JPH08180465A - ディスク外周面加工装置 - Google Patents

ディスク外周面加工装置

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JPH08180465A
JPH08180465A JP31857394A JP31857394A JPH08180465A JP H08180465 A JPH08180465 A JP H08180465A JP 31857394 A JP31857394 A JP 31857394A JP 31857394 A JP31857394 A JP 31857394A JP H08180465 A JPH08180465 A JP H08180465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
disk
outer peripheral
optical disk
optical disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP31857394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyake
博之 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Publication of JPH08180465A publication Critical patent/JPH08180465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製ディスクの外周を安定して効率良く切
削し得る装置を提供する。 【構成】 切削部に冷却気体吹付装置を設け、メルト物
が切削刃に付着するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク等のディスク
の製造工程において、ディスクの外周面を切削加工する
ためのディスク外周面加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザービームを照射することに
よって情報が記録・再生される光ディスクは大きな記憶
容量を有する点、手軽に持ち運びが出来る点などの特徴
を備えていることから、その用途が広がりつつある。光
ディスクの主な用途として、コンピューターの外部メモ
リー、画像イメージファイルなどがある。これらの用途
では、大きな記憶容量が必要とされ、光ディスクを数十
枚収納することが出来るジュークボックスが使用され
る。ジュークボックスは、通常、複数台の光ディスクド
ライブを内蔵しており、収納ボックス内にある光ディス
クをオートチェンジャーによって自動的に取り出し、光
ディスクドライブにセットする機構を備えている。ジュ
ークボックス内でのオートチェンジャーによる光ディス
クのロード/アンロード交換頻度は毎分数枚になること
がある。一般に光ディスクはプラスチックからなるケー
ス(カートリッジ)に入れて使用されるが、そのケース
の内面と光ディスク基板の端面とが接触することによっ
てケースまたは光ディスクから発塵する。発生した塵埃
が光ディスク表面に堆積したり、ケース内部に堆積した
場合には、オートチェンジャーが停止したり、記録エラ
ー・再生エラーが発生する等の問題が生じることがあ
る。このため、光ディスク基板端面を切削加工して角の
ない滑らかな形状とすることが行なわれている。通常、
光ディスク基板の外周部端面の切削加工はディスクを回
転テーブル上で回転させながらディスクの外周面に切削
バイト等の切削具を接触させてディスクの外周部側面を
切削加工(面取り加工)することにより行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記回
転テーブル上のディスクの切削を続けると、バイト等の
表面に切削くずが溶けて付着し、切削不良の原因となっ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記したディ
スク外周部端面の切削加工処理時の問題点を解決すべく
鋭意検討を重ねた結果、回転テーブル上のディスクを切
削する際の切削部に特殊な装置を設置することにより、
切削具(バイト等)への切削くずの溶着が防止し得、切
削不良の発生が少ない切削装置が得られることを見出
し、本発明を完成するに到った。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、ディスクを支
持する回転テーブルと、ディスクを押圧する押さえ部材
とで、ディスクの外周部近くを挾持して回転させ、回転
しているディスクの外周面に切削刃を当接させて切削加
工するディスク外周面加工装置であって、ディスクの切
削加工部に冷却気体吹き付け装置を設けたことを特徴と
する請求項1に記載のディスク外周面加工装置に存す
る。
【0006】以下、本発明の装置の一例につき図面を用
いて詳細に説明する。図1はディスク外周面加工装置の
一例の説明図である。図中、1はディスク例えば光ディ
スクを示す。光ディスク1としては、例えばポリカーボ
ネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレ
ート樹脂等の樹脂基板上に情報信号の記録層及び保護層
を設けたもの等である。
【0007】記録層としては一般に公知の光記録として
用いられる層構成のものが全て使用可能である。例えば
