JPH08178959A - プローブを備えた電気回路用検査装置 - Google Patents

プローブを備えた電気回路用検査装置

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JPH08178959A
JPH08178959A JP6336549A JP33654994A JPH08178959A JP H08178959 A JPH08178959 A JP H08178959A JP 6336549 A JP6336549 A JP 6336549A JP 33654994 A JP33654994 A JP 33654994A JP H08178959 A JPH08178959 A JP H08178959A
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probe
pattern
inner end
substrate
pressing
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JP6336549A
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Haruo Atsumi
晴夫 渥美
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A C II KK
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A C II KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続作業が容易であり、高周波特性に優れて
いるプローブを備えた電気回路用検査装置を提供する。 【構成】 基板上に検査用回路のパターンを配設し、該
基板上にはプローブ支持体を取り付け、該プローブ支持
体には各パターンに対応する弾性を有するプローブを底
面より内方に突設し、パターンの内側端はプローブ支持
体の内側端よりも内方に位置させ、各プローブはプロー
ブ支持体の内側端よりも内方にて斜め上方に折曲させ、
各プローブの折曲部はパターン上に位置するようにな
し、被検査物を押圧手段により基板方向に押圧させ、以
て各プローブをその弾性に抗してパターンに押圧させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路等のベアチッ
プ、プリント基板等の電気回路における導通、周波数特
性等を検査するためのプローブ(探針ないしワイヤ)を
備えた電気回路用検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベアチップを検査するためのプローブを
備えた電気回路用検査装置としては、図16に示す如き
ものが従来より使用されている。この検査装置は絶縁ブ
ロック1に多数本の長いプローブ3、3・・・を固定
し、各プローブ3の基端3bには一端を検査装置の検査
用回路(図示せず。)に接続したたわみ線5の他端5a
をはんだ付け等により接続し、各プローブ3の先端3a
をベアチップ7における電極パッド9に当接させるよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
電気回路用検査装置においては、絶縁ブロックから長く
突出したプローブの先端をベアチップの電極パッドに当
接させるようにしているため、各プローブの先端をベア
チップの電極パッドに確実に当接させることは必ずしも
容易ではない。各プローブの整列状態(アラインメン
ト)に乱れが生ずると各プローブの先端はベアチップの
電極パッドに当接しなくなる。このように各プローブの
整列状態に乱れが生じたときには、これを修正すること
は極めて困難である。また、上記従来の電気回路用検査
装置においては、ベアチップの電極パッドはプローブの
全長とたわみ線の全長とを介して検査装置の検査用回路
に接続されるため、被検査物と検査用回路との間の接続
距離が非常に長くなる結果、信号の著しい減衰が生じ、
高周波特性の面で問題が存するのである。本発明は以上
の如き問題を解決しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板上に検査用回路のパターンを配設
