JPH08179754A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH08179754A
JPH08179754A JP6334824A JP33482494A JPH08179754A JP H08179754 A JPH08179754 A JP H08179754A JP 6334824 A JP6334824 A JP 6334824A JP 33482494 A JP33482494 A JP 33482494A JP H08179754 A JPH08179754 A JP H08179754A
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JP6334824A
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Hideki Masago
秀規 真後
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Japan Digital Laboratory Co Ltd
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Japan Digital Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 描画開始時のタイミングを制御して描画領域
が大きい場合や描画速度が表示速度より遅い場合でも画
面のちらつきを防止し得る表示装置の提供。 【構成】 描画開始信号発生部11は表示制御信号発生
部14からの垂直同期信号Vにより水平同期信号Hのカ
ウントを開始してその値が描画制御部12からの描画位
置情報(座標値X,Yと対応する時間値)と一致した場
合に描画開始信号Sを描画制御部12に出力する。描画
制御部12は信号Sにもとづいて、表示用メモリ部13
に表示データの読み出し/書込と今表示されているデー
タの読み出し/書込命令を出し、表示メモリ部13にデ
ータの読み出し/書込を行わせる。表示制御信号発生部
14は描画制御部12とは独立して表示メモリ部13の
メモリ領域から表示データdを読み出して垂直同期信号
V及び水平同期信号Hを発生し、読み出した表示データ
dと共にCRT装置等の表示部15に出力する。表示部
15は信号V,Hに基づいて表示データdを画面の対応
位置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示装置における文字や
画像の表示の際の画面のちらつきの防止に関し、特に、
ウインドウの移動や静止表示の際のちらつきの防止に関
する。
【0002】
【従来の技術】表示装置において文字や画像等を描画し
て表示する場合、画面がちらつく場合がある。画面のち
らつきが視覚的に問題となるのは描画されるエリアの大
きさがある程度以上の大きさであり、特に、前表示画面
と次表示画面に表示されるエリアの大きさがウインドウ
の矩形域のような大きさの場合に著しい。また、そのよ
うな大きさの描画エリアを表示する画面の切換えが高速
になればなる程ちらついて見えるようになる。
【0003】例えば、図8に示すように画面上の矩形域
のデータ(図8では(a)に示す4個のAで表わしてい
る部分)81を画面上のある位置に移動する場合を例に
とると、先ず、矩形域81のデータを退避用メモリ(図
示せず)に退避させた上で矩形域81の表示を画面から
消すか或いは別の退避エリアに退避させておいた元の矩
形域のデータ(この例では文字”B”で示される背景画
像部分と同じデータ)を画面の矩形域81の部分に戻し
て表示し(図8(b))、退避した矩形域81のデータ
を移動先の位置(図8(c))に表示する(なお、この
場合、必要に応じて移動先の位置に表示されていた矩形
域分のデータを上述した別の退避用メモリに退避する場
合もある)。
【0004】上述したような場合、画面上では矩形域8
1が一度画面から消え、再度画面に表示されることにな
るので、移動する矩形域81によって画面を視る者がち
らつきを感ずるようになるという問題点があった。
【0005】このような問題点を解消するための従来の
技術として、特開平2−251892号には縦方向の表
示の開始や終了を表わす同期信号(VSYNC)を用い
て描画のタイミングをとることにより非表示期間を利用
してカーソル移動の際の画面のちらつきを防ぐ技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−251892号の方式では、描画領域がカーソ
