JPH08179752A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH08179752A
JPH08179752A JP6318055A JP31805594A JPH08179752A JP H08179752 A JPH08179752 A JP H08179752A JP 6318055 A JP6318055 A JP 6318055A JP 31805594 A JP31805594 A JP 31805594A JP H08179752 A JPH08179752 A JP H08179752A
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binary image
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JP6318055A
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Nobuyuki Shigee
伸之 重枝
Yoshihiro Ishida
良弘 石田
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Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 与えられた二値画像に基づいてその輪郭ベク
トルデータを抽出する部分とそうでない部分とを適宜切
り替えることで、速度、品位、更には、メモリ量の各面
で優れた画像処理装置及び方法を提供する。 【構成】 入力された二値画像は、所定の量を単位とし
て、領域判定部1−4でおおざっぱに文字・線画領域
か、疑似中間調画像領域かが判定される。文字・線画領
域拡張抽出部1−7は、文字・線画領域と判定された画
像データのみを出力し、それを輪郭ベクトル抽出部1−
11が取り込んで、輪郭ベクトルデータを蓄積部1−1
3に出力する。第一平滑化部1−14はこの蓄積部1−
13に蓄積されたベクトルデータを平滑化することにな
るが、監視部1−19は蓄積部1−13に蓄積されるデ
ータの量を監視している。そして、ある画像量に対し
て、ベクトルデータが多すぎ、オーバーフローすると判
定した場合には、注目領域に対するベクトル平滑化処理
を中断し、二値SPC部1−21による二値画像を選択
するよう内部処理制御部1−20に指示を出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び方法、
詳しくは二値画像を変換して出力する画像処理装置及び
方法に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、アウトライン・スムージ
ング処理において原画像より二値画像の輪郭部分より抽
出された輪郭ベクトル情報をもとに、二値画像の平滑化
処理を行う手法に関するものである。
【0003】また、本発明に係る画像処理技術を応用で
きる分野として、例えば電子ファイル装置もしくはファ
クシミリ装置等のOA機器における解像度変換並びにビ
ットマップ画像のスムージング技術として利用すること
ができる。
【0004】また、本発明に係る画像処理技術を応用で
きる他の分野として、マルチメディア画像処理における
解像度変換並びにスムージング技術として使用すること
ができる。
【0005】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等に置けるデジ
タル2値画像の解像度変換には、SPC(Selective Pr
ocessing Conversion)法、もしくは投影法等が提案さ
れ用いられてきた。
【0006】SPC法とは、画像の変倍率に応じて原画
の各画素を倍率回だけ繰り返して用いたり、周期的に間
引いたりすることにより解像度変換を行う手法である
(松本、小林:ファクシミリ解像度変換における画品質
評価の一検討、画像電子学会誌、Vol.12,No.
5,pp.354−362,1983参照)。
【0007】また、投影法とは、原画像を線密度の異な
る変換画像面に投影し、この面内の一画素にわたる積分
値をしきい値論理により2値化して変換画像の画素の値
を決定する手法である(新井、安田:ファクシミリ線密
度変換の一検討、画像電子学会誌、Vol.7,No.
1,pp11−18,1978参照)。
【0008】さらに、二値画像の解像度変換及びスムー
ジング技術として着目画素の周囲画素パターン参照によ
る平滑化(今中、et al.:ファクシミリ受信画像
の平滑化処理による高画質化、画像電子学会年次大会予
稿、No.18,1991)などが提案され、ファクシ
ミリ装置、電子ファイル及び各種周辺装置に用いられて
いる。
【0009】しかしながら、上記解像度変換法は、高倍
率の変換を行う場合、特に画像の曲線部が階段状(ギザ
ギザ)になり画質の劣化が避けられず、たま周辺画素の
パターン参照による解像度変換及びスムージング技術に
おいては、画像の主走査・副走査方向に対して着目画素
の2倍・4倍といった固定倍率に対してのみしか対応で
きないという欠点があった。
【0010】そこで、以上の問題点を解決するために二
値画像をビットマップ形態のまま処理するのではなく、
黒画像(二値画像が白色もしくは黒色から構成される場
合)の輪郭をベクトルデータ(「輪郭ベクトルデータ」
という。)として抽出して、以降、変倍・平滑化等の処
理を輪郭ベクトルデータに対して行い、高品質な画像を
得るアウトライン・スムージング法が提案されている
(特願平3−345062号参照)(以下「アウトライ
ン処理」という。) 変倍は輪郭ベクトルデータが始点と終点の座標データで
与えられていれば、各座標データの倍率に従って変倍す
ればよい。また、輪郭ベクトルデータがベクトルの差分
値(長さ)で与えられている場合は(特願平4−152
461号)ベクトルループの原点座標を倍率倍し、各ベ
クトル差分値を倍率に従って変倍してゆけばよい。さら
に、平滑化は抽出したベクトルについて、平滑化処理を
施すべき注目ベクトルに対し、その近傍の輪郭ベクトル
の長さ及び方向を要素とするパターンマッチングによ
り、あらためて輪郭ベクトルを定義し直すことで、例え
ば孤立点・ノッチ除去・ジャギー(ギザギザパターン)
平滑等の処理を行うものである。
【0011】また、処理画像が写真のごとくアウトライ
ン処理に適さない擬似中間調画像を一部に含む場合は、
二値画像の領域判定によって画像中の擬似中間調領域と
文字・線画領域を判別しておいて、文字・線画領域はア
ウトライン・スムージング法を適用した画素を、擬似中
間調領域は上述SPC法を適用した画素をそれぞれ選択
して最終画像を合成することで、高画質解像度変換を実
現する方法があった。
【0012】一方、前記アウトライン・スムージング法
を実行するときに、二値画像の内ライン単位で表される
所定量の画像ブロック単位、例えばストライプ状に行い
(以下「ストライプ処理」という。)、処理に必要なメ
モリ容量の節約及び処理時間の短縮化をはかる方法が提
案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記アウトライン・ス
ムージング法を用いることにより、低倍率から高倍率の
任意の倍率で、従来法では得られない比較的高品質な画
像の解像度変換を実現することが可能となる。
【0014】しかし一方で、従来のアウトライン・スム
ージング処理を実行すると、処理画像によってはきわめ
て多くの輪郭ベクトルが抽出され、この大量の輪郭ベク
トルデータに対して平滑化及び二値画像再生等の処理を
施さなければならない場合が生じる。そのため、処理用
のベクトル蓄積用ワークメモリもきわめて大容量のメモ
リが必要となり、経済的には不利益が大きいという問題
があった。
【0015】さらに、大容量のメモリはLSIへの内蔵
