JP2565787Y2 - 流量調整弁の開度調整装置 - Google Patents

流量調整弁の開度調整装置

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JP2565787Y2
JP2565787Y2 JP1991023074U JP2307491U JP2565787Y2 JP 2565787 Y2 JP2565787 Y2 JP 2565787Y2 JP 1991023074 U JP1991023074 U JP 1991023074U JP 2307491 U JP2307491 U JP 2307491U JP 2565787 Y2 JP2565787 Y2 JP 2565787Y2
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内澤  修
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、半導体産業用ガス流通
系に用いられる流量調整弁に係り、特にその弁開度を所
望の値に制御するための調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体産業用ガス流通系においては、流
通ガスの変更やパージング等のために、しばしば流路を
遮断する必要があり、かつ、平常時は流通ガスの流量を
一定に維持することが要求される。この要求を満たすた
めに、従来では、流通ガスが流れる流路に、相互に独立
した流量制御弁および遮断弁を直列に配置することが行
われている。
【0003】しかしながら、この構成によると、必然的
に流路上の接続部の数が多くなるとともに、流量制御弁
や遮断弁を収める広いスペースを必要とし、しかも、流
路における接ガス面積が増すため、吸蔵ガスの放出に基
づく流通ガス純度の低下を招き易いなどの欠点がある。
【0004】この種の問題点を解決するため、本出願人
が先に提案した流量調整弁「実開平1−128078
号」(以下第1従来例と称す)は、図4に示すように、
弁座aと接離可能に対向するダイヤフラムb、このダイ
ヤフラムbを駆動するためのマニュアル式駆動部cおよ
びこれらダイヤフラムbと駆動部cとの間に配置された
偏心カム機構dを備えており、針状弁体を有する従来の
流量調整弁の欠点を除去して、金属粉の発生や流量特性
のばらつき等を極小にでき、かつ弁開度を全閉状態まで
制御し得るように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記第1従来例に記載
された流量調整弁は、流量調整機能および遮断機能を備
えているから、一般的には別の遮断弁を必要としない。
しかしながら、流量調整機能および遮断機能は、いずれ
も弁座aおよびダイヤフラムbからなる同一開閉部に依
存するので、ダイヤフラムbの開度を所望の流量が得ら
れるように調整した状態で、ダイヤフラムbを弁座aに
接触させて流路を閉じてしまうと、折角調整した流量値
が消滅してしまい、閉状態から開状態に移行する毎に流
量値を設定し直す必要がある。
【0006】したがって、流路の開閉頻度が比較的高
く、かつ開状態での流量を一定に維持しなければならな
いような流通系においては、取り扱いが繁雑となり、結
局は流路に別の遮断弁を設置することになる。
【0007】このような場合に、上記第1従来例に示さ
れた流量調整弁との併用に適するものとして、本出願人
が別に提案した遮断弁「実開平1−131077号」
(以下第2従来例と称す)は、図5に示すように、弁座
aと接離可能に対向するダイヤフラムbと空気圧式駆動
部cとの間に偏心カム機構を配置し、ダイヤフラムシー
ル弁でありながら駆動部cを小形化し得るように構成さ
れている。そのため、この遮断弁自体は、半導体産業用
ガス流通系に好適するものである。
【0008】しかしながら、いずれにしても第1従来例
の流量調整弁と、第2従来例の遮断弁を併用するのであ
るから、流路上の接続部の数が増すといった問題が依然
として残り、上記従来の問題点の本質的な改善策とはな
り得ない。
【0009】本考案は、このような事情にもとづいてな
されたもので、開状態における設定流量に影響を及ぼす
ことなく、弁孔を開閉することができ、しかも、流量の
