JP2551007Y2 - スペーサ型減圧弁 - Google Patents

スペーサ型減圧弁

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JP2551007Y2 JP1991056210U JP5621091U JP2551007Y2 JP 2551007 Y2 JP2551007 Y2 JP 2551007Y2 JP 1991056210 U JP1991056210 U JP 1991056210U JP 5621091 U JP5621091 U JP 5621091U JP 2551007 Y2 JP2551007 Y2 JP 2551007Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁弁とマニホールドブ
ロックとの間を連通する複数の流路を備えた本体と、電
磁弁の出力圧調整を行う圧力調整部とからなるスペーサ
型減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置としては、例えば、図
12に示すように電磁弁1の出力側に配置されるスペー
サ型減圧弁50が知られている。電磁弁1はスプール弁
8を収容するバルブケーシング2A及び一対のソレノイ
ド(図示略)を収容するソレノイドケーシング2Bから
なり、バルブケーシング2Aには入力Pポート3、出力
Aポート4、出力Bポート5及び一対の排気ポート6,
7が設けられている。スプール弁8は両端のピストン8
a,8bによって区画される圧力室P1 ,P2 への圧力
エア供給によって左右動され、圧力室P1 ,P2 への圧
力エア供給は前記一対のソレノイドの励消磁によって制
御される。
【0003】スペーサ型減圧弁50にはマニホールドブ
ロック9が結合され、スペーサ型減圧弁50はマニホー
ルドブロック9と電磁弁1との間に介在される。圧力エ
アは供給ポート91から減圧弁50の本体51内の供給
流路51aを経由して入力ポート3へ送られ、この圧力
エアの一部が前記ソレノイドの励消磁によって圧力室P
1 またはP2 へ送られる。図示の状態ではスプール弁8
が左に移動しており、入力ポート3と出力ポート5とが
連通している。
【0004】この従来装置のスペーサ型減圧弁50は出
力ポート5から出力されるエアを減圧して送り出すもの
である。出力ポート5と連通する流路53,54が本体
51内に収容された弁体52により入力圧領域53と出
力圧領域54とに区画形成されると共に、圧力調整部5
5内に収容されたダイヤフラム56によって圧力作用室
57が区画形成されており、ダイヤフラム56と弁体5
2とがロッド58によって連結されている。出力圧領域
54と圧力作用室57との間にはオリフィス59が設け
られており、圧力作用室57には出力圧が導入される。
この出力圧と設定圧との圧力対抗によって弁体52の開
閉が制御され、この開閉制御によって電磁弁1の出力ポ
ート5から出力される圧力エアの出力圧が減圧調整され
る。
【0005】この減圧エアは本体51の流路51bを経
由してポート92からエアシリンダCの一方の作用室C
2 に送られる。他方の作用室C1 には減圧されない圧力
エアが出力ポート4、本体51の流路51c及びポート
93を経由して送られる。(以下、このタイプの減圧弁
をBポート減圧型という。)作用室C2 のエアはポート
92、排気ポート7、排気流路51d及び排気ポート9
4から排出され、作用室C1 のエアはポート93、排気
ポート6、排気流路51e及び排気ポート95から排出
される。ポート92,93と作用室C1 ,C2 との接続
を入れ換えれば減圧エアが作用室C1 へ送られる。(以
下、このタイプの減圧弁をAポート減圧型という。)こ
の種のスペーサ型減圧弁としては上記のBポート減圧型
及びAポート減圧型のほか、電磁弁1の入力側に配置さ
れる減圧弁がある。Aポート減圧型及びBポート減圧型
では出力ポート5と連通する流路53,54が弁体によ
って開閉され、Pポート減圧型では入力ポート3と連通
する流路が弁体によって開閉される。即ち、マニホール
ドブロック9から電磁弁1へ供給される圧力エアがPポ
ート減圧型減圧弁で減圧される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、マニホ
ールドブロック側から電磁弁側にエアが流れるPポート
減圧型では電磁弁側の流路が出力圧領域となるため、出
力圧を減圧制御するにはAポート減圧型及びBポート減
圧型とは逆側にオリフィスを設けなければならない。従
って、Aポート減圧型あるいはBポート減圧型とPポー
ト減圧型との間では、本体の交換のみならず圧力調整部
