JPH08182338A - インバータの過電流保護装置 - Google Patents

インバータの過電流保護装置

Info

Publication number
JPH08182338A
JPH08182338A JP6325154A JP32515494A JPH08182338A JP H08182338 A JPH08182338 A JP H08182338A JP 6325154 A JP6325154 A JP 6325154A JP 32515494 A JP32515494 A JP 32515494A JP H08182338 A JPH08182338 A JP H08182338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overcurrent
inverter
power transistor
circuit
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6325154A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Fukuzawa
一也 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6325154A priority Critical patent/JPH08182338A/ja
Publication of JPH08182338A publication Critical patent/JPH08182338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、過電流発生時に検出される過
電流信号が、制御回路を介さずに、直接インバータを構
成する下アーム用パワートランジスタのベース電流を遮
断し、前記下アーム用パワートランジスタを瞬時に停止
させることにより、インバータを過電流から確実に保護
することができる経済性,信頼性に優れたインバータの
過電流保護装置を提供することを目的とする。 【構成】 インバータの過電流保護装置において、イン
バータで過電流を検出した場合に過電流信号を送出する
過電流検出回路10と、過電流検出回路10で検出され
た過電流信号に応じてインバータを制御する制御回路1
3と、過電流検出回路10から送出される過電流信号に
よりコレクタ端子に接続されている下アーム用パワート
ランジスタ2のベース電流を遮断して下アーム用パワー
トランジスタ2を停止させるトランジスタ15と、を備
えている構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータにおいて過電
流破壊を防止するインバータの過電流保護装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パルス幅変調(以下PWMと略
す)によりモーター等の制御を行うインバータには、イ
ンバータを構成するパワートランジスタを過電流による
破壊から保護するための保護装置が設置されている。
【0003】以下に従来のインバータの過電流保護装置
について、図面を参照しながら説明する。図2は従来の
インバータの過電流保護装置の回路構成図である。1は
インバータを構成する上アーム用パワートランジスタ、
2は上アーム用パワートランジスタ1と同様な下アーム
用パワートランジスタ、3は上アーム用パワートランジ
スタ1のベース側に接続され上アーム用パワートランジ
スタ1を駆動させる上アーム用駆動回路、4は下アーム
用パワートランジスタ2のベース側に接続され下アーム
用パワートランジスタ2を駆動させる下アーム用駆動回
路、5は上アーム用駆動回路3に電圧を印加する上アー
ム用電源、6は下アーム用駆動回路4に電圧を印加する
下アーム用電源、7は上アーム用パワートランジスタ1
及び下アーム用パワートランジスタ2に対して直列に接
続されて上アーム用パワートランジスタ1及び下アーム
用パワートランジスタ2に生じる過電流を検出する抵
抗、8は過電流を検出する際に過電流発生の基準値とす
る基準電圧が印加されている基準電圧電源、9はオペア
ンプ等から構成され抵抗7で検出された電圧と基準電圧
電源8に印加されている基準電圧を比較する比較器、1
0は抵抗7,基準電圧電源8及び比較器9から構成され
る過電流検出回路、11は過電流検出回路10と後述の
制御回路13を絶縁する第1のフォトカプラ、12はフ
ォトカプラ11で光電変換されて後述の制御回路13側
に発生した過電流信号のノイズを除去するフィルタ、1
3は中央処理演算装置(以下CPUと略す),マイクロ
プロッセサユニット(以下MPUと略す),マイコン等
から構成されフィルタ12でノイズ除去された過電流信
号等を受け装置全体の制御を行う制御回路、14は制御
回路13と上アーム用駆動回路3及び下アーム用駆動回
路4を絶縁する第2のフォトカプラである。
【0004】以上のように構成された従来のインバータ
の過電流保護装置について、以下その動作を説明する。
まず、上アーム用パワートランジスタ1または下アーム
用パワートランジスタ2に過電流が流れた場合、過電流
検出用の抵抗7の両端に過電流による電圧が生じる。抵
抗7の両端に生じた電圧と予め基準電圧電源8に設定さ
れている基準電圧が比較器9で比較される。ここで、抵
抗7に生じた電圧が基準電圧より高い場合は過電流と判
断され、比較器9からハイレベルの過電流信号が出力さ
れる。過電流信号は第1のフォトカプラ11により絶縁
されている制御回路13側に光電変換される。制御回路
13側に発生した過電流信号はフィルタ12により不要
なノイズを除去され、制御回路13へ伝達される。過電
流信号を受け取った制御回路13は第2のフォトカプラ
14を介して上アーム用駆動回路3及び下アーム用駆動
回路4に送出されていた駆動信号を遮断する。駆動信号
を遮断された上アーム用駆動回路3及び下アーム用駆動
回路4は、上アーム用パワートランジスタ1及び下アー