設定を簡単かつ確実に行うことができる流量調整弁の開
度調整装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る流量調整弁の開度調整装置は、弁孔が
開口された弁座と、この弁座に接離することで上記弁孔
を開閉するダイヤフラムと、を有する弁部と;作動流体
の圧力に応じて変位されるピストンを有するシリンダ
と、上記ダイヤフラムを弁座に向けて押圧するステム
と、このステムと上記シリンダとの間に介在され、上記
ピストンの駆動力を上記ステムに伝える偏心カム機構
と、を有し、上記ダイヤフラムを開閉駆動するための駆
動部と;上記ステムがダイヤフラムから離れる開方向へ
のピストンの変位量を調整する調整部と;を備えてい
る。
【0011】そして、上記調整部は、上記駆動部に支持
された筒状のガイド部と、このガイド部に軸方向に移動
可能にねじ込まれ、一端が上記ピストンに接離可能に接
するとともに、他端にマニュアル操作用のハンドルが取
り付けられた調整軸と、上記ガイド部に設置され、上記
調整軸を所望のねじ込み位置にロックするロックねじ
と、を備えていることを特徴としている。
【0012】
【作用】このような構成の開度調整装置は、シリンダに
作動流体を出し入れすることでピストンが変位し、この
ピストンの動きは、偏心カム機構を介してステムに伝え
られる。そのため、ステムがダイヤフラムから遠ざかる
と、ダイヤフラムがその自己復元力により弁座から離れ
る方向に変位し、弁孔が開かれる。逆にステムがダイヤ
フラムに押し付けられると、このステムを介してダイヤ
フラムが弁座に押圧され、弁孔が閉じられる。
【0013】弁孔の開度を所望の値に設定するには、ロ
ックねじを緩め、調整軸のねじ込み量を自由に変えられ
るようにする。そして、ハンドルをマニュアル操作し、
調整軸のねじ込み量を変えることにより、その一端とピ
ストンとの当接部をシリンダの軸方向に移動させる。こ
の移動により、ピストンが軸方向に変位し、ダイヤフラ
ムと弁孔との位置関係が調整軸のねじ込み量に応じて変
動する。そのため、弁孔の開度が所望の値に設定され
る。そして、所望流量が得られる弁孔の開度が定まった
ならば、ロックねじを締め付け、調整軸をガイド部に移
動不能にロックする。このことにより、ピストンの開方
向への変位が調整軸によって制限され、この調整軸のね
じ込み位置を変化させない限り、ダイヤフラムの開方向
への変位量は、弁部の開閉作動に拘わらず一定に保たれ
る。したがって、弁孔の開閉操作を繰り返す毎に弁孔の
開度を設定し直す必要はなく、取り扱いが容易となる。
【0014】また、上記構成によると、調整軸のねじ込
み量を調整した後、ロックねじを締め込んで調整軸をロ
ックするだけの作業で弁孔の開度を所望の値に設定する
ことができる。そのため、作動流体の圧力をコントロー
ルすることによりピストンを所望の位置に保持するとい
った面倒な制御は一切不要であり、弁孔の開度調整作業
をマニュアル操作により簡単に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して本考案の一
実施例を説明する。図1および図2において、流量調整
弁は、弁部1、駆動部2および調整部3を備えている。
【0016】弁部1は、弁箱4を備えている。この弁箱
4には、流体の流入路5および流出路6と、これら流入
路5や流出路6に連なる弁室7が形成されている。弁室
7には、弁座9が収容されている。弁座9は、中央部に
弁孔8を有し、この弁孔8は、流入路5に連なってい
る。弁室7には、ダイヤフラム10が配置されている。
ダイヤフラム10は、その外周部が弁箱4に係止されて
いるとともに、中央部が弁座9と接離可能に向かい合っ
ている。そのため、弁部1は、ダイヤフラムシール弁を
構成している。
【0017】駆動部2は、弁部1の弁箱4に連結された
本体11を備えている。本体11には、シリンダ12a
を有するシリンダブロック12が連結されている。シリ
ンダ12aには、ピストン13が軸方向に変位可能に収
容されており、このピストン13は、シリンダ12aの
内部を第1の室12bと第2の室12cとに仕切ってい
る。第2の室12cには、閉じばね14が収容されてい
る。閉じばね14は、ピストン13を第1の室12bの
方向に向けて付勢している。
【0018】本体11は、シリンダ12aの第1の室1