の交換も余儀なくされる。
【0007】また、図12に示す従来のスペーサ型減圧
弁50の本体51には圧力調整部55とは離れた位置に
圧力計Mが配置されているため、圧力計Mを見ながら設
定圧調整を行う上で不便である。
【0008】本考案は上記の問題に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、Aポート及びBポート減圧型ある
いはPポート減圧型の何れのタイプに使用する場合であ
っても、本体以外の部品については部品の共通化が可能
なスペーサ型減圧弁を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案は、電磁弁とマニホールドブロックとの間
を連通する複数の流路を備えた本体と、電磁弁の出力圧
調整を行う圧力調整部とからなるスペーサ型減圧弁にお
いて、本体内に収容された弁体により1つの流路を第1
の圧力領域と第2の圧力領域とに区画形成すると共に、
圧力調整部内にて変位可能に収容された区画体によって
圧力作用室を区画形成し、弁体と区画体との間には区画
体の変位を弁体に伝達するための変位伝達体を介在し、
流路と圧力作用室との間には流通遮断体を回動可能に
在すると共に、流通遮断体には流路と圧力作用室とを連
通可能なオリフィスを設け、第1の圧力領域と圧力作用
室とをオリフィスによって連通する第1連通位置と、第
2の圧力領域と圧力作用室とをオリフィスによって連通
する第2連通位置とに流通遮断体を位置切換可能にし
かつ前記流通遮断体がいずれかの連通位置に回動したと
きに同流通遮断体の第1係合部に係合することで同流通
遮断体を回動不能状態に位置決め固定する第2係合部
を、前記圧力調整部側に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】流通遮断体の位置切換が可能なこの構成による
と、オリフィスを介した一方の圧力領域と圧力作用室と
の連通を他方の圧力領域と圧力作用室との連通に容易に
変更できる。従って、電磁弁側の流路が出力圧領域とな
るPポート減圧型、若しくはマニホールドブロック側の
流路が出力圧領域となるAポート減圧型及びBポート減
圧型の両方のタイプに適用することができ、全てのタイ
プで圧力調整部の部品共通化を図ることができる。
た、第1係合部及び第2係合部を設けたこの構成による
と、両係合部同士が係合することにより、流通遮断体が
第1連通位置または第2連通位置のうちのいずれかに回
動不能状態に位置決め固定される。従って、装置に振動
や衝撃が加わったような場合でも流通遮断体に位置ずれ
が起こることがなく、連通状態が確実に維持されるた
め、減圧弁としての機能も確実に保持される。さらに、
この構成であると、回動操作によって流通遮断体をいず
れかの連通位置に正確にかつ簡単に設置することができ
る。
【0011】
【実施例】以下に、本考案のスペーサ型減圧弁の一実施
例について図1〜図11に基づき詳細に説明する。
【0012】図1には電磁弁1、マニホールドブロック
9及び両者1,9間に組付けられたスペーサ型減圧弁1
0(Aポート減圧型)が示されている。電磁弁1及びマ
ニホールドブロック9は前記従来構成と同一である。
【0013】図1、図2及び図4に示すAポート減圧型
のスペーサ型減圧弁10は主に本体11と圧力計Mを備
える圧力調整部12とで構成される。本体11の一端に
は圧力調整部12を構成するハウジング13が連結固定
されており、ハウジング13にはカバー13aが連結固
定されている。本体11は電磁弁1とマニホールドブロ
ック9との間を接続する複数の流路R0 ,R1 ,R2
3 ,R4 を備えており、これらの流路R0 〜R4 のう
ちAポート93に連通する1つの流路R0 のみがハウジ
ング13側に迂回している。流路R0 上には弁体14が
スライド可能に収容されており、この弁体14により流
路R0 が入力圧領域15と出力圧領域16とに区画され
ている。ハウジング13側における弁体14の対向位置
には弁座17が形成されており、弁体14によって区画
形成された収容室18内にはバネ19が収容されてい
る。弁体14はバネ19のバネ力によって弁座17と当
接する方向に付勢されており、弁体14と弁座17との
接離により流路R0 が連通遮断可能になっている。
【0014】ハウジング13内には流通遮断体としての
ピストンガイド20が回動可能に嵌入されている。図1
及び図2に示すように、ピストンガイド20の底部20
aには第1係合部としての位置決め突起20cが突設さ
れており、ハウジング13側には第2係合部としての
対の位置決め凹部13b1 ,13b2 が形成されてい
る。図3に示すように、位置決め凹部13b1 ,13b
