JPH0818459B2 - ロイコ色素用顕色剤 - Google Patents

ロイコ色素用顕色剤

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JPH0818459B2
JPH0818459B2 JP61103070A JP10307086A JPH0818459B2 JP H0818459 B2 JPH0818459 B2 JP H0818459B2 JP 61103070 A JP61103070 A JP 61103070A JP 10307086 A JP10307086 A JP 10307086A JP H0818459 B2 JPH0818459 B2 JP H0818459B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロイコ色素用顕色剤に関するもので、より
詳細には活性白土と特定の天然ゼオライトとの組成物か
ら成り、発色性能及び耐グリーニング性が向上し且つ塗
布作業性も改善されたロイコ色素用顕色剤に関する。
(従来の技術) 従来、ロイコ色素と、酸性物質から成る顕色剤との組
合せは、種々の情報記録、例えば感圧記録、感熱記録、
電子写真記録、印刷等の用途に広く使用されている。
顕色剤には、各種フェノール類、サリチル酸亜鉛乃至
その誘導体の如き有機系のものと、カオリン、ハロイサ
イト、ベントナイト、アタパルジャイト、酸性白土、活
性白土、ゼオライト、コロイド状シリカ等の無機系のも
のが知られている。
これらの無機系顕色剤の内、商業的に最も代表的なも
のは、特公昭44-2188号公報に記載されている通り、ジ
オクタヘドラル型モンモリロナイト族粘土鉱物を酸処理
することにより得られたものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した酸処理モンモリロナイト(活性白土)から成
る顕色剤は、耐熱性、耐溶剤性、印刷及び書写特性等の
点では優れているが、ロイコ色素との接触により形成さ
れる画像が雰囲気中に放置されると、画像が緑色乃至黄
緑色に変色する現象、所謂グリーニングを生じ、発色画
像の耐久性乃至堅ロウ性において未だ十分満足し得るも
のでなかった。
特に感圧紙の分野では、紙基質の一方の面に顕色剤の
層を設けたものが、所謂受印紙として使用されている
が、前述した活性白土系の顕色剤は、水性塗布液とした
ときの粘度が著しく高く、そのためこの顕色剤を比較的
稀薄な濃度の塗布液として紙に塗布しなければならない
という制約を生ずる。一方、感圧紙製造コストの点で
は、水を蒸発させるための熱エネルギーコストを可及的
に低減させることが望まれているので、顕色剤塗布液の
粘度を低下させ、固形分濃度を可及的に高めることが重
要な技術的要請となる。
従って、本発明は、活性白土系ロイコ色素用顕色剤の
上記欠点を改善し、発色性能、耐グリーニング性及び塗
布作業性の改善されたロイコ色素用顕色剤組成物を提供
するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、活性白土系顕色剤に特定の天然産ゼオ
ライトを配合することにより、上記欠点が解消され、発
色性能、耐グリーニング性及び塗布作業性の顕著に改善
されたロイコ色素用顕色剤が得られることを見出した。
本発明によれば、(A)モンモリロナイト族粘土鉱物
の酸処理により得られ、180m2/g以上の比表面積とAl2O3
/SiO2のモル比が0.6乃至0.001となる化学組成とを有す
る活性白土、及び (B)クリノプチロライト及びモルデナイトから成る群
より選ばれた少なくとも1種のゼオライト結晶構造を有
し、ゼオライト中のアルカリ金属分の一部がアルカリ土
類金属分で置換された化学構造を有し、カチオン交換容
量が100ミリイクイバレント/100g以上の範囲にあり、且