し、該基板上にはプローブ支持体を取り付け、該プロー
ブ支持体には各パターンに対応する弾性を有するプロー
ブを底面より内方に突設し、パターンの内側端はプロー
ブ支持体の内側端よりも内方に位置させ、各プローブは
プローブ支持体の内側端よりも内方にて斜め上方に折曲
させ、各プローブの折曲部はパターン上に位置するよう
になし、被検査物を押圧手段により基板方向に押圧さ
せ、以て各プローブをその弾性に抗してパターンに押圧
させるようにしたことを特徴とする、プローブを備えた
電気回路用検査装置(請求項1)を提供するものであ
る。なお、特許請求の範囲を含む本明細書において「内
方」とは電気回路用検査装置の中心に向かう方向をい
い、「内側」とは電気回路用検査装置の中心に近い側を
いうものとする。
【0005】前記プローブ支持体には押圧兼ガイド手段
を該プローブ支持体の内方に突設してもよい(請求項
2)。該押圧兼ガイド手段は各プローブにおける折曲傾
斜部を該プローブの弾性に抗して常時基板方向に押圧さ
せ、以て各プローブをその弾性に抗してパターンに押圧
させるようにすると共に被検査物のガイドとなるもので
ある。
【0006】前記各プローブは予めプローブ支持体の内
側端にて下方に折曲させると共にプローブ支持体の内側
端よりも内方にて斜め上方に折曲させることが望まし
い。(請求項3)
【0007】前記各プローブの内側端部に鋭い接触縁を
形成することが望ましい。(請求項4)
【0008】前記プローブ支持体は内側端を被検査物の
ガイド面とし、該ガイド面に切り欠きを形成することが
望ましい。(請求項5)
【0009】前記押圧兼ガイド手段には被検査物をガイ
ドする面に切り欠きを形成することが望ましい。(請求
項6)
【0010】前記基板にはゴミの落下孔を形成すること
が望ましい。(請求項7)
【0011】また、本発明は、基板の下面に検査用回路
のパターンを配設し、該基板の下面側にはプローブ支持
体を取り付け、該プローブ支持体には該パターンに対応
する弾性を有するプローブを上面より内方に突設し、パ
ターンの内側端はプローブ支持体の内側端よりも内方に
位置させ、各プローブはプローブ支持体の内側端よりも
内方にて斜め下方に折曲させ、各プローブの折曲部はパ
ターンの下面に位置するようになし、プローブ支持体に
は各プローブにおける折曲傾斜部を該プローブの弾性に
抗して常時上方に押圧する押圧板を該プローブ支持体の
内方に突設し、該基板を押圧手段により下方に押圧させ
るようにしたことを特徴とする、プローブを備えた電気
回路用検査装置(請求項8)を提供する。
【0012】
【作用】
[請求項1の電気回路用検査装置]請求項1の電気回路
用検査装置を用いて被検査物を検査する際には、各プロ
ーブ支持体間に被検査物を位置させ、該被検査物を押圧
手段により基板方向に押圧させればよい。しかるとき
は、被検査物は各プローブ支持体の内側にて適宜の手段
により位置決めされた状態で基板方向に押圧され、被検
査物下面の各電極パッドが対応する各プローブの内側端
(先端)に確実に当接する。各プローブは下降する被検
査物の各電極パッドにより内側端が基板方向に押圧され
るため、各プローブの折曲傾斜部が該プローブの弾性に
抗して基板方向に屈曲される結果、各プローブの折曲部
は基板上のパターンに強力に圧接する。このように、被
検査物の各電極パッドは各プローブの折曲傾斜部を介し
て基板上の検査用回路のパターンに容易且つ確実に接続
される。また、パターンの表面が平坦でなくても、接続
に支障はない。なお、検査終了後、被検査物を除去すれ
ば、各プローブは被検査物による基板方向への押圧から
解放されるため、各プローブはその弾性により元の状態
に戻る。
【0013】被検査物の各電極パッドは、各プローブの
全長ではなく、各プローブにおける折曲傾斜部を介して
基板上の検査用回路のパターンに接続される。しかし
て、各プローブにおける折曲傾斜部はこれを極めて短く
形成することが可能である。このように各プローブにお
ける折曲傾斜部を短くすることにより被検査物とパター
ンとの間の接続距離を短縮し、以て信号の減衰を防止
し、高周波特性を高めることが可能となる。因みに、上
記従来の電気回路用検査装置においては、ベアチップの
電極パッドはプローブの全長とたわみ線の全長とを介し
