JPH08184508A - 検出装置 - Google Patents

検出装置

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JPH08184508A
JPH08184508A JP32909694A JP32909694A JPH08184508A JP H08184508 A JPH08184508 A JP H08184508A JP 32909694 A JP32909694 A JP 32909694A JP 32909694 A JP32909694 A JP 32909694A JP H08184508 A JPH08184508 A JP H08184508A
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pressure
balance body
balance
camera
support portion
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JP32909694A
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English (en)
Inventor
Eishin Kaji
英信 梶
Daiki Tsukahara
大基 塚原
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水銀や磁気を使用せずに、バランス体と感圧
シートの組み合わせにより感圧シートの受ける圧力値を
測定し、姿勢や加速度を検出する検出装置を提供する。 【構成】 検出装置は、軸3を中心に回転モーメントを
生じるバランス体1と、そのバランス体1と2つの接触
点2a,2bで接触し、その接触点に作用する回転モー
メントに依存した力に応じた圧力信号を出力する感圧シ
ート2とを備える。この圧力信号を単位時間毎に逐次受
信し演算処理すれば、姿勢検出装置、姿勢差検出装置お
よび加速度検出装置として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラなどの姿勢やカ
メラなどにかかる加速度を圧力により検出する検出装
置、およびその検出装置を備えた像振れ防止カメラなど
に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、ガラスのカプセルに
入った水銀が姿勢の変化により動いて、カプセルに装着
してある電極を導通させ、これにより姿勢の変化を検出
する姿勢検出装置が知られている。例えば、カメラの姿
勢を検出するいわゆる縦位置センサとしてこの検出装置
を利用している。この縦位置センサにおいて、カメラを
横位置から縦位置に構えたときに、ガラス管内部の水銀
が移動し、ガラス管内の接点が水銀によって導通するこ
とを検出してカメラが縦位置にあると判断する。縦位置
センサの検出結果は、一眼レフカメラに採用されている
分割測光の測光出力を横位置用のパターンから縦位置用
のパターンへ切り換え、カメラを縦位置に構えたときに
も正確な評価測光を可能にする。しかしながら、この姿
勢検出装置では、オンオフの2通りの姿勢しか検出でき
ない。
【0003】一方、加速度センサ、振動センサを手振れ
検出センサとして利用して手振れを検出し、この検出結
果により補正レンズを駆動して像振れを防止する手振れ
防止装置を組み込んだ35ミリカメラが知られている。
しかしながら、これらのセンサは構造が複雑で高価であ
り、低コスト化の要求があり、また、より一層のカメラ
の小型化のために、手振れ検出センサの小型化が望まれ
ている。
【0004】なお、特開平4−125532号のように
被検出物体に磁石を設け、磁石の姿勢を磁気抵抗素子で
検出するものも知られている。
【0005】本発明の目的は、水銀や磁気を使用せず
に、バランス体と感圧シートの組み合わせにより感圧シ
ートの受ける圧力値を測定し、姿勢や加速度を検出する
検出装置を提供することにある。本発明の他の目的は、
カメラの小型化、低価格化および構造の簡単化を可能と
するために上記検出装置を搭載した姿勢検出可能なカメ
ラ、および像振れ防止カメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に対応づけて請求項
1の発明を説明すると、請求項1の発明は、軸3を中心
に回転モーメントを生じるバランス体1と、そのバラン
ス体1と1以上の接触点(2a,2b)で接触し、その
接触点に作用する回転モーメントに依存した力に応じた
圧力信号を出力する感圧シート2とを備えることによ
り、上記目的を達成する。図1および図4に対応づけて
請求項4〜12の発明を説明すると、これらの発明は、
上記圧力信号を単位時間毎に逐次受信して姿勢、姿勢差
あるいは加速度を算出する制御装置100を備えるもの
である。請求項13〜15の発明は、カメラに姿勢検出
装置を搭載するものである。請求項16〜24の発明
は、上記各検出装置で検出された圧力信号に基づいて像
振れを算出する演算回路と、この像振れを補正する補正
光学系を備えるものである。図10および11に対応づ
けて請求項25〜27の発明を説明すると、記録媒体に
結像させる撮影レンズLEと、カメラが横位置に構えら
れているか、縦位置に構えられているかを検出する姿勢
検出装置11と、バランス体の回転モーメントが撮影レ
ンズの光軸と平行なカメラの垂直面内で生じるようにそ
の垂直面内に配置された第1および第2の検出装置1
4,15と、バランス体の回転モーメントがカメラの水
平面内で生じるようにその水平面内に配置された第3お
よび第4の検出装置12,13とを備える。さらに、
(a)姿勢検出装置により横位置が判定されている時
は、第1の検出装置から所定時間間隔で圧力信号を順次
に受信して姿勢差を演算し、この姿勢差に基づいてピッ
チングによる像振れ量を演算するとともに、第3および
第4の検出装置から受信した圧力信号からそれぞれバラ
ンス体に作用する加速度を演算してヨーイングによる像
振れ量を演算し、(b)姿勢検出装置により縦位置が判
定されている時は、第3の検出装置から所定時間間隔で
圧力信号を順次に受信して姿勢差を演算し、この姿勢差
に基づいてピッチングによる像振れ量を演算するととも
に、第1および第2の検出装置から受信した圧力信号か
らバランス体に作用する加速度を演算してヨーイングに
よる像振れ量を演算する演算回路100Aと、演算され
た像振れ量に基づいて、記録媒体上で像振れが発生しな
いように撮影レンズから記録媒体に導かれる被写体光を
補正する補正光学系18とを備えるものである。図1、
図20および図21により請求項28〜30の発明を説
明すると、請求項28〜30の発明は、軸3を中心に回
転モーメントを生じるバランス体1と、バランス体1と
1以上の接触点で接触し、その接触点に作用する回転モ
ーメントに依存した力に応じた圧力信号を出力する感圧
シート2と、圧力信号を受信し、基準の姿勢に対する姿
勢角を演算する演算回路100Bと、演算された姿勢角
