JPH08180434A - 光ピックアップのアクチュエータ装置 - Google Patents
光ピックアップのアクチュエータ装置Info
- Publication number
- JPH08180434A JPH08180434A JP32422894A JP32422894A JPH08180434A JP H08180434 A JPH08180434 A JP H08180434A JP 32422894 A JP32422894 A JP 32422894A JP 32422894 A JP32422894 A JP 32422894A JP H08180434 A JPH08180434 A JP H08180434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- actuator device
- tracking
- magnetic force
- optical pickup
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】光ピックアップのアクチュエータ装置に関し、
ヨークを改善することなくトラッキング駆動力を増加さ
せるようにする。 【構成】マグネット3のトラッキングコイル8よりも外
側に位置する部分を、中央部と逆極性にする構成とす
る。 【効果】マグネット端部での磁力線のY方向に対する傾
きが少なくなる。またX方向の磁力線が増すためZ方向
に漏れる磁力線が少なくなるので、トラッキング推力が
増す。さらにX方向に障害となるヨーク10などがない
ため、駆動量やホルダ形状が規制されない。このため小
型で高性能のアクチュエータを実現できる。
ヨークを改善することなくトラッキング駆動力を増加さ
せるようにする。 【構成】マグネット3のトラッキングコイル8よりも外
側に位置する部分を、中央部と逆極性にする構成とす
る。 【効果】マグネット端部での磁力線のY方向に対する傾
きが少なくなる。またX方向の磁力線が増すためZ方向
に漏れる磁力線が少なくなるので、トラッキング推力が
増す。さらにX方向に障害となるヨーク10などがない
ため、駆動量やホルダ形状が規制されない。このため小
型で高性能のアクチュエータを実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状の記録媒体
に光スポットを投影して、光学的に情報を読み取るディ
スクプレーヤの光ピックアップのアクチュエータ装置に
関する。
に光スポットを投影して、光学的に情報を読み取るディ
スクプレーヤの光ピックアップのアクチュエータ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスクプレーヤの小型化、高性
能化に伴い、光ピックアップのアクチュエータ装置にも
その要求が高まってきた。
能化に伴い、光ピックアップのアクチュエータ装置にも
その要求が高まってきた。
【0003】以下に従来の光ピックアップのアクチュエ
ータ装置について説明する。図2、図3、図4はそれぞ
れ従来の光ピックアップのアクチュエータの構成を示す
ものである。
ータ装置について説明する。図2、図3、図4はそれぞ
れ従来の光ピックアップのアクチュエータの構成を示す
ものである。
【0004】図2(a)、および(b)において、対物
レンズ1はホルダ2により保持されており、ホルダ2に
は互に直角をなす方向にトラッキングコイル8、フォー
カスコイル9が巻かれている。前記ホルダ2は4本の金
属線4により支持されている。前記金属線4は、フォー
カスコイル9とトラッキングコイル8と導通を有するよ
うに、固定部材5に重ねられた基板6の所要部に半田7
により接続し、かつ固定されている。そしてフォーカス
コイル9とトラッキングコイル8は、ホルダ2の両側に
配置し、同極対向した2つのマグネット3の磁界を受
け、金属線4に電流を印加することによりフォーカス方
向(イ)、トラッキング方向(ロ)に駆動される。
レンズ1はホルダ2により保持されており、ホルダ2に
は互に直角をなす方向にトラッキングコイル8、フォー
カスコイル9が巻かれている。前記ホルダ2は4本の金
属線4により支持されている。前記金属線4は、フォー
カスコイル9とトラッキングコイル8と導通を有するよ
うに、固定部材5に重ねられた基板6の所要部に半田7
により接続し、かつ固定されている。そしてフォーカス
コイル9とトラッキングコイル8は、ホルダ2の両側に
配置し、同極対向した2つのマグネット3の磁界を受
け、金属線4に電流を印加することによりフォーカス方
向(イ)、トラッキング方向(ロ)に駆動される。
【0005】図3(a)、図3(b)は前記光ピックア
ップのアクチュエータ装置の磁力線分布を示す。図示の
ようにY方向成分の磁力線が、フォーカスコイル9、ト
ラッキングコイル8に作用し、フレミングの左手の法則
に従い駆動力が発生する。図中の10はヨーク、11は
磁力線を示す。図4にヨーク10がホルダ2を取り囲む
ように形成した磁気回路を示す。これは特開昭62−2
