JPH08180660A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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Publication number
JPH08180660A
JPH08180660A JP32194294A JP32194294A JPH08180660A JP H08180660 A JPH08180660 A JP H08180660A JP 32194294 A JP32194294 A JP 32194294A JP 32194294 A JP32194294 A JP 32194294A JP H08180660 A JPH08180660 A JP H08180660A
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JP
Japan
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signal
unit
marker
read
phase difference
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JP32194294A
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English (en)
Inventor
Tome Tomizaki
止 富崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のディスク面に夫々対応する複数のヘッド
部から得られる読取出力信号の切換えがなされるとき、
その切換え後において、読取出力信号に基づいて検出さ
れる同期マーカ信号に応じた適正な同期タイミング信号
を迅速に得る。 【構成】信号切換部30により選択的に取り出される読
取出力信号に基づいて検出される、複数の磁気ディスク
面15A〜15Dの各々から読み取られた同期マーカに
応じた同期タイミング信号を形成するとともに、信号切
換部30による磁気ヘッド部21A〜21Dのうちの一
つから得られる読取出力信号が取り出される状態から磁
気ヘッド部21A〜21Dのうちの他の一つから得られ
る読取出力信号が取り出される状態への切換えがなされ
たとき、予めメモリ部46に格納された磁気ディスク面
15A〜15D面についての相互回転位相差に応じて同
期タイミング信号の位相補正を行うタイミング信号形成
部43を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各々が多数の同心円状
の記録トラックが形成されて各記録トラックにおける基
準マーカの記録位置及び複数の同期マーカの記録位置の
夫々が所定の関係をもって配列配置されたものとされる
複数のディスク面に対して、それらに夫々対応する複数
のヘッド部によりデータの書込みもしくは読取りを行う
ディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小型なコンピュータの外部メモリ
手段等として、多数の同心円状の記録トラックが形成さ
れる磁気ディスク面を備えたものとされる磁気ディスク
装置が広く用いられている。このような磁気ディスク装
置にあっては、複数の磁気ディスクが共通中心軸をもっ
て平行に配されて、データの記録及び再生に供される複
数の磁気ディスク面が備えられ、それらの夫々が共通中
心軸を中心とした同心円状とされる多数の記録トラック
が形成されるものとされる。
【0003】磁気ディスク装置に備えられる各磁気ディ
スク面にあっては、多数の同心円状の記録トラックに、
例えば、各記録トラックにつき1個とされる基準マーカ
の記録位置が設けられるとともに、例えば、各記録トラ
ックにつき複数個とされる同期マーカの記録位置が設け
られ、各記録トラックにおける2個の同期マーカの記録
位置間に、アドレスデータ,情報データ等が記録され
る。そして、各磁気ディスク面において、各記録トラッ
クに設けられる基準マーカの記録位置及び複数の同期マ
ーカの記録位置の夫々は、多数の記録トラックにおいて
相互対応するものが、その磁気ディスク面の半径方向に
沿って配列されたものとされる。
【0004】各磁気ディスク面における記録トラックへ
のデータの記録、及び、各磁気ディスク面における記録
トラックからの基準マーカ,同期マーカ及びデータの再
生は、複数の磁気ディスク面に夫々対応するものとされ
る複数の磁気ヘッド部が配されてなされる。その際に
は、複数の磁気ディスク面が、共通中心軸を回転中心と
して一体的に回転駆動されるもとで、各磁気ヘッド部が
対応する磁気ディスク面における記録トラックを走査す
るものとされ、磁気ヘッド部による記録トラックへの、
記録されるべきデータの書込みが行われてデータの記録
がなされ、また、磁気ヘッド部による記録トラックから
の基準マーカ,同期マーカ及びデータの読出しが行われ
て基準マーカ,同期マーカ及びデータの再生がなされ
る。
【0005】複数の磁気ヘッド部の各々は、複数の磁気
ディスク面の回転時に、対応する磁気ディスク面に対し
て、それにおける多数の同心円状の記録トラックの夫々
を選択的に走査する状態をとるべく、多数の同心円状の
記録トラックを横切る方向に移動するものとされる。そ
のため、磁気ディスク装置においては、複数の磁気ディ
スク面を一体的に回転駆動するディスク回転駆動部と、
複数の磁気ヘッド部の各々を対応する磁気ディスク面に
おける多数の同心円状の記録トラックを横切る方向に移
動させるヘッド駆動機構とが備えられる。
【0006】複数の磁気ヘッド部の夫々により対応する
磁気ディスク面における記録トラックへのデータの書込
みが行われるにあたっては、記録されるべきデータに基
づく記録信号入力が、信号選択部により選択された磁気
ヘッド部に供給される。また、複数の磁気ヘッド部の夫
々により対応する磁気ディスク面における記録トラック
からの基準マーカ,同期マーカ及びデータの読出しが行
われるにあたっては、各磁気ヘッド部から得られる、読
み取られた基準マーカ,同期マーカ及びデータを夫々あ
らわす基準マーカ信号,同期マーカ信号及びデータ信号
を含む読取出力信号が、信号選択部により選択されて取
り出される。そして、各磁気ヘッド部に信号選択部を通
じて記録信号入力が供給される際、あるいは、各磁気ヘ
ッド部からの読取出力信号が信号選択部を通じて取り出
される際には、データの書込みあるいはデータの読出し
が行われる磁気ディスク面における記録トラックから読
み出された同期マーカをあらわす同期マーカ信号に応じ
た同期タイミング信号が形成され、その同期タイミング
信号に基づいてヘッド駆動機構に対する動作制御が行わ
れる。それにより、各磁気ヘッド部が、それに対応する
磁気ディスク面に対して適正な位置をとる状態に維持さ
れる。
【0007】このようにして磁気ディスク装置に備えら
れて一体的に回転駆動される複数の磁気ディスク面は、
例えば、ディスク回転駆動部により回転駆動される共通
の回転軸部材に、その回転軸部材が各磁気ディスク面の
中心部を貫通する状態とされ、所定の間隔をおいて相互
に平行となるようにして取り付けられる。一方、複数の
磁気ヘッド部は、各々が対応する磁気ディスク面に対向
するものとされて配される。
【0008】そして、共通の回転軸部材に取り付けられ
る複数の磁気ディスク面は、通常、ディスク回転駆動部
により一体的に回転駆動されるにあたり、それらのうち
の二個の間に相互回転位相差を有するものとされる。即
ち、共通の回転軸部材への取付けがなされた複数の磁気
ディスク面が、各々における多数の同心円状の記録トラ
ックの夫々に設けられる基準マーカの記録位置の半径方
向に伸びる配列が、共通の回転軸部材の位置を頂点とし
ての相互間角度が零とされない位置に配されるものとな
されるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、各々が
多数の同心円状の記録トラックが形成されるものとさ
れ、共通の回転軸部材に取り付けられて一体的に回転駆
動される複数の磁気ディスク面が、それらのうちの二個
の間に相互回転位相差を有するものとされる場合、複数
の磁気ヘッド部のうちの一つから、それにより対応する
磁気ディスク面における記録トラックから読み取られた
基準マーカ,同期マーカ及びデータを夫々あらわす基準
マーカ信号,同期マーカ信号及びデータ信号を含む読取
出力信号が、信号選択部により選択されて取り出されて
いる状態にあっては、ヘッド駆動機構に対して、その時
選択されて取り出されている読取出力信号に基づいて検
出される同期マーカ信号に応じて得られる同期タイミン
グ信号に基づく動作制御が行われて、複数の磁気ヘッド
部のうちの一つが対応する磁気ディスク面における記録
トラックを適正に走査する状態におかれる。しかしなが
ら、複数の磁気ヘッド部のうちの一つから得られる読取
出力信号が信号選択部により選択されて取り出される状
態から、複数の磁気ヘッド部のうちの他の一つから、そ
れにより対応する磁気ディスク面における記録トラック
から読み取られた基準マーカ,同期マーカ及びデータを
夫々あらわす基準マーカ信号,同期マーカ信号及びデー
タ信号を含む読取出力信号が、信号選択部により選択さ
れて取り出される状態に切り換えられる、読取信号切換
えが行われると、その読取信号切換えの直後において、
複数の磁気ヘッド部に対する動作制御に供される同期タ
イミング信号の乱れが生じる虞がある。
【0010】即ち、読取信号切換えが行われるときに
は、読取信号切換え前後において、夫々、異なった磁気
ディスク面における記録トラックから読み取られた同期
マーカをあらわす同期マーカ信号に基づいて同期タイミ
ング信号が形成されることになるが、読取信号切換え前
においてそれに形成された記録トラックから基準マーカ
及び同期マーカが読み取られる磁気ディスク面と、読取
信号切換え後においてそれに形成された記録トラックか
ら基準マーカ及び同期マーカが読み取られる磁気ディス
ク面とは、相互回転位相差を有しており、それに基づい
て、読取信号切換え前に得られる同期マーカ信号と読取
信号切換え後に得られる同期マーカ信号とは相互位相差
を有することになる。換言すれば、信号選択部により取
り出される読取出力信号に基づいて検出される同期マー
カ信号が、読取信号切換え時において急激な位相変動を
生じるものとされるのである。
【0011】それゆえ、信号選択部により取り出される
読取出力信号に基づいて検出される同期マーカ信号に応
じて形成される同期タイミング信号が、その同期マーカ
信号において読取信号切換え時に発生する急激な位相変
動に起因する乱れを生じることになるのである。そし
て、このような同期タイミング信号の乱れにより、複数
の磁気ヘッド部に対する動作制御が適正に行われなくな
る事態がまねかれてしまう。
【0012】上述の同期タイミング信号の乱れは、例え
ば、読取信号切換え後に信号選択部により取り出される
読取出力信号に基づいて基準マーカ信号が検出され、そ
の検出された基準マーカ信号によって同期タイミング信
号の修正が図られることにより収拾される。しかしなが
ら、読取信号切換え後、信号選択部により取り出される
読取出力信号に基づいて検出される基準マーカ信号によ
り同期タイミング信号の修正がなされる状態となるまで
には、磁気ディスクの回転を待たなければならず、最悪
の場合、磁気ディスクが略1回転する時間が要されるこ
とになり、読取信号切換え後において適正な同期タイミ
ング信号を迅速に得ることが困難とされてしまう。
【0013】斯かる点に鑑み、本発明は、各々が多数の
同心円状の記録トラックが形成されて、各記録トラック
に基準マーカの記録位置及び複数の同期マーカの記録位
置が設けられるものとされ、共通の回転軸部材に取り付
けられて一体的に回転駆動される複数のディスク面が、
それらのうちの二個の間に相互回転位相差を有するもの
とされるもとで、各ディスク面における記録トラックへ
のデータの記録、あるいは、各ディスク面における記録
トラックからの基準マーカ,同期マーカ及びデータの再
生が行われるにあたり、複数のディスク面に夫々対応し
て配される複数のヘッド部の各々から得られる、対応す
るディスク面から読み取られた基準マーカ信号及び同期
マーカ信号を夫々あらわす基準マーカ信号及び同期マー
カ信号を含む読取出力信号についての信号切換部による
選択切換えがなされるとき、その選択切換え後におい
て、信号切換部により取り出される読取出力信号に基づ
いて検出される同期マーカ信号に応じた適正な同期タイ
ミング信号を、迅速かつ的確に得ることができることに
なるディスク記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るディスク記録再生装置は、複数の同心
円状記録トラックの各々における基準マーカの記録位置
及び複数の同期マーカの記録位置の夫々が、複数の同心
円状記録トラックの相互間において所定の関係をもって
配列されたものとされるディスク面の複数個を、複数の
同心円状記録トラックの中心を回転中心として一体的に
回転させるディスク回転駆動部と、複数のディスク面に
夫々対応するものとして配され、複数のディスク面が回
転状態にあるとき、各々が対応するディスク面における
各同心円状記録トラックから基準マーカ及び複数の同期
マーカを読み取るものとされる複数のヘッド部と、複数
のヘッド部の各々から得られる読取出力信号を選択的に
取り出す信号切換部と、信号切換部により選択的に取り
出される読取出力信号に基づいて検出される、複数のデ
ィスク面の各々から読み取られた同期マーカをあらわす
同期マーカ信号に応じた同期タイミング信号を形成する
タイミング信号形成部と、タイミング信号形成部から得
られる同期タイミング信号に基づいて、複数のヘッド部
の複数のディスク面に対する位置制御を行うヘッド制御
部とに加えて、信号切換部により選択的に取り出される
読取出力信号に基づいて、複数のディスク面の各々から
読み取られた基準マーカをあらわす基準マーカ信号を検
出し、検出された基準マーカ信号に基づいて、複数のデ
ィスク面のうちの二個についての相互回転位相差を検出
するディスク間回転位相差検出部と、ディスク間回転位
相差検出部により検出された相互回転位相差の記憶に供
されるメモリ部と、メモリ部に、検出された相互回転位
相差が書き込まれる状態をとらせるとともに、信号切換
部により、複数のヘッド部のうちの一つから得られる読
取出力信号が選択されて取り出される状態から複数のヘ
ッド部のうちの他の一つから得られる読取出力信号が選
択されて取り出される状態への切換えとされる読取信号
切換えがなされたとき、複数のヘッド部のうちの一つに
対応するディスク面及び複数のヘッド部のうちの他の一
つに対応するディスク面ついての相互回転位相差が読み
出される状態をとらせるメモリ制御部とを備え、タイミ
ング信号形成部が、信号切換部による読取信号切換えが
なされたとき、メモリ部から読み出された相互回転位相
差に応じて同期タイミング信号の位相補正を行うものと
されて、構成される。
【0015】
【作用】このように構成される本発明に係るディスク記
録再生装置にあっては、例えば、複数のディスク面の夫
々における記録トラックへのデータの記録、あるいは、
複数のディスク面の夫々における記録トラックからの基
準マーカ,同期マーカ及びデータの再生が行われるに先
立って、複数のヘッド部の各々により対応するディスク
面における記録トラックからの基準マーカ及び同期マー
カの読取りが行われるもとで、信号切換部による読取信
号切換えが順次行われる状態がとられ、その際、ディス
ク間回転位相差検出部による、信号切換部により選択的
に取り出される読取出力信号に基づいて検出された基準