を表示する表示器31とを備えるものである。図1、図
22および図23により請求項31〜33の発明を説明
すると、請求項31〜33の発明は、軸3を中心に回転
モーメントを生じるバランス体1と、バランス体1と1
以上の接触点で接触し、その接触点に作用する回転モー
メントに依存した力に応じた圧力信号を出力する感圧シ
ート2と、圧力信号を受信し、基準の姿勢に対する姿勢
角を演算する姿勢角演算回路100Cと、測定対象物ま
での距離を測定する距離測定装置19Aと、基準の高さ
位置を入力する入力装置41と、測定された距離と演算
された姿勢角と入力された高さ位置とに基づいて測定対
象物の高さを演算する高さ演算回路100Cと、演算さ
れた測定対象物の高さを表示する表示器42とを備える
ものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、軸3を中心にバランス体
1に回転モーメントを生じると、感圧シート2の接触点
(2a,2b)には、回転モーメントに依存した力が働
き、感圧シート2はその力に応じた圧力信号を出力す
る。請求項4〜12の発明では、感圧シート2から出力
される圧力信号を単位時間毎に逐次受信して姿勢、姿勢
角あるいは加速度を算出する。請求項13〜15の発明
では、姿勢検出装置11はカメラの姿勢を検出する。請
求項16〜18の発明では、演算回路は感圧シート2か
らの圧力信号から姿勢差を算出し、さらに姿勢差からピ
ッチングによる像振れを求め、補正光学系が像振れを防
止する。請求項19〜21の発明では、演算回路は感圧
シート2からの圧力信号から加速度を算出し、さらにこ
の加速度からヨーイングによる振れ量を求め、補正光学
系が像振れを防止する。請求項22〜24の発明では、
演算回路は感圧シート2からの圧力信号から姿勢差を算
出し、さらに姿勢差からピッチングによる像振れを求め
るとともに、圧力信号から加速度を算出し、さらにこの
加速度からヨーイングによる振れ量を求め、補正光学系
が像振れを防止する。請求項25の発明では、姿勢検出
装置11は、カメラが横位置に構えられているか、縦位
置に構えられているかを検出する。第1、第4の検出装
置14,15および第2、第3の検出装置12,13
は、バランス体1の回転モーメントに応じて感圧シート
2に作用する力を検出する。演算回路100Aは、姿勢
検出装置11により横位置が判定されている時、第1の
検出装置14から所定時間間隔で圧力信号を順次に受信
して姿勢差を演算し、この姿勢差に基づいてピッチング
による像振れ量を演算する。さらに、第3および第4の
検出装置12,13から受信した圧力信号からそれぞれ
バランス体に作用する加速度を演算してヨーイングによ
る像振れ量を演算する。また、姿勢検出装置11により
縦位置が判定されている時、演算回路100Aは、第3
の検出装置12から所定時間間隔で圧力信号を順次に受
信して姿勢差を演算し、この姿勢差に基づいてピッチン
グによる像振れ量を演算する。さらに、第1および第2
の検出装置13,14から受信した圧力信号からバラン
ス体に作用する加速度を演算してヨーイングによる像振
れ量を演算する。補正光学系18は、演算された像振れ
量に基づいて、記録媒体上で像振れが発生しないように
被写体光を補正する。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】
<検出装置の実施例−1>図1は、2つの接触点を有す
る検出装置の一実施例を示す正面図である。この検出装
置は、バランス体1と感圧シート2とばね4とを有す
る。図1に示すように、バランス体1は弧状の板体で構
成され、板体の中心線1aはほぼ半円を描いている。こ
のバランス体1は、中央で回転軸3に回動可能に支持さ
れ、この回転軸3とバランス体1の重心Gとを結ぶ線に
対して左右対称に構成されている。感圧シート2は、加
わる力の大きさに応じて電気抵抗値が変化する物質によ
り薄膜を形成し、その上下に電極を、その外側に保護膜
をそれぞれ配置し、感圧シートに加わる力を電気信号に
変換する圧力センサである。感圧シート2は基板5上に
設けられており、回転軸3と同一筐体により支持されて
いるばね4により、バランス体1に適度な圧力で接する
よう付勢されている。バランス体の左右端部は、接触点
2aおよび2bにおいて感圧シート2と接触している。
【0010】この検出装置において、軸3やばね4を支
持する筐体が図示の位置にあるときは、バランス体1の
重心Gにおける重力の作用線は回転軸3を通過するか
ら、バランス体1にはモーメントが発生せず、感圧シー
ト2における接触点2a、2bの圧力は等しい。この図
1の姿勢から筐体が左右に傾くと、バランス体1の上記
重力の作用線は回転軸3からずれ、これにより、バラン
ス体1に回転軸3の回りのモーメントが生じる。このモ
ーメントに依存して、接触点2a、2bの圧力は変化す
る。これらの圧力の差に基づいて、筐体の姿勢を検出で
きる。あるいは、これらの圧力の時間変化により筐体に
作用する角速度が検出できる。
【0011】<検出装置の実施例−2>図2は、1つの
接触点を有する検出装置の一実施例を示す正面図であ
る。この検出装置は、バランス体1Aと感圧シート2A
とばね4Aとを有する。図2に示すように、バランス体
1Aは変形T字状の板体で構成されている。バランス体
1Aの左端は、回転軸3Aに回動可能に支持され、下端
は接触点2cにおいて感圧シート2Aに接している。バ
ランス体1Aは、接触点2cが感圧シート2Aに適度な
圧力で接するよう、右端部をばね4Aにより引っ張られ
ている。感圧シート2Aは、上記の感圧シート2と同じ
構成の圧力センサである。回転軸3A、感圧シート2
A、ばね4Aは同一筐体により支持されている。
【0012】この検出装置において、図2に示すように
感圧シート2Aが水平のときは、回転軸3Aの回りにバ
ランス体1Aの重量によって働くモーメントによる接触
点2cの垂直力と、ばね4Aのばね力により回転軸3A
の回りに働くモーメントによる接触点2cの垂直力との
和に相当する力が感圧シート2Aに作用する。筐体が左
右に傾くと、バランス体1Aの重量による回転軸3Aの
回りのモーメントが変り、接触点2cの圧力が変わる。
この圧力に基づいて筐体の傾きを検出できる。
【0013】<姿勢検出装置の実施例>図1に示す2つ
の接触点を有する検出装置を使って姿勢を検出する姿勢
検出装置について、カメラに搭載した場合を例に説明を
する。図3は、姿勢を検出する検出装置6をカメラ10
に搭載した場合のカメラの正面図である。図4は、この
姿勢検出装置のブロック図である。この例では、感圧シ
ート2がカメラ上面と平行となるよう、検出装置6がカ
メラの左上隅に設置される。カメラ10の姿勢、すなわ
ちバランス体1の姿勢は、感圧シート2の圧力分布とし
てカメラ10内の制御装置100に伝えられる。制御装
置100はCPU、ROM、RAMおよびその他の周辺
回路から成り、感圧シート2からの電気信号をデジタル
信号に変換し、そのデータを基に所定の演算を実行す
る。
【0014】図5(a)に示すように、カメラ10が水
平状態のとき、バランス体1の重心Gにおける重力の作