04438号に示すように、磁気回路効率の向上を図っ
たものである。
ップのアクチュエータ装置の磁力線分布を示す。図示の
ようにY方向成分の磁力線が、フォーカスコイル9、ト
ラッキングコイル8に作用し、フレミングの左手の法則
に従い駆動力が発生する。図中の10はヨーク、11は
磁力線を示す。図4にヨーク10がホルダ2を取り囲む
ように形成した磁気回路を示す。これは特開昭62−2
04438号に示すように、磁気回路効率の向上を図っ
たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図3(a)に示すようにトラッキングコイ
ル8を横切る磁力線がY方向に対してかなり傾いてい
る。また図3(b)に示すようにZ方向成分の磁力線が
トラッキングコイル8の非有効部Bに作用して、有効部
Aとは逆方向の推力が発生する。このため磁気効率がか
なり悪くなるので、トラッキングの駆動力が小さいとい
う問題がある。
の構成では、図3(a)に示すようにトラッキングコイ
ル8を横切る磁力線がY方向に対してかなり傾いてい
る。また図3(b)に示すようにZ方向成分の磁力線が
トラッキングコイル8の非有効部Bに作用して、有効部
Aとは逆方向の推力が発生する。このため磁気効率がか
なり悪くなるので、トラッキングの駆動力が小さいとい
う問題がある。
【0007】また、図4に示すように、ホルダ2をヨー
ク10が取り囲むように磁気回路を構成すると、磁力線
のY方向に対する傾きが少なくなり、Z方向成分の磁力
線が減少する。このためトラッキングコイル8の非有効
部Bで発生する逆方向の推力が小さくなるので、トラッ
キングの駆動力は増すものの、ヨーク10がホルダ2を
取り囲むため、X方向(トラッキング方向)の移動量や
ホルダ2の形状が規制されるようになる。
ク10が取り囲むように磁気回路を構成すると、磁力線
のY方向に対する傾きが少なくなり、Z方向成分の磁力
線が減少する。このためトラッキングコイル8の非有効
部Bで発生する逆方向の推力が小さくなるので、トラッ
キングの駆動力は増すものの、ヨーク10がホルダ2を
取り囲むため、X方向(トラッキング方向)の移動量や
ホルダ2の形状が規制されるようになる。
【0008】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたもので、小型、高性能の光ピックアップのアクチュ
エータ装置を提供することを目的とする。
れたもので、小型、高性能の光ピックアップのアクチュ
エータ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、同極対向している2個のマグネットの長手
方向において、トラッキングコイルよりも外側に位置す
る部分を中央部とは逆極性に着磁、あるいは逆極性のマ
グネットを装着する構成を有している。
に本発明は、同極対向している2個のマグネットの長手
方向において、トラッキングコイルよりも外側に位置す
る部分を中央部とは逆極性に着磁、あるいは逆極性のマ
グネットを装着する構成を有している。
【0010】
【作用】この構成によって、トラッキングコイルを横切
る磁力線のY方向に対する傾きが少なくなり、またトラ
ッキングコイルの非有効部で発生する逆方向の推力は減
少するので、トラッキング駆動力が増す。またホルダを
ヨークが囲む磁気回路構成ではないので、X方向の移動
量やホルダの形状が規制されないので、小型かつ高性能
のアクチュエータ装置となる。
る磁力線のY方向に対する傾きが少なくなり、またトラ
ッキングコイルの非有効部で発生する逆方向の推力は減
少するので、トラッキング駆動力が増す。またホルダを
ヨークが囲む磁気回路構成ではないので、X方向の移動
量やホルダの形状が規制されないので、小型かつ高性能
のアクチュエータ装置となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1において、前記従来例と同一構
成部には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施例の特徴は、図1に示すように同極対向した2個
のマグネット3の長手方向において、トラッキングコイ
ル8よりも外側に位置する部分を中央部の磁極(N極)
とは逆極(S極)にしたことにある。
しながら説明する。図1において、前記従来例と同一構
成部には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施例の特徴は、図1に示すように同極対向した2個
のマグネット3の長手方向において、トラッキングコイ
ル8よりも外側に位置する部分を中央部の磁極(N極)
とは逆極(S極)にしたことにある。
【0012】この構成により磁極の境界を中心とした円
弧状の磁力線分布となるため、マグネット3端部での磁
力線のY方向に対する傾きは少なくなり、またX方向へ
の磁力線が増すためZ方向に漏れる磁力線が少なくな
り、そのトラッキング推力は増し、さらにX方向に障害
となるヨーク10等が配置されていない。
