JPH08179880A - プレゼンマウスシステム - Google Patents

プレゼンマウスシステム

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JPH08179880A
JPH08179880A JP6321927A JP32192794A JPH08179880A JP H08179880 A JPH08179880 A JP H08179880A JP 6321927 A JP6321927 A JP 6321927A JP 32192794 A JP32192794 A JP 32192794A JP H08179880 A JPH08179880 A JP H08179880A
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JP6321927A
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Inventor
Kenichi Kokubo
健一 小久保
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 説明者一人で、プレゼンテーションのために
必要な操作をすべて遠隔操作によって行うことのでき
る、プレゼンマウスシステムを提供すること。 【構成】 カーソル位置情報を設定し無線送信するプレ
ゼンマウス1と、このプレゼンマウス1から無線送信さ
れるカーソル位置情報を受信し、大画面のディスプレイ
装置15上のカーソル16の移動、停止を制御する上位
機13に送り込む受信機14とを備える。また、プレゼ
ンマウス1に、ディスプレイ装置15に対するカーソル
16の投影の有無を設定入力する入力ボタンを備える。
また、入力ボタン4,5およびポインティングボール2
を、プレゼンマウス1上の近接した位置に配設する。さ
らに、プレゼンマウス1の内部に、ポインティングボー
ル2に当接する摩擦部材25を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ制御によ
り表示されるプレゼンテーション用のディスプレイ画面
上にカーソルを表示するためのプレゼンマウスシステム
にかかり、特にディスプレイ画面から離れた位置からワ
イヤレスリモコン操作可能なプレゼンマウスシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、会議や講演等で用いられるプレゼ
ンテーションシステムは、オーバーヘッドプロジェクタ
や、フィルム映写装置、ビデオ機器のように、単に画像
を表示するものが使用されていた。しかし、近年、マル
チメディア時代を反映して、コンピュータによって表示
される大型のディスプレイ装置が用いられるようになっ
てきた。
【0003】上記のような、コンピュータを用いたプレ
ゼンテーションシステムは、コンピュータの記憶装置に
蓄積された画像データ等を単にディスプレイ装置上に表
示することができるだけではなく、その場でコンピュー
タプログラムを動作させて様々なシミュレーションを行
うことができるため、会議や、講演等において、内容の
理解度を高め、情報を正確且つ効率的に伝達できる利点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のコンピュータを
用いたプレゼンテーションシステムでは、ディスプレイ
装置を制御するためのコンピュータは、通常机上に配置
されている。一方、説明者は壇上等の聴衆である多数の
相手より見える位置から説明を行うのが一般的である。
このため、説明者の他に、コンピュータを操作するため
のオペレータが別個に必要であった。
【0005】このため、従来のプレゼンテーションシス
テムでは、会議や講演を行う前に、説明者とオペレータ
とが事前に説明の段取りを十分に打ち合わせなければな
らず、煩わしいものとなっていた。また、オペレータ
は、説明の内容を熟知していない場合も多く、説明途中
で質問を受けた場合等に、臨機応変な画面操作や、的確
な画面上のカーソル指示操作をする事が困難であるとい
う不都合を生じていた。さらには、オペレータがコンピ
ュータを操作するため、説明者の位置も制限を受けると
いう問題があった。
【0006】以上のような不都合を改善すべく、例えば
特開平1−257935号公報には、記憶装置に記憶さ
れた画像情報と、説明者がリモコンマウスを用いて入力
するカーソル情報とを、画面上に合成して表示すること
ができる、オーバーヘッドプロジェクタが開示されてい
る。この特開平1−257935号公報に開示されてい
る技術は、従来のオーバーヘッドプロジェクタが、指示
棒等で画面を指し示して説明するために、説明者が画面
の近くで説明しなければならなかった問題を解決してい
る。
【0007】しかしながら、コンピュータを用いたプレ
ゼンテーションシステムでは、画面上のカーソル指示だ