用線は軸3を通過する。感圧シート2は図1に示すよう
にばね4(図5(a)では図示せず)により一定の力で
バランス体1に付勢されている。この時、接触点2aお
よび2bにおける感圧シート2が受ける力をN1および
N2とすると、次の式が成立し、感圧シート2において
図5(b)のような圧力パターンが得られる。 N1=N2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
【0015】図6(a)に示すように、カメラ10を右
に傾けたとき、バランス体1の重心Gにおける重力の作
用線は接触点2b側を通過する。この時、次の式が成立
し、感圧シート2において図6(b)のような圧力パタ
ーンが得られる。 N1<N2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
【0016】図7(a)に示すように、カメラ10を左
に傾けたとき、バランス体1の重心Gにおける重力の作
用線は接触点2a側を通過する。この時、次の式が成立
し、感圧シート2において図7(b)のような圧力パタ
ーンが得られる。 N1>N2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
【0017】カメラ10の傾きをθとすると、 θ=TAN-1{(N1−N2)/(N1+N2)} ・・・・(4) N1/N2=Aとすると、 θ=TAN-1{(A−1)/(A+1)} ・・・・・・・・(5) となる。従って、カメラ10が傾くことによって感圧シ
ートより得られる圧力の絶対値または圧力比がわかれ
ば、式(4)または式(5)の演算を制御装置100で
実行することにより、カメラの傾きθ、すなわちカメラ
の姿勢が検出される。
【0018】<加速度検出装置の実施例−1>2つの接
触点を有する図1に示す検出装置を加速度検出装置とし
て利用することができる。図8(a)および図8(b)
により説明する。この検出装置では、バランス体1の重
心と回転軸3とを結ぶ線と直交する方向の加速度αを検
出する。したがって、感圧シート2は求めようとする加
速度成分の方向に延在される。図8(a)に示すよう
に、回転軸3の回りに回動可能なバランス体1は水平面
内に配置される。したがって、検出装置が水平面内でど
のような向きで配置されても、静的には、バランス体1
による軸3の回りのモーメントは発生せず、接触点2
a、2bにおいては、ばね4により付勢されている力の
みが感圧シート上にあらわれ、N1=N2となる。図8
(b)に示す加速度αが加わると、この加速度αに依存
するモーメントがバランス体1に発生し、接触点2a、
2bに作用する力N1、N2は、加速度αの大きさに応
じて変化する。このN1、N2を感圧シートで検出する
ことにより、加速度αを求めることができる。
【0019】この加速度検出装置を同一面内の離れた位
置に2個置いた場合、この面内において、特定の軸を中
心とした回転成分を検出することができる。もし、この
面が単に平行移動するだけの場合は、2つの加速度検出
装置には、同一方向、同一大きさの加速度がかかるのみ
で、同じ値が検出される。この面が、この面に直交する
軸を中心として回転した場合、あるいはその直交軸を中
心とする回転成分を含んで移動した場合、それぞれの加
速度検出装置には、大きさ、方向あるいはその両方の異
なる加速度がかかり、異なる値が検出される。単位時間
毎に逐次入力されるそれらの値から、上記姿勢検出装置
と同様の制御装置により、その差分、すなわち特定の軸
を中心とした回転に影響する加速度を算出し、さらにこ
の加速度に基づいてその面の直交軸を中心とする回転角
速度を計算により求めることができる。
【0020】<加速度検出装置の実施例−2>1つの接
触点を有する図2に示す検出装置を加速度検出装置とし
て利用することもできる。検出装置の構成は、図2の1
つの接触点を有する検出装置の実施例と同様であり、ブ
ロック図は図4と同様である。
【0021】<像振れ防止カメラの実施例>上述した図
1に示す検出装置を備え、これらによりピッチング振れ
およびヨーイング振れを検出して像振れを軽減するよう
にしたカメラの実施例について説明する。
【0022】図9は、カメラの振れについて説明をする
図である。一般にカメラの振れを説明するとき、カメラ
の水平方向の振れをヨーイング振れ、上下方向の振れを
ピッチング振れ、光軸を中心に回転する方向の振れをロ
ーリング振れという。図9において、カメラは横位置に
構えられており、軸Yを中心に水平方向に振れる振れV
yはヨーイング振れであり、軸Xを中心に上下方向に振
れる振れVxはピッチング振れであり、軸Zを中心に振
れる振れVzはローリング振れである。カメラが縦位置
に構えられた場合は、上下方向のピッチング振れは軸Y
を中心に振れる振れVyとなり、水平方向のヨーイング
振れは軸Xを中心に振れる振れVxとなる。ローリング
振れは同じである。
【0023】本実施例のカメラでは、ピッチング振れに
よる像振れとヨーイング振れによる像振れを、カメラ横
位置撮影時および縦位置撮影時ともに軽減する。そのた
め、横位置撮影時および縦位置撮影時にピッチング振れ
を検出するピッチング振れ検出装置と、横位置撮影時お
よび縦位置撮影時にヨーイング振れを検出するヨーイン
グ振れ検出装置と、横位置撮影か縦位置撮影かを検出す
る姿勢検出装置とを備える。
【0024】図10(a)は、これらピッチング振れ検
出装置と、ヨーイング振れ検出装置と、姿勢検出装置と
を組み込んだカメラの斜視図である。図10(a)に示
すカメラでは、図1に示した2つの接触点を有する検出
装置を使用する。検出装置は、感圧センサ2から出力さ
れる信号の処理を変更することにより姿勢検出装置と姿
勢差検出装置と加速度検出装置とに使い分ける。姿勢差
検出装置は、姿勢検出装置と同じ原理で検出できるカメ
ラの姿勢に時間要素を加味して時間的姿勢差を求めるも
のである。ピッチング振れ検出装置とヨーイング振れ検
出装置は、検出装置を姿勢差検出装置と加速度検出装置
に使い分けることによって実現される。図10(a)の
矢印の向きを図10(b)の矢印の向きと一致させて検
出装置11〜15が設けられる。以下詳細に説明する。
【0025】カメラの前面、すなわちXY平面に平行な
面に検出装置11が設けられる。検出装置11は、姿勢
検出装置として使用し、カメラの縦位置、横位置等の姿
勢の検出に使用する。検出装置12と13は、カメラの
上面、すなわちXZ平面に平行な面(必ずしも同一面内
でなくてもよい)に、撮影レンズLEの光軸方向に所定
距離離して配置される。カメラを横位置に構え、これら
の検出装置が重力の影響を受けない時は加速度検出装置
として使用し、ヨーイング振れを検出する。カメラを縦
位置に構えた時は、検出装置12と13のいずれか一方
を姿勢差検出装置として使用してピッチング振れを検出
する。この切り換えは、検出装置11により検出された
カメラの姿勢に基づいて、Z軸回りにカメラが45度傾
いた場合を境に切り換える。
【0026】検出装置14と15は、カメラの側面、す
なわちYZ平面に平行な面(必ずしも同一面内でなくて
