JP2003346361A - 光ヘッド装置及びそれを用いた光再生装置 - Google Patents

光ヘッド装置及びそれを用いた光再生装置

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JP2003346361A
JP2003346361A JP2002155738A JP2002155738A JP2003346361A JP 2003346361 A JP2003346361 A JP 2003346361A JP 2002155738 A JP2002155738 A JP 2002155738A JP 2002155738 A JP2002155738 A JP 2002155738A JP 2003346361 A JP2003346361 A JP 2003346361A
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optical head
head device
coil
optical
objective lens
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JP2002155738A
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Noriyuki Kono
紀行 河野
Nobuo Uekusa
伸夫 植草
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーカスコイル、トラッキングコイルの片側
だけに磁石を配置する構造にすることで、可動部の小型
化を図るとともに、可動部の剛性を高めて高次共振周波
数を高くする。 【解決手段】可動部100は、対物レンズ10を取り付
けた樹脂性のレンズホルダ20と、平板状のコイルユニ
ット60と、金属製の基板ホルダ90とを有し、基板ホ
ルダ90の複数の突起91を介して基板ホルダ90とコ
イルユニット60とレンズホルダ20とが一体化され
る。コイルユニット60は、フォーカスコイル61と一
対のトラッキングコイル62,62とを備える。コイル
ユニット60の片側にのみ凹凸形状に2極着磁したマグ
ネット50を配置する。マグネット50のN極からS極
へ至る磁束に対し各コイル61,62の特定の辺が交差
するように、各コイル61,62を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク(光記
録媒体)の情報記録面に光スポットを投射して光学的に
情報を読み書きできる光ディスク装置の光ヘッド装置及
びそれを用いた光再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の光ヘッド装置は一般
に、対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置と、対物レ
ンズを介して光の送受を行う光学系とから構成され、光
学系ブロックの取付台上に対物レンズ駆動装置を配置し
た構造となっている。
【0003】対物レンズ駆動装置は大別すると、対物レ
ンズ、フォーカスコイル及びトラッキングコイルを備え
た可動部と、磁気回路を備えた固定部とで構成される。
可動部は複数の弾性支持部材で固定部に支持されてい
る。弾性支持部材は少なくともその一部分がダンパ材で
包囲されている。
【0004】このような対物レンズ駆動装置では、重心
と駆動点の不一致が原因で起こる共振を防止することが
課題となっている。特開平8−263861号公報に
は、フォーカスコイルとトラッキングコイルを平板状に
形成し、それぞれ厚さ方向の中央面に対して面対称に配
設して、重心とフォーカス及びトラッキング双方の駆動
点とを一致させるようにした対物レンズ駆動装置及びそ
れを用いた光ヘッド装置が記載されている。
【0005】図7は上記公報に記載された従来の対物レ
ンズ駆動装置の平面図である。図7に示す従来の対物レ
ンズ駆動装置は、対物レンズ121が一端側に保持さ
れ、中央部に開口部123が形成されたボビン122か
らなる可動部を有している。この可動部を対物レンズ1
21の光軸と平行な方向及び光軸と直交する平面方向に
移動可能に支持する複数の弾性支持部材135が設けら
れている。コイル取付板128は、平板状のフォーカシ
ングコイル131,131とトラッキングコイル13
4,134がそれぞれ面対称に積層して貼り合わされ、
当該平面が対物レンズ121の光軸と平行になるように
配設されている。一対のマグネット147,148は、
コイル取付板128に配設されたフォーカシングコイル
131,131及びトラッキングコイル134,134
