JPH08179834A - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JPH08179834A
JPH08179834A JP31860194A JP31860194A JPH08179834A JP H08179834 A JPH08179834 A JP H08179834A JP 31860194 A JP31860194 A JP 31860194A JP 31860194 A JP31860194 A JP 31860194A JP H08179834 A JPH08179834 A JP H08179834A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調整ねじの移動方向の寸法を小さくでき、調
整ノブの位置を変化させることなく圧力調整でき、又、
部品点数及び加工工数を増加させることがなく調整ノブ
の減圧弁本体からの脱落を防止することができる減圧弁
を提供する。 【構成】 カバー3には係合孔27が形成され、この係
合孔27内には調整ねじ26に螺合するナット28が回
動不能かつ軸方向に移動可能に係合されている。又、調
整ねじ26の先端部はナット28が螺合しない軸部26
cとされている。そして、ナット28が調整ねじ26の
雄ねじ部26bから外れた状態では、ナット28と係合
孔27の端部との間に隙間が形成されるとともにナット
28が調圧ばね24にて調整ねじ26側に押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアシリンダ等に供給
される流体の圧力を所定の圧力まで減圧する減圧弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、減圧弁においては、減圧でき
る圧力の範囲を広く確保するとともに、減圧弁の寸法を
小さくすることが要求されている。何故なら、少ない機
種で、広い範囲の要求圧力に応じることができ、又、設
置スペースが小さい場合にも使用することができるよう
にするためである。
【0003】このような減圧弁として、図4に示す減圧
弁51がある。この減圧弁51の入力ポート52及び出
力ポート53が設けられるハウジング54には、両ポー
ト52,53間の流路の大きさを変更するための弁体5
5が設けられている。この弁体55にはピストン56の
一部が当接し、そのピストン56は調圧ばね57にて付
勢されている。調圧ばね57はハウジング54に固着さ
れたナット58に螺合する調整ねじ59の下端に当接さ
れている。又、ハウジング54の上部には、調整ノブ6
0が取り付けられている。この調整ノブ60は外内二重
の筒体61,62の上端が上板63にて閉塞された形状
に形成されている。調整ノブ60の外側筒体61の内側
下部全周には係合突条60aが形成されている。調整ノ
ブ60は、この係合突条60aがハウジング54の外周
上部全周に形成された周溝54aに係合することにより
ハウジング54に対して回動可能に係合されている。内
側筒体62の内部には係合孔64が形成され、この係合
孔64には調整ねじ59の六角状の頭部65が回動不能
かつ上下方向に移動可能に係合されている。従って、調
整ノブ60を回動すると、調整ノブ60自体は上下方向
に移動することなく調整ねじ59が係合孔64内を上下
方向に移動する。この結果、調圧ばね57の伸縮量が変
化してピストン56に加わる力が変化するため、出力ポ
ート53側に導出される流体の圧力が調整ノブ60の回
動位置に応じた圧力に減圧される。従って、この減圧弁
では、調整ノブ60自体が上下方向に移動することなく
調整ねじ59を移動させて設定圧力の変更を行うことが
できる。又、調整ねじ59の移動方向の寸法を最小限に
抑えながら、調整ねじ59の移動量を最大限に確保する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この減
圧弁51では、調整ねじ59を調圧ばね57側から最も
後退させた状態で不用意に調整ノブ60を回すと、調整
ノブ60がハウジング54の周溝54aから外れること
になる。なぜなら、調整ねじ59はハウジング54に固
定されたナット58に螺合しているため、調整ねじ59
が上板63の下面に当接した状態で調整ねじ59を回し
過ぎると螺合による推力が調整ノブ60に直接作用する
からである。
【0005】このような調整ノブ60のハウジング54
からの脱落を防止するためには種々の方法が考えられる
が、部品点数を多くなったり加工工数を増えると製造コ
