JPH09231591A - 光ピックアップのアクチュエータ装置 - Google Patents
光ピックアップのアクチュエータ装置Info
- Publication number
- JPH09231591A JPH09231591A JP3972196A JP3972196A JPH09231591A JP H09231591 A JPH09231591 A JP H09231591A JP 3972196 A JP3972196 A JP 3972196A JP 3972196 A JP3972196 A JP 3972196A JP H09231591 A JPH09231591 A JP H09231591A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- optical pickup
- actuator device
- magnetic
- magnetic yoke
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ピックアップのアクチュエータ装置に関
し、フォーカス方向の駆動力を増加させ、ディスクプレ
ーヤの高速化に対応する。 【解決手段】 磁気ヨーク１０のホルダ２両端にあるト
ラックコイル３を除くホルダ２中央部の領域に面した部
分に略コの字状断面を有するように突出部１２を設け、
磁力線１３をフォーカスコイル４の有効部Ａに対して、
ほぼ直角に横切らせ、強いフォーカス駆動力を得る。
し、フォーカス方向の駆動力を増加させ、ディスクプレ
ーヤの高速化に対応する。 【解決手段】 磁気ヨーク１０のホルダ２両端にあるト
ラックコイル３を除くホルダ２中央部の領域に面した部
分に略コの字状断面を有するように突出部１２を設け、
磁力線１３をフォーカスコイル４の有効部Ａに対して、
ほぼ直角に横切らせ、強いフォーカス駆動力を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状の記録
媒体に光スポットを照射して、光学的に情報を記録／再
生をするディスクプレーヤの光ピックアップのアクチュ
エータ装置に関するものである。
媒体に光スポットを照射して、光学的に情報を記録／再
生をするディスクプレーヤの光ピックアップのアクチュ
エータ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ディスクプレーヤの高速化に伴
い、フォーカス駆動力の大きな光ピックアップのアクチ
ュエータ装置が要求されている。以下、従来の光ピック
アップのアクチュエータ装置について図４及び図５を参
照しつつ説明する。図４において、（ａ）は従来の光ピ
ックアップのアクチュエータ装置の構成を示す平面図で
あり、（ｂ）はその側面図である。また、図５におい
て、（ａ）は上記従来の光ピックアップのアクチュエー
タ装置の磁気回路の平面図であり、（ｂ）はその磁気回
路の断面図である。
い、フォーカス駆動力の大きな光ピックアップのアクチ
ュエータ装置が要求されている。以下、従来の光ピック
アップのアクチュエータ装置について図４及び図５を参
照しつつ説明する。図４において、（ａ）は従来の光ピ
ックアップのアクチュエータ装置の構成を示す平面図で
あり、（ｂ）はその側面図である。また、図５におい
て、（ａ）は上記従来の光ピックアップのアクチュエー
タ装置の磁気回路の平面図であり、（ｂ）はその磁気回
路の断面図である。
【０００３】図４に示すように、従来の光ピックアップ
のアクチュエータ装置は、対物レンズ１を保持するため
のホルダ２と、ホルダ２の両端にそれぞれ巻装された２
つのトラックコイル３と、トラックコイル３と直交する
ように巻装されたフォーカスコイル４と、ホルダ２を挟
んで同極対向に設けられた駆動マグネット９及びヨーク
１０と、ホルダ２を支持する４本の金属線５と、金属線
５及びヨーク１０等を保持する固定部材６と、固定部材
６に重ねられた基板７等で構成されている。また、金属
線５はトラックコイル３とフォーカスコイル４と導通を
有するように、基板７の所要部に半田８により接続固定
されている。
のアクチュエータ装置は、対物レンズ１を保持するため
のホルダ２と、ホルダ２の両端にそれぞれ巻装された２
つのトラックコイル３と、トラックコイル３と直交する
ように巻装されたフォーカスコイル４と、ホルダ２を挟
んで同極対向に設けられた駆動マグネット９及びヨーク
１０と、ホルダ２を支持する４本の金属線５と、金属線
５及びヨーク１０等を保持する固定部材６と、固定部材
６に重ねられた基板７等で構成されている。また、金属
線５はトラックコイル３とフォーカスコイル４と導通を
有するように、基板７の所要部に半田８により接続固定
されている。
【０００４】トラックコイル３及びフォーカスコイル４