マーカ信号に基づいて、複数のディスク面のうちの二個
についての相互回転位相差を検出する動作、及び、メモ
リ制御部による、メモリ部に、ディスク間回転位相差検
出部によって検出された相互回転位相差が書き込まれる
状態をとらせる動作が行われる。それにより、複数のデ
ィスク面のうちの二個から成るディスク面の組の夫々に
ついて、相互回転位相差が予め検出され、それらが記憶
されることになる。
【0016】そして、その後、複数のディスク面の夫々
における記録トラックへのデータの記録、あるいは、複
数のディスク面の夫々における記録トラックからの基準
マーカ,同期マーカ及びデータの再生が行われるに際し
ては、信号切換部による読取信号切換えが行われる毎
に、メモリ制御部による、メモリ部に、その読取信号切
換え前に基準マーカ及び同期マーカの読取りが行われて
いたディスク面とその読取信号切換え後に基準マーカ及
び同期マーカの読取りが行われることになったディスク
面とについての相互回転位相差が読み出される状態をと
らせる動作が行われる。そして、信号切換部による読取
信号切換え後において、信号切換部により取り出される
読取出力信号に基づいて検出される同期マーカ信号に応
じた同期タイミング信号を形成するものとされるタイミ
ング信号形成部が、メモリ部から読み出された相互回転
位相差に応じて同期タイミング信号の位相補正を行うも
のとされる。
【0017】それにより、信号切換部による読取信号切
換えが行われるとき、信号切換部により取り出される読
取出力信号に基づいて検出される同期マーカ信号が、読
取信号切換えの前後におけるディスク面についての相互
回転位相差に起因して、読取信号切換え時に位相変動を
生じるものとされるにもかかわらず、タイミング信号形
成部から得られる同期タイミング信号は、メモリ部から
読み出された相互回転位相差に応じた位相補正が行われ
ることによって、直ちに適正なものとされることにな
る。即ち、信号切換部による読取出力信号についての選
択切換えがなされるとき、その選択切換え後において、
タイミング信号形成部から、信号切換部により取り出さ
れる読取出力信号に基づいて検出される同期マーカ信号
に応じた適正な同期タイミング信号が、迅速かつ的確に
得られることになるのである。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係るディスク記録再生装置
の一例を示す。この例は、複数のディスク面を各々が磁
気ディスク面により形成されたものとして備えており、
さらに、複数の磁気ディスク面に夫々対応する複数の磁
気ヘッド部を備えたものとされている。
【0019】図1に示される例においては、4個の磁気
ディスク11A,11B,11C及び11Dが、共通の
回転軸部材12に、その回転軸部材12が磁気ディスク
11A〜11Dの夫々の中央部を貫通する状態とされ、
所定の間隔をおいて相互に平行となるようにして取り付
けられている。回転軸部材12は、ディスク回転駆動部
13によって、所定の回転速度をもって回転せしめら
れ、それにより、磁気ディスク11A〜11Dが一体的
に回転駆動される。
【0020】磁気ディスク11A〜11Dは、夫々の上
面が、データの記録及び再生に供される磁気ディスク面
15A,15B,15C及び15Dを形成するものとさ
れている。そして、磁気ディスク面15A,15B,1
5C及び15Dの各々は、それらを代表するものとして
磁気ディスク面15Aの例が図2に示される如くに、複
数の同心円状の記録トラック16が、回転軸部材12が
貫通する中央孔17の周囲に広がる中央部分18を包囲
する状態をもって形成されるものとされる。
【0021】複数の同心円状の記録トラック16の夫々
には、1個の基準マーカ記録位置19と複数(図2に示
される例にあっては12個)の同期マーカ記録位置20
が設けられており、基準マーカ記録位置19には、基準
マーカが、所定の基準マーカ信号の形態をもって書き込
まれることにより記録されており、また、複数の同期マ
ーカ記録位置20の夫々には、同期マーカが、所定の同
期マーカ信号の形態をもって書き込まれることにより記
録されている。複数の記録トラック16の全体を見る
と、基準マーカ記録位置19が磁気ディスク面15A〜
15Dの各々の半径方向に沿って伸びる配列を形成し、
また、複数の同期マーカ記録位置20も、複数の記録ト
ラック16の相互間において対応するものが、磁気ディ
スク面15A〜15Dの各々の半径方向に沿って伸びる
配列を形成するものとなされている。
【0022】このようにして、4個の磁気ディスク11
A〜11Dにより夫々形成される磁気ディスク面15A
〜15Dに対して4つの磁気ヘッド部21A,21B,
21C及び21Dが、磁気ヘッド部21Aが磁気ディス
ク面15Aに対応するものとされ、磁気ヘッド部21B
が磁気ディスク面15Bに対応するものとされ、磁気ヘ
ッド部21Cが磁気ディスク面15Cに対応するものと
され、さらに、磁気ヘッド部21Dが磁気ディスク面1
5Dに対応するものとされて、配されている。これら磁
気ヘッド部21A〜21Dは、ヘッド支持アーム部材2
2A,22B,22C及び22Dにより支持されて、夫
々、磁気ディスク面15A〜15Dに対向するものとさ
れており、磁気ヘッド部21A〜21Dを夫々支持した
ヘッド支持アーム部材22A〜22Dは、ヘッド駆動機
構23から伸びるものとされている。
【0023】4個の磁気ディスク11A〜11Dが共通
の回転軸部材12に取り付けられ、4個の磁気ディスク
11A〜11Dが夫々形成する磁気ディスク面15A〜
15Dに対して4つの磁気ヘッド部21A〜21Dが配
された状態は、例えば、図3に示される如くとされる。
そして、図3に示される如くの状態のもとで、ディスク
回転駆動部13により回転軸部材12が回転せしめられ
ることにより、磁気ディスク面15A〜15Dが、各々
における複数の同心円状の記録トラック16の中心を回
転中心として一体的に回転駆動されることになる。
【0024】それに対して、磁気ヘッド部21A〜21
Dの夫々は、磁気ディスク面15A〜15Dが一体的に
回転駆動されているもとで、各々が対応する磁気ディス
ク面15A,15B,15Cもしくは15Dにおける記
録トラック16を走査すべく、ヘッド駆動機構23によ
る位置制御がなされるものとされる。ヘッド駆動機構2
3による磁気ヘッド部21A〜21Dの位置制御は、ヘ
ッド駆動機構23が、軸部材24を回動中心とする比較
的小なる回動角範囲内での回動を行って、磁気ヘッド部
21A〜21Dを夫々支持したヘッド支持アーム部材2
2A〜22Dを一体的に移動させることにより行われ、
それによって、磁気ヘッド部21A〜21Dが、夫々、
磁気ディスク面15A〜15Dにおける複数の同心円状
の記録トラック16を横切る方向に移動せしめられる。
【0025】回転軸部材12に取り付けられた磁気ディ
スク11A〜11Dが夫々形成する磁気ディスク面15
A〜15Dは、例えば、図3に示される如くに、それら
のうちの二個から成る組、即ち、磁気ディスク面15A
と磁気ディスク面15Bとの組,磁気ディスク面15B
と磁気ディスク面15Cとの組,磁気ディスク面15C
と磁気ディスク面15Dとの組,磁気ディスク面15A
と磁気ディスク面15Cとの組,磁気ディスク面15B
と磁気ディスク面15Dとの組、及び、磁気ディスク面
15Aと磁気ディスク面15Dとの組の夫々について、
それを形成する二個の磁気ディスク面の各々における基
準マーカ記録位置19の半径方向に沿って伸びる配列
(19’)が、回転軸部材12の位置を頂点としての相
互間角度が零とされない位置に配されることになるもの
とされる。即ち、磁気ディスク面15A〜15Dのうち
の二個から成る組の夫々を構成する二個の磁気ディスク
面は、それらの間に相互回転位相差を有するものとされ
るのである。
【0026】なお、磁気ディスク11A〜11Dは、回
転軸部材12への取付けが一旦なされると、回転軸部材