て検査装置の検査用回路に接続されるため、被検査物と
検査用回路との間の接続距離が長くなる結果、信号の減
衰が生じ、高周波特性の面で問題が生じているのであ
る。
【0014】また、パターンの内側端はプローブ支持体
の内側端よりも内方に位置しており、各プローブはプロ
ーブ支持体から内方に突出しているため、図9に示す如
く、各プローブと対応パターンとを上方から目視するこ
とが可能である。従って、仮に各プローブの整列状態
(アラインメント)に乱れが生じた場合でも、その修正
は極めて容易である。
【0015】[請求項2の電気回路用検査装置]請求項
2の電気回路用検査装置を用いて被検査物を検査する際
には、各プローブ支持体に突設された押圧兼ガイド手段
間に被検査物を位置させ、該被検査物を押圧手段により
下方に押圧させればよい。しかるときは、被検査物は押
圧兼ガイド手段間に挟まれ、所定の位置に位置決めされ
た状態で下方にガイドされ、被検査物下面の各電極パッ
ドが対応する各プローブの内側端(先端)に確実に当接
する。しかして、各プローブは折曲傾斜部にて押圧兼ガ
イド手段により該プローブの弾性に抗して常時下方に押
圧されているため、各プローブの折曲部は基板上のパタ
ーンに常時接触しているのであるが、各プローブは下降
する被検査物の各電極パッドにより内側端が下方に押圧
される。従って、各プローブの折曲傾斜部が該プローブ
の弾性に抗して押圧兼ガイド手段から離されて更に下方
に屈曲される結果、各プローブの折曲部は基板上のパタ
ーンに強力に圧接する。換言すれば、弾性を有する各プ
ローブは例えば図5における符号Aに示す状態に予め折
曲形成されているのであるが、このプローブは折曲傾斜
部にて押圧兼ガイド手段により図5における符号Bに示
す如く該プローブの弾性に抗して常時下方に押圧されて
いるのであるから、各プローブの折曲部は基板上のパタ
ーンに常時接触していることになる。この状態で各プロ
ーブの内側端が下降する被検査物の各電極パッドにより
下方に押圧されると、各プローブの折曲傾斜部は図5に
おける符号Cに示す如く該プローブの弾性に抗して押圧
兼ガイド手段から離されて更に下方に屈曲される。その
結果、各プローブの折曲部は基板上のパターンに強力に
圧接するのである。各プローブの折曲部は押圧兼ガイド
手段により基板上のパターンに常時押圧されているた
め、押圧手段が被検査物を下方に押圧するストロークは
小さくて済むと共に各プローブの折曲部とパターンとの
接触はより確実なものとなる。因みに、各プローブの折
曲部は基板上のパターンに常時接触しているのである
が、仮に両者間に隙間があると酸化被膜が生じて充分な
導通が確保されなくなるおそれがある。以上のように、
被検査物の各電極パッドは各プローブの折曲傾斜部を介
して基板上の検査用回路のパターンに容易且つ確実に接
続される。また、パターンの表面が平坦でなくても、接
続に支障はない。更に、押圧兼ガイド手段は弾性を有す
る各プローブを押圧することにより、各プローブを強制
的に上下方向に整列させることができる。即ち、押圧兼
ガイド手段は各プローブのパターンからのずれを防止す
るという作用をも果たす。なお、検査終了後、被検査物
を除去すれば、各プローブは被検査物による下方への押
圧から解放されるため、各プローブはその弾性により折
曲傾斜部が押圧兼ガイド手段に当接した状態(図5にお
ける符号Bに示す状態)に戻る。その他の点において
は、請求項2の電気回路用検査装置は請求項1の電気回
路用検査装置と同様の作用を有する。
【0016】[請求項3の電気回路用検査装置]請求項
3の電気回路用検査装置においては、各プローブは予め
プローブ支持体の内側端にて下方に折曲させると共にプ
ローブ支持体の内側端よりも内方にて斜め上方に折曲さ
せている(図7参照)。この場合、各プローブの内側端
が下降する被検査物の各電極パッドにより下方に押圧さ
れると、各プローブにおけるプローブ支持体の内側端と
折曲部との間の部分(図8における符号17d参照)は
上方に湾曲する傾向があり、各プローブの折曲部は基板
上のパターンに更に強力に圧接する。
【0017】[請求項4の電気回路用検査装置]請求項
4の電気回路用検査装置においては、各プローブの内側
端部に鋭い接触縁が形成されているため、各プローブは
被検査物における小さな電極パッドと確実に接触する