もよい)に、撮影レンズの光軸方向に所定距離離して配
置される。カメラを横位置に構えた時は、検出装置12
と13のいずれか一方を姿勢差検出装置として使用して
ピッチング振れを検出する。カメラを縦位置に構え、こ
れらの検出装置が重力の影響を受けない時は、加速度検
出装置として使用してヨーイング振れを検出する。この
切り換えは、検出装置12、13と同様に、検出装置1
1により検出されたカメラの姿勢に基づいて、Z軸回り
に45度傾いた場合を境に切り換える。
【0027】図11は、像振れ防止カメラの一実施例の
ブロック図である。図11において、CPU、ROM、
RAMおよびその他の周辺回路から成る制御装置100
Aには、ヨーイング振れやピッチング振れを検出する上
述の検出装置12〜15と、カメラの姿勢を検出する上
述の検出装置11とが接続されている。これらの検出装
置の感圧シート2はシート面にマトリックス状に設けら
れた電極を有し、電極の交点のそれぞれの電圧信号が出
力端子から出力される。制御装置100Aはこれらシー
ト面上の電極交点の電圧信号を取り込み、内部でデジタ
ル信号に変換して演算処理をし、シート面の圧力分布、
とくに、接触点2a、2bの圧力値を認識する。制御装
置100Aにはまた、レリーズボタンの半押しでオンす
る半押しスイッチSW1と、レリーズボタン全押しでオ
ンする全押しスイッチSW2と、流し撮りスイッチSW
3と、被写体の輝度値を測光する測光装置17とが接続
されている。流し撮りスイッチSW3がオンされている
とき、流し撮り方向のカメラの振れは、像振れ防止対象
の振れとみなさないように認識される。このスイッチS
W3は、撮影者自身がオンオフする。18は像振れを補
正する補正光学系であり、18Aは補正光学系18を光
軸と直行するXY面でX方向に駆動する横方向アクチュ
エータ、18BはY方向に駆動する縦方向アクチュエー
タである。19は被写体までの距離を測定する距離測定
装置、20はレンズの焦点距離を検出する焦点距離検出
装置である。
【0028】−ピッチング振れ検出− カメラを横位置に構えた時の図9における軸Xを中心に
カメラが振れるピッチング振れVxの検出について説明
する。カメラが横位置に構えられていることは、姿勢検
出装置11により検出される。カメラが横位置に構えら
れているため、検出装置14、15のうち一方、例えば
検出装置14を姿勢差検出装置として使用するように、
検出装置14の出力信号を処理する。検出装置14、1
5ともに使用して検出精度をあげることも可能である。
【0029】図12(a)に示すようにカメラがピッチ
ング方向へ傾斜角θ1だけ傾くと、カメラ内に組み込ま
れた検出装置14もθ1だけ傾き、図12(b)に示す
ように各接触点2a、2bで傾斜角に応じた力N1A、
N2Aが感圧シート2に作用し、感圧シート2から作用
する力に応じて信号が出力される。
【0030】制御装置100Aには、検出装置14の感
圧シート2から各接触点2a、2bで生じている力に相
当した圧力分布信号が所定時間毎に逐次入力される。制
御装置100Aは、入力された圧力分布信号に基づいて
力N1A、N2Aを算出し、N1A、N2Aに基づいて
カメラのピッチング方向の傾斜角θ1を算出する。傾斜
角θ1は力N1A、N2Aの差から上記式(4)の計算
で容易に求めることができる。
【0031】図12(a)の状態から姿勢が変化してカ
メラが図13(a)に示すように傾斜角θ2にさらに傾
いたとき、感圧シート2の接触点2a、2bに作用する
力は図13(b)に示すように、接触点2aでN1B、
接触点2bでN2Bとなる。制御装置100Aは、上述
したのと同様にこれらの力N1B、N2Bに相当する信
号に基づいて、カメラのピッチング方向の傾斜角θ2を
算出する。
【0032】図12(a)および図13(a)との間の
姿勢差Δθは、 Δθ=θ2−θ1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) で表され、Δθが大きいほど、カメラに生じている単位
時間あたりの姿勢差も大きいことになる。図14(a)
および図14(b)に示すように、姿勢差Δθが生じる
のに要した時間をΔtとすれば、カメラの姿勢変化に伴
う角速度ωは、 ω=(θ2−θ1)/(t2−t1)=Δθ/Δt ・・・・・・(7) と表される。
【0033】従って、制御装置100Aは、単位時間毎
に逐次入力される感圧シート2からの圧力分布信号によ
り各接触点2a、2bの力を算出して傾斜角θ1および
θ2を算出し、その差である姿勢差Δθから、角速度ω
を算出し、これによりカメラのピッチング方向の姿勢差
すなわちピッチング振れを検出する。
【0034】−ヨーイング振れ検出− カメラを横位置に構えた時の図9における軸Yを中心と
してカメラが回転するヨーイング振れVyは、検出装置
12と13を加速度検出装置として使用することにより
検出することができる。カメラを横位置に構えたとき、
XZ平面が水平方向に延在するので、Y軸回りにカメラ
の姿勢が変化しても、検出装置12、13の出力は重力
による影響を受けない。そこで、検出装置12、13を
加速度を検出する加速度検出装置として使用してヨーイ
ング振れを検出する。加速度を検出する検出装置12と
13は光軸方向に所定距離離して設置されているため、
ヨーイング振れ方向にカメラが回転する場合、検出装置
12と13のそれぞれの接触点2a、2bには、異なっ
た力が作用する。すなわち、検出装置12、13は異な
った値の加速度が検出され、この差より、カメラのヨー
イング方向の回転角速度を求めることができ、カメラの
ヨーイング方向の姿勢差すなわちヨーイング振れが検出
できる。
【0035】図15は、撮影レンズの焦点距離f(m
m)とカメラのピッチング振れあるいはヨーイング振れ
の像振れ量εとの関係を示した説明図であり、両者の関
係は以下の通りとなる。
【0036】図15において、結像式より、 (1/a)+(1/b)=(1/f) b=af/(a−f) 従って、姿勢差Δθのときに生じる像振れ量εは、 ε=b・tan(Δθ)={af/(a−f)}tan(Δθ)・・・(8) となる。被写体までの距離aは距離測定装置19で測定
され、焦点距離fは焦点距離検出装置20で検出され、
制御装置100Aに入力される。焦点距離検出装置20
は、固定焦点距離レンズの場合はレンズ内ROMから焦
点距離情報を検出したり、撮影レンズがズームレンズの
場合はズームエンコーダから検出したりする。
【0037】このように算出された像振れ量εは、制御
装置100Aによってしきい値と比較され、そのしきい
値よりも像振れ量εが大きいときは、補正光学系18に
より像振れを補正する。一般に、35ミリフィルムを使
用したカメラで撮影するときは、像振れ量が30μm以
下のときは実写上の問題はないので、本実施例ではしき
い値を30μmに設定している。ただし、横位置撮影の
ときは撮影画面に水平線が多く入る傾向にあり、水平線
が振れるピッチング振れがヨーイング振れより目だち、
縦位置撮影のときは撮影画面に垂直線が多く入る傾向に
あり、垂直線が振れるヨーイング振れがピッチング振れ