12からの離脱,交換等が行われることなく使用される
ものとされる。従って、回転軸部材12に取り付けられ
た磁気ディスク面15A〜15Dのうちの二個から成る
組の夫々を構成する二個の磁気ディスク面間における相
互回転位相差は、一旦設定された後においては再設定が
なされるまで不変のものとされる。
【0027】磁気ヘッド部21A〜21Dは、信号切換
部30に接続されている。信号切換部30には、入力端
子31から供給される記録用の情報データDRに情報デ
ータ記録処理部32による記録用の処理が施されて形成
される、情報データDRに基づいたデータ記録信号SR
が、記録増幅部33を通じて供給される。データ記録信
号SRは、情報データDRをあらわすとともにアドレス
データを含むものとされる。
【0028】データ記録信号SRが供給される信号切換
部30は、磁気ヘッド部21A〜21Dのいずれかを選
択し、選択された磁気ヘッド部21A,21B,21C
もしくは21Dに、データ記録信号SRを供給する。そ
れにより、信号切換部30により選択された磁気ヘッド
部21A,21B,21Cもしくは21Dによって、そ
れに対応する磁気ディスク面15A,15B,15Cも
しくは15Dにおける記録トラック16に対するデータ
記録信号SRの書込みがなされ、その結果、磁気ディス
ク面15A,15B,15Cもしくは15Dにおける記
録トラック16に、情報データDRが、データ記録信号
SRの形態をもって書き込まれることにより記録される
ことになる。
【0029】また、磁気ヘッド部21A〜21Dの夫々
は、対応する磁気ディスク面15A,15B,15Cも
しくは15Dにおける記録トラック16から、それに書
き込まれた基準マーカ及び同期マーカ、さらには、情報
データDRについての読取りを行い、読み取られた基準
マーカをあらわす基準マーカ信号及び読み取られた同期
マーカをあらわす同期マーカ信号、もしくは、読み取ら
れた基準マーカをあらわす基準マーカ信号及び読み取ら
れた同期マーカをあらわす同期マーカ信号、及び、読み
取られた情報データをあらわすデータ再生信号を含む読
取出力信号SA,SB,SCもしくはSDを発生する。
そして、磁気ヘッド部21A〜21Dから夫々得られる
読取出力信号SA,SB,SC及びSDは、信号切換部
30に供給される。
【0030】磁気ヘッド部21A〜21Dから夫々得ら
れる読取出力信号SA,SB,SC及びSDが供給され
る信号切換部30は、読取出力信号SA,SB,SC及
びSDのいずれかを選択的に取り出し、選択された読取
出力信号SSとして送出する。信号切換部30から送出
される選択された読取出力信号SSは、再生増幅部34
を通じて、情報データ再生処理部35,同期マーカ再生
部36,基準マーカ再生部37及びアドレスデータ再生
部38の夫々に供給される。
【0031】情報データ再生処理部35においては、読
取出力信号SSに含まれるデータ再生信号が検出される
とともに、検出されたデータ再生信号に各種の再生処理
が施されて、再生情報データDSが得られる。そして、
情報データ再生処理部35から得られる再生情報データ
DSは、出力端子39に導出される。
【0032】同期マーカ再生部36においては、信号切
換部30から得られる読取出力信号SSに含まれる同期
マーカ信号SSYが検出されて取り出される。同期マー
カ再生部36により取り出された同期マーカ信号SSY
は、同期マーカカウンタ部40及びフェイズ・ロックド
・ループ(PLL)回路部41に供給される。また、基
準マーカ再生部37においては、信号切換部30から得
られる読取出力信号SSに含まれる基準マーカ信号SM
Iが検出されて取り出される。基準マーカ再生部37に
より取り出された基準マーカ信号SMIは、同期マーカ
カウンタ部40,メモリ制御部42及びタイミング信号
形成部43に供給される。
【0033】アドレスデータ再生部38においては、読
取出力信号SSに含まれるデータ再生信号が検出される
とともに、検出されたデータ再生信号に含まれるアドレ
スデータDADが取り出される。そして、アドレスデー
タ再生部38から得られるアドレスデータDADは、ヘ
ッド制御信号形成部44に供給される。
【0034】同期マーカカウンタ部40においては、同
期マーカ再生部36からの同期マーカ信号SSYが入力
端に供給されるとともに、基準マーカ再生部37からの
基準マーカ信号SMI及び後述される制御ユニット50
からの制御信号CSが夫々制御端に供給されて、基準マ
ーカ信号SMI及び制御信号CSに応じた制御に従っ
て、同期マーカ信号SSYに関するカウントが行われる
とともに、カウント結果をあらわすカウント出力信号C
Cの出力端からの送出が行われる。このようにして、同
期マーカカウンタ部40から得られるカウント出力信号
CCは、同期マーカカウンタ部40における同期マーカ
信号SSYに関するカウントが、信号切換部30により
なされる、読取出力信号SA,SB,SC及びSDのう
ちの一個が取り出されて選択された読取出力信号SSと
される状態から、読取出力信号SA,SB,SC及びS
Dのうちの他の一個が取り出されて選択された読取出力
信号SSとされる状態への切換えとされる、読取信号切
換えの前後に亙って行われるとき、読取信号切換え前に
おいて同期マーカ及び基準マーカの読取りが行われてい
た磁気ディスク面15A〜15Dのうちの一個と、読取
信号切換え後において同期マーカ及び基準マーカの読取
りが行われる磁気ディスク面15A〜15Dのうちの他
の一個との間における相互回転位相差に応じたものとさ
れる。
【0035】同期マーカカウンタ部40から得られるカ
ウント出力信号CCは、位相差データ形成部45に供給
され、位相差データ形成部45においては、カウント出
力信号CCに基づき、磁気ディスク面15A〜15Dの
うちの一個と他の一個との間における相互回転位相差を
あらわす回転位相差データDPが形成される。そして、
位相差データ形成部45から得られる回転位相差データ
DPは、メモリ制御部42により制御されるメモリ部4
6に供給される。
【0036】メモリ制御部42は、基準マーカ再生部3
7からの基準マーカ信号SMIに加えて、後述される制
御ユニット50からの制御信号CMが供給されるものと
され、基準マーカ再生部37からの基準マーカ信号SM
Iに応じてメモリ部46に書込み動作を行わせる書込制
御信号CWをメモリ部46に供給し、また、制御ユニッ
ト50からの制御信号CMに応じてメモリ部46に読出
し動作を行わせる読出制御信号CRをメモリ部46に供
給する。そして、メモリ部46においては、位相差デー
タ形成部45から得られる回転位相差データDPが、メ
モリ制御部42からの書込制御信号CWに応じて書き込
まれる動作、及び、書き込まれた回転位相差データDP
が、メモリ制御部42からの読出制御信号CRに応じて
読み出される動作が行われる。メモリ部46から読み出
された回転位相差データDPは、タイミング信号形成部
43に供給される。
【0037】PLL回路部41においては、同期マーカ
再生部36からの同期マーカ信号SSYに同期した所定
の周波数を有する同期クロック信号SCLが形成され、
その同期クロック信号SCLがタイミング信号形成部4
3に供給されるものとされる。
【0038】タイミング信号形成部43においては、P
LL回路部41からの同期クロック信号SCL、さらに
は、基準マーカ再生部37からの基準マーカ信号SMI
に応じたものとされる同期タイミング信号STSが形成
されるとともに、同期タイミング信号STSについて
の、メモリ部46から読み出された回転位相差データD
Pに応じた位相補正が行われる。このようにしてタイミ
ング信号形成部43から得られる同期タイミング信号S
TSは、ヘッド制御信号形成部44に供給される。
【0039】ヘッド制御信号形成部44においては、タ
イミング信号形成部43からの同期タイミング信号ST
S及びアドレスデータ再生部38からのアドレスデータ