つpKaが+1.5乃至+4.8の範囲の酸強度における酸性度
が0.07ミリイクイバレント/g以上である天然ゼオライト
を、 A:B=20:80乃至80:20 の重量比で含有する組成物から成ることを特徴とするロ
イコ色素用顕色剤が提供される。
(作用) 先に指摘した通り、活性白土及びゼオライトは何れ
も、ロイコ色素用顕色剤としては公知の物質である。し
かしながら、本発明者等の知る限り、活性白土とゼオラ
イトとを組合せで使用した例は未だ知られていない。本
発明では、活性白土(A)に対して、前記(B)の天然
ゼオライトを一定の量比、即ち A:B=20:80乃至80:20 特に 10:90乃至90:10 の量比で配合することにより、活性白土系顕色剤の有す
る前記欠点が有効に解消されるものである。
先ず、本発明で用いる天然ゼオライトは、クリノプチ
ロライト及び/又はモルデナイトのゼオライト結晶構造
を有することが重要である。ゼオライトには、A型,X
型,Y型等の合成ゼオライトの他に、チャバサイト,ホー
ジャサイト,アナルサイム,等の各種天然ゼオライトが
知られている。しかしながら、後述する例に示す通り、
A型,X型,Y型等の合成ゼオライトを活性白土に配合して
も、発色性能は合成ゼオライトの配合量に応じてむしろ
低下し、また耐グリーニング性の改善も殆んど行われな
い。本発明においては、クリノプチロライト及び/又は
モルデナイト構造の天然ゼオライトを活性白土に配合す
ることにより、後述する例に示す通り、夫々単独を使用
した場合よりもむしろ発色性能が向上するのである。し
かも、この組合せ使用により、室内光線曝露を長期間行
った場合のグリーニング傾向が著しく改善され、且つ水
性分散液としたときの粘度が著しく減少するという利点
も得られる。
本発明に用いる天然ゼオライトは、純粋なアルミノケ
イ酸アルカリである合成ゼオライトとは異なり、アルカ
リ金属分の一部が、カルシウム、マグネシウム等のアル
カリ土類金属分や鉄分等の多価金属イオンで置換されて
いることが顕著な特徴である。これらの多価金属イオン
による置換によりロイコ色素の発色に有効に作用する酸
性点の濃度が比較的高い値となっていることも顕著な特
徴である。
活性白土(A)と天然ゼオライト(B)とを併用する
ことにより、夫々単独使用の場合よりも発色性能が向上
することの正確な理由は未だ解明されるに至っていな
い。しかしながら、本発明者等は、天然ゼオライトに存
在するイオン交換性のアルカリ金属イオンが活性白土の
強い酸性点を選択的に中和するように作用し、活性白土
及びゼオライトの両方に弱い酸性点の酸性度が向上し、
両者の組成物には、ロイコ色素の発色に最も望ましい酸
性点の分布が形成されるのではないかと推定している。
また、両者の併用により、活性白土を使用した場合に
特有のグリーニング現象が改善される理由についても次
のように考えられる。即ち、グリーニング現象を説明す
る明確な理論は未だ知られていないが、活性白土に吸着
された染料が活性白土の作用によって分解するのがその
原因と考えられるが、活性白土の強い酸点がゼオライト
のアルカリ金属で中和されることにより、染料の接触分
解が抑制されるものと推定される。
更に、比表面積の大きい活性白土粒子の周囲に比表面
積の小さい天然ゼオライト粒子が存在することによっ
て、活性白土粒子相互の影響が軽減され、またゼオライ
ト粒子が滑性コロ的な作用を行うことにより、分散液の
粘性を低下するものと認められる。
尚、念のため付言すると、活性白土にフリーの塩基を
作用させる場合には、強い酸性点のみならず、弱い酸性
点も中和され、発色性能が低下することになる。
本発明に用いる天然ゼオライトは、上述した見地か
ら、アルカリ金属をM、アルカリ土類金属をR、として
表わして、式 (RO+H+)/M2O のモル比が0.1乃至10、特に0.1乃至1.0の範囲にあるこ
とが望ましい。