けでなく、コンピュータ操作も必要なため、上記のよう
なリモコンマウスとコンピュータを用いたプレゼンテー
ションシステムを用いても、説明者一人で操作すること
ができなかった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来のプレゼンテーシ
ョンシステムの有する不都合を改善し、特に、説明者一
人で、プレゼンテーションのために必要な操作をすべて
遠隔操作によって行うことのできる、プレゼンマウスシ
ステムを提供することを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、カーソル位置情報を設定し無線送信するプレゼンマ
ウスと、このプレゼンマウスから無線送信されるカーソ
ル位置情報を受信し、ディスプレイ装置のカーソルの移
動、停止を制御する上位機に送り込む受信機とを備え
る。さらに、プレゼンマウスに、回転自在に且つ表面の
一部が外部に向けて突設されたポインティングボール
と、このポインティングボールの回転をX軸方向および
Y軸方向に分けて出力する位置情報検出機構とを備え、
この位置情報検出機構で設定されたカーソル位置情報を
アンテナを介して受信機に送信出力する送信部と備え
る、という構成を採っている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、プレゼン
マウスに、大画面のディスプレイ装置に対するカーソル
投影の有無を設定入力する入力ボタンを備えるという構
成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と同様で
ある。
【0011】また、請求項3記載の発明では、入力ボタ
ンおよびポインティングボールを、プレゼンマウス上の
近接した位置に配設するという構成を採り、その他の構
成は請求項2記載の発明と同様である。
【0012】さらに、請求項4記載の発明では、プレゼ
ンマウスの内部に、ポインティングボールに当接する摩
擦部材を配設するという構成を採り、その他の構成は請
求項1,2または3記載の発明と同様である。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、オペレータを兼ねた
説明者が、プレゼンマウスに備えられたポインティング
ボールを操作し、この操作の基づく操作情報がプレゼン
マウスに備えられた送信部から、上位機に備えられた受
信部に送り込まれ、プレゼンテーション用の大画面上に
表示されたカーソルが移動する。
【0014】請求項2記載の発明では、説明者が、プレ
ゼンマウスに設けられたカーソル投影の有無を設定入力
する入力ボタン操作することで、この操作に基づく操作
情報がプレゼンマウスに備えられた送信部から、上位機
に備えられた受信部に送り込まれ、プレゼンテーション
用の大画面上のカーソルが消去され、または投影され
る。
【0015】請求項3記載の発明では、入力ボタンおよ
びポインティングボールが、マウス本体上の近接した位
置に配設されているので、説明者は片方の指でプレゼン
マウスを操作でき、この操作に基づく操作情報がプレゼ
ンマウスに備えられた送信部から、上位機に備えられた
受信部に送り込まれ、プレゼンテーション用の大画面上
での種々の動作として表示される。
【0016】請求項4記載の発明では、ポインティング
ボールに摩擦部材が当接して配設されているので、ポイ
ンティングボールの操作に所定の抵抗が付勢されれお
り、極僅かな力での入力操作ではポインティングボール
が回転せず、操作情報として上位機に送信されない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至3に基づ
いて説明する。
【0018】まず、図1は、本実施例のプレゼンマウス
システムの概要を示す説明図であり、図1中の符号1は
プレゼンマウスを示し、符号15はプレゼンテーション
用の大画面のディスプレイ装置を示す。
【0019】本実施例のプレゼンマウスシステムは、会
議や、講演を行う場所で、説明者が手に持って操作し、
無線による操作信号を出力するプレゼンマウス1と、操
作信号を受信する受信器12と、受信器12に接続され
たコンピュータ等の上位機13と、大画面のディスプレ
イ装置15とから構成されている。大画面ディスプレイ
装置15は、例えば、大型のCRTディスプレイや、液
晶の画像表示部の透過光が拡大されて投影されるオーバ
ーヘッドプロジェクタ形式のものを用いることができ
る。
【0020】図2は、プレゼンマウス1の形状及び構造
を示す三面図であり、符号2はポインティングボールを
示し、符号4及び5は入力スイッチを示す。
【0021】プレゼンマウス1は、その上部の前面に第
1の入力ボタン4と第2の入力ボタン5が上下に配置さ
れ、下部は、手で把持部3を握って片手で操作できるよ
うに形成されている。第1の入力ボタン4と第2の入力