ム用パワートランジスタ2をオフする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、フォトカプラによる過電流信号の伝達遅
れ、制御回路が駆動信号を遮断する際の伝達遅れ、ノイ
ズフィルタの時定数による遅れ、制御回路での処理時間
の遅れ等の原因により、過電流検出回路が過電流信号を
出力してからパワートランジスタが停止するまでに時間
がかかり、パワートランジスタを過電流破壊から充分に
保護することができず信頼性に欠けるという問題点を有
していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な構成で、過電流発生時に検出される過電流信
号が、制御回路を介さずに、直接インバータを構成する
下アーム用パワートランジスタのベース電流を遮断し、
前記下アーム用パワートランジスタを瞬時に停止させる
ことにより、インバータを過電流破壊から確実に保護す
ることができる経済性,信頼性に優れたインバータの過
電流保護装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインバータの過電流保護装置は、インバータ
に接続されてインバータを構成しているパワートランジ
スタの過電流破壊を防止するインバータの過電流保護装
置において、インバータに過電流が発生した場合に過電
流信号を送出する過電流検出回路と、過電流検出回路か
ら送出される過電流信号に応じてインバータを制御する
制御回路と、過電流検出回路から送出される過電流信号
によりパワートランジスタのベース電流を遮断してパワ
ートランジスタを停止させるトランジスタと、を備えて
いる構成を有している。
【0008】ここで、過電流検出回路としては、過電流
検出用の抵抗と、過電流発生の基準値とする基準電圧が
印加されている基準電圧電源と、抵抗で検出された電圧
と基準電圧電源に印加されている基準電圧を比較する比
較器と、から構成することができるが、過電流検出用の
抵抗の代わりにコイルを使用し、過電流発生時に流れる
電流による磁界の変化をホール素子を用いて検出し、検
出された電圧を比較器に印加することもできる。
【0009】
【作用】この構成によって、トランジスタが下アーム用
パワートランジスタを瞬時に停止させるので、フォトカ
プラによる過電流信号の伝達遅れ、制御回路が駆動信号
を遮断する際の伝達遅れ、ノイズフィルタの時定数によ
る遅れ、制御回路での処理時間の遅れ等の原因により発
生するインバータの過電流破壊を解消することができ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例におけるインバータの
過電流保護装置について、図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の一実施例におけるインバータの過電
流保護装置の回路構成図である。1は上アーム用パワー
トランジスタ、2は下アーム用パワートランジスタ、3
は上アーム用駆動回路、4は下アーム用駆動回路、5は
上アーム用電源、6は下アーム用電源、7は抵抗、8は
基準電圧電源、9は比較器、10は過電流検出回路、1
1は第1のフォトカプラ、12はフィルタ、13は制御
回路、14は第2のフォトカプラであり、従来例と同様
なものなので説明を省略する。15は過電流検出回路1
0にベース端子,下アーム用電源6にエミッタ端子,下
アーム用パワートランジスタ2のベース側にコレクタ端
子を接続されたトランジスタである。
【0011】以上のように構成された本発明の一実施例
におけるインバータの過電流保護装置について、以下そ
の動作を説明する。まず、上アーム用パワートランジス
タ1または下アーム用パワートランジスタ2に過電流が
流れた場合、過電流検出用の抵抗7の両端に過電流によ
る電圧が生じる。抵抗7の両端に生じた電圧と基準電圧
電源8に予め設定されている基準電圧は比較器9で比較
される。ここで、抵抗7に生じた電圧が基準電圧より高
い場合は過電流と判断され、比較器9からハイレベルの
過電流信号が出力される。過電流信号はトランジスタ1
5のベース端子に送出され、トランジスタ15のエミッ
タ端子からコレクタ端子に供給されている電流を遮断す
る。電流を遮断されたトランジスタ15は下アーム用パ
ワートランジスタ2のベース端子に供給される電流を遮
断し、下アーム用パワートランジスタ2を停止する。下
アーム用パワートランジスタ2がオフすると回路は途絶
え過電流は遮断される。また、同時に、過電流信号は第
1のフォトカプラ11により絶縁されている制御回路1
3側に光電変換される。制御回路13側に発生した過電
流信号はフィルタ12により不要なノイズを除去し、制
御回路13へ伝達される、過電流信号を受けた制御回路
13は第2のフォトカプラ14への駆動信号を遮断す
る。駆動信号を遮断された上アーム用駆動回路3及び下
アーム用駆動回路4は各々上アーム用パワートランジス
タ1及び下アーム用パワートランジスタ2をオフする。
【0012】尚、本実施例では過電流検出回路10を、
過電流検出用の抵抗7と、基準電圧電源8と、抵抗7で
検出された電圧と基準電圧電源8に印加されている基準
電圧を比較する比較器9と、から構成したが、過電流検
出用の抵抗7の代わりにコイルを使用し、過電流発生時
に流れる電流による磁界の変化をホール素子を用いて検
出し、検出された電圧を比較器9に印加することもでき
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、トランジスタが
過電流検出回路から送出される過電流信号によりコレク
タ端子に接続されているパワートランジスタのベース電
流を遮断して前記パワートランジスタを瞬時に停止させ
るので、フォトカプラによる過電流信号の伝達遅れ、制
御回路が駆動信号を遮断する際の伝達遅れ、ノイズフィ
ルタの時定数による遅れ、制御回路での処理時間の遅れ
等の原因により発生するインバータの過電流破壊を解消
することができ、簡単な構成で、各回路に生じた信号遅
れに関係なく、確実にインバータを過電流から保護する
ことのできる経済性,信頼性に優れたインバータの過電