ストが高くなる問題がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、調整ねじの移動方向の
寸法を小さくでき、調整ノブの位置を変化させることな
く圧力調整でき、又、部品点数及び加工工数を増加させ
ることなく調整ノブの減圧弁本体からの脱落を防止する
ことができる減圧弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、弁本体に対して調整ノブ
を回動可能に係合させ、その調整ノブの回動に基づいて
調整ねじを軸線方向に変位させることにより調圧ばねの
伸縮量が変更し、その伸縮量の変更に基づいて弁体が一
次室から二次室に流れ込む流体の圧力を調整するように
した減圧弁において、前記調整ねじに形成された雄ねじ
部の先端部に軸部を形成し、その調整ねじを前記調整ノ
ブに回動不能にかつ軸線方向に移動可能に支持し、前記
弁本体に雌ねじ部材を回動不能にかつ軸線方向に移動可
能に支持し、その雌ねじ部材に前記軸部を介して雄ねじ
部を螺合させた。
【0008】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、雌ねじ部材が雄ねじ部から軸部側
に外れた状態では、調圧ばねにて雌ねじ部材が雄ねじ部
側に付勢されるようにした。
【0009】又、請求項3に記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の発明において、調整ねじが調圧ばね
側に移動する際の雌ねじ部材との螺合量を、複数ピッチ
とした。
【0010】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、調整
ねじが調圧ばねから後退する方向に調整ノブを回動する
と、雌ねじ部材が動かない状態で調整ねじが後退する。
調整ねじが最大限後退した状態でさらに同方向に調整ノ
ブを回動すると、雌ねじ部材が調整ばね側に移動し最終
的に雄ねじ部から軸部に外れる。この結果、雌ねじ部材
と調整ねじの螺合による推力が調整ノブに作用すること
はない。又、調整ねじが調圧ばね側に移動する方向に調
整ノブを回動すると、雌ねじ部材が移動しない状態で調
整ねじが調圧ばね側に移動する。この結果、調圧ばねの
伸縮量が変更される。
【0011】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、雄ねじ部から軸部に
外れた雌ねじ部材が調圧ばねにて雄ねじ部側に付勢され
るため、調整ノブを調整ねじが調圧ばね側に移動する方
向に回動すると雌ねじ部材が雄ねじ部に螺合する。
【0012】又、請求項3に記載の発明によれば、請求
項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、雌ねじ
部材が動かず調整ねじが調整ばね側に移動する際の雌ね
じ部材との螺合量が複数ピッチあるため、調圧ばねのば
ね力が複数ピッチで支持される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図1に示すように、本実施例の
減圧弁1の弁本体1aはボティ2及びカバー3にて構成
されている。カバー3の上部には調整ノブ4が備えられ
ている。ボディ2には入力ポート5及び出力ポート6が
形成され、入力ポート5及び出力ポート6の間には隔壁
7にて入力ポート5と出力ポート6とが隔絶される一次
室8が形成されている。入力ポート5と一次室8とは流
路9を介して連通されている。一次室8の上方には一次
室8に連通する収容孔10が形成されている。この収容
孔10の内部下方にはほぼ筒状に形成され前記隔壁7の
上端に当接する内筒部11が配置されている。尚、収容
孔10はカバー3に形成される流路12を介して外部に
連通されている。
【0014】内筒部11の底面中央には、前記一次室8
内に嵌入する垂下部13が形成されている。この垂下部
13の中央には収容孔10と一次室8とを連通する流路
14が形成され、垂下部13の下端は一次室8内に開口
する弁口15になっている。前記出力ポート6は内筒部
11にて一次室8と隔絶されるとともに、内筒部11の
出力ポート6に相対する位置に形成された流路16及び
前記流路14を介して一次室8に連通されている。前記
一次室8の内部には弁体17が設けられている。この弁
体17は一次室8の下面に配置された圧縮コイルばね1
8にて弁口15側に付勢されている。
【0015】前記内筒部11の内部には案内孔19が形
成されている。この案内孔19にはピストン20が上下
方向(図1において)に移動可能に配置されている。こ
のピストン20の下面中央には前記流路14内を通って