よりも目だつ。したがって、横位置撮影の場合のピッチ
ング振れのしきい値はヨーイング振れのしきい値より小
さい値とする。同様に、縦位置撮影の場合のヨーイング
振れのしきい値はピッチング振れのしきい値より小さい
値とする。
【0038】補正光学系18は、横方向アクチュエータ
18A、縦方向アクチュエータ18BによりXY平面内
で駆動され、(8)式により算出された像振れεを打ち
消す方向に補正光学系18を駆動して像振れの発生を防
止する。ここで、補正光学系18は、以下の値に基づい
て制御される。まず、角速度ωのときのカメラの振れ速
度Vは、 V={af/(a−f)}・ω となり、この振れ速度Vにより横方向アクチュエータ1
8A、縦方向アクチュエータ18Bを制御する。
【0039】カメラを縦位置に構えた時は、検出装置1
1により、カメラは縦位置に構えられていることが検出
される。カメラが縦位置に構えられているとき、ピッチ
ング振れ検出装置14、15は重力の影響によらない加
速度検出装置として働くよう設定し、ヨーイング振れ検
出装置12、13は重力の影響により検出できる姿勢差
検出装置として働くよう設定する。検出原理は、カメラ
を横位置に構えたときと同じである。
【0040】カメラが斜めになっている時、例えばZ軸
回りに45度傾いているときは、ピッチング振れ検出装
置12、13もヨーイング振れ検出装置14、15も重
力の影響を受けるため姿勢差検出装置として使用するこ
とができる。また、どのような姿勢であってもすべて加
速度検出装置として使用することも可能である。
【0041】図16、図17および図11を参照して、
本実施例の像振れ防止カメラの動作を流し撮りを行なう
場合を例に説明する。ステップS101において、検出
装置11から制御装置100Aへ入力された姿勢データ
に基づいて、カメラの姿勢検出を行なう。この実施例で
は、XZ面に対してZ軸回りに(図10(a)参照)傾
いた角度に応じて姿勢を判定し、傾き角度が45度未満
の傾きは横位置、45度以上の傾きは縦位置と判定す
る。カメラ10が横位置にあると判断した場合には、ス
テップS102に処理が移行し、縦位置にあると判断し
た場合には、ステップS202に移行する。
【0042】横位置と判断された場合の説明を行う。ス
テップS102では、横位置モードをセットし、検出装
置12〜15が姿勢差検出装置として使用されるか、加
速度検出装置として使用されるかを決定する。また、こ
のステップS102において横位置撮影の場合のピッチ
ング振れおよびヨーイング振れのしきい値を設定する。
【0043】ステップS103では、半押しスイッチS
W1がオンか否かを判断する。撮影者によりレリーズボ
タンが半押しされると、ステップS103でスイッチS
W1がオンと判定されステップS104に進む。ステッ
プS104では、横位置モードであるため、測光装置1
7の出力に基づいてマルチパターン測光処理を行い、同
時に距離測定装置19により撮影距離の測定を行う。
【0044】ステップS105で流し撮りスイッチSW
3がオンされているか、オフされているかを判定する。
ステップS105で流し撮りスイッチSW3がオフされ
ていると判定すると、流し撮り方向の補正は行わずステ
ップS109に進む。スイッチSW3がオンと判定する
とステップS106へ進む。ステップS106では、流
し撮り方向を検出する。カメラを水平方向に流し撮りを
する場合の流し撮り方向は、ヨーイング方向と同じであ
り、垂直方向に流し撮りをする場合の流し撮り方向は、
ピッチング方向と同じである。したがって、カメラの流
し撮り方向は、検出装置12、13、14、15によっ
て得られるカメラの姿勢差Δθから検出することができ
る。カメラの流し撮り方向の検出に応じて、流し撮りの
方向に移動しているカメラの動きを手振れと判断するの
を避けるために、流し撮りの方向がピッチング方向の場
合は、ステップS107でピッチング方向振れ補正オフ
フラグをセットし、流し撮りの方向がヨーイング方向の
場合は、ステップS108でヨーイング方向振れ補正オ
フフラグをセットする。ピッチング方向振れ補正オフフ
ラグあるいはヨーイング方向振れ補正オフフラグは、後
述するステップS113で該当する振れ補正を行わない
ようにするための情報である。
【0045】撮影者がレリーズボタンを全押しすると、
ステップS109で全押しスイッチSW2がオンと判定
され、ステップS111に移行して振れ検出を行うとと
もに、検出値としきい値との大小判定を行う。すなわ
ち、ステップS111では、検出装置12、13、1
4、15からそれぞれ出力される振れ検出信号を取り込
んで像振れ量εを計算する。計算した像振れ量εは予め
定めているしきい値ηと比較し、像振れ量εがしきい値
η以下のときは、像振れのおそれがないために、ステッ
プS112に移行して、補正光学系18を駆動しない撮
影を行なう。一方、像振れ量εがしきい値ηを越えてい
る場合には、像振れのおそれがあるために、ステップS
113に移行し、横方向アクチュエータ18Aと縦方向
アクチュエータ18Bにより補正光学系18を駆動して
像振れ補正を行い撮影をする。ここで像振れ量εの計算
とは、ピッチング振れ、ヨーイング振れ両方による像振
れをそれぞれ計算することを意味する。しきい値ηも、
通常のしきい値と横位置撮影の場合のピッチング振れの
少し低めに設定されたしきい値両方を含めたものであ
る。
【0046】ステップS101において、カメラが縦位
置にあると判断した場合は、次のステップ以外は、上記
の横位置撮影の場合と同様である。ステップS202で
は、縦位置モードをセットし、検出装置12〜15が姿
勢差検出装置として使用されるか、加速度検出装置とし
て使用されるかを決定する。また、このステップにおい
て縦位置撮影の場合のピッチング振れおよびヨーイング
振れのしきい値を設定する。
【0047】ステップS204では、縦位置モードであ
るため、測光装置17の出力に基づいて中央部重点測光
処理を行い、同時に距離測定装置19により撮影距離の
測定を行う。ステップS211において、像振れ量εの
計算とは、ピッチング振れ、ヨーイング振れ両方による
像振れをそれぞれ計算することを意味することは、上記
ステップS111と同様であるが、しきい値ηは、通常
のしきい値と縦位置撮影の場合のヨーイング振れの少し
低めに設定されたしきい値両方を含めたものである。
【0048】横位置撮影あるいは縦位置撮影の一連の処
理が終了した後、ステップS114に移行してプログラ
ムをリセットし、処理を終了する。
【0049】なお、図18、図19に示すように、ステ
ップS107A、S108A、S207A、208Aで
ピッチング方向振れ検出オフフラグあるいはヨーイング
方向振れ検出オフフラグをセットし、後述するステップ
S111で該当する振れ検出を行わないようにしてもよ
い。
【0050】<水平垂直度表示装置の実施例>図20
は、カメラにおける水平度表示装置の実施例のブロック
図である。符号11Aと100Bは、図11における検
出装置11と制御装置100Aとそれぞれ同様なもので