が困難であり、LSI外部に接続する方式(例えばハー
ドディスク等の2次記憶装置等)を採用しても、メモリ
アクセスにかかる時間が遅いくなり、全体としての処理
速度が遅くなる等の問題があった。
【0016】一方、ワークメモリの削減に対しては記述
の如く、画像をストライプ状に分割して各ストライプ単
位に処理を行う方式もあるが、必ずしも十分ではなかっ
た。
【0017】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであ
り、与えられた二値画像に基づいてその輪郭ベクトルデ
ータを抽出する部分とそうでない部分とを適宜切り替え
ることで、速度、品位、更には、メモリ量の各面で優れ
た画像処理装置及び方法を提供しようとするものであ
る。
【0018】また、他の発明は、通常状態では何ら問題
なく、高品位の変倍二値画像を得ることができ、その与
えられた二値画像の状態によって処理速度の低下や品位
の低下を抑えた画像を生成することを可能にする画像処
理装置及び方法を提供しようとするものである。
【0019】尚、本発明の実施態様に従えば、まず第1
に、安価でかつLSI内蔵可能な比較的小容量のワーク
メモリを用いて、アウトライン・スムージング法を用い
た高画質解像度変換を、画像に依存せずしかも処理が中
断することなく実行することのできる、アウトライン・
スムージング法を利用した高画質解像度の画像処理装置
及び方法を提供することを目的とする。
【0020】また、他の実施態様に従えば、アウトライ
ン・スムージング処理の初期段階で輪郭ベクトル抽出手
段が出力する輪郭ベクトルデータを蓄積・保持する手段
を提供することを目的とする。
【0021】また、他の実施態様に従えば、アウトライ
ン・スムージング処理の中期段階で行われる第一平滑化
処理を行うために必要な、輪郭ベクトルデータを蓄積・
保持する手段を提供し、さらに輪郭ベクトルデータを第
一平滑化手段に転送するタイミングを提供することを目
的とする。
【0022】また、他の実施態様に従えば、アウトライ
ン・スムージング処理において輪郭ベクトル抽出された
輪郭ベクトルデータをメモリに格納する際、メモリの空
き容量がなくなることによる処理の中断を防ぐための手
段を提供することを目的とする。
【0023】また、他の実施態様に従えば、輪郭ベクト
ル抽出より得られる輪郭ベクトルを蓄積・保持しておく
メモリが、一杯になってメモリの蓄積ができなくなり、
画像処理が中断することを防ぐことを目的とする。
【0024】また、他の実施態様に従えば、輪郭ベクト
ル抽出により得られる輪郭ベクトルを蓄積・保持してお
くメモリが、一杯になってメモリの蓄積ができなくな
り、画像処理が中断することを防ぐため、ベクトル蓄積
メモリが一杯になることを予測する手段を提供すること
を目的とする。
【0025】更に、他の実施態様に従えば、ベクトル蓄
積メモリが一杯になることを検知する具体的な回路構成
を提供することを目的とする。
【0026】また、他の実施態様に従えば、輪郭ベクト
ル抽出により得られる輪郭ベクトルを蓄積・保持してお
くメモリが、一杯になってメモリの蓄積ができなくな
り、画像処理が中断することを防ぐため、ベクトル蓄積
メモリが一杯になることを予測した場合、その後の輪郭
ベクトル抽出が余分な動作をしないように制御すること
を目的とする。
【0027】他の実施態様に従えば、輪郭ベクトル抽出
により得られる輪郭ベクトルを蓄積・保持しておくメモ
リが、一杯になってメモリの蓄積ができなくなり、画像
処理が中断することを防ぐため、ベクトル蓄積メモリが
一杯になることを予測した場合、その後のアウトライン
・スムージング処理に変わる他の解像度変換手段を適用
するよう制御することを目的とする。
【0028】他の実施態様に従えば、輪郭ベクトル抽出
によりえられる輪郭ベクトルを蓄積・保持しておくメモ
リが、一杯になってメモリの蓄積ができなくなり、画像
処理が中断することを防ぐため、ベクトル蓄積メモリが
一杯になることを予測した場合、その後のアウトライン
・スムージング処理に変わる他の解像度変換手段を適用
するために、より具体的な手段を提供することを目的と
する。
【0029】他の実施態様に従えば、例えば外部出力装
置における画像出力の速度が早く、アウトライン・スム
ージング処理に係る時間が多くかかり間に合わない場
合、解像度変換処理をアウトライン・スムージング処理
に変わる他の処理に切り換えることによって、外部出力
装置の処理速度に間に合わせることを目的とする。
【0030】他の実施態様に従えば、例えば外部出力装
置における画像出力の速度が早く、アウトライン・スム
ージング処理にかかる時間が多くかかり間に合わない場
合、解像度変換処理をアウトライン・スムージング処理
に変わる他の処理に切り換えることに世つて、外部出力
装置の処理速度に間に合わせることを目的とし、さらに
アウトライン・スムージング処理の最終段階で行われる
二値画像再生処理において、出力される二値画像を一時
的に蓄積しておくための手段を提供し、またアウトライ
ン・スムージング処理にかかる時間を計測する手段を提
供することを目的とする。
【0031】他の実施態様に従えば、例えば外部出力装
置における画像出力の速度が速く、アウトライン・スム
ージング処理にかかる時間が多くかかり間に合わない場
合、解像度変換処理をアウトライン・スムージング処理
に変わる他の処理に切り換えるための手段を提供するこ
とを目的とする。
【0032】他の実施態様に従えば、例えば外部出力装
置における画像出力の速度が早く、アウトライン・スム
ージング処理にかかる時間が多くかかり間に合わない場
合、解像度変換処理をアウトライン・スムージング処理
に変わるほかの処理に切り換える。この際、他の処理と
してより具体的な手段を提供することを目的とする。
【0033】他の実施態様に従えば、例えば外部出力装
置における画像出力の速度が早く、アウトライン・スム
ージング処理にかかる時間が多くかかり間に合わない場
合、解像度変換処理をアウトライン・スムージング処理
に変わる他の処理に切り換える。この際、切り換え手段
としてより具体的な手段を提供することを目的とする。
【0034】他の実施態様に従えば、装置にかかるメモ
リの削減、及び処理速度向上のため、アウトライン・ス
ムージング処理を利用した高画質解像度変換装置の画像
処理の態様が、必ずしも一枚の画像全体を一度に処理す
るものに限定されたものではなく、画像のライン単位で
構成される画像ブロックごとに処理できることを目的と
している。
【0035】尚、本発明の他の目的及びその作用効果
は、以下の説明から容易に推察できよう。
【0036】さて、上記目的を達成する本発明の画像処
理装置は、例えば以下の構成を備える。すなわち、二値
画像を入力し、当該二値画像に対して変倍処理して出力
する画像処理装置であって、二値画像中の着目領域が文
字線画画像領域か、疑似中間調画像領域かを判定する判
定手段と、文字線画領域であると判定された領域中の画
像の輪郭ベクトルを抽出する抽出手段と、抽出された輪
郭ベクトルデータを変倍して二値画像を生成する二値画
像生成手段とを備え、更に、前記抽出手段の作業量を監
視する監視手段と、該監視手段によって前記抽出手段の
作業量が所定以上になったことを検出した場合、当該抽
出手段によるベクトル抽出を中断し、二値画像から直接
変倍画像を生成する手段に切り替える切り替え手段とを
備える。
【0037】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実姉例
を詳細に説明する。
【0038】図1は、実施例のアウトライン・スムージ
ング法を用いた高画質解像度変換装置における全体のブ
ロック構成図である。図中、1−0はビットマップ形態
の二値画像データをラスター走査方式で入力する画像入
力部である。画像入力部としてはイメージスキャナ、ま
たは、外部から通信回線を介して得られるデータを受信