2bに連なる流通孔15を有している。流通孔15は、
作動流体としての圧搾空気の供給源と排出口とに切替え
可能に接続されている。
【0019】駆動部2の本体11には、偏心カム機構1
6が収容されている。偏心カム機構16は、本体11に
回転自在に支持されたカム軸19aを備えている。カム
軸19aは、上記シリンダ12aの軸線と直交する方向
に沿って配置されており、このカム軸19a上には、ピ
ニオン18と偏心カム19とが固定されている。ピニオ
ン18および偏心カム19は、カム軸19aの軸方向に
並べて配置されているとともに、互いに連動して回転す
るようになっている。
【0020】ピニオン18は、ラック17と噛み合って
いる。ラック17は、上記シリンダ12aの軸方向に移
動可能に本体11に支持されているとともに、上記ピス
トン13に連結されている。偏心カム19は、その外周
部が所望の駆動曲面をなしており、この偏心カム19の
外周部に第1のステム20が摺動可能に接している。第
1のステム20は、カム軸19aの軸線と直交する方向
に往復動可能に上記本体11に支持されており、この第
1のステム20の先端は、上記弁箱4に臨んでいる。第
1のステム20と上記弁箱4内に支持されたダイヤフラ
ム10との間には、第2のステム21が配置されてい
る。第2のステム21は、第1のステム20と同軸状に
位置されている。第2のステム21は、ばね22を介し
て第1のステム20に接する方向に付勢されており、こ
の付勢により、第1のステム20が偏心カム19の外周
部に押し付けられている。そして、第2のステム21の
先端は、ダイヤフラム10の中央部と向かい合い、この
ダイヤフラム10の中央部を弁座7に向けて押圧するよ
うになっている。
【0021】そのため、ダイヤフラム10は、弁座7に
接して弁孔8を閉じる閉じ位置と、弁座7から離れる方
向に復元されて上記弁孔8を開く閉じ位置とに亘って変
位される。
【0022】調整部3は、駆動部2のシリンダブロック
12に固定された筒状のガイド部23を有している。ガ
イド部23は、上記偏心カム機構16とはシリンダ12
aを挟んだ反対側に配置されている。ガイド部23は、
上記シリンダブロック12の外方に突出されているとと
もに、シリンダ12aの軸方向に沿って延びている。
【0023】ガイド部23の内部には、調整軸24が軸
方向に移動可能にねじ込まれている。調整軸24は、ガ
イド部23を貫通して上記シリンダ12aの第2の室1
2cに臨む内端部24aと、ガイド部23を貫通してシ
リンダブロック12の外方に導出された外端部24bと
を有している。
【0024】調整軸24の内端部24aには、ベアリン
グ25が連結されている。ベアリング25は、第2の室
12cに臨むとともに、上記ピストン13の端面と接離
可能に向かい合っている。
【0025】調整軸24の外端部には、マニュアル操作
用のハンドル26が取り付けられている。ハンドル26
の端部は、ガイド部23の外周部に被さっている。この
ガイド部23の外周部には、ハンドル26の端部に設け
た指標(図示せず)から調整軸24の軸方向の位置を表
示する目盛部27が設置されており、調整軸24のねじ
込み量を円滑にバーニヤ制御し得るように構成されてい
る。
【0026】また、ガイド部23の軸方向の中間部に
は、このガイド部23を径方向に貫通するねじ孔23a
が開口されている。このねじ孔23aには、ロックねじ
28がねじ込まれている。ロックねじ28を締め込む
と、このロックねじ28の先端が調整軸24の外周面に
係合し、この調整軸24をガイド部23に回動不能にロ
ックするようになっている。
【0027】次に、上記のように構成された流量調整弁
(図1は常閉形の場合)の作用について説明する。弁部
1の弁孔8を閉じる場合には、まず、シリンダ12の第
1の室12b内の圧搾空気を流通孔15を介して排出す
る。すると、ピストン13に加わる圧搾空気の圧力が消
滅するので、このピストン13が閉じばね14によって
第1の室12bに向けて変位される。この変位により、
ラック17が第1の室12bから遠ざかる方向にスライ
ドし、このラック17に噛み合うピニオン18を介して
カム軸19aが図1の時計回り方向に回動される。この
ため、偏心カム19が時計回り方向に回動され、第1お