ある。検出装置11Aの信号は制御装置100Bに入力
され、制御装置100Bで検出装置11Aの傾きすなわ
ちカメラの傾きθが演算される。制御装置100Bは、
求められた傾きθに基づき表示器31に信号を出力し、
表示器31でカメラの水平度の表示がなされる。図21
は、表示器31をLEDで実現した場合の一例である。
表示器31は複数のLEDを中心から放射線状に配置し
て成る8本のバー表示部であり、検出装置11Aからの
出力信号に基づいていずれか1つのバー表示部を点灯す
ることにより、視覚的にカメラの水平姿勢を表示するこ
とができる。
【0051】垂直度表示装置の場合には、図10におけ
るX軸回りのカメラの姿勢を検出してその姿勢に応じて
垂直度を表示できる。
【0052】<高さ検出表示装置の実施例>図22は、
カメラにおける被写体高さ検出表示装置の実施例のブロ
ック図である。図23は、カメラ10Aを用いて被写体
OBの高さ検出について説明する図である。図23に示
すように、被写体と撮影者が同一平面上にあるとき、平
面上からのカメラの高さHを撮影者がカメラに入力し、
カメラを被写体の求めようとする高さの位置に向けるこ
とによって、被写体の平面上からの高さ(H−h)を求
めることができる。hを求める式は、次の通りである。 h=x・SINθ
【0053】図22において、符号14A、19A、1
00Cは図11における検出装置14、距離測定装置1
9、制御装置100Aとそれぞれ同様なものである。図
22において、検出装置14Aから信号が制御装置10
0Cに入力され、制御装置100Cでカメラの傾きθが
演算される。19Aはカメラの被写体距離測定装置で、
被写体までの距離xを測定し制御装置100Cへ入力す
る。41はカメラの高さHを入力する装置で、入力され
たデータを制御装置100Cに入力する。上記演算され
たカメラの傾きθ、測定された被写体までの距離x、入
力されたカメラの高さHのデータを基に、上記式により
制御装置100Cは被写体の高さを演算する。求められ
た被写体の高さは、表示器42に表示される。表示器4
2は、周知のLED、LCDが使用できる。
【0054】図24は、カメラのスペースを有効利用す
るための一実施例を示す。図10(a)においては、例
えばカメラを横位置に構えた状態でN1=N2となるよ
うバランス体1および感圧シート2を配置したが、図2
4のように、バランス体1および感圧シート2を45度
傾斜させて、レンズ鏡筒LBとパトローネ室PRの隙間
に配置することができ、カメラ10Bのボディー内のス
ペース効率を高めることができる。
【0055】本発明において、ほかにもいろいろな変形
例が可能である。例えば、検出装置の実施例では、図
1、図2に示すように、感圧シート2に対して二つの接
触点2a、2bあるいは一つの接触点2cで接触するバ
ランス体1を用いているが、感圧シート2に対する接触
点の数は3以上でもよい。また、バランス体1は板状の
もので形成しているが、棒状のもので形成してもよい。
さらに、検出装置を利用した像振れ防止スチルカメラを
一実施例として説明したが、本発明はビデオカメラにも
適用できる。また、電子スチルカメラに適用することが
でき、同じ原理で検出できるローリング振れは、電子ス
チルカメラにおいては画像処理によって補正することが
できる。また、像振れ補正を行わないカメラにおいて
は、振れ検出時に、撮影者に警告を行う警告装置や、シ
ャッター動作を禁止する禁止装置を設けることにより、
未然に像振れの撮影を防ぐことが可能である。カメラの
姿勢検出装置の出力は、分割測光にも応用でき、デート
の写し込み位置の選択にも応用できる。水平垂直度表示
器はカメラでの実施例を示したが、車などに搭載するな
ど、単独の水平垂直度表示器としても利用することがで
きる。高さ検出表示装置としては、カメラの被写体の高
さを検出し表示する実施例を示したが、カメラに限らず
測量用装置としても応用ができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の検出装置によれ
ば、バランス体と、それに接触する感圧シートを用いて
圧力を求め、その圧力値から姿勢や姿勢角あるいは加速
度を検出するようにしたので、装置の簡単化、小型化、
低価格化が実現できる。本発明の像振れ防止カメラによ
れば、カメラ本体の姿勢差あるいは加速度に基づいて振
れなどを上記の検出装置を利用して検出しているため、
上記の検出装置の効果に加えてカメラの小型化、低価格
化および構造の簡単化が可能となる。更に、カメラが横
位置にあるか、縦位置にあるかという姿勢を検出して、
さらに各種検出装置を効率よく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検出装置の一実施例を示す正面図
である。
【図2】本発明による検出装置の他の実施例を示す正面
図である。
【図3】本発明による検出装置を備えたカメラの一実施
例を示す正面図である。
【図4】本発明による姿勢検出装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図5】(a)は本発明による姿勢検出装置を備えたカ
メラが水平な場合のカメラの正面図、(b)は(a)に
おける姿勢検出装置の出力特性図である。
【図6】(a)は本発明による姿勢検出装置を備えたカ
メラが右に傾いた場合のカメラの正面図、(b)は
(a)における姿勢検出装置の出力特性図である。
【図7】(a)は本発明による姿勢検出装置を備えたカ
メラが左に傾いた場合のカメラの正面図、(b)は
(a)における姿勢検出装置の出力特性図である。
【図8】本発明による加速度検出装置を説明する図であ
る。
【図9】カメラにおける振れについて説明をする図であ
る。
【図10】(a)は本発明による像振れ防止カメラにお
いて検出装置を配置する一実施例を示す図、(b)は
(a)における検出装置の方向を示す図である。
【図11】本発明による像振れ防止カメラの一実施例の
ブロック図である。
【図12】(a)は本発明による像振れ防止カメラがピ
ッチング方向へ傾いた場合のカメラの側面図、(b)は
そのときの検出装置の出力特性図である。
【図13】(a)は本発明による像振れ防止カメラがピ
ッチング方向へ図12(a)よりさらに傾いた場合のカ
メラの側面図、(b)はそのときの検出装置の出力特性
図である。
【図14】単位時間あたりのカメラの姿勢変化を示した
グラフである。
【図15】焦点距離f(mm)と像振れ量εとの関係を
示した説明図である。
【図16】本発明による像振れ防止カメラの一実施例の
動作を説明するフローチャートである。
【図17】図16に引続くフローチャートである。
【図18】図16の変形例を説明するフローチャートで
ある。
【図19】図18に引続くフローチャートである。
【図20】本発明による水平垂直度表示装置の一実施例
のブロック図である。
【図21】本発明による水平垂直度表示装置の表示器の
一実施例を示す図である。
【図22】本発明による高さ検出表示装置の一実施例の
ブロック図である。
【図23】高さ検出を説明する図である。
【図24】本発明による検出装置の配置を工夫したカメ