するI/Fであっても構わない。画像入力部には未処理
の入力画像を一時的に保持しておく入力画像バッファ1
−1が接続してあり、以降のアウトライン処理及びSP
C部等の処理状況に応じて適宜、画像入力部を経由して
画像が読みだされるようになっている。尚、ここでいう
入力画像とは、1ページ分の全体画像のみならず、メモ
リ容量もしくは処理速度を考慮して画像をストライプ状
に分割しされた画像である。ストライプ状に分割してア
ウトライン処理する発明に関連しては、出願人は、特願
平05−106643及び特願平05−126319に
て出願中である。
【0039】一方、1−2は本発明にかかるアウトライ
ン処理を用いた高画質解像度変換が終了した後に得られ
る処理済二値画像を出力するための画像出力部である。
画像出力部としては、プリンタ、表示器を用いても良い
し、外部の装置に出力するI/Fであっても構わない。
画像出力部1−2には、処理済の出力画像を一時的に保
持しておく出力画像バッファ1−3が接続されており、
例えば、その後の処理としてレーザービームプリンタの
ごとくブロック単位で出力する装置が接続されている場
合には、一時的に処理画像を蓄積しておくために用いら
れる。
【0040】1−4は入力画像を構成する画素が、擬似
中間調領域に属するものか、文字・線画領域に属するも
のかを判定する判定領域部である。領域判定部は画像入
力部と直接接続しており、入力二値画像の中で着目画素
を囲む周囲画素、すなわち、マトリクスとしてとらえそ
の範囲の画素値を参照して、着目画素の属する領域を判
定する。また、領域判定には、領域判定用マトリクスバ
ッファ1−5が領域判定部に接続してあり、画素の領域
判定に供される。判定結果は画素単位に出力され、いっ
たん領域判定結果格納バッファ1−6に蓄積され、後続
する処理のタイミングが図れる。
【0041】1−7は文字・線画領域拡張抽出部であ
る。アウトライン・スムージング処理によって抽出され
る輪郭ベクトル数は画像の種類に依存し、擬似中間調画
像に近い画像ほど増加する特徴がある。このことはアウ
トライン・スムージング処理を実行するに際し、非常に
多くのメモリを必要とすることを意味する。
【0042】文字・線画領域拡張抽出部1−7は、アウ
トライン処理によって抽出される輪郭ベクトルの量を少
なく抑えるため、予め大ざっぱにアウトライン・スムー
ジング処理を施すべき文字・線画領域画像を抽出し、明
らかに擬似中間調領域と判断される画像を除去する処理
を行う。
【0043】文字・線画領域拡張抽出部1−7は領域判
定結果格納バッファ1−6と接続されていて、着目画素
を囲むマトリクス状の画素の各領域判定結果を参照し、
着目する画素を抽出するか否かを判断する。ここで、拡
張抽出結果判定用マトリクスバッファ1−8が文字・線
画領域拡張部1−7に接続しており、このマトリクスバ
ッファを用いて上記判断を行う。
【0044】文字・線画領域拡張抽出部1−7からの出
力は、拡張抽出画像データとして拡張抽出画像バッファ
1−9に蓄積される。さらに、拡張抽出画像バッファ1
−9はアウトライン・スムージング部1−10に接続さ
れており、所定のデータが蓄積した段階で、当該バッフ
ァより二値画像データを読みだしてアウトライン処理が
開始される。
【0045】ここで、拡張抽出画像バッファには後述の
輪郭ベクトル抽出ができるようになるまで画像が蓄積さ
れる。すなわち、輪郭ベクトル抽出部1−11における
マトリクスウインドウのサイズに依存し、例えば、ウイ
ンドウサイズが2×2マトリクスならば2ライン分のラ
インバッファを、3×3マトリクスならば3ライン分の
ラインバッファを予め持てば十分である。
【0046】なお、入力画像は必ずしも一つの画像全体
を一度に処理する場合に限定されず、二値画像の内ライ
ン単位で表される所定量の画像ブロック単位で処理が行
われるように設定することも可能である。
【0047】アウトライン・スムージング処理部1−1
0は、以下の各構成要素で構成されている。
【0048】1−11は輪郭ベクトル抽出部である。こ
こでは拡張抽出画像バッファ1−9に蓄積したブロック
画像より、黒画像と白画像の境界に位置する輪郭線を輪
郭ベクトルデータをして抽出する。輪郭ベクトル抽出は
所定の大きさのマトリクスウインドウをラスター走査し
ながら、ベクトルを構成する輪郭座標及び輪郭座標の接
続情報を抽出する。輪郭ベクトルの接続がまたラスター
走査していない画像領域へつながる場合、当該輪郭座標
の接続情報はいったんベクトル抽出用バッファ1−12
に保持され、その後接続先の検索に供される。そして、
後のラスタ走査の結果、接続先が明らかになったところ
で、先の輪郭座標に対応する接続情報が確定する。確定
した輪郭ベクトルデータ(輪郭ベクトル及び接続情報よ
りなる)は蓄積部1−13に蓄積される。
【0049】画像の境界(白画素と黒画素の間)すなわ
ち輪郭線は、どのような画像に対しても必ず閉ループを
作る特徴がある。すなわち、上記輪郭ベクトル抽出部1
−11より出力される輪郭ベクトルデータは、その接続
情報を辿れば必ず一つの閉ループを作る。従って、画像
ブロックから抽出されたベクトルはこの輪郭ベクトル・
ループの集合、すなわち、複数の輪郭ベクトルループと
なる。蓄積部1−13にはこのような特徴を持つ輪郭ベ
クトルデータが格納されるのである。
【0050】尚、輪郭ベクトル抽出部1−11は前述の
マトリクスウインドウのラスター走査によるベクトル抽
出を包含した部であるが、その他マトリクスウインドウ
の走査形状等種々の部が考えられる。中でも既存の技術
として特願平02−281958号などか参考になろ
う。
【0051】ところで、蓄積部1−13は二面バッファ
(2プレーンバッファ)の構造を有する。すなわち、一
つの画像ブロックより抽出された輪郭ベクトルデータを
第一面に格納した後、引き続き第二面に次の画像ブロッ
クより抽出される輪郭ベクトルデータを格納してゆく。
そして、一方の面に輪郭ベクトル抽出部1−11が輪郭
ベクトルデータを格納中(書き込み中)は、他方の面が
読み取り可能になっていて、第一平滑化部1−14へと
出力される(第一平滑化部1−14がそのデータを読み
取る)。第一平滑化処理が終了して第一面のバッファ領
域が空いたら、続けて第二面に格納されている輪郭ベク
トルデータに対して第一の平滑化処理が施されることに
なる。
【0052】このように、蓄積部1−13を二面バッフ
ァ構造にするのは、画素単位もしくは輪郭ベクトル単位
で処理可能な文字・線画領域拡張抽出処理及び輪郭ベク
トル抽出処理と、画像ブロック単位で処理をしなければ
ならない第一平滑化処理とのデータ処理タイミングの整
合を取り、さらに、パイプライン化による処理速度の向
上を図るためである。
【0053】尚、蓄積部1−13は本発明にかかる監視
部1−19と接続している。当該監視部は蓄積部が輪郭
ベクトルを格納している途中で一杯になり、さらにベク
トルデータを格納しようとした場合に、これ以上ベクト
ルデータを蓄積・保持できないことを検出し、検知信号
を発生させる機構を備えている。
【0054】さらに、監視部1−19は内部処理制御部
1−20と接続している。また、当該内部処理部は二値
SPC部1−21、画素選択部1−22及びアウトライ
ン・スムージング部1−10と接続している。内部処理
制御部1ー20は監視部1−19からの検知信号を受け
て、各部における内部制御信号の送出を行う。
【0055】すなわち、内部処理制御部1−20は監視
部1−19からの検知信号を受けたとき、アウトライン
・スムージング部1−10へ制御信号を出し、実行途中
の輪郭ベクトル抽出を中止する。と同時に、二値SPC
部1−21へ制御信号を出し、中止したアウトライン・
スムージング処理にかかる画像ブロックから、今度は二
値SPC処理を開始する。さらに、画素選択部1−22
へ制御信号を出し、領域判定格納バッファ1−6に格納
されている判定結果情報の値にかかわらず、強制的に二