DADに基づいてヘッド制御信号CHが形成される。そ
して、ヘッド制御信号形成部44において形成されたヘ
ッド制御信号CHは、ヘッド駆動機構23に供給され、
ヘッド駆動機構23は、ヘッド制御信号CHに応じて作
動して、磁気ヘッド部21A〜21Dについてのそれら
が夫々対応する磁気ディスク面15A〜15Dに対する
位置制御を行う。
【0040】さらに、図1に示される例においては、制
御ユニット50が設けられている。制御ユニット50
は、外部からの各種の制御指令信号SXが供給され、そ
れらに応じて、制御信号CO及びCSを信号切換部30
に供給して信号切換部30に対する動作制御を行い、ま
た、制御信号CS及び制御信号CMを同期マーカカウン
タ部40及びメモリ制御部42に夫々供給して、同期マ
ーカカウンタ部40及びメモリ制御部42に対する前述
の如くの動作制御を行い、さらに、詳細説明は省略され
るが、ディスク回転駆動部13,ヘッド駆動機構23及
びその他の部分に対する動作制御も行う。
【0041】斯かるもとで、図1に示される例にあって
は、磁気ディスク面15A〜15Dの夫々に対する情報
データDRの記録が行われる記録動作状態、及び、磁気
ディスク面15A〜15Dの夫々からの再生情報データ
DSが得られる再生動作状態がとられるに先立って、磁
気ディスク面15A〜15Dのうちの二個から成る組の
夫々を構成する二個の磁気ディスク面間についての相互
回転位相差を検出して記憶する回転位相差検出記憶動作
状態がとられる。
【0042】回転位相差検出記憶動作状態がとられると
きには、ディスク回転駆動部13により回転軸部材12
が回転せしめられて、磁気ディスク面15A〜15Dが
一体的に回転駆動され、磁気ヘッド部21Aによって磁
気ディスク面15Aにおける記録トラック16から基準
マーカ及び同期マーカが読み取られ、磁気ヘッド部21
Bによって磁気ディスク面15Bにおける記録トラック
16から基準マーカ及び同期マーカが読み取られ、磁気
ヘッド部21Cによって磁気ディスク面15Cにおける
記録トラック16から基準マーカ及び同期マーカが読み
取られ、さらに、磁気ヘッド部21Dによって磁気ディ
スク面15Dにおける記録トラック16から基準マーカ
及び同期マーカが読み取られる状態とされる。そして、
斯かる状態のもとにおいて、制御ユニット50から制御
信号COが信号切換部30に供給され、信号切換部30
が、磁気ヘッド部21A〜21Dから夫々得られる、磁
気ディスク面15A〜15Dの夫々における記録トラッ
ク16から読み取られた基準マーカ及び同期マーカをあ
らわす基準マーカ信号及び同期マーカ信号を含む読取出
力信号SA,SB,SC及びSDを選択的に取り出す状
態とされる。
【0043】さらに、制御ユニット50から制御信号C
Sが信号切換部30に供給され、信号切換部30が、先
ず、磁気ヘッド部21Aから得られる読取出力信号SA
を選択された読取出力信号SSとして取り出す状態をと
り、その後、磁気ヘッド部21Bから得られる読取出力
信号SBを選択された読取出力信号SSとして取り出す
状態に切り換えられる読取信号切換えを行うものとされ
る。
【0044】斯かる際、信号切換部30が磁気ヘッド部
21Aから得られる読取出力信号SAを選択された読取
出力信号SSとして取り出す状態とされているとき、同
期マーカカウンタ部40において、同期マーカ再生部3
6から得られる読取出力信号SA中のものとされる同期
マーカ信号SSYに関するカウントが、基準マーカ再生
部37から得られる読取出力信号SA中のものとされる
基準マーカ信号SMIが供給されると、その直後にカウ
ント結果がリセットされて新たなカウントが開始される
状態のもとで行われる。
【0045】続いて、制御ユニット50からの制御信号
CSに応じて、信号切換部30による読取信号切換えが
行われると、同期マーカカウンタ部40においては、読
取信号切換え前における同期マーカ再生部36から得ら
れる読取出力信号SA中のものとされる同期マーカ信号
SSYに関するカウントに引き続いて、同期マーカ再生
部36から得られる読取出力信号SB中のものとされる
同期マーカ信号SSYに関するカウントが行われる。そ
して、読取信号切換え後、基準マーカ再生部37から読
取出力信号SB中のものとされる基準マーカ信号SMI
が最初に得られるとき、同期マーカカウンタ部40にお
いては、その最初に得られた読取出力信号SB中のもの
とされる基準マーカ信号SMIが供給されるときのカウ
ント結果をあらわすカウント出力信号CCが、位相差デ
ータ形成部45へと送出される。その際、同期マーカカ
ウンタ部40にあっては、読取信号切換え後であること
が、それに供給される制御ユニット50からの制御信号
CSによって検知される。
【0046】それにより、位相差データ形成部45にお
いて、同期マーカカウンタ部40から供給されるカウン
ト出力信号CCに基づいて、磁気ヘッド部21Aに対応
する磁気ディスク面15Aと磁気ヘッド部21Bに対応
する磁気ディスク面15Bとの間の相互回転位相差をあ
らわす回転位相差データDPが形成されて、それがメモ
リ部46に供給される。
【0047】このとき、メモリ制御部42には、読取信
号切換え後において基準マーカ再生部37から最初に得
られた読取出力信号SB中のものとされる基準マーカ信
号SMIが供給されており、その基準マーカ信号SMI
に応じた書込制御信号CWがメモリ制御部42からメモ
リ部46に供給される。その結果、メモリ部46におい
て、位相差データ形成部45から供給される、磁気ヘッ
ド部21Aに対応する磁気ディスク面15Aと磁気ヘッ
ド部21Bに対応する磁気ディスク面15Bとの間の相
互回転位相差をあらわす回転位相差データDPが、書込
制御信号CWに応じて書き込まれて記憶される。
【0048】次に、制御ユニット50から信号切換部3
0に供給される制御信号CSが変化せしめられ、信号切
換部30が、先ず、磁気ヘッド部21Bから得られる読
取出力信号SBを選択された読取出力信号SSとして取
り出す状態をとり、その後、磁気ヘッド部21Cから得
られる読取出力信号SCを選択された読取出力信号SS
として取り出す状態に切り換えられる読取信号切換えを
行うものとされる。
【0049】斯かる際にも、上述された、信号切換部3
0が、先ず、磁気ヘッド部21Aから得られる読取出力
信号SAを選択された読取出力信号SSとして取り出す
状態をとり、その後、磁気ヘッド部21Bから得られる
読取出力信号SBを選択された読取出力信号SSとして
取り出す状態に切り換えられる読取信号切換えを行うも
のとされる場合と同様な動作が行われ、位相差データ形
成部45において磁気ヘッド部21Bに対応する磁気デ
ィスク面15Bと磁気ヘッド部21Cに対応する磁気デ
ィスク面15Cとの間の相互回転位相差をあらわす回転
位相差データDPが形成され、その回転位相差データD
Pがメモリ部46に書き込まれて記憶される。
【0050】さらに、続いて、制御ユニット50からの
制御信号CSに従い、信号切換部30が、先ず、磁気ヘ
ッド部21Cから得られる読取出力信号SCを選択され
た読取出力信号SSとして取り出す状態をとり、その
後、磁気ヘッド部21Dから得られる読取出力信号SD
を選択された読取出力信号SSとして取り出す状態に切
り換えられる読取信号切換えを行うものとされる動作;
信号切換部30が、先ず、磁気ヘッド部21Aから得
られる読取出力信号SAを選択された読取出力信号SS
として取り出す状態をとり、その後、磁気ヘッド部21
Cから得られる読取出力信号SCを選択された読取出力
信号SSとして取り出す状態に切り換えられる読取信号
切換えを行うものとされる動作; 信号切換部30が、
先ず、磁気ヘッド部21Bから得られる読取出力信号S
Bを選択された読取出力信号SSとして取り出す状態を
とり、その後、磁気ヘッド部21Dから得られる読取出
力信号SDを選択された読取出力信号SSとして取り出