ボタン5は、図1に示すように、把持部3を掌に納めた
状態で、人差し指8と中指9とにそれぞれ対応する位置
に配置されている。また、プレゼンマウス1の上面から
後方に向かって形成されている斜面からは、ポインティ
ングボール2の一部が突出して配置されている。ポイン
ティングボール2は、図1に示すように、プレゼンマウ
ス1を把持した状態で、親指7で所望の方向へ回転操作
できるように設けられている。
【0022】また、ポインティングボール2には、図2
に示すように、プレゼンマウス1の内部に固定された摩
擦部材25が当接して配設されている。この摩擦部材2
5は、ポインティングボール2の回転に所定の抵抗を付
勢するためのものであり、スポンジ状部材や樹脂部材で
構成されている。
【0023】図3は、プレゼンマウス1の内部構造を概
略した説明図であり、符号19はX軸回転情報検出器を
示し、符号20はY軸回転情報検出器を示す。
【0024】図3に示すように、ポインティングボール
2は、プレゼンマウス1に任意の方向に回転自在に支持
されており、その回転による変位量は、X方向とY方向
の、互いに直交する2つの方向に分解して検出されるよ
うに構成されている。ポインティングボール2のX方向
の回転変位は、ポインティングボール2の表面に当接さ
れているX軸回転情報検出ローラ4Aに伝達される。X
軸回転情報検出ローラ4Aの回転はさらに、X軸回転情
報検出ローラ軸18Aを介してX軸回転情報検出器19
に伝達されてここで検出される構造となっている。そし
て、これらが、位置情報検出機構2Aを構成している。
【0025】また同様に、ポインティングボール2のY
方向の回転変位は、ポインティングボール2の表面にX
軸回転情報検出ローラ4Aと直角方向から当接されてい
るY軸回転情報検出ローラ4Bに伝達され、さらに、Y
軸回転情報検出ローラ軸18Bを介してY軸回転情報検
出器20に伝達されて検出される構造となっている。
【0026】X軸回転情報検出器19及びY軸回転情報
検出器20としては、回転変位に比例したパルスを発生
するロータリエンコーダ等の回転検出手段が用いられ
る。X軸回転情報検出器19及びY軸回転情報検出器2
0のパルス信号の出力側は、プレゼンマウス制御部21
に接続されており、プレゼンマウス制御部21には、第
1の入力ボタン4と第2の入力ボタン5が接続されてお
り、第1の入力ボタン4および第2の入力ボタン5のO
N/OFFに対する情報が入力されるように構成されて
いる。
【0027】プレゼンマウス制御部21の出力側には送
信部22が接続されており、プレゼンマウス制御部21
からの出力信号を送信アンテナ1Aから受信側へ無線送
信するようになっている。
【0028】また、受信側には、図1に示すように、送
信アンテナ1Aからの無線信号を受信するために、受信
アンテナ14を備えた受信器12が設けられている。受
信器12の出力側は、信号ケーブル23によってコンピ
ュータ等の上位機13に接続されている。この上位機1
3は、信号ケーブル23を介して送られてくる指令信号
によって制御される。
【0029】上位機13には、ディスプレイ装置接続ケ
ーブル24によって、大画面のディスプレイ装置15が
接続されており、ディスプレイ装置15に様々な画像情
報を表示できるように構成されている。上位機13とし
ては、専用のコンピュータや、パーソナルコンピュータ
を用いることができる。また、上位機13には、会議や
講演に必要な画像情報や、デモンストレーション用に作
製されたプログラム等が記録されている記憶装置(図示
略)が接続されており、さらに、上位機13は、プレゼ
ンマウス1からの信号によって、必要な操作がすべて行
えるように構成されている。
【0030】次に、本実施例の機能を説明する。
【0031】図3に示すように、プレゼンマウスシステ
ムを使用する場合には、上位機13のハードディスク等
の記憶装置にあらかじめ会議や講演で使用する必要な画
像情報、デモンストレーション用のプログラム等を収容
しておく。
【0032】会議や、講演を行う場合には、上位機13
を起動すると、大画面のディスプレイ装置15上にはカ
ーソル16が表示される。大画面のディスプレイ装置1
5上に表示されるカーソル16は、大画面のディスプレ
イ装置15に表示される画像の説明を行う際に、指示棒
の役割を果たすとともに、大画面のディスプレイ装置1
5上の所定の領域に移動させて第1の入力ボタン4また
は第2の入力ボタン5を操作することによって、上位機
13を制御して表示画面を変えたり、デモンストレーシ
ョンプログラムを起動させたりする様々な機能を果たす
ことができる。
【0033】説明者は、壇上等の説明を行う場所で、片
手にプレゼンマウス1を持ち、ポインティングボール2
を操作すると、ポインティングボール2の回転量と回転
方向は、X軸回転情報検出ローラ4A、Y軸回転情報検
出ローラ4Bから、X軸回転情報検出器19、Y軸回転
情報検出器20にそれぞれ直交するX、Y方向に分解さ