値SPC部1−21からの出力データを選択するように
する。
【0056】この制御の結果、アウトライン・スムージ
ング処理の初期段階において抽出されるべきベクトル量
の極度に多い画像は、途中でアウトライン・スムージン
グ処理が中止され二値SPC法による単純変倍処理に切
り換えられ出力される。従って、蓄積部1−13におい
て余り大容量のメモリを準備しておかなくても、アウト
ライン・スムージング処理の中断に起因した解像度変換
の中断がなくなるのである。
【0057】ところで、輪郭ベクトル抽出部1−11は
内部処理制御部1−20による制御の結果、画像ブロッ
クからの輪郭ベクトル抽出処理を中止指示を受けた場
合、拡張抽出画像バッファ1−9に保持されている次の
画像ブロックからの輪郭ベクトル抽出を開始する。そし
て、次の画像ブロックから抽出された新たな輪郭ベクト
ルデータは、蓄積部1−13に新たに蓄積・保持されて
いく。
【0058】以上説明した構成を取ることによって、蓄
積部1−13は本発明にかかる監視部1−19及び内部
処理制御部1−20を用いた機構によって、通常はほと
んど入力されないような複雑な画像(このような画像は
抽出される輪郭ベクトルの量が極端に多くなる。)のた
めに、多くのメモリ容量を有するベクトルバッファが必
要でなくなる。そして、このことはベクトルバッファと
してのメモリをLSIに内蔵することを可能ならしめ、
また経済的な利益をもたらす効果を生じさせるのであ
る。
【0059】なお、アウトライン・スムージング処理は
画像ブロック単位で処理を行うため、処理にかかる画像
ブロックの大きさによって必要とするベクトルバッファ
の容量は変わるが、予め通常の画像から抽出されるベク
トル量を考慮して、画像ブロック及びベクトルバッファ
容量すなわち蓄積部の容量を決めておくことはいうまで
もない。
【0060】図1に戻って、1−14はアウトライン・
スムージング処理における第一平滑化処理部である。抽
出済の輪郭ベクトルデータは蓄積部1−13より参照
し、ベクトルパターンのマッチングによって輪郭ベクト
ルの再定義を行うことにより、平滑化を行う。この工程
を経ることによって、たとえば斜め輪郭線に多いギザギ
ザパターンは滑らかに平滑化されるし、スキャナー読み
取りやファクシミリ通信時に混入したノイズによるノッ
チの除去などが行われる。また、ギザギザを表わすベク
トル数は、そのギザギザを表現するだけ多数存在する
が、平滑化した後は1本もしくは数本のベクトルに修正
されるので、データ量も減ることになる。平滑化の部に
関しては種々の方法があるが、例えば特願平03−34
5062号にある部を用いる場合が考えられる。
【0061】なお、図面上記載していないが、当該第一
平滑化部1−14には平滑化処理後に任意変倍する機構
が備わっている。当該変倍処理は平滑化処理の施された
輪郭ベクトルデータに変倍率をかけることによって容易
に変倍処理をすることができる。
【0062】1−15は一つのベクトルループあたりの
輪郭ベクトル数を計数する輪郭ベクトル計数部である。
擬似中間調画のごとく、微小画像では一つのベクトルル
ープを構成する輪郭ベクトル数が比較的少なく、文字・
線画画像では一つのベクトルループを構成する輪郭ベク
トル数は多い。一方、当該微小画像に平滑化処理を施し
てしまうと擬似中間調部の濃度値が変わってしまい、解
像度変換後の画質劣化が生じる場合がある。そこで、本
実施例では、輪郭ループ計数部1−15で一つのベクト
ルループを構成する輪郭ベクトル数を計数し、そのベク
トル数に応じて後述する第二平滑化部を施すか否かを選
択するようにしたものである。
【0063】ところで、本来アウトライン・スムージン
グ処理に施される画像は、文字・線画領域拡張抽出部1
−7を原画像に適用してあるため、もともと擬似中間調
領域に相当する画像領域は入ってこない。しかし、文字
・線画領域拡張抽出部1−7で利用される領域判定結果
は完全に正しいとは言えず、誤判定がおこなわれること
もある。誤判定された画像領域は擬似中間調領域でもア
ウトライン・スムージング処理に供されることとなる。
そこで、このような誤判定による擬似中間調画像に対し
ても良好なアウトライン・スムージング処理を適用する
るため、ベクトル数計数部1−15を入れることで、二
重にチェックさせるようにした。
【0064】ベクトル数計数部1−15において基準と
なる輪郭ベクトル数は、比較的小さい値に設定しておく
必要がある。これは微小画像を構成する孤立点や微小曲
線(領域判定部の誤判定によってアウトライン・スムー
ジング処理部1−10に供される画像は、このような孤
立点や微小曲線が多い)が、比較的少ない輪郭ベクトル
数で囲まれる輪郭ベクトルループよりなるからである。
本実施例では約32程度の値を用いているが、この数値
は特に限定的なものではなく画像の種類もしくは画質、
更には入力する画像の解像度(例えば画像がスキャナか
ら入力される場合には、そのスキャナの読み取り解像
度)に応じて変更できる。
【0065】当該輪郭ベクトル計数部1−15では計数
した輪郭ベクトル数が基準値よりも小さいときは、その
輪郭ベクトルループは擬似中間調画像を構成する孤立点
もしくは微小曲線等と判断し第二平滑化せず、逆に基準
値よりも大きいときは、その輪郭ベクトルループはその
他の画像領域と判定し前記第二平滑化を行うよう処理を
進める。
【0066】1−16は第二平滑化部である。第一平滑
化部はパターンマッチングによる平滑化処理であるのに
対し、第二平滑化では着目する輪郭ベクトル座標及びそ
の前後の輪郭ベクトル座標における加重平均処理を行う
ことで画像の平滑を行う。第二平滑化は輪郭ベクトルル
ープ単位で処理を行う。
【0067】1−17は輪郭ベクトルデータから二値画
像を再生する二値画像再生部である。変倍・平滑化処理
後の輪郭ベクトルデータは先にも説明したとおり、白画
素と黒画素の間に想定した画像の輪郭部分を示す境界に
すぎず、そのままでは二値画像を形成しない。そこで、
輪郭ベクトルで構成されるベクトルループの内部を黒に
塗る(黒画素で置き換える。)ことにより、二値画像を
再生するのである。
【0068】尚、前述の輪郭ベクトル計数部1−15に
おいて計数した一ベクトルループ当たりの輪郭ベクトル
数が基準値よりも小さいときは、輪郭ベクトルループは
擬似中間調画像を構成する孤立点もしくは微小曲線等と
判断し、第二平滑化をせず、直ちに当該二値画像再生部
1−17に供されることとなる。
【0069】二値画像再生処理には従来から多くの手法
が提案されており、例えば特願平03−194258号
に開示される方法がある。
【0070】二値画像再生部1−17にて再生された二
値画像は再生用蓄積部1−18にいったん蓄積・保持さ
れ、その後二値SPC部1−21との同期を取った上で
画素選択部1−22へ画素単位で送られる。
【0071】二値SPC部1−21は、上記のアウトラ
イン・スムージング処理と並列に動作し、入力画像バッ
ファ1−1に格納されている画像ブロックにつき、画素
単位に処理が施される。ここで、アウトライン・スムー
ジング処理部1−10に供されるブロック画像と、二値
SPC部1−21に供されるブロック画像は、入力バッ
ファ1−1中に格納されている同じ画像であることは言
うまでもない。
【0072】アウトライン・スムージング処理は画像ブ
ロック単位に処理が行われ、二値SPC部は画素単位に
処理が行われるため処理時間に差が生じる。そこで、画
素選択部1−22の直前でFIFOもしくはこれに類似
する画素蓄積部(図は示していない)により同期が取ら
れる。
【0073】画素選択部1−22はアウトライン・スム
ージング処理の施された画像及び二値SPC処理の施さ
れた画素のいずれかから、領域判定結果格納バッファ1
−6に格納されている判定情報に基づいて、画素単位で
画素を選択する。判定結果が文字・線画領域に属する画