す状態に切り換えられる読取信号切換えを行うものとさ
れる動作、及び、信号切換部30が、先ず、磁気ヘッド
部21Aから得られる読取出力信号SAを選択された読
取出力信号SSとして取り出す状態をとり、その後、磁
気ヘッド部21Dから得られる読取出力信号SDを選択
された読取出力信号SSとして取り出す状態に切り換え
られる読取信号切換えを行うものとされる動作が順次行
われる。
【0051】それにより、位相差データ形成部45にお
いて磁気ヘッド部21Cに対応する磁気ディスク面15
Cと磁気ヘッド部21Dに対応する磁気ディスク面15
Dとの間の相互回転位相差をあらわす回転位相差データ
DPが形成され、その回転位相差データDPがメモリ部
46に書き込まれて記憶される状態; 位相差データ形
成部45において磁気ヘッド部21Aに対応する磁気デ
ィスク面15Aと磁気ヘッド部21Cに対応する磁気デ
ィスク面15Cとの間の相互回転位相差をあらわす回転
位相差データDPが形成され、その回転位相差データD
Pがメモリ部46に書き込まれて記憶される状態: 位
相差データ形成部45において磁気ヘッド部21Bに対
応する磁気ディスク面15Bと磁気ヘッド部21Dに対
応する磁気ディスク面15Dとの間の相互回転位相差を
あらわす回転位相差データDPが形成され、その回転位
相差データDPがメモリ部46に書き込まれて記憶され
る状態、及び、位相差データ形成部45において磁気ヘ
ッド部21Aに対応する磁気ディスク面15Aと磁気ヘ
ッド部21Dに対応する磁気ディスク面15Dとの間の
相互回転位相差をあらわす回転位相差データDPが形成
され、その回転位相差データDPがメモリ部46に書き
込まれて記憶される状態が順次とられる。
【0052】その結果、磁気ディスク面15A〜15D
のうちの二個から成る組の夫々を構成する二個の磁気デ
ィスク面間についての相互回転位相差が検出されて、そ
れらを夫々あらわす複数の回転位相差データDPが、メ
モリ部46に記憶されることになる。
【0053】その後、記録動作状態もしくは再生動作状
態がとられるときには、ディスク回転駆動部13により
回転軸部材12が回転せしめられて、磁気ディスク面1
5A〜15Dが一体的に回転駆動され、磁気ヘッド部2
1A〜21Dによって夫々磁気ディスク面15A〜15
Dにおける記録トラック16から基準マーカ及び同期マ
ーカ、もしくは、基準マーカ,同期マーカ及び情報デー
タDRが読み取られる状態とされたもとで、制御ユニッ
ト50から制御信号CO及び制御信号CSが信号切換部
30に供給されて、信号切換部30が、磁気ヘッド部2
1A〜21Dのうちの一つから得られる読取出力信号S
A,SB,SC及びSDのうちの一つ、例えば、磁気ヘ
ッド部21Aから得られる読取出力信号SAを選択され
た読取出力信号SSとして取り出す状態とされる。
【0054】なお、記録動作状態がとられるときには、
制御ユニット50から信号切換部30に供給される制御
信号COが適宜変化せしめられて、信号切換部30が、
記録増幅部33を通じデータ記録信号SRを、磁気ヘッ
ド部21A〜21Dのうちの一つ、例えば、磁気ヘッド
部21Aに供給するものとされる状態が間欠的にとられ
る。
【0055】斯かる際には、同期マーカ再生部36から
の読取出力信号SA中のものとされる同期マーカ信号S
SYに同期するものとしてPLL回路部41から得られ
る同期クロック信号SCL、及び、基準マーカ再生部3
7からの読取出力信号SA中のものとされる基準マーカ
信号SMIがタイミング信号形成部43に供給されて、
タイミング信号形成部43から、読取出力信号SA中の
ものとされる同期マーカ信号SSYに同期した同期クロ
ック信号SCL及び読取出力信号SA中のものとされる
基準マーカ信号SMIに基づく同期タイミング信号ST
Sが得られる。また、アドレスデータ再生部38から
は、読取出力信号SA中のものとされるデータ再生信号
に含まれるアドレスデータDADが得られる。
【0056】そして、ヘッド制御信号形成部44におい
て、読取出力信号SA中のものとされる同期マーカ信号
SSYに同期した同期クロック信号SCL及び読取出力
信号SA中のものとされる基準マーカ信号SMIに応じ
た同期タイミング信号STS、さらには、読取出力信号
SA中のものとされるデータ再生信号に含まれるアドレ
スデータDADに応じたヘッド制御信号CHが形成され
て、それがヘッド駆動機構23に供給される。それによ
り、ヘッド駆動機構23によって、磁気ヘッド部21A
が、対応する磁気ディスク面15Aにおける複数の記録
トラック16のうちの選択されたものを適正に走査する
状態に維持される。
【0057】このようなもとで、制御ユニット50から
信号切換部30に供給される制御信号CSが変化せしめ
られて、信号切換部30が、磁気ヘッド部21Aから得
られる読取出力信号SAを選択された読取出力信号SS
として取り出す状態から、磁気ヘッド部21A〜21D
のうちの他の一つから得られる読取出力信号SA,S
B,SC及びSDのうちの一つ、例えば、磁気ヘッド部
21Bから得られる読取出力信号SBを選択された読取
出力信号SSとして取り出す状態に切り換えられる読取
信号切換えを行うものとされると、同期マーカ再生部3
6から読取出力信号SB中のものとされる同期マーカ信
号SSYが得られてPLL回路部41に供給され、PL
L回路部41から読取出力信号SB中のものとされる同
期マーカ信号SSYに応じた同期クロック信号SCLが
得られるとともに、基準マーカ再生部37から読取出力
信号SB中のものとされる基準マーカ信号SMIがタイ
ミング信号形成部43に供給される状態とされる。
【0058】また、このとき、制御ユニット50から信
号切換部30に供給される制御信号CSの変化に伴っ
て、制御ユニット50から制御信号CMが、磁気ヘッド
部21Aに対応する磁気ディスク面15A及び磁気ヘッ
ド部21Bに対応する磁気ディスク面15Bに対応する
ものとされて、メモリ制御部42に供給される。そし
て、メモリ制御部42においては、制御ユニット50か
らの制御信号CMに応じて、メモリ部46に、それに書
き込まれた磁気ヘッド部21Aに対応する磁気ディスク
面15Aと磁気ヘッド部21Bに対応する磁気ディスク
面15Bとの間の相互回転位相差をあらわす回転位相差
データDPが読み出されることになる、読出し動作を行
わせる読出制御信号CRが形成され、それがメモリ部4
6に供給される。
【0059】それにより、メモリ部46から、磁気ヘッ
ド部21Aに対応する磁気ディスク面15Aと磁気ヘッ
ド部21Bに対応する磁気ディスク面15Bとの間の相
互回転位相差をあらわす回転位相差データDPが読み出
されて、タイミング信号形成部43に供給される。
【0060】タイミング信号形成部43にあっては、P
LL回路部41から得られる読取出力信号SB中のもの
とされる同期マーカ信号SSYに応じた同期クロック信
号SCL、及び、読取出力信号SB中のものとされる基
準マーカ信号SMIに基づく同期タイミング信号STS
が形成されるとともに、メモリ部46から読み出され
た、磁気ヘッド部21Aに対応する磁気ディスク面15
Aと磁気ヘッド部21Bに対応する磁気ディスク面15
Bとの間の相互回転位相差をあらわす回転位相差データ
DPに応じて、同期タイミング信号STSについての位
相補正が行われる。
【0061】その結果、信号切換部30による読取信号
切換え後にタイミング信号形成部43に供給される、読
取出力信号SB中のものとされる同期マーカ信号SSY
に応じた同期クロック信号SCLと、信号切換部30に
よる読取信号切換え前にタイミング信号形成部43に供
給される、読取出力信号SA中のものとされる同期マー
カ信号SSYに同期した同期クロック信号SCLとが、
磁気ディスク面15Aと磁気ディスク面15Bとの間の
相互回転位相差に起因する相互位相差を有したものとさ
れるもとにあっても、信号切換部30による読取信号切