2 はロッド22を中心とする同一半径上にあり、位置決
め突起20cが両位置決め凹部13b1 ,13b2 と嵌
合可能である。ピストンガイド20は一端に開口を有す
る円筒形状の部材であり、その内周面には区画体として
のピストン21がスライド可能に収容されている。ま
た、ピストン21とピストンガイド20とによって圧力
作用室24が区画形成されている。弁体14には変位伝
達体としてのロッド22が中心軸線方向に延設されてお
り、ロッド22の先端はピストンガイド20を貫通して
圧力作用室24内に突出している。ロッド22の先端は
ピストン21中心部の放圧口25に当接し、この当接に
より常には圧力作用室24とカバー13a内の空間とが
遮断されている。
【0015】カバー13a内の空間には調圧バネ26が
収容されており、調圧バネ26はピストン21とバネ抑
え27との間に介在されている。カバー13aには調圧
ネジ28が螺着されており、調圧ネジ28の基端外周に
は調圧ノブ29が設けられている。調圧ネジ28の先端
はバネ抑え27に当接しており、調圧ネジ28の螺合位
置に応じたバネ力によってピストン21が圧力作用室2
4側に付勢される。
【0016】ピストンガイド20の底部20aにはオリ
フィス30が設けられている。位置決め突起20cと位
置決め凹部13b1 ,13b2 とが嵌合した状態では、
図3及び図4に示すように、圧力作用室24と出力圧領
域16とがオリフィス30により連通される。そして、
このとき流通遮断体であるピストンガイド20は、位置
決め凹部13b 1 ,13b 2 のうちのいずれかと位置決
め突起20cとの嵌合により回動不能状態に位置決め固
定される。
【0017】図3及び図4に示すように、底部20aに
はオリフィス30より大径の連通口31が形成されてい
る。図4に示すように、ハウジング13及び本体11に
は入力圧領域15と連通口31とを接続する連通路31
a,31bが形成されており、本体11側の連通路31
a内にはチェックボール32及びバネ33が収容されて
いる。チェックボール32は通常はバネ33のバネ力に
よりハウジング13に付勢され、連通路31bが常には
遮断されている。
【0018】ピストンガイド20の胴部20bには導入
口36が設けられており、ハウジング13の周面には連
通路37が設けられている。圧力作用室24と圧力計M
とは導入口36及びハウジング13の連通路37を介し
て接続されている。
【0019】このようなAポート型減圧弁10を使用す
る場合、図9に示すようにPポート91を介してPポー
ト3とエア供給源Pとを接続し、Aポート93及びスペ
ーサ型減圧弁10を介してAポート4とエアシリンダC
内の一方の作用室C1 とを接続すると共にBポート92
を介してBポート5とエアシリンダC内の他方の作用室
2 とを接続する。スプール弁8が右方へ変位してPポ
ート3とAポート4とが連通し、かつBポート5と排気
ポート7とが連通すると、エアが入力圧領域15に導入
される。チェックボール32によって連通路31bが閉
塞されているため連通口31から圧力作用室24にエア
が導入されることはなく、エアは弁体14と弁座17と
の間隙より出力圧領域16に流入する。出力圧領域16
に流入したエアの一部はオリフィス30を介して圧力作
用室24に流入し、ピストン21を調圧バネ26方向へ
付勢する。このエア圧力と調圧バネ26との圧力対抗関
係により出力圧の調整が行われ、一定値に減圧されたエ
アがシリンダC内の一方の作用室C1 に導入される。こ
のような減圧エアの供給によりシリンダC内のピストン
が一定速度に減速され、シリンダC内の他方の作用室C
2 から排気されたエアはBポート92,5及び排気ポー
ト7,95を介して排気される。
【0020】スプール弁8が左方へ変位してPポート3
とBポート5とが連通し、かつAポート4と排気ポート
6とが連通すると、エアがBポート5,92を介してシ
リンダCの作用室C2 に導入されると共に、作用室C1
のエアは、出力圧領域16に到達する。出力圧領域16
のエアの一部はオリフィス30を介して圧力作用室24
に流入している。入力圧領域15のエアはAポート4及
び排気ポート6,95を介して排気されているため、圧
力作用室24の圧力がチェックボール32を押し退けて
連通口31より入力圧領域15へ流れ込む。そのときオ
リフィス30と連通口31の断面積の差により圧力作用
室24の圧力が下がり、調圧バネ26のバネ力が勝って
ピストン21、ロッド22及び弁体14を押し下げるこ
とにより、弁体14と弁座17とが離間し、出力圧領域
16のエアは入力圧領域に流れ込む。そして、入力圧領
域15に流れこんだエアはAポート4及び排気ポート