素の場合は、アウトライン・スムージング処理部1−1
0からの画素が選択される。一方、判定結果が擬似中間
調領域に属する画素の場合は、二値SPC処理1−20
からの画素が選択される。
【0074】ここで、判定結果は入力画像を構成する画
素の変倍処理(アウトライン処理及びSPC処理いずれ
の場合も含む。)後の画素に対応して(拡大の場合は画
素が複数存在し、縮小の場合は対応画素がないこともあ
る。)適用される。つまり、一つの画素に対応する領域
判定結果が、変倍率に応じて変倍後の複数の画素に適用
されるのである。
【0075】画素選択部1−22は内部処理制御部1−
20と接続しており、当該内部処理制御部の制御に応じ
て、二値SPC部1ー21からの出力データを強制的に
出力する構成をとってある。これらの制御過程は既述の
通りである。
【0076】画素選択部1−22にて選択された画素
は、画像出力1−2を経て画像出力バッファに逐次蓄積
される。さらに外部画像出力用周辺装置、例えばレーザ
ービームプリンタなどへ転送されてゆく。
【0077】次に、図2に実施例における監視部1−1
9をさらに詳しく説明する。
【0078】監視部1−19は、先にも説明したとおり
蓄積部1−13が輪郭ベクトルを格納している途中で一
杯になり、さらにベクトルデータを格納しようとした場
合に、これ以上ベクトルデータを蓄積・保持できないこ
とを検出し、検知信号を発生させる機構を備えている。
【0079】図2において、2−1は計数部であり、蓄
積部1−13の状態を直接監視する。すなわち、当該計
数部2−1は、例えば通常のカウンタであり、蓄積部す
なわちメモリへの輪郭ベクトルデータの書き込み信号
は、メモリに蓄積・保持されるデータのメモリ・アドレ
スと連動しているので、メモリの蓄積可能領域はこのメ
モリ・アドレスのインクリメント回数、すなわち書き込
み信号の回数を計数することによって一意に把握するこ
とができるのである。
【0080】2−2は比較部、また2−3は所定の値を
予め保持しておくラッチ部である。比較部は例えば従来
のコンパレータ回路であり、前述のカウント部における
カウント値が入力される。一方、ラッチ部には従来のラ
ッチ回路を用い、予め所定の値を設定しておく。ここ
で、所定の値とは前述のメモリ・アドレスより算出した
値であり、一つの輪郭ベクトルデータを保持するのに必
要な容量とメモリのアドレス空間から求めることが可能
である。但し、場合によってはメモリ容量を増加するな
どの処置(メモリ追加)を行う場合も想定されるので、
ラッチ手段はこて位置を記憶しているのではなく、適宜
変更できるようにした方が良い。例えば、本装置が、は
じめから複雑な画像に対して行うような環境で使用する
場合に対処する。
【0081】コンパレータ回路ではカウンタの出力とラ
ッチ回路の保持データとを互いに比較し、値が一致した
ときもしくはカウント値がラッチ回路の保持データ値を
越えたときに信号を発生する。この信号は検知信号して
図1の内部処理制御部1−20へ伝達される。
【0082】図2、2−4及び2−5は計数部2−1及
びラッチ部2−3を比較部2−2と接続するバスライン
である。計数値もしくはラッチ回路に保持されている値
に応じて数ビット幅のバスを構成する。
【0083】尚、当該比較部2−2は従来のコンパレー
タ回路のみならず、他に複数のアンド回路を用いて構成
することができることは言うまでもない。
【0084】<第2の実施例の説明>上記実施例(第1
の実施例)では、入力画像の大きさによってアウトライ
ン・スムージング処理において輪郭抽出される輪郭ベク
トルの数が変わり、したがってこの輪郭ベクトルを蓄積
・保持しておく蓄積部の必要容量も変わる。そのため、
予め通常の画像から抽出される輪郭ベクトルの数を考慮
して、入力画像ブロックの大きさ及び蓄積部1−13の
容量を前もって決定しておかなければならない。そし
て、蓄積部に蓄積・保持できる輪郭ベクトル量が許容量
を越えたときに、これを監視部1−19が検知して、内
部処理制御部1−20が二値SPC部への切り替えをお
こなうというものであった。
【0085】本第2の実施例では、上記第1の実施例に
おける監視部1−19が蓄積部1−13を監視しない
で、他の手法を適用することにより、先の実施例と同様
の効果を得ると共に、さらに処理速度の遅延という課題
を解決するものである。
【0086】すなわち、監視部1−19は、一つの画像
ブロックのアウトライン・スムージング処理にかかる時
間を測定しておき、この時間が所定の時間を越えた場合
これを検知し信号を発生する。当該監視部からの検知信
号が内部処理制御部1−20へ伝達した後は、先の実施
例で説明した如く、自動的に解像度変換処理をアウトラ
インスムージング処理から二値SPC処理に切り替える
ように制御信号を発生し、アウトライン・スムージング
部1−10、二値SPC部1−21及び画素選択部1−
22をそれぞれ制御するのである。
【0087】アウトライン・スムージング処理にかかる
時間とはアウトライン・スムージング処理に供される一
つの画像ブロックが輪郭ベクトル抽出部、平滑化部及び
二値画像再生部を経て、出力されるまでの時間である。
この時間は画像の種類に依存し、例えば文字・線画の単
純な画像は早く処理が行われるが、複雑になればなるほ
ど時間がかかる特徴がある。これは、輪郭ベクトル抽出
される輪郭ベクトル数が複雑な画像ほど多いことに起因
している。
【0088】監視部1−19における時間計測は、従来
のタイマー回路等を用いる。また、アウトライン・スム
ージング処理の一つの画像ブロックに関する始期及び終
期を知るため、当該監視部はアウトライン・スムージン
グ部の二値画像再生部1−17と接続してある(図では
省略してある)。
【0089】アウトライン・スムージング処理には時間
の余りかからない単純な文字・線画画像が供されるの
で、蓄積部1−13は、所定の時間でアウトライン・ス
ムージング処理できる輪郭ベクトルを蓄積・保持できる
程度の容量を、予め準備しておけば十分である。また、
複雑な画像に対する解像度変換においては、自動的に処
理速度の速い二値SPC処理が切り替わって適用される
ため、例えばレーザービームプリンタの如くある程度の
処理スピードを要求する外部周辺装置が接続されている
場合に、有効である。
【0090】次に、図3に本発明にかかる第2の実施例
における監視部1−19を示し、説明する。
【0091】図3中、Aは図1における輪郭ベクトル抽
出部1−11の動作タイミングを示したタイミング信号
である。Bは第1平滑化部1−14、ベクトル計数部1
−15、及び第2平滑化部1−16の動作タイミングを
まとめて示したタイミング信号である。Cは二値画像再
生部1−17の動作タイミングを示したタイミング信号
である。A,B並びにCは横軸を時間軸として示したの
が図4である。図示において、上記信号A,B,Cそれ
ぞれは、図示の3−7,3−8並びに3−9に対応した
タイミングで発生する。信号にはHigh及びLowの
2状態があり、Highの時各部が動作し、またLow
の時は停止していることを示している。
【0092】図3に戻って,3−1は前述のA,B並び
にCの各信号を入力とする遅延部である。遅延部3−1
はこれらタイミング信号の内、信号CがLowになるタ
イミング、すなわちEndトリガーを作るよう構成され
ている。
【0093】3−2はタイマー回路3−2でStart
トリガーの入力で時間を計測し始め、さらにEndトリ
ガーで計測を停止する。計測した時間は3−5で示すデ
ータ・バスを経由して比較部3−4に伝達される。ここ
で、Startトリガーとは前述のタイミング信号Aの
LowからHighになるタイミングをいい、Endト
リガーとは前述のタイミング信号CのHighからLo
wになるタイミングである。このStartトリガーか
らEndトリガーまでの時間は、図1のアウトライン・
スムージング処理1−10に、一つの画像ブロックが供