れて伝達される。X軸回転情報検出器19、Y軸回転情
報検出器20からの回転量に比例したパルスは、プレゼ
ンマウス制御部21に伝達される。プレゼンマウス制御
部21は、その入力情報を一定時間間隔、例えば200
[m秒]毎に送信部22に送り出す。送信部22は、プ
レゼンマウス制御部21からの情報を送信アンテナ1A
から発信する。
【0034】また、プレゼンマウス1に設けられている
第1の入力ボタン4または、第2の入力ボタン5を押し
た場合にも、その情報がプレゼンマウス制御部21に伝
えられ、その入力情報はポインティングボール2によっ
て入力された情報と同じように一定の時間間隔で送信部
22に伝達され、送信アンテナ1Aから発信される。
【0035】送信アンテナ1Aから発信された、プレゼ
ンマウス1の操作情報は、受信アンテナ14から、受信
器12に受信される。受信器12で受信された信号は信
号ケーブル23を通じて上位機13に取り込まれる。受
信器12と上位機13との間で、受信信号は、上位機1
3が処理可能なデジタル信号に変換されている。
【0036】プレゼンマウス1の操作情報により、上位
機13にディスプレイ装置接続ケーブル24で接続され
ている大画面のディスプレイ装置15上では、プレゼン
マウス1のポインティングボール2の動きに合わせて、
カーソル16が上下左右に移動する。
【0037】大画面のディスプレイ装置15の画面上に
は、カーソル16を特定の位置に移動して、第1の入力
ボタン4あるいは第2の入力ボタン5をクリック操作し
たり、ドロー操作したりして、画面に表示されている画
像を変えたり、あるいは、あらかじめ用意しておいたデ
モンストレーション用のプログラムを起動するように上
位機13のプログラムを作製しておくことができる。
【0038】例えば、大画面のディスプレイ装置15の
画面上に、メニューやアイコン等を表示して、これにカ
ーソル16を移動して、クリック操作やドロー操作をし
て、グラフ等の画像や、説明用のデモンストレーション
プログラムを実行させることが可能である。
【0039】また、大画面のディスプレイ装置15の画
面上に、画像を表示して説明を行う場合、同時に画面上
に表示されているカーソル16が、説明を行っている画
像に重なって画像が見づらくなる場合があるが、そのよ
うな場合には、プレゼンマウス1を操作して一時的にカ
ーソル16を大画面のディスプレイ装置15の画面から
消去できるようにすることができる。
【0040】上記カーソル16の消去操作は、第1の入
力ボタン4と第2の入力ボタン5の何れか一方にその機
能を割り当てることができ、例えば、第2の入力ボタン
5を一回押すと大画面のディスプレイ装置15の画面上
に表示されているカーソル16が消去され、もう一度押
すと再表示されるようにすることができる。
【0041】また、第1の入力ボタン4と第2の入力ボ
タン5とを二つとも別の機能に割り当てている場合、例
えば第1の入力ボタン4で画面上に表示されているアイ
コンを実行させ、第2の入力ボタン5で表示画面を切り
換えるように設定している場合には、カーソル16を画
面上から一時的に消去するための独立した操作ボタン
を、プレゼンマウス1の操作しやすい場所に設け、その
出力信号を第1の入力ボタン4や第2の入力ボタン5と
同様に、プレゼンマウス制御部21に入力して、送信ア
ンテナ1Aから発信するようにしてもよい。
【0042】また、上記の実施例では、第1の入力ボタ
ン4、第2の入力ボタン5の2つの操作ボタンを用いて
上位機13の操作を行っているが、操作ボタンは一つだ
け用いて操作を行うことも可能である。
【0043】その場合には、上位機13によって大画面
のディスプレイ装置15上に表示されるアイコンやメニ
ュー等が単一の操作ボタンで制御可能なように、ソフト
ウエアを変更して対応することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プレゼン
マウスに設けられたポインティングボールと入力ボタン
とを用いて、説明者がディスプレイ画面が接続されてい
る上位機を、壇上等の離れた位置から遠隔操作すること
ができる。このため、説明者の他に、上位機を操作する
ためのオペレータが不要となり、プレゼンテーションの
ための要員を削減することができるという優れた効果を
生じる。
【0045】また、オペレータが不要となった結果、大
画面のディスプレイ装置の近くに、オペレータが上位機
を操作するための机等を設置しなくて済むので、説明者
はプレゼンマウスによって、ディスプレイ画面上に表示
されるカーソルを、説明を受ける側から見やすい位置邪
魔にならないように移動して、その位置から自由に操作
することができるという優れた効果を生じる。
【0046】さらに、説明者は一人でプレゼンテーショ
ンを行うことができるため、上位機のオペレータとの説
明内容に関する事前の打ち合わせ等に時間を費やす必要