用いる天然ゼオライトは、発色性能及び耐グリーニン
グ性の見地からは、後述する測定法によるカチオン交換
容量が100ミリイクイバレント/100g以上、特に150乃至2
00meq/100gの範囲内にあるべきであり、また単独で測定
したとき、pKaが+1.5乃至+4.8の範囲の酸強度におけ
る酸性度が0.07ミリイクイバレント/g以上、特に0.4meq
/g以上の範囲内にあるべきである。
天然ゼオライト(B)の配合量が前記範囲よりも少な
い場合には、発色性能及び耐グリーニング性の改善や、
粘度低下の効果が小さく、一方上記範囲よりも多い場合
には、組成物全体としての発色性能、特に画像濃度の低
下が著しくなる傾向がある。
本発明の顕色剤には、前述の成分の他に、従来の充填
剤等として用いられている添加剤、例えば炭酸カルシウ
ム、タルク、カオリン等を含んでいても良い。又本発明
の顕色剤は、他の各種フェノール類、サリチル酸亜鉛乃
至その誘導体の如き有機系顕色剤との併用も可能であ
る。
(発明の作用効果) 本発明によれば、無機固体酸顕色剤とロイコ色素との
反応により形成される画像の初期発色濃度を高めると共
に、光線曝露や各種雰囲気曝露に伴なう退色傾向、特に
グリーニング傾向を防止することが可能となった。ま
た、本発明によれば、顕色剤の塗布液の粘度を大巾に減
少せしめることが可能となり、これにより感圧記録要素
の製造等に際して、塗布液の塗布作業性を顕著に向上さ
せ得ると共に、塗布液中の固形分濃度を高めて水の蒸発
に必要な熱エネルギーコストを低減させることが可能と
なる。
(発明の好適態様の説明) 本発明に用いる活性白土系顕色剤は、酸性白土,フラ
ースアース,ベントナイト,サブベントナイト等のモン
モリロナイト族粘土鉱物を酸処理することにより得ら
れ、180m2/g以上、特に200m2/g以上の比表面積を有し、
且つAl2O3/SiO2のモル比が0.6乃至0.001、特に0.4乃至
0.01の範囲内にあるものである。
この活性白土系顕色剤は、酸処理により比表面積が増
大しているとは言え、未だモンモリロナイト構造、即ち
AlO6或いは一部がアルカリ土類金属酸化物で置換された
AlO6の八面体層を間に挾んで2つのSiO4の四面体層がサ
ンドイッチされた三層構造を基本層単位とし、この基本
層単位がC軸方向に集積した構造を有している。
この活性白土系顕色剤はそれ自体公知のものであり、
またそれ自体公知の方法で製造される。例えば、前述し
た特公昭44-2188号公報記載のもの等が有利に使用され
る。
日本に産出するゼオライトは量的関係を別にしてこれ
ら両方の成分を含有することが多く、他に石英,クリス
トバライト,長石,非晶質シリカ等を不純物として含有
するが、これらの原料ゼオライトは、前述した諸要件が
満足する限り、原料粘土そのものでも、或いは水簸,風
簸、或いはその他の手段で精製したものでも用いること
ができる。
天然ゼオライトについての代表的な化学組成を下記第
1表に示す。
第1表 クリノプチロライト型 モルデナイト型 SiO2 65〜75% 60〜75% Al2O3 11〜17 9〜17 Fe2O3 0.5〜 2 0.5〜 3 CaO 0.5〜2.5 0.1〜 7 MgO 0.1〜 1 0.1〜 1 Na2O 0.5〜 3 0.5〜3.5 K2O 0.5〜 3 1〜 6 灼熱減量 5〜15 2〜15 勿論、本発明においては、前述した要件が満足される
範囲内で、クリノプチロライト型のもの単独、モルデナ
イト型のもの単独、或いは両者を含むゼオライトを使用
し得る他、クリノプチロライト型のものとモルデナイト
型のものとを混合して使用することもできる。
本発明に用いる天然ゼオライトは、60%以上、特に70
%以上のハンター白色度を有することが、感圧紙の用途
に望ましい。
本発明のロイコ色素用顕色剤において、活性白土系顕
色剤と天然ゼオライトとはほぼ同様な粒度を有すること