Al、Au等の高反射率の金属からなる再生専用型記録
層、またTe等の低融点金属からなるライトワンス型記
録層、また例えば、TbFe、TbFeCo、TbC
o、DyFeCo等の希土類と遷移金属の晶質磁性合
金、MnBi、MnCuBi等の多結晶垂直磁化膜等か
らなる光磁気記録層が挙げられる。
【0008】光ディスク1は回転保持装置10のセンタ
ーピン3にその中心穴が挿入されて位置決めされ、回転
テーブル2の内周支持部7と外周支持部8は光ディスク
1の内周部と外周部に接触し、光ディスク1を支持して
いる。また回転テーブル2に対向して光ディスク1の上
方から光ディスク1を押圧支持する押さえ部材6が設け
られている。該押さえ部材6は該回転テーブル2に対向
して光ディスク1を挾持する位置に設けられている。す
なわち、該回転テーブル2の内周支持部7と外周支持部
8に対向して押さえ部材6の内周押圧部4と外周押圧部
5がそれぞれ設けられ、光ディスク1を上下で挾持して
いる。
【0009】また、回転テーブル2及び押さえ部材6は
回転駆動装置9によりセンターピン3を中心に回転され
るように構成されている。従って上記光ディスク1は該
回転テーブル2の支持部7,8と押さえ部材6の押圧部
4,5とにより、その内周側と外周側を挾持されて保持
され、回転駆動装置9により図示の場合は水平方向に中
心穴を中心にして回転し得るようにされている。
【0010】上記した回転保持装置10の側部に設けら
れた切削装置11及び切り屑除去装置15を用いて光デ
ィスクの外周部端面の切削加工処理について説明する。
切削装置11としては通常バイト型式の切削工具を具備
したものが用いられる。切削用バイト12としてはディ
スク1の外周部側面角部の面取り加工を行なう場合は、
V型の溝状の切削部を有するバイトが用いられるが、端
面を平らに切削する場合には平型バイトを用いることも
できる。バイトの形は、切削する形状に応じ任意であ
り、また、ディスクの上側角と下側角を別々のバイトで
切削することもできる。
【0011】切削用バイト12は、その刃部、例えばV
型切削部を有するバイトの刃部を上記回転保持装置10
に保持された光ディスク1の外周端に対向させて、この
光ディスク1に対し接離方向に移動可能に支持されてい
る。すなわち、上記回転保持装置10によって光ディス
ク1を回転操作させ、次に切削装置11の切削用V型バ
イト12を光ディスク1の端面方向に移動させ、該切削
用バイト12の刃部が光ディスク1の外周端に接触し
て、この光ディスク1の外周側の両縁部が切削加工さ
れ、いわゆる面取り加工処理される。
【0012】本発明においては、上記切削加工時におい
て、光ディスク1の切削加工部に冷却気体例えば、冷却
空気13を吹き付けることにより、光ディスク1及び切
削用バイト12の表面に切削加工により発生する切り屑
のメルト物の付着を大幅に減少することができる。すな
わち、光ディスク1の表面への切り屑のメルト物付着に
よるバリの発生が防止でき、且つ、切削用バイト12へ
の切り屑付着が防止できることに伴ないバイト12の寿
命が延長できる。
【0013】上記冷却気体は室温程度でも良いが、冷却
されていることが好ましく、冷却気体13の温度が15
℃より高いと切削加工により発生する切り屑がメルト状
となって光ディスク1の表面に付着したり、或いは切削
用バイト12の表面に付着しやすくなる。上記切削加工
で発生した切り屑を含んだ気体、例えば空気はこれを吸
引装置14、例えば集塵機等を用いて吸引廃棄して除去
すれば良い。吸引装置14の吸引の程度は冷却気体13
の吹き付け量のバランスで調節する。
【0014】光ディスク外周面を切削加工するに際し、
光ディスク1を回転保持させる回転保持装置10の回転
テーブル2の内周支持部7と外周支持部8ならびに押さ
え部材6の内周押圧部4と外周押圧部5の光ディスク1
との接触面の表面粗さを特定の範囲にするとより好まし
い。すなわち上記内周支持部7と内周押圧部4の光ディ
スク1との接触面の表面粗さRmax(最大高さ)を6
0μm以下、好ましくは5〜50μmの範囲とし、且つ
上記外周支持部8と外周押圧部5の光ディスク1との接
触面の表面粗さRmax(最大高さ)を30μm以下、
好ましくは5〜25μmの範囲とすることにより、光デ
ィスク1の回転中のうねりの発生や面ぶれの発生が防止
でき、光ディスク切削加工時における切削不良(面取り
加工における片削りや左右非対象切削)を改善すること
ができる。上記支持部と押圧部の光ディスク1との接触
面の表面粗さRmaxが上記範囲外では光ディスク切削
加工時におけるぶれは改善されない。
【0015】なお、表面粗さRmaxはJISB060
1(1982)に準拠して測定したものである。上記内
周支持部7と内周押圧部4の位置は光ディスク1の内周
側の非記録領域に対応する位置、例えば、5インチφの
光ディスクの場合には16mmφ〜45mmφの領域、
望ましくは16mmφ〜35mmφの領域とするのが記
録層への悪影響を考えると好ましい。
【0016】また、上記外周支持部8と外周押圧部5の
位置は光ディスク1の外周側の非記録領域に対応する位
置、例えば、5インチφの光ディスクの場合には123
mmφ〜126mmφの領域とするのが好ましい。切削
装置11は切削用バイト12を有する切削工具を複数セ
ット、例えば、2セットをツールチェンジ機構で交換可
能に設けて交互に切替えて使用するのが望ましい。すな
わち、切削工具をツールチェンジ機構により交互に切替