ル程度に小さく、また描画が高速に行われる場合にはち
らつきを防止することができるが、描画領域が大きい場
合(例えば、マルチウインドウ方式における各ウインド
ウ域位の大きさ)や、描画が表示速度より遅い場合には
依然としてちらつくという問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、表示装置において描画開始時のタイミングを制
御して描画域が大きい場合でも、また、描画速度が表示
速度より遅い場合でも画面のちらつきを防止し得る表示
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明の表示装置は、表示データを記憶する表
示メモリ部と、表示メモリ部を走査して表示データを読
み出すと共に、垂直同期信号と水平同期信号を発生する
表示制御信号発生部と、表示制御信号発生部からの垂直
同期信号と水平同期信号に基づいて表示データを表示す
る表示部と、表示制御信号発生部から垂直同期信号及び
水平同期信号を得て、垂直同期信号を受け取る毎に水平
同期信号に基づくカウントを開始し、該カウント値と描
画制御部からの設定値とが一致した場合に描画開始信号
を出力する描画開始信号発生部と、描画位置情報に基づ
く設定値の描画開始信号発生部への送出と描画開始信号
に基づく表示用メモリ部に対する描画域の表示データの
読み出し/書込み制御を行う描画制御部と、を有するこ
とを特徴とする。
【0009】第2の発明は上記第1の発明の表示装置に
おいて、表示制御信号発生部が、垂直同期信号の入力が
あると水平同期信号に基づくカウントを開始するカウン
ト回路と、カウント回路によるカウント値と描画制御部
からの設定値のうちY方向の値を比較して比較結果が一
致した場合に描画開始信号を出力する比較回路と、を有
することを特徴とする。
【0010】第3の発明は上記第1の発明の表示装置に
おいて、表示制御信号発生部が、垂直同期信号の入力が
あると水平同期信号に基づくカウントを開始するカウン
ト回路と、カウント回路によるカウント値と描画制御部
からの設定値のうちY方向の値とを比較して比較結果が
一致した場合に信号を出力する比較回路と、該信号の入
力があると基準クロックのカウントを開始し、該カウン
ト値と描画制御部からの設定値のうちX方向の値とを比
較して比較結果が一致した場合に描画開始信号を出力す
る時間比較回路と、を有することを特徴とする。
【0011】第4の発明は上記第1の発明の表示装置に
おいて、表示制御信号発生部が、垂直同期信号の入力が
あると基準クロックのカウントを開始し、該カウント値
と描画制御部からの設定値とを比較して比較結果が一致
した場合に描画開始信号を出力する時間比較回路と、を
有することを特徴とする。
【0012】第5の発明の表示装置は、表示データを記
憶する表示メモリ部と、表示メモリ部を走査して表示デ
ータを読み出すと共に、垂直同期信号と水平同期信号を
発生する表示制御信号発生部と、表示制御信号発生部か
らの垂直同期信号と水平同期信号に基づいて表示データ
を表示する表示部と、垂直同期信号を得てタイマーを起
動し設定データ値と比較して比較結果が一致する場合に
は描画開始情報を出力する描画開始情報出力手段と、描
画位置情報に基づく設定値を描画開始情報出力手段に与
え、また、描画開始情報に基づいて表示用メモリ部に対
する描画域の表示データの読み出し/書込み制御を行う
描画制御部と、を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成により、第1の発明の表示装置は描画
開始信号発生部により表示制御信号発生部からの垂直同
期信号を受け取る毎に水平同期信号に基づくカウントを
開始し、該カウント値と描画制御部からの設定値とが一
致した場合に描画開始信号を出力して、描画制御部に送
出する。描画制御部は描画位置情報に基づく設定値の描
画開始信号発生部への送出と描画開始信号に基づく表示
用メモリ部に対する描画域の表示データの読み出し/書
込み制御を行い、表示制御信号発生部は表示メモリ部を
走査して表示データを読み出す。表示部は垂直同期信号
および水平同期信号に基づいて表示データを表示する。
すなわち、描画開始信号発生部により最適な描画タイミ
ングをとることができるので、ウインドウのような大き
な画面の表示や移動の場合にも画面のちらつきを抑制で
きる。
【0014】第2の発明は上記第1の発明の表示装置に
おいて、表示制御信号発生部が、カウント値と描画制御
部からの設定値のうちY方向の値を比較して比較結果が
比較結果が一致した場合に描画開始信号を出力する。
【0015】第3及び第4の発明は上記第1の発明の表