6,95を介して排気される。従って、エアシリンダC
のピストンは減速されることなく、シリンダC内を高速
で移動する。
【0021】図10はスペーサ型減圧弁10をBポート
減圧型として用いたブロック図であり、この接続によれ
ばAタイプ減圧型とは反対方向へのピストン移動の減速
を行うことができる。
【0022】図5〜図8にはPポート減圧型のスペーサ
型減圧弁10が示されている。このPポート減圧型では
Pポート3とPポート91との間の流路R0 上が弁体1
4によって開閉されるような本体11に交換されるが、
エアの流れ方向が常に一方向であるこのタイプではAポ
ート及びBポート減圧型のように連通路31a内にチェ
ックボール32及びバネ33を収容する必要はない。ピ
ストンガイド20はAポート減圧型の場合の回動位置
(位置決め突起20cと位置決め凹部13b1 とが嵌合
した状態)から位置決め突起20cと位置決め凹部13
2 とが嵌合する位置に回動配置されており、図7及び
図8に示すように、出力圧領域15と圧力作用室24と
がオリフィス30を介して連通する。この回動により連
通口31を介して連通していた入力圧領域16と圧力作
用室24とが遮断される。そして、このとき流通遮断体
であるピストンガイド20は、位置決め突起20cと位
置決め凹部13b 2 との嵌合により回動不能状態に位置
決め固定される。
【0023】Pポート型減圧弁10を使用する場合、図
11に示すようにスペーサ減圧弁10及びPポート91
を介してPポート3とエア供給源Pとを接続し、Aポー
ト93を介してAポート4とエアシリンダC内の作用室
1 とを接続すると共にBポート92を介してBポート
5とエアシリンダC内の作用室C2 とを接続する。スプ
ール弁8が右方へ変位して、Pポート3とAポート4と
が連通し、かつBポート5と排気ポート7とが連通する
と、エアがPポート91を介してマニホールドブロック
9側の入力圧領域16に導入され、入力圧領域16のエ
アは弁体14と弁座17との間隙より出力圧領域15に
流入する。出力圧領域15に流入したエアの一部は連通
路31b及びオリフィス30を介して圧力作用室24に
流入し、ピストン21を調圧バネ26方向へ付勢する。
このエア圧力と調圧バネ26との圧力対抗関係により出
力圧の調整が行われ、一定値に減圧されたエアはPポー
ト3及びAポート4,93を経由してシリンダC内の作
用室C1 に導入される。減圧エアの供給によりシリンダ
C内のピストンが一定速度に減速され、シリンダC内の
作用室C2 から排気されたエアはBポート92,5及び
排気ポート7,94を介して排気される。
【0024】スプール弁8が左方へ変位してPポート3
とBポート5とが連通し、かつAポート4と排気ポート
6とが連通すると、一定値に減圧されたエアはPポート
3及びBポート5,92を経由してシリンダC内の作用
室C2 に導入される。従って、上記の減圧エア供給によ
りシリンダC内のピストンが一定速度に減速されて反対
方向に移動すると共に、作用室C1 から出る排気エアは
Aポート93,4及び排気ポート6,95を介して排出
される。
【0025】以上述べたようにピストンガイド20がA
ポート減圧型及びBポート減圧型における第1の連通位
置と、Pポート減圧型における第2の連通位置とに回動
位置切換が可能なこの構成によると、オリフィス30の
位置を流路R0 の入出力圧領域の何れの側にも移動する
ことができ、従って、第1の圧力領域15と圧力作用室
24との連通を第2の圧力領域16と圧力作用室24と
の連通に容易に変更することができる。これにより流路
0 の第1の圧力領域15が出力圧領域となるPポート
減圧型、若しくは流路R0 の第2の圧力領域16が出力
圧領域となるAポート減圧型及びBポート減圧型の両方
のタイプに圧力調整部12を適用することができる。よ
って、従来装置のように、Aポート減圧型あるいはBポ
ート減圧型とPポート減圧型との間で使用変更する場合
であっても、本体11以外の部品について完全な部品共
通化が実現できる。また、位置決め突起20c及び位置
決め凹部13b 1 ,13b 2 を設けたこの構成による
と、それら13b 1 ,13b 2 ,20cの係合によりピ
ストンガイド20が第1連通位置または第2連通位置の
うちのいずれかに回動不能状態に位置決め固定される。
従って、装置に振動や衝撃が加わったような場合でも、
ピストンガイド20に位置ずれが起こることはない。よ
って、連通状態が確実に維持されるため、減圧弁として
の機能も確実に保持される。さらに、この構成である
と、回動操作によってピストンガイド20をいずれかの
連通位置に正確にかつ簡単に設置することができる。つ
まり、耐衝撃性に優れかつ仕様変更が容易なスペーサ型