は駆動マグネット９による磁界を受けているので、金属
線５を介してトラックコイル３及びフォーカスコイル４
にそれぞれ所定の電流を印加することにより、ホルダ２
がフォーカス方向（図４（ｂ）及び図５（ｂ）中、Ｚ方
向）及びトラック方向（図４（ａ）及び図５（ａ）中、
Ｙ方向）に駆動される。駆動コイルと磁気回路は図５に
示すようになっており、この磁気回路からの磁力がフォ
ーカスコイル４、トラックコイル３に作用し、フレミン
グの左手の法則に従い駆動力が発生する。
は駆動マグネット９による磁界を受けているので、金属
線５を介してトラックコイル３及びフォーカスコイル４
にそれぞれ所定の電流を印加することにより、ホルダ２
がフォーカス方向（図４（ｂ）及び図５（ｂ）中、Ｚ方
向）及びトラック方向（図４（ａ）及び図５（ａ）中、
Ｙ方向）に駆動される。駆動コイルと磁気回路は図５に
示すようになっており、この磁気回路からの磁力がフォ
ーカスコイル４、トラックコイル３に作用し、フレミン
グの左手の法則に従い駆動力が発生する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図５の（ａ）及び（ｂ）に示すように磁気
回路が開磁路であるため、磁力線１１がフォーカスコイ
ル４の有効部Ａに対して直角に横切らず、フォーカス駆
動力が小さいという問題点を有していた。本発明は上記
従来例の問題点を解決するためになされたものであり、
フォーカス駆動力を大きくしてディスクプレーヤの高速
化に対応した光ピックアップのアクチュエータ装置を提
供することを目的とする。
の構成では、図５の（ａ）及び（ｂ）に示すように磁気
回路が開磁路であるため、磁力線１１がフォーカスコイ
ル４の有効部Ａに対して直角に横切らず、フォーカス駆
動力が小さいという問題点を有していた。本発明は上記
従来例の問題点を解決するためになされたものであり、
フォーカス駆動力を大きくしてディスクプレーヤの高速
化に対応した光ピックアップのアクチュエータ装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ピックアップのアクチュエータ装置は、
対物レンズを保持するホルダと、前記ホルダに巻装され
たフォーカスコイルと、前記フォーカスコイルと直交す
る方向に前記ホルダの両端にそれぞれ巻装された２つの
トラックコイルと、前記ホルダを挟んで同極対向するよ
うに設けられた２個の駆動マグネットと、前記駆動マグ
ネットの外側に配置され、前記ホルダ両端のトラックコ
イルに対向する部分を除く前記ホルダ中央部に対向する
部分が、前記駆動マグネットを挟むように形成された略
コの字状断面を有する磁気ヨークとを具備する。
め、本発明の光ピックアップのアクチュエータ装置は、
対物レンズを保持するホルダと、前記ホルダに巻装され
たフォーカスコイルと、前記フォーカスコイルと直交す
る方向に前記ホルダの両端にそれぞれ巻装された２つの
トラックコイルと、前記ホルダを挟んで同極対向するよ
うに設けられた２個の駆動マグネットと、前記駆動マグ
ネットの外側に配置され、前記ホルダ両端のトラックコ
イルに対向する部分を除く前記ホルダ中央部に対向する
部分が、前記駆動マグネットを挟むように形成された略
コの字状断面を有する磁気ヨークとを具備する。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光ピックアップの
アクチュエータ装置について、図１から図３を参照しつ
つ説明する。図１において、（ａ）は本発明の光ピック
アップのアクチュエータ装置の構成を示す平面図であ
り、（ｂ）はその側面図である。図２において、（ａ）
は本発明の光ピックアップのアクチュエータ装置の磁気
回路の平面図であり、（ｂ）はその磁気回路の断面図で
ある。また、図３は本発明の光ピックアップのアクチュ
エータ装置において、磁気ヨークの異なる部分の磁気回
路を比較するための断面図である。
アクチュエータ装置について、図１から図３を参照しつ
つ説明する。図１において、（ａ）は本発明の光ピック
アップのアクチュエータ装置の構成を示す平面図であ
り、（ｂ）はその側面図である。図２において、（ａ）
は本発明の光ピックアップのアクチュエータ装置の磁気
回路の平面図であり、（ｂ）はその磁気回路の断面図で
ある。また、図３は本発明の光ピックアップのアクチュ
エータ装置において、磁気ヨークの異なる部分の磁気回
路を比較するための断面図である。
【０００８】図１に示すように、本発明の光ピックアッ
プのアクチュエータ装置は、対物レンズ１を保持するた
めのホルダ２と、ホルダ２の両端にそれぞれ巻装された
２つのトラックコイル３と、トラックコイル３と直交す
るように巻装されたフォーカスコイル４と、ホルダ２を
挟んで同極対向に設けられた２つの駆動マグネット９
と、ホルダ両端２のトラックコイル３に対向する部分を