と共働して可動部を駆動変位させる磁気回路部を構成し
ている。マグネット147,148はそれぞれヨークを
構成する立上り片145,146に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
対物レンズ駆動装置では、フォーカシングコイル13
1,131及びトラッキングコイル134,134を平
板状に形成し、それぞれ厚さ方向の中央面に対して面対
称に積層して形成した1つのコイルユニット(コイル取
付板128)がレンズホルダ(ボビン122)に取り付
けられている。このときコイルユニット面は、光ディス
クのラジアル方向(半径方向)に平行に配置される。こ
のコイルユニット面を境界にして、光ディスクのタンジ
ェンシャル方向(トラック方向)に開口部123を2分
割した両側にマグネット147,148が1個ずつ配置
されて、コイルユニットが所定のギャップでマグネット
147,148に挟み込まれた構成になっている。この
ため、コイル形成面を境界にしてレンズホルダをタンジ
ェンシャル方向に分割した両側にコの字形状の開口部1
23を設けて、当該開口部123にマグネット及びヨー
クを配置する必要がある。ここで、レンズホルダ全体、
特に対物レンズ121が配置される側は対物レンズ設置
部分の板厚が薄いため、開口部123の影響で剛性が低
下して高次共振周波数が低くなってしまうという問題が
生じる。また、対物レンズ駆動装置がタンジェンシャル
方向に長くなり、装置の小型化の妨げになるという問題
が生じる。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、可動部の剛性を高めて高次共振周波数
を高くすることができ、且つ装置の小型化が図れる光ヘ
ッド装置及びそれを用いた光再生装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、対物レンズ
を取り付けたレンズホルダと、前記レンズホルダに保持
され、前記対物レンズを駆動する駆動コイルと、前記駆
動コイルを介して前記レンズホルダと一体化される基板
ホルダと、前記基板ホルダ側にのみ開口された開口部
と、前記開口部内に配置され、前記駆動コイルに対向す
るマグネットとを有することを特徴とする光ヘッド装置
によって達成される。
【0009】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
レンズホルダは、樹脂製であることを特徴とする。
【0010】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
駆動コイルは、平板状基板上にパターニングされている
ことを特徴とする。
【0011】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
駆動コイルは、巻線で形成されていることを特徴とす
る。
【0012】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
駆動コイルは、前記対物レンズを光ディスクの情報記録
面にほぼ垂直な方向に移動させて焦点位置を調整するフ
ォーカスコイルと、前記対物レンズを前記光ディスクの
ラジアル方向に移動させてトラック位置を調整するトラ
ッキングコイルとを有することを特徴とする。
【0013】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
基板ホルダは、前記レンズホルダに形成された穴部に挿
入されて固定される突起を有していることを特徴とす
る。
【0014】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
基板ホルダは、金属製であることを特徴とする。
【0015】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
マグネットは、前記駆動コイルとの対向面が少なくとも
2極着磁されていることを特徴とする。
【0016】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
駆動コイルは、一部が前記対向面の一の着磁領域のみに
対向し、当該一部に対向する他部が他の着磁領域のみに
対向していることを特徴とする。
【0017】上記本発明の光ヘッド装置において、前記
対向面は、凹領域とそれに組み合わさる凸領域とに2極
着磁されていることを特徴とする。
【0018】本発明による光ヘッド装置は、駆動コイル
(例えばフォーカスコイルやトラッキングコイル)の片
面だけにマグネット(磁石)を配置する構造にして駆動