弧状の磁力線分布となるため、マグネット3端部での磁
力線のY方向に対する傾きは少なくなり、またX方向へ
の磁力線が増すためZ方向に漏れる磁力線が少なくな
り、そのトラッキング推力は増し、さらにX方向に障害
となるヨーク10等が配置されていない。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明はマグネットのトラッキングコイルよりも外
側に位置する部分を中央部とは逆極性に着磁、あるいは
逆極性のマグネットを装着することにより、トラッキン
グ駆動力が増し、さらにヨーク等が駆動方向やホルダの
形状を規制しないので、小型で高性能のアクチュエータ
装置が実現できる。
に、本発明はマグネットのトラッキングコイルよりも外
側に位置する部分を中央部とは逆極性に着磁、あるいは
逆極性のマグネットを装着することにより、トラッキン
グ駆動力が増し、さらにヨーク等が駆動方向やホルダの
形状を規制しないので、小型で高性能のアクチュエータ
装置が実現できる。
【図1】本発明の一実施例の光ピックアップのアクチュ
エータ装置の磁力線分布図
エータ装置の磁力線分布図
【図2】(a)は従来の光ピックアップのアクチュエー
タ装置を示す平面図 (b)は同アクチュエータ装置の側面図
タ装置を示す平面図 (b)は同アクチュエータ装置の側面図
【図3】(a)は同アクチュエータ装置の磁力線分布を
示す平面図 (b)は同アクチュエータ装置の磁力線分布を示す側面
図
示す平面図 (b)は同アクチュエータ装置の磁力線分布を示す側面
図
【図4】従来の他の例のアクチュエータ装置の磁力線分
布を示す平面図
布を示す平面図
1 対物レンズ 2 ホルダ 3 マグネット 4 金属線 5 固定部材 6 基板 7 半田 8 トラッキングコイル 9 フォーカスコイル 10 ヨーク 11 磁力線
Claims (1)
- 【請求項1】 対物レンズを保持するホルダと、上記ホ
ルダに互いに直角をなす方向に巻装されたフォーカスコ
イルおよびトラッキングコイルと、上記コイルに同極対
向して設けた2個のマグネットと、磁気ヨークとを備え
た光ピックアップのアクチュエータ装置であって、対向
している上記2個のマグネットの長手方向において、上
記トラッキングコイルよりも外側に位置する部分を中央
部とは逆極性に着磁、または逆極性のマグネットを装着
したことを特徴とする光ピックアップのアクチュエータ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32422894A JPH08180434A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 光ピックアップのアクチュエータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32422894A JPH08180434A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 光ピックアップのアクチュエータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180434A true JPH08180434A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18163474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32422894A Pending JPH08180434A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 光ピックアップのアクチュエータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08180434A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100285758B1 (ko) * | 1998-04-07 | 2001-04-02 | 구자홍 | 집중형자화방법을이용한광픽업액츄에이터 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32422894A patent/JPH08180434A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100285758B1 (ko) * | 1998-04-07 | 2001-04-02 | 구자홍 | 집중형자화방법을이용한광픽업액츄에이터 |
US6385146B1 (en) | 1998-04-07 | 2002-05-07 | Lg Electronics Inc. | Optical pick-up actuator using a concentrated magnetization |
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