される時間に相当するものである。
【0094】3−3はラッチ部であり、Endトリガー
の入力に合わせて予め設定しておいた基準値を出力する
構造になっている。尚、この基準値は外部出力装置の動
作速度を考慮した値を予め算出し、設定するものであ
る。本ラッチ部からの出力はデータ・バス3−6を経て
比較部3−4へ伝送される。
【0095】比較部3−4はタイマー回路における基準
値とラッチ信号から出力された基準値を比較し、計測値
が基準値以上に達していた場合に信号を発生する。この
信号は図1の監視部1−19から検知信号として出力さ
れる。
【0096】尚、タイマー回路3−2は従来のタイマー
回路のみならず、例えば良く知られるアップカウンタを
用いて、画像の処理クロツクを計数するよう構成しても
簡単に同様の構成を実現できる。
【0097】以上説明したように、本発明実施例によれ
ば、抽出される輪郭ベクトルの量が多い複雑な画像のた
めに、多くのメモリ容量を有する蓄積部を用意する必要
がなくなる。したがって、蓄積部としてのメモリをLS
Iに内蔵することを可能ならしめ、また経済的な利益を
もたらすという効果がある。
【0098】また、アウトライン・スムージング処理に
おける輪郭ベクトル抽出の出力データを、一時的に蓄積
・保持することが可能となり、アウトライン・スムージ
ング処理のパイプライン化が可能となる。
【0099】また、アウトライン・スムージング処理に
かかる輪郭ベクトル抽出部と第1平滑化部をそれぞれ独
立して、すなわち非同期に動作せしめ、アウトライン・
スムージング処理のパイプライン化を測ることが可能と
なる。
【0100】また、アウトライン・スムージング処理に
かかる輪郭ベクトル抽出部の結果得られる輪郭ベクトル
データを、蓄積部に蓄積・保持する際、当該蓄積部の空
き容量を検知することが可能となる。
【0101】また、アウトライン・スムージング処理に
かかる輪郭ベクトル抽出部の結果得られる輪郭ベクトル
データを、蓄積部に蓄積・保持する際、蓄積部が一杯に
なって、その後の画像処理が中断してしまうことを未然
に防ぐことが可能となる。
【0102】また、アウトライン・スムージング処理に
かかる輪郭ベクトル抽出部より出力される輪郭ベクトル
データ数を計数するという単純な構成で、容易に蓄積部
の状態を把握することができる。
【0103】また、完全なワイヤード・ロジックを用い
て容易に監視部を構成することができる。
【0104】また、蓄積部が一杯になって、輪郭ベクト
ルデータを蓄積・保持できなくなった場合に、アウトラ
イン・スムージング処理にかかる輪郭ベクトル抽出部を
中止し、余計な動作をせずに次の画像ブロックへの動作
を開始できるようになる。
【0105】また、中止されたアウトライン・スムージ
ング処理に変わる他の解像度変換方法を適用すること
で、画像の解像度変換を中止せずに最後まで実行するこ
とが可能である。
【0106】また、アウトライン・スムージング処理が
中止された場合、これに変わる他の解像度変換部として
画素単位で処理を実行する二値SPC部を適用すること
により、更なるワークメモリを必要とせず、経済的であ
る。
【0107】また、処理速度の速い外部出力装置を画像
出力装置とした場合、アウトライン・スムージング処理
の遅延にかかる画像出力エラーを、未然に防ぐことが可
能となる。
【0108】また、監視部にタイマー回路のご時極めて
簡便な部を付加し、アウトライン・スムージング処理に
かかる時間を計測することで、容易にアウトライン・ス
ムージング処理の中断及び他の解像度変換への切り替え
のタイミングを知ることが可能となる。
【0109】また、アウトライン・スムージング処理に
所定の時間以上の多くの時間がかかった場合に、アウト
ライン・スムージング処理を中断し、これに変わる他の
解像度変換を適用するように制御することが可能とな
る。さらに、アウトライン・スムージング処理は次の画
像ブロックに対して処理することができ、画像処理の高
速化が図れる。
【0110】また、アウトライン・スムージング処理に
所定の時間以上の多くの時間がかかった場合に、これを
中止し、アウトライン・スムージング処理に変わる他の
解像度変換方法を適用することで、画像の解像度変換を
中止せずに最後まで実行することが可能となる。
【0111】また、アウトライン・スムージング処理に
所定の時間以上の多くの時間がかかった場合に、これを
中止し、アウトライン・スムージング部に変わる他の解
像度変換部として、画素単位で処理を実行する二値SP
C部を適用することにより、更なるワークメモリを必要
とせず、経済的である。
【0112】また、本出願にかかる第16の発明は、ア
ウトライン・スムージング処理を利用した高画質解像度
変換装置の処理において、画像のライン単位で構成され
る画像ブロックごとに処理できるようにすることによっ
て、装置にかかるメモリをさらに削減し、また処理のパ
イプライン化を図ることができるようになる。この結
果、より高速度の画像処理を実現することが可能とな
る。
【0113】尚、実施例における装置はファクシミリ装
置(受信した画像に基づいて上記処理を行って2値画像
を生成したり、読み取った2値画像からベクトルデータ
を抽出して送信する場合等)にも適応できる。
【0114】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明は、システム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、与
えられた二値画像に基づいてその輪郭ベクトルデータを
抽出する部分とそうでない部分とを適宜切り替えること
で、速度、品位、更には、メモリ量の各面で優れた画像
処理装置及び方法が提供できる。
【0115】また、他の発明によれば、通常状態では何
ら問題なく、高品位の変倍二値画像を得ることができ、
その与えられた二値画像の状態によって処理速度の低下
や品位の低下を抑えた画像を生成することを可能にする
画像処理装置及び方法を提供できる。
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における画像処理装置のブロック構成図
である。
【図2】実施例における監視部の構成例を示す図であ
る。
【図3】他の実施例における監視部の構成例を示す図で
ある。
【図4】図3の各信号のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1−0 画像入力部 1−4 領域判定部 1−7 文字・線画領域拡張抽出部 1−10 アウトライン・スムージング処理部 1−11 輪郭ベクトル抽出部 1−13 蓄積部 1−14 第一平滑化部 1−15 ベクトル数計数部 1−16 第二平滑化部 1−17 二値画像再生部 1−21 二値SPC部 1−22 画素選択部 1−2 画像出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 3/40 G06F 15/66 355 D

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値画像を入力し、当該二値画像に対し
    て変倍処理して出力する画像処理装置であって、 二値画像中の着目領域が文字線画画像領域か、疑似中間
    調画像領域かを判定する判定手段と、 文字線画領域であると判定された領域中の画像の輪郭ベ
    クトルを抽出する抽出手段と、 抽出された輪郭ベクトルデータを変倍して二値画像を生
    成する二値画像生成手段とを備え、更に、 前記抽出手段の作業量を監視する監視手段と、 該監視手段によって前記抽出手段の作業量が所定以上に
    なったことを検出した場合、当該抽出手段によるベクト
    ル抽出を中断し、二値画像から直接変倍画像を生成する
    手段に切り替える切り替え手段とを備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記監視手段は、前記抽出手段から出力