除くホルダ中央部に対向する部分に、駆動マグネット９
を挟むように突出部１２が形成された略コの字状断面を
有する磁気ヨーク１０と、ホルダ２を支持する４本の金
属線５と、金属線５及びヨーク１０等を保持する固定部
材６と、固定部材６に重ねられた基板７等で構成されて
いる。また、金属線５はトラックコイル３とフォーカス
コイル４と導通を有するように、基板７の所要部に半田
８により接続固定されている。
プのアクチュエータ装置は、対物レンズ１を保持するた
めのホルダ２と、ホルダ２の両端にそれぞれ巻装された
２つのトラックコイル３と、トラックコイル３と直交す
るように巻装されたフォーカスコイル４と、ホルダ２を
挟んで同極対向に設けられた２つの駆動マグネット９
と、ホルダ両端２のトラックコイル３に対向する部分を
除くホルダ中央部に対向する部分に、駆動マグネット９
を挟むように突出部１２が形成された略コの字状断面を
有する磁気ヨーク１０と、ホルダ２を支持する４本の金
属線５と、金属線５及びヨーク１０等を保持する固定部
材６と、固定部材６に重ねられた基板７等で構成されて
いる。また、金属線５はトラックコイル３とフォーカス
コイル４と導通を有するように、基板７の所要部に半田
８により接続固定されている。
【０００９】このように磁気ヨーク１０に、略コの字状
断面を有するように突出部１２を設けることにより、図
２（ｂ）に示すように磁力線１３が分布する。図５
（ｂ）に示す従来例と比較して、この磁気ヨーク１０の
突出部１２により、磁力線１３はフォーカスコイル４の
有効部Ａに対して、ほぼ直角に横切るようになり、強い
フォーカス駆動力が得られる。
断面を有するように突出部１２を設けることにより、図
２（ｂ）に示すように磁力線１３が分布する。図５
（ｂ）に示す従来例と比較して、この磁気ヨーク１０の
突出部１２により、磁力線１３はフォーカスコイル４の
有効部Ａに対して、ほぼ直角に横切るようになり、強い
フォーカス駆動力が得られる。
【００１０】図３において、右側に本発明による磁気ヨ
ーク１０の略コの字状断面を有する突出部１２における
磁力線分布を示し、左側に突出部１２が設けられていな
い通常の磁気ヨーク部分（トラックコイル３に対向する
部分）における磁力線分布を示す。図に示すように、ト
ラックコイル３の非有効部Ｂには、磁力線１１と１３が
作用するため、有効部Ａとは逆方向の駆動力が働く。従
って、本発明の磁気ヨーク１０の突出部１２により、ト
ラックコイル３の有効部Ａに作用する駆動力も大きくな
るが、それ以上に非有効部Ｂの上下２箇所（Ｚ方向）に
発生する逆方向の駆動力が大きくなるため、通常ヨーク
部分に比較して、トラック方向の駆動力が小さくなる。
すなわち、磁気ヨーク１０のトラックコイル３を除くホ
ルダ２中央部の領域に面した部分に略コの字状断面を有
するように突出部１２を設けることにより、トラック方
向の駆動力を低下させることなく強いフォーカス駆動力
を得ることができる。
ーク１０の略コの字状断面を有する突出部１２における
磁力線分布を示し、左側に突出部１２が設けられていな
い通常の磁気ヨーク部分（トラックコイル３に対向する
部分）における磁力線分布を示す。図に示すように、ト
ラックコイル３の非有効部Ｂには、磁力線１１と１３が
作用するため、有効部Ａとは逆方向の駆動力が働く。従
って、本発明の磁気ヨーク１０の突出部１２により、ト
ラックコイル３の有効部Ａに作用する駆動力も大きくな
るが、それ以上に非有効部Ｂの上下２箇所（Ｚ方向）に
発生する逆方向の駆動力が大きくなるため、通常ヨーク
部分に比較して、トラック方向の駆動力が小さくなる。
すなわち、磁気ヨーク１０のトラックコイル３を除くホ
ルダ２中央部の領域に面した部分に略コの字状断面を有
するように突出部１２を設けることにより、トラック方
向の駆動力を低下させることなく強いフォーカス駆動力
を得ることができる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明の光ピックアップの
アクチュエータ装置によれば、対物レンズを保持するホ
ルダと、ホルダに巻装されたフォーカスコイルと、フォ
ーカスコイルと直交する方向にホルダの両端にそれぞれ
巻装された２つのトラックコイルと、ホルダを挟んで同
極対向するように設けられた２個の駆動マグネットと、
駆動マグネットの外側に配置され、ホルダ両端のトラッ
クコイルに対向する部分を除くホルダ中央部に対向する
部分が、駆動マグネットを挟むように形成された略コの
字状断面を有する磁気ヨークとを具備するので、磁気ヨ
ークの突出部により、駆動マグネットの磁力線はフォー
カスコイルの有効部に対して、ほぼ直角に横切るように
なり、強いフォーカス駆動力が得られる。また、突出部
はホルダ両端のトラックコイルに対向する部分を除くホ
ルダ中央部に対向する部分に設けられているので、トラ