ラの一応用例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 バランス体 2 感圧シート 2a〜2c 接触点 4 ばね 6 検出装置 10,10A,10B カメラ 11〜15 検出装置 11A 検出装置 17 測光装置 18 補正光学系 18A,18B アクチュエータ 19,19A 距離測定装置 20 焦点距離検出装置 31,42 表示器 100,100A,100B 制御装置

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を中心に回転モーメントを生じるバラ
    ンス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートとを備えることを特徴とす
    る検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の検出装置において、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とする検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の検出装置において、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とする検出装置。
  4. 【請求項4】 軸を中心に回転モーメントを生じるバラ
    ンス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 前記圧力信号を受信し、基準の姿勢に対する姿勢角を演
    算する演算回路とを備えることを特徴とする姿勢検出装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4の検出装置において、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とする検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の検出装置において、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とする検出装置。
  7. 【請求項7】 軸を中心に回転モーメントを生じるバラ
    ンス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 所定時間間隔で前記圧力信号を順次に受信して姿勢差を
    演算する演算回路とを備えることを特徴とする姿勢差検
    出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の検出装置において、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とする検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項7の検出装置において、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とする検出装置。
  10. 【請求項10】 軸を中心に回転モーメントを生じるバ
    ランス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 前記圧力信号を受信し、受信した圧力信号から前記バラ
    ンス体に作用する加速度を演算する演算回路とを備える
    ことを特徴とする加速度検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の検出装置において、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とする検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項10の検出装置において、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とする検出装置。
  13. 【請求項13】 軸を中心に回転モーメントを生じるバ
    ランス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 前記圧力信号を受信して基準の姿勢に対する姿勢角を演
    算し、カメラが横位置に構えられているか、縦位置に構
    えられているかを判定する演算回路とを備えることを特
    徴とする姿勢検出可能なカメラ。
  14. 【請求項14】 請求項13のカメラにおいて、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とするカメラ。
  15. 【請求項15】 請求項13のカメラにおいて、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  16. 【請求項16】 被写体光を結像させる撮影レンズと、 軸を中心に回転モーメントを生じるバランス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 所定時間間隔で前記圧力信号を順次に受信して姿勢差を
    演算し、少なくともこの姿勢差に基づいてピッチングに
    よる像振れ量を演算する演算回路と、 前記像振れ量に基づいて、像振れが発生しないように被
    写体光を補正する補正光学系とを備えることを特徴とす
    る像振れ防止カメラ。
  17. 【請求項17】 請求項16のカメラにおいて、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とするカメラ。
  18. 【請求項18】 請求項16のカメラにおいて、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  19. 【請求項19】 被写体光を結像させる撮影レンズと、 軸を中心に回転モーメントを生じるバランス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 前記圧力信号を受信し、受信した圧力信号から前記バラ
    ンス体に作用する加速度を演算してヨーイングによる像
    振れ量を演算する演算回路と、 前記像振れ量に基づいて、像振れが発生しないように被
    写体光を補正する補正光学系とを備えることを特徴とす
    る像振れ防止カメラ。
  20. 【請求項20】 請求項19のカメラにおいて、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とするカメラ。
  21. 【請求項21】 請求項19のカメラにおいて、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  22. 【請求項22】 被写体光を結像させる撮影レンズと、 軸を中心に回転モーメントを生じるバランス体、および