    される輪郭ベクトルデータを一時的に記憶するバッファ
    メモリと、 当該バッファメモリの格納状況を検出する検出手段とを
    含み、前記検出手段で前記バッファメモリへの格納量が
    所定量を越えることを判断した場合、前記抽出手段の作
    業量が所定以上になったと判定することを特徴とする請
    求項第1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記監視手段は、前記抽出手段における
    所定領域に対する抽出開始から終了までを計時する計時
    手段と、 該計時手段によって、抽出処理が所定時間に達しても終
    了しないと場合、当該抽出手段の作業量が所定以上にな
    ったと判定することを特徴とする請求項第1項に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段で切り替える、二値画
    像から直接変倍画像を生成する手段は、入力された画素
    値を単純に繰り返し出力する、或いは、間引き処理して
    拡大、縮小画像を生成する手段であることを特徴とする
    請求項第1項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 更に、 前記抽出手段から抽出された輪郭ベクトルの座標データ
    に基づいて、一乃至数本の平滑化したベクトルデータを
    生成する第一の平滑化手段と、 該第一の平滑化手段で生成された単位領域当たりのベク
    トル数が所定数より多いか否かを判別する判別手段と、 該判別手段の判別結果、当該ベクトル数が多いと判断し
    た場合、当該ベクトルの座標に対して前後するベクトル
    データとの重み付け平均処理して、丸め処理を施す第二
    の平滑化手段とを備え、 前記二値画像生成手段は、前記判別手段の判別結果に基
    づいて、前記第一、第二の平滑化手段のいずれかからの
    ベクトルデータにもとづいて二値画像を生成することを
    特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 更に、生成された二値画像を出力する出
    力手段を備えることを特徴とする請求項第1項に記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段はプリンタであることを特
    徴とする請求項第6項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は表示器であることを特徴
    とする請求項第6項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 更に、二値画像を入力する入力手段を備
    えることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段はスキャナであることを
    特徴とする請求項第9項に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 二値画像を入力し、当該二値画像に対
    して変倍処理して出力する画像処理方法であって、 二値画像中の着目領域が文字線画画像領域か、疑似中間
    調画像領域かを判定する判定工程と、 文字線画領域であると判定された領域中の画像の輪郭ベ
    クトルを抽出する抽出工程と、 抽出された輪郭ベクトルデータを変倍して二値画像を生
    成する二値画像生成工程とを備え、更に、 前記抽出工程の作業量を監視する監視工程と、 該監視工程によって前記抽出工程の作業量が所定以上に
    なったことを検出した場合、当該抽出工程によるベクト
    ル抽出を中断し、二値画像から直接変倍画像を生成する
    工程に切り替える切り替え工程とを備えることを特徴と
    する画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記監視工程は、前記抽出工程で出力
    される輪郭ベクトルデータを一時的に記憶するバッファ
    メモリの格納状況を検出する工程を含み、 前記検出した前記バッファメモリへの格納量が所定量を
    越えることを判断した場合、前記抽出工程の作業量が所
    定以上になったと判定することを特徴とする請求項第1
    1項に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記監視工程は、前記抽出工程におけ
    る所定領域に対する抽出開始から終了までを計時する計
    時工程と、 該計時工程によって、抽出処理が所定時間に達しても終
    了しないと場合、当該抽出工程の作業量が所定以上にな
    ったと判定することを特徴とする請求項第11項に記載
    の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記切り替え工程で切り替える、二値
    画像から直接変倍画像を生成する工程は、入力された画
    素値を単純に繰り返し出力する、或いは、間引き処理し
    て拡大、縮小画像を生成する工程を含むことを特徴とす
    る請求項第11項に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 更に、 前記抽出工程から抽出された輪郭ベクトルの座標データ
    に基づいて、一乃至数本の平滑化したベクトルデータを
    生成する第一の平滑化工程と、 該第一の平滑化工程で生成された単位領域当たりのベク
    トル数が所定数より多いか否かを判別する判別工程と、 該判別工程の判定結果、当該ベクトル数が多いと判断し
    た場合、当該ベクトルの座標に対して前後するベクトル
    データとの重み付け平均処理して、丸め処理を施す第二
    の平滑化工程とを備え、 前記二値画像生成工程は、前記判別工程の判別結果に基
    づいて、前記第一、第二の平滑化工程のいずれかからの
    ベクトルデータにもとづいて二値画像を生成することを
    特徴とする請求項第11項に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 更に、生成された二値画像を出力する
    出力工程を備えることを特徴とする請求項第11項に記
    載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記出力工程はプリンタに出力するこ
    とを特徴とする請求項第16項に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記出力工程は表示器に出力すること
    を特徴とする請求項第16項に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 更に、二値を入力する入力工程を備え
    ることを特徴とする請求項第11項に記載の画像処理方
    法。
  20. 【請求項20】 前記入力工程は、スキャナから入力す
    ることを特徴とする請求項第19項に記載の画像処理方
    法。
  21. 【請求項21】 二値画像を入力し、当該二値画像に対
    して変倍処理して出力する画像処理装置であって、 入力した二値画像データを直接操作して変倍後の画素デ
    ータを生成する第一の二値画像生成手段と、 二値画像中の着目領域が文字線画画像領域か、疑似中間
    調画像領域かを判定する判定手段と、 文字線画領域であると判定された領域中の画像の輪郭ベ
    クトルを抽出する抽出手段と、 抽出された輪郭ベクトルデータを変倍して二値画像を生
    成する第二の二値画像生成手段と、 前記判定手段で判定された結果に応じて、前記第一、第