がなく、会議や講演のための準備に必要な時間を削減す
ることができる。
【0047】しかも、本発明のプレゼンマウスシステム
によれば、説明者自身が大画面のディスプレイ装置に表
示される内容を自由に操作することができ、例えば説明
中に質問等を受けた場合に、臨機応変に大画面のディス
プレイ装置の表示内容を操作できる。このため、会議や
講演の内容を説明を受ける側が効率良く、正確に説明の
内容を把握することができる。
【0048】また、請求項2記載の発明によれば、プレ
ゼンマウスにカーソルの表示の有無を切り換えるボタン
を設けたので、請求項1記載の発明により生じる効果に
加えて、ディスプレイ画面上に表示された内容の一部が
画面上に重なって表示されるカーソルに隠されないよう
に、カーソルを表示画面の隅の方へ大きく移動させる必
要がなくなるため、ポインティングボールを大きく動か
す必要がなく、プレゼンマウスの操作性を向上を図るこ
とができるという優れた効果を生じる。
【0049】さらには、説明者がディスプレイ画面に表
示されるカーソルをめまぐるしく移動させて、大画面の
ディスプレイ装置の表示内容が見づらくしてしまうこと
が防止できる。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、入力
ボタンとポインティングボールを近接した位置に配設し
たので、説明者は片手でプレゼンマウスを操作できる。
このため、説明に必要な原稿等を所持しながら、説明を
することができるという優れた効果を生じる。
【0051】また、請求項4記載の発明によれば、ポイ
ンティングボールに摩擦部材を当接して配設したので、
ポインティングボールの操作に所定の抵抗が付勢されれ
おり、極僅かな力での入力操作では、ポインティングボ
ールは回転しない。このため、無意識の内にディスプレ
イ上のカーソルが移動することを防止することができる
という優れた効果を生じる。
【0052】特に、この効果は、プレゼンテーションの
場合に限られず、例えば、コンピュータ等を自動車の車
内に持ち込んで、走行データの解析等を行う場合にも、
走行による振動で、カーソルが不意に移動することを防
止することができるという効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレゼンマウスシステムの一実施例を
示す説明図である。
【図2】図1内に開示したプレゼンマウスの外部構造を
示す概略図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は
側面図、図2(c)は背面図をそれぞれ示す。
【図3】本発明に用いられるプレゼンマウスの内部構造
の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プレゼンマウス 1A 送信アンテナ 2 ポインティングボール 2A 位置情報検出機構 4 第1の入力ボタン 5 第2の入力ボタン 12 受信器 13 上位機 15 ディスプレイ装置 16 カーソル 22 送信部 25 摩擦部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーソル位置情報を設定し無線送信する
    プレゼンマウスと、このプレゼンマウスから無線送信さ
    れるカーソル位置情報を受信し、大画面のディスプレイ
    上のカーソルの移動、停止を制御する上位機に送り込む
    受信機とを備え、 前記プレゼンマウスに、回転自在に且つ表面の一部が外
    部に向けて突設されたポインティングボールと、このポ
    インティングボールの回転をX軸方向およびY軸方向に
    分けて出力する位置情報検出機構と、この位置情報検出
    機構で設定されたカーソル位置情報をアンテナを介して
    前記受信機に送信出力する送信部とを含む構成としたこ
    とを特徴とするプレゼンマウスシステム。
  2. 【請求項2】 前記プレゼンマウスが、前記大画面に対
    するカーソル投影の有無を設定入力する入力ボタンを備
    えていることを特徴とする請求項1記載のプレゼンマウ
    スシステム。
  3. 【請求項3】 前記入力ボタンおよびポインティングボ
    ールを、前記プレゼンマウス上の近接した位置に配設し
    たことを特徴とする請求項2記載のプレゼンマウスシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記プレゼンマウスの内部に、前記ポイ
    ンティングボールに当接する摩擦部材を配設したことを
    特徴とする請求項1,2または3記載のプレゼンマウス
    システム。
JP6321927A 1994-12-26 1994-12-26 プレゼンマウスシステム Pending JPH08179880A (ja)

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