コイルと対物レンズとの間にマグネットを配置しない構
成としたので、駆動コイルと対物レンズとの間の距離を
短くできる。これにより、可動部を小型化できるととも
に、可動部の剛性を高くして高次共振周波数を高めるこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による光ヘ
ッド装置及びそれを用いた光再生装置について図1乃至
図6を用いて説明する。図1は本実施の形態による光ヘ
ッド装置の対物レンズ駆動装置の構成を示す分解斜視
図、図2は対物レンズ駆動装置の可動部の側面図、図3
はマグネットの着磁とフォーカスコイル及びトラッキン
グコイルの配置示す図、図4は本実施の形態による他の
対物レンズ駆動装置の可動部の構成を示す分解斜視図、
図5は本実施の形態による光ヘッド装置の対物レンズ駆
動装置の平面図である。
【0020】図1に示すように、図示しない光ディスク
(光記録媒体)の情報記録面と対面し、光ビームを集束
させて光ディスクの情報記録面に照射して、情報を記録
あるいは再生するための対物レンズ10が、レンズホル
ダ20に保持されている。レンズホルダ20は樹脂材料
で形成されている。樹脂材料としては、液晶ポリマーを
用いることができる。所望の成形性及び剛性が得られる
ならば各種エンジニアリングプラスチックを当該樹脂材
料として使用可能である。
【0021】コイルユニット60は、導電体をパターニ
ングしたフォーカスコイル61及びトラッキングコイル
62が形成された概ね長方形状の平面基板を4層積層し
て構成されている。コイルユニット60の長方形状の4
つの角部近傍には、組立時の位置決め用に4個の貫通孔
64が設けられている。なお、コイルユニット60は、
上記のフォーカスコイル61及びトラッキングコイル6
2が形成された平面基板の4層積層構成に代えて、例え
ば、中心2層にトラッキングコイルが形成62が形成さ
れ、外側2層にフォーカスコイル61が形成された4層
積層構成とすることもできる。
【0022】基板ホルダ90は、対物レンズ10の光軸
にほぼ直交する断面形状がコの字状の金属材料で形成さ
れている。金属材料としてはステンレス材を用いること
ができる。非磁性及び高剛性が得られる材料を当該金属
材料として使用可能である。基板ホルダ90には、コイ
ルユニット60の4個の貫通孔64に対応して位置決め
用に4個の突起91が形成されている。コイルユニット
60は、各突起91に各貫通孔64を貫通させることに
より基板ホルダ90に対して位置決めされて保持され
る。レンズホルダ20はコイルユニット60と対向する
不図示の対向面に、基板ホルダ90の4個の突起91が
挿入される4個の穴部(不図示)を有している。各突起
91でコイルユニット60を保持した状態でレンズホル
ダ20の4つの穴にそれぞれ突起91を挿入し、コイル
ユニット60がレンズホルダ20に対して位置決めされ
ている。これによりレンズホルダ20、コイルユニット
60、及び基板ホルダ90が一体化されて対物レンズ1
0を含む可動部100が構成される。図1及び図2に示
すように、本実施の形態による可動部100は、コイル
ユニット60のコイル形成面を境界にして一方に対物レ
ンズ10を備えたレンズホルダ20が位置し、他方にの
み開口部が形成された構造となっている。
【0023】図1に示すように、コイルユニット60に
は、フォーカスコイル61及びトラッキングコイル62
に電流を供給するためのリード部となるランド(不図
示)が4箇所形成されている。ランドの近傍には4本の
導電性弾性体70を位置決めするためのV溝63が4箇
所形成されており、4本の導電性弾性体70は、V溝6
3で半田付けされて固定されている。導電性弾性体70
の他端は、ベース基板80に半田付けされて固定されて
いる。これにより、可動部100は、ヨークベース3
0、ワイヤーベース40、マグネット50、及びベース
基板80で構成される固定部に対して移動可能に片持ち
式に支持される。
【0024】コイルユニット60は、ヨークベース30
上のヨーク31に接着されたマグネット50で形成され
る磁気回路中に配置されている。コイルユニット60の
コイル形成面は、マグネット50の一着磁面に対面する
ように配置される。ほぼ直方体のマグネット50は、着
磁境界を表す仮想線51に示すように、凹領域とそれに
組み合わさる凸領域とに2極着磁されている。本例で
は、凹領域はS極に着磁され凸領域はN極に着磁されて
いる。なお、2極着磁は、上記のように1個のマグネッ
トを2極に着磁させる方法の他に、着磁された2個のマ
グネットを組み合わせて実現してももちろんよい。図3
は、コイルユニット60のコイル形成面からマグネット