示装置において、表示制御信号発生部が、表示制御信号
発生部が、カウント値と描画制御部からの設定値のうち
Y方向だけでなく、X方向の値も比較して比較結果が一
致した場合に描画開始信号を出力するので、X方向の正
確な値を得ることができる。
【0016】第5の発明の表示装置は描画開始情報出力
手段により垂直同期信号を得てタイマーを起動し設定デ
ータ値と比較して比較結果が一致する場合には描画開始
情報を出力する。描画制御部は描画位置情報に基づく設
定値を描画開始情報出力手段に与え、描画開始信号に基
づく表示用メモリ部に対する描画域の表示データの読み
出し/書込み制御を行い、表示制御信号発生部は表示メ
モリ部を走査して表示データを読み出す。表示部は垂直
同期信号および水平同期信号に基づいて表示データを表
示する。すなわち、描画開始情報出力手段により最適な
描画タイミングをとることができるので、第1の発明と
同様ウインドウのような大きな画面の表示や移動の場合
にも画面のちらつきを抑制できる。
【0017】
【実施例】図1は本発明に基づく画像表示装置の一実施
例の構成を示すブロック図であり、画像表示装置1は描
画開始信号発生部11、描画制御部12、表示用メモリ
部13、表示用制御信号発生部14、および表示部15
を有している。図1で、描画開始信号発生部11は描画
制御部12から与えられる描画位置(画像の描画開始座
標)情報及び表示制御信号発生部14からの垂直同期信
号Vおよび水平同期信号Hをもとに描画開始信号Sを描
画制御部12に出力する。具体的には、後述(図2〜図
4参照)するように垂直同期信号Vを受け取る毎に水平
同期信号Hに基づくカウントを開始してその値が描画位
置情報(座標値X,Yと対応する時間値)と一致した場
合に描画開始信号Sを出力する。
【0018】なお、描画開始信号発生部11はハードウ
エアで構成するが(図2〜図4参照;後述)プログラム
によっても等価な機能を構成することができる(図5参
照;後述)。プログラムで構成する場合にはそのプログ
ラムの実行制御を描画制御部12が行うよう構成すると
きは図1の構成で描画開始信号発生部11を省略するこ
ともできる。その時は、V,H信号等を制御部に対して
入力ポートか割込み信号として与える必要がある。
【0019】描画制御部12は、描画開始信号発生部に
対し描画位置情報(描画開始位置の座標値)に基づく設
定データ(例えば、描画開始位置の座標値の時間換算
値)を与える。また、描画開始信号発生部11からの描
画開始信号Sにもとづいて、表示用メモリ部13に対し
メモリ上の退避エリアのアドレスとデータの大きさ情報
並びに退避エリアからの読み出し命令を与えると共に、
描画位置情報に基づき現に描画対象域に表示されている
メモリ上のデータのアドレスとデータの大きさ情報並び
にそのデータの読み出し命令を出し、次に、描画制御部
12は、表示用メモリ部13に対し退避エリアから読み
出したデータをメモリ上の描画対象域に書込むための書
込み命令及び描画対象域に表示されていたデータの退避
エリアへの書込命令を出す。
【0020】なお、描画制御部12は表示装置に適用す
るコンピュータ装置毎に異なり、例えば、パーソナルコ
ンピュータ等ではCPUが、また、後述する表示メモリ
部13に対する高速アクセスを行うためのアクセラレー
タを有する構成ではアクセラレータが相当するが、これ
らに限られることなく上述した機能を果し得るものであ
ればよい。
【0021】表示用メモリ部13は表示データを格納し
ておくメモリであり、表示内容と対応するデータを記憶
し、あるいは更新する。表示用メモリ部13としては、
例えばVRAMを用いる。なお、上述した退避エリアは
表示用メモリ部13のメモリと物理的に同じで記憶領域
を異にするものであってもよく、表示用メモリ部13の
メモリとは物理的に異なるメモリでもよい。また、表示
用メモリ部13はデュアルな入出力ポートを有するもの
(デュアルポートメモリ)が望ましいが、シングルポー
トメモリでもよい。
【0022】図1(a)は表示用メモリ部13のメモリ
としてデュアルポートメモリを用いた例であり、この例
では、表示制御信号発生部(例えば、CRTコントロー
ラ)14は描画制御部12とは独立して表示メモリ部1
3のメモリ領域を走査して順次(1画面分の)表示デー
タdを読み出すことができる。また、表示制御信号発生
部14は表示メモリ部13から表示データdを読み出す
毎に表示制御信号としての垂直同期信号V及び水平同期
信号Hを発生し、読み出した表示データdと共にCRT
装置等の表示部15に出力する。
【0023】図1(b)は表示用メモリ部13のメモリ