延びる垂下部21が形成されている。この垂下部21に
はピストン20の上下方向に貫通する流路22が形成さ
れている。そして、ピストン20が内筒部11の下端に
配置された状態では、垂下部21の下端は弁口15より
も下方に配置される。この案内孔19の下部には、ピス
トン20にて隔絶される二次室23が形成されている。
従って、二次室23は流路16を介して出力ポート6に
連通されるとともに、流路14を介して弁口15に連通
されている。ピストン20の上面は凹設され、この上面
には圧縮コイルばねからなる調圧ばね24の下端が当接
されている。
【0016】カバー3の上部には上下方向に貫通孔25
が形成され、この貫通孔25には六角ボルトからなる調
整ねじ26が上下方向に摺動可能に挿入されている。こ
の調整ねじ26の頭部26aは六角形に形成され、先端
部は雄ねじ部26bが形成されていない軸部26cにな
っている。このカバー3の上部の内側面には係合孔27
が形成され、この係合孔27には調整ねじ26に螺合す
る雌ねじ部材としてのナット28が回動不能にかつ軸線
方向に移動可能に保持されている。調整ねじ26の先端
は円板29を介して前記調圧ばね24の上端に当接され
ている。そして、調圧ばね24のばね力により、調整ね
じ26及びナット28が上方に付勢されている。尚、カ
バー3の上部の外側面には水平断面が円状である係合孔
30が形成されている。又、カバー3の外周側には、周
溝31が形成されている。
【0017】前記調整ノブ4は外内二重の筒体の上端が
上板4aにて閉塞されることにより形成されている。こ
の調整ノブ4の外側筒体にて把持部32が形成され、内
側筒体の内部には調整ねじ26の頭部26aを回動不能
かつ上下方向に移動可能に保持する係合孔33が形成さ
れている。内側筒体の下端は、前記係合孔30内に回動
可能に嵌入されている。又、外側筒体の内側下端全周に
は、前記周溝31に係合する係合突条34が形成されて
いる。この結果、調整ノブ4はカバー3に対して回動可
能かつ上下方向に移動不能に保持されている。
【0018】又、図2に示すように、調整ねじ26の雄
ねじ部26bがナット28との螺合状態から外れた状態
では、ナット28が調圧ばね24にて雄ねじ部26b側
に押圧される。従って、調整ねじ26の頭部26aが調
整ノブ4の上板4aの下面に当接し、かつ、雄ねじ部2
6bがナット28と外れた状態では、ナット28の上面
と係合孔27の上端との間に雄ねじ部26の複数ピッチ
分の隙間が形成される。尚、このとき、調圧ばね24か
ら調整ねじ26に加えられる力により、調整ノブ4の係
合突条34がカバー3の係合溝31から外れないように
なっている。又、この状態では、ピストン20の垂下部
21の下端が弁口15よりも一次室8側に配置されるよ
うになっている。
【0019】又、図1に示すように、調整ねじ26の頭
部26aが上板4aの下面に当接するとともにナット2
8の上面が係合孔27の上端に当接する状態では、調整
ねじ26の下端に調圧ばね24にて上方に押圧される円
板29が当接するようになっている。このとき、ナット
28と調整ねじ26の雄ねじ部26bは複数ピッチ分螺
合することになる。この状態では、ピストン20の垂下
部21の下端が弁口15と同じ高さに配置され、弁口1
5が弁体17にて閉じられる。従って、この状態が二次
室23側の設定圧力が0に設定される状態である。
【0020】さらに、図3に示すように、調整ねじ26
の頭部26aの下面側がカバー3の上面に当接するとと
もに、ナット28の上面が係合孔27の上端に当接する
状態では、ピストン20の垂下部21の下端が弁口15
よりも最も一次室側に配置される。従って、この状態が
二次室23側の設定圧力が最大に設定される状態であ
る。
【0021】次に、以上のように構成された減圧弁の作
用について説明する。この減圧弁1において、図1に示
すように、二次室23側の設定圧力を0に設定した場
合、即ち、調整ねじ26がピストン20側から最も後退
して頭部26aが調整ノブ4の上板4aの下面に当接し
た状態では、弁口15が弁体17にて閉じられる。従っ
て、入力ポート5側にエアが供給されても出力ポート6
側にはエアが供給されない。又、この状態ではナット2
8が係合孔27の上端に当接している。
【0022】この状態から、調整ねじ26が調圧ばね2
4側から後退する方向に調整ノブ4を回動した場合、即
ち、作業者が設定圧力が0になったにも拘らずさらに調
整ノブ4を回動してしまった場合は次のようになる。即
ち、調整ねじ26の頭部26aが調整ノブ4の上板4a
の下面に当接することにより調整ねじ26が上動不能に