50の着磁面に向かってみたときのマグネット50の着
磁領域とフォーカスコイル61及びトラッキングコイル
62a、62bの配置関係を示している。図3に示すよ
うに、フォーカスコイル61は長方形状に巻回されてい
る。2つのトラッキングコイル62a、62bはフォー
カスコイル61の内側基板面に配置されている。トラッ
キングコイル62a、62bもそれぞれ長方形状に巻回
されている。
【0025】これら駆動コイルは、一辺がマグネットの
対向面の一の着磁領域のみに対向し、当該一辺に対向す
る他辺が他の着磁領域のみに対向している。ここで、便
宜上、フォーカスコイル61の長方形状の4辺を図3に
示すようにA、B、C、Dの領域に分けて考えると、フ
ォーカスコイル61のB辺はマグネット50のN極と対
面する位置に配置され、B辺に対向するD辺はS極と対
面する位置に配置されるようになっている。また、フォ
ーカスコイル61のA辺及びC辺はマグネット50と対
面しない位置に配置されている。
【0026】トラッキングコイル62a、62bの長方
形状の4辺もフォーカスコイル61と同様に、図3に示
すようにA、B、C、Dの領域に分けて考えると、トラ
ッキングコイル62aのA辺はマグネット50のN極と
対面する位置に配置され、A辺に対向するC辺はS極と
対面する位置に配置されるようになっている。また、ト
ラッキングコイル62aのB辺及びD辺はマグネット5
0のN極及びS極を跨ぐ位置に配置されている。
【0027】一方、トラッキングコイル62bのA辺は
マグネット50のS極と対面する位置に配置され、A辺
に対向するC辺はN極と対面する位置に配置されるよう
になっている。また、トラッキングコイル62bのB辺
及びD辺はマグネット50のN極及びS極を跨ぐ位置に
配置されている。
【0028】なお、各トラッキングコイル62a,62
bは一方のトラッキングコイル62aのA辺に流れる電
流の向きと他方のトラッキングコイル62bのA辺に流
れる電流の向きとが逆方向になるように巻き回されてい
る。本例ではこれら駆動コイル61,62は長方形状に
巻回されているが、円形や楕円あるいは多角形状に巻回
されていてももちろんよく、これら駆動コイル61,6
2の一部がマグネット50の対向面の一の着磁領域のみ
に対向し、当該一部に対向する他部が他の着磁領域のみ
に対向するように構成してももちろんよい。
【0029】このような構成の対物レンズ駆動装置を備
えた光ヘッド装置のコイル形成面を光ディスクのラジア
ル方向に平行になるように配置して、コイルユニット6
0内のフォーカスコイル61及びトラッキングコイル6
2(62a,62b)に通電すれば、フレミングの左手
の法則に基づいてフォーカスコイル61のB辺及びD辺
にフォーカス方向(図3の上下方向)に移動する駆動力
が発生し、トラッキングコイル62a,62bのA辺,
C辺にトラッキング方向(図3の左右方向)に移動する
駆動力が発生する。これにより、光ディスクの面振れ、
偏心に対応して各々の方向に対物レンズ10を移動させ
ることができるようになる。例えば、フォーカスコイル
61により対物レンズ10を光ディスクの情報記録面に
ほぼ垂直な方向に移動させて焦点位置を調整し、トラッ
キングコイル62a,62bにより対物レンズ10を光
ディスクのラジアル方向に移動させてトラック位置を調
整することができる。
【0030】図4は本実施の形態による他の対物レンズ
駆動装置の可動部の構成を示す分解斜視図である。図4
に示すフォーカスコイル61及びトラッキングコイル6
2は巻線によって形成されている。レンズホルダ20に
は巻線コイルからげ部65が設けられており、巻線コイ
ルからげ部65から巻線コイルリード部66を介してフ
ォーカスコイル61及びトラッキングコイル62へ配線
されている。各巻線コイルからげ部65は半田71によ
り4本の導電性弾性体70にそれぞれ接続されている。
なお、レンズホルダ20の側面にフォーカスコイル61
及び各トラッキングコイル62用の巻枠をそれぞれ設
け、各巻枠に巻線を巻き回すことで、フォーカスコイル
61及びトラッキングコイル62を形成するようにして
もよい。また、巻枠無し(ボビンレス)のフォーカスコ
イル61及びトラッキングコイル62をレンズホルダ2
0の側面に接着等によってそれぞれ取り付けるようにし
てもよい。
【0031】本実施の形態による光ヘッド装置は、図7
に示したような、駆動力を発生させるためのコイルの両
側に磁石を配置する従来の構成とは異なり、図5に示す
ように、コイルユニット60の片側にのみマグネット5
0を配置し、図3に示したように、マグネット50のコ
イル対向面を凹凸形状に2極着磁し、この2極着磁され
た磁石のN極からS極へ至る磁束に対して各コイル6