としてシングルポートメモリを用いた例であり、この例
では、表示制御信号発生部14は一定のタイミングで表
示メモリ部13のメモリ領域を走査して順次(1画面分
の)表示データdを読み出す。また、表示制御信号発生
部14は表示メモリ部13から表示データdを読み出す
毎に描画制御部12に対して描画許可信号Cを送出する
と共に、表示制御信号としての垂直同期信号V及び水平
同期信号Hを発生し、読み出した表示データdと共にC
RT装置等の表示部15に出力する。また、表示制御信
号発生部14は表示メモリ部13から表示データdの読
み出し開始にあたって、描画制御部12に対し描画禁止
信号C’を送出する。
【0024】この場合、描画制御部12は前述の場合
(デュアルポートメモリ)と異なり、描画開始信号発生
部11からの描画開始信号Sにもとづく表示用メモリ部
13に対するメモリ上の退避エリアのアドレスとデータ
の大きさ情報並びに退避エリアからの読み出し命令の送
出と、メモリ上に現に描画対象領域に表示されているデ
ータのアドレスとデータの大きさ情報並びにそのデータ
の読み出し命令の送出、及び表示用メモリ部13に対す
る退避エリアから読み出したデータのメモリ上の描画対
象領域に書込むための書込み命令と描画対象領域に表示
されていたデータの退避エリアへの書込命令の送出を表
示制御信号発生部14からの描画許可信号Cを受け取っ
てから描画禁止信号C’を受け取る間(非表示期間)に
行う。すなわち、表示用メモリ部13のメモリとしてデ
ュアルポートメモリを用いる場合には表示用メモリ部1
3による表示データの読み出しと、描画制御部12によ
る描画のための読み出し/書込処理は並列的に行うが、
シングルポートメモリを用いる場合には時分割処理によ
り行われる。最後に、CRTなどで構成される表示部1
5は表示制御信号発生部14からの垂直同期信号V及び
水平同期信号Hに基づいて表示データdを画面の対応位
置に表示する。
【0025】図2〜図4は図1及び図2に示した描画開
始信号発生部11の実施例を示すブロック図であり、図
5は描画開始信号発生部11の機能を果し得るプログラ
ムの実施例を示すフローチャートである。
【0026】1.描画開始信号発生部の実施例 描画開始信号発生部11は表示開始の基本となる点(C
RTでは通常表示域の左上の位置)を表示するため、基
準となる垂直同期信号V(VSYNC)を元にスタート
するカウンタ回路を有し、水平同期信号H(HYSN
C)やドットクロック等の制御信号でカウンタのカウン
トアップを行う。そして、カウンタが指定された値にな
ると描画開始信号を発生させる。
【0027】1−1. 実施例(その1) 図2で、111はカウンタ、112はコンパレータであ
り、タイマー111のD1,D2,・・,Dnはカウン
タ出力ラインである(カウンタ出力値ΣDn≦2n
1)。本実施例は描画開始信号発生部11の基本構成例
であり、図2で、カウンタ111は水平同期信号Hのみ
を利用してカウンタ動作を行う。コンパレータ112は
描画制御部12からの設定データ値(座標値Yと対応す
る値)とカウンタ出力値ΣDnとの比較を行い、一致し
た場合に指定したY座標位置にデータ表示がきたと見な
して描画開始信号Sを描画制御部12に送出する。
【0028】1−2. 実施例(その2) 上記実施例(その1)では水平同期信号Hのみを利用し
てカウンタ動作を行っているため、描画開始信号発生部
11の回路構成を簡略化できるメリットがあるが横
(X)方向の正確な値を出すことができない。そこで、
図3に示すように図2の構成に基準クロック及びタイマ
ー回路113を加えることにより横(X)方向の正確な
値を出すようにすることができる。タイマー回路113
はアップ/ダウン等の種類によって設定データの対応値
が異なるが、本実施例では描画制御部12からの設定デ
ータ値(座標値Xと対応する時間値値)になると出力信
号を出すものとする。また、基準クロックについては横
方向において十分な精度を出せる値(例えば、X方向の
描画時間を40μSecとするとき、1/500ドット
の値で座標を示したい場合には40/500=0.08
μSec)を設定する。図3でタイマー回路113はコ
ンパレータ112の比較結果が一致したとき出力される
描画開始信号Sにより基準クロックTを起動させ、クロ
ックTが描画制御部12からの設定データ値(座標値X
と対応する時間値)になると描画スタート信号S’を出
力する。
【0029】1−3. 実施例(その3) 図4は図3の回路と同様、縦(Y)方向だけでなく横
(X)方向にも正確な値(座標値)を得ることのできる
描画開始信号発生部11の実施例の構成を示す図であ