(図10〜13参照)。因みに、各プローブの内側端部
を折り曲げ、該折曲部を接点にしようとした場合には被
検査物における小さな電極パッドとの確実な接触が得ら
れないおそれがある(図14参照)。また、各プローブ
の内側端部を折り曲げる作業は面倒である。
【0018】[請求項5の電気回路用検査装置]請求項
5の電気回路用検査装置においては、プローブ支持体に
はその内側端に被検査物のガイド面が形成され、該ガイ
ド面に切り欠き(図4参照)が形成されている。被検査
物はプローブ支持体間に挟まれ、所定の位置に位置決め
された状態で下方にガイドされ、被検査物下面の各電極
パッドが対応する各プローブの内側端(先端)に確実に
当接する。プローブ支持体の内側端に形成された切り欠
きは被検査物を検査装置から取り出すとき等にピンセッ
トの使用を可能にするものである。即ち、ピンセットを
当該切り欠きに挿入することにより被検査物を検査装置
から摘み出すことが可能となる。
【0019】[請求項6の電気回路用検査装置]請求項
6の電気回路用検査装置においては、押圧兼ガイド手段
における被検査物をガイドする面に切り欠き(図3参
照)が形成されている。この切り欠きは、上記請求項5
の切り欠きと同様に、被検査物を検査装置から取り出す
とき等にピンセット使用を可能にするものである(図2
参照)。
【0020】[請求項7の電気回路用検査装置]請求項
7の電気回路用検査装置においては、基板にゴミの落下
孔が形成されているため、検査装置内にゴミが生じた場
合にはこれを該落下孔を介して落下させることができ
る。
【0021】[請求項8の電気回路用検査装置]請求項
8の電気回路用検査装置は請求項2の検査装置を上下反
転させ、被検査物を下方に配設し、基板を押圧手段によ
り下方に押圧させるようにしたものである。従って、請
求項8の電気回路用検査装置は請求項2の検査装置と上
下関係が逆になるものの、請求項2の検査装置とほぼ同
様の作用を有する。各プローブの折曲部は押圧板により
基板上のパターンに常時押圧されているため、押圧手段
が基板を下方に押圧するストロークは小さくて済むと共
に各プローブの折曲部とパターンとの接触はより確実な
ものとなる。ただし、請求項8の電気回路用検査装置に
おいては、基板は検査装置により位置決めされ、また、
押圧板は被検査物をガイドしない。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。符号11に示すものは基板である。基板11上
には検査用回路のパターン13を配設する。基板11上
にはプローブ支持体15を取り付ける。プローブ支持体
15は絶縁体である。図1に示す事例においては、プロ
ーブ支持体15は二対、即ち合計4個設けられている。
各プローブ支持体15には各パターン13に対応するプ
ローブ17を底面より内方に突設する。各プローブ17
は弾性を有するものとする。図5に示すように、パター
ン13の内側端13aはプローブ支持体15の内側端1
5aよりも内方に位置させ、各プローブ17はプローブ
支持体15の内側端15aよりも内方にて斜め上方に折
曲させ、各プローブ17の折曲部17cはパターン13
上に位置するようになす(図9参照)。プローブ支持体
15はその内側端15aを被検査物19のガイド面とし
てもよいが(図4参照)、これに代えて、他のガイド手
段(図示せず。)を用いてもよいし、プローブ支持体1
5には各プローブ17における折曲傾斜部17bを該プ
ローブ17の弾性に抗して常時基板方向に押圧すると共
に被検査物19のガイドとなる押圧兼ガイド手段21を
該プローブ支持体15の内方に突設してもよい(図2、
図5参照)。各押圧兼ガイド手段21は各プローブ支持
体15と一体的に形成してもよいが、各押圧兼ガイド手
段21を各プローブ支持体15と別体のものとし、各押
圧兼ガイド手段21を各プローブ支持体15に固定する
ようにしてもよい。プローブ支持体17は例えば正方形
状又は長方形状の一体の枠状に形成してもよい。図15
はこのような枠状のプローブ支持体17に取り付ける枠
状の押圧兼ガイド手段21を示すものである。この押圧
兼ガイド手段21は枠状体の内側に切り欠き25、25
を備えている。また、被検査物19を押圧手段23によ
り基板方向に押圧させるようになす。押圧手段23は一