保持されるため、調整ねじ26の回動に伴ってナット2
8が係合孔27に沿って調圧ばね24側に移動すること
になる。従って、調整ノブ4を設定圧力が0の状態から
調整ねじ26がピストン20側から後退するようにさら
に回転しても、調整ねじ26とナット28の螺合による
推力が調整ノブ4に作用することはない。そして、図2
に示すように、雄ねじ部26bがナット28から外れる
と、ナット28の下面に調圧ばね24にて押圧される円
板29の上面が当接する。この結果、調整ねじ26の頭
部26aが調整ノブ4の上板4aの下面に当接した状態
のままで保持される。
【0023】この状態から調整ねじ26が調圧ばね24
側に前進する方向に調整ノブ4を回動すると、ナット2
8が調圧ばね24にて調整ねじ26に押圧されるととも
にナット28と係合孔27の上端との間に隙間が形成さ
れているため、ナット28と雄ねじ部26bが螺合して
いく。この状態ではナット28又は調整ねじ26が調圧
ばね24にて調整ノブ4側に押圧されるため、調整ねじ
26の位置は変わらない。図1に示すように、ナット2
8と調整ねじ26の螺合が進んでナット28が係合孔2
7の上端に当接すると(即ち、二次室23側の設定圧力
が0とした状態)ナット28が移動できなくなる。従っ
て、今度は螺合の進行に伴って調整ねじ26がピストン
20側に移動する。このとき、ナット28には雄ねじ部
26bの複数ピッチ分が螺合されているため、調整ばね
24のばね力が雄ねじ部26b及びナット28の複数ピ
ッチで支持される。従って、調圧ばね24から螺合部分
に加わるばね力が大きくても、調整ねじ26がスムーズ
に回動する。
【0024】調整ねじ26が調圧ばね24側に移動する
結果、調圧ばね24が調整ねじ26にて押し縮められる
ためピストン20にかかる力が次第に大きくなりピスト
ン20が一次室側に移動する。すると、弁体17が弁口
15に当接する位置から一次室8側に移動するため、弁
口15の流路が一次室8と連通する。この状態で、入力
ポート5にエアが供給されると、一次室8を介して二次
室23にエアが導入される。そして、二次室23に導入
されたエアの圧力が調圧ばね24にて設定される圧力よ
りも高い場合は、ピストン20が一次室8側から後退し
て弁口15部分の流路が小さくなる。この結果、一次室
8から二次室23に導入されるエアの量が少なくなるた
め、二次室23のエア圧力が低下する。反対に、二次室
23に導入されたエアの圧力が調圧ばね24にて設定さ
れる圧力よりも低い場合は、ピストン20が一次室8側
に前進して弁口15部分の流路が大きくなる。この結
果、一次室8から二次室23に導入されるエアの量が多
くなるため、二次室23のエア圧力が上昇する。この作
用により、二次室23内のエア圧力が調圧ばね24にて
設定されたエア圧力に減圧されて出力ポート6に導出さ
れる。
【0025】さらに、調整ねじ26がピストン20側に
移動する方向に調整ノブ4を回転していくと、図3に示
すように、調整ねじ26の頭部26aの下側がカバー3
の上部の上面に当接する位置で調整ノブ4の回転が不可
能になる。即ち、二次室23側の設定圧力が最大にな
る。
【0026】以上詳述したように、本実施例の減圧弁1
によれば、調整ねじ26がピストン20側から最大限後
退した状態(即ち、二次室23側の設定圧力が0になる
状態)からさらに調整ノブ4を回動した場合、ナット2
8が係合孔33に沿って調圧ばね24側に移動して最後
にナット28が調整ねじ26の雄ねじ部26bから外れ
るようにした。従って、調整ノブ4に調整ねじ26とナ
ット28の螺合による推力が作用しないので、調整ノブ
4の弁本体1aからの脱落を防止することができる。即
ち、従来の減圧弁に対して、調整ねじ26の移動方向の
寸法を大きくすることなく、調整ノブ4の位置を変化さ
せることなく、又、調整ねじ26の先端に軸部26cを
設けるだけで調整ノブ4のカバー3からの脱落を防止す
ることができる。
【0027】又、本実施例によれば、ナット28は雄ね
じ部26bから軸部26cに外れた状態では調圧ばね2
4にて雄ねじ部26b側に押圧される。従って、調整ノ
ブ4を回しすぎてナット28が雄ねじ部26bから外れ
ても再び雄ねじ部26bに螺合することができるため、
減圧弁の機能を確保することができる。
【0028】さらに、本実施例によれば、調整ねじ26
が調圧ばね24側に移動する際のナット28との螺合量
が複数ピッチあるため、調圧ばね24のばね力が雄ねじ
部26b及びナット28の複数のピッチで支持される。
従って、調圧ばね24のばね力があっても、調整ねじ2
6をスムーズに回動させることができる。