流保護装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインバータの過電流
保護装置の回路構成図
【図2】従来のインバータの過電流保護装置の回路構成
【符号の説明】
1 上アーム用パワートランジスタ 2 下アーム用パワートランジスタ 3 上アーム用駆動回路 4 下アーム用駆動回路 5 上アーム用電源 6 下アーム用電源 7 抵抗 8 基準電圧電源 9 比較器 10 過電流検出回路 11 第1のフォトカプラ 12 フィルタ 13 制御回路 14 第2のフォトカプラ 15 トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータに接続されて前記インバータを
    構成しているパワートランジスタの過電流破壊を防止す
    るインバータの過電流保護装置において、前記インバー
    タに過電流が発生した場合に過電流信号を送出する過電
    流検出回路と、前記過電流検出回路から送出される過電
    流信号に応じてインバータを制御する制御回路と、前記
    過電流検出回路から送出される過電流信号により前記パ
    ワートランジスタのベース電流を遮断して前記パワート
    ランジスタを停止させるトランジスタと、を備えている
    ことを特徴とするインバータの過電流保護装置。
JP6325154A 1994-12-27 1994-12-27 インバータの過電流保護装置 Pending JPH08182338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325154A JPH08182338A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 インバータの過電流保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325154A JPH08182338A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 インバータの過電流保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08182338A true JPH08182338A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18173637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6325154A Pending JPH08182338A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 インバータの過電流保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08182338A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237055A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Sanyo Electric Co Ltd 集積回路
JP2006166676A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 保護装置および当該保護装置が組み込まれた電力制御装置
CN105119235A (zh) * 2015-09-29 2015-12-02 沈阳航天新光集团有限公司 电流保护装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237055A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Sanyo Electric Co Ltd 集積回路
JP2006166676A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 保護装置および当該保護装置が組み込まれた電力制御装置
CN105119235A (zh) * 2015-09-29 2015-12-02 沈阳航天新光集团有限公司 电流保护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2674355B2 (ja) パワー素子の過電流保護装置
EP1056205B1 (en) Semiconductor apparatus
JPH08316808A (ja) 半導体装置
JPH0340517A (ja) パワーデバイスの駆動・保護回路
JP2002076868A (ja) 半導体モジュール、保護回路、および電圧変換装置
EP0556379B1 (en) Motor controller
JP2003274672A (ja) 半導体スイッチング装置
JPH08182338A (ja) インバータの過電流保護装置
JPH05218836A (ja) 絶縁ゲート素子の駆動回路
JP3453718B2 (ja) 電流の遮断装置
JPH07231691A (ja) 送風ファンの駆動装置
JP3851576B2 (ja) 電力変換装置
JP2004260981A (ja) 電力変換装置及びこれを用いた電機システム
JP3918778B2 (ja) 保護回路
JP3475643B2 (ja) 降圧チョッパ回路による過電圧防止方法
JPH08111988A (ja) 電力変換装置
JP3806914B2 (ja) インバータ装置
JPH09121553A (ja) インバータ駆動装置
JP3589006B2 (ja) インバータ装置の出力地絡保護方法
JP2004236485A (ja) 電圧駆動素子の過電流検知回路
JPH1168535A (ja) 半導体装置
JPH0756582Y2 (ja) 過電流検出回路
JPH0770977B2 (ja) Igbtの過電流保護回路
JPH022387B2 (ja)
JPH0759258A (ja) 電力変換装置のゲート回路