例としてプランジャとするが、押圧手段23は他の如何
なるものであってもよい。なお、符号19aに示すもの
は被検査物19に設けられた電極パッドである。
【0023】各プローブ17を形成する際には、図7、
図8に示すように、各プローブ17を予めプローブ支持
体15の内側端15aにて下方に折曲させると共にプロ
ーブ支持体の内側端15aよりも内方にて斜め上方に折
曲させることが望ましい。
【0024】各プローブ17の内側端部17aに鋭い接
触縁17a’を形成することが望ましい(図10〜13
参照)。図14はプローブ17の内側端部17aを折り
曲げ、該折曲部17a”を接点にした場合を示す。
【0025】押圧兼ガイド手段21には被検査物19を
ガイドする面に切り欠き25を形成することが望ましい
(図1〜3参照)。図4に示す事例においては、プロー
ブ支持体15における内側端を被検査物19のガイド面
15aとし、該ガイド面15aに切り欠き25’を形成
している。なお、図2、図4における符号27はピンセ
ットである。
【0026】基板11にはゴミの落下孔29を形成する
ことが望ましい(図2、図4参照)。
【0027】図6に示す事例は図5に示す事例を上下反
転させ、被検査物19を下方に固定し、基板を押圧手段
により下方に押圧させるようにしたものである。この事
例においては、支持板131の下面に基板111を取り
付け、該基板111の下面に検査用回路のパターン11
3を配設し、該基板111の下面側にはプローブ支持体
115を取り付ける。プローブ支持体115にはパター
ン113に対応する弾性を有するプローブ117を上面
より内方に突設する。パターン113の内側端113a
はプローブ支持体115の内側端115aよりも内方に
位置させる。各プローブ117はプローブ支持体115
の内側端115aよりも内方にて斜め下方に折曲させ、
各プローブ117の折曲部117cはパターン113の
下面に位置させる。プローブ支持体115には各プロー
ブ117における折曲傾斜部117bを該プローブ11
7の弾性に抗して常時上方に押圧する押圧板121を該
プローブ支持体115の内方に突設し、支持板131を
押圧手段123により下方に押圧させるようになす。
【0028】
【発明の効果】
[請求項1の電気回路用検査装置]請求項1の電気回路
用検査装置によれば、被検査物の各電極パッドは各プロ
ーブを介して基板上の検査用回路のパターンに容易且つ
確実に接続される。パターンの表面が平坦でなくても、
接続に支障はない。また、被検査物の各電極パッドは、
各プローブの全長ではなく、各プローブにおける折曲傾
斜部を介して基板上の検査用回路のパターンに接続され
る。従って、各プローブにおける折曲傾斜部を極めて短
くすることにより被検査物とパターンとの間の接続距離
を短縮し、以て信号の減衰を防止し、高周波特性を高め
ることが可能となる。更に、パターンの内側端はプロー
ブ支持体の内側端よりも内方に位置しており、各プロー
ブはプローブ支持体から内方に突出しているため、各プ
ローブと対応パターンとを上方から目視することが可能
である。従って、仮に各プローブの整列状態(アライン
メント)に乱れが生じた場合でも、その修正は極めて容
易である。
【0029】[請求項2の電気回路用検査装置]請求項
2の電気回路用検査装置においては、プローブ支持体に
は各プローブにおける折曲傾斜部を該プローブの弾性に
抗して常時下方に押圧すると共に被検査物のガイドとな
る押圧兼ガイド手段を該プローブ支持体の内方に突設し
ているため、被検査物の各電極パッドは各プローブを介
して基板上の検査用回路のパターンにより確実に接続さ
れる。また、押圧兼ガイド手段は弾性を有する各プロー
ブを常時押圧することにより、前述の如く、押圧手段の
ストロークを小さくするだけでなく、各プローブを強制
的に上下方向に整列させることができる。換言すれば、
押圧兼ガイド手段は各プローブのパターンからのずれを
防止するという効果をも発揮する。その他の点において
は請求項2の電気回路用検査装置は請求項1の電気回路
用検査装置と同様の効果を発揮する。
【0030】[請求項3の電気回路用検査装置]請求項
3の電気回路用検査装置においては、各プローブの内側
端が下降する被検査物の各電極パッドにより下方に押圧
されると、各プローブにおけるプローブ支持体の内側端