る。図4で、表示開始の基準となる点を表示するための
基準とする垂直同期信号Vを基に基準クロックをスター
トさせ、基準クロックの値Tが描画制御部12からの設
定データ値(座標値X,Yと対応する時間値)になると
信号を出力するタイマー回路115を描画開始信号発生
部11として構成し、1画面表示するまでの時間を基に
指定された座標を表示するまでの時間tを計測し、指定
時間になると描画開始信号S”を発生させるようにする
ことにより、図3の回路と基本的に動作が同じ回路を構
成することができる。図4の回路で、例えば、画面構成
を500×500ドットとし、1秒間に50回表示する
装置を想定した場合で基準クロックを12.5MHz
(=50×500×500)とした場合の設定データは
「Y座標値×500+X座標値」を設定データ値として
タイマー回路115に与えればよい。
【0030】1−4. 実施例(その4) 図5は図4の回路と等価な機能のプログラムの実施例を
示すフローチャートである。図5で、ステップS1では
垂直同期信号を得てタイマーTを起動しステップS2に
移行する。ステップS2ではタイマーTの値と設定デー
タ値(座標値X,Yと対応する時間値)とを比較し一致
する場合にはステップS3に移行し、タイマーTの値が
設定データ値より小さい場合にはステップS4に移行す
る。ステップS3では描画開始信号を出力しこのプログ
ラムによる処理を終了する。ステップS4ではタイマー
をカウントアップしてからステップS2に戻る。なお、
描画制御部12が描画処理の他に上記のような描画開始
信号発生部の機能と同等の機能を有するプログラムの実
行制御も同一のCPUで行う場合には、上記ステップS
3で処理が終了した後は(すなわち、図5のルーチンを
終了した後の処理についていえば)、内部的なフラグの
設定や直接描画を行うルーチンの実行に(CPUの)制
御を移すようにする。また、描画制御部12が別のCP
Uでプログラムの実行制御を行う場合やアクセラレータ
が描画を行うよう構成されている場合には、上記ステッ
プS3で処理が終了した後は割込み信号や開始信号を発
生させるための入出力ポートをアクティブにするように
する。
【0031】2. 表示領域の移動と描画開始タイミン
グの説明 ウインドウのような矩形域を書換える場合にちらつきを
防止するには、その書換え途中を画面に出さないことが
重要である。また、矩形域を移動するような場合等では
その移動途中で矩形域を消す際に、その消した状態を表
示させないようにすれば矩形域の移動がちらつくことな
くスムーズに見えるようになる。以下、矩形領域の移動
の場合を例として本発明の表示装置による描画信号の発
生タイミングと画面表示及び表示メモリ部(VRAM)
での描画の状態について、描画が表示より遅い場合と早
い場合に分けて説明する。
【0032】図6は描画が表示より遅い場合の説明図で
あり、図7は描画が表示より早い場合の説明図である。
また、図6および図7で”表示”として示されている
〜(図6(a),図7(a))はCRT画面の表示走
査の様子を説明上キャラクタ”A”及び”B”で視覚的
に表現したものである。ここで、キャラクタ”A”は移
動しようとする矩形域に表示されているデータを意味す
るものとし、キャラクタ”B”は背景(移動しようとす
る矩形域に以外の画面上の場所に表示されているデー
タ)を意味するものとする(実際にはキャラクタ”A”
および”B”の部分は点(画素)として色の違いや濃度
の相違として表現される)。また、図6(a)及び図7
(a)の,,における空白部はCRTの走査がま
だされていない箇所を表わしている(実際のCRT画面
では1秒間に数十回も書換えられているので、蛍光塗料
の残光や人間の目の錯覚によりこの空白部は人の目には
見えない)。また、〜の過程は時間の経過を示し、
(a)と(b)とは上下で同一時刻における状態を示し
ている。なお、CRTの表示は、通常、画面において表
示する1点を左上から右へ水平に表示していき、右端に
到達すると次に1ライン下がった左端に移動して右へ水
平に表示していくことを繰返しながら順次表示し、最終
的には右下に至り1画面分を表示し、再度左上に移って
次の画面表示を繰返す。次に、”描画”として示されて
いるものは表示用メモリ部13(VRAM)の記憶内容
を図6(a),図7(a)に対応させて説明上キャラク
タ”A”および”B”で視覚的に表現したものであり、
キャラクタ”A”および”B”の意味付けは図6
(a),図7(a)の場合と同様である。
【0033】2−1. 描画が表示より遅い場合(図6