減圧弁10とすることができる。
【0026】また、圧力調整部12に圧力計Mを備える
この装置では、圧力計Mと圧力調整部55との位置が離
れていた従来装置と比べて圧力計Mが見やすくなる。従
って、圧力計Mを見ながら調圧ノブ29の操作を行うこ
とができ、設定圧調整が容易になる。しかも、圧力作用
室24内の出力圧が導入口36及び連通路37を介して
圧力計Mに直接導入される構成であるため、本体11内
に出力圧導入用の連通路を設ける必要がない。従って、
本体11を大型化することなしに、複数の流路R0 〜R
4 を形成するためのスペースを確保することができる。
【0027】本考案は前記実施例のみに限定される訳で
はなく、例えば、ピストン20の代わりに区画体として
ダイヤフラムを使用することも勿論可能である。
【0028】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のスペーサ
型減圧弁によれば、Aポート及びBポート減圧型あるい
はPポート減圧型に関して本体以外の部品について部品
の共通化が可能であるという優れた効果を奏する。
た、本考案のスペーサ減圧弁によれば、振動等による流
通遮断体の位置ずれが回避されるため減圧弁としての機
能が確実に保持できるとともに、流通遮断体を正確にか
つ簡単に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例におけるAポート減圧型のスペーサ
型減圧弁の全体縦断面図である。
【図2】 図1の要部拡大縦断面図である。
【図3】 図2のA−A線における断面図である。
【図4】 図3のB−B線における断面図である。
【図5】 Pポート減圧型のスペーサ型減圧弁の全体縦
断面図である。
【図6】 図5の要部拡大縦断面図である。
【図7】 図6のC−C線における断面図である。
【図8】 図7のD−D線における断面図である。
【図9】 Aポート減圧型の回路図である。
【図10】 Bポート減圧型の回路図である。
【図11】 Pポート減圧型の回路図である。
【図12】 従来のスペーサ型減圧弁の全体縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 電磁弁、9 マニホールドブロック、10 スペー
サ型減圧弁、11 本体、12 圧力調整部、14 弁
体、15 第1の圧力領域、16 第2の圧力領域、2
0 流通遮断体としてのピストンガイド、21 区画体
としてのピストン、22 変位伝達体としてのロッド、
24 圧力作用室、30 オリフィス、R0 流路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁(1)とマニホールドブロック
    (9)との間を連通する複数の流路を備えた本体(1
    1)と、電磁弁(1)の出力圧調整を行う圧力調整部
    (12)とからなるスペーサ型減圧弁(10)におい
    て、 本体(11)内に収容された弁体(14)により1つの
    流路(R0 )を第1の圧力領域(15)と第2の圧力領
    域(16)とに区画形成すると共に、圧力調整(1
    2)内にて変位可能に収容された区画体(21)によっ
    て圧力作用室(24)を区画形成し、弁体(14)と区
    画体(21)との間には区画体(21)の変位を弁体
    (14)に伝達するための変位伝達体(22)を介在
    し、流路(R0)と圧力作用室(24)との間には流通
    遮断体(20)を回動可能に介在すると共に、流遮断
    体(20)には流路(R0 )と圧力作用室(24)とを
    連通可能なオリフィス(30)を設け、第1の圧力領域
    (15)と圧力作用室(24)とをオリフィス(30)
    によって連通する第1連通位置と、第2の圧力領域(1
    6)と圧力作用室(24)とをオリフィス(30)によ
    って連通する第2連通位置とに流通遮断体(20)を位
    置切換可能にし、かつ前記流通遮断体(20)がいずれ
    かの連通位置に回動したときに同流通遮断体(20)の
    第1係合部(20c)に係合することで同流通遮断体
    (20)を回動不能状態に位置決め固定する第2係合部
    (13b 1 ,13b 2 )を、前記圧力調整部(12)側
    に設けたことを特徴とするスペーサ型減圧弁。
JP1991056210U 1991-07-18 1991-07-18 スペーサ型減圧弁 Expired - Fee Related JP2551007Y2 (ja)

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