と折曲部との間の部分は上方に湾曲する傾向があり、各
プローブの折曲部は基板上のパターンに更に強力に圧接
する。
【0031】[請求項4の電気回路用検査装置]請求項
4の電気回路用検査装置においては、各プローブの内側
端部に鋭い接触縁が形成されているため、各プローブは
被検査物における小さな電極パッドと確実に接触する。
【0032】[請求項5の電気回路用検査装置]請求項
5の電気回路用検査装置においては、プローブ支持体に
おける内側端に被検査物のガイド面が形成され、該ガイ
ド面に切り欠きが形成されている。被検査物はプローブ
支持体間に挟まれ、所定の位置に位置決めされた状態で
下方にガイドされ、被検査物下面の各電極パッドが対応
する各プローブの内側端(先端)に確実に当接する。該
ガイド面に形成された切り欠きは被検査物を検査装置か
ら取り出すとき等にピンセットの使用を可能にするもの
である。
【0033】[請求項6の電気回路用検査装置]請求項
6の電気回路用検査装置においては、押圧兼ガイド手段
における被検査物をガイドする面に切り欠きが形成され
ており、この切り欠きも被検査物を検査装置から取り出
すとき等にピンセットの使用を可能にするものである。
【0034】[請求項7の電気回路用検査装置]請求項
7の電気回路用検査装置においては、基板にゴミの落下
孔が形成されているため、検査装置内にゴミが生じた場
合にはこれを該落下孔を介して落下させることができ
る。
【0035】[請求項8の電気回路用検査装置]請求項
8の電気回路用検査装置は請求項2の電気回路用検査装
置を上下反転させ、被検査物を下方に固定し、基板を押
圧手段により下方に押圧させるようにしたものである。
従って、請求項8の電気回路用検査装置は請求項2の検
査装置と同様の効果を発揮する。因みに、押圧板は弾性
を有する各プローブを常時押圧することにより、前述の
如く、押圧手段のストロークを小さくするだけでなく、
各プローブを強制的に上下方向に整列させることができ
る。換言すれば、押圧兼ガイド手段は各プローブのパタ
ーンからのずれを防止するという効果をも発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気回路用検査装置の一例を一部
省略して示す平面図である。
【図2】同上電気回路用検査装置の断面図である。
【図3】押圧兼ガイド手段を示す斜視図である。
【図4】本発明による電気回路用検査装置の別の一例を
示す断面図である。
【図5】図1の電気回路用検査装置の一部を示す断面図
である。
【図6】本発明による電気回路用検査装置の更に別の一
例を示す平面図である。
【図7】プローブの変形例を示す側面図である。
【図8】同上プローブの使用状態を示す側面図である。
【図9】プローブとパターンとの位置関係を示す平面図
である。
【図10】プローブの内側端の一例を示す斜視図であ
る。
【図11】同上プローブの正面図である。
【図12】プローブの内側端の別の一例を示す斜視図で
ある。
【図13】プローブの内側端の更に別の一例を示す斜視
図である。
【図14】プローブの内側端の更に別の一例を示す斜視
図である。
【図15】押圧兼ガイド手段の別の一例を示す斜視図で
ある。
【図16】従来の電気回路用検査装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁ブロック 3 プローブ 3a 先端 3b 基端 5 たわみ線 5a 他端 7 ベアチップ 9 電極パッド 11 基板 13 パターン 13a 内側端 15 プローブ支持体 15a 内側端 17 プローブ 17a 内側端部 17a’ 接触縁 17a” 折曲部 17b 折曲傾斜部 17c 折曲部 17d プローブにおけるプローブ支持体の内側端と折
曲部との間の部分 19 被検査物 19a 電極パッド 21 押圧兼ガイド手段 23 押圧手段 25 切り欠き 25’ 切り欠き 27 ピンセット 29 落下孔 111 基板 113 パターン 113a 内側端 115 プローブ支持体 115a 内側端 117 プローブ 117b 折曲傾斜部 117c 折曲部 121 押圧板 123 押圧手段 131 支持板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に検査用回路のパターンを配設