換え後にタイミング信号形成部43から得られる同期タ
イミング信号STSは、メモリ部46から読み出された
回転位相差データDPに応じた位相補正がなされること
により、信号切換部30による読取信号切換え後におい
て、読取出力信号SA中のものとされる同期マーカ信号
SSYに応じた同期クロック信号SCLと読取出力信号
SB中のものとされる同期マーカ信号SSYに応じた同
期クロック信号SCLとの間の相互位相差の影響を受け
て比較的長い時間に亙って乱れた状態をとるものとされ
ることなく、迅速に適正なものとされることになる。こ
のようにしてタイミング信号形成部43から得られる同
期タイミング信号STSは、ヘッド制御信号形成部44
に供給される。
【0062】また、このとき、アドレスデータ再生部3
8からは、読取出力信号SB中のものとされるデータ再
生信号に含まれるアドレスデータDADが得られる。そ
して、ヘッド制御信号形成部44において、読取出力信
号SB中のものとされる同期マーカ信号SSYに同期し
た同期クロック信号SCL及び読取出力信号SB中のも
のとされる基準マーカ信号SMIに応じた同期タイミン
グ信号STS、さらには、読取出力信号SB中のものと
されるデータ再生信号に含まれるアドレスデータDAD
に応じたヘッド制御信号CHが形成されて、それがヘッ
ド駆動機構23に供給される。それにより、ヘッド駆動
機構23によって、磁気ヘッド部21Bが、対応する磁
気ディスク面15Bにおける複数の記録トラック16の
うちの選択されたものを適正に走査する状態に維持され
る。
【0063】上述の例は、信号切換部30による読取信
号切換えが、磁気ヘッド部21Aから得られる読取出力
信号SAを選択された読取出力信号SSとして取り出す
状態から、磁気ヘッド部21Bから得られる読取出力信
号SBを選択された読取出力信号SSとして取り出す状
態に切り換えられるものとされているが、信号切換部3
0による読取信号切換えが、磁気ヘッド部21Bから得
られる読取出力信号SBを選択された読取出力信号SS
として取り出す状態から、磁気ヘッド部21Aから得ら
れる読取出力信号SAを選択された読取出力信号SSと
して取り出す状態に切り換えられるものとされる場合も
同様である。また、信号切換部30による読取信号切換
えが、磁気ヘッド部21Bから得られる読取出力信号S
Bを選択された読取出力信号SSとして取り出す状態と
磁気ヘッド部21Cから得られる読取出力信号SCを選
択された読取出力信号SSとして取り出す状態との間で
なされる場合; 磁気ヘッド部21Cから得られる読取
出力信号SCを選択された読取出力信号SSとして取り
出す状態と磁気ヘッド部21Dから得られる読取出力信
号SDを選択された読取出力信号SSとして取り出す状
態との間でなされる場合; 磁気ヘッド部21Aから得
られる読取出力信号SAを選択された読取出力信号SS
として取り出す状態と磁気ヘッド部21Cから得られる
読取出力信号SCを選択された読取出力信号SSとして
取り出す状態との間で成される場合;磁気ヘッド部21
Bから得られる読取出力信号SBを選択された読取出力
信号SSとして取り出す状態と磁気ヘッド部21Dから
得られる読取出力信号SDを選択された読取出力信号S
Sとして取り出す状態との間でなされる場合、及び、磁
気ヘッド部21Aから得られる読取出力信号SAを選択
された読取出力信号SSとして取り出す状態と磁気ヘッ
ド部21Dから得られる読取出力信号SDを選択された
読取出力信号SSとして取り出す状態との間でなされる
場合のいずれにあっても、上述の例の場合と同様の動作
が行われ、夫々の場合において、メモリ部46から、磁
気ヘッド部21Bに対応する磁気ディスク面15Bと磁
気ヘッド部21Cに対応する磁気ディスク面15Cとの
間の相互回転位相差をあらわす回転位相差データDP;
磁気ヘッド部21Cに対応する磁気ディスク面15C
と磁気ヘッド部21Dに対応する磁気ディスク面15D
との間の相互回転位相差をあらわす回転位相差データD
P; 磁気ヘッド部21Aに対応する磁気ディスク面1
5Aと磁気ヘッド部21Cに対応する磁気ディスク面1
5Cとの間の相互回転位相差をあらわす回転位相差デー
タDP; 磁気ヘッド部21Bに対応する磁気ディスク
面15Bと磁気ヘッド部21Dに対応する磁気ディスク
面15Dとの間の相互回転位相差をあらわす回転位相差
データDP、及び、磁気ヘッド部21Aに対応する磁気
ディスク面15Aと磁気ヘッド部21Dに対応する磁気
ディスク面15Dとの間の相互回転位相差をあらわす回
転位相差データDPが読み出され、タイミング信号形成
部43においてメモリ部46から読み出された回転位相
差データDPの夫々に応じた同期タイミング信号につい
ての位相補正が行われる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るディスク記録再生装置によれば、複数のディスク面
に夫々対応する複数のヘッド部の各々からの、対応する
ディスク面から読み取られた同期マーカ及び基準マーカ
を夫々あらわす同期マーカ信号及び基準マーカ信号を含
む読取出力信号が、信号切換部によって切り換えられる
読取信号切換えが行われるとき、信号切換部により取り
出される読取出力信号に基づいて検出される同期マーカ
信号に応じて形成される同期タイミング信号が、予め検
出されてメモリ部に格納されていた読取信号切換えの前
後におけるディスク面についての相互回転位相差に応じ
た位相補正がなされるものとされるので、信号切換部に
より取り出される読取出力信号に基づいて検出される同
期マーカ信号に、読取信号切換えの前後におけるディス
ク面についての相互回転位相差に起因する読取信号切換
え時における位相変動が生じるにもかかわらず、読取信
号切換えが行われた後、直ちに適正なものとされること
になる。従って、信号切換部による読取出力信号につい
ての選択切換えがなされるとき、その選択切換え後にお
いて、タイミング信号形成部から、信号切換部により取
り出される読取出力信号に基づいて検出される同期マー
カ信号に応じた適正な同期タイミング信号を、迅速かつ
的確に得ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録再生装置の一例を示
すブロック構成図である。
【図2】図1に示される例に用いられる磁気ディスクの
説明に供される概念図である。
【図3】図1に示される例に用いられる磁気ディスク及
び磁気ヘッド部の説明に供される部分斜視図である。
【符号の説明】
11A,11B,11C,11D 磁気ディスク 12 回転軸部材 13 ディスク回転駆動部 15A,15B,15C,15D 磁気ディスク面 16 記録トラック 19 基準マーカ記録位置 20 同期マーカ記録位置 21A,21B,21C,21D 磁気ヘッド部 22A,22B,22C,22D ヘッド支持アーム
部材 23 ヘッド駆動機構 30 信号切換部 32 情報データ記録処理部 35 情報データ再生処理部 36 同期マーカ再生部 37 基準マーカ再生部 38 アドレスデータ再生部 40 同期マーカカウンタ部 41 PLL回路部 42 メモリ制御部 43 タイミング信号形成部 44 ヘッド制御信号形成部 45 位相差データ形成部 46 メモリ部 50 制御ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の同心円状記録トラックの各々におけ
    る基準マーカの記録位置及び複数の同期マーカの記録位
    置の夫々が、上記複数の同心円状記録トラックの相互間
    において所定の関係をもって配列されたものとされるデ
    ィスク面の複数個を、上記複数の同心円状記録トラック
    の中心を回転中心として一体的に回転させるディスク回
    転駆動部と、 上記複数のディスク面に夫々対応するものとして配さ
    れ、上記複数のディスク面が回転状態にあるとき、各々