が好ましい。即ち、この顕色剤は、コールターカウンタ
ー法で測定して、1乃至10μ、特に2乃至8μのメジア
ン径を有することが望ましい。
両成分の混合は、アトマイザー,ヘンシェルミキサ
ー、スクリュー混合機等を用いて、乾式で均密混合で行
うこともできるし、またボールミル,チューブミル等を
用いて湿式で粉砕混合することもできる。
本発明のロイコ色素用顕色剤は、感圧記録用の受印紙
の製造に特に有用である。受印紙の製造に際しては、固
体酸顕色剤を5乃至50重量%、特に15乃至40重量%、及
び結着剤を1乃至10重量%、特に3乃至8重量%で含む
水性スラリーを製造し、顕色剤を1乃至10g/m2、特に3
乃至8g/m2となるような塗工量で塗布し、乾燥する。結
着剤としては、水性ラテックス系結着剤、例えばスチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテックス;自己乳化型結着
剤、例えば自己乳化型アクリル樹脂;水溶性結着剤、例
えばカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、シアノエチル化澱粉、カゼイン等を用いることがで
きる。勿論この顕色剤は、ロイコ色素と組合せで用いる
ものであれば全ての記録方式に適用でき、例えば感熱記
録、電子写真記録、印刷等の用途に広く適用することが
できる。
尚、実施例における受印紙の調製法及びその発色性能
の測定法は、次の通りである。
1.受印紙の調製 各実施例において調整された顕色剤を110℃乾燥重量
基準で100gとり、ピロリン酸ソーダ1gを溶解した水200g
に分散させ、SBR系ラテックス(Dow620,50wt%)34gと
スターチ(10wt%)30gを添加し、次いで5%NaOH溶液
でpH10に調節した。最後に水を加え、固形分濃度が25%
となるように調整した。このスラリーをワイヤーバーを
用いて約8g/m2の塗布量となるように均一に基紙(坪量5
0g/m2)4枚に塗布して感圧紙用受印紙を調製した。
2.発色性能 (2−1) 発色 各種の無色型色素を包含せるマイクロカプセルの塗布
された転写紙と前記の方法で調製された受印紙を重ね、
加圧することにより発色させる。すなわち、受印紙の発
色剤塗布面と転写紙のマイクロカプセル塗布面が向い合
うように2枚の紙を重ね合わせ、500kg/cm2の圧力を加
えマイクロカプセルを完全につぶし受印紙の上に発色面
を得る。
用いられる各種転写紙に包含せられる無色型色素はつ
ぎの通りである。(カッコ内は発色の色調) CVL紙(バイオレット)=クリスタルバイオレット・
ラクトン、(表中、CVL) 市販転写紙(ブルー・ブラック)=クリスタルバイオ
レット・ラクトン、ベンゾイル・ロイコメチレンブル
ー、(表中、CVL+BLMB) (2−2) 初期発色性能 (2−1)の方法で得られる受印紙の発色面に直射日
光が当らないようにして室内で露光し、1時間後の可視
部の反射濃度を濃度計(富士写真フイルムKK製、Fuji D
ensitometer Model-P)によって測定し、各試料4個の
測定の平均値を表示した。
(2−3) 室内耐光性 (2−2)で測定した発色受印紙を同様に引き続き10
日間及び1ケ月間室内に放置したのちのその時のそれぞ
れの発色面の反射濃度を2−2と同じ濃度計を用いて測
定し、その値を表示した。
3.グリーニング性 発色した日から1ケ月間室内に放置した受印紙のグリ
ーニングの程度を目視により判定し、次のように評価す
る。
×印 グリーニングが激しくて感圧紙用受印紙として不
適である。
△印 グリーニングの程度は大きいが感圧紙用受印紙と
しては、実用上使用可能な性能をもつ。
○印 グリーニングの程度は小さく、感圧紙用受印紙と
しても十分な性能をもつ。
◎印 グリーニングがほとんど認められず、感圧紙用受
印紙として極めて良い性能をもつ。