    前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートをそれぞれ備える第1およ
    び第2の検出装置と、 前記第1の検出装置から所定時間間隔で前記圧力信号を
    順次に受信して姿勢差を演算し、この姿勢差に基づいて
    ピッチングによる像振れ量を演算するとともに、前記第
    2の検出装置から受信した圧力信号から前記バランス体
    に作用する加速度を演算してヨーイングによる像振れ量
    を演算する演算回路と、 前記ピッチングおよびヨーイングによる像振れ量に基づ
    いて、像振れが発生しないように被写体光を補正する補
    正光学系とを備えることを特徴とする像振れ防止カメ
    ラ。
  23. 【請求項23】 請求項22のカメラにおいて、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とするカメラ。
  24. 【請求項24】 請求項22のカメラにおいて、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  25. 【請求項25】 被写体光を結像させる撮影レンズと、 カメラが横位置に構えられているか、縦位置に構えられ
    ているかを検出する姿勢検出装置と、 軸を中心に回転モーメントを生じるバランス体、および
    前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートをそれぞれ備え、前記回転
    モーメントが前記撮影レンズの光軸と平行なカメラの垂
    直面内で生じるようにその垂直面内に配置された第1お
    よび第2の検出装置と、 軸を中心に回転モーメントを生じるバランス体、および
    前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートをそれぞれ備え、前記回転
    モーメントがカメラの水平面内で生じるようにその水平
    面内に配置された第3および第4の検出装置と、 (a)前記姿勢検出装置により横位置が判定されている
    時は、前記第1の検出装置から所定時間間隔で前記圧力
    信号を順次に受信して姿勢差を演算し、この姿勢差に基
    づいてピッチングによる像振れ量を演算するとともに、
    前記第3および第4の検出装置から受信した圧力信号か
    らそれぞれ前記バランス体に作用する加速度を演算して
    ヨーイングによる像振れ量を演算し、(b)前記姿勢検
    出装置により縦位置が判定されている時は、前記第3の
    検出装置から所定時間間隔で前記圧力信号を順次に受信
    して姿勢差を演算し、この姿勢差に基づいてピッチング
    による像振れ量を演算するとともに、前記第1および第
    2の検出装置から受信した圧力信号からそれぞれ前記バ
    ランス体に作用する加速度を演算してヨーイングによる
    像振れ量を演算する演算回路と、 前記ピッチングおよびヨーイングによる像振れ量に基づ
    いて、前記記録媒体上で像振れが発生しないように前記
    撮影レンズから前記記録媒体に導かれる被写体光を補正
    する補正光学系とを備えることを特徴とする像振れ防止
    カメラ。
  26. 【請求項26】 請求項25のカメラにおいて、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とするカメラ。
  27. 【請求項27】 請求項25のカメラにおいて、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  28. 【請求項28】 軸を中心に回転モーメントを生じるバ
    ランス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 前記圧力信号を受信し、基準の姿勢に対する姿勢角を演
    算する演算回路と、 演算された姿勢角を表示する表示器とを備えることを特
    徴とする水平垂直度表示装置。
  29. 【請求項29】 請求項28の表示装置において、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とする水平垂直度表示装置。
  30. 【請求項30】 請求項28の表示装置において、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とする水平垂直度表示装
    置。
  31. 【請求項31】 軸を中心に回転モーメントを生じるバ
    ランス体と、 前記バランス体と1以上の接触点で接触し、その接触点
    に作用する前記回転モーメントに依存した力に応じた圧
    力信号を出力する感圧シートと、 前記圧力信号を受信し、基準の姿勢に対する姿勢角を演
    算する姿勢角演算回路と、 測定対象物までの距離を測定する距離測定装置と、 基準の高さ位置を入力する入力装置と、 測定された距離と演算された姿勢角と入力された前記高
    さ位置とに基づいて前記測定対象物の高さを演算する高
    さ演算回路と、 演算された前記測定対象物の高さを表示する表示器とを
    備えることを特徴とする高さ検出表示装置。
  32. 【請求項32】 請求項31の表示装置において、 前記バランス体は、一端側で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、その支持部から他端側に延在する本体
    と、この本体に連結されて先端部が前記感圧シートの接
    触点上で接触する作用部材とから成り、前記バランス体
    を所定の力で前記感圧シートに押圧させる付勢部材をさ
    らに備えることを特徴とする高さ検出表示装置。
  33. 【請求項33】 請求項31の表示装置において、 前記バランス体は、中央部で前記軸に回動可能に支持さ
    れる支持部と、この支持部を通過するバランス体の重心
    の作用線に対して左右対称に設けられ、それぞれが前記
    接触点を備える左右一対のバランス部材とを備え、前記
    左右一対のバランス部材の接触点の圧力が所定値となる
    ように前記バランス体と前記感圧シートを押圧する付勢
    部材をさらに備えることを特徴とする高さ検出表示装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003091028A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Canon Inc 補正手段の位置制御装置

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JP2003091028A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Canon Inc 補正手段の位置制御装置

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