1,62の特定の辺が交差する対物レンズ駆動装置にし
たので、1個のマグネットのみでフォーカス方向及びト
ラッキング方向の駆動力を発生させることができる。マ
グネットが1個でよいので、駆動力を発生させるための
コイルユニット60の一方側には対物レンズ10を配置
することができる。
【0032】このように本実施の形態による光ヘッド装
置は、対物レンズ10が配置される側に開口部を設けな
い構造であるため、従来のように開口部のために対物レ
ンズ設置部分の板厚を薄くする必要はない。このため、
対物レンズ設置部分の剛性を高くすると共に可動部10
0全体の剛性を高めることができ、高次共振周波数を高
めに設定することができる。また、駆動力を発生するコ
イル61,62と対物レンズ10との距離を短くして可
動部100の全体を小型化できるので、光ヘッド装置の
大きさを光ディスクのタンジェンシャル方向に短くして
装置の小型化を図ることが可能になる。また、マグネッ
ト50は1個しか用いないので、光ヘッド装置を安価に
製造できる。
【0033】図6は本実施の形態による光ヘッド装置1
10を搭載した光再生装置150の概略構成を示してい
る。光再生装置150は、図6に示すように光記録媒体
200を回転させるためのスピンドルモータ152と、
光記録媒体200にレーザビームを照射するとともにそ
の反射光を受光する光ヘッド装置110と、スピンドル
モータ152及び光ヘッド装置110の動作を制御する
コントローラ154と、光ヘッド装置110にレーザ駆
動信号を供給するレーザ駆動回路155と、光ヘッド装
置110にレンズ駆動信号を供給するレンズ駆動回路1
56とを備えている。
【0034】コントローラ154にはフォーカスサーボ
追従回路157、トラッキングサーボ追従回路158及
びレーザコントロール回路159が含まれている。フォ
ーカスサーボ追従回路157が活性化すると、回転して
いる光記録媒体200の記録面にフォーカスがかかった
状態となり、トラッキングサーボ追従回路158が活性
化すると、光記録媒体200の偏芯している信号トラッ
クに対して、レーザビームのスポットが自動追従状態と
なる。フォーカスサーボ追従回路157及びトラッキン
グサーボ追従回路158には、フォーカスゲインを自動
調整するためのオートゲインコントロール機能及びトラ
ッキングゲインを自動調整するためのオートゲインコン
トロール機能がそれぞれ備えられている。また、レーザ
コントロール回路159は、レーザ駆動回路155によ
り供給されるレーザ駆動信号を生成する回路であり、光
記録媒体200に記録されている記録条件設定情報に基
づいて、適切なレーザ駆動信号の生成を行う。
【0035】これらフォーカスサーボ追従回路157、
トラッキングサーボ追従回路158及びレーザコントロ
ール回路159については、コントローラ154内に組
み込まれた回路である必要はなく、コントローラ154
と別個の部品であっても構わない。さらに、これらは物
理的な回路である必要はなく、コントローラ154内で
実行されるソフトウェアであっても構わない。なお、光
再生装置150は記録機能を備えた光記録再生装置に含
まれていても、あるいは記録機能を有していない再生専
用の装置であってもよい。
【0036】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、フォ
ーカスコイル61とトラッキングコイル62a、62b
とを備えるコイルユニット60を用いて説明したが、本
発明はこれに限らず、コイルユニット60内にチルトコ
イルを備える構成であってもよい。また、チルトコイル
はレンズホルダ20側に取り付ける構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、可動部の
剛性を高めて高次共振周波数を高くした光ヘッド装置を
実現できる。また、小型の光ヘッド装置を低コストで製
造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光ヘッド装置の対
物レンズ駆動装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態による光ヘッド装置の対
物レンズ駆動装置の可動部の側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態による光ヘッド装置にお
けるマグネットの着磁とフォーカスコイル及びトラッキ
ングコイルの配置を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による他の光ヘッド装置
の対物レンズ駆動装置の可動部の構成を示す分解斜視図