よび第2のステム20,21がばね22の付勢力に抗し
てダイヤフラム10に向けてスライドされる。この結
果、ダイヤフラム10が弁座9に押し付けられ、弁孔8
が閉じられるとともに、流入路5と流出路6との連通が
遮断される。
【0028】弁部1の弁孔8を開く場合には、シリンダ
12の第1の室12bに流通孔15を介して圧搾空気を
導入する。すると、ピストン13に圧搾空気の圧力が作
用し、このピストン13が閉じばね14に抗して第2の
室12cの方向に変位される。この変位により、ラック
17が第1の室12bの方向にスライドし、このラック
17と噛み合うピニオン18を介してカム軸19aが図
1の反時計回り方向に回動される。このため、偏心カム
19が反時計回り方向に回動され、第1および第2のス
テム20,21がばね22によってダイヤフラム10か
ら遠ざかる方向にスライドされる。この結果、第2のス
テム21の先端がダイヤフラム10から離れ、このダイ
ヤフラム10が自己復元力によって弁座9から離脱する
ことにより、弁孔8が開かれる。よって、この弁孔8を
通じて流入路5と流出路6とが互いに連通される。
【0029】弁部1を流れる流体の流量を所定の値に設
定するには、まず、調整部3のロックねじ28を緩め、
調整軸24のロックを解除する。この状態で、上記弁孔
8を閉じる時と同様にシリンダ12の第1の室12bに
導入されている圧搾空気を流通孔15を通じて排出し、
ピストン13を第1の室12bの方向に移動させる。そ
して、ハンドル26を回して調整軸24をガイド部23
にねじ込み、この調整軸24の内端部24aのベアリン
グ25をピストン13の端面に突き当てる。このことに
より、ピストン13は、上記ダイヤフラム10が弁座9
に押し付けられている状態に保持される。
【0030】次に、シリンダ12の第1の室12bに流
通孔15を通じて圧搾空気を導入する。この状態で上記
調整軸24がガイド部23から抜け出る方向にハンドル
26を回動させると、調整軸24の移動に伴ってピスト
ン13が第2の室12bの方向に移動し始め、上記弁孔
8を開く場合と同様に、第2のステム21の先端がダイ
ヤフラム10から離れる。そのため、弁孔8は、上記ピ
ストン13の変位量に対応した分だけ開かれ、この弁孔
8の開度が所定の流量を得る値に達した時点でハンドル
26の回動を停止する。そして、ロックねじ28を締め
付け、調整軸24をロックすることで、ピストン13の
位置を固定的に定める。
【0031】このような本考案の一実施例によれば、ダ
イヤフラム10が弁座9から離れる開方向へのピストン
13の変位量は、調整軸24の軸方向への移動量、すな
わち、ガイド部23へのねじ込み量に応じて可変設定さ
れる。したがって、シリンダ12内のピストン13の位
置を定めた後に、上記のような弁孔8を開閉する操作が
行われても、上記ピストン13の開方向への変位は、そ
の端面がベアリング25に当接することで制限される。
【0032】よって、調整軸24のねじ込み量を変えな
い限り、シリンダ12の第1の室12bに供給される圧
搾空気による開動作に影響されることなく、当初設定さ
れた弁孔8の開度を再現することができ、所望の流量を
得ることができる。また、調整軸24のねじ込み量を変
えることで、所望流量の変更にも容易に対処することが
できる。
【0033】なお、図3は、上記実施例について本考案
者らが行った実験結果を示している。この実験は、気温
が20℃、流入路5および流出路6における流体の圧力
が1kgf /cm2 G および大気圧の時の流量Q(l/min)
とハンドル26の回転数Nとの関係を表している。この
図3から分かるように、流体の流量Qは、ハンドル26
の回転数Nに比例して変化しており、流量Qの設定を精
密かつ容易に行い得ることが明らかとなる。
【0034】また、上記構成の流量調整弁によれば、調
整軸24のねじ込み量を調整した後、ロックねじ28を
締め込んで調整軸24をガイド部23にロックするだけ
の作業で、弁孔8の開度を所望の値に適宜調整すること
ができる。したがって、弁孔8の開度を調整する毎に、
圧搾空気の圧力をコントロールする必要もなく、弁孔8
の開度調整作業をマニュアル操作により簡単かつ確実に
行うことができる。
【0035】しかも、流体の流れ経路上に別の遮断弁を
設置する必要もなく、この遮断弁を必要とする従来に比