    二の二値画像生成手段のいずれかを選択し、出力する選
    択手段とを備え、更に、 前記抽出手段の作業量を監視する監視手段と、 該監視手段によって前記抽出手段の作業量が所定以上に
    なったことを検出した場合、当該抽出手段によるベクト
    ル抽出を中断し、前記選択手段を付勢して前記第一の二
    値画像生成手段を選択させる制御手段とを備えることを
    特徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記監視手段は、前記抽出手段から出
    力される輪郭ベクトルデータを一時的に記憶するバッフ
    ァメモリと、 当該バッファメモリの格納状況を検出する検出手段とを
    含み、前記検出手段で前記バッファメモリへの格納量が
    所定量を越えることを判断した場合、前記抽出手段の作
    業量が所定以上になったと判定することを特徴とする請
    求項第21項に記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記監視手段は、前記抽出手段におけ
    る所定領域に対する抽出開始から終了までを計時する計
    時手段と、 該計時手段によって、抽出処理が所定時間に達しても終
    了しないと場合、当該抽出手段の作業量が所定以上にな
    ったと判定することを特徴とする請求項第21項に記載
    の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記第一の二値画像生成手段は、入力
    された画素値を単純に繰り返し出力する、或いは、間引
    き処理して拡大、縮小画像を生成する手段であることを
    特徴とする請求項第21項に記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 更に、 前記抽出手段から抽出された輪郭ベクトルの座標データ
    に基づいて、一乃至数本の平滑化したベクトルデータを
    生成する第一の平滑化手段と、 該第1の平滑化手段で生成された単位領域当たりのベク
    トル数が所定数より多いか否かを判別する判別手段と、 該判別手段の判別結果、当該ベクトル数が多いと判断し
    た場合、当該ベクトルの座標に対して前後するベクトル
    データとの重み付け平均処理して、丸め処理を施す第二
    の平滑化手段とを備え、 前記第二の二値画像生成手段は、前記判別手段の判別結
    果に基づいて、前記第一、第二の平滑化手段のいずれか
    からのベクトルデータにもとづいて二値画像を生成する
    ことを特徴とする請求項第21項に記載の画像処理装
    置。
  26. 【請求項26】 更に、生成された2値画像を出力する
    出力手段を備えることを特徴とする請求項第21項に記
    載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記出力手段はプリンタであることを
    特徴とする請求項第26項に記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記出力手段は表示器であることを特
    徴とする請求項第26項に記載の画像処理装置。
  29. 【請求項29】 更に、2値画像を入力する入力手段を
    備えることを特徴とする請求項第21項に記載の画像処
    理装置。
  30. 【請求項30】 前記入力手段はスキャナであることを
    特徴とする請求項第29項に記載の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 二値画像を入力し、当該二値画像に対
    して変倍処理して出力する画像処理方法であって、 入力した二値画像データを直接操作して変倍後の画素デ
    ータを生成する第一の二値画像生成工程と、 二値画像中の着目領域が文字線画画像領域か、疑似中間
    調画像領域かを判定する判定工程と、 文字線画領域であると判定された領域中の画像の輪郭ベ
    クトルを抽出する抽出工程と、 抽出された輪郭ベクトルデータを変倍して二値画像を生
    成する第二の二値画像生成工程と、 前記判定工程で判定された結果に応じて、前記第一、第
    二の二値画像生成工程のいずれかを選択し、出力する選
    択工程とを備え、更に、 前記抽出工程の作業量を監視する監視工程と、 該監視工程によって前記抽出工程の作業量が所定以上に
    なったことを検出した場合、当該抽出工程によるベクト
    ル抽出を中断し、前記選択工程を付勢して前記第一の二
    値画像生成工程を選択させる制御工程とを備えることを
    特徴とする画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記監視工程は、前記抽出工程から出
    力される輪郭ベクトルデータを一時的に記憶するバッフ
    ァメモリの格納状況を検出する検出工程とを含み、 前記検出工程で前記バッファメモリへの格納量が所定量
    を越えることを判断した場合、前記抽出工程の作業量が
    所定以上になったと判定することを特徴とする請求項第
    31項に記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記監視工程は、前記抽出工程におけ
    る所定領域に対する抽出開始から終了までを計時する計
    時工程と、 該計時工程によって、抽出処理が所定時間に達しても終
    了しないと場合、当該抽出工程の作業量が所定以上にな
    ったと判定することを特徴とする請求項第31項に記載
    の画像処理方法。
  34. 【請求項34】 前記第一の二値画像生成工程は、入力
    された画素値を単純に繰り返し出力する、或いは、間引
    き処理して拡大、縮小画像を生成する工程であることを
    特徴とする請求項第31項に記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 更に、 前記抽出工程から抽出された輪郭ベクトルの座標データ
    に基づいて、一乃至数本の平滑化したベクトルデータを
    生成する第一の平滑化工程と、 該第1の平滑化工程で生成された単位領域当たりのベク
    トル数が所定数より多いか否かを判別する判別工程と、 該判別工程の判別結果、当該ベクトル数が多いと判断し
    た場合、当該ベクトルの座標に対して前後するベクトル
    データとの重み付け平均処理して、丸め処理を施す第二
    の平滑化工程とを備え、 前記第二の二値画像生成工程は、前記判別工程の判別結
    果に基づいて、前記第一、第二の平滑化工程のいずれか
    からのベクトルデータにもとづいて二値画像を生成する
    ことを特徴とする請求項第31項に記載の画像処理方
    法。
  36. 【請求項36】 更に、生成された二値画像を出力する
    出力工程を備えることを特徴とする請求項第31項に記
    載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】 前記出力工程はプリンタに出力するこ
    とを特徴とする請求項第36項に記載の画像処理方法。
  38. 【請求項38】 前記出力工程は表示器に出力すること
    を特徴とする請求項第36項に記載の画像処理方法。
  39. 【請求項39】 更に、二値を入力する入力工程を備え
    ることを特徴とする請求項第31項に記載の画像処理方
    法。
  40. 【請求項40】 前記入力工程は、スキャナから入力す
    ることを特徴とする請求項第39項に記載の画像処理方
    法。
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