(描画と表示の速度比を1:2とする)) はi回目の画面走査およびj回目(j<i)のVRA
Mへの描画が終った状態を示し矩形域61がそれぞれ
(a),(b)に示すように表示および描画されている
状態を示す。は(a)で表示走査が(b)の矩形域6
1の左上(矢印62の部分)まできているが、(b)で
は描画が表示より遅いのでまだ矩形域61のデータの退
避および背景データ(キャラクタ”B”)の描画がスタ
ートしたばかりの状態を示す。は(a)で、矩形域6
1までを表示しているが、(b)ではやっと矩形域61
のデータの一部の退避が行われ、退避された部分への退
避されていた背景データ(キャラクタ”B”)の描画み
が行われつつある状態を示す。は(a)で表示走査が
1画面分の表示(i+1回目の表示走査)を終了し、ま
た、(b)では矩形域61のデータの退避及び矩形域6
1のあった部分に対する退避されていた背景データの書
込みが終了した状態を示す。は(a)で表示走査が
(b)の矩形域61の移動後の位置の左上まできている
が、(b)では矩形域61の移動後の位置に書込まれて
いる背景データ(キャラクタ”B”)の退避が完全に行
われず、背景データの退避が行われた部分にだけキャラ
クタ”B”の描画が行われている状態を示す。は
(a)で表示走査が1画面分の表示(i+2回目の表示
走査)を終了し矩形域61を移動後の位置に表示し、ま
た、(b)では矩形域61の移動後の位置にあった部分
のデータおよび矩形域61の移動後の位置に対する描画
(j+1回目の描画)が終了した状態を示す。
【0034】2−2. 描画が表示より早い場合(図
7) は前回の画面走査およびVRAMへの描画が終った状
態を示し矩形域61がそれぞれ(a),(b)に示すよ
うに表示および描画されている状態を示す。は(a)
では表示走査が(b)の矩形域61の左上(矢印62の
部分)まできているが、(b)でH描画が表示より早い
ので表示走査が矩形域61を表示し終えるまで矩形域6
1のデータの退避および背景データ(キャラクタ”
B”)の描画を待っている状態を示す。は(a)で矩
形域61までを表示したので、(b)では矩形域61の
左上から矩形域61の(キャラクタ”B”)の描画をス
タートさせ、(a)では矩形域61までを表示した状態
を示す。は(a)では表示走査が1画面分の表示を終
了したので、(b)では矩形域61のデータの退避及び
矩形域61のあった部分に対する退避されていた背景デ
ータの書込みを行うがそれがほぼ終了しつつある状態を
示す。は(a)で表示走査が(b)の矩形域61の移
動後の位置の大部分になされたので、(b)で矩形域6
1の移動後の位置にあった部分のデータおよびに矩形域
61の移動後の位置に対する描画を終了した状態を示
す。は(a)で表示走査が1画面分の表示を終了し矩
形域61を移動後の位置に表示するまで、(b)では矩
形域61の描画後の状態を保持していることを示す。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、描
画開始信号発生部により最適な描画タイミングをとるこ
とができるので、ウインドウのような大きな画面の表示
や移動の場合にも画面のちらつきを抑制することがで
き、使用者にとって視覚的な疲労の少ない表示装置を構
成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく画像表示装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】描画開始信号発生部の実施例を示すブロック図
である。
【図3】描画開始信号発生部の実施例を示すブロック図
である。
【図4】描画開始信号発生部の実施例を示すブロック図
である。
【図5】図4の回路と等価な機能のソフトウエアの実施
例を示すフローチャートである。
【図6】本発明による表示領域の移動と描画開始タイミ
ングの説明図(描画が表示より遅い場合)である。
【図7】本発明による表示領域の移動と描画開始タイミ
ングの説明図(描画が表示より早い場合)である。
【図8】従来の技術による表示領域の移動によるCRT
画面のちらつきの説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置 11 描画開始信号発生部 12 描画制御部 13 表示用メモリ部 14 表示用制御信号発生部 15 表示部 111 カウンター回路 112 コンパレータ 113 タイマー回路 115 タイマー回路 S,S’,S” 描画開始信号 H 水平同期信号 V 垂直同期信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データを記憶する表示メモリ部と、 表示メモリ部を走査して表示データを読み出すと共に、