べて接続部の数や所用スペースが少なくて済む。それと
ともに、弁部1がダイヤフラムシール弁であることと相
俟って、接ガス面積も極小であるから、吸蔵ガスの放出
に基づく流体の純度低下を防止することができる。
【0036】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、たとえば上述のような常閉形に代えて常
開形としても良い。その他、本考案の要旨とするところ
の範囲内で種々の変更ないし応用が可能である。
【0037】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、ダイヤフ
ラムが弁座から離れる開方向へのピストンの変位量は、
ガイド部への調整軸のねじ込み量に応じて可変設定され
るので、シリンダ内でのピストンの位置を定めた後に弁
孔を開閉する操作が行われても、ピストンの開方向への
変位は、調整軸に当接することで制限される。よって、
調整軸のねじ込み量を変えない限り、ピストンの開閉動
作に影響されることなく、当初設定された弁孔の開度を
再現することができ、所望の流量を得ることができる。
【0038】しかも、調整軸のねじ込み量を調整した
後、ロックねじを締め込んで調整軸をガイド部にロック
するだけの作業で、弁孔を所望の開度に適宜調整できる
ので、弁孔の開度を調整する毎に、作動流体の圧力をコ
ントロールする必要もなく、弁孔の開度調整作業をマニ
ュアル操作により簡単かつ確実に行うことができる。
【0039】また、流体の流れ経路上に別の遮断弁を設
置する必要もなく、この遮断弁を必要とする従来に比べ
て接続部の数や所用スペースが少なくて済むとともに、
ダイヤフラムを用いたことにより、金属部分と流体との
接触面積も極小となるから、吸蔵ガスの放出に基づく流
体の純度低下を防止できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る流量調整弁の断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】流量調整弁の流量特性を示す線図。
【図4】本考案の第1従来例を示す断面図。
【図5】本考案の第2従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1…弁部 2…駆動部 3…調整部 7…弁座 8…弁孔 10…ダイヤフラム 12a…シリンダ 13…ピストン 16…偏心カム機構 20,21…ステム(第1のステム、第2のステム) 23…ガイド部 24…調整軸 28…ロックねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁孔が開口された弁座と、この弁座に接
    離することで上記弁孔を開閉するダイヤフラムと、を有
    する弁部と; 作動流体の圧力に応じて変位されるピストンを有するシ
    リンダと、上記ダイヤフラムを弁座に向けて押圧するス
    テムと、このステムと上記シリンダとの間に介在され、
    上記ピストンの駆動力を上記ステムに伝える偏心カム機
    構と、を有し、上記ダイヤフラムを開閉駆動するための
    駆動部と; 上記ステムが上記ダイヤフラムから離れる開方向へのピ
    ストンの変位量を調整する調整部と;を備えており、 上記調整部は、上記駆動部に支持された筒状のガイド部
    と、このガイド部に軸方向に移動可能にねじ込まれ、一
    端が上記ピストンに接離可能に接するとともに、他端に
    マニュアル操作用のハンドルが取り付けられた調整軸
    と、上記ガイド部に設置され、上記調整軸を所望のねじ
    込み位置にロックするロックねじと、を備えていること
    を特徴とする流量調整弁の開度調整装置。
JP1991023074U 1991-04-09 1991-04-09 流量調整弁の開度調整装置 Expired - Lifetime JP2565787Y2 (ja)

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JPH01131077U (ja) * 1988-03-01 1989-09-06

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