フーリエ変換回路)、106
窓がけデータ発生回路、110 DQPSKエンコー
ダ、121 制御データセレクタ、123,124,1
25 制御データメモリ、133 逆窓がけデータ発生
回路、134 FFT回路、136 逆ランダム位相シ
フトデータ発生回路、137 差動復調回路、138
4フレームデインターリーブバッファ、139 ビタビ
復号化器、311a,311b,311n 畳み込み符
号化器、312a,312b,312n 4フレームイ
ンターリーブバッファ、314a,314b,314n
ランダム位相シフトデータ発生回路、320a,32
0b,320n DQPSKデコーダ、331 マルチ
プレクサ、332 FFT回路、334 窓がけデータ
発生回路、343 逆窓がけデータ発生回路、344
FFT回路、345 デマルチプレクサ、352a,3
52b,352n 逆ランダム位相シフトデータ発生回
路、353a,353b,353n 差動復調回路、3
54a,354b,354n 4フレームデインターリ
ーブバッファ、355a,355b,355n ビタビ
復号化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/30

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局の各々が複数の端末と所定
    のセル状領域内で通信を行う通信システムにおける各セ
    ル内での送信方法において、 送信データを符号化し、 符号化した符号を所定周期内で所定単位でインターリー
    ブし、 インターリーブ後の符号を変調して送信する際には上記
    インターリーブ後の符号の特定の時間単位の高周波出力
    電力を低減することを特徴とする送信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送信方法において、 上記符号化の際には誤り訂正符号を付加した符号化を行
    う送信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の送信方法において、 上記低減した高周波出力電力はゼロである送信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の送信方法において、 上記特定の時間単位以外の期間の高周波出力電力を増大
    する送信方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の送信方法において、 上記低減した高周波出力電力のもとの電力からの差分値
    の上記期間での時間積分値は、上記増大した高周波出力
    電力のもとの電力からの増分値の上記期間での時間積分
    値と同一である送信方法。
  6. 【請求項6】 複数の基地局の各々が複数の端末と所定
    のセル状領域内で通信を行う通信システムにおける各セ
    ル内での送信装置において、 送信データを符号化する符号化手段と、 上記符号化手段が符号化した符号を所定周期内で所定時
    間単位でインターリーブするインターリーブ手段と、 上記インターリーブ手段がインターリーブした符号を変
    調して送信すると共に、インターリーブされた符号の特
    定の単位時間の高周波出力電力を低減する送信手段とを
    備えた送信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の送信装置において、 上記符号化手段は、誤り訂正符号を付加した符号化を行
    う送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の送信装置において、 上記低減した高周波出力電力はゼロである送信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の送信装置において、 上記送信手段は、特定の時間単位以外の期間の高周波出
    力電力を増大する送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の送信装置において、 上記低減した高周波出力電力のもとの電力からの差分値
    の上記期間での時間積分値は、上記増大した高周波出力
    電力のもとの電力からの増分値の上記期間での時間積分
    値と同一である送信装置。
  11. 【請求項11】 複数の基地局の各々が複数の端末と所
    定のセル状領域内で通信を行う通信システムにおける各
    セル内での受信方法において、 受信した信号を復調し、 復調後の信号のうち特定の単位時間の信号を受信処理を
    行わないでデインターリーブし、 上記デインターリーブ後の信号を復調し、 上記受信処理を行わない特定の時間単位においては、隣
    接セルの信号の監視と、ハンドオフのためのチャンネル
    調査と、ハンドオフのためのタイミング検出のうちの1
    つ以上を行う 受信方法。
  12. 【請求項12】 複数の基地局の各々が複数の端末と所
    定のセル状領域内で通信を行う通信システムにおける各
    セル内での受信装置において、 高周波信号を受信する受信手段と、 上記受信手段で受信した信号を復調する復調手段と、 上記復調手段が復調した信号のうちの特定の時間単位の
    信号の受信処理を行わないでデインターリーブするデイ
    ンターリーブ手段と、 上記デインターリーブ手段がデインターリーブされた信
    号を復号する復号手段とを備え 上記受信手段及び/又は上記復調手段は、上記受信処理
    を行わない特定の時間単位においては、隣接セルの信号
    の監視と、ハンドオフのためのチャンネル調査と、ハン
    ドオフのためのタイミング検出のうちの1つ以上を行う
    受信装置。
  13. 【請求項13】 複数の基地局の各々が複数の端末と所
    定のセル状領域内で通信を行う多元接続方法において、 各セル内の各送信局で送信データを符号化し、 上記符号化した符号を各セル内の各基地局で所定周期内
    で所定時間単位でインターリーブし、 インターリーブ後の符号を変調して送信する際には上記
    インターリーブ後の符号のうち少なくとも隣接セルとは
    異なる特定の時間単位の高周波出力電力を低減すること
    を特徴とする多元接続方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の多元接続方法におい
    て、 上記符号化は、誤り訂正符号を付加した符号化を行う多
    元接続方法。
  15. 【請求項15】 複数の基地局の各々が複数の端末と所
    定のセル状領域内で通信を行う多元接続システムにおい
    て、 各セル内の各送信局は、 送信データを符号化する符号化手段と、 上記符号化手段で符号化した符号を所定周期内で所定時
    間単位でインターリーブするインターリーブ手段と、 上記インターリーブ手段でインターリーブされた符号を
    変調して送信すると共に、上記インターリーブ後の符号
    のうちの少なくとも隣接セルとは異なる特定の時間単位
    の高周波出力電力を低減する送信手段とを備える多元接
    続システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の多元接続システムに
    おいて、 上記符号化手段は、誤り訂正符号を付加した符号化を行
    う多元接続システム。
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