ック方向の駆動力を低下させることなくフォーカス方向
の駆動力を大きくすることができ、高速化に対応した光
ピックアップのアクチュエータ装置を実現することがで
きる。
アクチュエータ装置によれば、対物レンズを保持するホ
ルダと、ホルダに巻装されたフォーカスコイルと、フォ
ーカスコイルと直交する方向にホルダの両端にそれぞれ
巻装された２つのトラックコイルと、ホルダを挟んで同
極対向するように設けられた２個の駆動マグネットと、
駆動マグネットの外側に配置され、ホルダ両端のトラッ
クコイルに対向する部分を除くホルダ中央部に対向する
部分が、駆動マグネットを挟むように形成された略コの
字状断面を有する磁気ヨークとを具備するので、磁気ヨ
ークの突出部により、駆動マグネットの磁力線はフォー
カスコイルの有効部に対して、ほぼ直角に横切るように
なり、強いフォーカス駆動力が得られる。また、突出部
はホルダ両端のトラックコイルに対向する部分を除くホ
ルダ中央部に対向する部分に設けられているので、トラ
ック方向の駆動力を低下させることなくフォーカス方向
の駆動力を大きくすることができ、高速化に対応した光
ピックアップのアクチュエータ装置を実現することがで
きる。
【図１】（ａ）は本発明の光ピックアップのアクチュエ
ータ装置の構成を示す平面図、（ｂ）はその側面図
ータ装置の構成を示す平面図、（ｂ）はその側面図
【図２】（ａ）は本発明の光ピックアップのアクチュエ
ータ装置の磁気回路の平面図、（ｂ）はその磁気回路の
断面図
ータ装置の磁気回路の平面図、（ｂ）はその磁気回路の
断面図
【図３】本発明の光ピックアップのアクチュエータ装置
における、磁気ヨークの異なる部分の磁気回路を比較す
るための断面図
における、磁気ヨークの異なる部分の磁気回路を比較す
るための断面図
【図４】（ａ）は従来の光ピックアップのアクチュエー
タ装置の構成を示す平面図、（ｂ）はその側面図
タ装置の構成を示す平面図、（ｂ）はその側面図
【図５】（ａ）は従来の光ピックアップのアクチュエー
タ装置の磁気回路の平面図、（ｂ）はその磁気回路の断
面図
タ装置の磁気回路の平面図、（ｂ）はその磁気回路の断
面図
１ 対物レンズ ２ ホルダ ３ トラックコイル ４ フォーカスコイル ５ 金属線 ６ 固定部材 ７ 基板 ８ 半田 ９ 駆動マグネット １０ 磁気ヨーク １１ 磁力線 １２ 突出部 １３ 突出部１２における磁力線
Claims (1)
- 【請求項１】 対物レンズを保持するホルダと、前記ホ
ルダに巻装されたフォーカスコイルと、前記フォーカス
コイルと直交する方向に前記ホルダの両端にそれぞれ巻
装された２つのトラックコイルと、前記ホルダを挟んで
同極対向するように設けられた２個の駆動マグネット
と、前記駆動マグネットの外側に配置され、前記ホルダ
両端のトラックコイルに対向する部分を除く前記ホルダ
中央部に対向する部分が、前記駆動マグネットを挟むよ
うに形成された略コの字状断面を有する磁気ヨークとを
具備する光ピックアップのアクチュエータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3972196A JPH09231591A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 光ピックアップのアクチュエータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3972196A JPH09231591A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 光ピックアップのアクチュエータ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09231591A true JPH09231591A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12560858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3972196A Pending JPH09231591A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 光ピックアップのアクチュエータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09231591A (ja) |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP3972196A patent/JPH09231591A/ja active Pending
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