    し、該基板上にはプローブ支持体を取り付け、該プロー
    ブ支持体には各パターンに対応する弾性を有するプロー
    ブを底面より内方に突設し、パターンの内側端はプロー
    ブ支持体の内側端よりも内方に位置させ、各プローブは
    プローブ支持体の内側端よりも内方にて斜め上方に折曲
    させ、各プローブの折曲部はパターン上に位置するよう
    になし、被検査物を押圧手段により基板方向に押圧さ
    せ、以て各プローブをその弾性に抗してパターンに押圧
    させるようにしたことを特徴とする、プローブを備えた
    電気回路用検査装置。
  2. 【請求項2】 基板上に検査用回路のパターンを配設
    し、該基板上にはプローブ支持体を取り付け、該プロー
    ブ支持体には各パターンに対応する弾性を有するプロー
    ブを底面より内方に突設し、パターンの内側端はプロー
    ブ支持体の内側端よりも内方に位置させ、各プローブは
    プローブ支持体の内側端よりも内方にて斜め上方に折曲
    させ、各プローブの折曲部はパターン上に位置するよう
    になし、プローブ支持体には各プローブにおける折曲傾
    斜部を該プローブの弾性に抗して常時下方に押圧すると
    共に被検査物のガイドとなる押圧兼ガイド手段を該プロ
    ーブ支持体の内方に突設し、被検査物を押圧手段により
    下方に押圧させるようにしたことを特徴とする、プロー
    ブを備えた電気回路用検査装置。
  3. 【請求項3】 前記各プローブは予めプローブ支持体の
    内側端にて下方に折曲させると共にプローブ支持体の内
    側端よりも内方にて斜め上方に折曲させたことを特徴と
    する請求項1又は2の電気回路用検査装置。
  4. 【請求項4】 前記各プローブの内側端部に鋭い接触縁
    を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの
    電気回路用検査装置。
  5. 【請求項5】 前記プローブ支持体は内側端を被検査物
    のガイド面とし、該ガイド面に切り欠きを形成したこと
    を特徴とする請求項1の電気回路用検査装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧兼ガイド手段には被検査物をガ
    イドする面に切り欠きを形成したことを特徴とする請求
    項2〜4のいずれかの電気回路用検査装置。
  7. 【請求項7】 前記基板にはゴミの落下孔を形成したこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかの電気回路用検
    査装置。
  8. 【請求項8】 基板の下面に検査用回路のパターンを配
    設し、該基板の下面側にはプローブ支持体を取り付け、
    該プローブ支持体には該パターンに対応する弾性を有す
    るプローブを上面より内方に突設し、パターンの内側端
    はプローブ支持体の内側端よりも内方に位置させ、各プ
    ローブはプローブ支持体の内側端よりも内方にて斜め下
    方に折曲させ、各プローブの折曲部はパターンの下面に
    位置するようになし、プローブ支持体には各プローブに
    おける折曲傾斜部を該プローブの弾性に抗して常時上方
    に押圧する押圧板を該プローブ支持体の内方に突設し、
    該基板を押圧手段により下方に押圧させるようにしたこ
    とを特徴とする、プローブを備えた電気回路用検査装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015030028A1 (ja) * 2013-08-27 2015-03-05 株式会社ティー・ピー・エス カンチレバー型プローブおよびプローブカード

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WO2015030028A1 (ja) * 2013-08-27 2015-03-05 株式会社ティー・ピー・エス カンチレバー型プローブおよびプローブカード

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