    垂直同期信号と水平同期信号を発生する表示制御信号発
    生部と、 表示制御信号発生部からの垂直同期信号と水平同期信号
    に基づいて表示データを表示する表示部と、 表示制御信号発生部から垂直同期信号及び水平同期信号
    を得て、垂直同期信号を受け取る毎に水平同期信号に基
    づくカウントを開始し、該カウント値と描画制御部から
    の設定値とが一致した場合に描画開始信号を出力する描
    画開始信号発生部と、 描画位置情報に基づく設定値の描画開始信号発生部への
    送出と描画開始信号に基づく表示用メモリ部に対する描
    画域の表示データの読み出し/書込み制御を行う描画制
    御部と、 を有することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示装置において、表示
    制御信号発生部が、垂直同期信号の入力があると水平同
    期信号に基づくカウントを開始するカウント回路と、カ
    ウント回路によるカウント値と描画制御部からの設定値
    のうちY方向の値を比較して比較結果が一致した場合に
    描画開始信号を出力する比較回路と、を有することを特
    徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表示装置において、表示
    制御信号発生部が、垂直同期信号の入力があると水平同
    期信号に基づくカウントを開始するカウント回路と、カ
    ウント回路によるカウント値と描画制御部からの設定値
    のうちY方向の値とを比較して比較結果が一致した場合
    に信号を出力する比較回路と、該信号の入力があると基
    準クロックのカウントを開始し、該カウント値と描画制
    御部からの設定値のうちX方向の値とを比較して比較結
    果が一致した場合に描画開始信号を出力する時間比較回
    路と、を有することを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の表示装置において、表示
    制御信号発生部が、垂直同期信号の入力があると基準ク
    ロックのカウントを開始し、該カウント値と描画制御部
    からの設定値とを比較して比較結果が一致した場合に描
    画開始信号を出力する時間比較回路と、を有することを
    特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 表示データを記憶する表示メモリ部と、 表示メモリ部を走査して表示データを読み出すと共に、
    垂直同期信号と水平同期信号を発生する表示制御信号発
    生部と、 表示制御信号発生部からの垂直同期信号と水平同期信号
    に基づいて表示データを表示する表示部と、 垂直同期信号を得てタイマーを起動し設定データ値と比
    較して比較結果が一致する場合には描画開始情報を出力
    する描画開始情報出力手段と、 描画位置情報に基づく設定値を描画開始情報出力手段に
    与え、また、描画開始情報に基づいて表示用メモリ部に
    対する描画域の表示データの読み出し/書込み制御を行
    う描画制御部と、 を有することを特徴とする表示装置。
JP6334824A 1994-12-20 1994-12-20 表示装置 Pending JPH08179754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7031557B2 (en) * 2001-12-07 2006-04-18 Chunghwa Picture Tubes, Ltd. Structure capable of reducing the amount of transferred digital image data of a digital display

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US7031557B2 (en) * 2001-12-07 2006-04-18 Chunghwa Picture Tubes, Ltd. Structure capable of reducing the amount of transferred digital image data of a digital display

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