    が対応するディスク面における各同心円状記録トラック
    から上記基準マーカ及び上記複数の同期マーカを読み取
    るものとされる複数のヘッド部と、 該複数のヘッド部の各々から得られる読取出力信号を選
    択的に取り出す信号切換部と、 該信号切換部により選択的に取り出される読取出力信号
    に基づいて、上記複数のディスク面の各々から読み取ら
    れた基準マーカをあらわす基準マーカ信号を検出し、検
    出された基準マーカ信号に基づいて、上記複数のディス
    ク面のうちの二個についての相互回転位相差を検出する
    ディスク間回転位相差検出部と、 該ディスク間回転位相差検出部により検出された相互回
    転位相差の記憶に供されるメモリ部と、 該メモリ部に、上記検出された相互回転位相差が書き込
    まれる状態をとらせるとともに、上記信号切換部による
    上記複数のヘッド部のうちの一つから得られる読取出力
    信号が取り出される状態から上記複数のヘッド部のうち
    の他の一つから得られる読取出力信号が取り出される状
    態への切換えがなされたとき、上記複数のヘッド部のう
    ちの一つに対応するディスク面及び上記複数のヘッド部
    のうちの他の一つに対応するディスク面ついての相互回
    転位相差が読み出される状態をとらせるメモリ制御部
    と、 上記信号切換部により選択的に取り出される読取出力信
    号に基づいて検出される、上記複数のディスク面の各々
    から読み取られた同期マーカをあらわす同期マーカ信号
    に応じた同期タイミング信号を形成するとともに、上記
    信号切換部による上記複数のヘッド部のうちの一つから
    得られる読取出力信号が取り出される状態から上記複数
    のヘッド部のうちの他の一つから得られる読取出力信号
    が取り出される状態への切換えがなされたとき、上記メ
    モリ部から読み出された相互回転位相差に応じて上記同
    期タイミング信号の位相補正を行うタイミング信号形成
    部と、 該タイミング信号形成部から得られる同期タイミング信
    号に基づいて、上記複数のヘッド部の上記複数のディス
    ク面に対する位置制御を行うヘッド制御部と、を備えて
    構成されるディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】信号切換部により選択的に取り出される読
    取出力信号に基づいて検出された同期マーカ信号が供給
    されるフェイズ・ロックド・ループ回路部が設けられ、
    該フェイズ・ロックド・ループ回路部から得られる上記
    同期マーカ信号に同期した同期クロック信号がタイミン
    グ信号形成部に供給されることを特徴とする請求項1記
    載のディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】ディスク間回転位相差検出部が、複数のヘ
    ッド部のうちの一つから得られる読取出力信号に基づい
    て基準マーカ信号が検出されたときから、その後、信号
    切換部による上記複数のヘッド部のうちの一つから得ら
    れる読取出力信号が取り出される状態から上記複数のヘ
    ッド部のうちの他の一つから得られる読取出力信号が取
    り出される状態への切換えがなされて、上記複数のヘッ
    ド部のうちの他の一つから得られる読取出力信号に基づ
    いて基準マーカ信号が検出されるときまでの期間、上記
    信号切換部により選択的に取り出される読取出力信号に
    基づいて検出される同期マーカ信号についてのカウント
    を行い、該カウントの結果に基づいて、上記複数のヘッ
    ド部のうちの一つに対応するディスク面及び上記複数の
    ヘッド部のうちの他の一つに対応するディスク面ついて
    の相互回転位相差の検出を行うことを特徴とする請求項
    1記載のディスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】ディスク間回転位相差検出部が、カウント
    結果に基づいて相互回転位相差データを形成し、該相互
    回転位相差データをメモリ部に記憶されるべく供給する
    ものとされ、また、タイミング信号形成部が、信号切換
    部による複数のヘッド部のうちの一つから得られる読取
    出力信号が取り出される状態から上記複数のヘッド部の
    うちの他の一つから得られる読取出力信号が取り出され
    る状態への切換えがなされたとき、上記メモリ部から読
    み出された、上記複数のヘッド部のうちの一つに対応す
    るディスク面及び上記複数のヘッド部のうちの他の一つ
    に対応するディスク面ついての相互回転位相差をあらわ
    す相互回転位相差データが供給されるものとされること
    を特徴とする請求項2記載のディスク記録再生装置。
  5. 【請求項5】信号切換部により選択的に取り出される読
    取出力信号に基づいて同期マーカ信号を検出する同期マ
    ーカ再生部、及び、上記信号切換部により選択的に取り
    出される読取出力信号に基づいて基準マーカ信号を検出
    する基準マーカ再生部が設けられ、ディスク間回転位相
    差検出部が、上記同期マーカ再生部から得られる同期マ
    ーカ信号及び上記基準マーカ再生部から得られる基準マ
    ーカ信号に基づいて相互回転位相差の検出を行うととも
    に、タイミング信号形成部が、上記同期マーカ再生部か
    ら得られる同期マーカ信号に基づいて同期タイミング信
    号を形成することを特徴とする請求項3記載のディスク
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】同期マーカ再生部から得られる同期マーカ
    信号が供給されるフェイズ・ロックド・ループ回路部が
    設けられ、該フェイズ・ロックド・ループ回路部から得
    られる、上記同期マーカ信号に同期した同期クロック信
    号がタイミング信号形成部に供給されることを特徴とす
    る請求項5記載のディスク記録再生装置。
JP32194294A 1994-12-26 1994-12-26 ディスク記録再生装置 Pending JPH08180660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100771881B1 (ko) * 2006-08-23 2007-11-01 삼성전자주식회사 디스크 회전 슬립에 따른 데이터 섹터 위상 보정 방법 및이를 이용한 디스크 드라이브

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100771881B1 (ko) * 2006-08-23 2007-11-01 삼성전자주식회사 디스크 회전 슬립에 따른 데이터 섹터 위상 보정 방법 및이를 이용한 디스크 드라이브
US7663834B2 (en) 2006-08-23 2010-02-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Data sector phase correction method and disk drive apparatus using the same
US8059359B2 (en) 2006-08-23 2011-11-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Data sector phase correction method and disk drive apparatus using the same

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