えて用いることにより切削装置11を切削工具を交換の
都度停止する必要がなく、また、待機中の切削工具はブ
ラシ等により切削屑の付着物を除去することが容易であ
り、これにより光ディスク1の切削部分へのバリ発生が
減少でき、且つ、切削工具の寿命も延長できる。
【0017】
【実施例】
実施例1 図1に示すディスク外周面加工装置を用いて光ディスク
基板の外周部側面の面取り加工処理を行なった。すなわ
ち回転保持装置10として回転テーブル2の内周支持部
7のRmaxが10μm、外周支持部8の表面粗さRm
axが30μmのものを用い、且つ、押さえ部材6とし
て内周押圧部4のRmax10μm、外周押圧部5の表
面粗さRmaxが30μmのものを用いて、V型切削用
バイト12により光ディスク基板1の外周部側面の面取
り切削加工処理を行なった。なお、上記面取り切削加工
時に10℃の空気を6.5kg/cm2 ゲージの圧力で
5mmφのガス管により冷却空気13をディスク基板加
工面に吹き付けながら行なったところ光ディスク基板1
の切削加工面及びV型切削バイト12の表面には切り屑
のメルト物の付着は見られなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明の装置によればバイト等の切削具
へのメルト物の付着が少ないので、切削が安定して行な
え、不良品を出すことが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク外周加工装置の一例の説明図
【符号の説明】 1 ディスク 2 回転テーブル 3 センターピン 10 回転保持装置 11 切削装置 15 切り屑除去装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを支持する回転テーブルと、デ
    ィスクを押圧する押さえ部材とで、ディスクの外周部近
    くを挾持して回転させ、回転しているディスクの外周面
    に切削刃を当接させて切削加工するディスク外周面加工
    装置であって、ディスクの切削加工部に冷却気体吹き付
    け装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載のディ
    スク外周面加工装置。
  2. 【請求項2】 冷却気体の温度を15℃以下とすること
    を特徴とする請求項1に記載のディスク外周面加工装
    置。
JP31857394A 1994-12-21 1994-12-21 ディスク外周面加工装置 Pending JPH08180465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31857394A JPH08180465A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 ディスク外周面加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31857394A JPH08180465A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 ディスク外周面加工装置

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JPH08180465A true JPH08180465A (ja) 1996-07-12

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ID=18100649

Family Applications (1)

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JP31857394A Pending JPH08180465A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 ディスク外周面加工装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002019326A1 (fr) * 2000-08-29 2002-03-07 Kitano Engineering Co. Ltd. Procede et dispositif d'elimination par pelage de substrats d'un disque optique constitue de deux substrats de disque colles l'un a l'autre
CN104339404A (zh) * 2013-08-07 2015-02-11 住友化学株式会社 切割装置以及切割方法

Cited By (4)

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WO2002019326A1 (fr) * 2000-08-29 2002-03-07 Kitano Engineering Co. Ltd. Procede et dispositif d'elimination par pelage de substrats d'un disque optique constitue de deux substrats de disque colles l'un a l'autre
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