である。
【図5】本発明の一実施の形態による対物レンズ駆動装
置の平面図である。
【図6】本発明の一実施の形態による光ヘッド装置を搭
載した光再生装置の概略構成を示す図である。
【図7】従来の対物レンズ駆動装置の平面図である。
【符号の説明】
10 対物レンズ 20 レンズホルダ 30 ヨークベース 31 ヨーク 40 ワイヤーベース 50 マグネット 60 コイルユニット 61 フォーカスコイル 62 トラッキングコイル 63 V溝 64 貫通孔 65 巻線コイルからげ部 66 巻線コイルリード部 70 導電性弾性体 80 ベース基板 90 基板ホルダ 91 突起 100 可動部 110 光ヘッド装置 150 光再生装置 152 スピンドルモータ 154 コントローラ 155 レーザ駆動回路 156 レンズ駆動回路 157 フォーカスサーボ追従回路 158 トラッキングサーボ追従回路 159 レーザコントロール回路 200 光記録媒体
フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA01 AA12 AA23 DC03 EA02 EB11 EB17 EC08 EC10 ED01 ED05 ED08 EF00 EF06 FA29 FB20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを取り付けたレンズホルダと、 前記レンズホルダに保持され、前記対物レンズを駆動す
    る駆動コイルと、 前記駆動コイルを介して前記レンズホルダと一体化され
    る基板ホルダと、 前記基板ホルダ側にのみ開口された開口部と、 前記開口部内に配置され、前記駆動コイルに対向するマ
    グネットとを有することを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ヘッド装置であって、 前記レンズホルダは、樹脂製であることを特徴とする光
    ヘッド装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の光ヘッド装置であ
    って、 前記駆動コイルは、平板状基板上にパターニングされて
    いることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の光ヘッド装置であ
    って、 前記駆動コイルは、巻線で形成されていることを特徴と
    する光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光
    ヘッド装置であって、 前記駆動コイルは、前記対物レンズを光ディスクの情報
    記録面にほぼ垂直な方向に移動させて焦点位置を調整す
    るフォーカスコイルと、前記対物レンズを前記光ディス
    クのラジアル方向に移動させてトラック位置を調整する
    トラッキングコイルとを有することを特徴とする光ヘッ
    ド装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光
    ヘッド装置であって、 前記基板ホルダは、前記レンズホルダに形成された穴部
    に挿入されて固定される突起を有していることを特徴と
    する光ヘッド装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の光ヘッド装置において、 前記基板ホルダは、金属製であることを特徴とする光ヘ
    ッド装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光
    ヘッド装置であって、 前記マグネットは、前記駆動コイルとの対向面が少なく
    とも2極着磁されていることを特徴とする光ヘッド装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の光ヘッド装置であって、 前記駆動コイルは、一部が前記対向面の一の着磁領域の
    みに対向し、当該一部に対向する他部が他の着磁領域の
    みに対向していることを特徴とする光ヘッド装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の光ヘッド装置であって、 前記対向面は、凹領域とそれに組み合わさる凸領域とに
    2極着磁されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれか1項に記載
    の光ヘッド装置を備えることを特徴とする光再生装置。
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