実施例において調製された顕色剤試料をスラリーとし
た時の粘度の測定方法を以下に示す。
粉末試料を110℃乾燥重量基準で80g採り、純水100g中
に攪拌下徐々に投入し、30%水酸化ナトリウム溶液を添
加してpH10とし、最後に粉末試料濃度が41%になるよう
に純水を加えて回転数1000r・p・m・で30分間攪拌し
た後このスラリーをBL型粘度計を用いて測定した。
実施例1 福島県板谷産天然ゼオライト(主な性状を表−1に示
す。)とモンモリロナイト族粘土鉱物を酸処理して得ら
れた市販の感圧紙用顕色剤、水澤化学工業(株)製シル
トンDR-1を所定の割合で通常のスクリュー式粉体混合機
で均一に混合し、顕色剤とした。これらの顕色剤をスラ
リーとしたときの粘度と発色性能の試験結果を表−2に
示した。
実施例2 福島県飯坂産天然ゼオライト(主な性状を表−3に示
す)を用いた以外は実施例1と同様に行なった。
但し粉体混合には、アトマイザーを用いて行なった。
得られた顕色剤のスラリーの粘度と感圧紙用受印紙の発
色性能の試験結果を表−4に示す。
実施例3 実施例1と同じ天然ゼオライトを市販感圧紙用顕色剤
シルトンDR-1及び炭酸カルシウム(試薬一級)を下記の
割合で塗布用スラリーを作るさいに混合した。
混合により得られた顕色剤のスラリーの粘度と感圧紙
用受印紙の発色性能の試験結果を表−5に示す。
比較例2 実施例1と同じ手順で福島県天栄産天然ゼオライト
(比較例2−1、主な性状を表−6に示す)と北海道美
利河産天然ゼオライト(比較例2−2、主な性状を表−
7に示す)をそれぞれシルトンDR-1と混合し、顕色剤と
した。これらの顕色剤をスラリーとしたときの粘度と発
色性能の試験結果を表−8に示した。
これらの結果より、天然ゼオライトでも、本発明の範
囲外では良い性能が得られない事が明らかである。
尚、実施例及び比較例に用いられた天然ゼオライトの
性状の測定方法は、以下のとうりである。
1.X線回折による結晶型の判定 X線回折測定装置を用い、あらかじめ110℃で前処理
した試料を室温で測定した。X線源としてCuKaを用い、
1分間1度の走査速度で行なった。
2.白色度 ハンター式白色度計による測定値 3.平均粒径 コールターカウンター法による測定値 4.C.E.C ショーレンベルジャー氏法による測定値 5.表面酸性度 ハメット指示薬を用いたBenesi法による測定値
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−7085(JP,A) 特開 昭57−212093(JP,A) 特公 昭44−2188(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)モンモリロナイト族粘土鉱物の酸処
    理により得られ、180m2/g以上の比表面積とAl2O3/SiO2
    のモル比が0.6乃至0.001となる化学組成とを有する活性
    白土、及び (B)クリノプチロライト及びモルデナイトから成る群
    より選ばれた少なくとも1種のゼオライト結晶構造を有
    し、ゼオライト中のアルカリ金属分の一部がアルカリ土
    類金属分で置換された化学構造を有し、カチオン交換容
    量が100ミリイクイバレント/100g以上の範囲にあり、且
    つpKaが+1.5乃至+4.8の範囲の酸強度における酸性度
    が0.07ミリイクイバレント/g以上である天然ゼオライト
    を、 A:B=20:80乃至80:20 の重量比で含有する組成物から成ることを特徴とするロ
    イコ色素用顕色剤。
JP61103070A 1986-05-07 1986-05-07 ロイコ色素用顕色剤 Expired - Lifetime JPH0818459B2 (ja)

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