【0029】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (1) ナット28が調整ねじ26の雄ねじ部26bか
ら軸部26cに外れた状態で、ナット28が調圧ばね2
4にて雄ねじ部26b側に押圧されないように構成して
もよい。
【0030】(2) 調整ねじ26が調圧ばね24側に
移動する際のナット28との螺合量が複数ピッチに限ら
ず、例えば、1ピッチであってもよい。 (3) 調整ねじ26は六角ボルトに限らず、四角ボル
ト、八角ボルト等であってもよい。
【0031】(4) ピストン20に限らずダイアフラ
ムを備えた減圧弁に実施してもよい。この場合、ピスト
ン20を摺動させるための内筒体11を設ける必要がな
くなる。
【0032】(5) ピストン20と弁体17との連絡
をピストン20に一体的に設けられた垂下部21にて行
うように構成したが、これを、ピストン20と別体で形
成される部材により行うように構成してもよい。
【0033】(6) 係合孔27はナット28を回動不
能にかつ移動可能に支持する形態のものであればよく、
例えば、軸線方向に延びるように形成される複数の突条
を設け、この各突条にてナット28を支持するように構
成してもよい。又、係合孔33も同様である。
【0034】(7) 減圧する流体は、エアに限らず、
他の、例えば、LPガス等の流体であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、調整ねじの移動方向の寸法を小さくで
き、減圧値の変更により調整ノブの位置を変化させるこ
となく圧力調整でき、又、部品点数及び加工工数を増加
させることがなく調整ノブの減圧弁本体からの脱落を防
止することができる。
【0036】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、調整ねじの雄ねじ部
から軸部に外れた雌ねじ部材が雄ねじ部に螺合するた
め、減圧弁の機能が確保される。
【0037】又、請求項3に記載の発明によれば、請求
項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、調圧ば
ねのばね力が調整ねじ及び雌ねじ部材の複数のピッチで
支持されるため、調圧ばねのばね力があっても調整ねじ
をスムーズに回動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 減圧弁の概略断面図。
【図2】 同じく、概略断面図。
【図3】 同じく、一部概略断面図。
【図4】 従来例の減圧弁の概略断面図。
【符号の説明】
1a…弁本体、4…調整ノブ、8…一次室、23…二次
室、24…調圧ばね、26…調整ねじ、26b…雄ねじ
部、26c…軸部、28…雌ねじ部材としてのナット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体(1a)に対して調整ノブ(4)
    を回動可能に係合させ、その調整ノブ(4)の回動に基
    づいて調整ねじ(26)を軸線方向に変位させることに
    より調圧ばね(24)の伸縮量が変更し、その伸縮量の
    変更に基づいて弁体(17)が一次室(8)から二次室
    (23)に流れ込む流体の圧力を調整するようにした減
    圧弁において、 前記調整ねじ(26)に形成された雄ねじ部(26b)
    の先端部に軸部(26c)を形成し、その調整ねじ(2
    6)を前記調整ノブ(4)に回動不能にかつ軸線方向に
    移動可能に支持し、前記弁本体(1a)に雌ねじ部材
    (28)を回動不能にかつ軸線方向に移動可能に支持
    し、その雌ねじ部材(28)に前記軸部(26c)を介
    して雄ねじ部(26b)を螺合させてなる減圧弁。
  2. 【請求項2】 雌ねじ部材(28)が雄ねじ部(26
    b)から軸部(26c)側に外れた状態では、調圧ばね
    (24)にて雌ねじ部材(28)が雄ねじ部(26b)
    側に付勢されるようにした請求項1に記載の減圧弁。
  3. 【請求項3】 調整ねじ(26)が調圧ばね(24)側
    に移動する際の雌ねじ部材(28)との螺合量は、複数
    ピッチである請求項1又は請求項2に記載の減圧弁。
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CN108825835A (zh) * 2018-07-24 2018-11-16 银川市长城液压有限责任公司 一种直动叠加式减压阀

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